JP3846976B2 - Catvシステムにおける無停電電源装置の異常検知方法 - Google Patents
Catvシステムにおける無停電電源装置の異常検知方法 Download PDFInfo
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はCATVシステムにおける無停電電源装置の異常をセンタ側において確認できるようにするためのものであり、特にステイタスモニタ等による通信手段で遠隔地の無停電電源装置を監視することができない単方向CATVシステムにおいて有効なものである。
【0002】
【従来の技術】
図2に示すようにCATVシステムの中継伝送網Aには中継増幅器B等に電力を供給するための給電装置として無停電電源装置Cが接続されている。無停電電源装置Cは、商用AC100VをAC60Vに変換する商用電源回路Dと予備電源(バッテリー等の2次電池)Eの2つの系統の電源を備えており、通常は商用電源回路D側を電源とし、商用100Vが停電した場合に予備電源Eを電源とする。この電源系統の切り替えはリレー回路Fにより自動的に行われ、商用100Vが停電すると電源系統が商用電源回路Fから予備電源Eへと切り替わり、商用電源回路Dが回復すると予備電源Eから商用電源回路Dへと切り替わる。なお、予備電源Eは商用電源が生きている間に充電されるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
前記無停電電源装置Cには保安面から商用100Vの給電側にブレーカーGが設けられている。しかしブレーカーGは雷サージ電流等で落ちるとそれ自体は自動復帰されないため、商用100Vが回復した後も商用電源回路DにAC100Vが入らず、予備電源Eによる給電が継続されて数時間後にバッテリー切れで放送が停止してしまう。近年、多くのCATVシステムでは幹線が双方向化されており、この場合、中継増幅器の監視などに使われるステイタスモニタを無停電電源装置に付加してセンタでブレーカー落ちを把握することができるが、旧来からの単方向CATVシステムではステイタスモニタによる無停電電源の監視は行えず、ブレーカーが落ちればバッテリー切れによる放送停止の恐れが大きい。従って単方向CATVシステムでは停電の後に監視員が見回り点検などを行ってブレーカーが落ちていないかどうかを調べる必要があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明のCATVシステムにおける無停電電源装置の異常検知方法は図1に示すように、CATVシステムの中継伝送網1に給電装置である無停電電源装置2が接続され、同無停電電源装置2はそれにブレーカー落ち等の異常が発生すると、同無停電電源装置2に設けた信号発生器3から中継伝送網1に放送信号に障害を与える障害信号を出力して、受信者が視聴する放送に障害を生じさせ、その放送障害が視聴者からセンタに報知されるとセンタで前記異常を検知できるようにしたことを特徴とするものである。
【0005】
【発明の実施の形態1】
図1は本発明のCATVシステムにおける無停電電源装置の異常検知方法の実施形態であり、旧来からの無停電電源装置2に、同装置2でのブレーカー7の状態を監視できる監視機能4とCATVシステムの放送信号に障害を与えることができる障害信号(一種の妨害信号)を発生する信号発生器3とを設けてある。
【0006】
前記信号発生器3が発生する障害信号はCATVシステムの放送信号に少なからず多からず障害を与えることができるものであり、放送を視聴している視聴者が放送に異常があると気付ける程度に大きく、しかし視聴者が放送の内容を理解できなくならない程度に小さな障害を与えるものである(但し、視聴者からクレームが付くような程度の障害は与えることができるようにする)。この障害信号は放送信号にのみ障害を与えることができるようにしてあり、例えば90MHz〜222MHzの一般放送の帯域の信号とする。従って、CATVシステムの状態を維持するのに重要なパイロット信号等には妨害が及ばないようにする。この障害信号による障害は、映像信号にノイズを入れるものであったり、音声にノイズを入れるものであったり、或いはそれらを複合したものであったりすることができる。この実施形態においては、信号発生器3が出力する障害信号は予備電源(バッテリー)5に入力されるようにしてあり、予備電源回路5側の電力がリレー回路6を通じてCATVシステムの中継伝送網1に給電されている状態で、なお且つ監視機能4が信号発生器3に障害信号を発生するよう指示を与えている状態で同中継伝送網1に伝送されるようになっている。
【0007】
前記監視機能4は、無停電電源装置2のブレーカー7の状態を最低限監視できるものであり、ブレーカー7が落ちると信号発生器3に信号を出力して同信号発生器3に障害信号を出力させる。
【0008】
以上説明の異常検知方法では、無停電電源装置2でブレーカー落ちが発生すると中継伝送網1に障害信号が出力されて視聴者の視聴する放送に障害が生じ、視聴者からの放送がおかしい、ノイズが多い等のクレームという形でセンタが無停電電源装置2の異常を確認することが可能となる。なお、CATVシステムの運営者が予め複数の視聴者或いは全ての視聴者に対して障害信号による障害の程度を説明し、障害があったときにセンタに通報するよう依頼しておけば、センタ側でより確実に異常の確認することができるようになる。
【0009】
【発明の効果】
本発明のCATVシステムにおける無停電電源装置の異常検知方法によれば、無停電電源装置2でブレーカー落ち等の異常が発生すると視聴者の視聴する放送に障害が発生されるため、センタには視聴者から放送がおかしい、ノイズが多い等のクレームが入るようになり、センタはこのクレームをもって無停電電源装置2の異常を確認することが可能となる。従って、ステイタスモニタ等による双方向通信手段で遠隔監視を行うことができない単方向CATVシステムでも無停電電源装置のブレーカー落ちを確認することが可能となり、バッテリー切れによる放送停止という最悪の状況を阻止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のCATVシステムにおける無停電電源装置の異常検知方法の第1の実施形態を示した概略図。
【図2】 従来の無停電電源装置の一例を示した概略図。
【符号の説明】
1 中継伝送網
2 無停電電源装置
3 信号発生器
Claims (1)
- CATVシステムの中継伝送網(1)に給電装置である無停電電源装置(2)が接続され、同無停電電源装置(2)はそれにブレーカー落ち等の異常が発生すると、同無停電電源装置(2)に設けた信号発生器(3)から中継伝送網(1)に放送信号に障害を与える障害信号を出力して、受信者が視聴する放送に障害を生じさせ、その放送障害が視聴者からセンタに報知されるとセンタで前記異常を検知できるようにしたことを特徴とするCATVシステムにおける無停電電源装置の異常検知方法。
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1997
- 1997-07-18 JP JP19377997A patent/JP3846976B2/ja not_active Expired - Fee Related
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