JP4138229B2 - スイッチ半導体集積回路 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、高周波回路における入出力信号の切り換えを行うスイッチ半導体集積回路に係り、特に、スイッチ用半導体集積回路のもつ非線形性により発生する高調波成分の抑圧、低減等を図ったものに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の回路としては、例えば、図5に示されたようなデュアルバンド携帯電話機に用いられた単極4投スイッチ回路Scなどが公知・周知となっている。
以下、同図を参照しつつこの従来回路について説明すれば、この単極4投スイッチ回路は、例えば、電界効果トランジスタによる第1乃至第4のトランジスタTR1〜TR4を主たる構成要素として半導体集積回路化されてなるもので、二つの異なる無線周波数での送受信を可能としたいわゆるデュアルバンド携帯電話機のアンテナ71と後段の高周波回路LNA1,PA1、LNA2、PA2との間に設けられて用いられるものとなっている。
ここで、LNA1は、二つの異なる周波数の内、一方のバンドすなわちバンドA用の受信フロントエンド、PA1はバンドAの送信増幅部、LNA2は、二つの異なる周波数の内、他方のバンドすなわちバンドB用の受信フロントエンド、PA2はバンドBの送信増幅部である。
【0003】
かかる構成において、例えば、バンドAの受信を行う場合には、TR1が導通状態となるように制御電圧VAが所定の値に設定される一方、他のTR2〜TR4は、非導通状態となるようにそれぞれの制御電圧VB,VC,VDが所定の値に設定されるものとなっている(図6参照)。他のトランジスタTR2〜TR4のいずれか一つを導通状態とする場合についても図6に示されたようにそれぞれのトランジスタTR1〜TR4の導通、非導通が制御電圧VA〜VDにより制御されるものとなっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来回路においては、電界効果トランジスタの非線形特性により、高調波が発生し、特に、送信時には送信信号と共にアンテナ71から出力されてしまうが、アンテナ71から出力される電磁波については、電波法規において出力レベルや不要な周波数成分の許容値等が規制されており、これらの要求を満足するように高調波レベルの抑圧が必要となる。
この高調波レベルを抑圧する方策としては、例えば、単極4投スイッチ回路Scとアンテナ71の間に2バンドの帯域通過フィルタを設ける構成とすることが考えられる。
ところが、デュアルバンド携帯電話機の2つのバンドとして、例えば、0.9GHzと1.8GHzの如く、バンドBがバンドAの偶数倍に設定される場合があり、この場合には、0.9GHzの第2高周波がバンドBの1.8GHzと一致するために、バンドB用の通過帯域フィルタを通過してしまいフィルタとしての用をなさなくなってしまうという問題を生ずる。
また、フィルタは、通過帯域内であってもある程度の通過損失があるため、送信の際には、送信レベルの低下を招く一方、受信の際には、受信信号のレベル低下による受信感度の劣化を招くという問題がある。
さらに、単極4投スイッチ回路Scとアンテナ71との間に新たにフィルタを設けることは、より小型化が要求されている携帯電話機にあっては、その設置空間の確保が非常に難しく、フィルタによる高調波の抑圧、低減が現実的ではないという問題がある。
【0005】
本発明は、上記実状に鑑みてなされたもので、不要な高調波の発生を抑圧し、しかも、通過損失が少ないスイッチ半導体集積回路を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記発明の目的を達成するため、本発明に係るスイッチ半導体集積回路は、
複数のバンドにおいて共用される送受信アンテナが接続される一つの共通入出力端子と、前記複数のバンド毎に設けられる送信増幅部と受信フロントエンドにそれぞれ対応して設けられ、当該対応する送信増幅部又は受信フロントエンドが接続される複数の入出力端子と、前記共通入出力端子と前記複数の入出力端子との間にそれぞれ接続される端子間短絡用のスイッチ素子とを有し、所望に応じて前記複数の入出力端子のいずれか一つと前記共通入出力端子間が導通状態とされるよう、前記端子間短絡用のスイッチ素子が外部からの制御電圧に応じてオン・オフされるよう構成されてなるスイッチ半導体集積回路であって
部において接地されるアース端子が設けられ、前記共通入出力端子と前記アース端子との間に、共振回路接続用のスイッチ素子と、直列共振回路とが直列接続されて設けられ、
前記直列共振回路は、前記複数のバンドの中で、所望する一つのバンドを基本波とし、その基本波に対して所望する一つの高調波において共振状態となるよう構成され、
前記共振回路接続用のスイッチ素子には、前記複数の入出力端子に対応して設けられた前記端子間短絡用のスイッチ素子の内、前記所望する一つの基本波となる所定の周波数の信号通過の際にオンとされる端子間短絡用のスイッチ素子に印加される制御電圧が同時に印加されるよう構成されてなるものである。
【0007】
かかる構成においては、所望の高調波に対して基本波となる信号が通過する端子間短絡用のスイッチ素子が外部の制御電圧によりオンとされる際、同時に共振回路接続用のスイッチ素子もオンとされて、共通入出力端子とアースとの間に直列共振回路が接続された状態となり、端子間短絡用のスイッチ素子を通過する信号中に含まれる所定の高調波、すなわち、直列共振回路の共振周波数に一致する信号のみがアースへ流れ込んで、除去されることとなり、他の周波数成分の信号は、何ら直列共振回路の影響を受けることなく、端子間短絡用のスイッチ素子を通過することができ、不要な高調波の発生を抑圧し、しかも、通過損失が少ないスイッチ半導体集積回路を提供することができることとなるものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図1乃至図4を参照しつつ説明する。
なお、以下に説明する部材、配置等は本発明を限定するものではなく、本発明の趣旨の範囲内で種々改変することができるものである。
まず、この発明の実施の形態においては、従来と同様に、いわゆるデュアルバンド携帯電話機に用いられる場合を前提としたスイッチ半導体集積回路の構成例を示すものとする。
最初に、第1の構成例について、図1を参照しつつ説明する。
第1の構成例におけるスイッチ半導体集積回路S1は、デュアルバンド携帯電話機の2バンド共用送受信アンテナ(図1においては「ANT」と表記)41と、第1のバンド(バンドA)用のAバンド用受信フロントエンド(図1においては「LNA1」と表記)42及びAバンド用送信増幅部(図1においては「PA1」と表記)43並びに第2のバンド(バンドB)用のBバンド用受信フロントエンド(図1においては「LNA2」と表記)44及びBバンド用送信増幅部(図1においては「PA2」と表記)45との間に設けられたものとなっており、後述するように2バンドの送受信信号の切り換えを行うものとなっている。
【0009】
このスイッチ半導体集積回路S1は、第1乃至第5の電界効果トランジスタ(図1においては、それぞれ、「TR1」、「TR2」、「TR3」、「TR4」、「TR5」と表記)1〜5と、直列共振回路51とを主たる構成要素として、単極4投スイッチ回路が構成されたものとなっている。
すなわち、まず、第1乃至第5の電界効果トランジスタ1〜5は、そのドレイン(又はソース)が共通に接続されて共通入出力端子21に接続されており、この共通入出力端子21には、デュアルバンド携帯電話機の2バンド共用送受信アンテナ41が接続されるものとなっている。
また、第1の電界効果トランジスタ1のソース(又はドレイン)は、第1の入出力端子22に、第2の電界効果トランジスタ2のソース(又はドレイン)は、第2の入出力端子23に、第3の電界効果トランジスタ3のソース(又はドレイン)は、第3の入出力端子24に、第4の電界効果トランジスタ4のソース(又はドレイン)は、第4の入出力端子25に、それぞれ接続されている。
【0010】
そして、第1の入出力端子22には、Aバンド用受信フロントエンド42が、第2の入出力端子23には、Aバンド用送信増幅部43が、第3の入出力端子24には、Bバンド用受信フロントエンド44が、第4の入出力端子25には、Bバンド用送信増幅部45が、それぞれ接続されたものとなっている。
ここで、Aバンド用受信フロントエンド42は、Aバンドの受信波に対して最初の信号増幅を施す回路で、その出力信号は、図示されない後段のAバンドの受信回路へ入力されるようになっている。また、Aバンド用送信増幅部43は、Aバンドの送信波に対して最終増幅を施す回路である。さらに、Bバンド用受信フロントエンド44は、Bバンドの受信波に対して最初の信号増幅を施す回路で、その出力信号は、図示されない後段のBバンドの受信回路へ入力されるようになっている。そして、Bバンド用送信増幅部45は、Bバンドの送信波に対して最終増幅を施す回路である。
【0011】
さらに、第1の電界効果トランジスタ1のゲートは、第1のゲート抵抗器(図1においては「RG1」と表記)7を介して第1の制御電圧端子26に、第2の電界効果トランジスタ2のゲートは、第2のゲート抵抗器(図1においては「RG2」と表記)8を介して第2の制御電圧端子27に、第3の電界効果トランジスタ3のゲートは、第3のゲート抵抗器(図1においては「RG3」と表記)9を介して第3の制御電圧端子28に、第4の電界効果トランジスタ4のゲートは、第4のゲート抵抗器(図1においては「RG4」と表記)10を介して第4の制御電圧端子29に、それぞれ接続されると共に、第5の電界効果トランジスタ5のゲートは、第5のゲート抵抗器(図1においては「RG5」と表記)11を介して第2の制御電圧端子27に接続されている。
【0012】
一方、第5の電界効果トランジスタ5のソース(又はドレイン)側には、直列共振回路51が接続されている。すなわち、直列共振回路51は、第1のコンデンサ(図1においては「C1」と表記)13と第1のコイル(図1においては「L1」と表記)17とから構成されてなり、第1のコンデンサ13の一端が第5の電界効果トランジスタ5のソース(又はドレイン)に、第1のコイル17の一端は、アース端子30aを介して接地されるものとなっている。
【0013】
次に、かかる構成における動作について図1を参照しつつ説明する。
例えば、バンドAの受信を行う場合、図示されない外部の回路により、第1の制御電圧端子26における制御電圧VAは、第1の電界効果トランジスタ1を導通状態とする所定の電圧とされる一方、第2乃至第4の制御電圧端子27〜29の各々の制御電圧VB,VC,VDは、第2乃至第4の電界効果トランジスタ2〜4を非導通状態とする所定の電圧とされることとなる。
そのため、第1の電界効果トランジスタ1のみが導通状態(換言すれば、共通入出力端子21と第1の入出力端子22との間がオン)となり、第2乃至第4の電界効果トランジスタ2〜4は、非導通状態(換言すれば、共通入出力端子21と第2乃至第4の入出力端子23〜25との間はオフ)となると共に、第5の電界効果トランジスタ5は、そのゲートに、第2の制御電圧端子27の制御電圧VBが印加されるため、第5の電界効果トランジスタ5も非導通状態となる。
その結果、2バンド共用送受信アンテナ41からのバンドAの信号は、第1の電界効果トランジスタ1を通過してAバンド用受信フロントエンド42へ入力され、ここで信号増幅を受け、図示されない後段のバンドA用の受信回路へ入力されて復調等が施され、バンドAでの受信がなされることとなる。
【0014】
一方、バンドAの信号の送信を行う場合には、図示されない外部の回路より、第2の制御電圧端子27の制御電圧VBが、第2の電界効果トランジスタ2を導通状態とする所定の電圧とされる一方、第1の制御電圧端子26の制御電圧VAと第3及び第4の制御電圧端子28,29のそれぞれの制御電圧VC,VDは、それぞれ第1の電界効果トランジスタ1、第3の電界効果トランジスタ3及び第4の電界効果トランジスタ4を非導通状態とする所定の電圧とされると共に、第5の電界効果トランジスタ5のゲートには、第2の制御電圧端子27の制御電圧VBが印加されることとなる。
【0015】
その結果、第2及び第5の電界効果トランジスタ2が導通状態(換言すれば、共通入出力端子21と第2の入出力端子23との間がオン)となり、第1の電界効果トランジスタ1、第3及び第4の電界効果トランジスタ3,4は、非導通状態(換言すれば、共通入出力端子21と第1の入出力端子22との間がオフ、共通入出力端子21と第3及び第4の入出力端子24,25との間がオフ)となり、Aバンド用送信増幅部43の出力信号は、第2の電界効果トランジスタ2を通過することとなる。
一方、第5の電界効果トランジスタ5の導通により、直列共振回路回路51が共通入出力端子21とアースとの間に接続されることとなり、そのため、第2の電界効果トランジスタ2を通過したAバンド用送信増幅部43の出力信号の内、直列共振回路51の共振周波数と同一の周波数成分は、直列共振回路51を介してアースへ流れ込み除去されることとなるため、2バンド共用送受信アンテナ41には、直列共振回路51により所定の高調波成分が除去されたバンドAの送信信号が印加されることとなる。
【0016】
すなわち、仮に、バンドAの送信信号(基本波)の第2高調波成分を除去したいとした場合、バンドAの送信信号の周波数をfAとすると、直列共振回路51の第1のコンデンサ13及び第1のコイル17のそれぞれの容量値C,インダクタンス値Lは、次の関係式を満たすように設定されれば良いものとなる。
【0017】
2×fA=1/{2π(L・C1/2
【0018】
直列共振回路51が2×fAの周波数で共振する結果、2×fAの周波数の送信信号は、アースに流れ込むこととなり、換言すれば、2×fAの周波数の送信信号に対して共通入出力端子21は、アースに短絡されたと等価な状態になり、この周波数の信号は、2バンド共用送受信アンテナ41から放射されないこととなる。
ここで、周波数の具体例を挙げれば、デュアルバンド携帯電話機が、バンドAとして0.9GHz、バンドBとして1.8GHzに構成されたものである場合、バンドAの送信時、すなわち、0.9GHzの送信時には、直列共振回路51により、第2高調波である1.8GHzの送信信号は、2バンド共用送受信アンテナ41から放射されず、しかも、0.9GHzの送信波は、直列共振回路51による電力損失を何ら受けることなく、2バンド共用送受信アンテナ41から放射されることとなる。
【0019】
また、直列共振回路51により除去したい高調波が第n高調波(nは、2以上の整数)である場合には、第1のコンデンサ13及び第1のコイル17のそれぞれのC,L値は、次の関係式を満たすように設定されれば良いものとなる。
【0020】
n×fA=1/{2π(L・C1/2
【0021】
換言すれば、直列共振回路51の共振周波数が、除去したい高調波すなわち、バンドAの第n高調波に設定されれば良いものである。
次に、バンドBの受信を行う場合、図示されない外部の回路により、第3の制御電圧端子28における制御電圧VCは、第3の電界効果トランジスタ3を導通状態とする所定の電圧とされる一方、第1及び第2の制御電圧端子26,27並びに第4の制御電圧端子29の各々の制御電圧VA,VB,VDは、第1及び第2の電界効果トランジスタ1,2並びに第4の電界効果トランジスタ4を非導通状態とする所定の電圧とされることとなる。同時に、第5の電界効果トランジスタ5のゲートには、制御電圧VBが印加されることとなる。
したがって、第3の電界効果トランジスタ3のみが導通状態(換言すれば、共通入出力端子21と第3の入出力端子24との間がオン)となり、第1及び第2の電界効果トランジスタ1,2、第4及び第5の電界効果トランジスタ4,5は、非導通状態となり(換言すれば、共通入出力端子21と第1及び第2の入出力端子22,23との間、並びに共通入出力端子21と第4の入出力端子25との間が、それぞれオフ)、2バンド共用送受信アンテナ41からのバンドBの信号は、第3の電界効果トランジスタ3を通過してBバンド用受信フロントエンド44へ入力され、ここで信号増幅を受け、図示されない後段のバンドB用の受信回路へ入力されて復調等が施され、バンドBでの受信がなされることとなる。
【0022】
また、バンドBの送信を行う場合には、図示されない外部の回路より、第4の制御電圧端子29の制御電圧VDが、第4の電界効果トランジスタ4を導通状態とする所定の電圧とされる一方、第1乃至第3の制御電圧端子26〜28の制御電圧VA,VB,VCは、それぞれ第1乃至第3の電界効果トランジスタ1〜3を非導通状態とする所定の電圧とされると共に、第5の電界効果トランジスタ5のゲートには、制御電圧VBが印加されることとなる。
その結果、第4の電界効果トランジスタ4のみが導通状態(換言すれば、共通入出力端子21と第4の入出力端子25との間がオン)となり、第1乃至第3の電界効果トランジスタ1〜3は、非導通状態(換言すれば、共通入出力端子21と第1乃至第3の入出力端子22〜24との間がオフ)となり、Bバンド用送信増幅部45の出力信号は、直列共振回路51の影響を何ら受けることなく2バンド共用送受信アンテナ41から放射されることとなる。
【0023】
なお、このスイッチ半導体集積回路S1における制御電圧VA,VB,VC,VDに対する第1乃至第4の電界効果トランジスタ1〜4の導通・非導通の関係、換言すれば、制御電圧VA,VB,VC,VDに対する共通入出力端子21と第1乃至第4の入出力端子22〜25との間の導通・非導通(オン・オフ)の関係は、従来回路におけるものと基本的に同一となる(図6参照)。
なお、図6を、本発明の実施の形態におけるスイッチ半導体集積回路に適用する場合には、同図において、「経路A−B」の表記は、共通入出力端子21と第1の入出力端子22との間を、「経路A−C」の表記は、共通入出力端子21と第2の入出力端子23との間を、「経路A−D」の表記は、共通入出力端子21と第3の入出力端子24との間を、「経路A−E」の表記は、共通入出力端子21と第4の入出力端子25との間を、それぞれ意味するものとする。
【0024】
次に、第2の構成例について、図2を参照しつつ説明する。なお、図1に示された構成要素と同一の構成要素については、同一の符号を付してその詳細な説明を省略し、以下、異なる点を中心に説明することとする。
この第2の構成例におけるスイッチ半導体集積回路S2は、バンドAの送信波の高調波信号の除去のための第1の直列共振回路51に加えて、バンドBの送信波(基本波)の高調波信号の除去のための第2の直列共振回路52が付加されてなるものである。
すなわち、スイッチ半導体集積回路S2においては、ドレイン(又はソース)が共通入出力端子21に接続された第6の電界効果トランジスタ6が設けられると共に、この第6の電界効果トランジスタ6のソース(又はドレイン)側には、第2の直列共振回路52が設けられたものとなっている。
また、第6の電界効果トランジスタ6のゲートは、第6のゲート抵抗器(図2においては「RG6」と表記)12を介して第4の制御電圧端子29に接続されたものとなっている。
【0025】
第2の直列共振回路52は、第2のコンデンサ(図2においては「C2」と表記)14と第2のコイル(図2においては「L2」と表記)と18から構成されてなり、第2のコンデンサ14の一端が第6の電界効果トランジスタ6のソース(又はドレイン)に、第2のコイル18の一端は、アース端子30bを介して接地されるものとなっている。
そして、この第2の直列共振回路52は、その共振周波数が、バンドBの第n高調波となるように第2のコンデンサ14と第2のコイル18のそれぞれの容量値C,インダクタンス値Lは、次の関係式を満たすように設定されたものとなっている。
【0026】
n×fB=1/{2π(L・C1/2
【0027】
ここで、fBは、バンドBの周波数であり、nは、2以上の整数である。
したがって、このスイッチ半導体集積回路S2においては、バンドAの送信時においては、第1の直列共振回路51によるバンドAの送信波に含まれる所定の高調波成分の除去がなされ、バンドBの送信時においては、第2の直列共振回路52によりバンドBの送信波に含まれる所定の高調波成分の除去がなされることとなるもので、他の動作については、図1に示された構成と変わるところがないものである。
なお、この第2の構成例においては、第1及び第2の直列共振回路51,52に応じて、アース端子30a,30bを設けるようにしたが、一つのアース端子を共用するようにしても勿論良いものである。
【0028】
次に、第3の構成例について、図3を参照しつつ説明する。なお、図1又は図2に示された構成要素と同一の構成要素については、同一の符号を付してその詳細な説明を省略し、以下、異なる点を中心に説明することとする。
この第3の構成例におけるスイッチ半導体集積回路S3は、第5及び第6の電界効果トランジスタ5,6のソース(又はドレイン)側に、次述するようにそれぞれ2つの直列共振回路を設け、バンドAとバンドBのそれぞれにおいて、任意の2つの高調波の除去を可能としてなるものである。
すなわち、まず、第5の電界効果トランジスタ5のソース(又はドレイン)とアースとの間には、第1の直列共振回路51と第3の直列共振回路53とが、それぞれ直列に設けられたものとなっている。すなわち、換言すれば、第1の直列共振回路51と第3の直列共振回路53は、第5の電界効果トランジスタ5のソース(又はドレイン)とアースの間において、互いに並列接続状態となるように設けられたものとなっている。
【0029】
第1の直列共振回路51は、先に図1に示された構成において説明したと同様である。
また、第3の直列共振回路53は、第3のコンデンサ(図3においては「C3」と表記)15と第3のコイル(図3においては「L3」と表記)19とから構成されてなり、第3のコンデンサ15の一端が第5の電界効果トランジスタ5のソース(又はドレイン)に、第3のコイル19の一端は、アース端子30cを介して接地されるものとなっている。
そして、第1の直列共振回路51は、その共振周波数が、バンドAの第n1高調波に、第3の直列共振回路53は、その共振周波数がバンドAの第n3高調波に、それぞれ設定されたものとなっている。
すなわち、下記する関係式が満たされるようになっている。
【0030】
n1×fA=1/{2π(L・C1/2
【0031】
n3×fA=1/{2π(L・C1/2
【0032】
なお、ここで、n1≠n3であり、n1及びn3は、共に2以上の整数に設定されるものである。
【0033】
一方、第6の電界効果トランジスタ6のソース(又はドレイン)とアースとの間には、第2の直列共振回路52と第4の直列共振回路54とが、それぞれ直列に設けられたものとなっている。すなわち、換言すれば、第2の直列共振回路52と第4の直列共振回路54は、第6の電界効果トランジスタ6のソース(又はドレイン)とアースの間において、互いに並列接続状態となるように設けられたものとなっている。
【0034】
第2の直列共振回路52は、先に図2に示された構成において説明したと同様である。
また、第4の直列共振回路54は、第4のコンデンサ(図3においては「C4」と表記)16と第4のコイル(図3においては「L4」と表記)20とから構成されてなり、第4のコンデンサ16の一端が第6の電界効果トランジスタ6のソース(又はドレイン)に、第4のコイル20の一端は、アース端子30dを介して接地されるものとなっている。
そして、第2の直列共振回路52は、その共振周波数が、バンドBの第n2高調波に、第4の直列共振回路54は、その共振周波数がバンドBの第n4高調波に、それぞれ設定されたものとなっている。
すなわち、下記する関係式が満たされるようになっている。
【0035】
n2×fB=1/{2π(L・C1/2
【0036】
n4×fB=1/{2π(L・C1/2
【0037】
なお、ここで、n2≠n4であり、n2及びn4は、共に2以上の整数に設定されるものである。
【0038】
かかる構成にあっては、バンドAの送信時において、第2及び第5の電界効果トランジスタ2,5が導通状態となり、第1及び第3の直列共振回路51,53が、それぞれ共通入出力端子21とアースとの間に直列接続された状態となるので、第1の直列共振回路51により送信波の第n1高調波が、第3の直列共振回路53により送信波の第n3高調波が、それぞれ除去された送信波が2バンド共用送受信アンテナ41から放射されることとなる。
また、バンドBの送信時においては、第4及び第6の電界効果トランジスタ4,6が導通状態となり、第2及び第4の直列共振回路52,54が、それぞれ共通入出力端子21とアースとの間に直列接続された状態となるので、第2の直列共振回路52により送信波の第n2高調波が、第4の直列共振回路54により送信波の第n4高調波が、それぞれ除去された送信波が2バンド共用送受信アンテナ41から放射されることとなる。
【0039】
なお、バンドAの受信及びバンドBの受信の際の動作は、図1に示された構成の場合と変わるところがないのでここでの再度の詳細な説明は省略することとする。
また、この第3の構成例においては、第1乃至第4の直列共振回路51〜54に応じて、アース端子30a〜30dを設けるようにしたが、一つのアース端子を共用するように構成しても良いものである。
さらに、この第3の構成例においては、バンドA,B双方において直列共振回路による高調波の除去を行うようにしたが、いずれか一方、例えば、低域側にあるバンドAにおいてのみ高調波の除去を行う、すなわち、第1及び第3の直列共振回路51,53による高調波の除去だけを行うような構成としても勿論良いものである。
【0040】
次に、第4の構成例について、図4を参照しつつ説明する。図1又は図3に示された構成要素と同一の構成要素については、同一の符号を付してその詳細な説明を省略し、以下、異なる点を中心に説明することとする。
この第4の構成例におけるスイッチ半導体集積回路S4は、スイッチ半導体集積回路S4内部の受動素子と、スイッチ半導体集積回路S4にその外部で取り付けられる受動素子とで直列共振回路が構成されるように構成されたものである。
すなわち、第5の電界効果トランジスタ5のソース(又はドレイン)と外部部品接続端子31aとの間には、第1のコンデンサ13とが、また、第5の電界効果トランジスタ5のソース(又はドレイン)と外部部品接続端子31cとの間には、第3のコンデンサ15が、それぞれ直列接続されたものとなっている。
また、スイッチ半導体集積回路S4の外部において、外部部品接続端子31aには、第1のコイル17の一端が、また、外部部品接続端子31cには、第3のコイル19の一端が、それぞれ接続される一方、第1及び第3のコイル17,19の他端は、共にアースに接続されたものとなっている。
そして、スイッチ半導体集積回路S4内の第1のコンデンサ13と外部の第1のコイル17とで第1の直列共振回路51が、スイッチ半導体集積回路S4内の第3のコンデンサ15と外部の第3のコイル19とで第3の直列共振回路53が、それぞれ構成されるようになっている。
【0041】
また、第6の電界効果トランジスタ6のソース(又はドレイン)と外部部品接続端子31bとの間には、第2のコンデンサ14が、また、第6の電界効果トランジスタ6のソース(又はドレイン)と外部部品接続端子31dとの間には、第4のコンデンサ16が、それぞれ直列接続されたものとなっている。
さらに、スイッチ半導体集積回路S4の外部において、外部部品接続端子31bには、第2のコイル18の一端が、また、外部部品接続端子31dには、第4のコイル20の一端が、それぞれ接続される一方、第2及び第4のコイル18,20の他端は、共にアースに接続されたものとなっている。
そして、スイッチ半導体集積回路S4内の第2のコンデンサ14と外部の第2のコイル18とで第2の直列共振回路52が、スイッチ半導体集積回路S4内の第4のコンデンサ16と外部の第4のコイル20とで第4の直列共振回路54が、それぞれ構成されるようになっている。
【0042】
このように、スイッチ半導体集積回路S4の外部に、直列共振回路の構成要素の一つであるコイルを設けるような構成とするのは、次のような理由によるものである。
すなわち、コイル(この第4の構成例においては、第1乃至第4のコイル17〜20)をスイッチ半導体集積回路S4のいわば外付けとする構成の場合、特に、スイッチ半導体集積回路S4がこの発明の実施の形態のように携帯電話機に用いられる際には、より小型化が要求されている昨今の携帯電話機においては、コイルのために新たな取付スペースを確保する必要を生ずることとなるために、このような構成は、小型化の要求に反するものであるとも言える。
一方、高周波信号を扱う半導体IC(いわゆるMMIC)にあっては、高い電子移動度が必要となることから、GaAsなどのような特別な半導体を使用する必要があり、一般にその単価は、通常の半導体ICに比して高価である。
したがって、スイッチ集積回路S4がMMICとされる場合に、その内部に、コイルをモノリシックに形成するとすれば、スパイラルインダクタンスのような渦巻状となり、大面積を占有するパターンとなってしまうため、いわゆるチップ単価が非常に高価なものとなり、現実的に妥当な価格の装置ではなくなる。
そこで、第4の構成例は、かかる実状を考慮し、現実的に妥当な価格での製品の実現という要求を満たす一つの方策としての意義を有するものとなる。
【0043】
上述の構成にあって、その基本的な動作は、図3に示された構成と同一である。
すなわち、バンドAの送信時において、第2及び第5の電界効果トランジスタ2,5が導通状態となり、第1及び第3の直列共振回路51,53が、それぞれ共通入出力端子21とアースとの間に直列接続されることで、第1の直列共振回路51により送信波の第n1高調波が、第3の直列共振回路53により送信波の第n3高調波が、それぞれ除去された送信波が2バンド共用送受信アンテナ41から放射されることとなる。
また、バンドBの送信時においては、第4及び第6の電界効果トランジスタ4,6が導通状態となり、第2及び第4の直列共振回路52,54が、それぞれ共通入出力端子21とアースとの間に直列接続されることで、第2の直列共振回路52により送信波の第n2高調波が、第4の直列共振回路54により送信波の第n4高調波が、それぞれ除去された送信波が2バンド共用送受信アンテナ41から放射されることとなる。
なお、バンドAの受信及びバンドBの受信の際の動作は、図1に示された構成の場合と変わるところがないのでここでの再度の詳細な説明は省略することとする。
【0044】
この第4の構成例においては、バンドA,B双方において直列共振回路による高調波の除去を行うようにしたが、いずれか一方、例えば、低域側のバンドAにおいてのみ高調波の除去を行うような構成、すなわち、第1及び第3の直列共振回路51,53による高調波の除去だけを行うような構成としても勿論良いものである。そして、この場合、第1又は第3の直列共振回路51,53のいずれか一つだけを設けるような構成としても良いものである。
【0045】
なお、上述の発明の実施の形態においては、いずれのスイッチ半導体集積回路S1〜S4も、いわゆる単極4投スイッチ回路が構成されたものとしたが、4投に限られる必要はなく、本発明に係るスイッチ半導体集積回路は、単極n投スイッチ回路(nは2以上の整数)にも同様に適用できるものである。
【0046】
【発明の効果】
以上、述べたように、本発明によれば、所望する信号の通過を確保しつつ、その信号の高調波成分のみがバイパスされるような構成とすることにより、不要な高周波の発生を抑圧し、しかも、通過損失が少ないスイッチ半導体集積回路を提供することができるという効果を奏するものである。
特に、高調波を除去するために直列共振回路は、高調波を発生する基本波が共通入出力端子と入出力端子間を通過する際に、共通入出力端子とアースとの間で直列となるようにしたので、例えば、デュアルバンド回路において、一方の信号の周波数が、他方の周波数の倍数関係にあるような場合であっても、他方の周波数の高調波を除去する直列共振回路が、一方の信号の通過に対して損失を生ずるようなことが確実に回避され、従来と異なり外部に別個の高調波除去フィルタを取り付けることなく、高調波、不要波の除去が可能となるという効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の第1の構成例におけるスイッチ半導体集積回路の回路構成を示す回路図である。
【図2】本発明の実施の形態の第2の構成例におけるスイッチ半導体集積回路の回路構成を示す回路図である。
【図3】本発明の実施の形態の第3の構成例におけるスイッチ半導体集積回路の回路構成を示す回路図である。
【図4】本発明の実施の形態の第4の構成例におけるスイッチ半導体集積回路の回路構成を示す回路図である。
【図5】従来回路例を示す回路図である。
【図6】従来及び本発明の実施の形態におけるスイッチ半導体集積回路の動作を説明する説明図である。
【符号の説明】
1…第1の電界効果トランジスタ
2…第2の電界効果トランジスタ
3…第3の電界効果トランジスタ
4…第4の電界効果トランジスタ
5…第5の電界効果トランジスタ
6…第6の電界効果トランジスタ
21…共通入出力端子
22…第1の入出力端子
23…第2の入出力端子
24…第3の入出力端子
25…第4の入出力端子
26…第1の制御電圧端子
27…第2の制御電圧端子
28…第3の制御電圧端子
29…第4の制御電圧端子
51…第1の直列共振回路
52…第2の直列共振回路
53…第3の直列共振回路
54…第4の直列共振回路

Claims (5)

  1. 複数のバンドにおいて共用される送受信アンテナが接続される一つの共通入出力端子と、前記複数のバンド毎に設けられる送信増幅部と受信フロントエンドにそれぞれ対応して設けられ、当該対応する送信増幅部又は受信フロントエンドが接続される複数の入出力端子と、前記共通入出力端子と前記複数の入出力端子との間にそれぞれ接続される端子間短絡用のスイッチ素子とを有し、所望に応じて前記複数の入出力端子のいずれか一つと前記共通入出力端子間が導通状態とされるよう、前記端子間短絡用のスイッチ素子が外部からの制御電圧に応じてオン・オフされるよう構成されてなるスイッチ半導体集積回路であって
    部において接地されるアース端子が設けられ、前記共通入出力端子と前記アース端子との間に、共振回路接続用のスイッチ素子と、直列共振回路とが直列接続されて設けられ、
    前記直列共振回路は、前記複数のバンドの中で、所望する一つのバンドを基本波とし、その基本波に対して所望する一つの高調波において共振状態となるよう構成され、
    前記共振回路接続用のスイッチ素子には、前記複数の入出力端子に対応して設けられた前記端子間短絡用のスイッチ素子の内、前記所望する一つの基本波となる所定の周波数の信号通過の際にオンとされる端子間短絡用のスイッチ素子に印加される制御電圧が同時に印加されるよう構成されてなることを特徴とするスイッチ半導体集積回路。
  2. 前記複数のバンドの中で、所望する複数のバンドについて、それぞれを基本波とし、その基本波に対して所望する一つの高調波において共振状態となるよう構成されてなる直列共振回路を、それぞれ設けると共に、当該直列共振回路に、それぞれ共振回路接続用のスイッチ素子を直列接続し、前記共通入出力端子と前記アース端子との間に設けてなることを特徴とする請求項1記載のスイッチ半導体集積回路。
  3. 前記共振回路接続用のスイッチ素子とアース端子との間に、同一のバンドを基本波とし、その基本波に対して所望する複数の高調波毎に、それぞれの高調波で共振状態となるよう構成されてなる直列共振回路を並列接続して設けてなることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のスイッチ半導体集積回路。
  4. 前記端子間短絡用のスイッチ素子は、電界効果トランジスタであって、そのドレイン・ソース間が前記共通入出力端子と一つの前記入出力端子間に接続される一方、当該電界効果トランジスタのゲートには、ゲート抵抗器を介して外部からの制御電圧が印加可能とされ、
    前記共振回路接続用のスイッチ素子は、電界効果トランジスタであって、そのドレイン・ソース間が前記共通入出力端子と前記直列共振回路間に接続されると共に、そのゲートには、ゲート抵抗器を介して制御電圧が印加可能とされてなることを特徴とする請求項1、請求項2又は請求項3いずれか記載のスイッチ半導体集積回路。
  5. 請求項1、請求項2、請求項3又は請求項4記載のスイッチ半導体集積回路において、
    前記アース端子を外部部品接続端子に代え、
    前記直列共振回路をコンデンサとコイルとの直列接続により構成し、
    前記コンデンサを前記共振回路接続用のスイッチ素子と前記外部部品接続端子との間に接続し、
    前記コイルを前記外部部品接続端子とアース間に接続するように代えてなることを特徴とする請求項1、請求項2、請求項3又は請求項4いずれか記載のスイッチ半導体集積回路。
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