JP2019042625A - 携帯型作業機 - Google Patents

携帯型作業機 Download PDF

Info

Publication number
JP2019042625A
JP2019042625A JP2017165588A JP2017165588A JP2019042625A JP 2019042625 A JP2019042625 A JP 2019042625A JP 2017165588 A JP2017165588 A JP 2017165588A JP 2017165588 A JP2017165588 A JP 2017165588A JP 2019042625 A JP2019042625 A JP 2019042625A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
blower
casing
frame
main body
impeller
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2017165588A
Other languages
English (en)
Inventor
俊介 村川
Shunsuke Murakawa
俊介 村川
慎輔 中
Shinsuke Naka
慎輔 中
亮二 座間
Ryoji Zama
亮二 座間
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Makita Corp
Original Assignee
Makita Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Makita Corp filed Critical Makita Corp
Priority to JP2017165588A priority Critical patent/JP2019042625A/ja
Publication of JP2019042625A publication Critical patent/JP2019042625A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cleaning In General (AREA)
  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Abstract

【課題】ブロワ本体の姿勢を安定させるための構造を備えた携帯型作業機を提供する。【解決手段】携帯作業機としてのエンジンブロワ100は、ブロワ本体1、ダクト2、作業者用の把持部3及びガイド部材4を備える。ブロワ本体1は、ケーシング11、羽根車、及び、駆動部13を有し、空気をケーシング11の渦巻き端部に取付けられるダクト2を介して吐出する。把持部3は、ブロワ本体1のうちの駆動部13の上方においてブロワ本体前後方向に延びる。駆動部13は、羽根車12を回転させる駆動源と、前記ケーシング一側部に固定されるエンジンカバー13bとを有する。ガイド部材4は、エンジンカバー13bにおけるブロワ本体前方側の前端面13b1より前方であり、かつ、ブロワ本体1の上方から視てエンジンカバー13bの側端面13b2と把持部3の中心線の延長線X2との間の領域Sに位置すると共に、ブロワ本体上下方向に延びる。【選択図】図4

Description

本発明は、ブロワ本体とダクトと前記ブロワ本体の上方においてブロワ本体前後方向に延びる作業者用の把持部とを備えた携帯型作業機に関する。
刈り草や枯葉の吹き寄せ作業等に用いる携帯型作業機として、例えば作業者により片手で可搬可能に構成された携帯型のエンジンブロワが知られている。この種のエンジンブロワは、一般的に、ブロワ本体と、ダクトと、作業者が把持する把持部とを備える。前記ブロワ本体は、ケーシングと、前記ケーシング内に配置される羽根車と、前記ケーシングの幅方向の一側部(詳しくは、前記ケーシングの前記羽根車の回転軸線の延伸方向一端側のケーシング一側部)に取付けられ前記羽根車を回転させる駆動部(エンジン)とを有し、前記羽根車の回転により吸入した空気を、前記ケーシングの上部にて前記羽根車の回転軸線と直交するブロワ本体前方に向かって延びる渦巻き端部から吐出する。前記ダクトは、前記渦巻き端部に取付けられ前記ブロワ本体前方に向かって延び、前記渦巻き端部から吐出された空気を流通させて吹出す。作業者用の前記把持部は、前記ブロワ本体の上方においてブロワ本体前後方向に延びており、作業者は、この把持部を片手で把持することに携帯型作業機を移動できる。
この種のエンジンブロワとしては、例えば、特許文献1に記載されたパワーツール(以下、単に、携帯型作業機という)が知られている。特許文献1に記載された携帯型作業機は、前記ケーシングとしての渦巻状のシェル53,54を含むブロワユニット3と、ブロワユニット3の一側部に取付けられる前記駆動部としての駆動ユニット2と、グリップユニット4と、を有し、前記ブロワ本体としてのブロワユニット3及び駆動ユニット2をグリップユニット4により保持するように構成されている。そして、グリップユニット4の上部が作業者用の前記把持部として形成されている。また、渦巻状のシェル53,54の前記渦巻き端部としての排出ソケット8には、一般的に、前記ブロワ本体前方に向かって直線的に一方向に延びるダクトが取付けられる。
米国特許第7837434号明細書
ところで、作業者がこの種の携帯型作業機を用いて作業する際に、作業者は、前記ダクトを作業者の前方の作業対象エリアに向け、前記ブロワ本体の側方から前記把持部を片手で把持して携帯型作業機を持ち上げた状態で作業することが多い。この作業状態で、作業者は、例えば、長時間の作業の場合等には、前記ブロワ本体の作業者側の側部を作業者のブロワ本体側の足の側部に当接させることにより、携帯型作業機の姿勢を安定させて作業することがある。特許文献1に記載されたパワーツールにおいても、このような使用形態が想定される。
しかしながら、例えば、携帯型作業機が前記把持部を介して作業者の片手で持ち上げられた状態(つまり、前記作業状態)で、前記ダクトの先端部から空気が勢いよく吹出されると、空気の吹出し反力により、携帯型作業機が作業者の側方において作業者の後方に移動する場合がある。この場合に、作業者が、前記ブロワ本体の作業者側の側部を作業者のブロワ本体側の足の側部にあてることができなくなることがある。その結果、例えば、長時間の作業時等において、ブロワ本体(携帯型作業機)の姿勢を安定させることが困難になることがある。
本発明は上記課題に着目してなされたもので、ブロワ本体と、ダクトと、前記ブロワ本体の上方においてブロワ本体前後方向に延びる作業者用の把持部とを備えた携帯型作業機において、長時間の作業時等において、ブロワ本体の姿勢を安定させるための構造を備えた携帯型作業機を提供することを目的とする。
本発明の一側面によると、ブロワ本体と、ダクトと、作業者用の把持部と、ガイド部材とを備える携帯型作業機が提供される。前記ブロワ本体は、渦巻状のケーシングと、該ケーシング内で回転可能に支持される羽根車と、前記ケーシングにおける前記羽根車の回転軸線の延伸方向一端側のケーシング一側部に取付けられ前記羽根車を回転させる駆動部とを有し、前記羽根車の回転により吸入した空気を、前記ケーシングの上部にて前記羽根車の回転軸線と直交する方向に延びる渦巻き端部から吐出する。前記ダクトは、前記渦巻き端部に取付けられブロワ本体前方に向かって延び、前記渦巻き端部から吐出された空気を流通させて吹出す。作業者用の前記把持部は、前記ブロワ本体の上方においてブロワ本体前後方向に延びると共に、前記ブロワ本体のうちの前記駆動部の上方に位置する。前記駆動部は、前記羽根車を回転させる駆動源と、前記駆動源を覆うと共に前記ケーシング一側部に固定されるカバーと、を有する。前記ガイド部材は、前記カバーにおける前記ブロワ本体前方側の前端面より前方であり、かつ、前記ブロワ本体の上方から視て前記カバーにおける前記ケーシングとは反対側の側端面と前記把持部の延伸方向の中心線の延長線との間の領域に位置すると共に、ブロワ本体上下方向に延びる。
前記一側面による携帯型作業機によれば、前記カバーにおける前記ブロワ本体前方側の前端面より前方であり、かつ、前記ブロワ本体の上方から視て前記カバーにおける前記ケーシングとは反対側の側端面と前記把持部の延伸方向の中心線の延長線との間の領域に位置すると共に、ブロワ本体上下方向に延びるガイド部材を備えている。
ここで、作業者は、前記ブロワ本体の側方(詳しくは、前記カバーの前記側端面側の側方)に立ち、前記ダクトを作業者の前方の作業対象エリアに向けた状態で、前記ブロワ本体の側方から前記把持部を片手で把持しつつ、作業者のブロワ本体側の足の側部を前記カバーの前記側端面に当接させているとする。この時、ガイド部材は、作業者のブロワ本体側の足の斜め前方(詳しくは、前記把持部側の斜め前方)にて、作業者のブロワ本体側の足の近傍に位置している。そして、この状態で、前記ダクトの先端部から空気が勢いよく吹出されると、携帯型作業機は空気の吹出し反力により作業者の側方において作業者の後方に向かって移動し始める。その結果、携帯型作業機は、概ね、その前記カバーにおける前記前端面より前方の前記領域が作業者のブロワ本体側の足の側方に位置するところまで移動する。したがって、作業者は前記把持部を把持したまま前記領域に設けられた前記ガイド部材に作業者のブロワ本体側の足の側部を当接して、前記ブロワ本体をガイドすることができる。そのため、携帯型作業機の姿勢を引き続き安定させることができ、作業性を従来よりも向上させることができる。
このようにして、前記一側面による携帯型作業機によれば、長時間の作業時等において、ブロワ本体の姿勢を安定させるための構造(ガイド部材)を備えた携帯型作業機を提供することができる。
本発明の一実施形態による携帯型作業機としてのエンジンブロワの一使用時における側面図である。 前記エンジンブロワの上面図である。 前記エンジンブロワの前方側から視た正面図である。 前記エンジンブロワのガイド部材を説明するための部分拡大上面図である。 前記エンジンブロワのフレームの側面図である。 前記フレームの前方側から視た正面図である。 前記フレームの上面図である。 前記ガイド部材の変形例を説明するための斜視図である。 図8に示す前記ガイド部材を含む部分側面図である。 図9に示すB−B矢視位置における部分断面図である。 前記変形例の前記ガイド部材の位置を説明するための部分拡大上面図である。
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
図1〜図3は、それぞれ、本発明の一実施形態による携帯型作業機としてのエンジンブロワ100の外観を示しており、図1は側面図、図2は上面図、図3は図2に示す矢印A方向(つまり、エンジンブロワ100の前方)から視た正面図である。図4は、エンジンブロワ100の要部(後述するガイド部材4)を説明するための部分拡大上面図である。なお、以下では、エンジンブロワ100について、一使用状態における前後、上下及び左右を、各図に示すように便宜上規定する。作業者は、例えば、エンジンブロワ100の左側方に位置し、後述する把持部3を把持してエンジンブロワ100を携帯しながら操作する。
図1〜図4に示すように、本実施形態のエンジンブロワ100は、ブロワ本体1と、ダクト2と、作業者用の把持部3と、ガイド部材4と、備え、作業者が可搬可能に構成されたいわゆるハンディー型エンジンブロワである。エンジンブロワ100は、空気を吹出して刈り草や枯葉等を吹き寄せる送風動作と、枯葉等を吸引して集める吸引動作とを切替えて実行することができ、図1〜図4では、送風動作時の使用状態が示されている。
ブロワ本体1は、ケーシング11と、羽根車12(図2参照)と、駆動部13と、燃料タンク14とを有する。
ケーシング11は、渦巻状のいわゆるボリュートケースからなり、羽根車12は、遠心翼を有し、ケーシング11内で回転可能に支持される。
駆動部13は、ケーシング11における羽根車12の回転軸線X1の延伸方向一端側のケーシング一側部(以下では、「ケーシング左側部」という)に取付けられ羽根車12を回転させるものである。駆動部13は、羽根車12を回転させる駆動源としての内燃機関(以下、「エンジン」という)13a(図2参照)と、エンジン13aを覆うと共に前記ケーシング左側部に固定されるエンジンカバー13bと、を有する。本実施形態では、エンジン13aが本発明に係る「駆動源」に相当し、エンジンカバー13bが本発明に係る「カバー」に相当する。
エンジン13aは、適宜の形式の内燃機関を採用することができ、例えば、空冷式の4ストロークエンジンや2ストロークエンジン等を適用することができる。作業者は、例えば、エンジン13aの左側部に設けられたスタータハンドル13cを引くことによりエンジン13aを起動させることができる。
エンジンカバー13bは、ケーシング11側が開口され、エンジン13aの左側部、前部、後部、上部、及び、下部を覆うように箱状に形成されている。エンジンカバー13bは、その右側の開口端部がケーシング11の前記ケーシング左側部の外縁部にボルト等の適宜の締結部材により固定されている。
燃料タンク14は、駆動部13へ供給する燃料を貯留するものであり、ケーシング11に固定されている。燃料タンク14は、具体的には、ケーシング11の前記ケーシング左側部における所定部位に固定されている。
ブロワ本体1は、羽根車12の回転により吸入した空気を、ケーシング11の上部にて羽根車12の回転軸線X1と直交する方向に延びる渦巻き端部11aから吐出する。この渦巻き端部11aは、例えば、ケーシング11の上部においてブロワ本体前方に向かって延びている。詳しくは、渦巻き端部11aは、ケーシング11の上部前端に位置して、ブロワ本体前方に向かって開口し、ブロワ本体前方に向かって斜め下方に延伸している。
ブロワ本体1のケーシング11の他方の側部(以下では、「ケーシング右側部」という)における中央部には、空気を吸引するためのブロワ吸引口が開口されている。図1〜図3に示す前記送風動作時には、前記ブロワ吸引口は多数の通気口が形成された吸引口カバー15(図2及び図3参照)により覆われ、渦巻き端部11aにはダクト2の一端が接続されている。前記送風動作時には、前記ブロワ吸引口から吸引した空気がダクト2から吐出される。一方、前記吸引動作時には、吸引口カバー15、ダクト2が取外され、図示を省略するが、前記ブロワ吸引口にはブロワ吸引ノズルが取付けられ、渦巻き端部11aにはダストバックが取付けられる。前記吸引動作時には、前記ブロワ吸引ノズルを介して空気と伴に吸引された枯葉等は前記ダストバック内に集められる。
ダクト2は、ケーシング11の渦巻き端部11aに取付けられブロワ本体前方に向かって延び、渦巻き端部11aから吐出された空気を流通させて吹出すための部材である。ダクト2は、例えば、ノズル部21と、湾曲ダクト部22とを有し、全体として概ねクランク状に形成されている。
ノズル部21は、ダクト2の空気吹出し側端部を構成する部材であり、所定長さを有して延伸している。ノズル部21は、例えば、図2に示すように、取付けられた状態でブロワ本体1の上方から視て把持部3の延伸方向の中心線の延長線X2上に沿って延びるように配置されている。ノズル部21は、概ね直線的に一方向に延伸している。ノズル部21の空気吹出し側端部は、開口端に向かうにしたがって流路断面積が小さくなるように形成され、ノズル部21の湾曲ダクト部側端部は、湾曲ダクト部22に着脱する着脱部を有する。
湾曲ダクト部22は、ノズル部21の渦巻き端部側(後端側)の部位と渦巻き端部11aとの間を接続するように湾曲して延伸する部材である。湾曲ダクト部22は、渦巻き端部11a及びノズル部21と着脱可能に構成されている。
把持部3は、作業者により把持される部位であり、ブロワ本体1の上方においてブロワ本体前後方向に延びている。把持部3は、詳しくは、ブロワ本体1のうちの駆動部13の上方に位置している。把持部3の延伸方向(ブロワ本体前後方向)の中心線の延長線X2上には、前述したように、ノズル部21が延伸している。
本実施形態では、把持部3は、後述するフレーム5の上部を構成する。また、把持部3の前端部には、停止スイッチやトリガ形状の操作レバーが設けられている。
ガイド部材4は、作業者がブロワ本体1をガイドするための部材である。ガイド部材4は、図4に示すように、エンジンカバー13bにおけるブロワ本体前方側の前端面13b1より前方であり、かつ、ブロワ本体1の上方から視てエンジンカバー13bにおけるケーシング11とは反対側の側端面13b2(図では、左側端面)と把持部3の延伸方向の中心線の延長線X2との間の領域S(図中、破線で示された領域)に位置すると共に、ブロワ本体上下方向に延びている。なお、ガイド部材4については、後にさらに詳述する。
ここで、本実施形態では、エンジンブロワ100は、ブロワ本体1を保持するための部材であるフレーム5を更に備えている。
フレーム5は、ブロワ本体1の駆動部13の周囲を囲むように環状に形成されると共に、前記ケーシング左側部の外縁部の所定部位と連結してブロワ本体1を保持する。図5〜図7は、フレーム5の構造を説明するためのフレーム5単体の外観図であり、図5はフレーム5の左側面図、図6は前方側から視た正面図、図7は上面図である。図5〜図7に示すように、フレーム5は、具体的には、上部フレーム51と、下部フレーム52と、前端フレーム53と、後端フレーム54とを有し、全体として環状に形成されている。
上部フレーム51は、ブロワ本体1のうちの駆動部13の上方に位置し、ブロワ本体前後方向に延びている。
本実施形態では、把持部3は、フレーム5の上部(詳しくは、上部フレーム51)を構成している。つまり、フレーム5の上部は把持部3を兼用しており、把持部3と一体的に形成されている。
下部フレーム52は、駆動部13の下方において上部フレーム51(換言すると、把持部3)に対して概ね平行に前後方向に延びるように形成されている。
前端フレーム53は、上部フレーム51(把持部3)の前端部と下部フレーム52の前端部との間を接続し、図5に示す左側から視ると、緩やかに湾曲しつつ上下方向に延びるように形成されている。
後端フレーム54は、上部フレーム51(把持部3)の後端部と下部フレーム52の後端部との間を接続し、図5に示す左側から視ると、緩やかに湾曲しつつ上下方向に延びるように形成されている。
本実施形態では、フレーム5がガイド部材4を兼ねている。具体的には、ガイド部材4は、フレーム5におけるエンジンカバー13bの前端面13b1に対向する部位により構成されている。より具体的には、ガイド部材4は、前端フレーム53のうちの上下方向の上側部位により構成されている。図6に示すように、前端フレーム53の前記上側部位は、ケーシング11から遠ざかる方向(図では左方向)に寄せた位置において上下方向に延伸している。換言すると、前端フレーム53の前記上側部位は、前端フレーム53の下側部位よりもエンジンカバー13bにおけるケーシング11とは反対側の側端面13b2(図では、左側端面)に寄せた位置で上下方向に延伸するように形成されている。したがって、前端フレーム53の前記上側部位は、前端フレーム53の前記下側部位よりも作業者に近い位置に設けられている。この前端フレーム53の前記上側部位の作業者側の側部(図では左側部)には、図6に示すように、互いに上下方向に離間した複数のリブ4aと、複数のリブ4aの後端部を支持し前端フレーム53のエンジンカバー13b側の面と面一に延びるリブ支持プレート4bとが、それぞれ、作業者側に向って延びるように突設されている。各リブ4aは、図7に示すように、フレーム5の上方から視ると、ブロワ本体前方側に突き出している。このように、本実施形態では、ガイド部材4は、リブ4a及びリブ支持プレート4bを有する前端フレーム53の前記上側部位により構成されている。
また、フレーム5は、下部フレーム52の両端部にそれぞれ脚部55を備え、ブロワ本体1を保持した状態で、脚部55を介して自立するように構成されている。また、フレーム5は、トラス構造を有し、軽量化を図りつつ適切な強度を有するように構成されている。フレーム5は、上部フレーム51(把持部3)の両端部とケーシング11の前記ケーシング左側部の上部との間と、下部フレーム52の両端部とケーシング11の前記ケーシング左側部の下部との間とに、それぞれ、図3に示すように、バネ等の適宜の防振部材56(図ではバネ)を介してケーシング11と連結することにより、ブロワ本体1をフレーム5の環状枠内でフレーム5の内枠に接触させることなく保持するように構成されている。
本実施形態では、フレーム5の環状枠内に、燃料タンク14が駆動部13と伴に位置するように配置されている。
本実施形態では、フレーム5の環状枠内に、ブロワ本体1における前後方向、上下方向、及び、回転軸線X1の延伸方向についてのブロワ本体1の重心位置が位置するように設定されている。
次に、エンジンブロワ100の前記送風動作における状態及び動作について説明する。
エンジンブロワ100は、フレーム5の脚部55を介して地面等の上に自立して載置されている。この状態で、作業者によりスタータハンドル13cが引かれると、エンジンブロワ100のエンジン13aが起動する。作業者は、例えば、エンジンブロワ100のブロワ本体1の左側に立ち、ダクト2を作業者の前方の作業対象エリアに向けた状態で、右手でフレーム5の把持部3を把持し、エンジンブロワ100を持ち上げる。この時、ブロワ本体1の重心位置はフレーム5の環状枠内に位置しているため、エンジンブロワ100は安定した状態で作業者により持ち上げられる。エンジン13aの起動中に生じる振動のフレーム5への伝達は、防振部材56により防止又は抑制されており、把持部3を介した作業者への振動の伝達も防止又は抑制されている。そして、作業者により、把持部3の前端部に設けられた前記操作レバー等が操作されると、エンジンブロワ100は、エンジン13aの回転数が上昇し、吸引口カバー15が設けられた前記ブロワ吸引口から空気をケーシング11内に吸入する。そして、ケーシング11内に吸込まれた空気は、羽根車12の回転によりケーシング11内を流通し渦巻き端部11aからダクト2内に吐出する。ダクト2内に吐出した空気は、湾曲ダクト部22を流通し、把持部3の延伸方向の中心線の延長線X2上に沿って延びるノズル部21の先端部からブロワ本体前方に向かって勢いよく吹出される。この吹出し状態において、エンジンブロワ100は把持部3を介して作業者により安定して保持されている。
また、例えば、長時間の作業時においては、把持部3を把持しつつ、作業者のブロワ本体側の足の側部をエンジンカバー13bの側端面13b2に当接させることがある。この時、ガイド部材4は、作業者のブロワ本体側の足の斜め前方(図では、斜め右前方)にて、作業者のブロワ本体側の足の近傍に位置している。そして、この状態で、ダクト2のノズル部21から空気が勢いよく吹出されると、エンジンブロワ100は空気の吹出し反力により作業者の側方において作業者の後方に移動する。その結果、エンジンブロワ100は、概ね、そのエンジンカバー13bにおける前端面13b1より前方の領域S(詳しくは、前端面13b1と湾曲ダクト部22におけるブロワ本体側の側面との間に挟まれた領域)が、作業者のブロワ本体側の足の側方に位置するところまで移動する。したがって、作業者は把持部3を把持したまま領域Sに設けられたガイド部材4に作業者のブロワ本体側の足の側部を当接して、前記ブロワ本体をガイドすることができる。詳しくは、ガイド部材4におけるリブ4aの突設端(作業者側の端部)やリブ支持プレート4bに、作業者のブロワ本体側の足の側部が当接する。そのため、引き続き、携帯型作業機の姿勢を安定させることができ、作業性を従来よりも向上させることができる。
かかる本実施形態によるエンジンブロワ100によれば、このようにして、前記一側面による携帯型作業機によれば、長時間の作業時等において、ブロワ本体の姿勢を安定させるための構造(ガイド部材)を備えた携帯型作業機を提供することができる。
また、本実施形態では、フレーム5は、ブロワ本体1の駆動部13の周囲を囲むように環状に形成されているため、駆動部13を保護しつつ、フレーム5の剛性を容易に高めることができ、ひいては、フレーム形状に起因するフレーム5の変形を抑制又は防止することができる。その結果、大重量のブロワ本体1を、環状のフレーム5により容易に安定して保持することができ、作業性を従来よりも向上させることができる。
そして、本実施形態では、把持部3は、フレーム5の上部(上部フレーム51)を構成し、ガイド部材4は、フレーム5におけるエンジンカバー13bの前端面13b1に対向する部位により構成されている。つまり、把持部3はフレーム5の上部を構成し、フレーム5がガイド部材4を兼ねている。これにより、把持部3及びガイド部材4をフレーム5と一体に形成することができ、部品点数を低減することができる。
ここで、特許文献1に記載された携帯型作業機では、前記フレームの前記把持部(グリップユニット4の上部)は、前記駆動部の上方において前記ブロワ本体前方に向かって延び、前記ケーシングの前記渦巻き端部(排出ソケット8)は、前記ケーシングの上部において前記ブロワ本体前方に向かって延びている。したがって、前記渦巻き端部は、前記ブロワ本体の上方から視ると、前記フレームの前記把持部に対し前記ブロワ本体の幅方向にずれた位置で前記ブロワ本体前方に向かって延びている。その結果、前記渦巻き端部に単に直線的に一方向に延びる前記ダクトが取付けられて、前記ダクトの先端部のノズル部から空気が勢いよく吹出されると、空気の吹出し反力により、前記把持部を中心とする上下方向の中心線回りに前記ブロワ本体を回転させる回転モーメントが生じるおそれがある。そして、この回転モーメントが前記把持部を介して作業者に伝わると共に、前記ダクトが振れ回ることになるため、作業性がさらに低下するおそれがある。
この点、本実施形態では、従来と同様に、把持部3は、駆動部13の上方においてブロワ本体前方に向かって延び、ケーシング11の渦巻き端部11aは、ケーシング11の上部においてブロワ本体前方に向かって延びている。しかしながら、エンジンブロワ100では、ダクト2の空気吹出し側端部を構成すると共に所定長さを有して延伸するノズル部21が、ブロワ本体1の上方から視て把持部3の延伸方向の中心線の延長線X2上に沿って延びるように配置されているため、ノズル部21から空気が勢いよく吹出されて、空気の吹出し反力を受けたとしても、把持部3を中心とする上下方向の中心線回りにブロワ本体1を回転させる回転モーメントが発生することを防止又は抑制することができる。その結果、把持部3を介して作業者に回転モーメントが伝わること及びダクト2が振れ回ることを防止又は抑制することができ、作業性をさらに向上させることができる。
本実施形態では、ダクト2は、ノズル部21の渦巻き端部側の部位と渦巻き端部11aとの間を接続するように湾曲して延伸する湾曲ダクト部22を有する。これにより、ノズル部21を容易に、ブロワ本体1の上方から視て把持部3の延伸方向の中心線の延長線X2上に沿って延びるように配置することができる。
本実施形態では、駆動部13は、羽根車12を回転させる駆動源としてのエンジン13aと、エンジン13aをフレーム5の環状枠内において覆うと共に前記ケーシング左側部に固定されるエンジンカバー13bと、を含む。これにより、ブロワ本体1に障害物等が衝突したとしても、エンジン13aをフレーム5とエンジンカバー13bにより二重に保護することができる。
本実施形態では、燃料タンク14は、ケーシング11に固定され、駆動部13と伴にフレーム5の環状枠内に位置するように配置されている。これにより、燃料タンク14をフレーム5により保護することができる。また、燃料タンク14をケーシング11等と一体化した一ユニットとすることができるため、組立時等の取扱い性をも向上させることができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に制限されるものではなく、本発明の技術的思想に基づいて種々の変形及び変更が可能である。
例えば、本実施形態では、駆動部13は、ケーシング11の前記ケーシング左側部に取付けられるものとしたが、これに限らず、ケーシング11の前記ケーシング右側部に取付けられてもよい。この場合、フレーム5は、ケーシング11の右側方において、駆動部13の周囲を囲むように環状に形成されると共に、前記ケーシング右側部の外縁部の所定部位と連結してブロワ本体1を保持するように構成すればよい。本実施形態では、燃料タンク14は、ケーシング11に固定するものとしたが、これに限らず、駆動部13やフレーム5に固定してもよい。
また、本実施形態では、フレーム5がガイド部材4を兼ねている。具体的には、ガイド部材4は、フレーム5におけるエンジンカバー13bの前端面13b1に対向する部位により構成されるものとしたが、これに限らず、ガイド部材4の変形例を説明するための図8〜図11に示すように、エンジンカバー13bの一部により構成されるものとしてもよい。図8はガイド部材4の斜視図であり、図9は図8に示すガイド部材4を含む部分側面図であり、図10は図9に示すB−B矢視位置における部分断面図であり、図11は前記変形例のガイド部材4の位置を説明するための部分拡大上面図である。
前記変形例において、ガイド部材4は、エンジンカバー13bの前端面13b1に突設され、エンジンカバー13bと一体に形成されている。この変形例においては、エンジンカバー13bの前端面13b1にガイド部材4を突設するために、例えば、フレーム5は、上部フレーム51と下部フレーム52と後端フレーム54とを有し、ブロワ本体前方側が開放したC形の形状に形成されてもよいし、フレーム5自体を設けなくてもよい。フレーム5を設けない場合は、把持部3の両端部がケーシング11の前記ケーシング左側部の外縁部の所定部位に固定されるように構成すればよい。
図8〜図11は、詳しくは、フレーム5を設けず、把持部3の両端部がケーシング11の前記ケーシング左側部の外縁部の所定部位に固定される場合を一例に挙げて、前記変形例を示した図である。
前記変形例において、ガイド部材4は、詳しくは、図8に示すように、ブロワ本体前方から視ると、右側を開放した溝形に形成され、ブロワ本体上下方向に延びる側面部41と、側面部41の上端部からケーシング11側に向って延びる上面部42と、側面部41の下端部からケーシング11側に向って延びる下面部43と、を有する。
側面部41は、図9に示すように、例えば、ブロワ本体前方に向かって突設され、その下端部前方部が斜めに切欠かれている。また、側面部41のエンジンカバー13bの側端面13b2(図では、左側端面)側の面には、図8〜図10に示すように、互いに上下方向に離間した複数のリブ41aが、それぞれ、作業者側に向って延びるように突設されている。各リブ41aは、図8及び図10に示すように、フレーム5の上方から視ると、ブロワ本体前方に向かうにしたがって先細りに傾斜するように形成されている。
上面部42は、図8及び図10に示すように、フレーム5の上方から視ると、ケーシング11側の部位が切欠かれている。また、下面部43は、上面部42の基端部の部位に対向するように形成されている。
図8〜図10に示す変形例においても、ガイド部材4は、図11に示すように、エンジンカバー13bにおけるブロワ本体前方側の前端面13b1より前方であり、かつ、ブロワ本体1の上方から視てエンジンカバー13bにおけるケーシング11とは反対側の側端面13b2(図では、左側端面)と把持部3の延伸方向の中心線の延長線X2との間の領域S(図中、破線で示された領域)に位置すると共に、ブロワ本体上下方向に延びている。したがって、作業者は把持部3を把持したまま領域Sに設けられたガイド部材4に作業者のブロワ本体側の足の側部を当接して、前記ブロワ本体をガイドすることができる。詳しくは、ガイド部材4におけるリブ41aの突設端(作業者側の端部)に、作業者のブロワ本体側の足の側部が当接する。そのため、携帯型作業機の姿勢を引き続き安定させることができ、作業性を従来よりも向上させることができる。また、本変形例では、ガイド部材4は、エンジンカバー13bと一体に形成されているため、部品点数を低減することができる。
また、本実施形態では、ダクト2は、ノズル部21と湾曲ダクト部22とを有し、全体として概ねクランク状に形成されているが、これに限らず、ノズル部21がブロワ本体1の上方から視て把持部3の延伸方向の中心線の延長線X2上に沿って延びるように配置されていれば、どのような形状であってもよい。なお、ノズル部21から空気が勢いよく吹出される際の空気の吹出し反力に起因する作業性の低下が無視できる程度である場合には、ダクト2は、渦巻き端部11aから直線的に一方向に延びるように形成してもよい。この場合、ダクト2のノズル部21は、ブロワ本体1の上方から視ると、把持部3に対しブロワ本体1の幅方向(羽根車12の回転軸線X1の延伸方向)にずれた位置でブロワ本体前方に向かって延びている。
駆動部13は、羽根車12を回転させる駆動源としてエンジン13aを備えるものとしたが、前記駆動源は内燃機関に限らず、電動モータを適用してもよい。
1…ブロワ本体
2…ダクト
3…把持部
4…ガイド部材
5…フレーム
11…ケーシング
11a…渦巻き端部
12…羽根車
13…駆動部
13a…エンジン(駆動源)
13b…エンジンカバー(カバー)
13b1…前端面
13b2…側端面
100…エンジンブロワ(携帯型作業機)
X1…回転軸線
X2…延長線
S…領域

Claims (4)

  1. 渦巻状のケーシングと、該ケーシング内で回転可能に支持される羽根車と、前記ケーシングにおける前記羽根車の回転軸線の延伸方向一端側のケーシング一側部に取付けられ前記羽根車を回転させる駆動部とを有し、前記羽根車の回転により吸入した空気を、前記ケーシングの上部にて前記羽根車の回転軸線と直交する方向に延びる渦巻き端部から吐出するブロワ本体と、
    前記渦巻き端部に取付けられブロワ本体前方に向かって延び、前記渦巻き端部から吐出された空気を流通させて吹出すダクトと、
    前記ブロワ本体の上方においてブロワ本体前後方向に延びる作業者用の把持部と、
    を備える携帯型作業機であって、
    前記把持部は、前記ブロワ本体のうちの前記駆動部の上方に位置し、
    前記駆動部は、前記羽根車を回転させる駆動源と、前記駆動源を覆うと共に前記ケーシング一側部に固定されるカバーと、を有し、
    前記カバーにおける前記ブロワ本体前方側の前端面より前方であり、かつ、前記ブロワ本体の上方から視て前記カバーにおける前記ケーシングとは反対側の側端面と前記把持部の延伸方向の中心線の延長線との間の領域に位置すると共に、ブロワ本体上下方向に延びるガイド部材を備える、携帯型作業機。
  2. 前記ブロワ本体の前記駆動部の周囲を囲むように環状に形成されると共に、前記ケーシング一側部の外縁部の所定部位と連結して前記ブロワ本体を保持するフレームを、
    更に備え、
    前記把持部は、前記フレームの上部を構成し、
    前記フレームが前記ガイド部材を兼ねている、請求項1に記載の携帯型作業機。
  3. 前記ガイド部材は、前記フレームにおける前記カバーの前記前端面に対向する部位により構成されている、請求項2に記載の携帯型作業機。
  4. 前記ガイド部材は、前記カバーの前記前端面に突設され、前記カバーと一体に形成されている、請求項1に記載の携帯型作業機。
JP2017165588A 2017-08-30 2017-08-30 携帯型作業機 Pending JP2019042625A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017165588A JP2019042625A (ja) 2017-08-30 2017-08-30 携帯型作業機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017165588A JP2019042625A (ja) 2017-08-30 2017-08-30 携帯型作業機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2019042625A true JP2019042625A (ja) 2019-03-22

Family

ID=65815935

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017165588A Pending JP2019042625A (ja) 2017-08-30 2017-08-30 携帯型作業機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2019042625A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4287261B2 (ja) 動力送風機
CN203500060U (zh) 便携式鼓风机
JP6358833B2 (ja) 背負式作業機
EP2363257B1 (en) Cutting tools
JP6180879B2 (ja) 背負式ブロワ
US20150113758A1 (en) Backpack work machine
JP2017014850A (ja) バキュームクリーナ
JPH0660617U (ja) 手持式クリーナー
CN111749174A (zh) 吹风机
WO2021039291A1 (ja) 送風機
US11441569B2 (en) Blower
JP2019042625A (ja) 携帯型作業機
JP6345198B2 (ja) 背負式送風装置
US10001055B2 (en) Engine-driven working machine housed in outer case with vibration isolating support
JP4287260B2 (ja) 動力送風機
JP2007218186A (ja) 携帯型送風作業機のエンジン冷却構造
JP2019044612A (ja) 携帯型作業機
JP2010013954A (ja) 送風作業機
JP2019100305A (ja) ブロワ装置
JP2000240025A (ja) 携帯型送風作業機
JP4205567B2 (ja) 動力送風機
JP2019154486A (ja) 電気掃除機
JP2014185683A (ja) 可搬式作業機の防振装置
US20230397546A1 (en) Blower
JP2000017625A (ja) 電動ブロワ