JP4206783B2 - 同期分離回路 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本願発明は、複合映像信号から同期信号を分離する機能を有する、同期分離回路に関するものである。
【0002】
特に、本願発明は、入力される複合映像信号がサグや同期圧縮などの影響で不正規な場合であっても、良好な同期分離性能を提供できる同期分離回路に関するものである。
【0003】
【従来の技術】
近年、半導体技術の進歩や液晶ディスプレイ(LCD)やプラズマディスプレイ(PDP)と言ったマトリクス駆動によるデジタル制御に適した表示装置の一般化により、ビデオ信号をデジタル化して各種の信号処理を行うデジタル映像信号処理装置が普及してきている。その様な状況の中で、デジタル同期分離技術の向上は必要不可欠となる。
【0004】
従来行われてきた、デジタル同期分離は、例えば、以下に記す通りである。以下、図11を用いて従来のデジタル同期分離回路に付いて説明する。
【0005】
図11は、従来の技術におけるデジタル同期分離回路を示したブロック図である。図11において、80は所定のサンプリングクロックにてサンプリングされたデジタルビデオ信号aより水平同期信号期間のペデスタルレベルPと水平同期信号先端レベルSとを判別する水平同期信号レベル判別回路である。
【0006】
81は水平同期信号レベル判別回路80から出力されるペデスタルレベルPと水平同期信号先端レベルSとを入力として、(P+S)/2の平均演算によりデジタルビデオ信号aから水平同期信号を分離するのに必要な同期分離レベルbを、水平同期信号のレベルの約50%に設定する同期分離レベル設定回路である。
【0007】
デジタルビデオ信号aに複合されている水平同期信号は、設定された同期分離レベルbと比較され、同期分離レベルbよりレベルの低い信号部分が同期信号として同期分離回路82で分離される。同期分離回路82で分離されたデータdは、デジタルビデオ信号aに同期した水平同期パルスまたは水平同期信号相当のパルスである為、水平PLL回路85で位相情報として使用される。
【0008】
水平PLL回路85の出力eは、デジタルビデオ信号aとの位相により同期状態を判別する同期判別回路86に入力される。同期判別回路86の出力はgは、スイッチ84を制御して、同期引き込み前には前記同期分離回路82の出力データdを水平PLL回路85に送り、同期引き込み後は水平同期信号期間を示す制御パルスfで制限されたAND回路83の出力データをmを水平PLL回路85に送る。
【0009】
AND回路83の出力mは、図12に示す通り、制御パルスfにより前記同期分離回路82の出力を水平同期期間のみに制限している為、同期引き込み後は水平同期信号期間以外でのノイズによる同期分離性能への影響を排除でき、入力されるデジタルビデオ信号aに正確に同期した水平同期パルスeを発生させる事ができる(特許文献1参照)。
【0010】
【特許文献1】
特開平9−135368号公報
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、入力されるデジタルビデオ信号に垂直レートの周期でサグの症状が現れている場合や、同期信号部分が極端に短くなった(例えば、同期圧縮された)信号が入力された際、更には、水平同期先端レベルが変動するようなノイズが重畳された不正規な信号入力の場合、同期分離レベルを最適なレベルで設定できず、ジッタやスネ−キング、最悪はVダンシング(垂直ダンシング)、同期流れ等を引き起こしてしまうという課題があった。
【0012】
本願発明は、前記課題を解決する為、Vサグ(垂直サグ)の量を検出する方法、または手順を備え、さらに、スライスレベルと置き換えレベルを設定する事により、入力の信号レベルを任意に置換できる最小値レベル変換する方法、または手順を備える事により、Vサグ量に応じた、さらに同期圧縮や、ノイズの影響で水平先端レベルが変動するような場合でも最適な同期分離レベルを得ることができ、ジッタやスネ−キング、Vダンシング、同期流れの発生しない同期分離回路を提供する事を目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決する為に、本願発明に係わる同期信号分離回路は、入力信号の水平同期信号期間のペデスタルレベルと水平同期信号先端レベルを判別する水平同期信号レベル判別手段と、前記入力信号から垂直同期パルスを分離する垂直同期分離手段と、前記垂直同期パルスに同期したタイミングパルスを発生する垂直レートタイミング発生手段と、前記ペデスタルレベルと前記タイミングパルスとからVサグ量を検出するVサグ量検出手段と、前記ペデスタルレベルと前記水平同期信号先端レベルの平均演算に前記Vサグ量の傾きを考慮して同期分離レベルを設定する同期分離レベル設定手段と、前記同期分離レベルに応じて前記入力信号から同期信号を分離する同期分離手段と、前記同期信号を位相情報として水平同期信号または水平同期信号相当の信号を発生する水平クロック・パルス生成手段と、前記入力信号と前記水平同期信号または水平同期信号相当の信号とが同期しているかを判別する同期判別手段と、前記同期信号の出力を前記水平同期期間のみに制限する同期信号出力制限手段と、前記同期判別に基づき、同期前は前記同期信号を前記水平クロック・パルス生成手段に出力し、同期後は前記水平同期期間のみに出力制限された前記同期信号を前記水平クロック・パルス生成手段に出力するようスイッチを切り換える切換え手段と、を備えたものである。
【0014】
また、本願発明に係わる同期信号分離方法は、入力信号の水平同期信号期間のペデスタルレベルと水平同期信号先端レベルを判別するステップと、前記入力信号から垂直同期パルスを分離するステップと、前記垂直同期パルスに同期したタイミングパルスを発生するステップと、前記ペデスタルレベルと前記タイミングパルスとからVサグ量を検出するステップと、前記ペデスタルレベルと前記水平同期信号先端レベルの平均演算に前記Vサグ量の傾きを考慮して同期分離レベルを設定するステップと、前記同期分離レベルに応じて前記入力信号から同期信号を分離するステップと、前記同期信号を位相情報として水平同期信号または水平同期信号相当の信号を発生するステップと、前記入力信号と前記水平同期信号または水平同期信号相当の信号とが同期しているかを判別するステップと、前記同期信号の出力を前記水平同期期間のみに制限するステップと、前記同期判別に基づき、同期前は前記同期信号を出力し、同期後は前記水平同期期間のみに出力制限された前記同期信号を出力するようスイッチを切り換えるステップと、を有するものである。
【0019】
【発明の実施の形態】
(実施の形態1)
図1は、本願発明の実施の形態1による同期分離回路の構成を説明する為のブロック図である。以下、図1を用いて同期分離回路について説明する。
【0020】
10は、所定のサンプリングクロックにてサンプリングされたデジタルビデオ信号aより水平同期信号期間のペデスタルレベルPと水平同期信号先端レベルSとを判別する水平同期信号レベル判別回路である。
【0021】
16は、デジタルビデオ信号aより垂直同期パルスを分離する垂直同期分離回路である。17は、前記垂直同期分離回路16より出力される垂直同期パルスより垂直同期パルスに同期した、垂直同期期間前後を含むタイミングパルスを発生する垂直レートタイミング発生回路である。18は、水平同期信号レベル判別回路10で検出するペデスタルレベル検出結果と、垂直レートタイミング発生回路17で発生した垂直同期パルス前後を表すタイミングパルスとから垂直レートで発生しているサグ量を検出するマイコンである。
【0022】
11は、水平同期信号レベル判別回路10で検出したペデスタルレベルPと水平同期信号先端レベルSと、マイコン18から出力されるVサグ検出量から最適な同期分離スライスレベルbを設定する同期分離レベル設定回路である。例えば、同期分離スライスレベルbは、(P+S)/2の平均演算にVサグの傾きを考慮し得られる。
【0023】
12は、デジタルビデオ信号aに複合されている水平同期信号を設定された同期分離レベルbと比較し、同期分離レベルbよりレベルの低い信号部分が同期信号として同期分離する同期分離回路である。同期分離回路12で分離されたデータdは、デジタルビデオ信号aに同期した水平同期パルスまたは水平同期信号相当のパルスである為、15の水平PLL回路で位相情報として使用される。
【0024】
19は、同期判別回路であり、水平PLL回路15の出力eと、デジタルビデオ信号aとの位相により同期状態を判別する。同期判別回路19の出力はgは、14のスイッチを制御する。同期引き込み前には前記同期分離回路12の出力データdを水平PLL回路15に送り、同期引き込み後は水平同期信号期間を示す制御パルスfで制限されたAND回路13の出力データをmを水平PLL回路15に送る。
【0025】
AND回路13の出力mは、従来の技術の例を説明する際にも使用した、図12に示す通り、制御パルスfにより前記同期分離回路12の出力を水平同期期間のみに制限している為、同期引き込み後は水平同期信号期間以外でのノイズによる同期分離性能への影響を排除でき、入力されるデジタルビデオ信号aに正確に同期した水平同期パルスeを発生させる事ができる。
【0026】
次に本願発明の実施の形態1についての同期分離回路の動作について図1、及び図2を用いて説明する。なお、図2は、同実施の形態の動作ステップを示したフロー図である。
【0027】
始めに、水平同期信号レベル判別回路10により、所定のサンプリングクロックにてサンプリングされたデジタルビデオ信号aより水平同期信号期間のペデスタルレベルPと水平同期信号先端レベルSとを判別する(図2のペデスタルレベル検出、水平同期先端レベル検出のステップに相当)。
【0028】
また、一方では、垂直同期分離回路16で、デジタルビデオ信号aより垂直同期パルスの分離を行う(図2の垂直同期分離に相当)。
【0029】
垂直同期分離回路16から分離された垂直同期パルスを基に、垂直レートタイミング発生回路17では、垂直同期パルスに同期した、垂直同期期間前後を含むタイミングパルスを発生する。マイコン18は、水平同期信号レベル判別回路10で検出するペデスタルレベル検出結果と、垂直レートタイミング発生回路17で発生した垂直同期パルス前後を表すタイミングパルスとから垂直レートで発生しているサグ量を検出する。
【0030】
同期分離レベル設定回路11は、水平同期信号レベル判別回路10で検出したペデスタルレベルPと水平同期信号先端レベルSと、マイコン18から出力されるVサグ検出量から最適な同期分離スライスレベルbを設定する。例えば、同期分離スライスレベルbは、(P+S)/2の平均演算にマイコン18で検出した、Vサグの傾きを考慮し得られる(図2の同期分離レベル設定のステップに相当)。
【0031】
同期分離回路12は、デジタルビデオ信号aに複合されている水平同期信号を設定された同期分離レベルbと比較し、同期分離レベルbよりレベルの低い信号部分を同期信号として分離する(図2の同期分離のステップに相当)。
【0032】
同期分離回路12で分離されたデータdは、デジタルビデオ信号aに同期した水平同期パルスまたは水平同期信号相当のパルスである為、15の水平PLL回路で位相情報として使用される(図2のPLLに相当)。
【0033】
同期判別回路19では、水平PLL回路15の出力eと、デジタルビデオ信号aとの位相により同期状態の判別を行う(図2の同期判別に相当)。
【0034】
同期判別回路19の出力はgは、スイッチ14を制御する。同期引き込み前には前記同期分離回路12の出力データdを水平PLL回路15に送り、同期引き込み後は水平同期信号期間を示す制御パルスfで制限されたAND回路13の出力データをmを水平PLL回路15に送る(図2の引き込み済みかで分岐する部分に相当)。
【0035】
AND回路13の出力mは、従来の技術の例を説明する際にも使用した、図12に示す通り、制御パルスfにより前記同期分離回路12の出力を水平同期期間のみに制限している為、同期引き込み後は水平同期信号期間以外でのノイズによる同期分離性能への影響を排除でき、入力されるデジタルビデオ信号aに正確に同期した水平同期パルスeを発生させる。
【0036】
図3は、本実施の形態において設定されるスライスレベルbの様子を示した波形である。波形は、上段、下段共Vサグの影響を受けた複合映像信号で垂直同期周辺をクローズアップしたものである。上段は、従来の技術によって設定される同期分離スライスレベルについて記載し、下段は実施の形態1のによるスライスレベルの設定される様子を示したものである。
【0037】
図3が示す通り、本願発明の本実施の形態の構成または方法を用いた場合、サグの影響を受ける事無くジッタやスネ−キング、更には、Vダンシングや同期流れの発生を排除できる同期分離回路を提供できる。
【0038】
(実施の形態2)
図4は、本願発明の第2の実施の形態である同期分離回路について、その構成を説明する為のブロック図である。図5は、図4中の最小値レベル変換回路を更に細かく説明する為のブロック図である。
【0039】
以下、図4、図5を用いて上記同期分離回路について説明する。
【0040】
20は、任意に設定されるスライスレベルと置き換えレベルにより最小値部分の信号レベルを置換する最小値レベル変換回路であり、32のコンパレータ、31のスイッチで構成される。
【0041】
21は、所定のサンプリングクロックにてサンプリングされたデジタルビデオ信号aより水平同期信号期間のペデスタルレベルPと水平同期信号先端レベルSとを判別する水平同期信号レベル判別回路である。22は、水平同期信号レベル判別回路10で検出したペデスタルレベルPと水平同期信号先端レベルSから最適な同期分離スライスレベルbを設定する同期分離レベル設定回路である。例えば、同期分離スライスレベルbは、(P+S)/2の平均を演算する事により得られる。
【0042】
23は、デジタルビデオ信号aに複合されている水平同期信号を設定された同期分離レベルbと比較し、同期分離レベルbよりレベルの低い信号部分が同期信号として同期分離する同期分離回路である。同期分離回路12で分離されたデータdは、デジタルビデオ信号aに同期した水平同期パルスまたは水平同期信号相当のパルスである為、26の水平PLL回路で位相情報として使用される。
【0043】
27は、同期判別回路であり、水平PLL回路26の出力eと、デジタルビデオ信号aとの位相により同期状態を判別する。同期判別回路27の出力はgは、25のスイッチを制御する。同期引き込み前には前記同期分離回路23の出力データdを水平PLL回路26に送り、同期引き込み後は水平同期信号期間を示す制御パルスfで制限されたAND回路24の出力データをmを水平PLL回路26に送る。
【0044】
AND回路24の出力mは、従来の技術の例を説明する際にも使用した、図12に示す通り、制御パルスfにより前記同期分離回路23の出力を水平同期期間のみに制限している為、同期引き込み後は水平同期信号期間以外でのノイズによる同期分離性能への影響を排除でき、入力されるデジタルビデオ信号aに正確に同期した水平同期パルスeを発生させる事ができる。
【0045】
次に本実施の形態について、同期分離回路の動作について図4、図5、及び図6を用いて説明する。なお、図6は、本実施の形態の動作ステップを示したフロー図である。
【0046】
始めに、最小値レベル変換回路20にて信号レベルが低い部分のデータを置換する。信号レベルが低いと判断するスレッシュレベルはスライスレベルとして、置換するレベルは置き換えレベルとして外部より任意に設定され、コンパレータ32とその出力により制御されるスイッチ31でその動作を担う。通常置き換えレベルは、スライスレベルより低く設定する。つまり、最小値レベル変換回路20では、低い信号レベルの部分を更に低く、且つ一様になるよう伸張する回路である(図6の最小値レベル変換のステップに相当する)。
【0047】
次に、水平同期信号レベル判別回路21により、所定のサンプリングクロックにてサンプリングされたデジタルビデオ信号aより水平同期信号期間のペデスタルレベルPと水平同期信号先端レベルSとを判別する。水平同期先端レベルは、最小値レベル変換回路20で置換されたものとなる(図6のペデスタルレベル検出、水平同期先端レベル検出のステップに相当)。
【0048】
同期分離レベル設定回路22は、水平同期信号レベル判別回路21で検出したペデスタルレベルPと水平同期信号先端レベルSから最適な同期分離スライスレベルbを設定する。例えば、同期分離スライスレベルbは、(P+S)/2の平均演算で得られる(図6の同期分離レベル設定のステップに相当)。
【0049】
同期分離回路23は、デジタルビデオ信号aに複合されている水平同期信号を設定された同期分離レベルbと比較し、同期分離レベルbよりレベルの低い信号部分を同期信号として分離する。(図6の同期分離のステップに相当)
同期分離回路23で分離されたデータdは、デジタルビデオ信号aに同期した水平同期パルスまたは水平同期信号相当のパルスである為、26の水平PLL回路で位相情報として使用される(図6のPLLのステップに相当)。
【0050】
同期判別回路27では、水平PLL回路26の出力eと、デジタルビデオ信号aとの位相により同期状態の判別を行う(図6の同期判別のステップに相当)。
【0051】
同期判別回路27の出力はgは、スイッチ25を制御する。同期引き込み前には前記同期分離回路23の出力データdを水平PLL回路26に送り、同期引き込み後は水平同期信号期間を示す制御パルスfで制限されたAND回路24の出力データをmを水平PLL回路26に送る(図6の引き込み済みかで分岐する部分に相当)。
【0052】
AND回路24の出力mは、従来の技術の例を説明する際にも使用した、図12に示す通り、制御パルスfにより前記同期分離回路23の出力を水平同期期間のみに制限している為、同期引き込み後は水平同期信号期間以外でのノイズによる同期分離性能への影響を排除でき、入力されるデジタルビデオ信号aに正確に同期した水平同期パルスeを発生させる。
【0053】
図7は、本実施の形態において設定されるスライスレベルbの様子を示した波形である。波形は、上段、下段共Vサグの影響を受けた複合映像信号で垂直同期周辺をクローズアップしたものである。上段は、従来の技術によって設定される同期分離スライスレベルについて記載し、下段は本実施の形態による信号レベルの伸張が行われ、スライスレベルの設定に余裕が見られる様子を示したものである。
【0054】
図7が示す通り、本願発明の本実施の形態の構成または方法を用いた場合、サグの影響を受ける事無くジッタやスネ−キング、更には、Vダンシングや同期流れの発生を排除できる同期分離回路を提供できる。
【0055】
(実施の形態3)
図8は、本願発明の第3の実施の形態による同期分離回路の構成を説明する為のブロック図である。以下、図8を用いて上記同期分離回路について説明する。
【0056】
40は、別途設定されるスライスレベルと置き換えレベルにより最小値部分の信号レベルを置換する最小値レベル変換回路であり、(実施の形態2)の説明で用いた図5の32のコンパレータ、31のスイッチで構成される。
【0057】
41は、所定のサンプリングクロックにてサンプリングされたデジタルビデオ信号aより水平同期信号期間のペデスタルレベルPと水平同期信号先端レベルSとを判別する水平同期信号レベル判別回路である。
【0058】
47は、デジタルビデオ信号aより垂直同期パルスを分離する垂直同期分離回路である。48は、前記垂直同期分離回路47より出力される垂直同期パルスより垂直同期パルスに同期した、垂直同期期間前後を含むタイミングパルスを発生する垂直レートタイミング発生回路である。
【0059】
49は、水平同期信号レベル判別回路41で検出するペデスタルレベル検出結果と、垂直レートタイミング発生回路48で発生した垂直同期パルス前後を表すタイミングパルスとから垂直レートで発生しているサグ量を検出するマイコンである。マイコン49は、最小値レベル変換回路40に設定するスライスレベルSL、置き換えレベルCOを発生する。
【0060】
42は、水平同期信号レベル判別回路41で検出したペデスタルレベルPと水平同期信号先端レベルS、マイコン49で演算処理されたサグ検出量から最適な同期分離スライスレベルbを設定する同期分離レベル設定回路である。例えば、同期分離スライスレベルbは、(P+S)/2の平均を演算にサグ傾き量を考慮する事により得られる。
【0061】
43は、デジタルビデオ信号aに複合されている水平同期信号を設定された同期分離レベルbと比較し、同期分離レベルbよりレベルの低い信号部分が同期信号として同期分離する同期分離回路である。同期分離回路43で分離されたデータdは、デジタルビデオ信号aに同期した水平同期パルスまたは水平同期信号相当のパルスである為、46の水平PLL回路で位相情報として使用される。
【0062】
50は同期判別回路であり、水平PLL回路46の出力eと、デジタルビデオ信号aとの位相により同期状態を判別する。同期判別回路50の出力はgは、45のスイッチを制御する。同期引き込み前には前記同期分離回路43の出力データdを水平PLL回路46に送り、同期引き込み後は水平同期信号期間を示す制御パルスfで制限されたAND回路44の出力データをmを水平PLL回路46に送る。
【0063】
AND回路44の出力mは、従来の技術の例を説明する際にも使用した、図12に示す通り、制御パルスfにより前記同期分離回路43の出力を水平同期期間のみに制限している為、同期引き込み後は水平同期信号期間以外でのノイズによる同期分離性能への影響を排除でき、入力されるデジタルビデオ信号aに正確に同期した水平同期パルスeを発生させる事ができる。
【0064】
次に実施の形態3についての同期分離回路の動作について図8、及び図9を用いて説明する。なお、図9は、本実施の形態の動作ステップを示したフロー図である。
【0065】
始めに、最小値レベル変換回路40にて信号レベルが低い部分のデータを置換する。信号レベルが低いと判断するスレッシュレベルはスライスレベルとして、置換するレベルは置き換えレベルとしてマイコン49により任意に設定され、コンパレータ32とその出力により制御されるスイッチ31でその動作を担う。通常置き換えレベルは、スライスレベルより低く設定する。つまり、最小値レベル変換回路40では、低い信号レベルの部分を更に低く、且つ一様になるよう伸張する回路である。(図9の最小値レベル変換のステップに相当する)
次に、水平同期信号レベル判別回路41により、所定のサンプリングクロックにてサンプリングされたデジタルビデオ信号aより水平同期信号期間のペデスタルレベルPと水平同期信号先端レベルSとを判別する。水平同期先端レベルは、最小値レベル変換回路40で置換されたものとなる(図9のペデスタルレベル検出、水平同期先端レベル検出のステップに相当)。
【0066】
また、一方では、垂直同期分離回路47で、デジタルビデオ信号aより垂直同期パルスの分離を行う(図9の垂直同期分離のステップに相当)。
【0067】
垂直同期分離回路47から分離された垂直同期パルスを基に、垂直レートタイミング発生回路48では、垂直同期パルスに同期した、垂直同期期間前後を含むタイミングパルスを発生する。マイコン49は、水平同期信号レベル判別回路41で検出するペデスタルレベル検出結果と、垂直レートタイミング発生回路48で発生した垂直同期パルス前後を表すタイミングパルスとから垂直レートで発生しているサグ量を検出する。
【0068】
同期分離レベル設定回路42は、水平同期信号レベル判別回路41で検出したペデスタルレベルPと水平同期信号先端レベルSとサグ検出量から最適な同期分離スライスレベルbを設定する。例えば、同期分離スライスレベルbは、(P+S)/2の平均演算にサグの傾きを考慮して得られる(図9の同期分離レベル設定のステップに相当)。
【0069】
同期分離回路43は、デジタルビデオ信号aに複合されている水平同期信号を設定された同期分離レベルbと比較し、同期分離レベルbよりレベルの低い信号部分を同期信号として分離する(図9の同期分離のステップに相当)。
【0070】
同期分離回路43で分離されたデータdは、デジタルビデオ信号aに同期した水平同期パルスまたは水平同期信号相当のパルスである為、46の水平PLL回路で位相情報として使用される(図9のPLLのステップに相当)。
【0071】
同期判別回路50では、水平PLL回路46の出力eと、デジタルビデオ信号aとの位相により同期状態の判別を行う(図9の同期判別のステップに相当)。
【0072】
同期判別回路50の出力はgは、スイッチ45を制御する。同期引き込み前には前記同期分離回路43の出力データdを水平PLL回路46に送り、同期引き込み後は水平同期信号期間を示す制御パルスfで制限されたAND回路44の出力データをmを水平PLL回路46に送る(図9の引き込み済みかで分岐する部分に相当)。
【0073】
AND回路44の出力mは、従来の技術の例を説明する際にも使用した、図12に示す通り、制御パルスfにより前記同期分離回路43の出力を水平同期期間のみに制限している為、同期引き込み後は水平同期信号期間以外でのノイズによる同期分離性能への影響を排除でき、入力されるデジタルビデオ信号aに正確に同期した水平同期パルスeを発生させる。
【0074】
図10は、本実施の形態において設定されるスライスレベルbの様子を示した波形である。波形は、上段、下段共Vサグの影響を受けた複合映像信号で垂直同期周辺をクローズアップしたものである。上段は、従来の技術によって設定される同期分離スライスレベルについて記載し、下段は(実施の形態2)による信号レベルの伸張が行われ、さらにサグ検出の結果より同期分離レベルに補正が行われ、スライスレベルの設定にさらに余裕が見られる様子を示したものである。
【0075】
図10が示す通り、本願発明の本実施の形態の構成または方法を用いた場合、サグの影響を受ける事無くジッタやスネ−キング、更には、Vダンシングや同期流れの発生を排除できる同期分離回路を提供できる。
【0076】
【発明の効果】
以上の様に上記実施例によれば、垂直レートでのサグ量を検出する事と、最小値レベルの置換を行う事により、入力される複合映像信号がサグや同期圧縮などの影響で不正規な場合であっても、良好な同期分離性能を提供する事ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の第1の実施の形態による同期分離回路を示すブロック図
【図2】本願発明の第1の実施の形態による映像表示方法を示すフロー図
【図3】同回路における波形を示す図
【図4】本願発明の第2の実施の形態による同期分離回路を示すブロック図
【図5】本願発明の第2の実施の形態による同期分離回路を示すブロック図
【図6】本願発明の第2の実施の形態による映像表示方法を示すフロー図
【図7】同回路における波形を示す図
【図8】本願発明の第3の実施の形態による同期分離回路を示すブロック図
【図9】本願発明の第3の実施の形態による映像表示方法を示すフロー図
【図10】同回路における波形を示す図
【図11】従来の技術による実施例を示す同期分離回路のブロック図
【図12】同回路における波形を示す図
【符号の説明】
10 水平同期信号レベル判別回路
11 同期分離レベル設定回路
12 同期分離回路
13 ANDゲート
14 スイッチ
15 水平PLL回路
16 垂直同期分離回路
17 垂直レートタイミング発生回路
18 マイコン
19 同期判別回路
20 最小値レベル変換回路
21 水平同期信号レベル判別回路
22 同期分離レベル設定回路
23 同期分離回路
24 ANDゲート
25 スイッチ
26 水平PLL回路
27 同期判別回路
30 最小値レベル変換回路
31 スイッチ
32 コンパレータ
40 最小値レベル変換回路
41 水平同期信号レベル判別回路
42 同期分離レベル設定回路
43 同期分離回路
44 ANDゲート
45 スイッチ
46 水平PLL回路
47 垂直同期分離回路
48 垂直レートタイミング発生回路
49 マイコン
50 同期判別回路
80 水平同期信号レベル判別回路
81 同期分離レベル設定回路
82 同期分離回路
83 ANDゲート
84 スイッチ
85 水平PLL回路
86 同期判別回路

Claims (2)

  1. 入力信号の水平同期信号期間のペデスタルレベルと水平同期信号先端レベルを判別する水平同期信号レベル判別手段と、前記入力信号から垂直同期パルスを分離する垂直同期分離手段と、前記垂直同期パルスに同期したタイミングパルスを発生する垂直レートタイミング発生手段と、前記ペデスタルレベルと前記タイミングパルスとからVサグ量を検出するVサグ量検出手段と、前記ペデスタルレベルと前記水平同期信号先端レベルの平均演算に前記Vサグ量の傾きを考慮して同期分離レベルを設定する同期分離レベル設定手段と、前記同期分離レベルに応じて前記入力信号から同期信号を分離する同期分離手段と、前記同期信号を位相情報として水平同期信号または水平同期信号相当の信号を発生する水平クロック・パルス生成手段と、前記入力信号と前記水平同期信号または水平同期信号相当の信号とが同期しているかを判別する同期判別手段と、前記同期信号の出力を前記水平同期期間のみに制限する同期信号出力制限手段と、前記同期判別に基づき、同期前は前記同期信号を前記水平クロック・パルス生成手段に出力し、同期後は前記水平同期期間のみに出力制限された前記同期信号を前記水平クロック・パルス生成手段に出力するようスイッチを切り換える切換え手段と、を備えたことを特徴とする同期分離回路。
  2. 入力信号の水平同期信号期間のペデスタルレベルと水平同期信号先端レベルを判別するステップと、前記入力信号から垂直同期パルスを分離するステップと、前記垂直同期パルスに同期したタイミングパルスを発生するステップと、前記ペデスタルレベルと前記タイミングパルスとからVサグ量を検出するステップと、前記ペデスタルレベルと前記水平同期信号先端レベルの平均演算に前記Vサグ量の傾きを考慮して同期分離レベルを設定するステップと、前記同期分離レベルに応じて前記入力信号から同期信号を分離するステップと、前記同期信号を位相情報として水平同期信号または水平同期信号相当の信号を発生するステップと、前記入力信号と前記水平同期信号または水平同期信号相当の信号とが同期しているかを判別するステップと、前記同期信号の出力を前記水平同期期間のみに制限するステップと、前記同期判別に基づき、同期前は前記同期信号を出力し、同期後は前記水平同期期間のみに出力制限された前記同期信号を出力するようスイッチを切り換えるステップと、を備えたことを特徴とする同期分離方法
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