JP4208294B2 - 剪断・曲げ複合機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、パンチプレス等の板材加工機による加工後の成形部品を扱う剪断・曲げ複合機に関する。
【0002】
【従来の技術】
成形、穴明け、トリミング、曲げ等の工程を構成する一般的なラインにおいては、図3に示すように、パンチプレス、シャーリングマシン(剪断機)、曲げ加工機というように、夫々専用機を配置してラインを構成するのが通例である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
然しながら、上述の従来例では、装置の設置面積を広く必要とし、また、パンチプレス等の板材加工機で加工された成形部品を、後工程でシャー(剪断機)にて原点セットして切断したワークを再び曲げ加工機で原点セットするため、製品精度の低下を招く虞れを生ずるという課題がある。
【0004】
この発明は、上述の点に着目して成されたもので、成形部品の後工程に必要なトリミング機能を曲げ加工機に付加して製品精度の維持向上を図ると共に、省スペース化を実現可能とする剪断・曲げ複合機を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この発明は、下記構成を備えることにより上記課題を解決できるものである。
【0006】
(1)ワークを把持し、位置決めするためのマニピュレータと、前記ワークをクランプするための上板押えと下板押えとからなるクランプ部と、上刃を下向きに付設した棒状体をブレードガイドローラを介して昇降シリンダーのピストンロッドに接続して成り、前記上板押えの内側に平行して、クランプビーム用クランプ軸を有するフレームの上方位置に備えられた上剪断部と、下刃を上向きに前記下板押えの内側、且つ前記上刃と係合して対向する位置に付設された下剪断部と、前記ワークに曲げ加工を行う曲げ加工部とを有し、前記上剪断部と前記下剪断部によるワークの剪断加工の後、前記クランプ部のクランプの解除、前記マニピュレータによる位置決めが行われ、前記クランプ部による前記ワークのクランプの後、前記曲げ加工部による曲げ加工が行われることを特徴とする剪断・曲げ加工機。
【0007】
(2)前記上剪断部と前記下剪断部によるワークの前記剪断加工が、板材加工機による加工後の成形部品から不要部分を切り取るトリミング加工であることを特徴とする前記(1)記載の剪断・曲げ複合機。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下にこの発明の一実施の形態を説明する。
【0009】
図1(a)はこの発明に係る剪断・曲げ複合機の側面模式図、同(b)は正・逆曲げ機構部分説明図、図2は専用単体機で加工する場合の工程のフロー例を示す説明図、図3は専用単体機配置によるライン構成の一例を示す平面図である。
【0010】
図面について説明すれば、1は上刃、2は棒状体、3はブレードガイドローラ、4は上刃昇降シリンダ(またはシャーブレード昇降シリンダと称す)、6は下刃であり、上刃1を下向きに付設した棒状体2をガイドローラ3を介して上刃昇降シリンダー4のピストンロッド4aに接続して成る上剪断部SUを、上板押え7aの内側に平行して、且つ曲げ加工機のクランプビーム5用クランプ軸(Z軸)5aを有するフレームF上方位置に備え、下刃6を上向きに下板押え7bの内側、且つ前記上刃1と係合して対向する位置に付設して下剪断部SLを構成して剪断機能を付加し、該剪断機能を、パンチプレス等の板材加工機による加工後の成形部品から不要部分を切り取る縁切り工程であるトリミング処理とした構成を備える。また、ベンドビーム(曲げ型ユニット)Bbを前後方向に移動して曲げ工程でのクリアランス調整可能なA軸10を有し、正曲げ金型9aの上部にスクラップガイド8を設け、トリミング工程終了後のスクラップをスクラップボックス15に落下収容する構成となっている。
【0011】
なおまた、ワークW位置決め用のマニピュレータMPが、駆動部12に接続した雄螺子部14と噛合するナット部13を有するボールネジ機構Bnを備え、位置決め自在に構成されている。
【0012】
他の符号について、D軸11は、その回転作用によりベンドビーム(曲げ型ユニット)Bbを上下に移動して曲げ金型の位置を調整できるようになっている。
【0013】
上述の構成に基づいて作用を説明する。
【0014】
フロントテーブル(図示せず)内で原点セットされたワークWをマニピュレータMPでクランプし、加工機本体のシャーブレード(上下の刃)に対して、所定の切断位置へ前記ワークWを、駆動部12に接続した雄螺子部14と噛合するナット部13を有するボールネジ機構Bnにより位置決めし、その間、曲げ金型を支持するベンドビーム(曲げ型ユニット)BbはA軸の回転動作により後方へ移動して、切断工程に支障とならないように切断位置より離隔し、次いで、クランプ軸(Z軸)5aの回動作用によりクランプビーム5が、前記クランプ軸(Z軸)5aを軸として図1(a)に示すように矢印Lに沿って、下板押え7bから離反して上昇し、上板押え7aと前記下板押え7bとの間にワークWを挿入し、マニピュレータMPで位置決めされたワークWを、上板押え7aがZ軸回りに旋回して下降し、上下板押え7a、7bにてクランプし、例えば、図2に示すような加工処理工程の場合、上刃昇降シリンダ(シャーブレード昇降シリンダ)4の作用により上刃1がブレードガイドローラ3に沿って下降し、シャーブレード下刃との協動により切断工程を実施し、この操作を繰り返して前記ワークWの四隅を切り離してトリミング処理し、ベンドビーム(曲げ型ユニット)Bb上部に設けたスクラップガイド8により前記トリミング処理後のスクラップを離脱落下せしめてスクラップボックス15に収容し、続いてスクラップガイド8を開放して曲げ金型から離反するように旋回させ垂直状態として曲げ工程に支障とならない状態とし、次にマニピュレータMPがベンドビーム(曲げ型ユニット)Bbに対してワークWの位置決めを行い、ワークWの位置決め完了後、上下板押え7a、7bでクランプした後、ベンドビームBbは、A軸及びD軸を所定量回転させて曲げ加工を実施し、この操作を四辺に対して繰り返し行い曲げ工程を完了する。
【0015】
尚、マニピュレータMPは、この発明に係る剪断・曲げ複合機では、剪断工程/曲げ工程に対し、ワークWの位置決め装置として兼用されることになる。
【0016】
本実施例では、トリミング工程にて発生するスクラップをスクラップボックス15へ収容するスクラップガイド機能を有するスクラップガイド8を正曲げ加工のみの場合について図示したが、図1(b)に示すように、従来通り、正・逆曲げ機構にも応用できることは勿論である。
【0017】
なおまた、本実施例では、シャーブレードの駆動を、シリンダによる直動機構としているが、既知の技術であるメカニカル・シャー機構を採用しても良い。
【0018】
【発明の効果】
この発明によれば、成形部品の後工程に必要なトリミング機能を曲げ加工機に付加したことにより、製品精度の維持向上と、省スペース化を実現できるという効果を呈する。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)この発明に係る剪断・曲げ複合機の側面模式図、同(b)正・逆曲げ機構部分説明図
【図2】 専用単体機で加工する場合の工程のフロー例を示す説明図
【図3】 専用単体機配置によるライン構成の一例を示す平面図
【符号の説明】
1 上刃
2 棒状体
3 ブレードガイドローラ
4 上刃昇降シリンダ(シャーブレード昇降シリンダ)
5 クランプビーム
5a クランプ軸(Z軸)
6 下刃
7a 上板押え
7b 下板押え
8 スクラップガイド
9a 正曲げ金型
9b 逆曲げ金型
10 A軸
11 D軸
12 駆動部
13 ナット部
14 雄螺子部
15 スクラップボックス
F フレーム
Bb ベンドビーム(曲げ型ユニット)
Bn ボールネジ機構
MP マニピュレータ
L 矢印
SU 上剪断部
SL 下剪断部
Claims (2)
- ワークを把持し、位置決めするためのマニピュレータと、
前記ワークをクランプするための上板押えと下板押えとからなるクランプ部と、
上刃を下向きに付設した棒状体をブレードガイドローラを介して昇降シリンダーのピストンロッドに接続して成り、前記上板押えの内側に平行して、クランプビーム用クランプ軸を有するフレームの上方位置に備えられた上剪断部と、
下刃を上向きに前記下板押えの内側、且つ前記上刃と係合して対向する位置に付設された下剪断部と、
前記ワークに曲げ加工を行う曲げ加工部とを有し、
前記上剪断部と前記下剪断部によるワークの剪断加工の後、前記クランプ部のクランプの解除、前記マニピュレータによる位置決めが行われ、前記クランプ部による前記ワークのクランプの後、前記曲げ加工部による曲げ加工が行われることを特徴とする剪断・曲げ加工機。 - 前記上剪断部と前記下剪断部によるワークの前記剪断加工が、板材加工機による加工後の成形部品から不要部分を切り取るトリミング加工であることを特徴とする請求項1記載の剪断・曲げ複合機。
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1998
- 1998-07-17 JP JP20337198A patent/JP4208294B2/ja not_active Expired - Fee Related
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