JP4204396B2 - 画像形成装置、制御方法及びプログラム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像形成装置、プログラムおよび記録媒体に関し、特に、定着温度に関わる立ち上がり時間、消費電力の制御に関する。
【0002】
【従来の技術】
電子写真方式の画像形成装置においては、電子写真プロセスによって感光体に形成されたトナー像を用紙に転写し、この用紙を定着装置によって加圧/加熱してトナー像を用紙に定着させることが行われている。
定着装置の定着ローラを加熱する発熱体としては、電熱線やハロゲンランプなどが一般に用いられており、これらの発熱体に流す電流を制御することによって定着ローラの温度制御を行い、使用しないときは、電力消費を抑えるために温度を低い状態に保つかあるいは電流の供給を停止させている。
ところで、昨今の省エネルギー意識の向上に伴い、できるだけ余計な電力を使用しないように自動制御させる機器も増加している。特に、定着装置は消費電力が比較的大きい部分であるため、記録動作が行われない状態が所定時間継続した場合に発熱体に対する電流の供給量を低減あるいは停止して消費電力を抑えることも従来より行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
一方、画像形成装置において、待機状態から復帰後最初の1枚目が出力し終わるまでの時間である初期プリントスピードを向上させるためには、定着の温度を早期に立ち上げることが得策のひとつとされている。なぜならば、定着温度がトナーを転写紙に定着させることができる温度まで上昇させなければ、当然コピー動作は開始できず出力は得られないからである。この機械イニシャライズ動作が早期に終了すれば、プリント動作が可能となる。
しかし、上述のように、昨今の画像形成装置においては環境問題から電力消費量を極力抑え、待機時の定着の設定温度を低くしているため、ウォームアップにかかる時間が長くかかることになり、従来からのユーザ要望である初期プリントスピードアップとは相矛盾することとなっている。
本発明は、上述の実情を考慮してなされたものであって、待機時の定着の設定温度をユーザに選択できるようにして、初期プリントスピードを優先するか低電力を優先するかを選択できる画像形成装置、プログラムおよび記録媒体を提供することを目的とする。
さらに、本発明は、待機時の定着設定温度に対するウォームアップ時間、消費電力を例示させて、ユーザにとって簡単に待機時の定着設定温度を選択、設定できるようにすることも目的である。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、本発明にかかる画像形成装置は、画像データに基づくトナー像を所定の温度で転写紙に定着させる定着手段を備え、待機時に該定着手段の温度を待機時温度に低下させる画像形成装置において、ユーザの選択に基づいて前記待機時温度を設定する設定部と、トナー像を転写紙に定着させるために、前記定着手段をウォームアップさせる制御部とを有し、前記設定部は、前記待機時温度に応じたウォームアップに要する時間及び消費電力の組み合わせを複数表示させた状態で、ユーザの選択を受け付けることを特徴とする。
以上の構成により、待機時温度に応じたウォームアップに要する時間及び消費電力の組み合わせを複数表示させた状態で、ユーザの選択を受け付けるようにしたので、ユーザのニーズに合わせて待機時における定着手段の温度を設定することができる。
【0005】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の画像形成装置に係る好適な実施の形態を説明する。
まず、図3を参照して、フルカラー画像形成装置の動作を説明する。
図3のフルカラー画像形成装置は、黒、イエロー、シアン、マゼンタの4つの現像部、潜像担持体、帯電部、露光部、クリーニング部、除電部、定着部等を有して、像を形成することが可能となっている。この構成において、次のような手順で画像を用紙上に形成する。
まず、潜像担持体上を除電部から出力される光で除電を行ない、その後に一様に帯電を行なう。次に、露光部において、画像データに従いLDを駆動してレーザー光をポリゴンミラーに照射させ、潜像担持体上に静電潜像を形成する。色の3原色であるシアン、イエロー、マゼンタと黒で潜像担持体上の静電潜像に4色の画像を現像し、転写体(中間転写ベルト)に順次重ね、重ねられた像(現像像、トナー像)を転写紙に転写し、転写紙に転写されたトナー像を定着部で加熱定着し、定着された転写紙を排出口に排出することによって、フルカラー画像を用紙に形成することができる。
【0006】
図1は、本実施形態の定着温度制御に係る主要機能部の構成を示すブロック図であり、制御部10、定着部内の定着ヒータ20、PSU(電源供給部)30、各種ファン、モータ、クラッチなどの駆動部40、設定部50、テーブル60を少なくとも備え、定着ヒータ20はPSU30と接続されている。
PSU30は各ユニットに電源を供給し、制御部10からの制御信号で定着ヒータ20のON/OFF制御を行っている。また、各種駆動部40、設定部50は制御部10で制御されている。
まず、待機時の定着温度設定の違いによるウォームアップ時間、消費電力の値は予め決まっているものであるから、待機時の定着温度と、この定着温度にしたときのウォームアップ時間および消費電力を対応させたテーブル60を不揮発性メモリに記憶しておく。
ここで設定されている値は、環境により変動するので大まかな値であるが、定着の設定温度が高い場合にはウォームアップに要する時間は短くなり、初期コピースピードは速くなる。また、定着の設定温度が低い場合にはウォームアップ時間は長くなるが、消費電力が低くなる。
【0007】
次に、ユーザは画像形成装置に備えられた操作パネルから、待機時の定着温度を設定させるボタンにタッチする。
これにより制御部10が設定部50を起動すると、設定部50は、テーブル60を読み込んで図2のような選択画面を表示する。図2には、3種類の定着設定温度が表示され、そのような定着設定温度にすると、省エネ状態から待機状態(エンジン側が印刷可能な状態)に移行するまでのウォーミングアップ時間やそのときに必要となる消費電力がどの程度になるかの目安が表示される。
ユーザは、表示された選択肢からユーザの好み(環境意識を含め)にあわせてタッチして選択する。
例えば、1番目の選択肢を選択すると、低電力を優先したことになり、初期コピースピードは遅いが省エネルギーを選択することになる。
また、3番目の選択肢を選択すると、ウォームアップ時間を優先したことになり、初期コピースピードは速くなる。
設定部50は、ユーザが操作パネルの表示部で待機時の定着温度を選択すると、その選択した定着温度を不揮発性メモリに格納させて、制御を制御部10に戻す。
以降、制御部10は、この不揮発性メモリに記憶した待機時の定着設定温度をもとに、複写開始信号に応じて、定着ヒータ20に連続通電して、温度を一気に上昇させるためのウォームアップ制御と、ウォームアップ完了後、定着ヒータ20への通電を、経過時間等を基準に間欠させて所定の制御温度に保持するための通常制御を行うようにPSU30をON/OFF制御する。
【0008】
本発明は、上述した実施形態の画像形成装置の機能をプログラム化し、予めROMのような記録媒体に書き込んでおき、画像形成装置にこのROMを装着して、記憶されたプログラムをマイクロプロセッサで実行することによって、本発明の目的が達成されることは言うまでもない。
この場合、記録媒体から読み出されて実行された状態が上述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムおよびそのプログラムを記録した記録媒体も本発明を構成することになる。
なお、このような機能を実現するプログラムは、半導体媒体(例えば、ROM、不揮発性メモリ等)、光媒体(例えば、DVD、MO、MD、CD等)、磁気媒体(例えば、磁気テープ、フレキシブルディスク等)等のいずれかの形態の記録媒体で提供されてもよい。
あるいは、ネットワーク等の通信網を介してサーバーコンピュータの記憶装置に格納されたプログラムを直接供給を受けるようにしてもよい。この場合、このサーバーコンピュータの記憶装置も本発明の記録媒体に含まれる。
尚、本発明は上述した実施形態に限定されることなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で各種の変形、修正が可能であるのは勿論である。
【0009】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、待機時温度に応じたウォームアップに要する時間及び消費電力の組み合わせを複数表示させた状態で、ユーザの選択を受け付けるようにしたので、ユーザのニーズに合わせて待機時における定着手段の温度を設定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の定着温度制御に係る主要機能部の構成を示すブロック図。
【図2】操作パネルの表示部に表示される待機の定着温度を設定するときの選択画面の例を示す図。
【図3】本発明を適用するフルカラー画像形成装置の全体概略図。
【符号の説明】
10 制御部、20 定着ヒータ、30 PSU、40 駆動部、50 設定部、60 不揮発性メモリ。
Claims (5)
- 画像データに基づくトナー像を所定の温度で転写紙に定着させる定着手段を備え、待機時に該定着手段の温度を待機時温度に低下させる画像形成装置において、
ユーザの選択に基づいて前記待機時温度を設定する設定部と、
トナー像を転写紙に定着させるために、前記定着手段をウォームアップさせる制御部と、
を有し、
前記設定部は、前記待機時温度に応じたウォームアップに要する時間及び消費電力の組み合わせを複数表示させた状態で、ユーザの選択を受け付けることを特徴とする画像形成装置。 - 待機時温度と、該待機時温度に応じたウォームアップに要する時間及び消費電力との組み合わせを複数含んだテーブルを記憶する記憶部を有し、
前記設定部は、前記テーブルを表示させた状態で、ユーザの選択を受け付けることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。 - 画像データに基づくトナー像を所定の温度で転写紙に定着させる定着手段を備え、待機時に該定着手段の温度を待機時温度に低下させる画像形成装置の制御方法において、
ユーザの選択に基づいて前記待機時温度を設定する設定ステップと、
トナー像を転写紙に定着させるために、前記定着手段をウォームアップさせる制御ステップと、
を実行し、
前記設定ステップは、前記待機時温度に応じたウォームアップに要する時間及び消費電力の組み合わせを複数表示させた状態で、ユーザの選択を受け付けるステップであることを特徴とする制御方法。 - 前記画像形成装置は、待機時温度と、該待機時温度に応じたウォームアップに要する時間及び消費電力との組み合わせを複数含んだテーブルを記憶する記憶部を有しており、
前記設定ステップは、前記記憶部に記憶された前記テーブルを表示させた状態で、ユーザの選択を受け付けるステップであることを特徴とする請求項3に記載の制御方法。 - コンピュータに、請求項3または4に記載の制御方法を実行させることを特徴とするプログラム。
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