JP4203911B2 - 圧電発音体 - Google Patents

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Description

本発明は圧電スピーカ、圧電サウンダなどの圧電発音体に関するものである。
従来、電子機器、家電製品、携帯電話機などにおいて、圧電サウンダや圧電スピーカとして圧電発音体が広く用いられている。従来の圧電発音体は、ケースの中に圧電振動板を収容し、圧電振動板の周囲をケースに固定しているため、共振周波数が高くなるという問題がある。共振周波数を低くするには圧電振動板のサイズを大きくせざるを得ず、ケースも大型化してしまう。また、一次共振周波数と二次共振周波数との間で、音圧の落ち込みが大きく、広帯域でほぼフラットな音圧特性が得られない。
特許文献1には、円板状に形成されたバイモルフ型の圧電振動板を、それより大径の樹脂フィルムに貼り付け、樹脂フィルムの周囲をケースに支持した構造の圧電発音体が開示されている。この場合には、圧電振動板を樹脂フィルムを介してケースに支持しているため、小型化と低周波化とを両立でき、かつ広帯域で良好な音圧特性を得ることが可能になる。円板形状の圧電振動板を用いた発音部品では、半径寸法に応じて基本波/3倍波/5倍波のように奇数次の共振モードで共振周波数を持つことになる。しかし、その共振周波数が離れて存在した場合や、ある共振モードが極端に励振された場合には、音圧周波数特性に大きな山谷が発生し、音質が悪くなる原因になる。
特許文献2には、長方形の圧電振動板をこれより大形の樹脂フィルムに貼り付けて圧電発音体を構成したものが開示されている。長方形の振動板の場合、短辺と長辺の寸法に応じてそれぞれ独立して基本波/3倍波/5倍波のように奇数次の共振モードで共振周波数を持つことになる。つまり、共振モードが短辺と長辺の両方向に存在するため、音圧の山谷が極力小さくなるように各共振モードの共振周波数を圧電振動板の寸法などで最適化することにより、広帯域にわたって平坦な音圧特性を得ることができる。
特許文献1,2のいずれの例でも、圧電振動板を樹脂フィルムに接着剤によって貼り付けている。接着剤としては、エポキシ樹脂系やシリコーン樹脂系などの熱硬化性接着剤が用いられる。しかし、熱硬化型接着剤を使用した場合、熱硬化時に一時的に粘度が低下するため、接着剤が圧電振動板上にまではい上がることがあり、例えばはんだ付け電極を汚染した場合には、接続不良が発生する可能性がある。また、接着剤がフィルムの端部近くまで滲み出し、ケースなどを取り付ける際の邪魔になる可能性もある。さらに、樹脂フィルムと圧電振動板との間に介在する接着剤の膜厚を常に一定に制御することが難しく、音圧特性にばらつきが発生するという問題がある。加えて、熱硬化性接着剤を用いて接着する場合には、接着剤塗布−樹脂フィルムに圧電振動板を接着−接着剤硬化−接着剤塗布−ケースを接着−接着剤硬化というように、複数回の塗布工程と硬化工程を必要とするだけでなく、その度に樹脂フィルムには熱が加わるため、劣化しやすい。
特許文献3には、樹脂フィルムの片面に感圧性粘着層を全面に形成しておき、この樹脂フィルムの片面の中央部に上記粘着層によって圧電振動板を貼り付け、樹脂フィルムの外周部をケースで押圧固定した圧電発音体が開示されている。上記のように粘着層を用いれば、接着剤を用いた場合のようなはい上がりや滲み出し、膜厚のバラツキを防止でき、接着工程を簡素化できるという利点がある。しかしながら、特許文献3には記載されていないが、長方形の圧電振動板を粘着層だけで樹脂フィルムに貼り付けた場合、鳴動時に圧電振動板の長辺中央部と樹脂フィルムの粘着層との界面で剥離が発生することがある。その理由は、長方形の圧電振動板の場合、その長さ方向中央部の変位が最も大きく、粘着層が圧電振動板の変位に樹脂フィルムが追従できるだけの十分な接着力を有しないからである。一旦剥離が発生すると、圧電振動板の駆動力が樹脂フィルムに十分に伝わらず、音圧低下が起こる。
特開2002−112391号公報 特開2003−219499号公報 実開昭63−68298号公報
そこで、本発明の好ましい実施形態の目的は、広い周波数帯域で高い音圧を得ることができ、圧電振動板を樹脂フィルムに接着剤で接着した場合の欠点を解消するとともに、圧電振動板と粘着層との剥離を防止できる圧電発音体を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明は、樹脂フィルムの片面中央部に当該樹脂フィルムより小形の圧電振動板を貼り付け、上記樹脂フィルムの外周部をケースに支持してなる圧電発音体において、上記圧電振動板は長方形に形成され、上記樹脂フィルムの片面には粘着層が形成されており、上記樹脂フィルムの片面の中央部に上記粘着層によって上記圧電振動板が貼り付けられており、上記圧電振動板と上記樹脂フィルムとの対向面を除いて、上記圧電振動板の長辺中央を含みかつ上記圧電振動板の長辺に沿って熱硬化性接着剤が塗布されていることを特徴とする圧電発音体を提供する。
本発明の第1の特徴は、長方形状の圧電振動板を樹脂フィルムの上に貼り付けたことである。樹脂フィルムに長方形の圧電振動板を貼り付けた場合、短辺と長辺の寸法に応じてそれぞれ独立して基本波/3倍波/5倍波のように奇数次の共振モードで共振周波数を持つため、音圧の山谷が極力小さくなるように各共振モードの共振周波数を圧電振動板の短辺/長辺の寸法によって最適化することにより、広帯域にわたって平坦な音圧特性を得ることができる。
第2の特徴は、樹脂フィルム上に粘着層を介して圧電振動板を貼り付けたことである。粘着層の場合には、接着剤と異なり熱硬化処理を必要とせず、常温で圧電振動板を樹脂フィルムに圧着すれば貼り付け完了となるため、加熱処理工程を排除でき、樹脂フィルムにかかる熱履歴をなくすことができる。予め粘着層を形成した樹脂フィルムを用いることで、樹脂フィルムと圧電振動板との間に介在する粘着層の膜厚を常に一定にできる。さらに、粘着層を構成する粘着剤が圧電振動板上にはい上がったり、フィルムの端部近くまで滲み出すといった問題も解消できる。その結果、音圧特性のばらつきの少ない圧電発音体を得ることができる。
第3の特徴は、圧電振動板と樹脂フィルムとの対向面を除いて、圧電振動板の長辺中央を含みかつ圧電振動板の長辺に沿って熱硬化性接着剤が塗布されていることである。圧電振動板を樹脂フィルムに粘着層だけで貼り付けた場合、鳴動時に圧電振動板の長辺中央部と樹脂フィルムの粘着層との界面で剥離が発生しやすい。特に、高湿度、高温での鳴動時や、長時間鳴動させた場合に、剥離しやすい。そこで、最も剥離が発生しやすい箇所に補強用の接着剤を塗布することで、剥離を確実に防止でき、音圧低下を防止することができる。さらに、接着剤を塗布することで、音圧バラツキも抑制することができる。接着剤は圧電振動板と樹脂フィルムとの対向面に形成されている訳ではないので、音圧特性を劣化させる恐れがない。
接着剤としては、圧電振動板および樹脂フィルムの振動を抑制しない低ヤング率の接着剤が好ましく、例えばウレタン系、シリコーン系などの熱硬化性接着剤を用いることができる。好ましくは、樹脂フィルムよりヤング率の低い熱硬化型接着剤を用いるのがよい。接着剤は圧電振動板の長辺縁部にそって塗布する必要があるので、ディスペンサ等を用いて塗布するのがよい。
好ましい実施形態によれば、圧電振動板の長辺中央部と樹脂フィルムとの間を接着する接着剤の塗布範囲は、圧電振動板の長辺の中点を中心として当該長辺の1/2以上の範囲とするのがよい。塗布範囲を圧電振動板の長辺寸法の1/2以上とすると、特性変動を1dB以下に抑えることができる。
好ましい実施形態によれば、ケースは前側ケースおよび後側ケースよりなり、前側ケースおよび後側ケースは、放音孔を有する中央部分が樹脂フィルムの粘着層に対して厚み方向に離間するようにそれぞれ絞り加工された一体の金属部品であり、前側ケースおよび後側ケースの外周フランジ部分が樹脂フィルムの両面に対して貼り付けられている構造としてもよい。この場合には、樹脂フィルムの片面に形成された粘着層を利用して前側ケースのフランジ部分を貼り付けることができるので、接着工程を簡素化できるとともに、ケースを構成する部品点数を少なくできるので、薄型で低コストの圧電発音体を実現できる。なお、後側ケースは樹脂フィルムの下面に接着剤を用いて接着してもよいし、粘着剤を用いて貼り付けてもよい。
好ましい実施形態によれば、樹脂フィルムの片面の外周部の一部に、粘着層によって端子板を貼り付け、圧電振動板の表面の電極と端子板の表面の電極とをリードを介して電気的に接続し、樹脂フィルムの片面の端子板が貼り付けられた領域を除く外周部に、放音孔を有しかつ圧電振動板を非接触で覆う前側ケースを粘着層によって貼り付け、樹脂フィルムの他面の外周部に、放音孔を有し樹脂フィルムの中央部を非接触で覆う後側ケースを貼り付けてもよい。圧電振動板に外部接続用のリード線を直接接続してもよいが、リード線に加わる荷重が圧電振動板に直接作用し、圧電振動板の振動を阻害するとともに、リード線に強い引張り力が作用すると、圧電振動板を破損する可能性がある。そこで、樹脂フィルムに端子板を貼り付け、この端子板と圧電振動板とをリード線を介して接続することで、外部との接続は端子板を介して行われ、外部からの荷重が圧電振動板に直接作用するのを防止でき、かつ圧電振動板への信号入力を容易に行うことができる。端子板の貼り付け位置は、樹脂フィルムの外周部のどの箇所でもよいが、好ましくは圧電振動板の1つの短辺に沿った位置がよい。鳴動時におけるフィルムの変位量が比較的小さいからである。
好ましい実施形態によれば、リードは金属線よりなり、リードの両端部を圧電振動板の表面の電極と端子板の表面の電極とにそれぞれ接続し、リードの中央部に弛み部を形成するのがよい。この場合には、リードの途中に弛み部があるため、圧電振動板と端子板との相対変位を許容することができる。そのため、圧電振動板が自由に振動でき、良好な音圧特性を得ることができる。
発明の好ましい実施形態の効果
以上のように、本発明によれば、樹脂フィルムに長方形の圧電振動板を貼り付け、このフィルムの外周部をケースで支持したので、短辺と長辺の寸法に応じてそれぞれ独立して基本波/3倍波/5倍波のように奇数次の共振モードで共振周波数を持つことができ、最適な共振モードの配置により、広帯域に渡って平坦な音圧特性を得ることができる。また、樹脂フィルム上に形成された粘着層の上に圧電振動板を貼り付けたので、樹脂フィルムと圧電振動板との間に介在する粘着層の膜厚を常に一定にでき、粘着剤が圧電振動板上にはい上がったり、フィルムの端部近くまで滲み出すといった問題を解消できる。さらに、接着剤を使用する場合のように加熱処理を必要としないので、樹脂フィルムに熱履歴が加わらず、劣化を防止できる。さらに、圧電振動板の長辺中央部と樹脂フィルムとの間に補強用の接着剤を塗布したので、鳴動時に圧電振動板の長辺中央部と樹脂フィルムの粘着層との界面で剥離が発生せず、長期間安定した音圧を得ることができる。
以下に、本発明の実施の形態を、実施例を参照して説明する。
図1〜図6は本発明にかかる圧電発音体の第1実施例である圧電スピーカの例を示す。この実施例は、長方形状の圧電振動板Aと、圧電振動板Aを貼り付ける長方形状の樹脂フィルムBと、樹脂フィルムBを収納するケースとを備えている。ここでは、ケースは、多数の放音孔31bを持つ前側ケース31と、多数の放音孔32bを持つ後側ケース32とで構成されている。
圧電振動板Aは、図4,図5に示すように、2枚の圧電素子1,10を中間層20を間にして積層したものであり、全体として長方形の板状に形成されている。上側の圧電素子1は、2層の圧電セラミックス層1a,1bを積層したものであり、圧電素子1の表裏主面には主面電極2,3が形成され、セラミックス層1a,1bの間には内部電極4が形成されている。2つのセラミックス層1a,1bは、矢印Pで示すように厚み方向において逆方向に分極されている。下側の圧電素子10も上側の圧電素子1と同様な構造を有するが、分極方向Pが逆方向となっている。すなわち、2層の圧電セラミックス層10a,10bを積層し、表裏主面には主面電極12,13が形成され、セラミックス層10a,10bの間には内部電極14が形成されている。2つのセラミックス層10a,10は、矢印Pで示すように厚み方向において逆方向に分極されている。ここでは、セラミックス層1a,1b,10a,10bとして、外形寸法が18×10mm、1層の厚みが15μmの長方形状のPZT系セラミックスを使用した。この実施例の中間層20は、分極されていないPZT系セラミックスを使用しているが、分極されていてもよい。
圧電素子1の表側の主面電極2と裏側の主面電極3、および圧電素子10の表側の主面電極12と裏側の主面電極13は、圧電素子1,10の一方の端面および中間層20の一方の端面に形成された端面電極5を介して相互に接続されている。また、圧電素子1の内部電極4および圧電素子10の内部電極14は、圧電素子1,10の他方の端面および中間層20の他方の端面に形成された端面電極6に接続されている。上側の圧電素子1の主面電極2の一部は切除されており、この切除部に端面電極6と接続された補助電極7が形成されている。端面電極5,6間に交流信号を印加すれば、中間層20を間にして上下の圧電素子1,10が平面方向に逆方向に伸縮することによって、屈曲振動を起こす。
圧電振動板Aの表裏面は、図4に示すようにコーティング層8,9で覆われている。コーティング層8,9は、落下衝撃による圧電素子1,10の過剰変位を防止する保護層として、および電極の必要部だけを露出させるためのマスク材としての役割を有するものである。材質としては、エポキシ系、ポリイミド系、ポリアミドイミド系樹脂などを用いることができる。圧電振動板Aの振動を阻害しないよう、厚みは片側当たり5〜20μm程度の薄膜状が好ましい。表側のコーティング層8の1つの短辺の両コーナ部には、主面電極2の一部が露出する切欠部8aと、補助電極7が露出する切欠部8bとが形成されている。また、裏側のコーティング層9にも同様な切欠部9a,9bが形成されているが、これら切欠部は方向性をなくすために設けたものであり、省略可能である。
圧電振動板Aは、これより大形な長方形の樹脂フィルムBの表面の略中央部に貼り付けられている。樹脂フィルムBの上面には、予め全面に粘着層Cが一定厚みで形成されている(図6参照)。フィルムBの材質は、エチレン−プロピレンゴム系、スチレン−ブタジエンゴム系など、ヤング率が1MPa〜10GPaで、損失係数(tanδ)の大きな材料を使うのがよく、これにより周波数特性が平坦化される。粘着層Cとして損失係数の大きな材料を用いた場合には、樹脂フィルムBとしてポリイミド系等の損失係数の小さな材料でも使用できる。樹脂フィルムBの厚みは、10〜100μmが好ましい。ここでは、樹脂フィルムBの外形寸法が24×13mm、厚みが70μmのエチレンプロピレンゴムを使用した。なお、粘着層Cは全面とは限らず、必要部分にあればよい。粘着層Cを構成する粘着剤は、ゴム系、アクリル系、シリコーン系などの感圧性粘着剤を用いることができる。
圧電振動板Aの長辺中央部と樹脂フィルムBとの間に、圧電振動板の長辺に沿って接着剤25が線状に塗布されている。この接着剤25は、鳴動時に圧電振動板Aの長辺中央部と樹脂フィルムBの粘着層Cとの界面で剥離が発生するのを防止するための補強剤である。接着剤25としては、できるだけ圧電振動板Aの変位を拘束しないよう、ウレタン系、シリコーン系などのヤング率の低い熱硬化型接着剤を用いるのがよい。好ましくは、樹脂フィルムBよりヤング率の低い接着剤がよい。
接着剤25の塗布範囲Lは、圧電振動板Aの長辺の中点を中心として当該長辺の1/2以上の範囲とするのがよい。塗布範囲を圧電振動板の長辺寸法の1/2以上とすると、特性変動を1dB以下に抑えることができる。
樹脂フィルムBの上面の外周部の粘着層C上に、端子板40が貼り付けられている。ここでは、端子板40は樹脂フィルムBの1つの短辺に沿った外周部に貼り付けられ、前側ケース30から露出している。端子板40はガラスエポキシ基板のような絶縁基板の上に、2つの端子電極41,42を設けたものである。これら端子電極41,42には、圧電振動板Aとの導通接続のためのランド41a,42aと、外部との導通接続のためのランド41b,42bとが設けられている。ランド41a,42aと圧電振動板Aのコーティング層8から露出した電極2,7とがリード線43,44を介して電気的に接続されている。リード線43,44の両端部と電極2,7およびランド41a,42aとはそれぞれはんだ付け45されている。ここでは、落下衝撃などによる圧電振動板Aと端子板40との間に発生する応力を緩和し、圧電振動板Aへの拘束力を低減するため、リード線43,44の中央部に弛み部43a,44aを持たせた形状としてある。
樹脂フィルムBの外周部の粘着層C上であって、端子板40を貼り付けた箇所を除く領域に前側ケース31が貼り付けられている。前側ケース31の中央部には樹脂フィルムBの表面から離間方向に絞り部31aが絞り加工されており、絞り部31aによって圧電振動板Aの振動空間が確保されている。絞り部31aには複数の放音孔31bが形成されている。前側ケース31の端子板40と対応する外周部には切り欠き部31cが形成され、切り欠き部31cを除く外周部には樹脂フィルムBの粘着層Cに貼り付けられるフランジ部31dが形成されている。上記切り欠き部31cから端子板40が外部に露出している。ここでは、前側ケース31として、板厚0.15mmの金属板を用い、絞り部31aの深さを0.40mmとし、放音孔31bを直径φ1mmで50個設けた。放音孔31bは丸孔以外に長孔、四角孔でもよい。孔径が大きいと、落下衝撃時に孔のエッジ部で圧電振動板Aに力が加わりクラックが入ることがあるので、φ2mm以下が望ましい。
樹脂フィルムBの裏側は後側ケース32で支持されている。後側ケース32の中央部には、前側ケース31と同様に絞り部32aが形成され、この絞り部32aに多数の放音孔32bが形成されている。絞り部32aの外周部にはフランジ部32cが形成され、このフランジ部32cに周回状に塗布された接着剤33(図2参照)によって樹脂フィルムBの裏面に接着されている。フランジ部32cのうち、端子板40を貼り付けた樹脂フィルムBの1つの短辺と対応する箇所には、複数の凹部32dが形成されている。上記説明では接着剤33によって後側ケース32と樹脂フィルムBとを接着したが、接着剤33に代えて粘着層Cと同様な粘着剤を用いてもよい。前側ケース31の絞り部31aは圧電振動板Aと対面しているため、圧電振動板Aと接触しない深さが必要であるが、後側ケース32の絞り部32aについては樹脂フィルムBの変位を許容できる深さであればよいので、前側ケース31の絞り部31aより浅くてよい。ここでは、後側ケース32として板厚0.15mmの金属板を用い、絞り部32aの深さを0.25mmとした。
図3は上記構成よりなる圧電発音体の組立方法を示す。まず(a)のように、上面全面に粘着層Cを形成した樹脂フィルムBと圧電振動板Aとを準備し、(b)のように樹脂フィルムBの中央部に圧電振動板Aを貼り付ける。次に、(c)のように樹脂フィルムBの外周部であって圧電振動板Aの1つの短辺にそった位置に端子板40を貼り付け、リード線43,44の両端部をそれぞれ圧電振動板Aと端子板40とにはんだ付けする。次に、(d)のように圧電振動板Aの長辺側の2辺の中央部に補強用の接着剤25を塗布し、硬化させる。なお、接着剤25は、樹脂フィルムBに与える熱影響を小さくするため、比較的低温(例えば120℃)で硬化できる接着剤が好ましい。次に、(e)のように圧電振動板Aおよび端子板40を貼り付けた樹脂フィルムBの表面に、前側ケース31を押圧する。前側ケース31は粘着層Cによって樹脂フィルムBに貼り付けられ、貼り付けた状態において前側ケース31の切り欠き部31cから端子板40が露出している。最後に、(f)のように前側ケース31を貼り付けた樹脂フィルムBの裏面に後側ケース32を配置し、両者を接着剤33によって貼り付けることにより、圧電発音体を完成する。この場合の接着剤33も、比較的低温(例えば120℃)で硬化できる接着剤が好ましい。
この実施例の圧電発音体は、圧電振動板Aを貼り付けた樹脂フィルムBの両面を、絞り形状の一対のケース31,32で支持した構造となっているので、部品点数が少なく、かつ全体として薄型(例えば1mm以下)の圧電発音体を構成できる。しかも、圧電振動板Aに対して樹脂フィルムBに貼り付けられた端子板40を介して信号を入力するようにしてあるので、外部引出用のリード線などを圧電振動板Aに直接接続する必要がなく、圧電振動板Aの振動を阻害する要因が少ない。
図7は、圧電振動板Aの長辺側中央部の縁部に接着剤25を塗布、硬化させ、60℃、93%RH環境下で圧電振動板Aの共振周波数に12.5dBVの正弦波信号を長時間印加した時の、圧電振動板Aの長手寸法に対する接着剤25の塗布割合と音圧変化量との関係を示す。なお、音圧は800〜2kHzの平均音圧を示す。上記のように接着剤25を塗布することで、圧電振動板Aと樹脂フィルムB上の粘着層Cとの界面における剥離を抑制でき、音圧低下を抑制できたことがわかる。特に、接着剤25の塗布割合を50%以上とした場合、1000時間鳴動させた場合でも音圧変化量が最大−1dB程度であり、極めて安定した音圧が得られることがわかる。
図8は、接着剤25の塗布割合と音圧特性との関係を示す。接着剤25を塗布しなかった場合(0%)に比べて、接着剤25を塗布することで、音圧が0.4〜0.7dB程度向上することがわかる。特に、接着剤25の塗布割合を50%以上とした場合、音圧の向上がほぼ一定となる。また、接着剤25を塗布しなかった場合には、平均音圧のばらつきが±0.7dB程度あるのに対し、接着剤25を塗布することで±0.3dB程度まで低減できた。
図9に圧電発音体の第2実施例を示す。なお、第1実施例と同一部分には同一符号を付して重複説明を省略する。この実施例の圧電発音体は、樹脂フィルムBの外周部を支持するケースの構造を変更したものである。圧電振動板Aを貼り付けた樹脂フィルムBの外周部を、枠体34,35で上下から挟んで接着支持し、これら枠体34,35に放音孔36a,37aを持つ平板状カバー36,37を接着することにより、ケースを構成している。上側の枠体34は端子板40側が開口したコ字形に形成され、下側の枠体35はロ字形に形成され、枠体35と樹脂フィルムBとを接着する接着剤33も枠体35と同一形状に形成されている。この場合も、樹脂フィルムBの上面には全面に粘着層Cが一定厚みで形成されており、上側の枠体34はこの粘着層Cに貼り付けられる。なお、枠体34,35およびカバー36,37は樹脂材料で形成してもよいし、金属材料で形成してもよい。
この実施例では、実際の製造に際して、広い面積の樹脂フィルムBの上に複数の圧電振動板Aおよび端子板40を接着し、この樹脂フィルムBの上下面に集合状態の枠体34,35を接着し、その上下に集合状態のカバー36,37を接着した後、単体の圧電発音体に分離カットすることで、量産することもできる。
図10に圧電振動板の幾つかの例を示す。図10の(a)の圧電振動板A1は、2層の圧電セラミックス層50,51を内部電極52を間にして積層したものであり、表裏主面に主面電極53,54が形成されている。2層の圧電セラミックス層50,51の分極軸Pは厚み方向において同一方向を向いている。主面電極53,54が端面電極55によって相互に接続され、内部電極52は別の端面電極56と接続されている。
図10の(b)の圧電振動板A2は、3層の圧電セラミックス層60,61,62を内部電極63,64を間にして積層したものであり、表裏主面に主面電極65,66が形成されている。表裏2層の圧電セラミックス層60,62の分極軸Pは厚み方向において同一方向を向いており、中間の圧電セラミックス層61は分極されていない。主面電極65,66が端面電極67と接続され、内部電極63,64は別の端面電極68と接続されている。なお、2つの内部電極63,64が同一電位であるため、中間の圧電セラミックス層61がいずれかの方向に分極されていても構わない。
第1実施例および図10の(a),(b)がバイモルフ構造であるのに対し、図10の(c)の圧電振動板A3は、金属板70の上面に圧電素子71を貼り付けたユニモルフ構造としたものである。圧電素子71の両主面に電極72,73が形成され、電極73が金属板70と電気的に接続されている。主面電極72と金属板70との間に交流信号が印加される。
本発明で使用できる圧電振動板は、上記実施例に限定されるものではなく、樹脂フィルムB上に粘着層Cによって貼り付けることができ、かつ交流信号を入力することにより屈曲振動を発生するものであればよい。
本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で変更可能である。上記実施例では、圧電振動板Aへの信号入力のため、圧電振動板Aに隣接して樹脂フィルムBに端子板40を貼り付け、圧電振動板Aと端子板40との間をリード線43,44で接続したものを示したが、リード線に代えて導電性接着剤で接続してもよい。さらに、端子板40を省略して圧電振動板Aに外部接続用のリード線を直接接続してもよい。また、樹脂フィルムBは長方形状に限るものではなく、正方形、円形、楕円形などの形状であってもよい。したがって、ケースの形状も長方形に限るものではない。
本発明に係る圧電発音体の一例の斜視図である。 図1に示す圧電発音体の分解斜視図である。 図1に示す圧電発音体の組立工程を示す斜視図である。 圧電振動板の分解斜視図である。 図4のV−V線で切断した圧電振動板の概略断面図である。 図1のVI−VI線で切断した圧電発音体の概略断面図である。 圧電振動板の長辺と樹脂フィルムとの間に接着剤を塗布し、長時間駆動したときの接着剤の塗布割合と音圧変化量との関係を示す図である。 接着剤の塗布割合と音圧特性との関係を示す図である。 圧電発音体の第2実施例を示す分解斜視図である。 圧電振動板の他の幾つかの実施例を示す概略断面図である。
符号の説明
A 圧電振動板
B 樹脂フィルム
C 粘着層
1,10 圧電素子
2,3,12,13 主面電極
4,14 内部電極
20 中間層
25 接着剤
31 前側ケース
31a 絞り部
31b 放音孔
31d フランジ部
32 後側ケース
32a 絞り部
32b 放音孔
32c フランジ部
40 端子板
43,44 リード線

Claims (5)

  1. 樹脂フィルムの片面中央部に当該樹脂フィルムより小形の圧電振動板を貼り付け、上記樹脂フィルムの外周部をケースに支持してなる圧電発音体において、
    上記圧電振動板は長方形に形成され、
    上記樹脂フィルムの片面には粘着層が形成されており、
    上記樹脂フィルムの片面の中央部に上記粘着層によって上記圧電振動板が貼り付けられており、
    上記圧電振動板と上記樹脂フィルムとの対向面を除いて、上記圧電振動板の長辺中央を含みかつ上記圧電振動板の長辺に沿って熱硬化性接着剤が塗布されていることを特徴とする圧電発音体。
  2. 上記接着剤の塗布範囲は、上記圧電振動板の長辺の中点を中心として当該長辺の1/2以上の範囲であることを特徴とする請求項1に記載の圧電発音体。
  3. 上記ケースは前側ケースおよび後側ケースよりなり、上記前側ケースおよび後側ケースは、放音孔を有する中央部分が上記樹脂フィルムに対して厚み方向に離間するようにそれぞれ絞り加工された一体の金属部品であり、上記前側ケースおよび後側ケースの外周フランジ部分が上記樹脂フィルムの両面に対して貼り付けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の圧電発音体。
  4. 上記樹脂フィルムの片面の外周部の一部に、上記粘着層によって端子板が貼り付けられており、
    上記圧電振動板の表面の電極と上記端子板の表面の電極とがリードを介して電気的に接続されており、
    上記樹脂フィルムの片面の上記端子板が貼り付けられた領域を除く外周部に、放音孔を有しかつ上記圧電振動板を非接触で覆う前側ケースが上記粘着層によって貼り付けられており、
    上記樹脂フィルムの他面の外周部に、放音孔を有し上記樹脂フィルムの中央部を非接触で覆う後側ケースが貼り付けられていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の圧電発音体。
  5. 上記リードは金属線よりなり、上記リードの両端部が上記圧電振動板の表面の電極と上記端子板の表面の電極とにそれぞれ接続され、上記リードの中央部に弛み部が形成されていることを特徴とする請求項4に記載の圧電発音体。
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