JP4205395B2 - トレッド−ベルト組立体の製造方法および製造装置 - Google Patents

トレッド−ベルト組立体の製造方法および製造装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、空気入りタイヤ自動製造システムに関し、特に、トレッド−ベルト組立体の自動製造方法および自動製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
空気入りタイヤのトレッドを作る工程には、通常1つまたは2つ以上のトレッドベルト即ち“ブレーカ”のベルトパッケージと、このベルト層の上に取付られるトレッドからなるベルトパッケージを含むベルト−トレッドパッケージとを未加硫(未硬化)のゴムから別々に製造することが含まれている。ベルトは本来伸びないようになっているので、ベルト−トレッドパッケージは第2ステージのタイヤ組立機械で別途形成され、それから第1ステージのタイヤ組立機械ですでに組立てられている未加硫のタイヤカーカスに取り付けられる。次に、タイヤカーカスはベルト−トレッドパッケージの中でドーナツ形に「膨らまされて」、型に送られ、そこで組立体全体が硬化させられて最終のタイヤとなる。この工程の例は、特許文献1、特許文献2、特許文献3、特許文献4、特許文献5に開示されている。
【0003】
【特許文献1】
米国特許第5,141,587号明細書
【特許文献2】
米国特許第5,354,404号明細書
【特許文献3】
米国特許第5,554,242号明細書
【特許文献4】
米国特許第6,139,668号明細書
【特許文献5】
欧州特許出願公開第0,387,455号明細書
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ベルト−トレッドパッケージが組立てられるとき、トレッドは未加硫ゴムの連続した帯状体である「補給用トレッド」材として供給される。連続した帯状体は、切断された端部を切断された端部に接合して、ベルトパッケージを覆う、閉じた円形を形成するために、適正な長さに、好ましくはある角度で切断される必要がある。一般に、ベルトパッケージが円筒形の組立ドラム上に載っており、補給用トレッドの先端部が動かされて、組立ドラム上のベルトパッケージの外周面を取り囲むよう正しく位置決めされる必要がある。一例が特許文献5に記載されている。この動作において克服されるべき問題として、柔軟で粘着性のある補給用トレッドを保持すること、補給用トレッドを供給リールまたはコンベヤからベルトパッケージ上の適正な位置まで移動させることがあげられる。この移動には通常補給用トレッドの先端部を持ち上げることが含まれるが、これは時間がかかり、トレッドを不本意に変形させることがある。
【0005】
補給用トレッドは一般にある種の切断刃を用いて所定の長さに切断される。最新の機器は、切断刃の超音波振動を使用することによって切断工程を改善しているが、これにより新たな問題が生ずる。刃を超音波振動させることによって、超音波で駆動される刃に接する材料にかなりの熱が生じる。特に、補給用トレッドの両切断面が切断刃の両側に接している場合、超音波加熱が未加硫ゴムの部分硬化を引き起こす。完全な円形のトレッドを形成するために切断面を接合しなくてはならず、また未加硫ゴムの、部分的に硬化した接合面は、その後のタイヤ硬化工程中に適切に融合しないことがあるので、これは望ましくない。切断刃とこれに隣接する切断面との間に空気を吹きつけることによってこの問題に部分的に対処することが知られている。ある角度で切断する刃の場合、この方法は、補給用トレッドの切断された端部を刃から遠ざかるように持ち上げることによって刃の上部においてはうまくいくが、刃の下方においては、補給用トレッドの行くべき場所がなく、変形または圧縮しない限り刃から分離できない。
【0006】
本発明の目的は、ベルトパッケージの外周に貼り付けて接合するための補給用トレッドの切断および移動における前述の問題に対処することによってトレッド製造工程を改良することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、空気入りタイヤのトレッド−ベルト組立体の製造方法は、未加硫ゴムの補給用トレッドを、ほぼ円筒形の未加硫ゴムのベルトパッケージに貼り付けるために供給する供給斜路を使用するステップと、未加硫ゴムの補給用トレッドを、供給斜路に沿って、ほぼ円筒形の未加硫ゴムのベルトパッケージに向かって前進させるステップと、供給斜路の少なくとも終端部分を、ほぼ円筒形の未加硫ゴムのベルトパッケージの外周面に接する平面にほぼ沿って配置するステップと、未加硫ゴムの補給用トレッドの切断された前端部をほぼ円筒形の未加硫ゴムのベルトパッケージの外周面に接する平面に沿って供給斜路からほぼ円筒形の未加硫ゴムのベルトパッケージまで移動させることによって、未加硫ゴムの補給用トレッドをほぼ円筒形の未加硫ゴムのベルトパッケージの外周面に貼り付けるステップとを有する。
【0008】
本発明によれば、この方法は、未加硫ゴムの補給用トレッドの切断された前端部を移動させるために、未加硫ゴムの補給用トレッドを上方から保持するステップと、未加硫ゴムの補給用トレッドを保持するために、各移送ピンが未加硫ゴムの補給用トレッドの最も近い横方向外側の縁端に向かって傾くように、複数の移送ピンを未加硫ゴムの補給用トレッドの横方向外側の両縁端に挿入するステップとをさらに有する。各移送ピンは、20度から80度の範囲内の角度、好ましくは40度から60度の範囲内の角度、最も好ましくは45度の角度に傾いている。
【0009】
本発明によれば、空気入りタイヤのトレッド−ベルト組立体の製造方法は、未加硫ゴムの補給用トレッドを、ほぼ円筒形の未加硫ゴムのベルトパッケージに貼り付けるための供給する供給斜路を使用するステップと、未加硫ゴムの補給用トレッドを、供給斜路に沿って、ほぼ円筒形の未加硫ゴムのベルトパッケージに向かって前進させるステップと、未加硫ゴムの補給用トレッドを切断するために固定するステップと、超音波で駆動される切断刃を使用して、切断刃の裏側と切断刃に未加硫ゴムの補給用トレッドの隣接する切断された端部の切断面との間にくさび形の空間が形成されるように、未加硫ゴムの補給用トレッドを切断するステップとを有する。
【0010】
本発明によれば、この方法は、切断刃の刃先を、未加硫ゴムの補給用トレッドの隣接する切断された端部の切断面と一致する第1の平面に沿って移動させることによってくさび形の空間を形成するステップと、切断刃の裏側の方向を、この裏側が第1の平面から1度〜15度の範囲内、好ましくは3度〜8度の範囲内の鋭角の切断刃角度αで前方に傾いた第2の平面と一致するように向けるステップとをさらに有する。
【0011】
本発明によれば、この方法は、切断刃の前面と未加硫ゴムの補給用トレッドの隣接する切断された端部の切断面との間にくさび形の空間が形成されるように空気を吹きつけるステップと、複数の保持ピンを未加硫ゴムの補給用トレッドに挿入することによって未加硫ゴムの補給用トレッドを固定するステップとをさらに有する。複数の保持ピンが未加硫ゴムの補給用トレッドの下方から挿入され、切断刃が未加硫ゴムの補給用トレッドを上方から下方向に切断し、複数の保持ピンが下方から挿入されるときに、切断刃に取り付けられたローラが未加硫ゴムの補給用トレッドを持ち上がるのを防ぐのが好ましい。ローラは切断刃を保護するためにも使用されてもよい。
【0012】
本発明によれば、この方法は、供給斜路の少なくとも終端部分を、ほぼ円筒形の未加硫ゴムのベルトパッケージの外周面に接する平面にほぼ沿って配置するステップと、未加硫ゴムの補給用トレッドの切断された前端部を未加硫ゴムのベルトパッケージのほぼ円筒形の外周面に接する平面に沿って供給斜路からほぼ円筒形の未加硫ゴムのベルトパッケージまで移動させることによって、未加硫ゴムの補給用トレッドをほぼ円筒形の未加硫ゴムのベルトパッケージの外周面に貼り付けるステップとをさらに有する。
【0013】
本発明によれば、空気入りタイヤのトレッド−ベルト組立体の製造装置は、ほぼ円筒形の未加硫ゴムのベルトパッケージに貼り付けるための未加硫ゴムの補給用トレッドを供給する供給斜路と、未加硫ゴムの補給用トレッドを、供給斜路に沿って、ほぼ円筒形の未加硫ゴムのベルトパッケージに向かって前進させる手段と、未加硫ゴムの補給用トレッドを切断するために固定する手段と、切断刃の裏側と未加硫ゴムの補給用トレッドの隣接する切断された端部の切断面との間にくさび形の空間が形成されるように未加硫ゴムの補給用トレッドを切断する、超音波で駆動される切断刃とを有する。
【0014】
本発明によれば、この装置は、切断刃の刃先を未加硫ゴムの補給用トレッドの隣接する切断された端部の切断面と一致する第1の平面に沿って移動させ、切断刃の裏側が第1の平面から鋭角の切断刃角度αで前方に傾いた第2の平面と一致するように切断刃の裏面を向けることによって、くさび形の空間を形成する手段をさらに有する。
【0015】
本発明によれば、この装置は、複数の保持ピンをさらに有し、この保持ピンを未加硫ゴムの補給用トレッドに挿入することによって未加硫ゴムに固定される。この装置は、複数の保持ピンを未加硫ゴムの補給用トレッドの下方から挿入する手段と、未加硫ゴムの補給用トレッドを切断するために切断刃を上方から下方向に移動させる手段と、切断刃に取り付けられ、切断刃を保護し、複数の保持ピンが下方から挿入されるときに未加硫ゴムの補給用トレッドが持ち上がるのを防ぐ手段とをさらに有する。
【0016】
本発明によれば、この装置は、供給斜路の少なくとも終端部分を、ほぼ円筒形の未加硫ゴムのベルトパッケージの外周面に接する平面にほぼ沿って位置させる手段と、未加硫ゴムの補給用トレッドの切断された前端部をほぼ円筒形の未加硫ゴムのベルトパッケージの外周面に接する平面に沿って供給斜路からほぼ円筒形の未加硫ゴムのベルトパッケージまで移動させることによって、未加硫ゴムの補給用トレッドを、ほぼ円筒形の未加硫ゴムのベルトパッケージの外周面に貼り付ける手段も有する。
【0017】
[用語の定義]
以下の用語は本例示内容で示される説明の全体にわたって使用され、本明細書に記載されている他の説明によって否定または詳述されない限り、一般に以下の意味が与えられる。
【0018】
“軸線方向”および“軸線方向に”は、タイヤの回転軸線上にある、またはタイヤの回転軸線に平行な方向を指す。
【0019】
“軸線方向”は、タイヤの軸線に平行な方向を指す。
【0020】
“ビード”は、ゴム材で包まれたスチールフィラメントからなるケーブルから一般に構成される環状で実質的に延伸不能の抗張部材を有するタイヤ部分を指す。
【0021】
“ベルト構造物”または“補強ベルト”または“ベルトパッケージ”は、織物または不織布で、トレッドの下に位置し、ビードに固定されてなく、左右両方のコード角度がタイヤの赤道面に対して18°〜30°の範囲にある、複数の平行なコードから成る少なくとも2つの環状の層すなわちプライを指す。
【0022】
“ブレーカ”または“タイヤブレーカ”は、ベルトまたはベルト構造物または補強ベルトを指す。
【0023】
“カーカス”は、ベルト構造物、トレッド、およびプライ上方のアンダートレッド以外であって、ビードおよびプライも含むタイヤ構造物のことを指し、EMTすなわちランフラットタイヤの場合には、くさび形インサートのサイドウォールの補強物も含む。
【0024】
“ケーシング”は、カーカスと、ベルト構造と、ビードと、サイドウォールと、トレッドおよびアンダートレッドを除く他のすべてのタイヤ構成要素を指す。
【0025】
“周方向”は、軸線方向に垂直な環状のトレッド表面の外周面に沿って延びている円形の線や方向のことをいい、断面で見たときにトレッドの軸線方向の湾曲を形成する半径を有する、隣接する円形の曲線セットの方向を指すこともある。
【0026】
“コード”は、プライとベルトを補強する、繊維、金属、またはファブリックなどの補強用の撚線のうちの1本を指す。
【0027】
“クラウン”または“タイヤクラウン“は、トレッドとトレッドショルダ、およびサイドウォールのすぐ隣の部分を指す。
【0028】
“EMTタイヤ”は、「走行距離延長技術タイヤ」を指し、EMTタイヤのタイヤ圧がほとんど無いか全くないときの状態で、少なくとも限られた使用状態を提供するように設計されたタイヤを指す「ランフラット式」であるタイヤを指す。
【0029】
“赤道面”は、タイヤの回転軸線に垂直な、そのトレッド中心、すなわちタイヤの両ビードの中間を通る平面を指す。
【0030】
“ゲージ”は、広義には寸法のことをいい、しばしば厚さ寸法を指す。
【0031】
“インナーライナ”は、チューブレスタイヤの内面を形成し、タイヤ内に膨らましガスまたは流体を封じ込める1層または複数層のエラストマまたは他の材料の層を指す。
【0032】
“インサート”は、ランフラット式タイヤのサイドウォールを補強するために一般に使われる三日月形またはくさび形インサートのことであるが、トレッドの下に横たわるエラストマの非三日月形のインサートのことも指し、“くさび形インサート”とも呼ばれる。
【0033】
“横方向”は、軸線方向と平行な方向を指す。
【0034】
“子午線方向の断面“は、タイヤの軸線を含む平面に沿って切ったタイヤ断面のことである。
【0035】
“プライ”は、半径方向に配置された、またはそうでなく平行なコードから成る、コードで補強するカーカス補強部材(層)を指す。
【0036】
“空気入りタイヤ”は、2つのビードと2つのサイドウォールとトレッドとを有し、ゴムと、化学製品と、ファブリックと、鋼または他の材料から作られている、ほぼドーナツ形(通常は開いた円環体)の積層された機械的装置を指す。
【0037】
“ショルダ”は、トレッド縁部の直下のサイドウォールの上部を指す。
【0038】
“サイドウォール”は、タイヤの、トレッドとビードとの間の部分を指す。
【0039】
“タイヤの軸線”は、タイヤがホイールリムに取り付けられて回転しているときのタイヤの回転軸線を指す。
【0040】
“トレッド”および“トレッドキャップ”は、トレッド、およびトレッドパターンが成形される下に横たわる構成材を指す。
【0041】
“折返し端”は、カーカスプライの、カーカスプライが巻き付けられるビードから上方(すなわち、半径方向外側)に折り返す部分を指す。
【0042】
【発明の実施の形態】
添付図面に記載されて、本発明の好適な実施態様を詳しく参照する図面は説明のためであり、本発明を限定的するものではない。これらの好適な実施態様に関連して本発明を全体的に説明するが、本発明の趣旨および範囲をこれら特定の実施態様に限定しようとするものではないことを理解すべきである。
【0043】
図面の選択されたある要素は、説明をわかりやすくするために、一定の縮尺でなく記載されている場合がある。本願明細書に断面図がある場合、これら断面図は、「切断された状態」、あるいは「近視眼的な」断面図で示されており、さもなければ他の実際の断面図では見えるであろう背景線は表示を明確にするために省略されている。
【0044】
各図の構成要素には、一般に、次のように番号が付けられている。参照符号の最上位の数字(100の位)は、一部(図6〜9)を除いて図の番号に一致している。図1の構成要素は、一般に、100〜199の範囲で番号が付けられている。図2の構成要素は、一般に、200〜299の範囲で番号が付けられている。また、図全体を通じて同様の構成要素は同様の参照符号で示されていることがある。例えば、ある図の構成要素199は、別の図の要素299と同様であり、同一であることもありうる。図の構成要素には、1つの図面中で同様(同一を含む)の構成要素が同様の番号で示されるように番号が付けられることもある。例えば、199と総称される複数の構成要素のそれぞれが、個別に199a、199b、199c等と示されていることもある。あるいは、関連しているが変更された構成要素が同じ番号を有するが、ダッシュで区別されていることもある。たとえば、109と109’、109”は同様であるか、あるいはある点で関連している異なる3種類の構成要素であるが、重大な変更部を有しており、例えば、静的なアンバランスを有するタイヤ109に対して、これと同じ構造であるが一対のアンバランスを有する異なったタイヤ109’である。同じまたは異なる図の同様の構成要素間のそのような関係は、もしあるとすれば該当する場合には、請求項を含む明細書および要約書を通して明らかになるであろう。
【0045】
本発明の好適な実施形態の構造、動作、および利点は、添付された図面に関連してなされる以下の説明を考慮することによって明らかになるであろう。
【0046】
図1に示されるように、第1ステージのタイヤ組立システム102と第2ステージのタイヤ組立システム106とを有する自動タイヤ組立システム100が開示されており、これは代理人整理番号DN2001166USAの“METHOD FOR MANUFACTURING TIRES ON A FLEXIBLE MANUFACURING SYSTEM(フレキシブル製造システムを用いたタイヤ製造方法)”と題された本明細書に引例として含まれる米国特許出願明細書に詳しく記載されている。複数のタイヤ組立ドラム108a、108b、108c、108d、108e(“108”と総称する)が第1ステージのタイヤ組立システム102を通過するのに伴って、各タイヤ組立ドラム上でタイヤカーカスの組付けが行われる。第2ステージのタイヤ組立システム106は、第1ステージのタイヤ組立システム102に向かって回転させられた後にタイヤカーカスとカーカス搬送装置(図示せず)を受け入れる成形タレット104を有している。その後成形タレット104は、矢印によって示される第2の位置105まで動かされる。
【0047】
トレッドで被覆されたベルトパッケージ(ベルト−トレッドパッケージ)が、各タイヤ組立ドラム108におけるタイヤカーカスの組立と並行して、第2ステージのタイヤ組立システム106で組立てられている。第2ステージのタイヤ組立システム106は、2つのブレーカ−トレッド(B&T)ドラムを備えたブレーカ−トレッドタレットを有している。一方のブレーカ−トレッドドラムの片側には、2つのブレーカ取付け装置と螺旋状オーバレイ(継目無しバンド)取付け装置とが接している。他方のブレーカ−トレッドドラムには、トレッド取付け装置とブレーカ−トレッド接合装置が接している。完成したベルト−トレッドパッケージをブレーカ−トレッドドラムから形成タレット104へ移送するブレーカ−トレッド移送リングがレールベース上に取り付けられている。そこで、完成したベルト−トレッドパッケージが、形成タレット104上にすでに配置されているタイヤカーカスに取り付けられる。次に、未加硫のタイヤカーカスは、グリーンタイヤを形成するためにベルト−トレッドパッケージで膨らまされる。成形タレット104に隣接して配置されているタイヤトレッド接合装置が、ベルトとトレッドからなるパッケージを膨らまされたカーカスと一体にするように作動する。グリーンタイヤが完成すると、グリーンタイヤは成形タレットから取り外され、成形のためにコンベヤに移される。
【0048】
本発明は、主としてベルト−トレッドパッケージを自動的に組立てる方法と装置に関し、特に、組立工程の、トレッドをベルト−トレッドパッケージの外周面の最上層に貼り付ける部分に関する。図2は、トレッド224と、エラストマに埋め込まれて継目の無いドーナツ形に形成された1つまたは2つ以上ベルト、すなわちブレーカを有するベルトパッケージ222とを有する、一般的なベルト−トレッドパッケージ220の側面図である。ベルトパッケージ222の最上層として螺旋状のオーバレイ(図示せず)を有していてもよい。トレッドは一般に、補給用トレッドのより長い帯状体から、トレッド224の切断された両端部228a、228b(228と総称)を接合部226において互いに隣接させるように計算された長さに切断される。接合部226はより強い接合部を形成するために、半径方向に対して通常傾けられている。概ね円形を維持するために、ベルト−トレッドパッケージ220は通常、便宜上軸232上を回転する円筒形の組立ドラム230上で組立てられる。
【0049】
ベルトパッケージ222およびトレッド224で使用されるエラストマは未硬化の状態であり、したがってベルト−トレッドパッケージ220が組立てられている間柔軟で粘着性がある。そのため、ベルトパッケージ222とトレッド224は互いに粘着し、そして重要なことに、切断された両端部228がその後の硬化中に完全に溶融できるように、接合部226の切断された両端部228は互いに粘着する。本発明の重要な態様は、切断された端部228の未硬化で粘着性に影響を及ぼすことがない、トレッドを自動切断する装置と方法である。
【0050】
従来技術では、トレッド224の、切断された前端部228aが通常、ベルトパッケージ222の外周面上に取り付けるべき位置に持ち上げられるか、または他の方法で動かされる。本発明の他の重要な態様は、トレッド224の、切断された前端部228aを供給斜路からベルトパッケージ222の外周面まで、ベルトパッケージ222の外周面の接線に沿って動かすことによってトレッドの位置決め精度を改良するようにトレッドの取付けを簡素化する自動トレッド取付装置と方法である。
【0051】
図3(a)、3(b)および3(c)は、本発明による、第2ステージの組立システム106の一部を構成するベルト−トレッドパッケージ組付機械340の主要部分の簡単化された概略側面図をひとまとめにして示している。サイドガード、枠組、およびその他の機構は示されておらず、また、構成要素の中には、波線で示されている切り取られた部分によって一部分だけが示されているものもある。図3(a)、3(b)および3(c)は、本発明による、ベルト−トレッドパッケージの組付方法における一連のステップも示している。
【0052】
ベルト−トレッドパッケージ組付機械340は、円筒形の組立ドラム330(230と同じである)と供給斜路342と移送ヘッド354と突っ込みカッタ360と接合ローラ350を主として有する。1本の未加硫ゴムの補給用トレッド325の一部分が、供給斜路342に送られ、全体として矢印345で示される方向に動くものとして示されている。補給用トレッド325は、例えば、供給リール(図示せず)から供給できる。組立ドラム330は、未加硫ゴムのベルトパッケージ322(222と同じである)が組立ドラム330の周囲に配置された状態で示されている。ベルトパッケージ322は、任意の螺旋状のオーバレイを外側面として有していてもよい。ベルト−トレッドパッケージ組付機械340の側面図で示されているすべての部品は、補給用トレッド325の幅およびベルトパッケージ322の幅に適した(図面に垂直方向の)幅寸法を有していると理解されるべきである。さまざまなトレッド幅に対応するために、ある部品(例えば、移送ヘッド354)が幅調整機能を有し、他の部品(例えば、突っ込みカッタ360の部品)が適切な幅を有する同様の部品に交換されてもよい。組立ドラム330と供給斜路342は、さまざまな直径のベルト−トレッドパッケージ320に対応するために組立ドラム330と供給斜路342の相対的な配置を調整できるように(図示されていないあるフレームに)取り付けられている。同様に、接合ローラ350は、補給用トレッド325のさまざまな厚さに合った調整を可能にするアーム352上に取り付けられている。移送ヘッド354は、接合ローラのアーム352に装着されていてもよいアーム356に、移送ヘッド354の位置を接合ローラ350の位置と一緒に補給用トレッド325のさまざまな厚さに合わせて調整できるように取り付けられている。
【0053】
以下にさらに詳しく説明する突っ込みカッタ360は、超音波変換・増幅器368の端部に取り付けられた切断刃366と、超音波変換・増幅器368のピポット軸365にピボット運動するように装着されているピボットアーム364に取り付けられた押えローラ362とを有しており、ピポット軸365は、ばね(図示せず)で押されてピボットアーム364をピポット軸365のまわりに反時計回りにピボット運動させる。
【0054】
本発明のトレッドの製造方法は、図3(a)、3(b)および3(c)に示されている以下のステップを有する。
【0055】
図3(a)は、補給用トレッド325が供給斜路342を前進して下がり、それによって、切断された前端部328a(228aと同じである)が供給斜路342の組立ドラム330近傍の終端部分341に前進した状態を示している。ベルトパッケージ322が組立ドラム330上に配置されている。移送ヘッド354は、補給用トレッド325の先端との係合のためにすぐに下降できるように、補給用トレッド325の切断された前端部328aの上方に配置された状態で示されている。突っ込みカッタ360は、押えローラ362が(ばねの力を受けて)ピボット運動して切断刃366の前方に下がり、切断刃366の防護として機能する状態となる引っ込み位置にある。押えローラ362の防護機能とは、機械操作者/機械工の保護のための安全機能と切断刃366の偶発的な損傷を防止する保護機能の両方である。
【0056】
図3(b)は、組立ドラム330上のベルトパッケージ322のほぼ円筒形で粘着性の外周面に貼り付けられるために、供給斜路342の終端341から移送された後の補給用トレッド325の、切断された前端部328aを示している。本発明の重要な態様は、供給斜路342、または供給斜路342の、組立ドラム330近傍に終る少なくとも終端部分341が、組立ドラム330上のベルトパッケージ322のほぼ円筒形の表面に接する平面343に一致する平坦な表面を有することである。この供給斜路342によって移送ヘッド354が、補給用トレッド325の、切断された前端部328aを、平面343と一致する直線経路に沿って動かせるようになり、この結果、補給用トレッド352を動かすことが最少化かつ簡素化され、ベルトパッケージ322上に補給用トレッド325を容易、迅速、かつ正確に位置決めすることが可能となる。
【0057】
図3(c)は、補給用のトレッド325がベルトパッケージ322の周囲のほとんどを包むくらいに前進した後で、新たに組立てられたベルト−トレッドパッケージ320(220と同じである)のトレッド324(224と同じである)の大部分を形成している補給用トレッド325を示している。例えば、補給用トレッド325とベルトパッケージ322の両方の未加硫ゴムの粘着性によってベルトパッケージ322の表面に粘着させられた補給用トレッド325を引っ張るように、組立ドラム330を回転させるなどの公知の技術が補給用トレッド325を前進させて巻き付けるために用いられる。接合ローラ350は、トレッド324が接合ローラ350の下で回転するように、トレッド324の外側面上を回転している。接合ローラ350は、トレッド324をベルトパッケージ322に「接合」するのに適した圧力を加えるために公知の技術(例えば、ばねの力)を用いている。このとき移送ヘッド354は使用中されておらず、補給用トレッド325の上方にあって補給用トレッド325とは接触しない引っ込み位置に待機させられている。補給用トレッド325を、適切なトレッド接合部226を可能にするトレッド324の所定長に切断できるように、補給用トレッド325の前進は適切な位置で一時的に停止させられている(図2参照)。この後に記載される工程では、突っ込みカッタ360は補給用トレッド325を切り開くように前進し、その結果切断された後端部328bと次の部材の切断された前端部328a’とが形成される。図3(c)に示される工程の後、組立ドラム330は再び回転可能となり、それによって、接合部226を形成するために、トレッド324の残りの部分を、切断された後端部328bが切断された前端部328aの上に置かれる場所まで前進させ、トレッド324の巻き付けを終了する。組立ドラム330は接合された端部328aと328bとが接合ローラ350の下を通過させることが十分できる程回転させることが可能であり、この結果接合された端部328aと328bとは一緒に強く加圧されることになる。組立ドラム330は、接合工程が正常に完了するまで新しいベルト−トレッドパッケージ320を接合ローラ350の下で回転させ続けることができる。その後、接合ローラ350は引っ込められ、ベルト−トレッドパッケージ320が取り外され、新たなベルトパッケージ322が組立ドラム330上に配置される。続いて、補給用トレッド325が再び前進し始めることができるように、接合ローラ350、移送ヘッド354、および突っ込みカッタ360が再配置され、これによって、図3(a)に示されている工程に戻る。あるいは、完成したベルト−トレッドパッケージ320を載せた組立ドラム330が接合ローラ350から離れるように動かされ、ベルトパッケージ322が装着された別の組立ドラム330と交換される場合もある。
【0058】
移送ヘッド354は、2軸の制御動作が可能な市販装着ユニットに取り付けられたエンドエフェクタであり、2軸動作の一つは1軸線(例えば、補給用トレッド325の切断された前端部328aを移送するための軸線)に沿った並進移送であり、他の一つは直交する軸線(移送ヘッド354を補給用トレッド325に係合/係合解除するための軸線)に沿った伸長/後退である。装着ユニットは市販されているが、このユニットの配置/取付け、軸線の方向付け、軸線上の移動範囲の寸法設定、およびこの装置の制御プログラミングは、補給用トレッド325の切断された前端部328aを供給斜路342から組立ドラム330に移送する本発明の方法を可能にする要素であるので、これらはすべて本発明の範囲内である。
【0059】
図4は、補給用トレッド425と係合(接触)している移送ヘッド454(354と同じである)によって保持されている補給用トレッド425(325と同じである)の端部断面図である。本発明の重要な特徴は、補給用トレッド425を保持するために移送ヘッド454が移送ピン458aと458b(458と総称する)使い方である。複数のピン対458a/458b、最も好ましくは4組のピン対458a/458bが、移送ヘッド454の長さに沿って図4で見て紙面の裏側に向けて配置されていることが好ましい。図5の部分側面断面図には4本の移送ピン558b(458bと同じである)が示されている。移送ピン458aおよび458bはそれぞれ経路457aと457bに沿って移動する。経路457aと457bはともに、補給用トレッド425の上面を形成している平面に概ね直角であることが好ましい同じ平面内にあることが好ましい。最も重要なことは、両経路457aと457bが、各経路457a、457bと補給用トレッド425の表面に垂直な線との間の角度θとして図4に示されている大きさだけ外向きに傾いている(補給用トレッド425の最も近い横方向外側の縁に向かって傾いている)ことである。角度θは20°〜80°、好ましくは40°〜60°、最も好ましくは45°(度)である。図5に示されているように、移送ピン558a(図示せず)と558bの開示されている傾斜によって、移送ヘッド554が補給用トレッド525を上から押え、供給斜路542(342と同じである)から組立ドラム530(330と同じである)までの補給用トレッド325、425、525の並進運動を制御することが可能となる。図4、5では、補給用トレッド425,525を押えるために移送ピン458a/458b、558a/558bが補給用トレッド425、525に挿入されるように、移送ピン458a/458b、558a/558bはそれぞれ経路457a/457bに沿って延びるように示されている。移送ヘッド454、554が補給用トレッド425、525を押えていないとき、移送ピンが移送ヘッド454、554の中にあるように、すなわち移送ヘッド454、554の下面455、555の下に突出しないように、移送ピン458a/458b、558a/558bはそれぞれ経路457a/457bに沿って引っ込められている。移送ピン458が引っ込められている移送ヘッド454は、補給用トレッド425を押えるために、下面455が補給用トレッド425の上面に係合するまで補給用トレッド425に向かって延びる。移送ピン458a/458bはそれから、補給用トレッド425を保持するために、補給用トレッド425に挿入されるようにそのそれぞれ経路457a/457bに沿って延びる。補給用トレッド425を組立ドラム430に移送した後、移送ヘッド454は、移送ピンが移送ヘッド454内に入るように、移送ピン458a/458bをそれぞれ経路457a/457bに沿って引っ込めることによって補給用トレッド425を解放する。次に、移送ヘッド454、554は、ドラム430、530から遠ざかるように動き、それによって移送ヘッドの下面455、555が補給用トレッド425、525の上面から離れる。
【0060】
ここで、図5、6、および7を参照しながら補給用トレッド525を突っ込み切断する本発明の装置と方法をさらに詳細に説明する。本発明のトレッドの製造方法において選択された工程が、図5、続いて図6、続いて図7に順番に示されている。図5、6、および7の図は、ベルト−トレッドパッケージ組付機械540(340と同じである)から選択された構成要素の切断部分の、突っ込みカッタ560(360と同じである)の細部を強調した拡大図である。サイドガード、枠組、およびその他の機構は示されておらず、また、構成要素の中には、波線で示される切り取られた部分によって一部分だけが示されているものもある。以下に示されるある構成要素は、実際には内部にある構成要素であるが疑似的に透視図として示される。図5、6、および7は、説明の便宜上、水平な姿勢で示されている供給斜路542(342と同じである)に対して傾けられている。しかし、水平な姿勢は限定するものではなく、本発明の範囲は、任意の適切な角度に配置された図3(a)、3(b)、および3(c)に示されているように下に傾斜する角度が好ましい供給斜路342、542を含むものであることを理解すべきである。
【0061】
図5は、移送ヘッド554(354と同じである)によって供給斜路542(342と同じである)の終端部分541(341と同じである)から、組立ドラム530(330と同じである)上のベルトパッケージ522(322と同じである)のほぼ円筒形で粘着性の外周面まで移送されつつある補給用トレッド525(425と同じである)の切断された前端部528a(328aと同じである)を示している。切断された前端部528aは、組立ドラム530上のベルトパッケージ522のほぼ円筒形の表面に接する平面543(343と同じである)と一致する経路に沿って移送される。移送ヘッド554は補給用トレッド525と係合し、複数の移送ピン558によって補給用トレッド525を押えており、これら移送ピン558のうち、移送ヘッド554の片側に沿った4本の移送ピン558b(458bと同じである)が透視図で示されている。突っ込みカッタ560は、超音波変換・増幅器568(368と同じである)の端部に取り付けられた切断刃566(366と同じである)と、超音波変換・増幅器568のピポット軸565(365と同じである)を中心としてピボット運動するように装着されているピボットアーム564(364と同じである)に取り付けられた押えローラ562(362と同じである)とを有しており、ピポット軸565は、ばね563によってばね荷重がかけられたピボットアーム564をピポット軸のまわりに反時計回りにピボット運動させる。突っ込みカッタ560は、切断刃566の刃先を保護するために押えローラ562が切断刃566前方にばねの力で押し下げられている、その引っ込み位置で示されている。押えローラ562は、切断工程が開始するまでが補給用トレッド525に接していないことが好ましいが、補給用トレッドの動きを制御するのを助けるために補給用トレッドが前進しているときであればいつでも、押えローラ562が補給用トレッド525の上面に押し当たることは本発明の範囲内である。切断用凹部572が、刃先569が供給斜路542に当たることなく補給用トレッド525の厚みを貫通し、わずかにこれを越えて完全に切断できるようにするために、切断刃566が供給斜路542の幅を超えて全体に延びている、供給斜路542の上面のくぼみとして示されている。複数(好ましくは2つまたは3つ以上)の保持ピン570のうちの1本が透視図で示されている。複数の保持ピン570は、供給斜路542の幅にわたって間隔をおいて配置されており、通常、保持ピン570が供給斜路542の上面を貫通して、例えば貫通孔または溝孔571内を上下に動けるように互いに連結されている。図5では、保持ピン570は供給斜路542に沿った補給用トレッド525の前進を妨げない引っ込み位置にある状態が示されている
突っ込みカッタ560の方向は本発明の重要な特徴である。特に図8に示されているように、切断刃566の一実施形態の刃裏面561aは平坦で、破線567で示される平面567と交差している。補給用トレッド525を切断するとき、刃先569は破線567に対して切断刃角度αをなす経路577に沿って動く。切断刃角度αは1°〜15°の範囲内、好ましくは3°〜8°(度)の範囲内の鋭角であり、重要なのは、切断刃の刃裏面561aが、図示されているように、刃先569の経路577の前方にあることである。切断刃566の刃表面561bは、切断刃566の公称厚に対応し、かつ刃先569のナイフエッジを形成するために、刃先569から少なくとも短かい距離延びている斜めの、すなわち傾斜した部分561cを有している。本発明の態様は、特に切断刃566の刃裏面561aの構造に関するものであるので、公知の従来の構造を切断刃566の刃表面561bに利用してもよい。切断刃566の刃裏面561aの平面567が、刃先569の先端面取り部あるいは傾斜部から後方に延びている刃裏面56laの平坦部と一致することは、本発明の範囲内である。例えば、切断刃の他の2つ実施形態566と566’を、図8および9の部分側面図にそれぞれ示す。
【0062】
図8を参照すると、切断刃566は、刃先569からずっと平坦で、切断経路577の前方に位置し切断経路577に対して切断刃角度αを形成している平面567と一致する刃裏面56laを有している。刃表面561bは、刃先569を刃表面561bの残りの部分に接続する傾斜部561cから後方に延びている。刃表面561bは、必ずしも必要ではないが、刃裏面56laと平行にすることもできる。
【0063】
図9を参照すると、切断刃の他の実施形態566’は、刃先569’を刃裏面56la’の平坦な残りの部分に接続する傾斜部561d’から後方に延びている刃裏面56la’を有している。刃裏面56la’の平坦部は傾斜部561d’からずっと平坦であり、切断経路577の前方に位置し切断経路577’に対して切断刃角度αをなしている平面567’と一致している。刃表面561b’は、刃先569’を刃表面561b’の残りの部分に接続する傾斜部561c’から後方に延びている。刃表面561b’は、必ずしも必要ではないが、刃裏面56la’と平行にすることもできる。
【0064】
図6は、本発明の切断工程が開始されるときに固定されている補給用トレッド525を示している。補給用トレッド525はトレッド524(324と同じである)が組立ドラム530上のベルトパッケージ522の外周面のほぼ全周にわたって形成されるのに十分なだけ前進しており、補給用トレッド525は、今やトレッド長に切断されるのに適した位置、すなわち、補給用トレッド525がベルトパッケージ522に最初に接したラインから切断経路のライン577までを測定した、補給用トレッド525の切断長“Lc”が、トレッド524を完成させるために補給用トレッド525を依然として必要としている周囲の円弧の長さ“La”、すなわちベルトパッケージ522の周囲を囲む切断された前端部528aから、補給用トレッド525の切断された後端部528bが、先頭の端部528aと突合せ接合部を形成するためにベルトパッケージ522に最後に接したラインまでを測定したLaに等しい位置にある。La=Lcの条件が満たされると、補給用トレッド525は前進しないように停止され、組立ドラム530も回転を停止し、補給用トレッド525を切断のための所定の位置に固定するために、保持ピン570が補給用トレッド525を上に向かって貫通する。保持ピン570を延ばすことによって補給用トレッド525が持ち上がるのを防ぐために、突っ込みカッタ560をその切断経路577に沿って前進させることによって、押えローラ562は図6に示されているように保持ピン570の真上の位置に動かされる。機械のタイミングは、補給用トレッド525の前進が停止された直後に保持ピン570を延ばすように制御され、また、保持ピン570が延びているときに押えローラ562がその上を回転して、補給用トレッド525が供給斜路542にしっかり係合するように、突っ込みカッタ560を前進させるようにさらに制御されることが好ましい。押える力は、ばね563の反時計回り方向のばね力によって生じるものであることがわかる。突っ込みカッタ560を切断経路577に沿って前進させることによって、押えローラ562が補給用トレッド525の上面に沿って回転するようにピボットアーム564がピポット軸565を中心として時計回り方向に回転させられ、それによって押えローラ562とピボットアーム564が揺動して切断刃566の前方のその防護位置から離れることもわかる。
【0065】
図7は、トレッド524の切断された前端部528aに接合するのに適した切断された後端部528bを形成し、同時に、次のベルトパッケージ(図示せず)上の次のトレッドの先頭の部分となる別の切断された前端部528a’を形成する、本発明の突っ込みカッタ560による補給用トレッド525の完了された切断の結果を示している。図6に示されている固定する工程の後、突っ込みカッタ560は、刃先569が補給用トレッド525を通じてずっと切断経路577をなぞり、刃先569が通り抜けて切断用凹部572にわずかに突出すると停止するように前進した。押えローラ562が補給用トレッド525の上面に沿って転がるとき、ピボットアーム564はピポット軸565を中心として時計回り方向に回転し続けた。
【0066】
本発明の独特な特徴は、切断刃566、566’のそれぞれの平坦な刃裏面56la、56la’と、補給用トレッド525の切断された次の前端部528a’の隣接する切断面との間にそれぞれ形成されるくさび形の空間529である。このくさび型の空間529が形成される理由は、次の切断された前端部528a’の切断面が刃先569の経路577と一致し、刃裏面56la、56la’が次の切断された前端部528a’の切断面から離れるように切断刃角度αで傾けられていためである。くさび形の空間529は、それが補給用の材料と切断刃566、566’との間に生じる熱を減らし、それによって次の切断された前端部528a’の切断面の部分硬化を防止するので重要である。この部分硬化は、補給用の材料と超音波で駆動される切断刃566の側面と接触で発生する熱によって生じる。補給用トレッド525の切断中、切断刃566、566’の切断動作によって、切断刃566、566’の刃表面561b、561b’から、第2のくさび形の空間527を形成するように持ち上がろうとする補給用トレッド525のフラップ状の切断された後端部528bが形成される。補給用の材料および切断刃から持ち上がろうとするこのフラップによって、切断された後端部528bの表面からの自然放熱が可能になる。所望の場合には、この熱移動を、例えば、空気を矢印579で示される方向に、切断刃566、566’の刃表面561b,561b’と、補給用トレッド525の切断された後端部528bの切断面との間の第2のくさび形の空間部527に吹きつけるといった公知の手段を利用することによって増大させることができる。切断された後端部528bの周囲の温度を調整することは、切断された後端部528bの切断面の部分硬化を防止するのに役立つ。
【0067】
図7に示される完了した切断工程の直後に、組立ドラム530は、切断された後端部528bと切断された前端部528aとの接合を完成させるために、切断された後端部528bをベルトパッケージ522の外周面まで引っ張り、接合ローラ350の下を通過させるのに十分回転させることができ、それによって、でき上がった未加硫のトレッド524とベルトのでき上がったパッケージ(220と同じである)が形成される。同時に、突っ込みカッタ560と保持ピン570を引っ込めることができ、その後、補給用トレッド525は、次のベルト−トレッドパッケージを組立てる工程表の第1の工程に戻るために前進を開始することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ベルト−トレッドパッケージを組み立てる第1および第2ステージの組立システムを有する、本発明の自動タイヤ組立システムのブロック図である。
【図2】本発明のベルト−トレッドパッケージの側面図である。
【図3】本発明の、ベルト−トレッドパッケージ組付機械の重要部分の簡略化された概略側面図であり、ベルト−トレッドパッケージの組付方法における一連の工程、すなわち補給用トレッドの切断された前端部が供給斜路の終端部分近傍まで前進している状態(同図(a))、補給用トレッドの切断された前端部が組立ドラム上のベルトパッケージの位置まで前進している状態(同図b)、補給用トレッドの切断された前端部が組立ドラム上のベルトパッケージ上でトレッドの大部分を形成している状態(同図(c))を示す。
【図4】本発明の移送ヘッドによって保持されている補給用トレッドの端部断面図である。
【図5】本発明の、図3に示すベルト−トレッドパッケージ組付機械の選択された構成要素の切取部分の、突っ込みカッタの細部を強調した拡大側面図であり、補給用トレッドの切断された前端部が組立ドラム上のベルトパッケージの位置まで前進している状態を示す。
【図6】本発明の、図3に示すベルト−トレッドパッケージ組付機械の選択された構成要素の切取部分の、突っ込みカッタの細部を強調した拡大側面図であり、補給用トレッドの切断された前端部がベルトパッケージ上でトレッドの大部分を形成し、切断のために固定されている状態を示す図である。
【図7】本発明の、図3に示すベルト−トレッドパッケージ組付機械の選択された構成要素の切取部分の、突っ込みカッタの細部を強調した拡大側面図であり、固定された補給用トレッドが切断された状態を示す図である。
【図8】本発明の、図5の突っ込みカッタの切断刃の一つの実施形態を示す部分側面図である。
【図9】本発明の、図5の突っ込みカッタの切断刃の他の実施形態を示す部分側面図である。
【符号の説明】
100 自動タイヤ組立システム
102 第1ステージのタイヤ組立システム
104 形成タレット
105 形成タレットの第2の位置
106 第2ステージの組立システム
108 タイヤ組立ドラム
109 タイヤ
220、320 ベルト−トレッドパッケージ
222、322、522 ベルトパッケージ
224 トレッド
226 接合部
228 トレッドの切断された端部
230、330 組立ドラム
232 軸
325、425、525 補給用トレッド
328、528 補給用トレッドの切断された端部
328a、528a 切断された前端部
328b、528b 切断された後端部
340、540 ベルト−トレッドパッケージ組付機械
341、541 供給斜路の終端部分
342、542 供給斜路
343、543 平面
345 補給用トレッドの移動方向
350 接合ローラ
352 接合ローラのアーム
354、454、554 移送ヘッド
356 アーム
360、560 突っ込みカッタ
362、562 押えローラ
364、564 ピボットアーム
365、565 ピポット軸
366、566 切断刃
368、568 超音波変換・増幅器
455、555 移送ヘッドの下面
457 移送ピンの移動経路
458、558 移送ピン
527 第2のくさび形の空間
529 くさび形の空間
530 組立ドラム
561a 切断刃の刃裏面
561b 切断刃の刃表面
561c 切断刃の傾斜部
563 ばね
567 平面
569 刃先
570 保持ピン
571 溝孔
572 切断用凹部
577 切断経路

Claims (3)

  1. タイヤカーカスに貼り付けられるトレッド−ベルト組立体の製造方法であって、
    所定長さの補給されたトレッド(325,425,525)の先端部(528a)を、組立ドラム(230,330,530)のまわりに配置されたベルトパッケージ(222,322,522)の外周面に接する平面に沿って前進させるステップと、
    前記補給されたトレッド(325,425,525)の前記先端部(528a)を前記ベルトパッケージ(222,322,522)の前記外周面に貼り付けるステップと、
    前記所定長さの補給されたトレッド(325,425,525)の一部分を、前記ベルトパッケージ(222,322,522)の前記外周面に貼り付けるように、前記組立ドラム(230,330,530)を回転させるステップと、
    前記所定長さの補給されたトレッド(325,425,525)を、該補給されたトレッドの前記一部分の後端部と、該補給されたトレッドの残りの長さの部分の前端部(528a)とを形成するように、切断するステップと、
    前記補給されたトレッド(325,425,525)の前記一部分の前記後端部を前記ベルトパッケージ(222,322,522)の前記外周面に貼り付け、該後端部を該補給されたトレッドの該一部分の前記先端部(528a)に当接させるステップと、
    前記切断するステップは、超音波切断刃(566)によって、前記補給されたトレッド(325,425,525)を切断するステップであって、前記超音波切断刃(566)の後方を向いている刃裏面が前記補給されたトレッドの切断面に対して所定の角度で配置され、それによってくさび状の空間が該刃裏面と該補給されたトレッドの該切断面との間に形成されるステップを含み、
    前記前進させるステップは、
    前記補給されたトレッド(325,425,525)を切断する前に、該補給されたトレッドの前記先端部を把持することと、
    前記補給されたトレッドの前記先端部を、把持された前記先端部を動かすことによって前進させることと、
    を含み、
    前記先端部を把持することは、前記補給されたトレッドを上方からしっかりと把持するため、複数の移送ピン(458a,458b,558a,558b)を、各移送ピンが前記補給されたトレッド(325,425,525)の横方向外側の近接する方の縁部に向かって傾くように、該横方向外側の両側縁部の近傍に下向きに挿入することを含む、
    ことを特徴とする、トレッド−ベルト組立体の製造方法。
  2. 空気タイヤ用のトレッド−ベルト組立体の製造方法であって、
    所定長さの補給されたトレッド(325,425,525)の先端部(528a)を、組立ドラム(230,330,530)のまわりに配置されたベルトパッケージ(222,322,522)の外周面に向かって、供給斜路(342)に沿って前進させるステップと、
    前記補給されたトレッド(325,425,525)の前記先端部(528a)を前記ベルトパッケージ(222,322,522)の前記外周面に貼り付けるステップと、
    前記所定長さの補給されたトレッド(325,425,525)の一部分を、前記ベルトパッケージ(222,322,522)の前記外周面に貼り付けるように、前記組立ドラム(230,330,530)を回転させるステップと、
    前記補給されたトレッド(325,425,525)が前記供給斜路上にあるときに該補給されたトレッドに複数の保持ピン(570)を挿入することによって、切断するために、該補給されたトレッドを前記供給斜路(342)に固定するステップと、
    前記所定長さの補給されたトレッド(325,425,525)を、該所定長さの補給されたトレッドの前記一部分の後端部と、該補給されたトレッドの残りの長さの部分の前端部(528a)とを形成するように、切断する切断ステップであって、後方を向いている刃裏面が該補給されたトレッドの切断面に対して所定の角度で配置され、それによってくさび状の空間が該刃裏面と該補給されたトレッドの該切断面との間に形成されるように配置された超音波切断刃(566)によって、該補給されたトレッドを切断するステップを含む切断ステップと、
    前記補給されたトレッド(325,425,525)の前記一部分の前記後端部を前記ベルトパッケージ(222,322,522)の前記外周面に貼り付け、該後端部を該補給されたトレッドの該一部分の前記先端部(528a)に当接させるステップと、
    を有し、
    前記くさび状の空間は、前記補給されたトレッド(325,425,525)の前記先端部(528a)の切断面と一致する第1の平面に沿って、1度以上15度以下の範囲にある切断刃角度(α)だけ刃裏面が前記第1の平面より前方に傾いた第2の平面に一致するように位置している前記超音波切断刃(566)の刃先(569)を動かすことによって形成され、さらに、
    前記超音波切断刃(566)を上方から下向きに前記補給されたトレッドに向けることと、
    前記複数の保持ピン(570)を下側から前記補給されたトレッドに挿入することと、
    前記複数の保持ピン(570)が下側から前記補給されたトレッドに挿入されたことによって生じる前記補給されたトレッドの浮き上がりを防止するために、該補給されたトレッドをローラで押し付けることと、
    を特徴とする、トレッド−ベルト組立体の製造方法。
  3. 空気タイヤ用のトレッド−ベルト組立体の製造装置であって、
    所定長さの補給されたトレッド(325,425,525)の先端部(528a)を、該補給されたトレッドの該先端部(528a)が組立ドラム(230,330,530)のまわりに配置されたベルトパッケージ(222,322,522)の外周面に貼り付けられるまで、該ベルトパッケージの該外周面に接して該ベルトパッケージの上面に形成された平面に沿って前進させる手段と、
    前記所定長さの補給されたトレッド(325,425,525)の一部分を、前記ベルトパッケージ(222,322,522)の前記外周面に貼り付けるように、前記組立ドラム(230,330,530)を回転させる手段と、
    前記所定長さの補給されたトレッド(325,425,525)を、該補給されたトレッドの前記一部分の後端部と、該補給されたトレッドの残りの長さの部分の前端部とを形成するように、切断する手段と、
    前記補給されたトレッド(325,425,525)の前記一部分の前記後端部を前記ベルトパッケージ(222,322,522)の前記外周面に貼り付け、該後端部を該補給されたトレッドの該一部分の前記先端部(528a)に当接させる手段と、
    前記補給されたトレッドを上方からしっかりと把持するため、複数の移送ピン(458a,458b,558a,558b)を、各移送ピンが前記補給されたトレッド(325,425,525)の近接する方の縁部に向かって傾くように、該横方向外側の両側縁部の近傍に下向きに挿入する手段と、
    を有することを特徴とする、トレッド−ベルト組立体の製造装置。
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