JP4205567B2 - 動力送風機 - Google Patents
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Description
実用の動力送風機は、ファンハウジングに送風ファンを収納し、ファンハウジングの一方側から空気を取入れ、ファンハウジングの他方側に空気を吐出すようにすれば実用上十分であった。
すなわち、吐出ダクトの先端部を曲げ形成し、この先端部の中心線に沿わせるようにファンハウジングにハンドルを設けることで、先端部(ダクト吐出口)から空気を吹出したときに、空気の吹出しによる反力でファンハウジング及びハンドルを含む機体に回転モーメントが作用し、空気の吹出しによる反力で機体が振られること低減することができる。
図1は本発明に係る動力送風機の左側面図であり、動力送風機(携帯型送風機)10は、ファンハウジング12と、このファンハウジング12に収納した送風ファン13と、この送風ファン13を駆動するためにファンハウジング12に外付けした原動機14と、ファンハウジング12からエアを吐出するためにファンハウジング12の吐出口15に取付けた吐出ダクト(送風管)16と、ファンハウジング12の吸込口17に取付けたファンカバー18と、ファンハウジング12の上部に取付けたハンドル(主取っ手)19と、を主要構成とするブロアである。
なお、機体11は、ファンハウジング12、ファンカバー18及びハンドル19から構成する。
ファンハウジング12は、ファンカバー18を取付ける左ファンハウジング31と、原動機14(図1参照)を取付ける右ファンハウジング32と、から構成する。
なお、補強リブ35は、ファンカバー18の外径より外方に延ばしたリブであり、補強リブ36は、ボス部34に形成したファンカバー18の外径に沿わして形成したリブである。
吐出口15は、吐出口左側部38及び吐出口右側部48を合わせることで形成したものである。
吐出ダクト16は、吐出口15に取付ける後ダクト51と、この後ダクト51に取付け前ダクト52とからなる。なお、前ダクト52は、先端を先細りに形成するとともに曲げ形成した先端部(ダクト吐出口)53を備える。図中、C1は先端部(ダクト吐出口)53の中心線、C2は吐出ダクト16の中心線を示す。
なお、59はファンカバー18のエッジを示す。また、側面部(傾斜面)55のみに、開口56・・・を設けることで、作業中に作業者の衣服がファンカバー18に吸着してしまうことを防止でき、作業効率の向上を図ることができる。
図中、75は原動機14を右ファンハウジング32に取付ける取付けねじ、76,76はワッシャ77,77を介してハンドル19を右ファンハウジング32に取付ける取付けねじ、78はファンカバー18を左ファンハウジング31に取付ける取付けねじ、79は、スロットル保持レバー67を取っ手左半割り体61及び取っ手右半割り体62に取付ける取付けねじである。
補助取っ手47を、ハンドル19の略鉛直位置に形成することで、機体11を横に倒した状態で作業を遂行するときに、機体11を水平にした状態で作業を進めることができる。この結果、作業の能率を上げることができる。
また、補助取っ手(補助ハンドル)47は、表面部89に丸み(ラウンド)を持たせることで、補助取っ手47を握り易く(手を掛けやすく)するとともに機体11を支持しやすくしたことを示す。
補強リブ35・・・を、ファンカバー18の外形よりも外方へ延ばして形成することで、外力によりファンカバー18が径方向に大きく変形した場合にも確実にファンカバー18を受けることができる。この結果、ファンカバーの変形や破損の防止効果を高めることができる。
(a)において、ファンハウジング152は、吸込口157の廻りに吸込口157よりも一回り大きい補強リブ155を円筒状に設けたものである。
従って、(b)において、吸入口157にファンカバー158のエッジ159と補強リブ155との隙間から矢印a1の如くエアを吸込みことができるとともに、ファンカバー158の開口156から矢印a2の如くエアをエアを吸込みことができる。
従って、(d)において、吸入口17にファンカバー18のエッジ59と補強リブ35との隙間から矢印b1の如くエアを吸込みことができるとともに、ファンカバー18の開口56から矢印b2の如くエアをエアを吸込みことができる。
(a)において、動力送風機110は、吐出ダクト113の先端部(ダクト吐出口)114をストレートに形成するとともに、ハンドル115をδだけオフセットさせてファンハウジング116に設けたものである。従って、先端部(ダクト吐出口)114から空気を吹出したときにf1の如く反力を受け、機体117を矢印f2の如く回転させる力が発生し、動力送風機110の操作性を悪化させる。
従って、(a)同様に、先端部(ダクト吐出口)134から空気を吹出したときに矢印f4の如く反力を受け、機体131を矢印f5の如く回転させる力が発生し、動力送風機130の操作性を悪化させる。
この結果、(a)若しくは(c)に示すように、空気を吹出したときに矢印f6の如く発生する反力で機体141に回転させるは作用しないものの、ファンハウジング142が複雑になり、コストの高騰を招く。
この結果、回転モーメントを考慮した操作を必要とせず、動力送風機10の操作性の向上を図ることができる。これにより、所望の場所での作業が可能となり、作業性の向上を図ることができる。
本発明に係る動力送風機は、図10に示すように、先端部(ダクト吐出口)53を機体11の左側に指向させたが、これに限るものではなく、先端部(ダクト吐出口)の曲げ方向は任意である。
Claims (1)
- 送風ファンを収納するファンハウジングに、前記送風ファンを駆動する原動機を取付けるとともに、前記ファンハウジングからエアを吐出する吐出ダクトを延ばし、前記ファンハウジングに持ち運ぶことができるハンドルを備えた動力送風機において、
前記吐出ダクトは、前記ファンハウジングの吐出口の延出方向に沿わせて直線的に延ばされ、前記吐出ダクトの先端部が曲げ形成され、
前記ハンドルは、前記吐出ダクトから側方にオフセットされるとともに、前記先端部の中心線に沿わせるように前記吐出ダクトの中心線に対して水平方向に傾けられ、
前記先端部から空気を吹出したときに、空気の吹出しによる反力で前記ファンハウジング及び前記ハンドルを含む機体に回転モーメントが作用し、前記機体が振られることを防止したことを特徴とする動力送風機。
Priority Applications (1)
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JP2003407964A JP4205567B2 (ja) | 2003-12-05 | 2003-12-05 | 動力送風機 |
Applications Claiming Priority (1)
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