JP4213794B2 - ブラスト加工における被加工物の搬送方法及び搬送装置 - Google Patents

ブラスト加工における被加工物の搬送方法及び搬送装置 Download PDF

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、被加工物を搬送しながら研磨材や研掃材、ショット等(本明細書において、これらを総称して「研磨材」という)を圧縮流体や遠心力、回転する羽根車との衝突により該被加工物に投射して被加工物を研磨、研掃し、又はショットピーニング等の加工(本明細書において、これらを総称して「ブラスト加工」という)を施す際における、被加工物の搬送方法及び装置に関し、より詳細には、その全部又は一部を円柱、円筒、円板等、円形の断面形状を成す被加工物のブラスト加工において、該被加工物の全面を均一にかつむらなくブラスト加工することのできる被加工物の搬送方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ブラスト加工において研磨材を被加工物に投射して加工する加工室等に被加工物を搬送し、また加工後の被加工物を前記加工室等より搬出する装置として、既知のベルトコンベア、ローラコンベア、ターンテーブル等の各種の機器が使用されている。
【0003】
このうち、ベルトコンベアは、回転するローラ間に張設された無端環状のベルト上に被加工物を載置して被加工物の搬送を行うものであるが、該装置により搬送された被加工物の加工を行う場合には、被加工物のベルトに接する面を加工することができず、該部分に対してもブラスト加工を行う必要がある場合には、該部分について再度ブラスト加工を行う必要がある等その作業が煩雑である。
【0004】
また、ベルトコンベア上に配置された被加工物は、被加工物が比較的軽量である場合や、円柱状、円筒状等の転がりやすい形状の場合には、ブラスト加工の際の研磨材の投射により被加工物がベルト上を移動して均一な加工が行えないだけでなく、コンベア上より飛び出して落下等するおそれがある。
【0005】
また、回転する多数のローラを複数平行に配置して形成されたローラコンベアにあっては、円柱ないしは円筒状に形成された被加工物が前記コンベアのローラと平行に配置された場合にはこれを搬送することができず、ローラと直交方向に配置して搬送する場合には安定性に欠ける。また、前記ベルトコンベア同様に研磨材の投射時にその圧力等により被加工物が飛ばされるおそれがある。
【0006】
以上のように、前述のようなベルトコンベアやローラコンベアによっては被加工物の全面を良好に加工することができないことから、ターンテーブル上に被加工物を載置して、該テーブルの回転により被加工物の表面全周を均一に加工することを図った搬送装置が存在する。
【0007】
しかし、前述のターンテーブルによる搬送装置にあっては、テーブルを回転させることにより被加工物がテーブルと共に回転することから、これをある程度均一に加工することはできるものの、単にテーブル上に被加工物を載置して搬送する場合には、前記ベルトコンベアやローラコンベアの場合と同様に被加工物がブラスト加工の際の圧力等により飛ばされるおそれがあり、また、テーブル上に載置された面はブラスト加工することができないという欠点を有する。
【0008】
また、研磨材の投射による被加工物の位置ずれ等を防止するために該被加工物をチャッキング等して該テーブル上に固定するよう構成したターンテーブルも存在するが、連続的に行われる生産工程において被加工物を個々にチャッキングして配置する場合には該作業が煩雑であるだけでなく、該被加工物がチャッキングにより挟持された部分については研磨材が衝突しないためブラスト加工することができず、該部分につき加工が必要な場合には、再度同様の作業を繰り返して該部分にブラスト加工を行う必要がある等、煩雑である。
【0009】
このように、前述のベルトコンベア、ローラコンベア、ターンテーブル等による搬送によっては、被加工物の全面を均一に加工することができないという問題点を解消するために、例えば円柱状の被加工物等を加工対象と成し、この被加工物を回転させながらブラスト加工する装置として、シュートの下方に若干傾斜した縦ベルトコンベアを設け、この縦ベルトコンベアの下側部に正逆回転及び昇降傾斜可能にした水平ベルトコンベアを配置した実開平7−650号公報記載のブラスト用ベルトコンベアや、
スパイラル状の羽状体を備えた2のローラを所定間隔で平行に配置すると共に、該ローラ間に円筒状等に形成された被加工物を載置して前記ローラを同一方向に回転させることにより、被加工物を回転させながら搬送し得るよう構成した特開平8−52655号公報記載の被加工物の搬送装置が存在する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
前述の従来技術に示した実開平7−650号及び特開平8−52655号公報に掲載の搬送装置にあっては、被加工物は前記縦ベルトコンベアの端部と、水平ベルトコンベアの端部間に形成された隙間部分に載置され(実開平7−650号)、又は平行に配置された2のローラ間に載置されて円筒状の被加工物については、前記コンベア又はローラの回転に伴って回転して(特開平8−52655号)その表面を均一に加工することができるものではあるが、被加工物は搬送装置上に載置されているのみで固定されていないことから、例えば被加工物が軽量なものである場合等には、ブラスト加工の際の研磨材の投射により、該被加工物が浮き上がり、または飛ばされる等して被加工物を好適に加工することができないという問題を生ずる。
【0011】
また、前記実開平7−650号及び特開平8−52655号公報に掲載の搬送装置は、その全体が円柱状や円筒状に形成されて成る被加工物については好適に回転し得るが、円板状の被加工物や、被加工物の一部が円柱状ないしは円筒状に形成され、他の部分が転がり難い形状である場合には、これを回転しながら搬送することはできない。
【0012】
本発明は、上記従来技術における欠点を解消するためになされたものであり、その全体が円柱状、円筒状等の転がり易い形状に形成されている被加工物のみならず、その一部において円板状、円柱状、円筒状等の断面円形に形成された部分を有する被加工物であればこれを好適に回転させながら搬送することができ、従って被加工物の表面を均一に加工することができると共に、搬送の際に被加工物を挟持してブラスト加工の際に投射された研磨材の圧力等により比較的軽量の被加工物であっても移動したり飛ばされることのないブラスト加工における被加工物の搬送方法及び装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明のブラスト加工における被加工物の搬送方法及び搬送装置10は、被加工物Wを搬送しながら該被加工物Wに研磨材を投射するブラスト加工における被加工物の搬送方法及び搬送装置10において、
全部又は一部が断面円形状を成す被加工物Wを搬送対象と成し、
平行に配置された回転軸21a,21bに無端環状に形成された、例えばベルト等の回転伝達手段23と、
前記回転伝達手段23の直線部24外周と平行に対向配置される挟持体30を備え、
前記回転伝達手段23の外周と挟持体30間で前記被加工物Wの外周を挟持する挟持部と成すと共に、前記回転伝達手段23の直線部24と挟持体30間に挟持された被加工物Wを回転可能としたことを特徴とする(請求項1,請求項4:図1)。
【0014】
前記被加工物Wの搬送方法及び搬送装置10において、前記挟持体30は、前記回転伝達手段と同様に平行に配置された回転軸31a,31bに無端環状に形成されたベルト等の回転伝達手段33により構成することができ、
一方の回転伝達手段23と、挟持体30を成す他方の回転伝達手段33を同一方向又は逆方向に回転速度を異ならせて回転可能に構成し、前記両回転伝達手段23,33の直線部24,34間に挟持された被加工物Wを回転させながら搬送可能とすることもできる(請求項2,請求項5:図2)。
【0015】
また、同様に前記挟持体30を回転伝達手段33により構成した被加工物Wの搬送方法及び搬送装置10において、一方の回転伝達手段23と、挟持体30を成す他方の回転伝達手段33を同一方向に同一の回転速度で回転可能に構成し、前記両回転伝達手段23,33の直線部24,34間に挟持された被加工物Wを、前記直線部24,34の長さ方向の所定位置において回転可能とすることもできる〔請求項3,請求項6:図3(A)〜(C)〕。
【0016】
なお、前記被加工物Wの搬送装置10において、前記回転伝達手段23,33の外周面の幅方向の一辺に、断面L字状の溝26を、回転伝達手段23,33の回転方向に一連に形成することができ〔請求項7:図4(B)〕、
また、被加工物Wに向かって開口する断面コ字状の溝26を回転伝達手段23,33の回転方向に一連に形成することができる〔請求項8:図4(C)〕。
【0017】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態につき添付図面を参照しながら以下説明する。
【0018】
図1中、10は被加工物の搬送装置で、この搬送装置10は、少なくとも一方がモータ等の駆動源等に連結された、平行に配置された二の回転軸21a,21bに、例えばプーリやスプロケット等を取り付けて、該回転軸21a,21bに無端環状に形成されたベルトやチェーン等の回転伝達手段23を係止して、回転軸21a,21bの回転に伴って前記回転伝達手段23が回転するよう構成された回転機構20と、前記回転機構20の回転軸21a,21b間に形成された回転伝達手段23の直線部24の外周面と、例えばその側壁35において平行に対向配置される挟持体30を備え、前記回転伝達手段23の直線部24と、挟持体30間に被加工物Wを挟持して被加工物Wを搬送可能に構成している。
【0019】
前記回転機構20は、前述のようにスプロケットやプーリ等の取り付けられた回転軸21a,21bに、無端環状に形成されたチェーンやベルト等を係止して形成したものもその他既知の各種の手段を用いて形成することができるが、本実施形態にあっては、回転軸21a,21bにプーリ22a,22bをそれぞれ取り付けると共に、回転伝達手段としてベルト23を前記プーリ22a,22bに係止して前述の回転機構20を形成している。
【0020】
前記回転伝達手段であるベルト23の直線部24と平行に配置された挟持体30は、例えばベルト23の直線部24と対向する例えば側壁35の表面にゴム等の滑り止めを取り付けた板状体等により形成することができ、被加工物Wの一方を回転機構20のベルト23により、他方を前記挟持体30の側壁35により挟持し、前記ベルト23を回転させることに被加工物Wを回転しながら搬送し得るよう構成することもできるが(図1)、本発明の別の実施形態にあつては、前記挟持体30を前述のベルト23の回転機構20と同様の構成と成し(以下、この構成の挟持体を「回転機構30」という)、前記2の回転機構20,30のベルト23,33間に被加工物Wを挟持して搬送し得るよう構成している(図2参照)。
【0021】
好ましくは、前記2の回転機構20,30は、その間隔を調整し得るよう構成されており、例えば両回転機構20,30を、その間隔を広げる方向にスライド可能に構成すると共に、回転機構20,30の一方又は双方をバネ等の弾性部材により双方の間隔を狭める方向に付勢して、両回転機構20,30間に挟持された被加工物Wのサイズにより、両回転機構20,30がスライドしてその間隔を広げるよう構成することもでき、このように構成することで、サイズの異なる被加工物Wを連続して加工する際に、このサイズの変更に伴う搬送装置10の調整を不用とすることができる。
【0022】
被加工物Wを挟持する前記回転機構20,30に設けられたベルト23,33の少なくとも一方を回転させる回転軸21a,21b(31a,31b)は、好ましくはその回転速度を可変と成すと共に正逆回転可能に構成し、被加工物Wの搬送速度ないし搬送方向、並びに回転速度及び回転方向を変更可能に構成されている。
【0023】
また、前記ベルト23,33は、その表面を平坦に形成されたものの他、一例として図4(A)〜図4(C)に示すように被加工物Wの形状にあわせて被加工物Wを挟持する部分の形状を異ならせることができる。
【0024】
図4(A)に示すベルト23,33は、該ベルト23,33の表面を平坦に形成した場合における被加工物の取り付け例を示したものであり、円柱状に形成された部分において被加工物の外周を挟持して被加工物を回転しながら搬送可能に構成したものであり、図4(B)に示すベルト23,33は、例えば円板状に形成された被加工物Wの底面の周縁部分と側面を同時に挟持可能に構成された断面略L字状の溝26,36の形成されたベルトとした例であり、図4(C)に示すベルト23,33は、例えば図4(B)の場合と同様に円板状を成す被加工物Wを加工する場合の例であるが、被加工物Wが比較的軽量である場合であって、被加工物を底面より加工する場合のように、被加工物Wが浮き上がるおそれがある場合等においてこの被加工物Wの浮き上がりを防止し得るよう前記被加工物Wの上下面の周縁部と側面とを同時に挟持し得る溝26,36を形成したものである。
【0025】
以上のように構成された被加工物Wの搬送装置10に対しては、本実施形態にあってはその上下方向の2箇所より被加工物に対して研磨材を投射するノズル12,12等の研磨材投射手段の先端が、好ましくは前記ベルト23,33間に形成された隙間に向けて配置される(図2参照)。
【0026】
また、少なくともその一方のベルト23(又は33)を駆動する回転軸21a,21b(又は31a,31b)は、好ましくはその回転速度が可変であるとともに、正逆回転可能に構成されており、被加工物Wに施される加工の状況に応じて被加工物Wの搬送方向、搬送速度、回転方向、回転速度を変更し得るよう構成されている。
【0027】
以上のように構成された本発明の搬送装置10の動作の一例を説明すると、前記搬送装置10において、被加工物Wを回転させながら搬送する例を図2を参照して説明すると、被加工物Wを挟持する2のベルト23,33の一方23を回転する回転軸21a,21bを低速で、他方のベルト33を回転する回転軸31a,31bを前記一方のベルト23を回転する回転軸21a,21bに比較して高速でそれぞれ反対方向に回転し、この状態において搬送装置10の一端側14より被加工物Wをベルト23,33間に挿入すると、このベルト23,33間に挟持された被加工物Wは前記搬送装置10の一端側14から他端側16に搬送される。
【0028】
このとき、被加工物Wの側面は、それぞれ回転速度の異なる2のベルト23,33により挟持されているので、被加工物Wは、一端側14より他端側16に回転しながら搬送される。
【0029】
従って、このように回転されながら搬送される被加工物Wに対して、ノズル12等の研磨材投射手段により研磨材を投射してブラスト加工すると、被加工物Wの全周に対して研磨材を衝突させることができ、被加工物Wはその全面が均一に加工される。
【0030】
特に、図2に示すように、ベルト23,33間に挟持された被加工物Wの上下方向から研磨材を投射すると共に、前記ベルト23,33間に形成された間隔に向かって研磨材を投射することにより、被加工物Wの回転によりベルト23,33により挟持されている被加工物Wの表面部分が回転に伴ってベルト23,33間の隙間に露出されて順次研磨材と衝突し、被加工物Wの全面を加工することができる。
【0031】
なお、前述のように被加工物Wを回転させながら搬送する方法としては、前述のように、2のベルト23,33を回転する回転軸21a,21b;31a,31bをそれぞれ逆方向に回転させる場合の他、異なる回転速度により同一方向に回転させて搬送することもでき、また、一方の回転機構20(又は30)を停止してベルト23(又は33)を回転させていない状態で他方の回転機構30(又は20)のベルト33(又は23)を回転させることにより、被加工物を回転させながら搬送することもできる。
【0032】
従って、被加工物Wを回転させながら搬送する場合には、前記回転機構のいずれか一方20(又は30)は、他方の回転機構30(又は20)との間で被加工物Wを挟持する機能を備えるのみで良く、例えば図1に示すようにベルト33(又は23)、プーリ32a,32b(又は22a,22b)等を備えない板状体等により構成することもできる(図1参照)。
【0033】
また、本発明の搬送装置10による被加工物Wの別の搬送方法を図3(A)〜(C)を参照して説明すると、対向配置された回転機構20,30の回転軸21a,21b;31a,31bをそれぞれ反対方向に例えば同速度で回転すると、相対向するベルト23,33の直線部24,34はいずれも該搬送装置10の一端側14から他端側16に向かって同じ長さが送り出され、この状態において被加工物Wを搬送装置10の一端側14よりベルト23,33間に挿入すると被加工物Wは回転機構20,30のベルト23,33間に引き込まれて挟持され、回転することなく搬送装置10の他端側16に向かって搬送される。
【0034】
このようにして被加工物Wを、例えばノズル12等の先端位置に搬送後、前記回転機構20,30の一方の回転軸21a,21b(又は31a,31b)を他方の回転機構の回転軸31a,31b(又は21a,21b)と同一の方向に同速度で回転すると、一方の回転機構20(又は30)のベルト23(又は33)の直線部24(又は34)は搬送装置10の一端側14から反対側16に向かって、他方の回転機構30(又は20)のベルト33(又は23)の直線部34(又は24)は搬送装置10の他端側16から一端側14に向かって送りこまれ、該ベルト23,33の直線部24,34間に挟持された被加工物Wはその場で回転する。
【0035】
この状態において、被加工物Wに対して研磨材を投射すると、回転した状態にある被加工物Wに研磨材が衝突し、被加工物Wの表面が均一に加工されると共に、ベルト23,33により挟持されている被加工物Wの表面部分は該回転に伴って研磨材と衝突するので被加工物Wの全面を均一に加工することができる。
【0036】
その後、前記回転機構20,30のいずれか一方の回転軸21a,21b(31a,31b)を逆回転すると、被加工物Wが搬送装置10の一端側14又は他端側18のいずれかに搬送され、ブラスト加工の終了した被加工物が取り出されて該装置による被加工物の搬送が終了する。
【0037】
【発明の効果】
以上説明した本発明の構成により、本発明の被加工物の搬送方法及び装置によれば、円柱状、円筒状等の断面形状を円形と成す被加工物のみならずその一部を断面円形状と成す被加工物に対しても好適に回転させながら搬送することができるブラスト加工における被加工物の搬送方法および装置を提供することができた。
【0038】
また、回転機構の回転軸の回転を正逆回転及び回転速度を可変としたことにより、被加工物を所定の位置に停止させた状態で回転させ、また被加工物の搬送方向を往復双方向に搬送することができ、被加工物の加工条件等に合わせて各種の搬送を行うことができる。
【0039】
さらに、搬送ベルトの被加工物を挟持する面に、被加工物の端部を係止する溝条を設けた搬送装置にあっては、被加工部の端部が該溝条に係止されることにより、比較的軽量の被加工物に対して研磨材を投射する場合であっても、被加工物がベルト間より脱落等することのない被加工物の搬送装置を提供することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態を示す搬送装置の概略図。
【図2】 本発明の別の実施形態を示す搬送装置を示す概略図。
【図3】 (A)〜(C)は本発明の搬送装置の動作の一例を示す説明図。
【図4】 図2のIV−IV線断面図であり、(A)はベルトの側面を平坦に構成した例、(B)はL字状の溝を設けた例、(C)はコ字状の溝を設けた例。
【符号の説明】
10 搬送装置
12 ノズル
14 搬送装置の一端側
16 搬送装置の他端側
20 回転機構
21a,21b 回転軸
22a,22b プーリ
23 回転伝達手段(ベルト)
24 直線部
26 溝
30 挟持体(回転機構)
31a,31b 回転軸
32a,32b プーリ
33 回転伝達手段(ベルト)
34 直線部
35 側壁
36 溝

Claims (8)

  1. 被加工物を搬送しながら該被加工物に研磨材を投射するブラスト加工における被加工物の搬送方法において、
    全部又は一部が断面円形状を成す被加工物を搬送対象と成し、
    平行に配置された回転軸に無端環状に形成された回転伝達手段と、
    前記回転伝達手段の直線部外周と平行に対向配置される挟持体を設け、
    前記回転伝達手段の外周と挟持体間で前記被加工物の外周を挟持して、前記回転伝達手段の直線部と挟持体間に挟持された被加工物を回転させることを特徴とするブラスト加工における被加工物の搬送方法。
  2. 前記挟持体は、平行に配置された回転軸に無端環状に形成された回転伝達手段より成り、
    一方の回転伝達手段と、他方の回転伝達手段を同一方向又は逆方向に回転速度を異ならせて回転させ、前記回転伝達手段の直線部間に挟持された被加工物を回転させながら搬送することを特徴とする請求項1記載のブラスト加工における被加工物の搬送方法。
  3. 前記挟持体は、平行に配置された回転軸に無端環状に形成された回転伝達手段より成り、
    一方の回転伝達手段と、他方の回転伝達手段を同一方向に同一の回転速度で回転させ、前記回転伝達手段の直線部間に挟持された被加工物を前記直線部の長さ方向の所定位置にて回転させることを特徴とする請求項1記載のブラスト加工における被加工物の搬送方法。
  4. 被加工物を搬送しながら該被加工物に研磨材を投射するブラスト加工における被加工物の搬送装置において、
    全部又は一部が断面円形状を成す被加工物を搬送対象と成し、
    平行に配置された回転軸に無端環状に形成された回転伝達手段と、
    前記回転伝達手段の直線部外周と平行に対向配置される挟持体を備え、
    前記回転伝達手段の外周と挟持体間で前記被加工物の外周を挟持する挟持部と成すと共に、前記回転伝達手段の直線部と挟持体間に挟持された被加工物を回転可能としたことを特徴とするブラスト加工における被加工物の搬送装置。
  5. 前記挟持体は、平行に配置された回転軸に無端環状に形成された回転伝達手段より成り、
    一方の回転伝達手段と、他方の回転伝達手段を同一方向又は逆方向に回転速度を異ならせて回転可能に構成し、前記両回転伝達手段の直線部間に挟持された被加工物を回転させながら搬送可能とした請求項4記載のブラスト加工における被加工物の搬送装置。
  6. 前記挟持体は、平行に配置された回転軸に無端環状に形成された回転伝達手段より成り、
    一方の回転伝達手段と、他方の回転伝達手段を同一方向に同一の回転速度で回転可能に構成し、前記両回転伝達手段の直線部間に挟持された被加工物を、前記直線部の長さ方向の所定位置において回転可能とした請求項4記載のブラスト加工における被加工物の搬送装置。
  7. 前記回転伝達手段の外周面の幅方向の一辺に、断面L字状の溝を、回転伝達手段の回転方向に一連に形成した請求項4〜6いずれか1項記載のブラスト加工における被加工物の搬送装置。
  8. 前記回転伝達手段の外周面に、被加工物に向かって開口する断面コ字状の溝を回転伝達手段の回転方向に一連に形成した請求項4〜6いずれか1項記載のブラスト加工における被加工物の搬送装置。
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