JP4207328B2 - アンテナ切り換え回路及びそれを用いた通信装置 - Google Patents
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- H04B1/48—Transmit/receive switching in circuits for connecting transmitter and receiver to a common transmission path, e.g. by energy of transmitter
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、アンテナ切り換え回路、特に送受信回路が一つのアンテナを共有し、送信時または受信時に当該アンテナを送信回路または受信回路の何れかに切り換えるアンテナ切り換え回路及びそれを用いて構成された通信装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
移動体通信の受信端末機器、例えば、自動車電話または携帯電話などの端末機器では、送信回路と受信回路は一つのアンテナを共有している。この場合、通常、アンテナと送信回路及び受信回路の間にアンテナ切り換え回路が設けられ、当該アンテナ切り換え回路によって、送信時にアンテナが送信回路側に切り換えられ、受信時にアンテナを受信回路側に切り換えられる。
【0003】
このように構成されている端末機器において、送信するとき、送信回路によって発生した高周波の送信信号(RF信号)がアンテナ切り換え回路を通してアンテナに伝搬され、アンテナによって電波信号として空中に放射される。受信するとき、アンテナによって受信した高周波の信号がアンテナ切り換え回路を通して受信回路に供給される。
アンテナ切り換え回路を設けることによって、送受信回路が一つのアンテナを共有することができ、通信端末機器の小型化と軽量化を実現できる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述した構成を有する通信端末機器において、アンテナ切り換え回路によって生じた高調波信号の漏れを防止する方策が要求されている。これは電波干渉を防止するなどのため、通信機器から送信信号帯域以外の高周波信号の放出量を一定の基準値以下に抑えることが規定されているからである。
このため、通信機器においては、高周波信号を取り扱う部分の回路、例えば、高周波増幅回路、局部発振回路以外に、アンテナ切り換え回路にも高調波信号の発生を抑制しなければならない。
一般的に、アンテナ切り換え回路から漏洩する高調波信号を抑制するためには、高調波信号の発生を極力抑制するためにアンテナ切り換え回路自身の通過帯域の伝達特性の線型性を高めるか、アンテナ端子側に発生した高調波信号を除去するためのフィルタを設けるなどの対策を取ることができる。
【0005】
しかし、送信回路によって発生した大電力のRF信号を、電源電圧の制約の中で、低い歪みでアンテナ切り換え回路を通過させるには技術的に困難なことである。また、送受信が異なる周波数帯域で行われている場合が多く、一つのアンテナで異なる周波数帯域の高周波信号を扱う必要があるので、アンテナ側に高調波除去用のフィルタを用いても期待されたほどの効果が得られないことがしばしばある。
【0006】
また、アンテナ切り換え回路のアンテナ端子、即ち、信号出力端子に出力される高調波信号は入力端子に接続される回路の高調波帯域のインピーダンスによって変動する。
通常、高調波の測定評価経路、或いは通信機器のセット上において、信号入力端子に接続される回路の高調波帯域のインピーダンスは50Ωからずれていることが多い。
従って、この間の信号伝送線路の引回しや接続される回路のもつインピーダンスによって、アンテナ端子側の高調波のレベルが変動し、評価状況によっては定められたスペック(仕様)を満たせない可能性があり、当該評価結果に基づいてアンテナからの高調波信号の漏れを有効に防止することができないこともある。
【0007】
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、送受信回路によってアンテナが共有される通信機器(通信装置)において、アンテナスイッチと送信回路と間に高調波成分を反射させるフィルタを設けることによって、アンテナスイッチから発生する高調波を軽減できるアンテナ切り換え回路及び通信装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、1のアンテナを送信回路または受信回路に切り換えて接続するアンテナスイッチと、前記アンテナスイッチと前記送信回路との間のノードと、接地電位の部分との間に設けられたフィルタ回路と、前記アンテナスイッチと前記ノードとの間に設けられた第1の伝送線路とを有し、
前記アンテナスイッチは、前記送信回路から送信信号を前記アンテナに伝搬するときオン状態にされて前記アンテナと前記送信回路との間を接続する第1の高周波用電界効果トランジスタであって、ソースとドレイン間が、オン状態のとき抵抗性を示しオフ状態のときキャパシタンス性を示す、第1の高周波用電界効果トランジスタと、前記アンテナで受信した信号を前記受信回路に伝搬するときオン状態にされて前記アンテナと前記受信回路との間を接続する第2の高周波用電界効果トランジスタであって、ソースとドレイン間が、オン状態のとき抵抗性を示しオフ状態のときキャパシタンス性を示す、第2の高周波用電界効果トランジスタとを有し、
前記フィルタ回路は、直列接続されたキャパシタとインダクタンスとを有し、当該キャパシタと当該インダクタンスの値が、前記送信回路から前記アンテナスイッチ内の前記第1の高周波用電界効果トランジスタに向けて送信された基本周波数を持つ送信信号の振幅を減衰させず、かつ、前記アンテナスイッチ内の前記第1の高周波用電界効果トランジスタによって発生された前記送信信号の基本周波数の高調波成分を反射する反射率を持つように規定されており、
前記第1の伝送線路の長さは、前記アンテナスイッチにおいて発生され前記アンテナに向かう前記高調波成分の位相と、前記アンテナスイッチにおいて発生され、前記第1の伝送線路を伝搬し、前記フィルタ回路によって反射されて前記第1の伝送線路を伝搬して前記アンテナスイッチを経由して前記アンテナに向かう前記高調波成分の位相とが、逆相になるように、設定されている、
アンテナ切り換え回路が提供される。
【0009】
本発明のアンテナ切り換え回路においては、(1)前記フィルタ回路が、前記送信回路から前記アンテナスイッチ内の前記第1の高周波用電界効果トランジスタに向けて送信された送信周波数を持つ送信信号の振幅を減衰させず、前記第1の高周波用電界効果トランジスタの非線形特性によって発生された前記送信信号の送信周波数の複数倍の高調波成分を反射する反射率を持つように構成されており、(2)前記第1の伝送線路の長さが、前記アンテナスイッチにおいて発生され前記アンテナに向かう前記高調波成分の位相と、前記アンテナスイッチにおいて発生され、前記第1の伝送線路を伝搬し、前記フィルタ回路によって反射されて前記第1の伝送線路を伝搬して前記アンテナスイッチを経由して前記アンテナに向かう前記高調波成分の位相とが、逆相になるように、設定されている。
その結果、前記第1の高周波用電界効果トランジスタの非線形特性によって発生された前記送信信号の送信周波数の複数倍の高調波成分の振幅と同じ振幅を持ち、位相が逆相関係の信号を発生させることができる。
この逆相関係の高調波成分が反射してアンテナに向かう高調波成分を相殺する。その結果、アンテナ切り換え回路を経由してアンテナに向かう高調波成分を抑制および/または低減させることができる。
もちろん、フィルタ回路の挿入によって、送信信号の振幅を減衰されないから、送信には不利益は生じない。
【0010】
すなわち、高調波成分に対して高いインピーダンスを持つ上記フィルタ回路によって反射される上記高調波成分の振幅は、上記フィルタ回路の反射特性によって制御され、また、上記フィルタ回路によって反射される上記高調波成分の位相は、上記フィルタ回路と上記アンテナスイッチとの間の信号伝送線路の長さによって制御される。
特に、上記アンテナスイッチと上記アンテナ間の信号伝送線路における上記アンテナスイッチから伝搬された高調波成分と、上記フィルタ回路によって反射され、信号伝送線路を経由してアンテナスイッチに向かう高調波成分の振幅がほぼ同じく、位相が逆相となるように、上記フィルタ回路の反射特性、及び、上記フィルタ回路と上記アンテナスイッチとの間の信号伝送線路の長さをそれぞれ制御(調整)することによって、アンテナスイッチにおいて発生し、アンテナに向かう高調波成分を除去または低減させることができる。
【0011】
好ましくは、前記第1の高周波用電界効果トランジスタのゲートには、前記第1の伝送線路の特性インピーダンスより大きな抵抗値を持つ第1の抵抗素子が接続されている。
【0012】
また好ましくは、前記アンテナスイッチ内の前記第2の高周波用電界効果トランジスタと前記受信回路との間には、第2の伝送線路が設けられており、前記第2の高周波用電界効果トランジスタのゲートには、前記第2の伝送線路の特性インピーダンスより大きな抵抗値を持つ第2の抵抗素子が接続されている。
【0013】
また本発明によれば、送信と受信に用いる1個のアンテナと、送信回路と、受信回路と、前記1個のアンテナを、送信時は前記送信回路に、受信時は前記受信回路に接続するアンテナ切り換え回路とを有する通信装置が提供される。
アンテナ切り換え回路は上述した回路構成を持つ。
【0014】
本発明によれば、送受信回路によってアンテナが共有される無線通信の端末機器などにおいて、アンテナスイッチと送信回路との間の信号伝送線路に伝搬される基本波を通過させ、アンテナスイッチによって生じた基本波の高調波成分に対して高いインピーダンスを示し、当該高調波信号を反射するフィルタ回路が設けられる。
アンテナスイッチの線型歪みなどによって、例えば、送信時に送信回路からの送信信号に応じてアンテナスイッチによって高調波成分が発生され、アンテナ及び送信回路に向かってそれぞれ伝搬される。アンテナスイッチと送信回路との間の信号伝送線路上に設けられたフィルタ回路によって送信回路に向かって伝搬された高調波成分が反射され、再びアンテナスイッチに向かって伝搬され、さらにアンテナスイッチを通してアンテナに向かって伝搬される。
フィルタ回路の反射特性、例えば、反射率を制御し、さらに、フィルタ回路とアンテナスイッチ間の信号伝送線路の長さを制御することによって、アンテナスイッチからアンテナに向かう高調波成分の位相と、アンテナスイッチから信号伝送線路を伝搬してフィルタ回路によって反射され、再び、信号伝送線路を伝搬してアンテナスイッチに向かう高調波成分の振幅がほぼ同じく、位相が互いに逆相となるように制御されるので、アンテナスイッチからアンテナに向かう高調波成分がほぼ除去される。その結果、アンテナからの高調波信号の輻射量を抑制することが可能である。
【0015】
【発明の実施の形態】
図1は本発明に係るアンテナ切り換え回路の一実施形態を示す回路図であり、アンテナ切り換え回路を含む通信端末(通信装置)の一構成例を示す回路図である。
この通信端末において、アンテナ10は、送信回路30及び受信回路40によって共有されている。図示のように、アンテナスイッチ20の端子a、即ち、信号出力端子がアンテナ10に接続され、その端子bは受信回路30に接続され、端子cは送信回路40に接続されている。本実施形態において、アンテナスイッチ20と送信回路40との間に、フィルタ回路50が設けられている。
【0016】
アンテナスイッチ20と送信回路30及び受信回路40との間に、それぞれ所定の特性インピーダンスをもつ信号伝送線路が接続されている。例えば、アンテナスイッチの端子bと受信回路30との間に、信号伝送線路80が接続され、アンテナスイッチ20の端子cとフィルタ回路50の接続点(ノード)ND1との間に、信号伝送線路60が接続され、さらにフィルタ回路50の接続点(ノード)ND1と送信回路40との間に信号伝送線路70が接続されている。これらの信号伝送線路の特性インピーダンスは、例えば、50Ωである。
【0017】
アンテナ10は、送受信回路によって共有されている。即ち、送信するとき、送信回路40によって生成したRF(無線周波数)信号がアンテナ10によって空中に電波として放射される。他方、受信するとき、空中を伝搬する電波によってアンテナ10において高周波信号が励起され、当該高周波信号は受信信号として受信回路30に供給される。
【0018】
アンテナスイッチ20は、送受信動作に合わせて、送信回路30または受信回路40をそれぞれアンテナ10に接続する。送信するとき、アンテナスイッチ20は、端子aと端子cを接続し、端子aと端子bを切り離す。このため、送信回路40によって生成したRF信号がアンテナ10に伝搬される。受信するとき、アンテナスイッチ20は、端子aと端子bを接続し、端子aと端子cを切り離す。このため、アンテナ10に励起した高周波の受信信号が受信回路30に伝搬される。
【0019】
アンテナスイッチ20は、例えば、高周波電界効果トランジスタ(以下、便宜上、単に高周波FETという)によって構成されている。図2は、アンテナスイッチ20の一構成例を示している。ここで、アンテナスイッチ20は、主に二つの高周波FET ST1,ST2によって構成されている。
高周波FET ST1は、端子aと端子bとの間に接続され、高周波FET
ST2は、端子aと端子cとの間に接続されている。端子aは、アンテナ10に接続され、端子bとcはそれぞれ受信回路30と送信回路40に接続されている。
【0020】
高周波FET ST1のゲートに、抵抗素子R1を介して制御信号S1が入力され、高周波FET ST2のゲートに、抵抗素子R2を介して制御信号S2が入力されている。抵抗素子R1とR2は、例えば数十〜数百kΩの高抵抗値を持つ抵抗素子である。高周波FET ST1とST2は、それぞれのゲートに印加される制御信号S1とS2に応じてオン/オフする。このため、制御信号S1とS2の信号レベルに応じて、端子aは端子bまたはcの何れかに接続される。
【0021】
高周波FETはオン状態(導通状態)にあるとき、ソースとドレイン間を例えば、わずか数Ωのオン抵抗によって表すことができる。高周波FETをオフすると、ソースとドレイン間は、例えば、数百fFの遮断容量(キャパシタンス)によって表すことができる。
ゲートに高抵抗素子R1,R2が接続された高周波FETは、このように、オン状態(導通状態)で抵抗性を示し、オフ状態(非導通状態)で容量性を示すことが明確であることから、準マイクロ波帯用スイッチ回路の基本単位として優れた特性を持っている。このため、高周波FETは移動体通信の端末機器などに、アンテナスイッチとして広く使用されている。
【0022】
しかし、アンテナスイッチとして用いられた高周波FETが大電力(大振幅)のRF信号を扱い、さらに携帯端末の低電源電圧化と相まって、高周波FETの非線型特性が顕著に現れる。このため、高周波FETにRF信号が加わると、そのゲートバイアス電圧がRF信号によって変調がかけられる。RF信号の振幅が大きいほどこの変調の度合いが大きくなり、高周波FETの出力信号が歪み、高調波成分が発生してしまう。高周波FETの歪みを抑制するために、例えば、複数段の高周波FETを直列接続した多段構成のスイッチ回路が用いられているが、完全に高調波を抑制することが困難である。
【0023】
本実施形態では、図1に示すように、高周波FETを用いたアンテナスイッチ20の構成を変更することなく、アンテナスイッチ20と送信回路40との間に、フィルタ回路50を設けて、当該フィルタ回路50によってアンテナスイッチ20の端子a側への高調波信号の放出を抑制する。
図1に示すように、フィルタ回路50は、ノードND1と接地電位(基準電位)GNDとの間に直列接続されているキャパシタ52とインダクタンス(インダクタンスコイル)54によって構成されている。キャパシタ52とインダクタンス54のそれぞれの値によって規定されたLC定数を適宜設定することによって、当該フィルタ回路50に、送信回路40からアンテナ10に向けて送出された送信周波数を持つ送信信号の基本波を通過させ、アンテナスイッチ20において発生する高調波を反射する特性を付与することができる。
【0024】
即ち、送信回路40によって生成したRF信号がフィルタ回路50によって減衰されることなくアンテナスイッチ20に伝搬される。一方、アンテナスイッチ20において発生した高調波信号は、送信アンテナ10及び送信回路40の両方向に向かって伝搬される。送信回路40にに向かって伝搬される高調波信号は、フィルタ回路50と伝送線路60との接続ノードND1において反射され、アンテナスイッチ20に向かって伝搬される。
【0025】
以下、図3を参照しつつ、本実施形態における高調波成分の抑制についてさらに詳細に説明する。
図3は、図1の回路を簡略化したものである。図示のように、アンテナスイッチ20と送信回路40との間の伝送線路60と伝送線路70との間のノードND1と接地電位(基準電位)GNDとの間に直列接続されているキャパシタ52とインダクタンス54からなるフィルタ回路50が接続されている。
【0026】
上述したように、送信するとき、送信回路40によって生成したRF信号がアンテナスイッチ20に伝搬される。アンテナスイッチ20内の高周波FETの非線形特性によって、RF信号の高調波成分、例えば、その2次高調波、3次高調波が発生する。
図3において、波形Aはアンテナスイッチ20からアンテナ10に向かって放出された高調波信号、波形Bは、アンテナスイッチ20から送信回路40に向かって放出された高調波信号を示している。なお、ここで、高調波成分は、2次高調波または3次高調波を特に限定せず、一般的に高調波と表記する。なお、アンテナ10とアンテナスイッチ20、アンテナスイッチ20と送受信回路40、30との間の信号伝送線路60,70,80において、高調波成分以外に基本波が伝搬されている。ただし、図3では、基本波の波形が省略され、問題となる高調波成分の波形のみを示している。
【0027】
フィルタ回路50は、アンテナスイッチ20から伝搬されてた高調波信号(波形B)を反射するので、図3に示すように、ノードND1において、入射される高調波信号Bが反射され、所定の位相、振幅を持つ反射信号Dがアンテナスイッチ20に向かって伝搬される。そして、この高調波信号Dがアンテナスイッチ20を通して、アンテナ10に向かって伝搬される。即ち、図3に示すように、アンテナ10とアンテナスイッチ20との間にの信号線上に、アンテナスイッチ20からアンテナ10に向かって放出された高調波信号Aと、フィルタ回路50において反射された高調波信号Dがアンテナスイッチ20を通過して、アンテナ10に向かって伝搬される高調波信号Cの二つの高調波成分が伝搬される。
【0028】
本実施形態において、反射された高調波信号D(C)の振幅及び波形を制御することによって、アンテナ10とアンテナスイッチ20との間の信号伝送線路上の高調波成分Aと反射された高調波成分Cを互いに相殺させる。即ち、反射された高調波成分Cの振幅を高調波成分Aの振幅と同じく、位相が逆相するように制御することによって、高調波信号Aと反射された高調波成分Cが相殺し、アンテナ10とアンテナスイッチ20との間の信号伝送線路上の高調波成分を除去することができる。
【0029】
フィルタ回路50において、キャパシタ52とインダクタンス54によって決定されたLC定数で高調波信号の反射率が制御される。即ち、抑制すべき高調波成分の周波数に応じて、キャパシタ52とインダクタンス54のそれぞれの値を制御することによって、フィルタ回路50の反射率を制御できるので、ノードND1において反射される高調波成分D及びアンテナスイッチ20を通過したあとの高調波成分Cの振幅が制御される。さらに、フィルタ回路50の接続点、即ち、ノードND1とアンテナスイッチ20との間の信号伝送線路60の長さを制御することによって、アンテナスイッチ20を通過したあとの高調波成分Cの位相を制御することができる。
【0030】
このように、抑制すべき高調波成分の周波数に応じて、フィルタ回路50を構成するキャパシタ52及びインダクタンス54のそれぞれの値を適宜に設定し、さらに、フィルタ回路50が伝送線路60との接続点であるノードND1とアンテナスイッチ20との間の伝送線路60の長さを制御することによって、アンテナスイッチ20を通過してアンテナ10に向かって伝搬される高調波の反射信号Cの振幅及び位相を適宜に制御できるので、アンテナ10とアンテナスイッチ20との間の信号伝送線路における高調波成分Aと反射された高調波成分Cを互いに相殺させることができる。また、フィルタ回路50を接続することによって、アンテナスイッチ20から見た送信回路40側の高調波成分に対するインピーダンスは固定されるため、アンテナスイッチ20の信号入力端子、即ち、端子cに接続される送信回路40のインピーダンスや、アンテナスイッチ20と送信回路40との間の信号伝送線路70の引回しに影響されることなく、高調波を常に抑制された状態に保つことが可能である。
【0031】
以上説明したように、本実施形態によれば、アンテナスイッチ20と送信回路40との間の信号伝送線路60にフィルタ回路50を接続し、当該フィルタ回路50は、基本波を通過させ、アンテナスイッチ20内の高周波FETで発生した高調波を反射させるためその高調波成分に対して高いインピーダンスを示し、それを反射する特性を有する。
アンテナスイッチ20内の高周波FETの線型歪みによって送信回路40からの送信信号に応じて高調波成分が発生し、当該高調波成分がアンテナ10及び送信回路40に向かって伝搬される。送信回路40に向かって伝搬される高調波成分がフィルタ回路50の接続点ND1において反射され、反射信号がアンテナスイッチ20を通してアンテナ10に向かって伝搬される。フィルタ回路50の反射特性及びその接続点ND1とアンテナスイッチ20との間の信号伝送線路60の長さを適宜制御することによって、アンテナスイッチ20とアンテナ10との間の伝送線路上の高調波成分が互い相殺し、高調波成分を抑制でき、アンテナ10からの高調波成分の放射量を低減できる。
【0032】
なお、以上の説明では、フィルタ回路50は、直列接続されているキャパシタ52とインダクタンス54によって構成されているが、本発明においてフィルタ回路の構成は特に限定されるものではなく、例えば、基本波を通過させ、高調波成分に対して一定の反射率をもって反射するフィルタ回路であればよい。
【0033】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のアンテナ切り換え回路及び通信装置によれば、アンテナとアンテナスイッチとの間の信号伝送線路上の高調波成分を相殺させ、アンテナからの高調波成分の放射を抑制できる。
さらに、本発明によれば、アンテナスイッチから見た送信回路側の高調波信号に対するインピーダンスが固定されるため、アンテナスイッチの信号入力側に接続される回路のインピーダンスやこの間の信号伝送線路の引回しに影響されることなく、高調波を常に抑制された状態に保つことができるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るアンテナ切り換え回路の一実施形態を示す回路図である。
【図2】 アンテナスイッチの一構成例を示す回路図である。
【図3】 本発明における高調波信号抑制の原理を説明するための図である。
【符号の説明】
10…アンテナ、20…アンテナスイッチ、30…受信回路、40…送信回路、50…フィルタ回路、52…キャパシタ、54…インダクタンス、60,70,80…信号伝送線路。
Claims (6)
- 1のアンテナを送信回路または受信回路に切り換えて接続するアンテナスイッチと、
前記アンテナスイッチと前記送信回路との間のノードと、接地電位の部分との間に設けられたフィルタ回路と、
前記アンテナスイッチと前記ノードとの間に設けられた第1の伝送線路と
を有し、
前記アンテナスイッチは、
前記送信回路から送信信号を前記アンテナに伝搬するときオン状態にされて前記アンテナと前記送信回路との間を接続する第1の高周波用電界効果トランジスタであって、ソースとドレイン間が、オン状態のとき抵抗性を示しオフ状態のときキャパシタンス性を示す、第1の高周波用電界効果トランジスタと、
前記アンテナで受信した信号を前記受信回路に伝搬するときオン状態にされて前記アンテナと前記受信回路との間を接続する第2の高周波用電界効果トランジスタであって、ソースとドレイン間が、オン状態のとき抵抗性を示しオフ状態のときキャパシタンス性を示す、第2の高周波用電界効果トランジスタと
を有し、
前記フィルタ回路は、
直列接続されたキャパシタとインダクタンスとを有し、
当該キャパシタと当該インダクタンスの値が、前記送信回路から前記アンテナスイッチ内の前記第1の高周波用電界効果トランジスタに向けて送信された基本周波数を持つ送信信号の振幅を減衰させず、かつ、前記アンテナスイッチ内の前記第1の高周波用電界効果トランジスタによって発生された前記送信信号の基本周波数の高調波成分を反射する反射率を持つように規定されており、
前記第1の伝送線路の長さは、前記アンテナスイッチにおいて発生され前記アンテナに向かう前記高調波成分の位相と、前記アンテナスイッチにおいて発生され、前記第1の伝送線路を伝搬し、前記フィルタ回路によって反射されて前記第1の伝送線路を伝搬して前記アンテナスイッチを経由して前記アンテナに向かう前記高調波成分の位相とが、逆相になるように、設定されている、
アンテナ切り換え回路。 - 前記第1の高周波用電界効果トランジスタのゲートには、前記第1の伝送線路の特性インピーダンスより大きな抵抗値を持つ第1の抵抗素子が接続されている、
請求項1に記載のアンテナ切り換え回路。 - 前記アンテナスイッチ内の前記第2の高周波用電界効果トランジスタと前記受信回路との間には、第2の伝送線路が設けられており、
前記第2の高周波用電界効果トランジスタのゲートには、前記第2の伝送線路の特性インピーダンスより大きな抵抗値を持つ第2の抵抗素子が接続されている、
請求項2に記載のアンテナ切り換え回路。 - 送信と受信に用いる1個のアンテナと、
送信回路と、
受信回路と、
前記1個のアンテナを、送信時は前記送信回路に、受信時は前記受信回路に接続するアンテナ切り換え回路と
を有し、
前記アンテナ切り換え回路は、
アンテナスイッチと、
前記アンテナスイッチと前記送信回路との間のノードと、接地電位の部分との間に設けられたフィルタ回路と、
前記アンテナスイッチと前記ノードとの間に設けられた第1の伝送線路と
を有し、
前記アンテナスイッチは、
前記送信回路から送信信号を前記アンテナに伝搬するときオン状態にされて前記アンテナと前記送信回路との間を接続する第1の高周波用電界効果トランジスタであって、ソースとドレイン間が、オン状態のとき抵抗性を示しオフ状態のときキャパシタンス性を示す、第1の高周波用電界効果トランジスタと、
前記アンテナで受信した信号を前記受信回路に伝搬するときオン状態にされて前記アンテナと前記受信回路との間を接続する第2の高周波用電界効果トランジスタであって、ソースとドレイン間が、オン状態のとき抵抗性を示しオフ状態のときキャパシタンス性を示す、第2の高周波用電界効果トランジスタと
を有し、
前記フィルタ回路は、
直列接続されたキャパシタとインダクタンスとを有し、
当該キャパシタと当該インダクタンスの値が、前記送信回路から前記アンテナスイッチ内の前記第1の高周波用電界効果トランジスタに向けて送信された送信周波数を持つ送信信号の振幅を減衰させず、かつ、前記アンテナスイッチ内の前記第1の高周波用電界効果トランジスタによって発生された前記送信信号の基本周波数の高調波成分を反射する反射率を持つように規定されており、
前記第1の伝送線路の長さは、前記アンテナスイッチにおいて発生され前記アンテナに向かう前記高調波成分の位相と、前記アンテナスイッチにおいて発生され、前記第1の伝送線路を伝搬し、前記フィルタ回路によって反射されて前記第1の伝送線路を伝搬して前記アンテナスイッチを経由して前記アンテナに向かう前記高調波成分の位相とが、逆相になるように、設定されている、
通信装置。 - 前記第1の高周波用電界効果トランジスタのゲートには、前記第1の伝送線路の特性インピーダンスより大きな抵抗値を持つ第1の抵抗素子が接続されている、
請求項4に記載の通信装置。 - 前記アンテナスイッチ内の前記第2の高周波用電界効果トランジスタと前記受信回路との間には、第2の伝送線路が設けられており、
前記第2の高周波用電界効果トランジスタのゲートには、前記第2の伝送線路の特性インピーダンスより大きな抵抗値を持つ第2の抵抗素子が接続されている、
請求項5に記載の通信装置。
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