JP4215169B2 - 無線機 - Google Patents
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Description
従来の双方向無線システムで用いられる無線機は、スペクトラム拡散(SS:Spread Spectrum)方式を採用した微弱電波で動作する無線機である。
従来の双方向無線システムについて図12を参照しながら説明する。図12は、従来の双方向無線システムの概略図である。
従来の双方向無線システムは、送信部1aと受信部1bを有する親機1の無線機と、送信部2aと受信部2bを有する子機2の無線機とを備え、子機2の入力装置を動作させて、子機2から親機1に動作命令を送信し、親機1ではその命令に従って動作するようになっている。
つまり、従来の双方向無線システムは、SSを採用した双方向通信(半2重)可能な微弱無線システムとなっている。
上記無線機における信号処理部について図13を参照しながら説明する。図13は、従来の信号処理部の構成ブロック図である。
従来の信号処理部は、ADC(Analog Digital Converter)制御部11と、AGC(Auto Gain Control)部12と、APC/AFC(Auto Power Control/Auto Frequency Control)制御部13と、DAC(Digital Analog Converter)制御部14と、キャリア復調部15と、キャリアデータ生成部16と、キャリア変調部17と、受信データ復号部18′と、拡散符号生成部20′と、拡散変調部21′と、相関ピーク検出部22′と、粗周波数ズレ検出部23′と、微周波数ズレ検出部24′とから構成されている。
ADC制御部11は、A/Dコンバータ(A/D)への制御信号の生成と、A/Dコンバータから受信IF(Intermediate Frequency)信号を入力する制御を行う。
DAC制御部14は、キャリア変調部17でキャリア変調処理を行ったデータをD/Aコンバータへ送出する。
受信データ復号部18′は、同期確立後のIFキャリア周波数の微周波数補正後に、同期ワードの検出し、ユーザデータの復号処理を行う。
拡散変調部21′は、同期ワード/REFデータの差動符号化処理を行い、送信ユーザデータ及び差動符号化した同期ワード/REFデータの拡散変調処理を行う。
特許文献2には、通信システムにおいて、受信信号に追従させた受信周波数を過去の受信周波数データとして記憶し、送信周波数設定の際には記憶した受信周波数データと発信周波数の値とを平均化し、平均化した周波数を送信周波数に設定することが示されている。
[実施の形態の概要]
本発明は、無線信号を間欠的に受信し、受信信号から相関ピークを検出する無線機であって、周波数ズレに応じてIFキャリアデータを生成するキャリアデータ生成部と、生成されたIFキャリアデータに基づいてキャリア復調を行うキャリア復調部と、復調されたキャリア復調データの相関ピークを検出する相関ピーク検出部と、復調されたキャリア復調データから粗周波数ズレを検出する粗周波数ズレ検出部と、検出された相関ピークから微周波数ズレを検出する微周波数ズレ検出部と、無線部における受信動作を制御する制御部とを有する信号処理部を備え、制御部が、デフォルトの周波数で相関ピークを検出する第1の区間で相関ピークが検出された場合に、第1の区間における微周波数ズレ検出部の検出区間で第3の周波数が検出されると、第1の区間に続く第2の区間で相関ピーク検出部においてデフォルトの周波数に第3の周波数を加えた周波数で相関ピークの検出を行わせるものであり、間欠受信において相関ピーク検出の周波数を適正にかつ効率的に補正しながら相関ピークを検出できるものである。
本発明の実施の形態に係る無線機は、以下の説明する信号処理部を備え、更に、受信部、送信部、その他の回路を備えている。
本発明の実施の形態に係る信号処理部部について図1を参照しながら説明する。図1は、本発明の実施の形態に係る信号処理部の構成ブロック図である。
本発明の実施の形態に係る信号処理部(本信号処理部)は、図1に示すように、ADC(Analog Digital Converter)制御部11と、AGC(Auto Gain Control)部12と、APC/AFC(Auto Power Control/Auto Frequency Control)制御部13と、DAC(Digital Analog Converter)制御部14と、キャリア復調部15と、キャリアデータ生成部16と、キャリア変調部17と、受信データ復号部18と、マッチドフィルタ部19と、拡散符号生成部20と、拡散変調部21と、相関ピーク検出部22と、粗周波数ズレ検出部23と、微周波数ズレ検出部24と、制御部25とから構成されている。
次に、本信号処理部の各部について図面を参照しながら説明する。
[ADC制御部11]
ADC制御部11は、A/DコンバータIC(Integrated Circuit)から受信IF(Intermediate Frequency)信号を読み出し、受信信号をキャリア復調部15に出力する制御を行う。
また、ADC制御部11は、A/DコンバータICへの制御信号を生成して出力する。
AGC部12は、ADC制御部11から出力された受信信号に対して、常に設定した振幅になるよう、AGCアンプへゲインコントロールを行うための制御信号を出力する制御を行う。
APC/AFC制御部13は、サーミスタを使用し、無線部(RF[Radio Frequency]部)の温度モニタを行うためのA/DコンバータICへの制御信号を生成して出力する。
また、APC/AFC制御部13は、A/DコンバータICからのモニタ値に応じて、AFC補正値をキャリアデータ生成部16へ、APC補正値をキャリア変調部17へ供給する。
ここで、APCは自動送信パワー制御、AFCは自動周波数制御を意味している。
DAC制御部14は、キャリア変調部17でキャリア変調処理を行ったデータをD/AコンバータICへ送出する制御を行う。
また、DAC制御部14は、D/AコンバータICへの制御信号を生成して出力する。
キャリア復調部15について図2を参照しながら説明する。図2は、キャリア復調部の構成ブロック図である。
キャリア復調部15は、受信IF信号に対して、キャリアデータ生成部16から入力されるIFキャリアデータに基づいてIFキャリア成分の除去処理を行い、更に512kHzサンプリング(厳密には524,288Hz)から256kHzサンプリング(厳密には262,144Hz)にダウンサンプル処理を行う。
キャリアデータ生成部16について図3を参照しながら説明する。図3は、キャリアデータ生成部の構成ブロック図である。
キャリアデータ生成部16は、キャリア変調部17及びキャリア復調部15へ供給するIFキャリアデータを生成する。
IFキャリアデータは、送受とも90°位相の違う2種類ずつを生成する。
また、キャリアデータ生成部16は、粗周波数ズレ検出部23及び微周波数ズレ検出部24からの周波数ズレ検出データ、APC/AFC制御部13からのAFC補正データに応じて、周波数補正処理を行う。
キャリア変調部17は、キャリアデータ生成部16から供給されるIFキャリアデータに対して、APC/AFC制御部13からのAPC補正要求に応じてAPC補正処理を行う。
更に、キャリア変調部17は、拡散変調部21から入力される拡散変調処理データ(ユーザデータ、同期ワード/REFデータ)に対して、IFキャリアデータによるキャリア変調を行う。
IFキャリアデータは、ユーザデータと同期ワード/REFデータで90°位相を変えたものを使用する。
また、キャリア変調部17は、各々キャリア変調処理を行ったものを加算する加算処理を行う。
次に、受信データ復号部18について図4,5を参照しながら説明する。図4は、受信データ復号部前段の構成ブロック図であり、図5は、受信データ復号部後段の構成ブロック図である。尚、図4の(a)〜(d)と図5の(a)〜(d)とは各々接続するものとなっている。
受信データ復号部18は、同期確立してからIFキャリア周波数の微補正処理の後に、同期ワードの検出及びユーザデータの復号処理を行う。
キャリア復調データは、8倍オーバーサンプルデータ(チップレート32,768Hzに対して、キャリア復調データは262,144Hzサンプルデータ)であるため、デシメーションフィルタリング(8タップの移動平均フィルタ)の後、32,768Hzサンプルデータにダウンサンプルする。
ダウンサンプル後にHPF(High Pass Filter =FIRフィルタ)にて低周波成分の除去を行う。
信号帯域内のため、同時に信号成分も除去されてしまうが、HPFのカットオフ周波数を信号帯域幅の影響の出ない一部分に留めることで、感度劣化につながらないようにしている。
受信データ復号部18におけるフィルタリング処理後、スライディング相関処理により、逆拡散処理及び累積処理を行う。
拡散変調部21で詳細に説明するが、ユーザデータの復号は、同期ワード/REFデータとの相対位置関係により判断する。
また、同時に同期ワード/REFデータ成分から同期ワードの検出を行う。検出は遅延検波処理にて行う。但し、分割相関処理を行っているため、通常の遅延検波処理ではなく、2段遅延検波処理となる。
次に、マッチドフィルタ部19について図6を参照しながら説明する。図6は、マッチドフィルタ部の構成ブロック図である。
マッチドフィルタ部19は、キャリア復調データに対して、相関検出処理としてマッチドフィルタリングにて逆拡散処理、更に全加算処理を行う。
相関検出処理を行った相関検出データ(相関検出値)は、相関ピーク検出部22へ供給する。
相関ピーク検出部22にてピークが検出された場合、その検出信号(シンボル同期信号)をトリガとして、シフトレジスタ198にて当該相関検出データをラッチし、微周波数ズレ検出部23へ供給する。
次に、拡散符号生成部20について図7を参照しながら説明する。図7は、拡散符号生成部の構成ブロック図である。
拡散符号生成部20は、拡散変調、逆拡散処理用の拡散符号を生成する。
使用する拡散符号は、同期ワード/REFデータ用とユーザデータ用に2種類必要である。この2種類を別々のパラメータから生成することも可能だが、本信号処理部では1種類のパラメータにて生成した符号を正配列及び逆配列として使用することで全く違った符合として使用している。
次に、拡散変調部21について図8を参照しながら説明する。図8は、拡散変調部の構成ブロック図である。
拡散変調部21は、同期ワード/REFデータの差動符号化処理を行い、その差動符号化処理した同期ワード/REFデータ及び送信ユーザデータの拡散変調処理を行う。
次に、相関ピーク検出部22について図9を参照しながら説明する。図9は、相関ピーク検出部の構成ブロック図である。
相関ピーク検出部22は、図9に示すように、マッチドフィルタ部19からの相関検出値を入力し、1bit区間内の最大ピーク位置をカウンタ値で検出する1bit区間最大ピーク位置検出部221と、検出された最大ピーク位置のカウンタ値と以前の最大ピーク位置のカウンタ値を比較し、比較結果を出力する最大ピーク位置比較部222と、入力される比較結果から相関ピークが検出されたならシンボル同期信号(相関ピーク検出信号:同期検出信号)を外部及び制御部25に出力し、シンボル位相ズレについてのシンボル位相ズレ検出信号を微周波数ズレ検出部24に出力するシンボル同期信号生成部223と、フリーランのカウンタ値を出力するフリーランカウンタ224とを備えている。
第1に、検出処理開始からフリーランカウンタ224を起動する。
フリーランカウンタ224は、256kHz/1bit長分=512チップ/bitでは4,096=12bitカウンタである。
従って、本信号処理部では2bit連続ではなく、3bit連続でカウンタ値が所定範囲内であった時ピーク検出としている。誤検出確率は、(8/4,096)^3=1/134,217,728となる。
次に、粗周波数ズレ検出部23について図10を参照しながら説明する。図10は、粗周波数ズレ検出部の構成ブロック図である。
粗周波数ズレ検出部23は、キャリア復調データに対して、LPF(Low Pass Filter)でノイズ除去を行い、ダウンサンプリング処理して、FFT演算を行って累積処理し、最大ピーク位置の検出を行い、粗周波数ズレ検出データを出力する。
ダウンサンプル後のデータに対して、子機−親機間のIFキャリア周波数ズレ量に応じた残留周波数成分の検出を行う。
残留周波数成分の検出は、32ポイントのFFT演算で行う。従って、検出周波数精度は、1,024Hzとなる。
1回の演算周期は、32/32,768≒1msecであり、最大32回までの累計を可能としている。
32回の累計演算を行った場合の検出感度は、理論上では約15dBアップする。
そして、検出した粗周波数ズレ量をキャリアデータ生成部16に供給する。
次に、微周波数ズレ検出部24について図11を参照しながら説明する。図11は、微周波数ズレ検出部の構成ブロック図である。
微周波数ズレ検出部24は、受信データ復号部18でのデータ復号処理を前に、分割相関処理による分割損(分割による感度劣化)の低減を目的に、周波数ズレ量をさらに少なくするため、高い精度の周波数検出を行う。
そのため、ピークが検出されたときの当該相関データ(32分割分*I,Q成分=64ポイント)に対してFFT演算を行うことで、その残留ズレ分の周波数検出を行うことができる。
ここで得られた微周波数ズレ値をキャリアデータ生成部16へ供給する。
尚、微周波数ズレ検出部24は、粗周波数ズレ検出部23と同じ32ポイントFFT演算回路のため、共用化が可能である。
制御部25は、相関ピーク検出部22から同期検出信号を入力し、シンボル同期処理を行い、外部からの入力により相関ピーク検出部22及び粗周波数ズレ検出部23の動作タイミングを制御する。
また、制御部25は、間欠受信を行うため、受信系の各部に対して制御を行い、後述する処理を実行する。
以下、受信処理の流れの概略を簡単に説明する。
第1に、受信処理開始にてADC制御部11を介してキャリア復調部15にてキャリア復調処理実施する。
第2に、キャリア復調処理データを粗周波数ズレ検出部23及びマッチドフィルタ部19へ供給し、粗周波数ズレ検出部23で粗周波数ズレ量検出を行い、同時にマッチドフィルタ部19で相関検出処理を、相関ピーク検出部22で相関ピーク検出処理を行う。
第4に、相関ピーク検出部22で相関ピークが検出された場合、そのピーク値に該当する分割相関の各検出値(32分割分、I,Q成分の計64ポイント)を微周波数ズレ検出部24に供給し、微周波数ズレ量の検出を行う。
以上が、本信号処理部における受信処理の概要である。
上記受信処理の流れにおける第2の処理において、相関ピーク検出処理で、消費電力を低減するために、間欠受信処理を実現している。
具体的には、図14(a)に示すように、無線信号がオンすると、IFキャリア周波数のデフォルト周波数F0 で一定期間、相関ピークの検出を行い、その期間に相関ピークが検出されないと、現在のキャリア周波数F1 で一定期間、相関ピークの検出を行う。周波数F0 ,F1 で相関ピークが検出されないと、そこで、受信処理を終了し、次の無線信号オンのときに、周波数F0 ,F1 で相関ピークの検出を行う。
図14は、間欠受信仕様とデータフォーマットの概要を示す図である。
送信データは、プリアンブルデータ、同期ワード、ユーザデータからなり、プリアンブルデータ長は、間欠受信の1回の受信に掛かるように設定されている。
また、送信データにおける同期ワード/REFデータは、全て0又は1のベタデータ、同期ワード、ベタデータで構成され、ユーザデータは、ベタデータとユーザデータで構成されている。
尚、同期ワード/REFデータはASK(Amplitude Shift Keying)変調処理され、ユーザデータはBPSK(Bi-Phase Shift Keying)変調処理されている。
次に、F0 /F1 受信タイミングについて図15〜18を参照しながら説明する。図15は、基本タイミングを示すタイミングチャートであり、図16は、F0 にて相関ピークが検出された場合のタイミングチャートであり、図17は、F1 にて相関ピークが検出された場合のタイミングチャートであり、図18は、F0 にて相関ピークが検出されず、F1 の検出がなかった場合のタイミングチャートである。
基本タイミングは、図15に示すように、受信処理有効区間が16bitクロックで、その区間の第1クロック及び第9クロックがマッチドフィルタ部19にキャリア復調データを入力する区間であり、第2クロックから第8クロックまで、第9クロックから第16クロックまでが相関ピーク検出有効区間となっている。
但し、周波数F1 をIFキャリア周波数として設定する場合は、現在の周波数F1 を検出し、しかも、F0 区間でピーク検出がない場合に、F0 区間終了後にIFキャリア周波数をF1 にセットし、再度相関ピーク検出を実施する。
次に、F0 区間で相関ピークが検出された場合について図16を参照しながら説明する。
F0 区間で相関ピークが検出されると、それを受けて相関ピーク検出有効区間を終了し、IFキャリア周波数は、F0に、相関ピーク検出後の微周波数ズレ検出区間で検出された微周波数F2 を加えた周波数(F0+F2)を設定する。
そして、同期確立後に、定期的に相関ピーク検出有効区間をオンにして相関ピーク検出及びクロック位相エラーの検出を行う。
これにより、間欠受信を効果的にし、適正なIFキャリア周波数設定値で相関ピークを効率的に行うことができる。
次に、F1 区間で相関ピークが検出された場合について図17を参照しながら説明する。F0 区間で相関ピークが検出されず、F1 区間で相関ピークが検出された場合とは、F0 区間における粗周波数ズレ検出区間で、現在の周波数F1 を検出し、F0 区間でのピーク検出がなかった場合に、F0 区間終了後にIFキャリア周波数をF1 にセットし、再度相関ピーク検出を実施し、F1 区間で相関ピークが検出された場合である。
この場合、同期確立後に、周波数F1 にF1 区間における微周波数ズレ検出区間で検出した周波数F2を加えた周波数(F1+F2 )がIFキャリア周波数としてセットされ、定期的に相関ピーク検出有効区間をオンにして相関ピーク検出及びクロック位相エラーの検出を行う。
これにより、間欠受信を効果的にし、適正なIFキャリア周波数設定値で相関ピークを効率的に行うことができる。
次に、F0 区間で相関ピークが検出されず、F1 の検出がなかった場合について図18を参照しながら説明する。
F0 区間で相関ピークが検出されず、F0 区間における粗周波数ズレ検出区間で現在の周波数F1 の検出がなかった場合は、F0 区間の受信が終了後に、間欠受信を終了する。間欠受信を終了すると、次のF0 受信開始まで受信処理を行わないものである。
相関ピーク検出処理について図19を参照しながら説明する。図19は、相関ピーク検出処理のフローチャートである。
間欠受信が開始されると、周波数F0 受信開始か否かを判定し(S1)、開始でなければ(Noの場合)、当該判定処理S1を繰り返す。
処理S3系統は、粗周波数ズレ値検出処理を実施し(S3)、次に受信終了を判定する(S4)。受信終了するまで判定処理を繰り返す。
ピークがあれば(Yesの場合)、F1 検出フラグが発生しているか否かを判定する(S9)。F1 フラグが発生していなければ(Noの場合)、F0 におけるシンボル同期信号を発生させる(S10)。
相関ピークを検出しなければ(Noの場合)、8bit受信終了の判定処理を行い(S17)、8bit受信終了していなければ(Noの場合)、判定処理S15に戻る。
以上のようにして、間欠受信動作による相関ピーク検出処理が為される。
Claims (5)
- 無線信号を間欠的に受信し、受信信号から相関ピークを検出する無線機であって、
周波数ズレに応じてIFキャリアデータを生成するキャリアデータ生成部と、
生成されたIFキャリアデータに基づいてキャリア復調を行うキャリア復調部と、
復調されたキャリア復調データの相関ピークを検出する相関ピーク検出部と、
復調されたキャリア復調データから粗周波数ズレを検出する粗周波数ズレ検出部と、
検出された相関ピークから微周波数ズレを検出する微周波数ズレ検出部と、
無線部における受信動作を制御する制御部とを有する信号処理部を備え、
前記制御部が、デフォルトの周波数で相関ピークを検出する第1の区間で相関ピークが検出された場合に、前記第1の区間における前記微周波数ズレ検出部の検出区間で第3の周波数が検出されると、前記第1の区間に続く第2の区間で前記相関ピーク検出部において前記デフォルトの周波数に前記第3の周波数を加えた周波数で相関ピークの検出を行わせることを特徴とする無線機。 - 制御部は、相関ピーク検出して同期確立が為された後に、定期的に相関ピーク検出部においてデフォルトの周波数と第3の周波数で相関ピークの検出及びクロック位相エラーの検出を行わせることを特徴とする請求項1記載の無線機。
- 無線信号を間欠的に受信し、受信信号から相関ピークを検出する無線機であって、
周波数ズレに応じてIFキャリアデータを生成するキャリアデータ生成部と、
生成されたIFキャリアデータに基づいてキャリア復調を行うキャリア復調部と、
復調されたキャリア復調データの相関ピークを検出する相関ピーク検出部と、
復調されたキャリア復調データから粗周波数ズレを検出する粗周波数ズレ検出部と、
検出された相関ピークから微周波数ズレを検出する微周波数ズレ検出部と、
無線部における受信動作を制御する制御部とを有する信号処理部を備え、
前記制御部が、デフォルトの周波数で相関ピークを検出する第1の区間で相関ピークが検出されない場合に、前記第1の区間における前記粗周波数ズレ検出部の検出区間で第1の周波数が検出されると、前記第1の区間に続く第2の区間で前記相関ピーク検出部において前記第1の周波数で相関ピークの検出を行わせ、前記相関ピーク検出部で相関ピークが検出された場合に、前記微周波数ズレ検出部の検出区間で第2の周波数が検出されると、前記第2の区間に続く第3の区間で前記相関ピーク検出部において前記第1の周波数に前記第2の周波数を加えた周波数で相関ピークの検出を行わせることを特徴とする無線機。 - 制御部は、相関ピーク検出して同期確立が為された後に、定期的に相関ピーク検出部において第1の周波数と第2の周波数で相関ピークの検出及びクロック位相エラーの検出を行わせることを特徴とする請求項3記載の無線機。
- 無線信号を間欠的に受信し、受信信号から相関ピークを検出する無線機であって、
周波数ズレに応じてIFキャリアデータを生成するキャリアデータ生成部と、
生成されたIFキャリアデータに基づいてキャリア復調を行うキャリア復調部と、
復調されたキャリア復調データの相関ピークを検出する相関ピーク検出部と、
復調されたキャリア復調データから粗周波数ズレを検出する粗周波数ズレ検出部と、
検出された相関ピークから微周波数ズレを検出する微周波数ズレ検出部と、
無線部における受信動作を制御する制御部とを有する信号処理部を備え、
前記制御部が、デフォルトの周波数で相関ピークを検出する第1の区間で相関ピークが検出されない場合に、前記第1の区間における前記粗周波数ズレ検出部の検出区間で第1の周波数が検出されないと、前記第1の区間の終了後に間欠受信制御を終了させることを特徴とする無線機。
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