JP4208733B2 - 折り畳みコンテナー - Google Patents

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Description

本発明は、底部を囲むように配設された側壁が、底部に重なるように折り畳むことが可能な折り畳みコンテナーに関するものである。
本出願人は、下記の出願において、箱型に組み立てられた折り畳みコンテナーの長側壁に、上下動可能な挿入ロッド部を有する傾倒抑制部材を配設し、挿入ロッド部を、底部及び長側壁に形成された透孔に挿入することにより、外側から負荷が加わった際に、長側壁が倒れたり変形しないように構成された折り畳みコンテナーを提案した。
特願2003−202231号
上述した先の出願において開示されている傾倒抑制部材の挿入ロッド部が、折り畳みコンテナーの搬送中や取扱中の振動等によりずれ上がり、底部及び長側壁に形成された透孔から抜け出るという問題があった。
また、底部及び長側壁に形成された透孔から排出された状態の傾倒抑制部材が簡単に動いたり、或いは、折り畳まれた状態の折り畳みコンテナーを、箱型に組み立てる際に、或いは、箱型に組み立てられた折り畳みコンテナーを、折り畳む際に、作業者の意に反して、傾倒抑制部材が移動しないように、傾倒抑制部材を手で保持しておかなければならず、従って、折り畳みコンテナーの組み立て作業或いは折り畳み作業の作業性が悪いという問題があった。
更に、箱型に組み立てられた折り畳みコンテナーの長側壁に、外側から内側に向かって負荷が加わり、長側壁が変形した際に、傾倒抑制部材が、長側壁から離れ、傾倒抑制部材の長側壁の傾倒・湾曲防止機能が損なわれるという問題があった。
本発明の目的は、上述した先の出願における折り畳みコンテナーが有する課題を解決することにある。
本発明は、上述した目的を達成するために、底部と底部の相対する長辺側土手部にヒンジ連結された長側壁と底部の相対する短辺側土手部にヒンジ連結された短側壁とからなり、箱型に組み立てられた状態から、先ず最初に、短側壁を底部方向に倒し、次いで、長側壁を底部方向に倒すことにより、折り畳むことが可能な折り畳みコンテナーにおいて、第1には、長側壁には、挿入ロッド部が形成された傾倒抑制部材が、上下動可能に配設されているとともに、長側壁の下端水平リブ及び底部の長辺側土手部の水平部には、傾倒抑制部材に形成された挿入ロッド部が挿入される透孔が、それぞれ穿設されており、傾倒抑制部材の最下位置においては、傾倒抑制部材に形成された挿入ロッド部が、長側壁の下端水平リブ及び底部の長辺側土手部の水平部に穿設された透孔に、それぞれ挿入されるように構成されており、且つ、傾倒抑制部材に、傾倒抑制部材の最下位置において、長側壁に形成された弾性板部の嵌合凹部に嵌合可能な嵌合突部を形成したものであり、第2には、前記傾倒抑制部材に、傾倒抑制部材の最上位置において、長側壁に突設された補助嵌合突部が嵌合可能な溝を有する補助弾性板部を形成したものであり、第3には、前記傾倒抑制部材に、傾倒抑制部材の最下位置において、長側壁に形成された係合凹部に挿入可能な係止リブを形成したものである。
傾倒抑制部材に、該傾倒抑制部材の最下位置において、長側壁に形成された弾性板部の嵌合凹部に嵌合可能な嵌合突部を形成したしたので、折り畳みコンテナーの搬送中や取扱中の振動等による傾倒抑制部材のずれ上がりを防止することができ、従って、傾倒抑制部材の挿入ロッド部が、底部及び長側壁に穿設された透孔から抜け出るようなことを防止することができる。
傾倒抑制部材に、該傾倒抑制部材の最上位置において、長側壁に突設された補助嵌合突部が嵌合可能な溝を有する補助弾性板部を形成したので、底部及び長側壁に形成された透孔から排出された状態の傾倒抑制部材が簡単に動いたりするようなことを防止することができるとともに、折り畳まれた状態の折り畳みコンテナーを、箱型に組み立てる際に、或いは、箱型に組み立てられた折り畳みコンテナーを、折り畳む際に、傾倒抑制部材が移動しないように、傾倒抑制部材を手で保持する必要がないので、折り畳みコンテナーの組み立て作業或いは折り畳み作業の作業性が向上する。
傾倒抑制部材に、該傾倒抑制部材の最下位置において、長側壁に形成された係合凹部に挿入可能な係止リブを形成したので、長側壁が変形した際に、傾倒抑制部材が、長側壁の動きに追従し、従って、傾倒抑制部材が、長側壁から離れ、傾倒抑制部材の長側壁の傾倒・湾曲防止機能が損なわれるというようなことを防止することができる。
以下に、本発明の実施例について説明するが、本発明の趣旨を越えない限り、何ら、本実施例に限定されるものではない。
本発明の折り畳みコンテナーは、底部1と、底部1の長辺側土手部1aにヒンジ連結された相対する長側壁2と、長辺側土手部1aより高さの低い短辺側土手部1bにヒンジ連結された相対する短側壁3とから構成されており、図1に示されている箱型に組み立てられた状態から、先ず最初に、短側壁3を、図2に示されているように、底部1に重なるように倒し、次いで、長側壁2を、底部1に重ねられた短側壁3に重なるように倒すことにより、図3に示されているように、折り畳みコンテナーを、高さの低いコンパクトに折り畳むことができるように構成されている。また、図3に示されている状態から、長側壁2を、略垂直に立て、次いで、短側壁3を略垂直に立てることにより、図1に示されているように、折り畳まれていた折り畳みコンテナーを、箱型に組み立てることができるように構成されている。
長側壁2は、横長の略長方形状の板状部2aを有しており、長側壁2の両垂直端には、板状部2aに略垂直で、且つ、長側壁2の内壁面方向に延在する、縦長の係合枠2bが形成されており、係合枠2bには、上下方向に所定の間隔を置いて、板状部2aに略平行な嵌合孔2b1が、適当数、形成されている(本実施例においては、2個の嵌合孔2b1が形成されている。)。
長側壁2の板状部2aの上部両端角部付近には、それぞれ、略コの字状のスリット2cが形成されており、略コの字状のスリット2cを形成することにより、スリット2cで囲まれた部分が、水平方向に延在する片持ち状の係止弾性片2dが形成されている。係止弾性片2dの内面側の先端には、係止突部2d1が突設されており、係止突部2d1の係合枠2b側は、係合枠2bの内面側の面と略平行な垂直面に形成されている。
長側壁2の板状部2aの上下端には、板状部2aに略垂直で、且つ、外側に延在する上端水平リブ2e及び下端水平リブ2fが形成されており、また、板状部2aの外面(折り畳みコンテナーを箱型に組み立てた際に、外側に位置する面)には、適当数の垂直リブ2gや水平リブ2hが形成されている。
短側壁3は、横長の略長方形状の板状部3aを有しており、板状部3aの上下端には、板状部3aに略垂直で、且つ、外側に延在する上端水平リブ3b及び下端水平リブ3cが、それぞれ形成されており、また、板状部3aの左右端には、板状部3aに略垂直で、且つ、外側に延在する端部垂直リブ3dが、それぞれ形成されている。端部垂直リブ3dの外側には、縦長の延長枠3eが形成されており、延長枠3eには、端部垂直リブ3dに沿って適当数の嵌合突部3e1が形成されている(本実施例においては、上述した係合枠2bに形成された2個の嵌合孔2b1に対応して、2個の嵌合突部3e1が形成されている。)。嵌合突部3e1は、上述した長側壁2の係合枠2bに形成された嵌合孔2b1に挿入できるように構成されている。更に、板状部3aの外面(折り畳みコンテナーを箱型に組み立てた際に、外側に位置する面)には、適当数の垂直リブ3fや水平リブ3gが形成されている。
折り畳みコンテナーを、図3に示されている折り畳まれた状態から、図1に示されている箱型に組み立てるには、先ず最初に、略水平状態の長側壁2を、垂直方向に回動させて、図2に示されているように、略垂直に立てる。次いで、底部1に重なるようにして折り畳まれている短側壁3を、略水平状態から垂直方向に回動させると、短側壁3の延長枠3eが、長側壁2に形成された係合枠2bに対向するように接近し、更に、短側壁3を、垂直方向に回動させると、短側壁3の延長枠3eの端部垂直面が、長側壁2の内面から突出している係止弾性片2dの係止突部2d1を押して、係止弾性片2dを、外側方向に、係止弾性片2dの弾性に抗して、湾曲させる。更に、短側壁3を、垂直方向に回動させると、短側壁3の延長枠3eに突設された嵌合突部3e1が、長側壁2の係合枠2bに形成された嵌合孔2b1に挿入される。この短側壁3の延長枠3eに突設された嵌合突部3e1が、長側壁2の係合枠2bに形成された嵌合孔2b1に挿入される過程において、短側壁3の延長枠3eの端部垂直面から、長側壁2に形成された係止弾性片2dの係止突部2d1が外れて、係止弾性片2dが、その弾性により元の位置に戻り、係止弾性片2dの係止突部2d1が、短側壁3の延長枠3eに当接或いは接近して位置する。従って、短側壁3が、底部1方向に回動しようとしても、短側壁3の延長枠3eが、長側壁2に形成された係止弾性片2dの係止突部2d1に当接し、底部1方向への回動が阻止されることになり、短側壁3に外側から負荷が掛かっても、底部1方向に倒れるようなことがない。同様にして、もう一方の短側壁3を、略水平状態から垂直方向に回動させて、折り畳みコンテナーを箱型に組み立てる。
箱型に組み立てられた折り畳みコンテナーを折り畳む際には、長側壁2に形成された係止弾性片2dの係止突部2d1を、短側壁3の延長枠3eから外れる方向に、即ち、外側方向に押して、長側壁2の係止弾性片2dを、その弾性に抗して湾曲させる。長側壁2に形成された係止弾性片2dの係止突部2d1が、短側壁3の延長枠3eから外れた時点で、短側壁3を、底部1方向に回動させて、一対の相対する短側壁3を、底部1上に重ねる。次いで、一対の相対する長側壁2を、底部1上に重ねられた一対の相対する短側壁3の上に重ねることにより、箱型に組み立てられた折り畳みコンテナーを折り畳むことができる。
次に、主として、図5及び図6を用いて、長側壁2に配設される傾倒抑制部材S1について説明する。
傾倒抑制部材S1は、相対する長側壁2の板状部2aの外面(折り畳みコンテナーを箱型に組み立てた際に、外側に位置する面)2a1に配設されるものであり、傾倒抑制部材S1は、横長の長方形に形成された背板部s1と、背板部s1の上辺から水平方向に延在する上部水平帯状板部s2と、背板部s1の下辺から水平方向に延在する下部水平帯状板部s3と、上部水平帯状板部s2の両端と下部水平帯状板部s3の両端とを連結する端部垂直連結板部s4とを有している。
下部水平帯状板部s3の両端付近の下面からは、下部水平帯状板部s3に略垂直な挿入ロッド部s5が垂設されている。本実施例においては、挿入ロッド部s5は、一例として、互いに平行に配置された3枚の垂直帯板部s5aと、垂直帯状板部s5aの一方の端部を連結する垂直連結帯状板部s5bとにより構成されている。なお、垂直挿入ロッド部s5を、角柱や円柱や角筒や円筒等の柱体により構成することもできる。
上部水平帯状板部s2の上面には、相対する傾斜板部s6aが立設されており、傾斜板部s6aの上端は、上部水平帯状板部s2と平行な水平板部s6bにより連結されている。また、相対する傾斜板部s6aと水平板部s6bと上部水平帯状板部s2とにより形成される背板部s1側の開口部は、奥板部s6cにより閉鎖されている。そして、相対する傾斜板部s6aと水平板部s6bと上部水平帯状板部s2と奥板部s6cとにより、作業者の手の指が挿入可能な凹部を有する開口把手部s6が形成されている。この開口把手部s6は、箱型に組み立てられた長側壁2の板状部2aの外面2a1に、傾倒抑制部材S1を配設した際に、外側に開口されるように構成されている。また、上部水平帯状板部s2と下部水平帯状板部s3との中央部付近には、上部水平帯状板部s2と下部水平帯状板部s3とを連結する相対する垂直板部s7aが形成されており、上部水平帯状板部s2と下部水平帯状板部s3と相対する垂直板部s7aとにより形成される開口部は、前板部s7bにより閉鎖されている。更に、背板部s1を、端部垂直連結板部s4を越えて外側に延在することにより、垂直なスライド突部s8が形成されている。
図4に示されているように、長側壁2の板状部2aの外面2a1の中央部には、上端水平リブ2eと下端水平リブ2fとを連結する一対の垂直ガイドリブ2iが、所定の間隔を置いて形成されている。また、垂直ガイドリブ2iの相対する面には、垂直な規制レール2jが、それぞれ突設されており、規制レール2jと板状部2aとの間には、上述した傾倒抑制部材S1を構成するスライド突部s8が挿入可能な間隙が形成されている。
長側壁2に形成された相対する垂直ガイドリブ2i間に位置する下端水平リブ2fには、上述した一対の挿入ロッド部s5が挿入可能な一対の透孔2f1が穿設されており、また、折り畳みコンテナーを箱型に組み立てた際に、上記の一対の透孔2f1の真下に位置する底部1の長辺側土手部1aの水平部1a1には、上述した一対の挿入ロッド部s5が挿入可能な一対の透孔1a2が穿設されている。なお、2kは、必要に応じて、長側壁2の下端水平リブ2f付近で、且つ、垂直ガイドリブ2iを架橋するように形成された水平補強リブであり、水平補強リブ2kが形成されている場合には、水平補強リブ2kにも、下端水平リブ2fに穿設された透孔2f1の真上に位置するとともに、挿入ロッド部s5が挿入可能な透孔2k1が穿設されている。長側壁2の下端水平リブ2fに穿設された透孔2f1、底部1の長辺側土手部1aの水平部1a1に穿設された透孔1a2及び必要に応じて形成された水平補強リブ2kに穿設された透孔2f1は、長側壁2の上端水平リブ2eから見て、一致するように構成されている。
傾倒抑制部材S1は、傾倒抑制部材S1のスライド突部s8を、長側壁2に形成された相対する垂直ガイドリブ2iの相対する面に突設された垂直な規制レール2jと板状部2aの外面2a1との間に形成された間隙に挿入することにより、長側壁2に形成された相対する垂直ガイドリブ2i間に、上下方向に移動可能に配設されるように構成されている。
折り畳みコンテナーを箱型に組み立てた際には、図9及び図10に示されているように、傾倒抑制部材S1の一対の挿入ロッド部s5が、長側壁2の下端水平リブ2fに穿設された透孔2f1、水平補強リブ2kに穿設された透孔2k1及び底部1の長辺側土手部1aの水平部1a1に穿設された透孔1a2に挿入されるとともに、挿入ロッド部s5の半分程度、或いは、それ以上が、底部1の長辺側土手部1a内に位置するように構成されている。本実施例においては、長手方向に対して垂直な断面形状が、水平部1a1と内壁1a3と外壁1a4とから略逆U字状に形成されている底部1の長辺側土手部1a内に、傾倒抑制部材S1の挿入ロッド部s5が位置するように構成されている。
上述したように、折り畳みコンテナーを箱型に組み立てた際には、傾倒抑制部材S1を下方に移動させて、図9及び図10に示されているように、傾倒抑制部材S1を最下位置まで下動させることにより、傾倒抑制部材S1の挿入ロッド部s5が、長側壁2の下端水平リブ2fに穿設された透孔2f1及び底部1の長辺側土手部1aの水平部1a1に穿設された透孔1a2に挿入されるように構成されている。このように、傾倒抑制部材S1の挿入ロッド部s5を、長側壁2の下端水平リブ2fに穿設された透孔2f1及び底部1の長辺側土手部1aの水平部1a1に穿設された透孔1a2に挿入することにより、箱型に組み立てられた折り畳みコンテナーの長側壁2に、外側から内側方向に負荷が加わった際に、長側壁2が内側に傾倒したり湾曲するようなことを抑制することができる。
箱型に組みたてられた折り畳みコンテナーの折り畳み作業の際には、先ず最初に、上述したようにして、一対の相対する短側壁3を底部1に重なるように倒す。その後、開口把手部s6の凹部に手を入れて、傾倒抑制部材S1の水平板部s6bの下面に手を当て、傾倒抑制部材S1を上方に移動させて、図7及び図8に示されているように、傾倒抑制部材S1を最上位置まで上動させて、傾倒抑制部材S1の挿入ロッド部s5を、長側壁2の下端水平リブ2fに穿設された透孔2f1及び底部1の長辺側土手部1aの水平部1a1に穿設された透孔1a2から排出する。この状態で、長側壁2を、底部1方向に倒すことにより、箱型に組み立てられた折り畳みコンテナーを折り畳むように構成されている。なお、傾倒抑制部材S1の挿入ロッド部s5は、水平補強リブ2kに穿設された透孔2k1に挿入されたままになっている。このように、傾倒抑制部材S1の挿入ロッド部s5が、長側壁2の下端水平リブ2fに穿設された透孔2f1及び底部1の長辺側土手部1aの水平部1a1に穿設された透孔1a2から排出された際にも、挿入ロッド部s5は、常に、水平補強リブ2kに穿設された透孔2k1に挿入されたままになっているので、傾倒抑制部材S1の挿入ロッド部s5の横触れ等の移動を規制することができるので、傾倒抑制部材S1を下方に移動させた際に、挿入ロッド部s5を、確実に、長側壁2の下端水平リブ2fに穿設された透孔2f1及び底部1の長辺側土手部1aの水平部1a1に穿設された透孔1a2に挿入することができる。
また、折り畳みコンテナーを箱型に組み立てる際には、倒された状態の短側壁3を略垂直に立て、次いで、倒された状態の長側壁2を略垂直に立てた後、傾倒抑制部材S1の開口把手部s6の凹部に手を入れて、上部水平帯状板部s2の上面に手を当て、傾倒抑制部材S1を下方に移動させて、傾倒抑制部材S1の挿入ロッド部s5を、長側壁2の下端水平リブ2fに穿設された透孔2f1及び底部1の長辺側土手部1aの水平部1a1に穿設された透孔1a2に挿入する。このようにして、図3に示されているような折り畳まれた状態の折り畳みコンテナーを、図1に示されているような箱型に組み立てる。
なお、上述した実施例には、傾倒抑制部材S1に、一対、換言すれば、2個の挿入ロッド部s5が配設されている例が示されているが、3個以上、配設することもできる。この場合には、当然のことながら、底部1の長辺側土手部1aの水平部1a1及び長側壁2の下端水平リブ2fには、3個以上配設された挿入ロッド部s5に対応して、それぞれ、3個以上の透孔1a2及び透孔2f1が穿設されることになる。
特に、長側壁2の横幅が、1メートルを越える等、長い(広い)場合には、相対する長側壁2に配設された傾倒抑制部材S1に、複数の挿入ロッド部s5を形成するとともに、複数の挿入ロッド部s5に対応して、底部1の長辺側土手部1aの水平部1a1に複数の透孔1a2及び長側壁2の下端水平リブ2fに複数の透孔2f1を穿設し、複数の挿入ロッド部s5を、上記複数の透孔1a2、2f1に挿入することにより、箱型に組み立てられた折り畳みコンテナーの長側壁2のどの個所において、外側から負荷が加わっても、長側壁2が内側に傾倒したり湾曲するようなことを抑制することができる。
上述したように、折り畳みコンテナーが箱型に組み立てられた際には、傾倒抑制部材S1を下方に移動させて、傾倒抑制部材S1の挿入ロッド部s5を、長側壁2の下端水平リブ2fに穿設された透孔2f1、必要応じて、水平補強リブ2kに穿設された透孔2k1及び底部1の長辺側土手部1aの水平部1a1に穿設された透孔1a2に挿入することになるが、上述した先の出願により提案されている折り畳みコンテナーにおいては、傾倒抑制部材S1が、折り畳みコンテナーの搬送中や取扱中の振動等によりずれ上がり、挿入ロッド部s5が、長側壁2の下端水平リブ2fに穿設された透孔2f1及び底部1の長辺側土手部1aの水平部1a1に穿設された透孔1a2から抜け出るという問題があった。
以下に、主として、図4、図11及び図12を用いて、傾倒抑制部材S1の挿入ロッド部s5が、底部1に穿設された透孔1a2及び長側壁2に穿設された透孔2f1から抜け出るのことを防止するずれ上がり防止手段について説明する。
2mは、長側壁2の板状部2aの中央部の上方に形成された略U字状のスリットであり、スリット2mは、所定の間隔を置いて形成された垂直スリット部2m1と、垂直スリット部2m1の下端部を連結するように形成された水平スリット部2m2とから構成されている。このような略U字状のスリット2mを形成することにより、板状部2aには、正面形状が略方形状の弾性板部2nが形成されている。
長側壁2の板状部2aに形成された弾性板部2nの下端部付近には、その下辺2n1に平行に、弾性板部2nの全幅に亘たって延在するとともに、弾性板部2nに略垂直な横断リブ部2pが形成されている。また、横断リブ部2pの上面と、弾性板部2nの前面(折り畳みコンテナーを箱型に組み立てた際に、外側に位置する面)2n2とにより形成された隅部の両端には、略三角形状のガイドリブ部2qが形成されており、ガイドリブ部2qの前面(折り畳みコンテナーを箱型に組み立てた際に、外側に位置する面)には、横断リブ部2pの先端2p1から弾性板部2nの前面2n2に向かって、徐々に、弾性板部2nの前面2n2からの高さが低くなるように傾斜したガイド面2q1が形成されている。
上述した横断リブ部2pの下面には、弾性板部2nの垂直端面から所定の間隔をおいて、垂直リブ部2rが、弾性板部2nの下辺2n1まで略達するように垂設されており、相対する垂直リブ2部rの下端は、弾性板部2nの下辺2n1に沿って、弾性板部2nに略垂直な連結リブ部2sにより連結されている。また、弾性板部2nに形成された横断リブ部2pと垂直リブ部2rと略三角形状のガイドリブ部2qの下方に位置する弾性板部2nの前面2n2とにより区画された部分、換言すれば、弾性板部2nの下端の両角部には、一対の嵌合凹部2tが形成されている。なお、2uは、必要に応じて、横断リブ部2pの中央部から、横断リブ部2pに垂直に、長側壁2の上端水平リブ2eまで延在するように、長側壁2の板状部2aに形成された垂直補助リブであり、このような垂直補助リブ2uを形成することにより、弾性板部2nの弾性を調整することができるように構成されている。
一方、主として、図5及び図6に示されているように、傾倒抑制部材S1の奥板部s6cには、水平スリット部s9a及び水平スリット部s9aの両端から下方に略垂直に延在する垂直スリット部s9bとからなる略逆U字状のスリットs9が形成されている。このような略逆U字状のスリットs9を形成することにより、奥板部s6cには、主弾性板部s10が形成されている。主弾性板部s10は、奥板部s6cと略面一な下部板状部s10aと、下部板状部s10aに連接されているとともに、下部板状部s10aに対して、前板部s7b方向の膨出した操作部s10bとを有している。また、略逆U字状のスリットs9を形成する垂直スリット部s9b付近に位置する奥板部s6cの裏面(傾倒抑制部材S1を長側壁2に配設した際に、長側壁2の板状部2aと対向する面)s6c’には、嵌合突部s11が突設されている。
次に、上述した傾倒抑制部材S1の奥板部s6cの裏面s6c’に突設された嵌合突部s11と、長側壁2に形成された弾性板部2nの嵌合凹部2tとの嵌合動作について説明する。
図7及び図8に示されているように、折り畳みコンテナーが箱型に組み立てられ、且つ、傾倒抑制部材S1の一対の挿入ロッド部s5が、長側壁2の下端水平リブ2fに穿設された透孔2f1及び底部1の長辺側土手部1aの水平部1a1に穿設された透孔1a2に挿入されていない状態から、傾倒抑制部材S1を下方に移動させると、その下動途中において、傾倒抑制部材S1に形成されている嵌合突部s11は、長側壁2の弾性板部2nに形成された略三角形状のガイドリブ部2qのガイド面2q1に乗り上げられ、ガイドリブ部2qのガイド面2q1に乗り上げられた嵌合突部s11は、長側壁2の板状部2aに形成された弾性板部2nを、箱型に組み立てられた折り畳みコンテナーの内部方向に弾性変形させながら、長側壁2の弾性板部2nに形成された横断リブ部2pを越え、嵌合突部s11が、横断リブ部2pを越えた時点で、長側壁2に形成された弾性板部2nの嵌合凹部2tに嵌合されることになる。このように、傾倒抑制部材S1に形成されている嵌合突部s11が、長側壁2に形成された弾性板部2nの嵌合凹部2tに嵌合された時点で、傾倒抑制部材S1の一対の挿入ロッド部s5が、長側壁2の下端水平リブ2fに穿設された透孔2f1及び底部1の長辺側土手部1aの水平部1a1に穿設された透孔1a2に挿入されるとともに、挿入ロッド部s5の半分程度、或いは、それ以上が、底部1の長辺側土手部1a内に位置することになる。
上述したように、傾倒抑制部材S1の一対の挿入ロッド部s5が、長側壁2の下端水平リブ2fに穿設された透孔2f1及び底部1の長辺側土手部1aの水平部1a1に穿設された透孔1a2に挿入された最終段階においては、傾倒抑制部材S1に形成されている嵌合突部s11が、長側壁2に形成された弾性板部2nの嵌合凹部2tに嵌合されるように構成されているので、傾倒抑制部材S1が、折り畳みコンテナーの搬送中や取扱中の振動等によりずれ上がろうとした際には、傾倒抑制部材S1に形成されている嵌合突部s11が、嵌合凹部2tを構成する横断リブ部2pに当接することになるので、傾倒抑制部材S1が、それ以上、ずれ上がることはない。従って、傾倒抑制部材S1の一対の挿入ロッド部s5が、長側壁2の下端水平リブ2fに穿設された透孔2f1及び底部1の長辺側土手部1aの水平部1a1に穿設された透孔1a2から抜け出るようなことを防止することができる。
図1に示されているように、箱型に組み立てられた折り畳みコンテナーを、図3に示されているように、折り畳む際には、上述したように、先ず最初に、短側壁3を、底部1に重なるように倒し、次いで、長側壁2を、底部1に重ねられた短側壁3方向に倒すことになるが、この長側壁2を倒す前に、傾倒抑制部材S1の操作部s10bを押して、主弾性板部s10を、主弾性板部s10の弾性力に抗して、長側壁2に形成された弾性板部2n方向に湾曲させると、傾倒抑制部材S1の操作部s10bが、長側壁2に形成された弾性板部2nの横断リブ部2p或いは連結リブ部2s等に当接するとともに、長側壁2に形成された弾性板部2nを、箱型に組み立てられた折り畳みコンテナーの内部方向に変形させ、遂には、図13に示されているように、長側壁2に形成された弾性板部2nの折り畳みコンテナーの内部方向への変形に伴って、傾倒抑制部材S1に形成されている嵌合突部s11が、長側壁2に形成された弾性板部2nの嵌合凹部2tから外れることになる。このように、傾倒抑制部材S1に形成されている嵌合突部s11が、長側壁2に形成された弾性板部2nの嵌合凹部2tから外れた後、傾倒抑制部材S1を上方に移動させて、図7及び図8に示されているように、傾倒抑制部材S1の挿入ロッド部s5を、長側壁2の下端水平リブ2fに穿設された透孔2f1及び底部1の長辺側土手部1aの水平部1a1に穿設された透孔1a2から排出させ、その後、長側壁2を、底部1方向に倒すことにより、箱型に組み立てられた折り畳みコンテナーを折り畳むように構成されている。
上述したように、底部1と、底部1の長辺側土手部1aにヒンジ連結された長側壁2と、同じく底部1の短辺側土手部1bにヒンジ連結された短側壁3とを有し、相対する長側壁2にそれぞれ配設された傾倒抑制部材S1に、挿入ロッド部s5を形成するとともに、前記挿入ロッド部s5に対応して、底部1及び長側壁2に、それぞれ、透孔1a2、2f1を穿設し、折り畳みコンテナーが箱型に組み立てられた際に、前記傾倒抑制部材S1の挿入ロッド部s5を、前記透孔1a2、2f1に挿入するように構成した折り畳みコンテナーにおいて、前記傾倒抑制部材S1に、長側壁2に形成された弾性板部2nの嵌合凹部2tに嵌合する嵌合突部s11を形成することにより、折り畳みコンテナーの搬送中や取扱中の振動等による傾倒抑制部材S1のずれ上がりを防止することができ、従って、傾倒抑制部材S1の挿入ロッド部s5が、底部1及び長側壁2に穿設された透孔1a2、2f1から抜け出るようなことを防止することができる。
次に、図14〜図16を用いて、別の実施例の折り畳みコンテナーの傾倒抑制部材S2について説明するが、上述した実施例における傾倒抑制部材S1と同じ構成部材については、同一符号を使用とともに、その詳細な説明は省略する。
この実施例においては、傾倒抑制部材S2の相対する垂直板部s7a付近に位置する背板部s1には、背板部s1に略逆U字状のスリットs12を穿設することにより、一対の補助弾性板部s13が形成されており、補助弾性板部s13の裏面(傾倒抑制部材S2を長側壁2に配設した際に、長側壁2の板状部2aと対向する面)s13aには、水平溝13bが形成されている。また、傾倒抑制部材S2の挿入ロッド部s5間に位置する下部水平帯状板部s3の下面には、挿入ロッド部s5より短い補助挿入ロッド部s14が、所定の間隔を置いて、一対垂設されている。
上述した略逆U字状のスリットs9の垂直スリット部s9bの近傍に位置する奥板部s6cには、水平板部s6bの下面付近から上部水平帯状板部s2まで達する縦長の奥板部側窓部s15が形成されており、上部水平帯状板部s2には、奥板部側窓部s15に連通されているとともに、背板部s1方向に延在する帯状板部側窓部s16が形成されている。
上述したように、奥板部s6cに、奥板部側窓部s15を穿設することにより形成された相対する奥板部s6cの垂直辺のうち、傾斜板部s6a側に位置する垂直辺s6d付近の奥板部s6cの前面(折り畳みコンテナーを箱型に組み立てた際に、外側に位置する面)s6c”には、垂直辺s6dに沿って係止リブs17が形成されており、係止リブs17の下端部には、上方に向かうに従って、前面s6c”から遠ざかる方向に傾斜した傾斜面s17aが形成されている。
次に、図17及び図18を用いて、別の実施例の折り畳みコンテナーの長側壁2について説明するが、上述した実施例における長側壁2と同じ構成部材については、同一符号を使用とともに、その詳細な説明は省略する。
長側壁2に形成されている弾性板部2n付近に位置する板状部2aの外面2a1には、弾性板部2nの下端の両角部に形成された嵌合凹部2tに並設して、上述した傾倒抑制部材S2に形成された補助弾性板部s13の水平溝13bに嵌合可能な補助嵌合突部2vが突設されている。
また、弾性板部2nの下端の両角部に形成された嵌合凹部2tと補助嵌合突部2vとの間に位置する板状部2aの外面2a1には、上述した傾倒抑制部材S2の奥板部s6cの前面s6c”に形成された係止リブs17に係合する係合部材2wが形成されている。係合部材2wは、板状部2aに略垂直な基部2w1と、基部2w1の先端から、補助嵌合突部2v方向に、且つ、板状部2aに略平行に延在する係合部2w2とから構成されており、上端水平リブ2e方向から見た形状が、略L字状に形成されている。そして、係合部材2wの基部2w1と、係合部2w2と、板状部2aの外面2a1とにより、係合凹部2w3が形成されている。
更に、長側壁2に形成された水平補強リブ2kには、上述した傾倒抑制部材S2の下部水平帯状板部s3の下面に垂設された補助挿入ロッド部s14が挿入可能な透孔2k2が穿設されている。
次に、上述した傾倒抑制部材S2が配設された折り畳みコンテナーの長側壁2の傾倒抑制機能等について説明する。
図19及び図20に示されているように、傾倒抑制部材S2が最上位置にあり、従って、傾倒抑制部材S2の挿入ロッド部s5が、長側壁2の下端水平リブ2fに穿設された透孔2f1及び底部1の長辺側土手部1aの水平部1a1に穿設された透孔1a2から排出されている状態においては、長側壁2の板状部2aの外面2a1に突設された補助嵌合突部2vが、傾倒抑制部材S2に形成された補助弾性板部s13の水平溝13bに嵌合するように構成されている。
上述したように、傾倒抑制部材S2に形成された補助弾性板部s13の水平溝13bに、長側壁2の板状部2aの外面2a1に突設された補助嵌合突部2vが嵌合するように構成することにより、挿入ロッド部s5が、長側壁2の下端水平リブ2fに穿設された透孔2f1及び底部1の長辺側土手部1aの水平部1a1に穿設された透孔1a2から排出された状態の傾倒抑制部材Sが、簡単には、移動しないように構成されている。
図19及び図20に示されている、最上位置にある傾倒抑制部材S2を下方に移動させると、先ず最初に、長側壁2の板状部2aの外面2a1に突設された補助嵌合突部2vが、傾倒抑制部材S2に形成された補助弾性板部s13の自由端部を、長側壁2の板状部2aから遠ざかる方向に湾曲変形させることにより、補助嵌合突部2vが、補助弾性板部s13の水平溝13bから排出されることになる。
次いで、更に、傾倒抑制部材S2を下方に移動させると、上述した傾倒抑制部材S1が配設された実施例と同様に、その下動途中において、傾倒抑制部材S2に形成されている嵌合突部s11は、長側壁2の弾性板部2nに形成された略三角形状のガイドリブ部2qのガイド面2q1に乗り上げられ、ガイドリブ部2qのガイド面2q1に乗り上げられた嵌合突部s11は、長側壁2の板状部2aに形成された弾性板部2nを、箱型に組み立てられた折り畳みコンテナーの内部方向に弾性変形させながら、長側壁2の弾性板部2nに形成された横断リブ部2pを越え、嵌合突部s11が、横断リブ部2pを越えた時点で、長側壁2に形成された弾性板部2nの嵌合凹部2tに嵌合されることになる。このように、傾倒抑制部材S2に形成されている嵌合突部s11が、長側壁2に形成された弾性板部2nの嵌合凹部2tに嵌合された時点で、傾倒抑制部材S2の挿入ロッド部s5が、長側壁2の下端水平リブ2fに穿設された透孔2f1及び底部1の長辺側土手部1aの水平部1a1に穿設された透孔1a2に挿入されるとともに、傾倒抑制部材S2の補助挿入ロッド部s14が、水平補強リブ2kに穿設された透孔2k2に挿入されることになる。
上述したように、傾倒抑制部材S2の挿入ロッド部s5を、長側壁2の下端水平リブ2fに穿設された透孔2f1及び底部1の長辺側土手部1aの水平部1a1に穿設された透孔1a2に挿入するとともに、傾倒抑制部材S2の補助挿入ロッド部s14を、長側壁2に形成された水平補強リブ2kに穿設された透孔2k2に挿入するように構成することにより、箱型に組み立てられた折り畳みコンテナーの長側壁2に、外側から内側方向に負荷が加わった際に、長側壁2が内側に傾倒したり湾曲するようなことを、より確実に抑制することができる。
また、上述したように、傾倒抑制部材S2の挿入ロッド部s5が、長側壁2の下端水平リブ2fに穿設された透孔2f1及び底部1の長辺側土手部1aの水平部1a1に穿設された透孔1a2に挿入され、且つ、傾倒抑制部材S2の補助挿入ロッド部s14が、長側壁2に形成された水平補強リブ2kに穿設された透孔2k2に挿入される過程において、傾倒抑制部材S2の奥板部s6cの前面s6c”に形成された係止リブs17は、長側壁2の板状部2aの外面2a1に形成された係合部材2wの基部2w1と係合部2w2と板状部2aの外面2a1とにより形成された係合凹部2w3に挿入されることになる。
そして、傾倒抑制部材S2の最下位置においては、傾倒抑制部材S2の奥板部s6cに形成された係止リブs17が、長側壁2の板状部2aに形成された係合部材2wの基部2w1と係合部2w2と長側壁2の板状部2aの外面2a1とにより形成された係合凹部2w3に挿入されており、係止リブs17が、係合部材2wの係合部2w2に当接、或いは、接近して位置しているので、箱型に組み立てられた折り畳みコンテナーの長側壁2に、外側から内側方向に負荷が加わり、長側壁2が内側に傾倒したり湾曲しても、長側壁2のこのような変形に、傾倒抑制部材S2が追従することができ、傾倒抑制部材S2が、長側壁2の板状部2aから離れるようなことを防止することができる。従って、傾倒抑制部材S2の長側壁2の傾倒・湾曲防止機能が損なわれるようなことがない。また、係止リブs17の下端部には、傾斜面s17aが形成されているので、傾倒抑制部材S2の下方への移動の際に、係止リブs17の傾斜面s17aが、先ず最初に、係合部材2wの係合部2w2にガイドされることになり、従って、確実に、且つ、容易に、傾倒抑制部材S2の奥板部s6cに形成された係止リブs17を、長側壁2の板状部2aに形成された係合部材2wの基部2w1と係合部2w2と長側壁2の板状部2aの外面2a1とにより形成された係合凹部2w3に挿入することができる。
また、箱型に組み立てられた折り畳みコンテナーを折り畳む際には、上述した実施例と同様に、傾倒抑制部材S2の操作部s10bを押して、主弾性板部s10を、主弾性板部s10の弾性力に抗して、長側壁2に形成された弾性板部2n方向に湾曲させると、傾倒抑制部材S2の操作部s10bが、長側壁2に形成された弾性板部2nの横断リブ部2p或いは連結リブ部2s等に当接するとともに、長側壁2に形成された弾性板部2nを、箱型に組み立てられた折り畳みコンテナーの内部方向に変形させ、図24に示されているように、長側壁2に形成された弾性板部2nの折り畳みコンテナーの内部方向への変形に伴って、傾倒抑制部材S1に形成されている嵌合突部s11が、長側壁2に形成された弾性板部2nの嵌合凹部2tから外れることになる。このように、傾倒抑制部材S2に形成されている嵌合突部s11が、長側壁2に形成された弾性板部2nの嵌合凹部2tから外れた後、傾倒抑制部材S2を上方に移動させて、図19及び図20に示されているように、傾倒抑制部材S2の挿入ロッド部s5を、長側壁2の下端水平リブ2fに穿設された透孔2f1及び底部1の長辺側土手部1aの水平部1a1に穿設された透孔1a2から排出させるとともに、傾倒抑制部材S2の補助挿入ロッド部s14を、長側壁2に形成された水平補強リブ2kに穿設された透孔2k2から排出させ、その後、長側壁2を、底部1方向に倒すことにより、箱型に組み立てられた折り畳みコンテナーを折り畳むように構成されている。
なお、長側壁2に形成された水平補強リブ2kに穿設された透孔2k2に対応して、長側壁2の下端水平リブ2f及び底部1の長辺側土手部1aの水平部1a1に、上述した透孔2f1、透孔1a2と同様に透孔を穿設するとともに、傾倒抑制部材Sの補助挿入ロッド部s14を、挿入ロッド部s5と略同じ長さに形成し、傾倒抑制部材Sの補助挿入ロッド部s14を、挿入ロッド部s5と同様に、長側壁2の下端水平リブ2f及び底部1の長辺側土手部1aの水平部1a1に穿設された透孔に挿入するように構成することもできる。このように構成することにより、箱型に組み立てられた折り畳みコンテナーの長側壁2に、外側から内側方向に負荷が加わった際に、長側壁2が内側に傾倒したり湾曲するようなことを、更に確実に抑制することができる。
また、挿入ロッド部s5が、長側壁2の下端水平リブ2fに穿設された透孔2f1及び底部1の長辺側土手部1aの水平部1a1に穿設された透孔1a2に挿入され、補助挿入ロッド部s14が、長側壁2に形成された水平補強リブ2kに穿設された透孔2k2に挿入された、傾倒抑制部材Sの最下位置において、傾倒抑制部材S2に形成された補助弾性板部s13の水平溝13bに嵌合するような嵌合突部2xを、上述した補助嵌合突部2vの下方に位置する長側壁2の板状部2aの外面2a1に突設することもできる。
上述したように、傾倒抑制部材Sの最下位置において、傾倒抑制部材S2に形成された補助弾性板部s13の水平溝13bに嵌合するような嵌合突部2xを、長側壁2の板状部2aの外面2a1に突設することにより、折り畳みコンテナーの搬送中や取扱中の振動等による傾倒抑制部材S2のずれ上がりを、より確実に防止することができる。
図1は、本発明の折り畳みコンテナーが箱型に組み立てられた状態の斜視図である。 図2は、本発明の折り畳みコンテナーの組み立て途中或いは折り畳み途中の斜視図である。 図3は、本発明の折り畳みコンテナーの折り畳まれた状態の斜視図である。 図4は、本発明の折り畳みコンテナーの長側壁及び底部の部分拡大斜視図である。 図5は、本発明の折り畳みコンテナーの長側壁に配設される傾倒抑制部材の斜視図である。 図6は、本発明の折り畳みコンテナーの長側壁に配設される傾倒抑制部材の裏面斜視図である。 図7は、傾倒抑制部材が配設された状態の本発明の折り畳みコンテナーの長側壁及び底部の部分拡大正面図である。 図8は、傾倒抑制部材が配設された状態の本発明の折り畳みコンテナーの長側壁及び底部の長側壁の板状部に垂直な側断面図である。 図9は、図7と同様の傾倒抑制部材が配設された状態の本発明の折り畳みコンテナーの長側壁及び底部の部分拡大正面図である。 図10は、図8と同様の傾倒抑制部材が配設された状態の本発明の折り畳みコンテナーの長側壁及び底部の側断面図である。 図11は、本発明の折り畳みコンテナーの長側壁の更なる部分拡大斜視図である。 図12は、傾倒抑制部材が配設された状態の本発明の折り畳みコンテナーの長側壁及び底部の更なる部分拡大正面図である。 図13は、図8と同様の傾倒抑制部材が配設された状態の本発明の折り畳みコンテナーの長側壁及び底部の側断面図である。 図14は、本発明の別の実施例の折り畳みコンテナーの長側壁に配設される傾倒抑制部材の斜視図である。 図15は、本発明の別の実施例の折り畳みコンテナーの長側壁に配設される傾倒抑制部材の裏面斜視図である。 図16は、本発明の別の実施例の折り畳みコンテナーの長側壁に配設される傾倒抑制部材の正面図である。 図17は、本発明の別の実施例の折り畳みコンテナーの長側壁及び底部の部分拡大斜視図である。 図18は、本発明の別の実施例の折り畳みコンテナーの長側壁の更なる部分拡大斜視図である。 図19は、傾倒抑制部材が配設された状態の本発明の別の実施例の折り畳みコンテナーの長側壁及び底部の部分拡大正面図である。 図20は、傾倒抑制部材が配設された状態の本発明の別の実施例の折り畳みコンテナーの長側壁及び底部の長側壁の板状部に垂直な側断面図である。 図21は、傾倒抑制部材が配設された状態の本発明の別の実施例の折り畳みコンテナーの長側壁及び底部の部分拡大正面図である。 図22は、図21の更なる部分拡大正面図である。 図23は、図20と同様の傾倒抑制部材が配設された状態の本発明の折り畳みコンテナーの長側壁及び底部の側断面図である。 図24は、図20と同様の傾倒抑制部材が配設された状態の本発明の折り畳みコンテナーの長側壁及び底部の側断面図である。
符号の説明
S1、S2・・・・・・・・・・・・・・・・傾倒抑制部材
s5・・・・・・・・・・・・・・・・・・・挿入ロッド部
s10・・・・・・・・・・・・・・・・・・主弾性板部
s11・・・・・・・・・・・・・・・・・・嵌合突部
s13・・・・・・・・・・・・・・・・・・補助弾性板部
s14・・・・・・・・・・・・・・・・・・補助挿入ロッド部
s17・・・・・・・・・・・・・・・・・・係止リブ
1・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・底部
1a・・・・・・・・・・・・・・・・・・・長辺側土手部
1a2・・・・・・・・・・・・・・・・・・透孔
1b・・・・・・・・・・・・・・・・・・・短辺側土手部
2・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・長側壁
2f・・・・・・・・・・・・・・・・・・・下端水平リブ
2f1・・・・・・・・・・・・・・・・・・透孔
2n・・・・・・・・・・・・・・・・・・・弾性板部
2t・・・・・・・・・・・・・・・・・・・嵌合凹部
2v・・・・・・・・・・・・・・・・・・・補助嵌合突部
2w・・・・・・・・・・・・・・・・・・・係合部材
3・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・短側壁

Claims (3)

  1. 底部と底部の相対する長辺側土手部にヒンジ連結された長側壁と底部の相対する短辺側土手部にヒンジ連結された短側壁とからなり、箱型に組み立てられた状態から、先ず最初に、短側壁を底部方向に倒し、次いで、長側壁を底部方向に倒すことにより、折り畳むことが可能な折り畳みコンテナーにおいて、長側壁には、挿入ロッド部が形成された傾倒抑制部材が、上下動可能に配設されているとともに、長側壁の下端水平リブ及び底部の長辺側土手部の水平部には、傾倒抑制部材に形成された挿入ロッド部が挿入される透孔が、それぞれ穿設されており、傾倒抑制部材の最下位置においては、傾倒抑制部材に形成された挿入ロッド部が、長側壁の下端水平リブ及び底部の長辺側土手部の水平部に穿設された透孔に、それぞれ挿入されるように構成されており、且つ、傾倒抑制部材には、傾倒抑制部材の最下位置において、長側壁に形成された弾性板部の嵌合凹部に嵌合可能な嵌合突部が形成されていることを特徴とする折り畳みコンテナー。
  2. 前記傾倒抑制部材に、傾倒抑制部材の最上位置において、長側壁に突設された補助嵌合突部が嵌合可能な溝を有する補助弾性板部を形成したことを特徴とする請求項1に記載の折り畳みコンテナー。
  3. 前記傾倒抑制部材に、傾倒抑制部材の最下位置において、長側壁に形成された係合凹部に挿入可能な係止リブを形成したことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の折り畳みコンテナー。
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