JP4211284B2 - 配電盤 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、開閉する扉の先端を磁石を用いて筐体に結合する構成の配電盤に関する。
【0002】
【従来の技術】
防塵型の自立型閉鎖配電盤には扉が設けられており、当該扉にはマグネットキャッチが設けられている。即ち、以下のように構成されている。
【0003】
配電盤における扉近傍の構造を図5に示す。配電盤1は、筐体2と、筐体2の開口部を閉塞する扉3とで構成される。扉3は、基端部が3つの蝶番4を介して回動自在に筐体2に結合されており、扉3の先端部には筐体2の戸当り部2aを吸着するマグネットキャッチ5およびパッキン6が夫々一対取り付けられている。このほか、扉3の先端部にはハンドル7が設けられている。
【0004】
斯かる配電盤では、扉3を閉じたときにはマグネットキャッチ5が戸当り部2aを吸着して扉3が筐体2に結合される。逆に扉3を開くには、マグネットキャッチ5の吸着力よりも大きな力でハンドル7を引くことにより、扉3を開く。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、マグネットキャッチの吸着力が大きいと、扉を開いたときにマグネットキャッチで吸着されている扉の上下の部分が遅れて開くため、金属板からなる扉が振動する。逆にマグネットキャッチの吸着力が小さいと、扉が閉まった状態のときに十分な吸着力が得られずに、防塵性能が十分に発揮されない。
【0006】
そこで本発明は、斯かる課題を解決した配電盤を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
斯かる目的を達成するための請求項1に係る配電盤の構成は、筐体の開口部に、扉を該扉の基端部が回動自在に結合された状態で設ける一方、該扉の開放端部の上下位置には前記筐体へ向かって進退自在に磁石を設け、該磁石を手動で駆動する駆動手段を設け、該駆動手段は、前記扉の内側の略中間高さ位置にピニオンが回転自在に設けられ、該ピニオンには前記扉の外側に配置されたハンドルが連結され、該ピニオンを両側から挟む位置に該ピニオンと噛み合う一対のラックが設けられ、該夫々のラックに一端が結合されて他端が上へのびるロッドと他端が下へのびるロッドとの一対のロッドが設けられ、該一対のロッドの夫々の他端である上下位置に水平方向へ突出する突起が設けられ、該夫々の突起に係合するカム溝を有すると共に前記ハンドルの回動により前記筐体へ向かって同期して進退するホルダが前記扉の上下位置に夫々設けられ、該ホルダに前記夫々の磁石が固定されていることを特徴とする。
【0008】
ハンドルをある方向へ回動させると上下の一対の磁石が同時に前進して磁石が筐体に吸着し、他の方向へ回動させると上下の一対の磁石が同時に後退して磁石が筐体から分離する。扉を閉じた状態では磁石を筐体に吸着させ、扉を開く際には磁石を筐体から分離させることができるので、扉を開く際には磁石を筐体から分離させておくことにより、筐体を磁石で吸着したまま扉を開いた場合に生じる扉の振動を回避できる。
【0009】
請求項2に係る配電盤の構成は、請求項1に記載の配電盤において、前記ピニオンにロック部材が結合される一方、前記筐体には、前記ハンドルを回して前記磁石が前記筐体に吸着されると前記ピニオンと共に回動した前記ロック部材を拘束することにより前記扉をロックしかつ前記ハンドルを戻して前記磁石が前記筐体から分離すると前記ロック部材を開放することにより前記扉をロック解除する拘束部材が設けられていることを特徴とする。
【0010】
ハンドルを回動させて上下の一対の磁石が筐体に吸着されている状態では、ロック部材が拘束部材と干渉するので、扉を開くことができない。つまり、ロック部材により扉がインタ−ロックされ、上下の一対の磁石が筐体に吸着している状態で扉を開くことによる扉の振動が未然に防止される。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明による配電盤の実施の形態を説明する。
【0014】
図1に示すように、配電盤を構成する筐体の開口部に、扉3の基端部が蝶番4を介して開閉自在に設けられている。一方、開閉する扉3の基端部とは反対側である開放端部の上下位置には、一対の磁石18が配置されている。図2に示すように、夫々の磁石18は、手動により筐体2の戸当り部2aに対して進退可能に構成されている。以下に、その構成を説明する。
【0015】
図3に示すように、扉3の内側の上下位置にはガイドケース11が設けられている。ガイドケース11は、筐体2側および下側が開口している。ガイドケース11の内部には、水平方向へスライド自在なホルダ12が設けられている。ホルダ12の内部には磁石18が固定されている。
【0016】
ホルダ12を水平方向へ往復移動させるための駆動手段13が設けられている。駆動手段13の構成を以下に説明する。図2に示すように扉3を貫通する回動自在な軸14aの内端部には図3(b)のピニオン14が一体に設けられ、外端部にはハンドル15が結合されている。扉3の内側におけるピニオン14を挟む上下位置には、同一直線上に、図示しないガイド手段を介して一対のロッド16が昇降自在に設けられている。夫々のロッド16の対向する側の一端には、ラック16aがピニオン14を挟持するようにして設けられると共にピニオン14に噛み合っている。ロッド16の反対側の他端には、断面コの字形の係合部16bが設けられ、係合部16bの内側の対向する位置には夫々突起16cが形成されている。そして、前記ホルダ12の両側に傾斜するカム溝12aが形成され、カム溝12aの中に、突起16cが遊嵌されている。
【0017】
筐体2に対して進退する磁石18が、戸当り部2aから離れてはじめて扉3を開けるようにして扉3の振動を防止するために、前記ピニオン14の内端部を軸方向へ延長した軸14bにはロック部材17が固着されている。また、図2に示すようにロック部材17の移動を拘束するための拘束部材を、筐体2の戸当り部2aに兼用させるために、ロック部材17の干渉を防止する目的で、戸当り部2aに切欠部2bが形成されている。なお、図2に示すように、扉3における戸当り部2aと対向する部分にパッキン6が貼着されている点は、従来と同じである。
【0018】
斯かる配電盤の作用を説明する。扉3を閉じた状態では、ハンドル15・ロック部材17は図3(b)に仮想線で示す位置にあり、この状態では、ハンドル15を手前に引いてもロック部材17が戸当り部2aに干渉するために開かない。また、図4(a)のように磁石18はガイド部材11から突出して戸当り部2aに吸着している。
【0019】
この状態からハンドル15を反時計方向へ回動させると、ピニオン15が回動して一対のラック16aが上下方向へ移動する。このとき、ラック16aの移動がロッド16を介して係合部16bへ伝わり、上部の係合部16bは下方へ、下部の係合部16bは上方へ移動し、突起16cがカム溝12aに沿って移動することから、ホルダ12と共に磁石18がガイド部材11の内部へ引き込まれる。これにより、磁石18が戸当り部2aから離れ、ロック部材17は戸当り部2aに干渉しない位置まで回動するので、ハンドル15を持って手前に引くことにより、扉3が開く。図4(b)のように扉3を開く際には既に戸当り部2aへの磁石18の吸着が外れているので、従来のように扉3が振動するようなことはない。
【0020】
扉3を閉じる際には、ハンドル15を図3(b)に実線で示す位置にした状態でハンドル15を押して扉3閉じる。その後は、ハンドル15を時計方向へ回動させる。これにより、磁石18が前進して戸当り部2aに吸着し、ロック部材17は戸当り部2aに干渉する図3(b)の仮想線の位置まで回動する。
【0021】
【発明の効果】
以上の説明からわかるように、請求項1〜2に係る配電盤によれば、扉の内側の上下に設けた磁石を筐体に吸着させたり分離させたりするハンドルを扉の外側に設けたので、ハンドルを回して上下の磁石を筐体から分離させた後に扉を開けることができ、従来のように上下の磁石で筐体を吸着したまま扉を開いた直後に磁石が筐体から離れて扉が振動するということが未然に防止される。また、扉の振動が生じないことにより、誘導円板型の保護継電器を扉に取り付けた配電盤では、保護継電器の誤動作が防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による配電盤の実施の形態を示す扉の正面図。
【図2】本発明による配電盤の実施の形態における扉の要部を示す平面図。
【図3】本発明による配電盤の実施の形態に係り、(a)は(b)の左側面図、(b)は扉の裏側を正面側から見て示す構成図。
【図4】本発明による配電盤の実施の形態の作用説明図。
【図5】従来の配電盤に係り、(a)は(b)のA−A矢視図、(b)は配電盤の正面図。
【符号の説明】
2a…戸当り部
2b…切欠部
3…扉
12a…カム溝
13…駆動手段
14…ピニオン
15…ハンドル
16…ロッド
16a…ラック
16c…突起
17…ロック部材
18…磁石

Claims (2)

  1. 筐体の開口部に、扉を該扉の基端部が回動自在に結合された状態で設ける一方、該扉の開放端部の上下位置には前記筐体へ向かって進退自在に磁石を設け、該磁石を手動で駆動する駆動手段を設け、
    該駆動手段は、前記扉の内側の略中間高さ位置にピニオンが回転自在に設けられ、該ピニオンには前記扉の外側に配置されたハンドルが連結され、該ピニオンを両側から挟む位置に該ピニオンと噛み合う一対のラックが設けられ、該夫々のラックに一端が結合されて他端が上へのびるロッドと他端が下へのびるロッドとの一対のロッドが設けられ、該一対のロッドの夫々の他端である上下位置に水平方向へ突出する突起が設けられ、該夫々の突起に係合するカム溝を有すると共に前記ハンドルの回動により前記筐体へ向かって同期して進退するホルダが前記扉の上下位置に夫々設けられ、該ホルダに前記夫々の磁石が固定されていることを特徴とする配電盤。
  2. 前記ピニオンにロック部材が結合される一方、前記筐体には、前記ハンドルを回して前記磁石が前記筐体に吸着されると前記ピニオンと共に回動した前記ロック部材を拘束することにより前記扉をロックしかつ前記ハンドルを戻して前記磁石が前記筐体から分離すると前記ロック部材を開放することにより前記扉をロック解除する拘束部材が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の配電盤。
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