JP4208104B2 - セキュリティシステムの端末装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、セキュリティシステムの端末装置に関し、特に、双方向ケーブルテレビ(以下、CATVと略記する)システムを利用した集中監視型セキュリティシステムに用いられる端末装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、戸建て住宅が多数軒を並べる大規模なニュータウンや、集合住宅群を含む複合型ニュータウンにおける新たなコミュニケーションシステムとして、双方向CATVの導入が進んでおり、同時に、地域防災に適応する情報メディアとして、このような双方向CATVを利用した集中監視型セキュリティシステム(以下、単にセキュリティシステムという)が知られている。
双方向CATVシステムは、CATV管理センターと各住戸をオンラインで結び、テレビ映像だけでなく、各種データ信号の伝送を行うことができるため、このような双方向CATVシステムを利用したセキュリティシステムによれば、火災、ガス漏れ、侵入等の各住戸ごとのセキュリティ(防災)情報をCATV管理センター側に設けられたセンター装置により、集中的に監視することができるとともに、一括してシステムの制御を行うことができる。
【0003】
双方向CATVシステムを利用したセキュリティシステムの概略構成について、図面を参照して簡単に説明する。
図7は、セキュリティシステムの概略構成図である。
図7に示すように、セキュリティシステムは、大別して、各住宅10aに設けられた端末装置群10と、CATV管理センター20aに設けられたセンター装置20と、CATV管理センター20aと各住宅10aとを結ぶ伝送路(CATVライン)30と、により構成される。
端末装置群10は、住戸外に設けられ、伝送路30に接続されるセキュリティインターフェース(以下、セキュリティI/Fと記す)11及び保安器15と、住戸内に設けられ、告知放送受信機12aや住宅情報盤12b等がユニット化されたホームターミナル12と、火災感知器13a、ガス漏れ警報器13b、防犯ボタン13c等の各種センサと、テレビ受像器14等を有して構成される。
【0004】
一方、CATV管理センター20aは、CATVシステム本来のテレビ共聴(VHF、UHF、BS、FM放送等)、自主放送、告知放送等を伝送路30を介して各住宅に供給する放送装置と、各住宅からのセキュリティ情報を常時監視するとともに、告知放送の切り換え制御等を行うセンター装置により構成される。放送装置は、テレビカメラ21、ビデオテープレコーダ22、モニタテレビ23、調整卓24、及び、地上波放送用受信アンテナ25、衛星放送用パラボラアンテナ26等を有し、また、センター装置は、セキュリティ操作卓27と、通信制御装置28等を有している。そして、放送装置及びセンター装置は、ヘッドエンド29を介して伝送線30に放送信号や制御信号を多重合成して送出するとともに、各住宅からのリクエスト信号や報知信号を受け取る双方向の伝送を行う。また、伝送路30は、同軸ケーブルや光ファイバーケーブルを信号線路とし、信号の減衰を補償する双方向増幅器31、信号線路を分岐、分配するタップオフ32等を有して構成される。
【0005】
このような構成において、セキュリティI/F11は、伝送路30の下り回線を介して伝送される信号のうち、テレビ、FM信号等の放送信号をテレビ受像器14に、また、告知放送信号を告知放送受信機12aに分岐、分配するとともに、各住戸において火災やガス漏れ等が発生した場合、各種センサにより検出される検出信号を住宅情報盤12bを介して取り込み、伝送路30の上り回線を介してCATV管理センター20aに伝送する。CATV管理センター20aでは、各住戸から伝送された信号を解読し、センター装置のモニタや表示パネルに表示することにより、各住戸及び対象地域のセキュリティ情報を集中的に監視することができる。
【0006】
なお、双方向CATVシステムを利用したセキュリティシステムは、上述した戸建て住宅が多数軒を並べるニュータウンに限らず、たとえば、図8に示すように、マンション等の集合住宅10a′やオフィスビル等においても適用される。図8のセキュリティシステムにおいては、伝送路30が保安器15を介して集合住宅10a′の建て屋内に引き込まれ、図示を省略した中継増幅器や分配機を介して各住戸毎に設けられたセキュリティI/F11A、11B、…に接続される。なお、各住戸内の構成、及び、CATV管理センター及び伝送路については、上述した構成(図7)と同等であるので、その説明を省略する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上述したようなセキュリティシステムにおいて、落雷や物的な衝撃等による機器の破損、故障等が発生した場合、長期間(数時間から数日)にわたって、火災やガス漏れ、侵入等の異常状態がCATV管理センター側に通知されて、セキュリティシステムが正常に機能しなくなる事態が発生することがある。このような事態が生じた場合、セキュリティシステムの監視員は、異常状態の通知を誤報と判断して、作業員を現地に派遣して故障個所の調査、修理を行わなければならない。
【0008】
すなわち、CATV管理センター側では、異常状態の通知が継続して表示されるのみで、実際の故障個所を詳しく判別することはできないため、作業員が現地に出向いて、次のような作業を行う必要がある。
具体的な作業内容は、住戸内に設けられたホームターミナル(住宅情報盤)と、住戸外に設けられたセキュリティI/Fとを接続している信号線を取り外し、CATV管理センター側で異常通知が継続しているか否かを確認する。そして、異常通知が解消された場合には、住戸内に故障箇所が存在すると判断し、異常通知が解消されない場合には、セキュリティI/Fの故障と判断して、それぞれの故障に最適な処置を講じてシステムの修理、復旧を図る。
【0009】
ここで、上述した一連の作業は、当然のことながら、システムや機器の知識に精通した専門の作業員が行う必要があり、かつ、故障個所の検知のために、作業員が現地に出向いて種々の作業を行ない、適切な対策を講じなければならず、誤報発生時の復旧に要する人的及び時間的な負担が極めて大きい上、破損個所の調査、修理に要する作業工数が多く、煩雑であるという問題を有している。
したがって、セキュリティシステムの住戸外に設置された機器(セキュリティI/F)の破損であるか、住戸内(各種センサ、住宅情報盤)の破損であるかが、作業員が現地に出向く前に把握できれば、故障箇所を早期、かつ、適切に修理することができる。
【0010】
ところで、セキュリティシステムの保守を簡易にする技術としては、たとえば特開平10−136332号公報等に記載されているように、複数の監視端末装置をセンター装置からポーリング制御して、各監視端末からのレスポンス信号に対する受信状態に基づいて伝送路の異常であるか、監視端末装置の異常であるかを切り分けて判定することが知られている。
このような特開平10−136332号公報等に記載された技術は、複数の監視端末装置からの受信状態の変化に基づいて異常を判定するものである上、複数の受信状態を記憶する手段を必要とし、さらに、異常発生箇所が伝送路であるか監視端末装置の異常であるか判定するものにすぎない。しかしながら、落雷等が原因で発生する異常状態の場合、統計的に見ると、伝送線路に比較して保安器よりも末端の住戸内外に設けられたセキュリティI/Fや住宅情報盤、各種センサにおいて発生する確率が高く、上述したような問題を良好に解決することはできない。
【0011】
そこで、本発明は、上述した問題を解決することを目的とし、落雷等によるシステムの破損、故障箇所の調査、修理に要する人的かつ時間的な負担を軽減するとともに、故障箇所を早期に把握し、適切に修理することができるセキュリティシステムの端末装置を提供するものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載のセキュリティシステムの端末装置は、住戸内で発生する各種の異常状態を検出するセンサと、該センサから出力された検出信号を移報する情報盤と、該情報盤から信号線を介して移報された検出信号を判別して判別情報を双方向ケーブルテレビシステムの伝送路を介してセキュリティセンターに伝送するインターフェースと、を備えたセキュリティシステムの端末装置において、前記インターフェースは、前記信号線を前記インターフェース側で電気的に遮断して、前記情報盤との接続状態を切り換えるスイッチ手段と、前記情報盤と電気的に接続された第1の状態と、前記スイッチ手段により前記情報盤と電気的に遮断された第2の状態における前記信号線の信号電位を検出する電圧検出手段と、前記セキュリティセンターからの指令信号に基づいて、前記スイッチ手段を切り換え制御するとともに、前記電圧検出手段により検出された信号電位に基づいて前記判別情報を生成して、前記セキュリティセンターに伝送する制御手段と、を有することを特徴とする。
【0013】
請求項2記載のセキュリティシステムの端末装置は、請求項1記載のセキュリティシステムの端末装置において、前記制御手段は、前記情報盤と電気的に接続された第1の状態と、前記スイッチ手段により前記情報盤と電気的に遮断され、高電位レベルが印加された第2の状態と、前記スイッチ手段により前記情報盤と電気的に遮断され、低電位レベルが印加された第3の状態に、前記スイッチ手段を切り換え制御し、前記電圧検出手段は、前記第1、第2及び第3の状態における前記信号線の信号電位を検出することを特徴とする。
【0014】
すなわち、本発明に係るセキュリティシステムの端末装置は、落雷等によりセキュリティセンターにおいて異常状態の通知が継続する場合に、セキュリティセンターから送出される指令信号に基づいて、スイッチ手段を切り換え制御し、センサ及び情報盤と、インターフェースとの接続状態を遮断して、センサ及び情報盤と、インターフェースの機能状態を個別に確認して故障個所を把握するものである。
この場合、センサ及び情報盤と、インターフェースとを接続する信号線を遮断するとともに、所定の電位レベルを印加することにより、故障個所及び故障状態をより正確に把握することが可能となる。
したがって、セキュリティセンター側でセキュリティ情報を一括管理できるとともに、故障個所の特定が容易となり、現地での調査、修理作業の工数削減や、効率の向上を図ることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係るセキュリティシステムの端末装置について、実施の形態を示して具体的に説明する。
<第1の実施形態>
図1は、第1の実施形態に係るセキュリティシステムの端末装置を示す概略図である。
図1に示すように、セキュリティシステムの端末装置に適用されるセキュリティI/F11は、スイッチ回路11aと、制御回路11bとを有して構成されている。
【0016】
スイッチ回路11aは、スイッチ制御信号Sswに基づいて、セキュリティI/F11の制御回路11bと、住宅情報盤12bの各移報回路C1、…Cnを接続する信号線L1、…Lnを電気的に遮断する。ここで、各信号線L1、…Lnには、高電位レベルVa(たとえば、12V)が抵抗を介して接続され、スイッチ回路11aがON状態(A接点)のときには、信号線L1、…Lnには火災感知器13a、ガス漏れ警報器13b、防犯ボタン13c等の各種センサからの検出信号が移報回路C1、…Cnを介して所定の電位で印加されている(第1の状態)。一方、スイッチ回路が11aがOFF状態(B接点)のときには、セキュリティI/F11は住宅情報盤12bから電気的に分離され、信号線L1、…Lnには高電位レベルVaが印加されず、信号線L1、…Lnは開放している(第2の状態)。
【0017】
制御回路11bは、火災感知器13a、ガス漏れ警報器13b、防犯ボタン13c等の各種センサからの検出信号を住宅情報盤12bの移報回路C1、…Cn及び信号線L1、…Lnを介して受け取り、火災や、ガス漏れ、侵入等が発生しているか否かを電圧レベルにより判別し、異常状態が発生していると判別した場合には、その判別情報を伝送路30の上り回線を使って、図示を省略したCATV管理センターのセンター装置に送信するとともに、センター装置側において、長期にわたって異常状態が通知された場合に、伝送路30の下り回線を介して送信される指令信号に基づいて、スイッチ制御信号Sswを生成、出力して、スイッチ回路11aを切り換え制御する。
【0018】
ここで、火災感知器13a、ガス漏れ警報器13b、防犯ボタン13c等の各種センサが接続される移報回路C1、…Cnは、異常状態を検出していない通常の状態においては、OFF状態にあって信号線L1、…Lnには、それぞれ高電位レベルが印加され、センサが異常状態を検出すると、当該センサが接続された移報回路のみがON状態になって信号線に、GNDレベル(低電位レベル:0V、もしくは、0V程度)が印加される。判別回路11bは、信号線に印加される電圧レベルが0V又は0Vと判別される許容範囲内にあるとき、異常状態が発生したものと判定する。
【0019】
次に、上述した本実施形態における判別可能な異常発生パターンについて、図面を参照して説明する。
まず、各住戸から発せられる異常状態を示すパターンについて説明する。
図2は、異常発生パターンの分類を示す図であって、センター装置側で異常状態が長期にわたって通知された場合の発生原因について示したものである。
図2に示すように、異常状態の発生原因を分類すると、住宅情報盤12b又は各種センサが破損、故障し、住宅情報盤12b側の原因により信号電位が0Vであると判断される場合(パターンA1)、又は、セキュリティI/Fが破損、故障し、伝送路を介して送出される判別情報が異常である場合(パターンB1)、あるいは、これら2つの原因が重合している場合(パターンC1)の3つのパターンが考えられる。
【0020】
次いで、本実施形態における異常状態の判別処理について、図面を参照して説明する。
図3は、本実施形態における異常状態の判別結果を示す図である。
センター装置側で異常状態が長期にわたって通知され、センター監視員が誤報と判断した場合、センター装置から誤報を発生している住戸の該当するセンサについて、接続スイッチ回路11aを切り換え制御して信号線の接続状態を遮断するように指令信号を送信することにより、当該センサに移報回路を介して接続された信号線と、セキュリティI/Fとが電気的に切り離され、信号線には、所定の高電位レベルが印加される。これにより、信号線は、移報回路がOFF状態にあるときと同等の電圧レベルに印加されることになる。
したがって、スイッチ回路11aの切り換えにより制御回路11bが高電位レベルを検出し、正常状態にあると判断した場合には、異常状態を通知する判別情報の送出が停止され、センター装置側での異常状態の表示は解消される。このとき、住宅情報盤12bを接続した状態では異常状態が検出され、切り離した状態では正常状態が検出されているため、セキュリティI/F11は正常状態にあり、住宅情報盤12b又はセンサに異常が発生している(パターンA1)と結論付け、異常箇所を住戸内に設置された機器と特定することができる。
【0021】
一方、スイッチ回路11aの切り換えによっても、制御回路11bが低電位レベルを検出して、異常状態にあると判断した場合には、異常状態を通知する判別情報が継続して送出され、センター装置側での異常状態の表示が継続される。このとき、住宅情報盤12bを接続した状態においても、また、切り離した状態においても異常状態が検出されているため、セキュリティI/F11に異常が発生していると判断することができるが、セキュリティI/F11の異常に加え、住宅情報盤12b又はセンサにも異常が発生している可能性も否定できない。そのため、少なくともセキュリティI/F11に異常が発生している(パターンB1、C1)と結論付け、作業員が現地に出向いて調査する際に、住戸外のセキュリティI/Fとともに、住戸内に設置された機器の再調査を行うように作業内容を指示することができる。
【0022】
<第2の実施形態>
次に、本発明に係るセキュリティシステムの端末装置における第2の実施形態について、図面を参照して説明する。
図4は、第2の実施形態に係るセキュリティシステムの端末装置を示す概略図である。
本実施形態は、上述した第1の実施形態において、スイッチ回路11aにより信号線L1、…Lnを電気的に遮断して、高電位レベルを印加する第2の状態に加え、低電位レベル(GNDレベル:0V)を印加する第3の状態に切り換え制御されることを特徴としている。
すなわち、図4に示すように、スイッチ回路11aは、高電位レベルが印加されるB接点を有するとともに、低電位レベルに接続されたC接点を有し、制御回路11bからのスイッチ制御信号Sswに基づいて、切り換え制御される。
【0023】
次に、本実施形態における異常状態の判別処理について、図面を参照して説明する。
図5は、本実施形態における異常状態の判別結果を示す図である。
本実施形態における異常状態の判別処理は、まず、上述した第1の実施形態において示したように、スイッチ回路11aをB接点に切り換え制御して信号線の接続状態を遮断し、所定の高電位レベルを印加して、異常状態の解消状況から図3に示すような判別結果を得る。
次いで、スイッチ回路11aをC接点に切り換え制御して信号線に所定の低電位レベルを印加する。これにより、信号線は、移報回路がON状態にあるときと同等の電圧レベルに印加されることになる。
【0024】
したがって、スイッチ回路11aの切り換えにより制御回路11bが低電位レベルを検出し、異常状態にあると判断した場合には、異常状態を通知する判別情報が継続して送出される。このとき、B接点において印加された高電位レベルに対して、制御回路11bにより正常に高電位レベルが検出されていた場合には、信号線への高電位レベル及び低電位レベルの双方の印加状態について、正常に信号電位が検出され、かつ、センター装置への判別情報の送出も正常である(パターンA1)と結論付けることができるため、セキュリティI/F11は正常状態にあり、誤報の原因が住宅情報盤12b又は各種センサの破損又は故障であると特定することができる。
【0025】
また、B接点において印加された高電位レベルに対して、制御回路11bにより正常に高電位レベルが検出されていなかった場合には、少なくとも信号線への高電位レベルの印加状態について、信号電位の検出が異常である(パターンB1)と結論付けることができるとともに、信号線と低電位レベルとの短絡や、制御回路11bの電圧検出機能の麻痺により、異常が発生している可能性が高いため、作業員が現地に出向いて調査する際に、住戸外のセキュリティI/Fの制御回路11bの電圧検出機能と信号線を重点的に再調査を行うように作業内容を指示することができる。なお、この場合、住宅情報盤12b及び各種センサの故障の可能性が解消されたわけではないので、現地調査において、住戸内の機器についても調査を行う必要がある。
【0026】
一方、スイッチ回路11aをC点に切り換え場合に、制御回路11bが低電位レベルを検出せず、異常状態と判断しなかった場合には、異常状態を通知する判別情報の送出が停止される。このとき、A接点において住宅情報盤12bや各種センサが接続された状態では低電位レベルが検出され、C接点において低電位レベルが検出されていないため、B接点において印加された高電位レベルに対する電圧検出結果に関わらず、信号線に対する低電位レベルの印加が異常である(パターンB1)と結論付けることができるとともに、少なくともセキュリティI/F11の低電位レベルの変動や、スイッチ回路11aにおける接点不良により、異常が発生している可能性が高いため、作業員が現地に出向いて調査する際に、住戸外のセキュリティI/Fの制御回路11bの低電位電源とスイッチ回路11aを重点的に再調査を行うように作業内容を指示することができる。なお、この場合においても、住宅情報盤12b及び各種センサの故障の可能性が解消されたわけではないので、現地調査において、住戸内の機器についても調査を行う必要がある。
【0027】
なお、図4に示した3接点を有するスイッチ回路11aとして、図6に示すように、2接点を有するスイッチ回路11aと、信号線Lの低電位レベルへの接続を制御するトランジスタスイッチQを設け、スイッチ回路11aを第1のスイッチ制御信号S1により切り換え制御し、トランジスタスイッチQを第2のスイッチ制御信号S2により導通制御する構成を用いることもできる。
この場合、まず、第1のスイッチ制御信号S1によりスイッチ回路11aを制御して、信号線の電気的な接続状態を遮断するとともに、B接点に接続して信号線に高電位レベルを印加し、次いで、第2のスイッチ制御信号S2によりトランジスタスイッチQを制御して、信号線に低電位レベル印加することにより、上記実施形態と同様の判別処理を実行することができる。
【0028】
【発明の効果】
請求項1記載のセキュリティシステムの端末装置によれば、双方向CATVシステムを利用したセキュリティシステムの端末装置において、各住戸内に設けられる情報盤及び各種センサと、住戸外に設けられるインターフェースと接続する信号線を、セキュリティセンターからの指令信号に基づいて電気的に遮断し、その前後の信号線の信号電位に基づく判別情報をセキュリティセンターに伝送することにより、現地に作業員が出向く前に、セキュリティシステムの住戸外に設置された機器の異常であるか、住戸内の機器の異常であるかを、概略把握、特定することができため、異常発生時の復旧に要する人的及び時間的な負担を軽減して、故障箇所を早期、かつ、適切に修理することができる。
【0029】
また、請求項2記載のセキュリティシステムの端末装置によれば、スイッチ手段により信号線に印加される信号電位を、情報盤及び各種センサに接続された第1の状態と、情報盤と電気的に遮断され、高電位レベルが印加された第2の状態と、情報盤と電気的に遮断され、低電位レベルが印加された第3の状態に切り換え制御することができるため、各印加電圧に対する電圧検出結果に基づいて、故障個所及び故障状態をより正確に把握、特定することができる。
したがって、セキュリティセンター側でセキュリティ情報を一括管理できるとともに、故障個所の特定が容易となり、現地での調査、修理作業の工数削減や、効率の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態に係るセキュリティシステムの端末装置を示す概略図である。
【図2】異常発生パターンの分類を示す図である。
【図3】本実施形態における異常状態の判別結果を示す図である。
【図4】第2の実施形態に係るセキュリティシステムの端末装置を示す概略図である。
【図5】本実施形態における異常状態の判別結果を示す図である。
【図6】本実施形態におけるスイッチ回路の構成例を示す図である。
【図7】セキュリティシステムの概略構成図である。
【図8】集合住宅におけるセキュリティシステムの概略構成図である。
【符号の説明】
10 端末装置群
11 セキュリティI/F(インターフェース)
11a スイッチ回路(スイッチ手段)
11b 制御回路(電圧検出手段、制御手段)
12 ホームターミナル
12a 告知放送受信機
12b 住宅情報盤(情報盤)
13a 火災感知器(センサ)
13b ガス漏れ警報器(センサ)
13c 防犯ボタン(センサ)
14 テレビ受像器
15 保安器
20 センター装置
20a CATV管理センター(セキュリティセンター)
30 伝送路

Claims (2)

  1. 住戸内で発生する各種の異常状態を検出するセンサと、該センサから出力された検出信号を移報する情報盤と、該情報盤から信号線を介して移報された検出信号を判別して判別情報を双方向ケーブルテレビシステムの伝送路を介してセキュリティセンターに伝送するインターフェースと、を備えたセキュリティシステムの端末装置において、
    前記インターフェースは、
    前記信号線を前記インターフェース側で電気的に遮断して、前記情報盤との接続状態を切り換えるスイッチ手段と、
    前記情報盤と電気的に接続された第1の状態と、前記スイッチ手段により前記情報盤と電気的に遮断された第2の状態における前記信号線の信号電位を検出する電圧検出手段と、
    前記セキュリティセンターからの指令信号に基づいて、前記スイッチ手段を切り換え制御するとともに、前記電圧検出手段により検出された信号電位に基づいて前記判別情報を生成して、前記セキュリティセンターに伝送する制御手段と、
    を有することを特徴とするセキュリティシステムの端末装置。
  2. 前記制御手段は、前記情報盤と電気的に接続された第1の状態と、前記スイッチ手段により前記情報盤と電気的に遮断され、高電位レベルが印加された第2の状態と、前記スイッチ手段により前記情報盤と電気的に遮断され、低電位レベルが印加された第3の状態に、前記スイッチ手段を切り換え制御し、
    前記電圧検出手段は、前記第1、第2及び第3の状態における前記信号線の信号電位を検出することを特徴とする請求項1記載のセキュリティシステムの端末装置。
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