JPH02161899A - 圧電スピーカ - Google Patents
圧電スピーカInfo
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- JPH02161899A JPH02161899A JP31486888A JP31486888A JPH02161899A JP H02161899 A JPH02161899 A JP H02161899A JP 31486888 A JP31486888 A JP 31486888A JP 31486888 A JP31486888 A JP 31486888A JP H02161899 A JPH02161899 A JP H02161899A
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Landscapes
- Piezo-Electric Transducers For Audible Bands (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、圧電発音体を用いた圧電スピーカに係り、特
に薄型の構造であって、良好な音圧周波数特性をもつ圧
電スピーカに関する。
に薄型の構造であって、良好な音圧周波数特性をもつ圧
電スピーカに関する。
圧電スピーカとしては、ダイヤフラムに圧電素子を結合
し、圧電素子の振動でダイヤフラムを駆動するタイプの
ものと、振動板に圧電素子を載置した1個の圧電発音体
をケースに収納して、ケースと圧電発音体とで囲まれた
空間をキャビティとして用い、キャビティの共振周波数
を設定するためにケースの厚み、圧電発音体とケースと
の距離、圧電発音体を固定する境界条件、ケースの放音
孔などを調節して音響設計を行なうタイプのものがあっ
た。
し、圧電素子の振動でダイヤフラムを駆動するタイプの
ものと、振動板に圧電素子を載置した1個の圧電発音体
をケースに収納して、ケースと圧電発音体とで囲まれた
空間をキャビティとして用い、キャビティの共振周波数
を設定するためにケースの厚み、圧電発音体とケースと
の距離、圧電発音体を固定する境界条件、ケースの放音
孔などを調節して音響設計を行なうタイプのものがあっ
た。
圧電発音体を用いたスピーカは、通常のムービングコイ
ル型スピーカに対して、薄型にできるので、電子装置の
小型化の点から極めて有望な電子部品である。しかし、
ムービングコイル型スピーカに比較して、低周波の音圧
が低いという欠点がある。
ル型スピーカに対して、薄型にできるので、電子装置の
小型化の点から極めて有望な電子部品である。しかし、
ムービングコイル型スピーカに比較して、低周波の音圧
が低いという欠点がある。
本出願人は、上記対策として、特願昭62−19022
6号において、2個の皿状のバイモルフ型圧電発音体(
以下では皿形圧電発音体という)を、該圧電発音体の端
面より大きい面積を有し、中央に放音孔を有する平形振
動板の両面にそれぞれ配置し、前記圧電発音体と平形振
動板とを電気的接続があるようにそれぞれの端部におい
て一体に接着して複合発音体を形成し、この複合発音体
を発音源として、樹脂ケースに封入した、第6図の構造
のスピーカを提示している。図において、2a、2bは
バイモルフ型の皿形圧電発音体であって、4が平形振動
板であり、10a、10bが樹脂ケースである。7,8
は皿形圧電発音体2a、2bを駆動する入力用リード線
である。5゜11.12.13は放音孔で、図示のよう
にキャビティ14.15.16と1つのキャビティをも
つこと、2つの圧電発音体をもつことから、高出力で、
しかも良好な低周波音圧特性が得られる。
6号において、2個の皿状のバイモルフ型圧電発音体(
以下では皿形圧電発音体という)を、該圧電発音体の端
面より大きい面積を有し、中央に放音孔を有する平形振
動板の両面にそれぞれ配置し、前記圧電発音体と平形振
動板とを電気的接続があるようにそれぞれの端部におい
て一体に接着して複合発音体を形成し、この複合発音体
を発音源として、樹脂ケースに封入した、第6図の構造
のスピーカを提示している。図において、2a、2bは
バイモルフ型の皿形圧電発音体であって、4が平形振動
板であり、10a、10bが樹脂ケースである。7,8
は皿形圧電発音体2a、2bを駆動する入力用リード線
である。5゜11.12.13は放音孔で、図示のよう
にキャビティ14.15.16と1つのキャビティをも
つこと、2つの圧電発音体をもつことから、高出力で、
しかも良好な低周波音圧特性が得られる。
上記複合発音体は、皿形圧電発音体2a、2bの開口面
のフランジを、金属製の平形振動板4に数個所半田で接
続して電気接続をなすとともに、フランジ周縁を接着剤
により接着するようにして、一体化している。
のフランジを、金属製の平形振動板4に数個所半田で接
続して電気接続をなすとともに、フランジ周縁を接着剤
により接着するようにして、一体化している。
このように、第6図の構造の圧電スピーカは、皿形圧電
発音体2a、2bの平形振動板4との結合、および平形
振動板4の樹脂ケース10a、10bとの結合が接着剤
によっている。この場合、接着剤による結合は、圧電ス
ピーカの特性に大きな影響がある。接合面において接着
剤が厚く一様に存在すると、接着剤は振動の緩衝材とし
て働き、各キャビティは相互干渉がなく、設計の振動特
性どおりに作動する。しかし実際の接着作業では、接着
剤が作業時に局部的に流動し、−様な接着剤の厚さが得
られないことが多く、この不整合のため圧電スピーカの
各部の振動が干渉する。そのため、特に低周波域におい
て、音が歪み、さらに、高音出力ではビビリ音が発生す
る故障が多く生ずる。
発音体2a、2bの平形振動板4との結合、および平形
振動板4の樹脂ケース10a、10bとの結合が接着剤
によっている。この場合、接着剤による結合は、圧電ス
ピーカの特性に大きな影響がある。接合面において接着
剤が厚く一様に存在すると、接着剤は振動の緩衝材とし
て働き、各キャビティは相互干渉がなく、設計の振動特
性どおりに作動する。しかし実際の接着作業では、接着
剤が作業時に局部的に流動し、−様な接着剤の厚さが得
られないことが多く、この不整合のため圧電スピーカの
各部の振動が干渉する。そのため、特に低周波域におい
て、音が歪み、さらに、高音出力ではビビリ音が発生す
る故障が多く生ずる。
本発明の目的は、上記の事情に鑑み、複合発音体のすぐ
れた特性が圧電スピーカとして組立てる場合にも得られ
るような圧電スピーカを提供することにある。
れた特性が圧電スピーカとして組立てる場合にも得られ
るような圧電スピーカを提供することにある。
(課題を解決するための手段〕
本発明の圧電スピーカは中央に放音孔を有し、両面に接
着剤層を設けたプラスチック基板の各面に、前記プラス
チック基板より小面積の端面を有する皿状の2つのバイ
モルフ型圧電発音体を、それぞれ前記プラスチック基板
の接着剤層を介して接着し一体化した複合発音体を形成
し、前記複合発音体のプラスチック基板の周縁端部の両
面に、放音孔を有する絶縁性の箱体ケースをそれぞれ密
接して封止した構造としたものである。
着剤層を設けたプラスチック基板の各面に、前記プラス
チック基板より小面積の端面を有する皿状の2つのバイ
モルフ型圧電発音体を、それぞれ前記プラスチック基板
の接着剤層を介して接着し一体化した複合発音体を形成
し、前記複合発音体のプラスチック基板の周縁端部の両
面に、放音孔を有する絶縁性の箱体ケースをそれぞれ密
接して封止した構造としたものである。
前述した特願昭62−190226号で提示した構造(
以下では旧構造とする)では、平形振動板は黄銅・ステ
ンレス等の金属板であり、皿形圧電発音体との結合は、
数個所半田付けしておいてから、接着剤で結合しいてる
。これに対し本発明では平形振動板に代えて、プラスチ
ック基板とし、その両面に設けた接着剤層により、接着
している。
以下では旧構造とする)では、平形振動板は黄銅・ステ
ンレス等の金属板であり、皿形圧電発音体との結合は、
数個所半田付けしておいてから、接着剤で結合しいてる
。これに対し本発明では平形振動板に代えて、プラスチ
ック基板とし、その両面に設けた接着剤層により、接着
している。
また樹脂ケースとプラスチック基板との接着もプラスチ
ック基板の接着剤層によっている。
ック基板の接着剤層によっている。
接着剤を両面にもつプラスチック基板は、接着の際、表
面の接着剤層が変形して流れることがなく、プラスチッ
ク基板の厚みも充分とれるので、振動に対する良好な緩
衝材として作動する。したがって、圧電スピーカの各部
分間の振動干渉を防ぐことができ、実施例に示すように
、歪音の発生がない。
面の接着剤層が変形して流れることがなく、プラスチッ
ク基板の厚みも充分とれるので、振動に対する良好な緩
衝材として作動する。したがって、圧電スピーカの各部
分間の振動干渉を防ぐことができ、実施例に示すように
、歪音の発生がない。
次に、図面を参照して、本発明の一実施例につき説明す
る。第1図は、実施例の圧電スピーカの縦断面図であり
、第2図は構成部品として、2個の皿状のバイモルフ型
圧電発音体とプラスチック基板との配列関係を図示した
図、第3図は第2図の各部品を組立一体とした複合発音
体のケース封入前の状態を示す図である。第2図(A)
(C)に示すように、皿状のバイモルフ型圧電発音体(
皿形圧電発音体)2a、2bは同一構造を有し、組立の
場合にはプラスチック基板40に対して対称的に開口端
を接して取りつける。
る。第1図は、実施例の圧電スピーカの縦断面図であり
、第2図は構成部品として、2個の皿状のバイモルフ型
圧電発音体とプラスチック基板との配列関係を図示した
図、第3図は第2図の各部品を組立一体とした複合発音
体のケース封入前の状態を示す図である。第2図(A)
(C)に示すように、皿状のバイモルフ型圧電発音体(
皿形圧電発音体)2a、2bは同一構造を有し、組立の
場合にはプラスチック基板40に対して対称的に開口端
を接して取りつける。
以下、製作工程順に説明していく。皿形圧電発音体2a
および2bは、黄銅・ステンレス・4270イなどの厚
み50μmの皿形振動板の偏平面の両面に圧電素子1a
、la’およびIb、Ib’を分極方向を揃えて紫外線
硬化型の接着剤で貼り合わせて形成する。この分極方向
は皿形圧電発音体2aについて圧電素子1a、la’が
同一方向に、また皿形圧電発音体2bについて圧電素子
1b、lb’が同一方向になるようにするが、圧電素子
1a、la’は圧電素子1b、lb’と必ずしも同一方
向でなくてもよい。次にウレタン被覆線3a、3bを用
いて、それぞれ皿形振動板の結線用窓17a、17bを
介して圧電素子1a、1a′問および圧電素子1b、l
b’間を電気的に接続する。
および2bは、黄銅・ステンレス・4270イなどの厚
み50μmの皿形振動板の偏平面の両面に圧電素子1a
、la’およびIb、Ib’を分極方向を揃えて紫外線
硬化型の接着剤で貼り合わせて形成する。この分極方向
は皿形圧電発音体2aについて圧電素子1a、la’が
同一方向に、また皿形圧電発音体2bについて圧電素子
1b、lb’が同一方向になるようにするが、圧電素子
1a、la’は圧電素子1b、lb’と必ずしも同一方
向でなくてもよい。次にウレタン被覆線3a、3bを用
いて、それぞれ皿形振動板の結線用窓17a、17bを
介して圧電素子1a、1a′問および圧電素子1b、l
b’間を電気的に接続する。
上記で形成された皿形圧電発音体2a、 2bを、第
2図(B)の中央に放音孔5を有するプラスチック基板
40と組合わせて一体の複合発音体とする。プラスチッ
ク基板40は点線部を拡大した断面図で示すように、フ
ィルム基材40Bの両面に接着剤層40Aを付したもの
である。フィルム基材40Bは厚み38μmのポリエス
テルフィルムを、接着剤層40Aにはウレタン系接着剤
を用いた。なお、アクリル系、熱接着用ニトリルゴム系
でもよい。プラスチック基板40は皿形圧電発音体2a
、2bの端面より大きい面積を有し、体物としたとき、
周縁端部が突出する。プラスチック基板40は切欠19
を存している。また皿形圧電発音体2a、2bも、上記
切欠19に対応して切欠17a、17bをもつ。組立に
は、皿形圧電発音体2a、2bをプラスチック基板40
の両面に切欠17a、17b、19を整合して位置させ
、皿形圧電発音体2a、2bをプラスチック基板40と
その接着剤層40Aによって貼合わせ、第3図の複合発
音体とする。
2図(B)の中央に放音孔5を有するプラスチック基板
40と組合わせて一体の複合発音体とする。プラスチッ
ク基板40は点線部を拡大した断面図で示すように、フ
ィルム基材40Bの両面に接着剤層40Aを付したもの
である。フィルム基材40Bは厚み38μmのポリエス
テルフィルムを、接着剤層40Aにはウレタン系接着剤
を用いた。なお、アクリル系、熱接着用ニトリルゴム系
でもよい。プラスチック基板40は皿形圧電発音体2a
、2bの端面より大きい面積を有し、体物としたとき、
周縁端部が突出する。プラスチック基板40は切欠19
を存している。また皿形圧電発音体2a、2bも、上記
切欠19に対応して切欠17a、17bをもつ。組立に
は、皿形圧電発音体2a、2bをプラスチック基板40
の両面に切欠17a、17b、19を整合して位置させ
、皿形圧電発音体2a、2bをプラスチック基板40と
その接着剤層40Aによって貼合わせ、第3図の複合発
音体とする。
次に、皿形圧電発音体2a、 2b間の配線、および
入力用リード線の接続を行なう。すなわち、ウレタン被
覆線6により皿形圧電発音体2a、2bの圧電素子1a
、lb’の間を接続し、また皿形圧電発音体2a、2b
のフランジ間をウレタン被覆線18で接続する。そして
、入力用リード線7.8を圧電素子1aの電極面と皿形
圧電発音体2aのフランジから取出す。切欠17a、1
7bはそのいずれか1つを樹脂封止するか、または両者
を未封止のままとする。本実施例では切欠17bを樹脂
封止し、切欠17aは未封止とし、空気のにがし穴とす
る。この空気のにがし穴は放音孔13として作動する。
入力用リード線の接続を行なう。すなわち、ウレタン被
覆線6により皿形圧電発音体2a、2bの圧電素子1a
、lb’の間を接続し、また皿形圧電発音体2a、2b
のフランジ間をウレタン被覆線18で接続する。そして
、入力用リード線7.8を圧電素子1aの電極面と皿形
圧電発音体2aのフランジから取出す。切欠17a、1
7bはそのいずれか1つを樹脂封止するか、または両者
を未封止のままとする。本実施例では切欠17bを樹脂
封止し、切欠17aは未封止とし、空気のにがし穴とす
る。この空気のにがし穴は放音孔13として作動する。
上記のように配線がなされた第3図の複合発音体を箱体
の樹脂ケース10a、10bの中央に配置し、複合発音
体の周縁から突出した、プラスチック基板40の端部に
樹脂ケース10a、10bの端面を接着することで第1
図の圧電スピーカが形成される。この接着もプラスチッ
ク基板40の両面の接着剤層40Aを利用してなされる
。このとき入力用リード線7,8は樹脂ケースloaの
接触面から外部へ取出している。
の樹脂ケース10a、10bの中央に配置し、複合発音
体の周縁から突出した、プラスチック基板40の端部に
樹脂ケース10a、10bの端面を接着することで第1
図の圧電スピーカが形成される。この接着もプラスチッ
ク基板40の両面の接着剤層40Aを利用してなされる
。このとき入力用リード線7,8は樹脂ケースloaの
接触面から外部へ取出している。
第1図の断面図にみるように、樹脂ケース10a、lQ
bにはそれぞれ放音孔11.12が設けられ、放音孔5
,13とあいまって圧電スピーカは音響的に3つのキャ
ビティ14.15.16を設けたことになる。キャビテ
ィ14,15.16によって、音響設計の設計自由度が
増加し、適切な設計により正弦波の低周波音圧特性が向
上したスピーカを得ることができる。たとえば、キャビ
ティ15はプラスチック基板40の放音孔5を極力小さ
く (Φ0.5〜1.5mm)l、て60011z近傍
に共振させるようにして低周波音圧を高くし、キャビテ
ィ14は1.5Kl+z、キャビティ16は5KHzに
共振周波数をもたせることで平坦な周波数特性をもつ帯
域を広くとれる。第4図は、本発明の圧電スピーカの正
弦波に対する音圧周波数特性を示すもので、平形振動板
に皿形圧電発音体を組合わせた特願昭62−19022
6号の第5図の特性(図示していない)と同等の特性と
なってい゛る。
bにはそれぞれ放音孔11.12が設けられ、放音孔5
,13とあいまって圧電スピーカは音響的に3つのキャ
ビティ14.15.16を設けたことになる。キャビテ
ィ14,15.16によって、音響設計の設計自由度が
増加し、適切な設計により正弦波の低周波音圧特性が向
上したスピーカを得ることができる。たとえば、キャビ
ティ15はプラスチック基板40の放音孔5を極力小さ
く (Φ0.5〜1.5mm)l、て60011z近傍
に共振させるようにして低周波音圧を高くし、キャビテ
ィ14は1.5Kl+z、キャビティ16は5KHzに
共振周波数をもたせることで平坦な周波数特性をもつ帯
域を広くとれる。第4図は、本発明の圧電スピーカの正
弦波に対する音圧周波数特性を示すもので、平形振動板
に皿形圧電発音体を組合わせた特願昭62−19022
6号の第5図の特性(図示していない)と同等の特性と
なってい゛る。
しかし、特願昭62−190226号(旧構造)の場合
に対して、歪特性を比較すると、特性改善がみられる。
に対して、歪特性を比較すると、特性改善がみられる。
第5図(al (b)は旧構造(平形振動板利用)につ
いて、525Hzで駆動した場合の周波数特性を示した
2試料のデータであり、(C) (d)は本実施例(プ
ラスチック基板利用)について525Hz駆動の周波数
特性を示した2試料のデータである。
いて、525Hzで駆動した場合の周波数特性を示した
2試料のデータであり、(C) (d)は本実施例(プ
ラスチック基板利用)について525Hz駆動の周波数
特性を示した2試料のデータである。
周波数は500)1z/目盛、出力は10dB/目盛で
示しである。上記データによれば、3次高周波は、基本
波に対して、(al−3,4dB、(bl−1゜9dB
で、3次歪は重構造ではきわめて大きいが、本実施例で
は(a)−20,5dB、 (di−20,8dBと著
しく改善されていることがわかる。
示しである。上記データによれば、3次高周波は、基本
波に対して、(al−3,4dB、(bl−1゜9dB
で、3次歪は重構造ではきわめて大きいが、本実施例で
は(a)−20,5dB、 (di−20,8dBと著
しく改善されていることがわかる。
以上、説明したように、従来の圧電スピーカの構造では
、低周波域で高音圧が得られなかったが、本発明は2個
のバイモルフ型圧電発音体とプラスチック基板とを組合
わせた複合発音体とし、さらに複合発音体の両面側に箱
体ケースを設けることで、形成されるキャビティ数を増
加(実施例では3個)し、これらの適切な音響設計によ
り、低周波音圧の向上と、音圧周波数特性の平坦化を可
能とした。
、低周波域で高音圧が得られなかったが、本発明は2個
のバイモルフ型圧電発音体とプラスチック基板とを組合
わせた複合発音体とし、さらに複合発音体の両面側に箱
体ケースを設けることで、形成されるキャビティ数を増
加(実施例では3個)し、これらの適切な音響設計によ
り、低周波音圧の向上と、音圧周波数特性の平坦化を可
能とした。
従来、低周波音圧特性を得るためには、大型の圧電発音
体としなければならなかったが、はるかに小口径の薄型
で実現できるので、電子装置の小型化に特に有効である
。
体としなければならなかったが、はるかに小口径の薄型
で実現できるので、電子装置の小型化に特に有効である
。
さらに、本発明では、皿形圧電発音体を両面に接着剤層
を有するフィルム基材からなるプラスチック基板にその
接着剤層を利用して貼付けるので、このプラスチック基
板が振動緩衝材として作動する。これにより2つの皿形
圧電発音体の相互干渉が減少し、また樹脂ケースも同様
に接着剤層で接着されるので、樹脂ケースとの振動干渉
もなくなる。したがって高周波歪の発生が防げられる。
を有するフィルム基材からなるプラスチック基板にその
接着剤層を利用して貼付けるので、このプラスチック基
板が振動緩衝材として作動する。これにより2つの皿形
圧電発音体の相互干渉が減少し、また樹脂ケースも同様
に接着剤層で接着されるので、樹脂ケースとの振動干渉
もなくなる。したがって高周波歪の発生が防げられる。
これによって低周波で高音出力としても歪の発生が少な
くビビリ音が生じないので、2つの皿形圧電発音体を組
合わせた複合発音体で得られる低周波音圧特性の向上、
高音出力特性という利点が完全にいかされる。また、接
着剤層による接着は効率的で量産に適している。
くビビリ音が生じないので、2つの皿形圧電発音体を組
合わせた複合発音体で得られる低周波音圧特性の向上、
高音出力特性という利点が完全にいかされる。また、接
着剤層による接着は効率的で量産に適している。
第1図は本発明の一実施例の断面図、第2図は実施例の
複合発音体の各構成部品の斜視図、第3図は組立てられ
た複合発音体の斜視図、第4図は実施例の高圧周波数特
性を示す図、第5図は、実施例および旧型構造の従来例
について歪特性を示す周波数スペクトラム図、第6図は
旧型構造の断面図である。 2a、2b−・・皿形圧電発音体(バイモルフ型)、3
a、3b、6.18− ウレタン被覆線、5.11.1
2.13−・・放音孔、 7.8−人力用リード線、 10a、10b−一樹脂ケース、 40−プラスチック基板、 40A−・接着剤層、 40B−フィルム基材。 M1図 特許出願人 日通工株式会社 代理人 弁理士 佐藤秋比古 第3図 第2図 (A) d 第5因 ra) f=s25H工 Cb) c1 本1t;yzfxイFl f−525H1cd。 5にH2 5にH2
複合発音体の各構成部品の斜視図、第3図は組立てられ
た複合発音体の斜視図、第4図は実施例の高圧周波数特
性を示す図、第5図は、実施例および旧型構造の従来例
について歪特性を示す周波数スペクトラム図、第6図は
旧型構造の断面図である。 2a、2b−・・皿形圧電発音体(バイモルフ型)、3
a、3b、6.18− ウレタン被覆線、5.11.1
2.13−・・放音孔、 7.8−人力用リード線、 10a、10b−一樹脂ケース、 40−プラスチック基板、 40A−・接着剤層、 40B−フィルム基材。 M1図 特許出願人 日通工株式会社 代理人 弁理士 佐藤秋比古 第3図 第2図 (A) d 第5因 ra) f=s25H工 Cb) c1 本1t;yzfxイFl f−525H1cd。 5にH2 5にH2
Claims (1)
- 中央に放音孔を有し、両面に接着剤層を設けたプラスチ
ック基板の各面に、前記プラスチック基板より小面積の
端面を有する皿状の2つのバイモルフ型圧電発音体を、
それぞれ前記プラスチック基板の接着剤層を介して接着
し一体化した複合発音体を形成し、前記複合発音体のプ
ラスチック基板の周縁端部の両面に、放音孔を有する絶
縁性の箱体ケースをそれぞれ密接して封止した構造を有
することを特徴とする圧電スピーカ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31486888A JPH02161899A (ja) | 1988-12-15 | 1988-12-15 | 圧電スピーカ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31486888A JPH02161899A (ja) | 1988-12-15 | 1988-12-15 | 圧電スピーカ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02161899A true JPH02161899A (ja) | 1990-06-21 |
Family
ID=18058586
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31486888A Pending JPH02161899A (ja) | 1988-12-15 | 1988-12-15 | 圧電スピーカ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH02161899A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007097077A1 (ja) * | 2006-02-21 | 2007-08-30 | Murata Manufacturing Co., Ltd. | 圧電発音体 |
JP2020086072A (ja) * | 2018-11-21 | 2020-06-04 | サクサ株式会社 | 圧電スピーカー及び音響発生装置 |
-
1988
- 1988-12-15 JP JP31486888A patent/JPH02161899A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007097077A1 (ja) * | 2006-02-21 | 2007-08-30 | Murata Manufacturing Co., Ltd. | 圧電発音体 |
US7531946B2 (en) | 2006-02-21 | 2009-05-12 | Murata Manufacturing Co., Ltd. | Piezoelectric sounding body |
JP2020086072A (ja) * | 2018-11-21 | 2020-06-04 | サクサ株式会社 | 圧電スピーカー及び音響発生装置 |
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