JP4205567B2 - 動力送風機 - Google Patents

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Description

本発明は、ファンハウジングからエアを吐出する吐出ダクトを延ばし、持ち運ぶことができる動力送風機の改良に関するものである。
動力送風機として、送風ファンの後方から若しくは送風ファンの側方から空気の取入れ、送風ファンの前方に空気を吐出す動力送風機(ブロア)が実用に供されている。
実用の動力送風機は、ファンハウジングに送風ファンを収納し、ファンハウジングの一方側から空気を取入れ、ファンハウジングの他方側に空気を吐出すようにすれば実用上十分であった。
このような動力送風機として、ファンハウジングの側部後方から空気を取入れ、この空気を前方の吐出口から吐出すものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開平10−8430号公報(第5頁、図1)
図12は従来の基本構成を説明する図であり、動力送風機220は、ファンハウジング222に送風ファン233を収納し、ファンハウジング222に外付けした原動機224で送風ファン223を駆動し、ファンハウジング222の前方にエアを吐出す吐出口225を設け、この吐出口225に吐出ダクト226を接続し、この吐出ダクト226の先端部(ダクト吐出口)227を曲げ形成し、ファンハウジングに機体221を保持するハンドル228を設けたブロア(携帯型送風機)である。
しかし、動力送風機220では、吐出ダクト226の先端部(ダクト吐出口)227を曲げ形成したため、この先端部227から空気を吹出したときに先端部227の向いた方向に空気の吹出しの反力が発生し、この反力で機体221がひねられ、動力送風機200の操作性を悪化させるという問題があった。
すなわち、先端部(ダクト吐出口)から空気を吹出したときに受ける反力で機体が振られることを防止し、操作性を向上させることができる動力送風機が望まれる。
本発明は、先端部(ダクト吐出口)から空気を吹出したときに受ける反力で機体が振られること点を解決し、操作性を向上させることができる動力送風機を提供することを提供することを課題とする。
請求項1に係る発明は、送風ファンを収納するファンハウジングに、送風ファンを駆動する原動機を取付けるとともに、ファンハウジングからエアを吐出する吐出ダクトを延ばし、ファンハウジングに持ち運ぶことができるハンドルを備えた動力送風機において、吐出ダクトが、ファンハウジングの吐出口の延出方向に沿わせて直線的に延ばされ、吐出ダクトの先端部曲げ形成されハンドルが、吐出ダクトから側方にオフセットされるとともに、先端部の中心線に沿わせるように吐出ダクトの中心線に対して水平方向に傾けられ、先端部から空気を吹出したときに、空気の吹出しによる反力でファンハウジング及びハンドルを含む機体に回転モーメントが作用し、機体が振られることを防止したことを特徴とする。
例えば、先端部(ダクト吐出口)から空気を吹出したときに受ける反力で機体が振られること低減させ、操作性を向上させることができるとすれば好ましいことである。
そこで、吐出ダクトの先端部を曲げ形成し、この先端部の中心線に沿わせるようにファンハウジングにハンドルを設けた。
すなわち、吐出ダクトの先端部を曲げ形成し、この先端部の中心線に沿わせるようにファンハウジングにハンドルを設けることで、先端部(ダクト吐出口)から空気を吹出したときに、空気の吹出しによる反力でファンハウジング及びハンドルを含む機体に回転モーメントが作用し、空気の吹出しによる反力で機体が振られること低減することができる。
請求項1に係る発明では、吐出ダクトが、ファンハウジングの吐出口の延出方向に沿わせて直線的に延ばされ、吐出ダクトの先端部曲げ形成されハンドルが、吐出ダクトから側方にオフセットされるとともに、先端部の中心線に沿わせるように吐出ダクトの中心線に対して水平方向に傾けられたので、先端部(ダクト吐出口)から空気を吹出したときに、空気の吹出しによる反力でファンハウジング及びハンドルを含む機体に回転モーメントが作用し、空気の吹出しによる反力で機体が振られること低減することができる。この結果、動力送風機の操作性の向上を図ることができるという利点がある。
本発明を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
図1は本発明に係る動力送風機の左側面図であり、動力送風機(携帯型送風機)10は、ファンハウジング12と、このファンハウジング12に収納した送風ファン13と、この送風ファン13を駆動するためにファンハウジング12に外付けした原動機14と、ファンハウジング12からエアを吐出するためにファンハウジング12の吐出口15に取付けた吐出ダクト(送風管)16と、ファンハウジング12の吸込口17に取付けたファンカバー18と、ファンハウジング12の上部に取付けたハンドル(主取っ手)19と、を主要構成とするブロアである。
なお、機体11は、ファンハウジング12、ファンカバー18及びハンドル19から構成する。
図2は本発明に係る動力送風機の右側面図であり、原動機14は、原動機14を始動するためのリコイルスタータ用ノブ23と、原動機14に供給する燃料を貯留する燃料タンク24と、この燃料タンク24の給油口25に被せるキャップ26と、原動機14を覆う原動機カバー27と、を備える汎用エンジンである。
図3は本発明に係る動力送風機の主要部品を示す分解斜視図である。
ファンハウジング12は、ファンカバー18を取付ける左ファンハウジング31と、原動機14(図1参照)を取付ける右ファンハウジング32と、から構成する。
左ファンハウジング31は、エアを吸入する吸込口17と、ファンカバー18を取付けるボス部34・・・(・・・は複数個を示す。以下同じ)、ファンカバー18を対向させる若しくは当接させるようにした補強リブ35・・・及び補強リブ36・・・と、吐出口15を形成する吐出口左側部38と、を形成した。
なお、補強リブ35は、ファンカバー18の外径より外方に延ばしたリブであり、補強リブ36は、ボス部34に形成したファンカバー18の外径に沿わして形成したリブである。
右ファンハウジング32は、原動機14(図1参照)を臨ませる挿入口41と、原動機14を取付ける取付け部42・・・と、ハンドル(主取っ手)19を支持する前・後支持部43,44と、機体11(図1参照)を自立させるための脚部(スタンド)45,46と、これらの脚部45,46間に間に一体的に形成した補助取っ手(補助ハンドル)47と、吐出口15を形成する吐出口右側部48と、を形成した。
送風ファン13は、原動機14(図1参照)に取付ける軸部49と、この軸部49から放射状に形成した複数の羽39と、からなる。
吐出口15は、吐出口左側部38及び吐出口右側部48を合わせることで形成したものである。
吐出ダクト16は、吐出口15に取付ける後ダクト51と、この後ダクト51に取付け前ダクト52とからなる。なお、前ダクト52は、先端を先細りに形成するとともに曲げ形成した先端部(ダクト吐出口)53を備える。図中、C1は先端部(ダクト吐出口)53の中心線、C2は吐出ダクト16の中心線を示す。
ファンカバー18は、略盆状(傾斜面を有する略円柱状)の部材であり、本体部(底部)54と、この本体部54から立上げた側面部(傾斜面)55と、この側面部55に設けた複数の開口56・・・と、本体部54に設けたねじ嵌合部58と、を備える。
なお、59はファンカバー18のエッジを示す。また、側面部(傾斜面)55のみに、開口56・・・を設けることで、作業中に作業者の衣服がファンカバー18に吸着してしまうことを防止でき、作業効率の向上を図ることができる。
ハンドル19は、取っ手左半割り体61と、この取っ手左半割り部に合わせる取っ手右半割り体62と、これらの取っ手左半割り体61及び取っ手右半割り体62に介在させる防振ゴム63,64と、これらの取っ手左半割り体61及び取っ手右半割り体62にスイング自在に取付けるスロットルレバー65と、このスロットルレバー65に接続するスロットルワイヤ66と、取っ手左半割り体61及び取っ手右半割り体62に取付けることで、スロットルレバー65を任意の位置で保持するスロットル保持レバー67と、取っ手左半割り体61及び取っ手右半割り体62に取付けることで、原動機14(図1参照)を始動可能状態若しくは停止状態にする始動スイッチ68と、からなる。
また、ハンドル19は、後述するように、曲げ形成した吐出ダクト16の先端部(ダクト吐出口)53の中心線C1に沿わせるように(指向させて)ファンハウジング12に設けるものである。
原動機カバー27は、右ファンハウジング32に取付けるフランジ部71〜73と、複数の通気孔74・・・を備えたカバーである。
図中、75は原動機14を右ファンハウジング32に取付ける取付けねじ、76,76はワッシャ77,77を介してハンドル19を右ファンハウジング32に取付ける取付けねじ、78はファンカバー18を左ファンハウジング31に取付ける取付けねじ、79は、スロットル保持レバー67を取っ手左半割り体61及び取っ手右半割り体62に取付ける取付けねじである。
図4は図1の4−4線断面図であり、動力送風機10は、右ファンハウジング32に原動機14を外付けし(ファンハウジング12一側面に隣接させて配置し)、この原動機14を原動機カバー27で覆い、原動機14のクランクシャフト(出力軸)81の一端を右ファンハウジング32に臨ませ、クランクシャフト81の一端に送風ファン13を取付けるとともに右ファンハウジング32の内側に送風ファン13を配置し、この送風ファン13を左ファンハウジング31を被せることで、左・右ファンハウジング31,32に送風ファン13を収納し、左ファンハウジング31の吸込口17にファンカバー18を被せ、右ファンハウジング32にハンドル(主取っ手)19を取付け、このハンドル19の略鉛直下方に且つ脚部45,46(手前の45は不図示)間を繋ぐように補助取っ手(補助ハンドル)47を設けたものであり、送風ファン13を収納するファンハウジング12に、送風ファン13を駆動する原動機14を取付けるとともに、ファンハウジング12からエアを吐出する吐出ダクト16(図1参照)を延ばし、持ち運ぶことができるものと言える。
図中、82原動機14のシリンダ、83はピストン、84コンロッド、85はクランクシャフト81の一端に取付けたファン支持円板、86はクランクシャフト81の他端に取付けたリコイルスタータ、87は送風ファン13をクランクシャフト81側に取付けるナット、88は後述する空洞部を示す。
動力送風機10は、補助取っ手47を、ハンドル(主取っ手)19の略鉛直位置に形成したものとも言える。
補助取っ手47を、ハンドル19の略鉛直位置に形成することで、機体11を横に倒した状態で作業を遂行するときに、機体11を水平にした状態で作業を進めることができる。この結果、作業の能率を上げることができる。
なお、右ファンハウジング32は、原動機14を支持するハウジングであり、この右ファンハウジング32側に脚部45,46を設けることで、機体11(図1参照)を安定させた状態で自立させることができる。
また、補助取っ手(補助ハンドル)47は、表面部89に丸み(ラウンド)を持たせることで、補助取っ手47を握り易く(手を掛けやすく)するとともに機体11を支持しやすくしたことを示す。
図5は本発明に係る動力送風機の左ファンハウジングの側面図であり、補助リブ35,36は、吸込口17廻りを補強するために吸込口17の廻りに放射状に形成したリブであるとともに、補強リブ35は、ファンカバー18の外径より外方に延ばしたリブであり、補強リブ36は、ボス部34に形成したファンカバー18の外径に沿わして形成したリブであることを示す。
動力送風機10(図1参照)は、ファンハウジング12の側方にエアを吸込む吸込口17を設け、この吸込口17にエアを導く開口56・・・(図3参照)を備えたファンカバー18を被せた形式の動力送風機において、吸込口17の周囲に、吸込口17を補強するために複数の補強リブ35・・・及び補強リブ36・・・を放射状に形成し、これらの補強リブ35・・・及び補強リブ36・・・にファンカバー18のエッジ59を対向させる若しくは当接させるようにしたものと言える。
例えば、吸込口から十分にエアを吸入することができるようにすることは、動力送風機の能力を向上させることができるので好都合であり、ファンカバーの変形や破損を簡易に防止することができれば、動力送風機の重量の増加を最小限に止めることができるので好ましいことである。
すなわち、吸込口17の周囲に、吸込口17を補強するために複数の補強リブ35・・・及び補強リブ36・・・を放射状に形成し、これらの補強リブ35・・・及び補強リブ36・・・にファンカバー18のエッジ59を対向させる若しくは当接させるようにすることで、ファンカバー18の変形や破損を簡易に防止することができる。この結果、動力送風機10(図1参照)の重量の増加を最小限に押えることができ、動力送風機10の使い勝手を確保することができる。
また、吸込口17の周囲に、吸込口17を補強するために複数の補強リブ35・・・及び補強リブ36・・・を放射状に形成することで、隣り合う補強リブ35・・・及び補強リブ36・・・の間を空洞にすることができ、この空洞から吸込口17へエアの吸入することができる。この結果、エア吸込量の効果的な増量を図ることができ、動力送風機10(図1参照)の送風能力を向上させることができる。
図6は図5の6−6線断面図であり、動力送風機10(図1参照)は、補強リブ35・・・を、ファンカバー18の外形よりも外方へ延ばして形成したものとも言える。
補強リブ35・・・を、ファンカバー18の外形よりも外方へ延ばして形成することで、外力によりファンカバー18が径方向に大きく変形した場合にも確実にファンカバー18を受けることができる。この結果、ファンカバーの変形や破損の防止効果を高めることができる。
図7(a)〜(e)は本発明に係る動力送風機の作用を説明する作用説明図であり、(a),(b)は比較例のファンハウジング152及びファンカバー158を示し、(c)〜(e)は実施例のファンハウジング12及びファンカバー18を示す。
(a)において、ファンハウジング152は、吸込口157の廻りに吸込口157よりも一回り大きい補強リブ155を円筒状に設けたものである。
従って、(b)において、吸入口157にファンカバー158のエッジ159と補強リブ155との隙間から矢印a1の如くエアを吸込みことができるとともに、ファンカバー158の開口156から矢印a2の如くエアをエアを吸込みことができる。
(c)において、ファンハウジング12は、吸込口17の周囲に、吸込口17を補強するために複数の補強リブ35・・・及び補強リブ36・・・を放射状に形成した。
従って、(d)において、吸入口17にファンカバー18のエッジ59と補強リブ35との隙間から矢印b1の如くエアを吸込みことができるとともに、ファンカバー18の開口56から矢印b2の如くエアをエアを吸込みことができる。
さらに、(e)において、隣り合う補強リブ35,35の間を空洞にすることができ、この空洞部88から吸込口17へ矢印b3の如くエアの吸入することができる。この結果、エア吸込量の効果的な増量(開口面積の増加)を図ることができ、動力送風機10(図1参照)の送風能力を向上させることができる。
図8は本発明に係る動力送風機の右ファンハウジングの斜視図であり、先に説明したように、右ファンハウジング32は、原動機14(図1参照)を臨ませる挿入口41と、原動機14を取付ける取付け部42・・・と、ハンドル(主取っ手)19を支持する前・後支持部43,44と、機体を自立させるための脚部(スタンド)45,46と、これらの脚部45,46間に間に一体的に形成した補助取っ手(補助ハンドル)47と、吐出口15を形成する吐出口右側部48と、を形成したことを示す。
前・後支持部43,44は、曲げ形成した吐出ダクト16の先端部(ダクト吐出口)53の中心線C1に沿わせるように(指向させて)ハンドル19を取付け可能に形成したボスである。
動力送風機10(図1参照)は、ファンハウジング12の上部にハンドル19(図1参照)を備えることで、運搬を可能にするとともに、一対の脚部45,46間に補助取っ手47を一体的に形成し、この補助取っ手47に一方の手を掛けハンドル19に他方の手を掛ける要領で両手で両手でファンハウジング12を把持することができるように構成したものと言える。
例えば、作業環境に応じて機体を横に倒した状態で作業を遂行することができれば、作業の多様性を拡大することができるので好ましいことである。
図9は図8の9矢視図であり、すなわち、一対の脚部45,46間に補助取っ手47を形成することで、補助取っ手47に一方の手を掛け主取っ手19(図1参照)に他方の手を掛ける要領で両手で両手でファンハウジング12(図2に示す機体11)を把持することができる。この結果、作業環境に応じて機体を横に倒した状態で作業を遂行することができ、作業の多様性を拡げることができる。
そこで、動力送風機10は、一対の脚部45,46間に補助取っ手47を一体的に形成したので、補助取っ手47を簡易に設けることができる。この結果、動力送風機のコストの増加を最小限に押えることができる。
図10は本発明に係る動力送風機の平面図であり、動力送風機10は、送風ファン13を収納するファンハウジング12に、送風ファン13を駆動する原動機14(図1参照)を取付けるとともに、ファンハウジング12からエアを吐出する吐出ダクト16を延ばし、持ち運ぶことができる動力送風機において、吐出ダクト16の先端部(ダクト吐出口)53を曲げ形成し、この先端部53の中心線C1に沿わせるようにファンハウジング12にハンドル19を設けたものとも言える。
例えば、先端部(ダクト吐出口)から空気を吹出したときに受ける反力で機体が振られること低減させ、操作性を向上させることができるとすれば好ましいことである。
すなわち、吐出ダクト16の先端部(ダクト吐出口)53を曲げ形成し、この先端部53の中心線C1に沿わせるようにファンハウジング12にハンドル19を設けることで、先端部(ダクト吐出口)53から空気を吹出したときに受ける反力で機体11が振られること低減することができる。この結果、動力送風機10の操作性の向上を図ることができる。
図11は本発明に係る動力送風機の操作性を示す作用図であり、(a)〜(b)は比較例の動力送風機110〜140を示し、(e)は実施例の動力送風機10を示す。
(a)において、動力送風機110は、吐出ダクト113の先端部(ダクト吐出口)114をストレートに形成するとともに、ハンドル115をδだけオフセットさせてファンハウジング116に設けたものである。従って、先端部(ダクト吐出口)114から空気を吹出したときにf1の如く反力を受け、機体117を矢印f2の如く回転させる力が発生し、動力送風機110の操作性を悪化させる。
(b)において、動力送風機120は、吐出ダクト123の先端部(ダクト吐出口)124をストレートに形成するとともに、ハンドル125を吐出ダクト123の中心線129に沿わせてファンハウジング126に設けたものである。この結果、(a)に示すように機体127に回転させる(機体127をひねる力)は作用しないものの、機体127の重量バランスを崩し、矢印f3の如く機体127が傾く虞れがある。
一般的に、動力送風機の操作性を損ねないためには、ハンドルを機体の重心付近に設けることが好ましいと言え、図10に示すように、ファンハウジング12側部に原動機14を備える動力送風機10では、ハンドル19を吐出ダクト16から側方にオフセットさせることが好ましい。
(c)において、動力送風機130は吐出ダクト133の先端部(ダクト吐出口)134を曲げ形成するとともに、ハンドル135を吐出ダクト133の中心線139に平行にファンハウジング132に設けたものである。
従って、(a)同様に、先端部(ダクト吐出口)134から空気を吹出したときに矢印f4の如く反力を受け、機体131を矢印f5の如く回転させる力が発生し、動力送風機130の操作性を悪化させる。
(d)において、動力送風機140は、吐出ダクト143の先端部(ダクト吐出口)144をストレートに形成するとともに、吐出ダクト143の中心線149にハンドル145を沿わせるために、ファンハウジング142の吐出口146を曲げ形成したものである。
この結果、(a)若しくは(c)に示すように、空気を吹出したときに矢印f6の如く発生する反力で機体141に回転させるは作用しないものの、ファンハウジング142が複雑になり、コストの高騰を招く。
(e)において、動力送風機10は、吐出ダクト16の先端部(ダクト吐出口)53を曲げ形成し、この先端部53の中心線C1に沿わせるようにファンハウジング12にハンドル19を設けたので、先端部(ダクト吐出口)53から空気を吹出したときに矢印f7の如く受ける反力で機体11が振られる(機体11に回転モーメントが作用する)こと低減することができる。
この結果、回転モーメントを考慮した操作を必要とせず、動力送風機10の操作性の向上を図ることができる。これにより、所望の場所での作業が可能となり、作業性の向上を図ることができる。
尚、本発明に係る動力送風機は、図5に示すように、補強リブ36をファンカバー18の外径に沿わして形成したが、これに限るものではなく、ファンカバー18の外径より外方に延ばして形成したものでもよい。
本発明に係る動力送風機は、図10に示すように、先端部(ダクト吐出口)53を機体11の左側に指向させたが、これに限るものではなく、先端部(ダクト吐出口)の曲げ方向は任意である。
本発明に係る動力送風機は、業務用の比較的送風能力の大きなブロアに採用するのに好適である。
本発明に係る動力送風機の左側面図である。 本発明に係る動力送風機の右側面図である。 本発明に係る動力送風機の主要部品を示す分解斜視図である。 図1の4−4線断面図である。 本発明に係る動力送風機の左ファンハウジングの側面図である。 図5の6−6線断面図である。 本発明に係る動力送風機の作用を説明する作用説明図である。 本発明に係る動力送風機の右ファンハウジングの斜視図である。 図8の9矢視図である。 本発明に係る動力送風機の平面図 本発明に係る動力送風機の操作性を示す作用図 従来の基本構成を説明する図である。
符号の説明
10…動力送風機、11…機体、12…ファンハウジング、13…送風ファン、14…原動機、15…吐出口、17…吸込口、18…ファンカバー、19…ハンドル(主取っ手)、35,36…補強リブ、45,46…脚部、47…補助取っ手、53…先端部(ダクト吐出口)、56…開口、59…エッジ、C1…中心線。

Claims (1)

  1. 送風ファンを収納するファンハウジングに、前記送風ファンを駆動する原動機を取付けるとともに、前記ファンハウジングからエアを吐出する吐出ダクトを延ばし、前記ファンハウジングに持ち運ぶことができるハンドルを備えた動力送風機において、
    前記吐出ダクトは、前記ファンハウジングの吐出口の延出方向に沿わせて直線的に延ばされ、前記吐出ダクトの先端部曲げ形成され
    前記ハンドルは、前記吐出ダクトから側方にオフセットされるとともに、前記先端部の中心線に沿わせるように前記吐出ダクトの中心線に対して水平方向に傾けられ、
    前記先端部から空気を吹出したときに、空気の吹出しによる反力で前記ファンハウジング及び前記ハンドルを含む機体に回転モーメントが作用し、前記機体が振られることを防止したことを特徴とする動力送風機。
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