JP2006203990A - モータ駆動システム - Google Patents

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靖 篠島
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Abstract

【課題】従来のモータ駆動システムにおいては、各接続線等にリアクトルを取り付けることで、GND側への漏れ電流を抑えることができるが、漏れ電流を防止するために多くのリアクトルを設置する必要があるので、部品点数が増加することとなり、制御装置が大型化してしまうという問題があった。
【解決手段】導電性部材にて構成された筐体1aを備えるモータ1と、モータ1の駆動制御を行う制御装置2とを備えるモータ駆動システムであって、制御装置2のグランドライン10gと、モータ1の筐体1aとを電気的に接続し、制御装置2のグランドライン10gと、モータ1と制御装置2とを電気的に接続するモータ駆動用配線11u・11v・11wとを、同一束に束ねた。
【選択図】図1

Description

本発明は、モータとモータを駆動制御する制御装置とを電気的に接続するモータ駆動用配線から発生するノイズを低減するための構成を備えた、モータ駆動システムに関する。
一般的に、モータとモータの駆動制御を行う制御装置とを備えるモータ駆動システムでは、図4に示すように、モータ1とモータ1の制御装置2とが、モータ駆動用配線11u・11v・11wにて電気的に接続されており、制御装置2には電源ライン10pを通じて電源3が供給されている。また、制御装置2はグランドライン10gを通じて、モータ1はグランドライン12gを通じて、それぞれモータ駆動システムの筐体に接地されている。
このように構成されるモータ駆動システムにおいては、制御装置2がノイズ源となってモータ駆動用配線11u・11v・11wからコモンモードノイズが発生する。
つまり、制御装置2からモータ1へ向けて送出される電流は、その一部がモータ1のグランドライン12gから漏れるため、モータ1から制御装置2へリターンされる電流が、モータ1へ向けて送出された電流よりも少なくなって、モータへ送出される電流と、制御装置へリターンされる電流と、によるノイズの相殺効果が十分でないからである。また、モータ1の設置部に配設される固定用ゴム等の部材に寄生容量12cが存在している。
ここで、電源3は、ノイズが存在する高周波帯ではグランド(GND)と同一ノード(点)と考えることができるので、図5のように示すことができる。また、制御装置2における電源端子2aには、電源電流のノイズフィルタとしてのコイル21が設けられていた。これにより、電源端子2aは高周波的にはオープン状態となるため、制御装置2からモータ駆動用配線11u・11v・11wを通じてモータ1へ送出されたノイズの一部は、モータ1のグランドライン12gからモータ駆動システムの筐体を経由し、制御装置2のグランドライン10gを通じて制御装置2へ戻って来ることとなる。
従って、モータ1へ送出されたノイズは、その全てがモータ駆動用配線11u・11v・11wを通じて制御装置2へ戻るわけではなく、グランドライン12gを通じて戻る分を除いた残りが、モータ駆動用配線11u・11v・11wを通じて制御装置へ戻ることになる。
このように、モータ1へ送出されたノイズの一部が、モータ1のグランドライン12gから制御装置2のグランドライン10gを通じて戻ることにより、モータ駆動用配線11u・11v・11wでの、モータへ送出される電流と、制御装置へリターンされる電流と、によるノイズの相殺効果が十分でなくなる。
そこで、ノイズを低減するために、図6に示すように、電源端子2aに加えてGND端子2bにコイル21を設けて、制御装置2のグランドライン10gもオープン状態にしてしまうことにより、モータ1へ送出されたノイズが全てモータ駆動用配線11u・11v・11wを通じて戻るようにして、モータ駆動用配線11u・11v・11wでのノイズが十分に相殺されるようにすることが考えられる。
また、特許文献1に示すように、モータ駆動システムにおいては、インバータの直流側と直流電源との間の接続線や、インバータの交流側とモータとの間の接続線等、システムの各部に高周波リアクトルを取り付けて、漏れ電流を抑えることも行われている。
特開2001−268723号公報
前述の如く、図6に示すモータ駆動システムのように、電源端子2aとGND端子2bとにコイル21を設けたのでは、GNDラインの電位が浮いてしまうため、システムが不安定になるという問題があった。
また、特許文献1に示されるように、モータ駆動システムの各接続線等にリアクトルを取り付けることで、GND側への漏れ電流を抑えることができるが、漏れ電流を防止するために多くのリアクトルを設置する必要があるので、部品点数が増加することとなり、制御装置が大型化してしまうという問題があった。
そこで、本発明では、部品点数を増加させることなく、またシステムを不安定にすることなく漏れ電流を防止し、ノイズを抑えることができるモータ駆動システムを提供するものである。
上記課題を解決するモータ駆動システムは、以下の特徴を有する。
即ち、請求項1記載の如く、導電性部材にて構成された筐体を備えるモータと、モータの駆動制御を行う制御装置とを備えるモータ駆動システムであって、制御装置のグランドラインと、モータの筐体とを電気的に接続した。
これにより、モータへ向けて送出された電流と、モータから制御装置へリターンされる電流とが同等となって、制御装置から送出されたノイズが全て相殺されることとなる。
従って、制御装置のGND端子にコイル等のノイズフィルタを設ける必要がなくなり、部品点数を増やすことなく制御装置からのコモンモードノイズを低減することができる。また、GNDラインの電位が浮くことはなく、システムが不安定になることもない。
また、請求項2記載の如く、前記制御装置のグランドラインと、モータと制御装置とを電気的に接続するモータ駆動用配線とを、同一束に束ねた。
これにより、制御装置のグランドラインとモータ駆動用配線とを、互いに密接または近接した状態にすることができ、大きなノイズ低減効果を奏することができる。
また、請求項3記載の如く、前記モータ駆動システムにおける電源装置を、モータに近接配置させた。
これにより、制御装置のGND端子のノイズフィルタのみならず、電源端子のノイズフィルタをも設けなくても、ノイズ低減を図ることが可能となるため、部品点数をさらに低減することができる。
本発明によれば、部品点数を増やすことなく制御装置からのコモンモードノイズを低減することができる。また、GNDラインの電位が浮くことはなく、システムが不安定になることもない。
次に、本発明を実施するための形態を、添付の図面を用いて説明する。
図1に示すように、モータ駆動システムは、モータ1とモータ1の制御装置2とが、モータ駆動用配線11u・11v・11wにて電気的に接続されており、制御装置2には電源ライン10pを通じて電源3が供給されている。
制御装置2のGND端子2bは、グランドライン10gを通じて、モータ1の筐体1aをグランドとして接地されており、モータ1はグランドライン12gを通じて、モータ駆動システムの筐体をグランドとして接地されている。
また、前記モータ駆動用配線11u・11v・11w、およびグランドライン10gは一束に束ねられており、各モータ駆動用配線11u・11v・11wおよびグランドライン10gは、互いに密接または近接した状態となっている。
このように構成されるモータ駆動システムにおいては、制御装置2がノイズ源となるコモンモードノイズが、モータ駆動用配線11u・11v・11wを通じてモータ側へ送出されている。
モータ側へ送出されたノイズは、グランドライン12gからモータ駆動システムの筐体を通じて制御装置2へ戻ろうとするが、制御装置2の電源端子2aにはコイル21が接続されていて、高周波的にはオープン状態となっているため、モータ駆動システムの筐体を通じて電源端子2aから制御装置2へ戻ることはできない。
また、制御装置2のGND端子2bはモータ駆動システムの筐体と接続されていないので、GND端子2bから制御装置2へ戻ることもできない。
このように、モータ側へ送出されたノイズは、モータ駆動システムの筐体を通じて制御装置2側へ戻ることはできないが、モータ1の筐体1aがグランドライン10gにより制御装置2のGND端子2bに接続されている。つまり、モータ側へ送出されたノイズの制御装置2への戻り経路はグランドライン10gのみとなる。
従って、モータ側へ送出されたノイズは全てグランドライン10gを通じて制御装置2へ戻ることとなる。
これにより、モータ1へ向けて送出された電流と、モータ1から制御装置2へリターンされる電流とが同等となって、送出されたノイズが全て相殺されるため、制御装置2から発生したコモンモードノイズの低減を図ることが可能となっている。
このように、グランドライン10gにより制御装置2のGND端子2bとモータ1の筐体1aとを接続することで、GND端子2bにコイル21を設ける必要がなく、部品点数を増やすことなく制御装置2からのコモンモードノイズを低減することができる。また、GNDラインの電位が浮くことはなく、システムが不安定になることもない。
この場合、グランドライン10gを、モータ駆動用配線11u・11v・11wに対して、少なくともモータ駆動用配線11u・11v・11wから放射される輻射ノイズが届く範囲に配置しておくことで、ノイズ低減の効果を得ることができる。
特に、各モータ駆動用配線11u・11v・11wおよびグランドライン10gを同一の束に束ねて、互いに密接または近接した状態とすることで、大きなノイズ低減効果を奏することができる。
実際にノイズレベルの測定を行ってみると、図2に示すように、制御装置2のGND端子2bをモータ1の筐体1aに接続した、本案のシステムのノイズレベルが、制御装置2のGND端子2bをモータ駆動システムの筐体と接続した、従来のシステムのノイズレベルに比べて、かなり低減していることがわかる。
なお、本例では、駆動システムを、モータ1を駆動するためのシステムに適用しているが、モータ1に限らず、ソレノイド等、他のスイッチング制御を行う駆動システムにも適用することができる。
次に、モータ駆動システムの第二実施例について説明する。
図3に示すモータ駆動システムは、図1に示したシステムと同様に制御装置2のGND端子2bをモータ1の筐体1aに接続しており、さらに、電源3をモータ1に近接させている。また、モータ駆動用配線11u・11v・11wと、グランドライン10gと、電源ライン10pとが一束に束ねられている。
このように、制御装置2のGND端子2bをモータ1の筐体1aに接続するとともに、3とモータ1とを近接させることで、GND端子2bのコイル21のみならず、電源端子2aのコイル21をも設けなくても、ノイズ低減を図ることが可能となるため、部品点数をさらに低減することができる。
本発明にかかるモータ駆動システムを示す概略図である。 制御装置のGND端子をモータの筐体に接続した場合のノイズレベルの低減効果を示す図である。 モータ駆動システムの第2の実施形態を示す概略図である。 従来のモータ駆動システムを示す概略図である。 電源をグランド(GND)と同一ノードと考えて表わした、従来のモータ駆動システムを示す概略図である。 制御装置の電源端子およびGND端子の両方にコイルを設けた、従来のモータ駆動システムを示す概略図である。
符号の説明
1 モータ
1a 筐体
2 制御装置
2a 電源端子
2b GND端子
3 電源
10g グランドライン
11u・11v・11w モータ駆動用配線
21 コイル

Claims (3)

  1. 導電性部材にて構成された筐体を備えるモータと、モータの駆動制御を行う制御装置とを備えるモータ駆動システムであって、
    制御装置のグランドラインと、モータの筐体とを電気的に接続したことを特徴とするモータ駆動システム。
  2. 前記制御装置のグランドラインと、モータと制御装置とを電気的に接続するモータ駆動用配線とを、同一束に束ねたことを特徴とする請求項1に記載のモータ駆動システム。
  3. 前記モータ駆動システムにおける電源装置を、モータに近接配置させたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のモータ駆動システム。
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