JP4207998B2 - フラットケーブル装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電子回路基板を電気的に接続するフラットケーブル装置に係り、特に、コモンモードノイズを低減することができるフラットケーブル装置に関する。
従来、例えば、表示装置には、画像を表示する液晶パネル等を駆動するための電子回路を搭載した電子回路基板が設けられている。この電子回路は、例えば複数のICチップを含んでおり、所定のクロック信号に基づいて液晶パネルを駆動するための制御信号や液晶パネルに表示する画像信号を生成するものである。
このような電子回路のクロック信号は、近年、比較的高い周波数(例えば、10MHz以上)が用いられるようになってきているため、この電子回路を搭載した電子回路基板をシールドケースで覆うと共に、電子回路基板を他の電子回路基板とを電気的に接続するフラットケーブルにグランド層を設けてシールドすることにより、高い周波数のクロック信号に基づく不要輻射を防ぐようにしていた。
フラットケーブルをシールドする例として、フレキシブルフラットケーブルを形成する薄板状の導体のうち、差動信号対やディジタル信号対等の伝送信号対をツイストペア化し、コモンモードフィルタを形成することによりこれら伝送信号から輻射される妨害成分を低減するフレキシブルフラットケーブルが提案されていた
また、このフレキシブルフラットケーブルは、逆に外界から妨害を受けるアナログ映像信号、音声信号等と併走グランド信号等とをツイストペア化し、また導体を固定する2枚の絶縁フィルムの外層に金属シールド導体層を接着させ、この金属シールド導体層は両端部でグランド信号線に接着され、フレキシブルフラットケーブル全体をシールドする構造をもつものである。これにより伝送信号から輻射される妨害成分を低減し、逆に近接する他回路やデバイス等から同伝送信号が受ける妨害成分を抑制することができる(特許文献1参照)
また、フラットケーブルへの装着、離脱、更に固定を容易とすると共に、各種寸法のフラットケーブルに対応可能とし効果的なノイズ除去を可能とするために、フラットケーブル用コアを用いる方法が提案されていた(特許文献2参照)。
特開2006−156079号公報 特開2000−173828号公報
しかし、上述したフラットケーブルにグランド層を設けてシールドするようにした場合でも、高い周波数のクロック信号特有の不要輻射によりグランド層でシールドしたフラットケーブル表面から直接コモンモードノイズが輻射されることが分かった。このコモンモードノイズは、フラットケーブルが他の板金と近づいたときに発生するグランド層と板金との電磁気的又は容量的な結合により特定周波数で共振が起こることに起因するものであった。
そこで、コモンモードノイズを低減する対策として、上述したフラットケーブル用コアを用いるようにしていた。
このコアは、フラットケーブルを囲むように、一方のL字型分割フェライトコア体の脚部端面を他方のL字型分割フェライトコア体の脚部側面に当接させて閉磁路を成して互いに組み合わせた分割型フェライトコアを組み合わせ状態に保持するものであった。
しかし、フラットケーブル用コアを用いる方法では、高い周波数のクロック信号特有の不要輻射に対しては、ノイズ除去の効果が薄いものであり、また、コアをフラットケーブルに対して固定する方法が困難であった。
そこで、本発明は、高い周波数のクロック信号を用いた場合特有の不要輻射によりフラットケーブル表面から直接輻射されるコモンモードノイズを、外部部材を追加することなく抑制することができるフラットケーブル装置を提供することを目的とするものである。
上記課題を解決し、本発明の目的を達成するため、本発明のフラットケーブル装置は、高周波のクロックで動作する電子回路を有する一の電子回路基板を他の電子回路基板と電気的に接続する信号ライン部と、この信号ライン部を遮蔽するために該信号ライン部の片面側又は両面側にシート状に配設され、且つ、前記信号ライン部の幅方向に延設されると共に、信号ライン部の長手方向に間隔を空けて穿設された開口幅を有する複数のスリットを形成したシールド部とを備えたフラットケーブル装置であって、シールド部に穿設した複数のスリットは、信号ライン部の幅方向が長い同一の矩形状であり、信号ライン部の長手方向に対して、前記一の電子回路基板から他の電子回路基板に向かうに従って、スリット間の間隔を順次拡大または縮小する不等間隔としたことを特徴とする。
本発明においては、シールド部は信号ライン部の電磁気的不平衡点間の長さより短い複数の不等スリット間隔又は複数の不等スリット開口幅部分毎に現れる複数の不等間隔や等間隔の長さを有するように信号ライン部をシールドするようにしたので、シールド部上の長さ方向に存在する電磁気的不平衡点が複数の長さ部分に分散される。これによりフラットケーブル表面の電位差に起因するコモンモードノイズの輻射が抑制される。
また、シールド部の複数の不等スリット間隔又は複数の不等スリット開口幅部分毎に現れる複数の不等間隔や等間隔の長さは、電磁気的不平衡点が存在するシールド部全体の長さよりも短いので、フラットケーブルにおける共振周波数が、フラットケーブル自体の寸法で決定される周波数よりも低いものとなり、フラットケーブル表面のコモンモードノイズの共振周波数が他の周波数にシフトされることにより、問題となる周波数のノイズの高調波成分がフラットケーブルで共振することがなくなり、不要輻射のレベルが抑えられる。
本発明によれば、シールド部上の長さ方向に存在する電磁気的不平衡点を複数の不等スリット間隔又は複数の不等スリット開口幅部分毎に現れる複数の不等間隔や等間隔の長さ部分に分散させることにより、フラットケーブル表面の電磁気的不平衡点間に発生するコモンモードノイズ電流を低減させることができる。
また、フラットケーブルの共振周波数が高周波のクロック周波数の高調波に重ならないように共振周波数の共振点をシフトすることにより、各共振周波数の共振点のピークをリミット値以下に分散させることができる。
以下に、本発明の実施の形態について、適宜、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、高い周波数をクロックとして使用する基板間を接続するフラットケーブルを示す図である。図2は、図1に示すフラットケーブル3の断面図である。
図1に示すフラットケーブル3は、高周波のクロック(例えば、約74MHz)で動作する電子回路を有するA基板1と他の電子回路を有するB基板2とを電気的に接続するものである。図1に示すフラットケーブル3は、片面又は両面にグランドを有するものである。
図2は、上下両面にグランドを有する例を示すものであり、図2に示すように、フラットケーブル3は、信号ライン18を接着する接着層14と、接着層14で接着された信号ライン18を接着層14の上下両面から絶縁する絶縁層13,15とが設けられている。さらに、フラットケーブル3は、接着層14及び絶縁層13,15を介して接着及び絶縁された信号ライン18を絶縁層13,15の上下両面からシールドするグランド12,16と、グランド12,16を上下両面からコーティングするコーティング11,17とが設けられ構成されている。
これにより、フラットケーブル3の信号ライン18は、グランド12,16で上下両面から覆われることにより全方向のシールドが行われる。なお、これに加えて、高周波のクロックで動作する電子回路を有するA基板1は図示しないシールドケースで覆うようにしてA基板1自体をシールドしてもよい。
しかし、先に述べたように、フラットケーブル3の信号ライン18をグランド12,16で上下両面から覆うようにした場合でも、高い周波数のクロック信号特有の不要輻射によりフラットケーブル3表面から直接コモンモードノイズが輻射される。そこで、コモンモードノイズを低減するため、以下のグランド12,16をフラットケーブル3に設けるようにした。
本実施の形態では、グランド層12,16は信号ライン18の長さより短い複数の等スリット開口幅部毎に現れる複数の不等スリット間隔の長さに分散させることにより信号ライン18をシールドするように構成される。このとき、グランド層12,16上の長さ方向に存在する電磁気的不平衡点複数の長さ部分に分散される。これによりフラットケーブル3表面の電位差に起因するコモンモードノイズの輻射が抑制される。
ここで、グランド12,16の複数の長さ部分の長さを、電磁気的不平衡点間の距離よりも短い長さとするのは、電磁気的不平衡点間で発生する共振周波数の共振条件を変えることにより、後述するように、電磁気的不平衡点間で発生する共振周波数の共振点をシフトさせるためである。
図3は、グランドを上方から見た図である。
図3において、A基板1に搭載されているICチップからの電磁ノイズが、電磁誘導作用による電磁気的な結合などによりフラットケーブル3上のA基板1側のICチップに近い場所に比較的大きな電磁レベル及び範囲となって発生する。
一方で、フラットケーブル3上のA基板1側から離間したB基板2側においては、相対的に小さな電磁レベル及び範囲となる。このとき、フラットケーブル3上のA基板1側とB基板2側の間は電磁気的に不平衡な状態となるため、すなわち電位差が生じる状態となるため、フラットケーブル3上のA基板1側とB基板2側の電磁気的不平衡点間でコモンモードノイズ電流が流れ、フラットケーブル3から不要輻射が発生する。
そこで、図3に示すように、フラットケーブル3のグランド層12,16幅方向に縦長SW、長さ方向にSLで示す同等の開口を有する複数のスリットS1、S2、S3、S4、S5、S6、S7、S8・・・を設ける。このスリットS1、S2、S3、S4、S5、S6、S7、S8・・・は、長さ方向に不等間隔d1、d1、d3、d4、d5、d6、d7、d8・・・に設けられる。このとき、スリットS1、S2、S3、S4、S5、S6、S7、S8・・・の幅方向に設けられる開口の縦長SWは、図3に於いては、3本の信号ライン18の位置に対向する幅である。
これにより、フラットケーブル3上のA基板1側とB基板2側の電磁気的不平衡点の間が不等間隔d1、d1、d3、d4、d5、d6、d7、d8・・・の複数の長さ部分に分散される状態となる。これによりフラットケーブル3の表面の電位差に起因するコモンモードノイズの輻射が抑制される。このとき、スリットS1、S2、S3、S4、S5、S6、S7、S8・・・を不等間隔d1、d1、d3、d4、d5、d6、d7、d8・・・に設けるのは、特定周波数のコモンモードノイズの原因となる電磁気的不平衡点を分散させるためである。
また、各不等間隔d1、d1、d3、d4、d5、d6、d7、d8・・・の複数の長さ部分の長さは、フラットケーブル3上のA基板1側とB基板2側の離間した電磁気的不平衡点間の距離よりも短いので、フラットケーブル3における共振周波数が、フラットケーブル3自体の寸法で決定される周波数よりも低いものとなり、フラットケーブル3の表面のコモンモードノイズの共振周波数が他の周波数にシフトされる。これにより、問題となる周波数のノイズの高調波成分がフラットケーブル3で共振することがなくなり、不要輻射のレベルが抑えられる。
このとき、フラットケーブル3の各不等間隔d1、d1、d3、d4、d5、d6、d7、d8・・・の複数の長さ部分の長さは、フラットケーブル3上の電磁気的不平衡点間の共振周波数がA基板1上の高周波のクロック周波数の高調波(λ/2、λ/4、・・・ただし、λはクロック周波数の波長)に重ならないように共振周波数の共振点をシフトするように選定される。具体的には、フラットケーブル3の不等間隔d1、d1、d3、d4、d5、d6、d7、d8・・・の長さを調整することにより、スリットS1、S2、S3、S4、S5、S6、S7、S8・・・のパターンが選定される。
図3では、縦長方向にSW、方向にSLの開口を有するスリットS1、S2、S3、S4、S5、S6、S7、S8・・・を、図3で示すように、長さ方向に不等間隔d1、d1、d3、d4、d5、d6、d7、d8・・・に設け例を示したが、これに限らず、以下に示すような他の条件でスリットを設けるようにしてもよい。
図4は、変形例1を示す図である。
図4において、フラットケーブル3のグランド層12,16幅方向に縦長SW×開口幅SL1〜SL7の開口を有する複数のスリットS1、S2、S3、S4、S5、S6、S7、S8・・・を、長さ方向に等間隔dに穿る。このスリットS1、S2、S3、S4、S5、S6、S7、S8・・・は、図4で示すように、グランド層12、16の長さ方向に不等長さの開口SL1、SL2、SL3、SL4、SL5、SL6、SL7、SL8・・・を有するように設けられる。このとき、スリットS1、S2、S3、S4、S5、S6、S7、S8・・・の幅方向に設けられる開口の縦長SWは、図4では3本の信号ライン18の位置に対向する幅である。
これにより、フラットケーブル3上のA基板1側とB基板2側の電磁気的不平衡点の間が不等長さの開口SL1、SL2、SL3、SL4、SL5、SL6、SL7、SL8・・・ごとに現れる等間隔dの複数のスリット間隔長に分散される状態となる。これによりフラットケーブル3の表面の電位差に起因するコモンモードノイズの輻射が抑制される。このとき、スリットS1、S2、S3、S4、S5、S6、S7、S8・・・に不開口SL1、SL2、SL3、SL4、SL5、SL6、SL7、SL8・・・を等間隔dで設けるのは、特定周波数のコモンモードノイズの原因となる電磁気的不平衡点を分散させるためである。
また、各不等長さの開口SL1、SL2、SL3、SL4、SL5、SL6、SL7、SL8・・・ごとに現れる等間隔dの複数の長さ部分の長さは、フラットケーブル3上のA基板1側とB基板2側の離間した電磁気的不平衡点間の距離よりも短いので、フラットケーブル3における共振周波数が、フラットケーブル3自体の寸法で決定される周波数よりも低いものとなり、フラットケーブル3の表面のコモンモードノイズの共振周波数が他の周波数にシフトされる。これにより、問題となる周波数のノイズの高調波成分がフラットケーブル3で共振することがなくなり、不要輻射のレベルが抑えられる。
このとき、フラットケーブル3の各不等長さの開口SL1、SL2、SL3、SL4、SL5、SL6、SL7、SL8・・・ごとに現れる等間隔dの複数の長さ部分の長さは、フラットケーブル3上の電磁気的不平衡点間の共振周波数がA基板1上の高周波のクロック周波数の高調波(λ/2、λ/4、・・・ただし、λはクロック周波数の波長)に重ならないように共振周波数の共振点をシフトするように選定される。具体的には、フラットケーブル3の各不等長さの開口SL1、SL2、SL3、SL4、SL5、SL6、SL7、SL8・・・の長さを調整することにより、スリットS1、S2、S3、S4、S5、S6、S7、S8・・・のパターンが選定される。
図5は、変形例2を示す図である。
図5に示すように、フラットケーブル3のグランド層12,16幅方向に縦長SW、長さ方向に開口SLの開口を有する複数のスリットS1、S2、S3、S4、S5、S6、S7・・・、スリットS11、S12、S13、S14、S15、S16、S17・・・を設ける。このスリットS1、S2、S3、S4、S5、S6、S7・・・、スリットS11、S12、S13、S14、S15、S16、S17・・・は、図5で示すように、信号ライン43,46以外にグランドライン43、45、47がある場合にグランドライン43、45、47以外の信号ライン44,48に対向する位置に設けられる。
このとき、スリットS1、S2、S3、S4、S5、S6、S7の幅方向に設けられる縦長SWは、信号ライン44の位置に対向する幅である。また、スリットS11、S12、S13、S14、S15、S16、S17の幅方向に設けられる縦長SWは、信号ライン46の位置に対向する幅である。また、このスリットS1、S2、S3、S4、S5、S6、S7・・・、スリットS11、S12、S13、S14、S15、S16、S17・・・は、図3で示したように、不等間隔d1、d1、d3、d4、d5、d6・・・設けられる。
これにより、フラットケーブル3上のA基板1側とB基板2側の信号ライン44に対向する位置の電磁気的不平衡点の間がスリットS1、S2、S3、S4、S5、S6、S7・・・間の不等間隔d1、d1、d3、d4、d5、d6、d7、d8・・・の複数の長さ部分に分散される状態となる。また、フラットケーブル3上のA基板1側とB基板2側の信号ライン46に対向する位置の電磁気的不平衡点の間がスリットS11、S12、S13、S14、S15、S16、S17間の不等間隔d1、d1、d3、d4、d5、d6、d7、d8・・・の複数の長さ部分に分散される状態となる。
これによりフラットケーブル3の表面の電位差に起因するコモンモードノイズの輻射が抑制される。このとき、スリットS1、S2、S3、S4、S5、S6、S7・・・、スリットS11、S12、S13、S14、S15、S16、S17・・・を不等間隔d1、d2、d3、d4、d5、d6・・・に設けるのは、特定周波数のコモンモードノイズの原因となる電磁気的不平衡点を分散させるためである。
また、このスリットS1、S2、S3、S4、S5、S6、S7・・・、スリットS11、S12、S13、S14、S15、S16、S17・・・は、図4で示したように、長さ方向に不等長さの開口SL1、SL2、SL3、SL4、SL5、SL6、SL7・・・、を有するように等間隔dで設けられるようにしてもよい。
これにより、フラットケーブル3上のA基板1側とB基板2側の信号ライン44に対向する位置の電磁気的不平衡点の間がスリットS1、S2、S3、S4、S5、S6、S7・・・の長さ方向に不等長さの開口SL1、SL2、SL3、SL4、SL5、SL6、SL7・・・毎に現れる等間隔dの複数の長さ部分に分散される状態となる。また、フラットケーブル3上のA基板1側とB基板2側の信号ライン46に対向する位置の電磁気的不平衡点の間がスリットS11、S12、S13、S14、S15、S16、S17の長さ方向に不等長さの開口SL1、SL2、SL3、SL4、SL5、SL6、SL7・・・毎に現れる等間隔dの複数の長さ部分に分散される状態となる。
これによりフラットケーブル3の表面の電位差に起因するコモンモードノイズの輻射が抑制される。このとき、スリットS1、S2、S3、S4、S5、S6、S7・・・、スリットS11、S12、S13、S14、S15、S16、S17・・・に長さ方向の不等長さの開口SL1、SL2、SL3、SL4、SL5、SL6、SL7・・・を等間隔dに設けるのは、特定周波数のコモンモードノイズの原因となる電磁気的不平衡点を分散させるためである。
図6は、変形例3を示す図である。
図6は、図3に示すように、フラットケーブル3のグランド層12,16に幅方向に縦長SWの開口を有する複数のスリットS1、S2、S3、S4、S5、S6、S7・・・を設ける。このスリットS1、S2、S3、S4、S5、S6、S7・・・は、図6で示すように、長さ方向に順次拡大する不等長さの開口SL1、SL2、SL3、SL4、SL5、SL6、SL7・・・を有すると共に、スリット間の間隔もグランド層12、16の長さ方向に順次縮小する不等間隔d1、d1、d3、d4、d5、d6・・・となるように配れる。このとき、スリットS1、S2、S3、S4、S5、S6、S7・・・の幅方向に設けられる開口の縦長SWは、3本の信号ライン18の位置に対向する幅である。
これにより、フラットケーブル3上のA基板1側とB基板2側の電磁気的不平衡点の間が長さ方向の不等長さの開口SL1、SL2、SL3、SL4、SL5、SL6、SL7・・・ごとに現れる不等間隔d1、d1、d3、d4、d5、d6・・・の複数の長さ部分に分散される状態となる。これによりフラットケーブル3の表面の電位差に起因するコモンモードノイズの輻射が抑制される。
このとき、スリットS1、S2、S3、S4、S5、S6、S7・・・に長さ方向に不等長さの開口SL1、SL2、SL3、SL4、SL5、SL6、SL7・・・を不等間隔d1、d1、d3、d4、d5、d6・・・に設けるのは、特定周波数のコモンモードノイズの原因となる電磁気的不平衡点を分散させるためである。
また、長さ方向の不等長さの開口SL1、SL2、SL3、SL4、SL5、SL6、SL7・・・ごとに現れる各不等間隔d1、d1、d3、d4、d5、d6、d7、d8・・・の複数の長さ部分の長さは、フラットケーブル3上のA基板1側とB基板2側の離間した電磁気的不平衡点間の距離よりも短いので、フラットケーブル3における共振周波数が、フラットケーブル3自体の寸法で決定される周波数よりも低いものとなり、フラットケーブル3の表面のコモンモードノイズの共振周波数が他の周波数にシフトされる。これにより、問題となる周波数のノイズの高調波成分がフラットケーブル3で共振することがなくなり、不要輻射のレベルが抑えられる。
このとき、フラットケーブル3の長さ方向の不等長さの開口SL1、SL2、SL3、SL4、SL5、SL6、SL7・・・ごとに現れる各不等間隔d1、d1、d3、d4、d5、d6、d7、d8・・・の複数の長さ部分の長さは、フラットケーブル3上の電磁気的不平衡点間の共振周波数がA基板1上の高周波のクロック周波数の高調波(λ/2、λ/4、・・・ただし、λはクロック周波数の波長)に重ならないように共振周波数の共振点をシフトするように選定される。
具体的には、フラットケーブル3の長さ方向の不等長さの開口SL1、SL2、SL3、SL4、SL5、SL6、SL7・・・ごとに現れる不等間隔d1、d1、d3、d4、d5、d6、d7、d8・・・の長さを調整することにより、スリットS1、S2、S3、S4、S5、S6、S7、S8・・・のパターンが選定される。
図7は、変形例4を示す図である。
図7に示すように、フラットケーブル3のグランド層12,16幅方向に縦長SW、長さ方向に開口幅SLの開口を有する複数のスリットS1、S2、S3、S4、S5、S6、S7・・・、スリットS11、S12、S13、S14、S15、S16、S17・・・、スリットS21、S22、S23、S24、S25、S26、S27・・・を設ける。このスリットS1、S2、S3、S4、S5、S6、S7・・・、スリットS11、S12、S13、S14、S15、S16、S17・・・、スリットS21、S22、S23、S24、S25、S26、S27・・・は、図7で示すように、信号ライン64、66以外にグランドライン63,65、67がある場合に、このグランドライン63,65、67に対向する位置に設けられる。
このとき、スリットS1、S2、S3、S4、S5、S6、S7の幅方向に設けられる開口の縦長SWは、グランドライン63の位置に対向する幅である。また、スリットS11、S12、S13、S14、S15、S16、S17の幅方向に設けられる開口の縦長SWは、グランドライン65の位置に対向する幅である。また、スリットS21、S22、S23、S24、S25、S26、S27の幅方向に設けられる開口の縦長SWは、グランドライン67の位置に対向する幅である。
また、このスリットS1、S2、S3、S4、S5、S6、S7・・・、スリットS11、S12、S13、S14、S15、S16、S17・・・、スリットS21、S22、S23、S24、S25、S26、S27・・・は、図3、図5で示したように、不等間隔d1、d1、d3、d4、d5、d6・・・で設けられる。
これにより、フラットケーブル3上のA基板1側とB基板2側のグランドイン63に対向する位置の電磁気的不平衡点の間がスリットS1、S2、S3、S4、S5、S6、S7・・・間の不等間隔d1、d2、d3、d4、d5、d6、d7、d8・・・の複数の長さ部分に分散される状態となる。また、フラットケーブル3上のA基板1側とB基板2側のグランドイン65に対向する位置の電磁気的不平衡点の間がスリットS11、S12、S13、S14、S15、S16、S17間の不等間隔d1、d2、d3、d4、d5、d6、d7、d8・・・の複数の長さ部分に分散される状態となる。また、フラットケーブル3上のA基板1側とB基板2側のグランドイン67に対向する位置の電磁気的不平衡点の間がスリットS21、S22、S23、S24、S25、S26、S27間の不等間隔d1、d2、d3、d4、d5、d6、d7、d8・・・の複数の長さ部分に分散される状態となる。
これによりフラットケーブル3の表面の電位差に起因するコモンモードノイズの輻射が抑制される。このとき、スリットS1、S2、S3、S4、S5、S6、S7・・・、スリットS11、S12、S13、S14、S15、S16、S17・・・スリットS21、S22、S23、S24、S25、S26、S27・・・を不等間隔d1、d2、d3、d4、d5、d6・・・に設けるのは、特定周波数のコモンモードノイズの原因となる電磁気的不平衡点を分散させるためである。
また、このスリットS1、S2、S3、S4、S5、S6、S7・・・、スリットS11、S12、S13、S14、S15、S16、S17・・・スリットS21、S22、S23、S24、S25、S26、S27・・・は、図4、図で示したように、長さ方向に不等長さの開口SL1、SL2、SL3、SL4、SL5、SL6、SL7・・・を有するようにスリット間の間隔を等間隔dで設けるようにしてもよい。
これにより、フラットケーブル3上のA基板1側とB基板2側のグランドライン63に対向する位置の電磁気的不平衡点の間がスリットS1、S2、S3、S4、S5、S6、S7・・・の長さ方向に不等長さの開口SL1、SL2、SL3、SL4、SL5、SL6、SL7・・・毎に現れる等間隔dの複数の長さ部分に分散される状態となる。
また、フラットケーブル3上のA基板1側とB基板2側のグランドライン65に対向する位置の電磁気的不平衡点の間がスリットS11、S12、S13、S14、S15、S16、S17の長さ方向に不等長さの開口SL1、SL2、SL3、SL4、SL5、SL6、SL7・・・毎に現れる等間隔dの複数の長さ部分に分散される状態となる。
また、フラットケーブル3上のA基板1側とB基板2側のグランドライン67に対向する位置の電磁気的不平衡点の間がスリットS21、S22、S23、S24、S25、S26、S27の長さ方向に不等長さの開口SL1、SL2、SL3、SL4、SL5、SL6、SL7・・・毎に現れる等間隔dの複数の長さ部分に分散される状態となる。
これによりフラットケーブル3の表面の電位差に起因するコモンモードノイズの輻射が抑制される。このとき、スリットS1、S2、S3、S4、S5、S6、S7・・・に長さ方向の不等長さの開口SL1、SL2、SL3、SL4、SL5、SL6、SL7・・・を等間隔dに設け、また、スリットS11、S12、S13、S14、S15、S16、S17・・・に長さ方向の不等長さの開口SL1、SL2、SL3、SL4、SL5、SL6、SL7・・・を等間隔dに設け、また、スリットS21、S22、S23、S24、S25、S26、S27・・・に長さ方向の不等長さの開口SL1、SL2、SL3、SL4、SL5、SL6、SL7・・・を等間隔dに設けるのは、特定周波数のコモンモードノイズの原因となる電磁気的不平衡点を分散させるためである。
上述した図3〜図7にフラットケーブル3のグランド12,16に設けられるスリットの各種パターンを示したが、これに限らず、以下の図8に示すように、複数の信号ラインを覆う複数のグランドターン同士を接続部により接続することにより、複数のグランドターンの長さ部分を変えるようにしてもよい。
図8は、他のグランドの例を示す図であり、図8Aは表側グランド、図8Bは裏側グランド、図8Cは断面、図8Dはシールド状態である。
図8Aに示すように、表側グランドにおいて、後述するように複数の信号ラインを表側から覆う複数のグランドターン71,72,73同士を、任意の長さ方向で接続パターン74により幅方向に接続する。また、接続パターン74は長さ方向に複数設けることが可能である。
これにより、フラットケーブル3上のA基板1側とB基板2側の電磁気的不平衡点の間が複数のグランドターン71,72,73上の接続パターン74により複数の長さ部分に分散される状態となる。これによりフラットケーブル3の表面の電位差に起因するコモンモードノイズの輻射が抑制される。このとき、複数のグランドターン71,72,73上に接続パターン74を設けるのは、特定周波数のコモンモードノイズの原因となる電磁気的不平衡点を分散させるためである。
このとき、図8Bに示すように、裏側グランドにおいて、複数の信号ライン82,85,88を裏側の側面から挟むように覆う複数のグランドターン81,83、84,86,87,89を設ける。さらに、図8Cの断面においてに示すように、最も裏側に板金91を設けることにより、図8Bに示した信号ライン82を図8Aに示した表側のグランドターン71と図8Cに示した裏側の板金91とにより表側及び裏側から覆うようにする。
従って、図8Dにシールド状態を示すように、図8Bに示した信号ライン82は、図8Aに示した表側のグランドターン71と図8Bに示した裏側の側面の複数のグランドターン81,83と、図8Cに示した最も裏側の板金91とにより筒状シールド92が施される。信号ライン82のシールド状態のみを示したが、他の信号ライン85,88も同様である。
また、複数のグランドターン71,72,73上で接続パターン74により分離された複数の長さ部分の長さは、フラットケーブル3上のA基板1側とB基板2側の離間した電磁気的不平衡点間の距離よりも短いので、フラットケーブル3における共振周波数が、フラットケーブル3自体の寸法で決定される周波数よりも低いものとなり、フラットケーブル3の表面のコモンモードノイズの共振周波数が他の周波数にシフトされる。これにより、問題となる周波数のノイズの高調波成分がフラットケーブル3で共振することがなくなり、不要輻射のレベルが抑えられる。
このとき、フラットケーブル3の複数のグランドパターン71,72,73上で接続パターン74により分離された複数の長さ部分の長さは、フラットケーブル3上の電磁気的不平衡点間の共振周波数がA基板1上の高周波のクロック周波数の高調波(λ/2、λ/4、・・・ただし、λはクロック周波数の波長)に重ならないように共振周波数の共振点をシフトするように選定される。具体的には、フラットケーブル3の複数のグランドターン71,72,73上の接続パターン74により分離される長さ部分の長さを調整することにより、複数のグランドターン71,72,73上の接続パターン74のパターンが選定される。
図9は、シールドケースを用いたプロジェクタ装置の構成を示す図である。なお、図9においては、光学系よりも電子回路基板113をシールドするシールドケース111部分を拡大して図示している。
上述したシールドケース111によりシールドされた電子回路基板113は、R・G・Bの液晶ネル106を駆動することによりR・G・Bの液晶ネル106に表示される画像を図示しないスクリーンに投影するプロジェクタ装置に適用される。
図9において、光源107から発光された光は光路108の中を通ってR・G・Bの液晶ネル106で反射する。R・G・Bの液晶ネル106には画像が表示されているため、液晶ネル106に表示されている画像が反射してクロスダイクロイクプリズム109で合成される。プリズム109で合成された画像は投光部110により拡大されて上方の図示しないスクリーンに投影される。
このとき、R・G・Bの液晶ネル106にはR・G・Bのフラットケーブル105を介して電子回路基板113からR・G・Bの液晶ネル106に画像を表示させるための制御信号及び駆動信号が供給される。電子回路基板113には、主電源から一定の電源電圧を生成するDC−DCコンバータ101、高周波のクロック(例えば、74MHz)で動作すると共に制御を司るコントローラ102、各種データを格納するメモリ103、R・G・Bの各駆動信号及び制御信号を生成する液晶ドライブ回路104を有している。
この電子回路基板113はシールドケース111によりシールドされている。ここで、電子回路基板113に搭載されている例えばR・G・Bの液晶ドライブ回路104などのICチップからの電磁ノイズが、電磁誘導作用による電磁気的な結合などにより部品搭載面側のフラットケーブル105から不要輻射となって発生するおそれがあるが、上述した図3〜図7に示したようにフラットケーブル3(図9の105)のグランド12,16に各種パターンのスリットを設けることにより、また、図8に示したようにフラットケーブル3(図9の105)の複数のグランドターン71,72,73上に接続パターン74を設けることにより、不要輻射を抑制することができる。
さらに、プロジェクタ装置の電子回路基板113以外の他の電源やクロック信号の周波数と重ならないように共振周波数の共振点をシフトすることにより、プロジェクタ装置特有の高周波によるノイズを低減させることができる。
図10、図11は、周波数シフト前後の不要輻射を示す図である。
図10は、図3〜図7に示したフラットケーブル3(図9の105)のグランド12,16上の電磁気的不平衡点間に各種パターンのスリットを設け、また、図8に示したようにフラットケーブル3(図9の105)の複数のグランドターン71,72,73上の電磁気的不平衡点間に接続パターン74を設けたとき、フラットケーブル3の共振周波数のシフトによる不要輻射の低減の様子を模式的に示すものである。
図10において、図3〜図7に示したフラットケーブル3(図9の105)のグランド12,16上の各種パターンのスリットや、図8に示したフラットケーブル3(図9の105)の複数のグランドターン71,72,73上の接続パターン74を設けない場合の不要輻射レベルが示されている。図10の例では、高周波のクロックの周波数fclkが約74MHzとされており、この周波数fclkの2倍高調波の周波数f1(148MHz)、3倍高調波の周波数f2(222MHz)、6倍高調波の周波数f3(444MHz)、9倍高調波の周波数f4(666MHz)で、不要輻射レベルのピークが発生している。
これは、フラットケーブル3(図9の105)の寸法で決まる複数の共振周波数と高周波のクロックの特定倍数の高調波の周波数が、一致あるいは近接しているためであると考えられる。図10に示すように、周波数がf1、f2、f3、f4の高調波不要輻射レベルはリミット値121に近いレベルである。このため、各高調波において他の部分から発生する不要輻射が重なると不要輻射レベルはリミット値121を超えることとなる。
そこで、図3〜図7に示したフラットケーブル3(図9の105)のグランド12,16上の電磁気的不平衡点間に各種パターンのスリットを設け、また、図8に示したようにフラットケーブル3(図9の105)の複数のグランドターン71,72,73上の電磁気的不平衡点間に接続パターン74を設けると、先に述べたように、フラットケーブル3(図9の105)の共振周波数が、フラットケーブル3(図9の105)自体の寸法で決まる周波数よりも低くなる。
これにより、例えば、フラットケーブル3(図9の105)の長さで効率よく輻射する周波数が74MHzの高調波であるf1とf2の近くからfclkの近くにシフトし、高周波のクロックの2倍と3倍の高調波がフラットケーブル3(図9の105)の長さで効率よく輻射することがなくなり、図11に示されるように、2倍と3倍の高調波に起因する不要輻射のレベルが低下する。しかし、このとき周波数fclk´が少し悪化するが、もともと周波数fclkにおける不要輻射のレベルは低いので、周波数fclk´での不要輻射のレベルが上昇したとしてもその上昇量は少ないので、リミット値121との間隔は十分確保することができ、他の不要輻射が重なった場合でもリミット値121を超えることはない。
他の6倍、9倍の高調波についても、同様にフラットケーブル3(図9の105)の長さで効率よく輻射する周波数が74MHzの高調波であるf3とf4の近くからf5の近くにシフトし、高周波のクロックの6倍と9倍の高調波がフラットケーブル3(図9の105)の長さで効率よく輻射することがなくなり、図11に示されるように、6倍と9倍の高調波に起因する不要輻射のレベルが低下する。しかし、このとき5倍高調波の周波数f5´(370MHz)が少し悪化するが、もともと周波数f5における不要輻射のレベルは低いので、周波数f5´での不要輻射のレベルが上昇したとしてもその上昇量は少ないので、リミット値121との間隔は十分確保することができ、他の不要輻射が重なった場合でもリミット値121を超えることはない。
上述した本実施の形態に限らず、本発明の要旨を逸脱しない限り、適宜、発明の構成を変更しうることはいうまでもない。
高い周波数をクロックとして使用する基板間を接続するフラットケーブルを示す図である。 フラットケーブル3の断面図である。 グランドを上方から見た図である。 変形例1を示す図である。 変形例2を示す図である。 変形例3を示す図である。 変形例4を示す図である。 他のグランドの例を示す図であり、図8Aは表側グランド、図8Bは裏側グランド、図8Cは断面、図8Dはシールド状態である。 シールドケースを用いたプロジェクタ装置の構成を示す図である。 周波数シフト前の不要輻射のレベルを示す図である。 周波数シフト後の不要輻射のレベルを示す図である。
符号の説明
1…A基板、2…B基板、3…フラットケーブル、12,16…グランド、18…信号ライン、S1〜S8…スリット、SL1〜SL7…スリットの不等長さ、d1〜d6…スリットの不等間隔、71〜73…グランドターン、74…接続パターン、81,83、84,86,87,89…グランドターン、91…板金、92…筒状シールド、101…DC‐DCコンバータ、102…コントローラ、103…メモリ、104…LCDドライブ、105…フラットケーブル、106…LCDパネル、107…光源、108…光路、109…プリズム、110…投光部、fclk…高周波のクロック信号の周波数、f1、f2、f3、f4…高調波の周波数、f1´、f2´、f3´、f4´…シフト後の高調波の周波数

Claims (5)

  1. 高周波のクロックで動作する電子回路を有する一の電子回路基板を他の電子回路基板と電気的に接続する信号ライン部と、前記信号ライン部を遮蔽するために該信号ライン部の片面側又は両面側にシート状に配設され、且つ、前記信号ライン部の幅方向に延設されると共に、前記信号ライン部の長手方向に間隔を空けて穿設された開口幅を有する複数のスリットを形成したシールド部とを備えたフラットケーブル装置であって、
    前記シールド部に穿設した複数の前記スリットは、前記信号ライン部の幅方向が長い同一の矩形状であり、前記信号ライン部の長手方向に対して、前記一の電子回路基板から前記他の電子回路基板に向かうに従って、前記スリット間の間隔を順次拡大または縮小する不等間隔としたことを特徴とするフラットケーブル装置。
  2. 高周波のクロックで動作する電子回路を有する一の電子回路基板を他の電子回路基板と電気的に接続する信号ライン部と、前記信号ライン部を遮蔽するために該信号ライン部の片面側又は両面側にシート状に配設され、且つ、前記信号ライン部の幅方向に延設されると共に、前記信号ライン部の長手方向に間隔を空けて穿設された開口幅を有する複数のスリットを形成したシールド部とを備えたフラットケーブル装置であって、
    前記シールド部に穿設した複数の前記スリットは前記信号ライン部の長さ方向に関して等間隔に設けられ、前記複数のスリットの前記開口幅は、前記一の電子回路基板から前記他の電子回路基板に向かうに従って、順次幅の拡がる不等幅に配設したことを特徴とするフラットケーブル装置。
  3. 高周波のクロックで動作する電子回路を有する一の電子回路基板を他の電子回路基板と電気的に接続する信号ライン部と、前記信号ライン部を遮蔽するために該信号ライン部の片面側又は両面側にシート状に配設され、且つ、前記信号ライン部の幅方向に延設されると共に、前記信号ライン部の長手方向に間隔を空けて穿設された開口幅を有する複数のスリットを形成したシールド部とを備えたフラットケーブル装置であって、
    前記シールド部に穿設した複数の前記スリットは前記一の電子回路基板から前記他の電子回路基板に向かうに従って、前記信号ライン部の長さ方向に関して順次間隔の縮小するように不等間隔に設けられると共に、前記複数のスリットの前記開口幅を順次拡大する不等したことを特徴とするフラットケーブル装置。
  4. 前記複数のスリットは、前記信号ライン部に含まれるグランドラインに対向する位置のみに設けられることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のフラットケーブル装置。
  5. 前記複数のスリットは、前記信号ライン部に含まれるグランドライン以外の信号ライン部に対向する位置のみに設けられることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のフラットケーブル装置。
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