JP4215777B2 - 石綿スレート屋根の改修工法 - Google Patents

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本発明は、石綿スレート屋根の改修工法に関し、詳しくは、鋼製の母屋桁に架設した石綿スレート屋根材を、当該母屋桁に下部を係止させたフックボルトとそれに螺合するナットとで固定した既設の屋根の上面及び下面を隠蔽するようにした石綿スレート屋根の改修工法に関する。
例えば、既設の石綿スレート屋根の上面を隠蔽してアスベストの封じ込めを行うようにした石綿スレート屋根の改修工法としては、特許文献1のように、鋼製の母屋桁に架設した石綿スレート屋根材を、当該母屋桁に下部を係止させたフックボルトとそれに螺合するナットとで固定した既存の石綿スレート屋根はそのままで、その上に、金属折板屋根を被せて施工する石綿スレート屋根の改修工法が既に確立している。
この工法は、既存石綿スレート屋根を撤去して、新たにノンアスベストスレートで仕上げる葺き替え工法に比べると、撤去時のアスベスト飛散、廃棄物処理など多くの面で優れており、また既存石綿スレート屋根の表面の汚れや劣化物を除去(高圧洗浄)して塗装で仕上げる塗装工法に比べると、耐用年数(アスベスト封じ込めの期間)において遥かに優れている。
しかしながら、この工法を石綿スレート屋根の下面が天井で覆われていない既存建屋に採用した場合、石綿スレート屋根の下面側についての何らかのアスベスト対策が必要となる。この対策としては、天井を構築することが最も有効であり、塗膜厚が薄くてアスベスト封じ込め期間が短い塗装工法よりも現実的であると考えられている。
しかしながら、石綿スレート屋根の下面が天井で覆われていない既存建屋に天井を構築するにあたって、例えば、特許文献2,3に見られるような一般的な工法によって天井を施工すると、次のような問題点を招来することになる。
第一に、石綿スレート屋根材を支持する母屋桁に吊りボルトを介して吊下げ支持された野縁受けと、それらに直交状態に取り付けた野縁とで水平な天井下地を構成し、この天井下地に天井材を取り付けて、水平な天井を構築することになるから、排水勾配の付いた石綿スレート屋根と水平な天井との間に広い天井裏空間が形成される分、建屋内の利用可能な空間が狭められることになる。
第二に、既存の石綿スレート屋根の上に金属折板屋根を被せて施工することによって屋根の荷重が増大しているところに、野縁受けと野縁からなる天井下地の重量が付加されることになり、大掛かりな構造補強が必要になる。
第三に、天井材又は天井材保持金具を野縁にビス止めすることになるので、現場でのドリルによるビス孔の加工が必要であり、ビス孔加工時の振動により粉塵が発生するので、粉塵中のアスベストの有無(アスベスト飛散)が問題となる。
特許第3484630号公報 特公平6−10381号公報 実公平7−34989号公報
本発明は、上記の問題点を踏まえてなされたもので、その目的とするところは、鋼製の母屋桁に架設した石綿スレート屋根材を、当該母屋桁に下部を係止させたフックボルトとそれに螺合するナットとで固定した既設の屋根の下面を天井で隠蔽するにあたり、野縁受けと野縁からなる天井下地を不要にすると共に、母屋桁等に対するビス孔の加工を不要にして、ビス孔加工やその振動に起因する粉塵の発生やビス孔の加工による強度低下の心配をなくし、しかも、既存建屋内の利用可能な空間をさほど狭めることなく天井を容易かつ短期間に構築できるようにした石綿スレート屋根の改修工法を提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明が講じた技術的手段は、次の通りである。即ち、請求項1に記載の発明による石綿スレート屋根の改修工法は、鋼製の母屋桁に架設した石綿スレート屋根材を、当該母屋桁に下部を係止させたフックボルトとそれに螺合するナットとで固定した既設の屋根の上面及び下面を隠蔽する石綿スレート屋根の改修工法であって、前記石綿スレート屋根材の上に金属折板屋根を被せて既設の屋根の上面を隠蔽し、前記母屋桁及び/又はフックボルトに係止する吊下げ支持用の係止部と母屋桁の長手方向に開口した天井材保持用の溝部とが形成された複数個の吊り金具と、母屋桁の長手方向に並べて配置され、隣接し合う側縁に互いに嵌合し合う雌雄の嵌合部が形成された複数枚の天井材とを使用し、係止部を母屋桁及び/又はフックボルトに引っ掛けることによって、吊り金具を母屋桁にその長手方向適当間隔おきに吊り下げ支持させ、各吊り金具の溝部に天井材の側縁を挿入して、既設の屋根に沿って傾斜した天井を構築することにより既設の屋根の下面を隠蔽することを特徴としている。
天井材としては、カラー鋼板製天井材(請求項2)、カラー鋼板とその片面に積層した断熱材とからなる天井材(請求項3)、表裏のカラー鋼板とその間に介在された断熱材とからなる天井材等が軽量であるため、好適である。
上記の構成によれば、吊り金具の係止部を母屋桁及び/又はフックボルトに引っ掛けることによって、吊り金具を母屋桁に吊下げ支持させ、当該吊り金具の溝部に天井材の嵌合部を挿入して、既存屋根に沿って傾斜した天井を構築するので、野縁受けと野縁からなる水平な天井下地が省略されることになり、天井裏に広い空間が形成されないので、既存建屋内の利用可能な空間をさほど狭めることがない。
殊に、吊り金具の係止部を母屋桁及び/又はフックボルトに引っ掛け、吊り金具の溝部に天井材の嵌合部を挿入するだけで、既設の屋根に沿って傾斜した天井を構築できるので、母屋桁等に対するビス孔の加工が不要で、ビス孔加工による切削屑、ビス孔加工時の振動による粉塵の発生やビス孔の加工による強度低下がなく、しかも、ビス止めや溶接のような工具を用いた手間のかかる作業が不要であるから、容易かつ短期間に天井を構築できる等の効果があり、古い石綿スレート屋根の改修(アスベスト対策)として有効である。
図1〜図4は、既存の石綿スレート屋根Aはそのままで、その上に、金属折板屋根Bを被せて施工した既存建屋を対象にして本発明に係る屋根の改修工法を実施した例を示す。石綿スレート屋根Aは、図3に示すように、リップ溝形鋼よりなる母屋桁1に架設した断面波形の石綿スレート屋根材2を、当該母屋桁1の上側リップ部分1aに下部を係止させたフックボルト3とそれに螺合するナット4とで固定して構成されている。金属折板屋根Bは、図3に示すように、フックボルト3の上端に螺着した長ナット5によってサドル部材6を石綿スレート屋根材2の山部に固定し、サドル部材6にビス7止めした通し母屋8に折板屋根材9をビス10止めすることによって構成されている。
この実施形態は、上記の構成からなる既存建屋において、前記石綿スレート屋根Aの下面を天井Cで隠蔽して、アスベストの屋内からの封じ込めを行うにあたり、前記母屋桁1の下側リップ部分1bに係止する吊下げ支持用の係止部11と母屋桁1の長手方向に開口した天井材保持用の溝部12とが形成された複数個の吊り金具13と、母屋桁1の長手方向に並べて配置され、隣接し合う側縁に互いに嵌合し合う雌雄の嵌合部14a,14bが形成された複数枚の天井材15とを使用し、係止部11を母屋桁1の下側リップ部分1bに引っ掛けることによって、吊り金具13を母屋桁1にその長手方向適当間隔おきに吊り下げ支持させ、各吊り金具13の溝部12に天井材15側縁の嵌合部14a,14bを挿入して、石綿スレート屋根Aに沿って傾斜した天井Cを構築している。
天井材15を母屋桁1に吊り金具13で取り付けていく作業は、図4において、右側から左側へと順次一枚ずつ行われるもので、母屋桁1に引っ掛けた吊り金具13の溝部12に天井材15の一側縁の嵌合部14aを挿入し、次の天井材15の他側縁の嵌合部14bを、前記溝部12に先行して挿入されている嵌合部14aに嵌合させた後、一側縁の嵌合部14aを次の吊り金具13の溝部12に挿入するといった手順により、天井材15を幅方向に一枚ずつ連結していくことによって行われる。この場合、吊り金具13は、係止部11を母屋桁1の下側リップ部分1bに引っ掛けた状態にあり、母屋桁1の長手方向にスライド自在であるから、吊り金具13の溝部12に天井材15の一側縁の嵌合部14aを挿入する作業を容易に行うことができる。
上記の構成によれば、吊り金具13の係止部11を母屋桁1の下側リップ部分1bに引っ掛けることによって、吊り金具13を母屋桁1に吊下げ支持させ、当該吊り金具13の溝部12に天井材15の嵌合部14a,14bを挿入して、石綿スレート屋根Aに沿って傾斜した天井Cを構築するので、野縁受けと野縁からなる水平な天井下地が省略されることになり、天井裏に広い空間が形成されないので、既存建屋内の利用可能な空間をさほど狭めることがない。
しかも、吊り金具13の係止部11を母屋桁1に引っ掛け、吊り金具13の溝部12に天井材15の嵌合部14a,14bを挿入するだけで、石綿スレート屋根Aに沿って傾斜した天井Cを構築できるので、母屋桁1に対するビス孔の加工が不要で、ビス孔加工時の振動による粉塵(アスベストの含有が心配になる粉塵)の発生やビス孔の加工による強度低下がなく、しかも、ビス止めや溶接のような工具を用いた手間のかかる作業が不要であるから、容易かつ短期間に天井を構築できる等の効果がある。
天井材15としては、隣接し合う側縁に互いに嵌合し合う雌雄の嵌合部14a,14bを有し、且つ、吊り金具13の溝部12に嵌合部14a,14bを挿入して固定することが可能なものであれば、如何なる材料のものであってもよいが、図示の例では、従来、カラー鋼板製サイディング材として製造されたものをそのままカラー鋼板製天井材15として使用している。
図5は、他の実施形態を示し、天井材15として、カラー鋼板15aとその片面に積層した断熱材(例えば、ロックウールボード)15bとからなる防火性能や断熱性能に優れた天井材を用いた点に特徴がある。天井材15の側縁には、雌雄の嵌合部14a,14bと吊り金具13の溝部12に挿入する係止片15cが形成されている。14cは雌の嵌合部14aの内部に嵌め込まれたパッキンである。その他の構成は、先の実施形態と同じであるため、同一構成部材に同一符号を付し、説明を省略する。
前記吊り金具13は、図6に示すように、一枚の鉄板を折曲加工して作製されたものであって、幅広の上板部13aとその一側縁から下方へU字状に折曲連設された幅狭の下板部13bとで前記溝部12を形成すると共に、上板部13aの端部13cを中程から上方へ直角に切り起こし、その上端部13dを切り起こし方向と逆方向に折り返して、前記係止部11を形成してある。
図7は、吊り金具13の他の例を示し、上板部13aの端部13cを上方へ直角に切り起こして、その上端部13dを切り起こし方向に折り返して、前記係止部11を形成した点に特徴がある。その他の構成は、図6の吊り金具13と同じである。
図8、図9は、吊り金具13の他の例を示し、上板部13aと、上板部13aから切りおこされた板部と、下方へ折り返された上端部13dとにわたって連続した補強リブaをプレス加工等により形成すると共に、下方へ折り返された上端部13dの先端(係止部11の開口端)に、内側へ湾曲したくびれ部bを形成した点に特徴がある。
図10、図11は、吊り金具13の他の例を示し、下方へ折り返された上端部13dの先端(係止部11の開口端)に内側へ湾曲したくびれ部bを形成すると共に、下板部13bの先端(溝部12の開口端)に内側へ湾曲したくびれ部cを形成した点に特徴がある。
図12、図13は、吊り金具13の他の例を示し、下方へ折り返された上端部13dの先端(係止部11の開口端)に内側へ折り返された折り返し部dを形成すると共に、下板部13bの先端(溝部12の開口端)に内側へ折り返された折り返し部eを形成した点に特徴がある。
図8〜図13に示したように、係止部11の開口端や溝部12の開口端に、くびれ部や折り返し部を形成することによって、母屋桁1や天井材15に対する係合を強固に行えることになる。
図14は、吊り金具13の他の例を示し、上板部13aの中央部を上方へ直角に切り起こして、その上端部13dを切り起こし方向と逆方向に折り返して、前記係止部11を形成した点に特徴がある。図示しないが、上端部13dを切り起こし方向に折り返して、前記係止部11を形成してもよい。
図15は吊り金具13の他の例を示し、上板部13aの先端から上方へ直角に折曲連設した立ち上がり板部13eの一部に切欠き13fを設けて前記係止部11を形成した点に特徴がある。
図16〜図20は、吊り金具13の他の例を示す。この吊り金具13は、母屋桁1が溝形鋼である場合に使用されるもので、母屋桁1の下フランジ部1e及びフックボルト3に係止する吊下げ支持用の係止部11と母屋桁1の長手方向に開口した天井材保持用の溝部12とを形成した点に特徴がある。
母屋桁1が溝形鋼である場合、図19に示すように、石綿スレート屋根材2は母屋桁(溝形鋼)1の上フランジ部1cで支持される。フックボルト3は、母屋桁(溝形鋼)1のウエブ1dの背面に沿わせる垂直軸部(ネジ軸部)3aと、その下端から直角に折れ曲がった水平軸部3bと、その先端から上方へ直角に折れ曲がった立ち上がり軸部3cとで構成され、水平軸部3b及び立ち上がり軸部3cを母屋桁1の下フランジ部1eに下方から係止させるように構成される。これに対応して、吊り金具13には、母屋桁1の下フランジ部1eに係止する第一の係止部11と、フックボルト3の水平軸部3bに係止する第二の係止部11とが形成されている。
即ち、上板部13aとその一側縁から下方へU字状に折曲連設された下板部13bとで天井材保持用の溝部12を形成し、上板部13aと、その一端から上方へ折れ曲がった立ち上がり板部13gと、その上端から上板部13aの上面側へ折れ曲がった折曲板部13hとで母屋桁1の下フランジ部1eに係止する第一の係止部11を形成してある。上板部13aの他端には、上板部13aの幅方向中央部から直角に立ち上がった立ち上がり板部13iとそれに二枚重ね状に折り重ねられた立ち上がり板部13jとが折曲連設され、これらの立ち上がり板部13i,13j間にフックボルト3の垂直軸部3aに母屋桁1の長手方向から嵌合する縦溝部13kを形成してある。立ち上がり板部13i,13jの縦溝部13kを形成する部分は、上板部13aの幅方向端縁よりも突出しており、この突出した立ち上がり板部13iの下縁をフックボルト3の水平軸部3bに係止する第二の係止部11に形成してある。
図16〜図18に示した吊り金具13は、図21に示すように、第一の係止部11を母屋桁1の下フランジ部1eに係止させつつ吊り金具13全体を下フランジ部1eの先端部まわりに回転させるようにして、立ち上がり板部13i,13jをウエブ1dの背面に沿わせ、この状態で、吊り金具13を母屋桁1の長手方向にスライドさせることにより、図19に示すように、縦溝部13kをフックボルト3の垂直軸部3aに嵌合させて、吊り金具13の位置決めを行うことができる。
この状態においては、第一の係止部11が母屋桁1の下フランジ部1eに係止し、第二の係止部(突出した立ち上がり板部13iの下縁)11がフックボルト3の水平軸部3bに係止しているので、吊り金具13が母屋桁1に吊下げ支持されることになり、溝部12に挿入保持された天井材15の重量を支えることができる。
尚、フックボルト3のピッチと天井材15の幅とが合致しない場合には、図22、図23に示すように、母屋桁(溝形鋼)1の下フランジ部1eにのみ係止する係止部11と天井材保持用の溝部12とを有する別の吊り金具13を併用して、天井材15を保持すればよい。
図24〜図28は、吊り金具13の他の例を示す。この吊り金具13は、母屋桁1が山形鋼である場合に使用されるもので、フックボルト3のみに係止する吊下げ支持用の係止部11と母屋桁1の長手方向に開口した天井材保持用の溝部12とを形成した点に特徴がある。
母屋桁1が山形鋼である場合、図27に示すように、石綿スレート屋根材2は母屋桁(山形鋼)1の水平板部1fで支持される。フックボルト3は、母屋桁(山形鋼)1の垂直板部1gの背面に沿わせる垂直軸部(ネジ軸部)3aと、その下端から斜め上方に折れ曲がった折曲軸部3dとで構成され、折曲軸部3dを母屋桁1の垂直板部1gに下方から係止させるように構成されることになる。また、母屋桁1が山形鋼である場合、吊り金具13を山形鋼に直接引っ掛けることができないので、吊り金具13には、フックボルト3の垂直軸部(ネジ軸部)3aと折曲軸部3dとの曲り部に係止する係止部11が形成されることになる。
具体的には、上板部13aとその一側縁から下方へU字状に折曲連設された下板部13bとで天井材保持用の溝部12を形成し、上板部13aの一端に、上板部13aの幅方向中央部から直角に立ち上がった立ち上がり板部13iとそれに二枚重ね状に折り重ねられた立ち上がり板部13jとが折曲連設され、これらの立ち上がり板部13i,13j間にフックボルト3の垂直軸部3aに母屋桁1の長手方向から嵌合する縦溝部13kを形成してある。立ち上がり板部13i,13jの縦溝部13kを形成する部分は、上板部13aの幅方向端縁よりも突出しており、この突出した立ち上がり板部13iの下縁をフックボルト3の垂直軸部3aと折曲軸部3dとの曲り部に係止する係止部11に形成してある。
従って、吊り金具13を母屋桁(山形鋼)1の長手方向にスライドさせることにより、図27、図28に示すように、縦溝部13kをフックボルト3の垂直軸部3aに嵌合させて、吊り金具13の位置決めを行い、且つ、係止部(立ち上がり板部13iの下縁)11をフックボルト3の垂直軸部3aと折曲軸部3dとの曲り部に係止させて、吊り金具13を母屋桁1に吊下げ支持させることができる。
本発明に係る石綿スレート屋根の改修工法を説明する概略斜視図である。 母屋桁と直行する方向から見た屋根及び天井の概略縦断面正面図である。 要部の縦断側面図である。 要部の縦断正面図である。 他の実施形態を示す要部の縦断正面図である。 本発明に係る屋根の改修工法に用いられる吊り金具の一例を示す斜視図である。 吊り金具の他の例を示す斜視図である。 吊り金具の他の例を示す斜視図である。 図8の吊り金具の側面図である。 吊り金具の他の例を示す正面図である。 図10の吊り金具の側面図である。 吊り金具の他の例を示す正面図である。 図12の吊り金具の側面図である。 吊り金具の他の例を示す斜視図である。 吊り金具の他の例を示す斜視図である。 吊り金具の他の例を示す平面図である。 図16の吊り金具の側面図である。 図16の吊り金具の正面図である。 図16の吊り金具の使用状態を示す要部の縦断側面図である。 図16の吊り金具の使用状態を示す要部の平面図である。 図16の吊り金具の装着方法の説明図である。 吊り金具の他の例を説明する側面図である。 図22の吊り金具の正面図である。 吊り金具の他の例を示す平面図である。 図24の吊り金具の側面図である。 図24の吊り金具の正面図である。 図24の吊り金具の使用状態を示す要部の縦断側面図である。 図24の吊り金具の使用状態を示す要部の平面図である。
符号の説明
A 石綿スレート屋根
B 金属折板屋根
C 天井
1 母屋桁
2 石綿スレート屋根材
3 フックボルト
4 ナット
11 係止部
12 溝部
13 吊り金具
14a,14b 嵌合部
15 天井材




Claims (3)

  1. 鋼製の母屋桁に架設した石綿スレート屋根材を、当該母屋桁に下部を係止させたフックボルトとそれに螺合するナットとで固定した既設の屋根の上面及び下面を隠蔽する石綿スレート屋根の改修工法であって、
    前記石綿スレート屋根材の上に金属折板屋根を被せて既設の屋根の上面を隠蔽し、
    前記母屋桁及び/又はフックボルトに係止する吊下げ支持用の係止部と母屋桁の長手方向に開口した天井材保持用の溝部とが形成された複数個の吊り金具と、母屋桁の長手方向に並べて配置され、隣接し合う側縁に互いに嵌合し合う雌雄の嵌合部が形成された複数枚の天井材とを使用し、係止部を母屋桁及び/又はフックボルトに引っ掛けることによって、吊り金具を母屋桁にその長手方向適当間隔おきに吊り下げ支持させ、各吊り金具の溝部に天井材の側縁を挿入して、既設の屋根に沿って傾斜した天井を構築することにより既設の屋根の下面を隠蔽することを特徴とする石綿スレート屋根の改修工法。
  2. カラー鋼板製天井材を用いることを特徴とする請求項1に記載の石綿スレート屋根の改修工法。
  3. カラー鋼板とその片面に積層した断熱材とからなる天井材を用いることを特徴とする請求項1に記載の石綿スレート屋根の改修工法。
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