JP4201937B2 - ブレーキシステム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ポンプを用いたブレーキシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
ブレーキシステムとして、例えば、特公昭51−25909号公報に開示されたものがある。
このブレーキシステムは、ブレーキペダルの操作によりブレーキ液圧を発生させるマスタシリンダと、導入されたブレーキ液圧により制動力を発生させるホイールシリンダと、マスタシリンダに吸入側が接続されるとともに吐出側がホイールシリンダに接続されたポンプと、ポンプの吐出側とマスタシリンダとの間に設けられて、マスタシリンダ側のブレーキ液圧とポンプの吐出側のブレーキ液圧との差圧をマスタシリンダ側のブレーキ液圧に応じて制御する液圧制御弁とを有するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記ブレーキシステムは、ポンプの吐出圧力脈動が液圧制御弁を介してマスタシリンダ側に伝達され、さらにブレーキペダルに伝達されて、ペダルフィーリングを低下させ、さらに作動音を増大させてしまう可能性があった。
また、上記システムに、アンチロックブレーキシステム(ABS)を付加したブレーキシステムの場合、減圧されたホイールシリンダを再増圧させるためのポンプの吐出圧力脈動が液圧制御弁を介してマスタシリンダ側に伝達され、さらにブレーキペダルに伝達されて、ペダルフィーリングを低下させ、作動音を増大させてしまう可能性があった。
【0004】
したがって、本発明は、マスタシリンダ側に伝達されるポンプの吐出圧力脈動を低減することにより、良好なブレーキペダルのペダルフィーリングが得られ、かつ作動音を低減させることができるブレーキシステムの提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の請求項1記載のブレーキシステムは、ブレーキペダルの操作によりブレーキ液圧を発生させるマスタシリンダと、導入されたブレーキ液圧により制動力を発生させるホイールシリンダと、前記マスタシリンダに吸入側が接続されるとともに吐出側が前記ホイールシリンダに接続されたポンプと、該ポンプの吐出側と前記マスタシリンダとの間に設けられて、前記マスタシリンダ側のブレーキ液圧と前記ポンプの吐出側のブレーキ液圧との差圧を前記マスタシリンダ側のブレーキ液圧に応じて制御する液圧制御弁とを有するものであって、前記ポンプの吐出側と前記マスタシリンダとの間であって前記液圧制御弁と前記マスタシリンダとの間にオリフィスを具備することを特徴としている。
【0006】
これにより、ポンプの吐出側とマスタシリンダとの間にオリフィスが設けられているため、該オリフィスによりマスタシリンダ側に伝達されるポンプの吐出圧力脈動を低減することができる。
【0007】
本発明の請求項2記載のブレーキシステムは、請求項1記載のものに関し、前記オリフィスは、前記ポンプの吐出側と前記液圧制御弁との間に設けられており、前記ポンプの吐出側と前記オリフィスとの間のブレーキ液圧が所定値を超えると開弁してブレーキ液圧を前記ポンプの吸入側に逃がすリリーフ弁が設けられていることを特徴としている。
【0008】
これにより、オリフィスによりマスタシリンダ側に伝達されるポンプの吐出圧力脈動を低減する際に、瞬間的に大きくなったポンプ吐出圧をリリーフ弁がポンプの吸入側に逃がすことになる。
【0009】
本発明の請求項3記載のブレーキシステムは、請求項1記載のものに関し、前記マスタシリンダと前記ポンプの吸入側との間に開閉切換弁が設けられていることを特徴としている。
【0010】
このように、マスタシリンダとポンプの吸入側との間に開閉切換弁が設けられているため、この開閉切換弁を開弁させることでポンプによる増圧を制限することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明の第1の実施の形態のブレーキシステムを図1を参照して以下に説明する。
【0012】
第1の実施の形態のブレーキシステムは、ブレーキペダル11に連結され該ブレーキペダル11の操作力を助勢して出力するブレーキブースタ12と、該ブレーキブースタ12に連結され該ブレーキブースタ12によるブレーキペダル11の操作を助勢した出力でブレーキ液圧を二つのブレーキ液圧伝達経路13,14に向け発生させるマスタシリンダ15とを有している。なお、各ブレーキ液圧伝達経路13,14は同様の構成となっているため、ここでは、一方のブレーキ液圧伝達経路13についてのみ説明する。
【0013】
第1の実施の形態のブレーキシステムは、マスタシリンダ15で発生させたブレーキ液圧を検出する圧力センサ17と、導入されたブレーキ液圧により制動力を発生させる一対のホイールシリンダ18,19と、マスタシリンダ15に吸入側が接続されるとともに吐出側がホイールシリンダ18,19に接続されたポンプ20と、ポンプ20の吐出側とマスタシリンダ15との間に設けられて、マスタシリンダ15側のブレーキ液圧とポンプ20の吐出側のブレーキ液圧(すなわちホイールシリンダ18,19のブレーキ液圧)との差圧をマスタシリンダ15側のブレーキ液圧に応じて制御する液圧制御弁21とを有している。
【0014】
ブレーキ液圧伝達経路13は、マスタシリンダ15に接続された経路23と、該経路23のマスタシリンダ15に対し反対側の分岐点24から分岐してホイールシリンダ18,19にそれぞれ接続される一対の分岐経路25,26と、分岐点24と経路23における該分岐点24よりマスタシリンダ15側の接続点27とを接続させる接続経路28とを有している。
そして、経路23のマスタシリンダ15と接続点27との間のセンサ接続点29に圧力センサ17がセンサ経路30を介して接続されており、経路23の接続点27と分岐点24との間にポンプ20が設けられていて、接続経路28に液圧制御弁21が設けられている。
【0015】
ポンプ20は、経路23における接続点27側から分岐点24側へのブレーキ液の移動のみを許容する吸入側逆止弁32と、経路23における該吸入側逆止弁32の分岐点24側に設けられてブレーキ液の吸入・吐出を繰り返し行うポンプ本体33と、経路23におけるポンプ本体33の分岐点24側に設けられてポンプ本体33側から分岐点24側へのブレーキ液の移動のみを許容する吐出側逆止弁34と、経路23における吐出側逆止弁34の分岐点24側に設けられて圧力を蓄えるノイズチャンバ35と、経路23におけるノイズチャンバ35の分岐点24側に設けられたオリフィス36とで構成されている。
【0016】
そして、この第1の実施の形態のブレーキシステムにおいては、接続経路28における接続点27と液圧制御弁21との間(結果として、マスタシリンダ15と液圧制御弁21との間であり、さらに言えば、ポンプ20の吐出側とマスタシリンダ15との間、言い換えれば、マスタシリンダ15と液圧制御弁21との間であってポンプ20の吸入側への接続点27よりも液圧制御弁21側)に、該接続経路28より流路断面積が小さいオリフィス38が設けられている。
【0017】
このような構成の第1の実施の形態のブレーキシステムの作動を説明する。
ブレーキペダル11が踏み込まれ、ブレーキブースタ12によって増幅された力がマスタシリンダ15に伝達されると、マスタシリンダ15がブレーキ液圧(以下、マスタシリンダ圧と称す)を発生させる。このマスタシリンダ圧を圧力センサ17が検知すると、ポンプ20が駆動され、ブレーキ液を吸入して吐出し、ホイールシリンダ18,19にブレーキ液圧(以下、ホイールシリンダ圧と称す)を伝達させる。このとき、マスタシリンダ圧とホイールシリンダ圧との差圧は、液圧制御弁21がマスタシリンダ圧に応じて制御する。なお、このときのポンプ20の作動を通常作動と称す。
【0018】
そして、この第1の実施の形態のブレーキシステムによれば、このポンプ20の通常作動時、ポンプ20の吐出により、ホイールシリンダ圧が液圧制御弁21の制御値よりも大きくなれば、液圧制御弁21がブレーキ液をマスタシリンダ15側に排出させることになるが、オリフィス38の効果により、マスタシリンダ15に伝達される脈動が低減される。
【0019】
したがって、マスタシリンダ15側に伝達されるポンプ20の吐出圧力脈動を低減することができ、良好なブレーキペダル11のペダルフィーリングを得ることができ、かつ作動音を低減させることができるという効果を奏する。
【0020】
なお、上記したオリフィス38のホイールシリンダ18,19側に液室(ノイズチャンバ)を設けることも可能である。
勿論、上記したブレーキブースタ12を用いないブレーキシステムにも上記は適用できる。
【0021】
本発明の第2の実施の形態のブレーキシステムを図2を参照して以下に第1の実施の形態との相違部分を中心に説明する。なお、第1の実施の形態と同様の部分には同一の符号を付しその説明は略すものとする。
【0022】
第2の実施の形態のブレーキシステムは、第1の実施の形態に対し、オリフィス38の位置が相違している。
すなわち、第2の実施の形態のブレーキシステムは、接続経路28の液圧制御弁21と接続点27との間には設けられずに、経路23のセンサ接続点29と接続点27との間(結果として、マスタシリンダ15と液圧制御弁21との間であり、さらに言えば、ポンプ20の吐出側とマスタシリンダ15との間)に、該経路23より流路断面積が小さいオリフィス38が設けられている。
【0023】
このような構成の第2の実施の形態のブレーキシステムによれば、第1の実施の形態と同様に作動し、第1の実施の形態と同様の効果を奏することになる。
さらに、ポンプ20の吸い込みによる、圧力脈動の伝達を防止できる。
【0024】
本発明の第3の実施の形態のブレーキシステムを図3を参照して以下に第2の実施の形態との相違部分を中心に説明する。なお、第2の実施の形態と同様の部分には同一の符号を付しその説明は略すものとする。
【0025】
第3の実施の形態のブレーキシステムは、第2の実施の形態に対し、オリフィス38に代えて、切換弁40が設けられている。
すなわち、第3の実施の形態のブレーキシステムは、経路23のセンサ接続点29と接続点27との間(結果として、マスタシリンダ15と液圧制御弁21との間であり、さらに言えば、ポンプ20の吐出側とマスタシリンダ15との間、言い換えれば、ポンプ20の吸入側とマスタシリンダ15との間)に切換弁40が設けられている。
【0026】
この切換弁40は、2位置の切換弁であり、第1の位置には、経路23と同じ流路断面積の基本連通路42が、第2の位置には、経路23より流路断面積が小さいオリフィス43がそれぞれ設けられている。この切換弁40には、経路23におけるポンプ20の吐出側(経路23のオリフィス36より分岐点24側)の接続点45に接続された導入経路44が接続されており、該導入経路44を介してポンプ20の吐出圧をモニタするようになっている。なお、導入経路44がマスタシリンダ圧の影響を受けず、ポンプ20の吐出圧のみが導入されるように、経路23における接続点45より分岐点24側(言い換えれば、ポンプ20の吐出圧をモニタする接続点45と、液圧制御弁21およびホイールシリンダ18,19との間)には、接続点45側から分岐点24側へ(言い換えれば、ポンプ20側から、液圧制御弁21およびホイールシリンダ18,19側へ)のブレーキ液の移動のみを許容するモニタ用逆止弁46が設けられている。
【0027】
そして、切換弁40は、ポンプ20が作動してその吐出圧が所定圧を超えると、経路23上にオリフィス43を配置させ、ポンプ20が非作動状態または、その吐出圧が所定圧以下の状態では、スプリングの付勢力で経路23上に基本連通路42を配置させるように切り換えられる。
【0028】
このような構成の第3の実施の形態のブレーキシステムによれば、ポンプ20の作動時には、切換弁40がオリフィス43を経路23上に配置するため、ポンプ20の通常作動時は、第2の実施の形態(すなわち第1の実施の形態)と同様に作動し、第2の実施の形態(すなわち第1の実施の形態)と同様の効果を奏することになる。
しかも、ポンプ20の非作動時には、切換弁40が基本連通路42を経路23上に配置するため、オリフィス43を介することなくブレーキ液圧を伝達でき、オリフィス43による応答性悪化の可能性を排除することができる。
【0029】
なお、接続経路28の接続点27と液圧制御弁21との間に切換弁40を設けてもよい。
また、上記切換弁40を、導入されたポンプ20の吐出圧で切り換えられるものではなく、ポンプ20の吐出圧を検出するセンサを別途設け、該センサの検出によって電気的に切り換えられるものとしたり、ポンプを駆動するモータの作動/非作動によって切り換えられるものとしたりすることも可能である。
さらに、上記した切換弁40のホイールシリンダ18,19側に液室(ノイズチャンバ)を設けることも可能である。
【0030】
本発明の第4の実施の形態のブレーキシステムを図4を参照して以下に第3の実施の形態との相違部分を中心に説明する。なお、第3の実施の形態と同様の部分には同一の符号を付しその説明は略すものとする。
【0031】
第4の実施の形態のブレーキシステムは、第3の実施の形態に対し、ABSアクチュエータを組み込み、さらにポンプをABSアクチュエータ用のポンプと共用させた点が相違している。
【0032】
まず、経路23の接続点27とポンプ20の吸入側との間に、ABS減圧時にブレーキ液を貯留させるリザーバ50と経路23を遮断可能なカット弁51とが一体とされた弁ユニット52が配置されている。
この弁ユニット52は、ケーシング54と、該ケーシング54内に摺動可能に設けられてケーシング54に形成された弁座55に対し離着座する弁体56と、弁体56のケーシング54との隙間をシールするシール部材57と、該弁体56を弁座55に着座する方向に付勢する弁体スプリング58と、弁体56の弁体スプリング58による付勢方向側に直列に配置されるとともにケーシング54内に摺動可能に設けられることによりケーシング54とでリザーバ50を構成するリザーバピストン59と、リザーバピストン59とケーシング54との隙間をシールするシール部材60と、リザーバピストン59を弁体56の方向に付勢するピストンスプリング61とを有している。
【0033】
そして、弁体56と弁体スプリング58と弁座55とで構成されるカット弁51は、リザーバ50にブレーキ液が貯留されているとき、すなわちリザーバピストン59がピストンスプリング61の付勢力に抗して弁体56に対し離間する方向に移動しているときには、弁体スプリング58の付勢力で弁座55に着座し、ポンプ20の吸入側をリザーバ50に連通させるとともにマスタシリンダ15とリザーバ50との連通を遮断する。他方、リザーバ50にブレーキ液が貯留されていないときは、ピストンスプリング61の付勢力で弁体56側に位置しているリザーバピストン59で押圧されることにより、弁体スプリング58の付勢力に抗して弁座55から離座し、ポンプ20の吸入側をマスタシリンダ15に連通させる。
【0034】
なお、経路23のリザーバ50とポンプ20の吸入側との間の分岐点63から経路64が分岐しており、該経路64は、弁体56のリザーバピストン59に対し反対側にリザーバ50側のブレーキ液圧を作用させるようにケーシング54に導入されている。
これにより、カット弁51は、リザーバ50側圧力が弁体56の両側に略均等にかかり該マスタシリンダ圧に影響を受けずに略一定荷重で弁体56が移動し開弁するように構成されている。
【0035】
分岐経路25,26には、ABS減圧時に閉弁されてポンプ20の吐出圧がホイールシリンダ18,19に導入されるのを遮断するとともにABSの増圧時およびABS非作動時に開弁されるABS増圧弁である電磁常開弁65,66がそれぞれ設けられている。なお、これら電磁常開弁65,66の前後はそれぞれバイパス経路67,68で接続されており、各バイパス経路67,68にはホイールシリンダ18,19側から分岐点24側へのブレーキ液の流れのみを許容する逆止弁69,70がそれぞれ設けられている。
【0036】
また、各分岐経路25,26のそれぞれのホイールシリンダ18,19と電磁常開弁65,66との間の分岐点72,73からは、それぞれ経路74,75が分岐しており、これら経路74,75は合流点76で合流して経路77となり、経路23のポンプ20と弁ユニット52との間の接続点78に接続されている。そして、経路74,75には、ABS減圧時に開弁されてホイールシリンダ18,19のブレーキ液圧をリザーバ50に導入させるとともにABSの増圧時およびABSの非作動時に閉弁されるABS減圧弁である電磁常閉弁79,80がそれぞれ設けられている。
【0037】
これにより、ポンプ20の吐出側とホイールシリンダ18,19との間の分岐経路25,26を連通・遮断する電磁常開弁(開閉弁)65,66が設けられ、この電磁常開弁65,66とホイールシリンダ18,19との間に連通する経路74,75とリザーバ50とを連通させ、これら経路74,75にこれら経路74,75を連通・遮断する電磁常閉弁(開閉弁)79,80が設けられることになる。
【0038】
加えて、経路23におけるモニタ用逆止弁46と分岐点24との間の接続点82と接続点27との間に、液圧制御弁21が設けられる接続経路28が接続されており、接続経路28における接続点82と液圧制御弁21との間(結果として、ポンプ20の吐出側と液圧制御弁21との間であり、さらに言えば、ポンプ20の吐出側とマスタシリンダ15との間)には、トラクションコントロールや車両の姿勢制御等のためにマスタシリンダ15側の圧力とは無関係にホイールシリンダ圧をポンプ20の駆動により増圧させる際等に閉じられる電磁常開弁(開閉弁)83が設けられている。
【0039】
さらに、接続経路28における液圧制御弁21と電磁常開弁83との間の接続点84と分岐点24との間は経路85で接続されており、該経路85には、電磁常開弁83が閉じられたときにホイールシリンダ圧が異常に高くなることを防止するためのリリーフ弁86が設けられている。
【0040】
このような構成の第4の実施の形態のブレーキシステムによれば、ポンプ20の通常作動時には、切換弁40がオリフィス43を経路23上に配置することになり、ポンプ20の非作動時には、切換弁40が基本連通路42を経路23上に配置するため、第3の実施の形態と同様に作動し、第3の実施の形態と同様の効果を奏することになる。
【0041】
また、ABSの減圧時には、電磁常開弁65,66が閉じられるとともに電磁常閉弁79,80が開かれることで、ホイールシリンダ18,19のブレーキ液がリザーバ50に導入されて減圧される。このリザーバ50へのブレーキ液の導入でリザーバピストン59が移動してカット弁51を閉じる。
他方、ABSの増圧時には、電磁常開弁65,66が開かれるとともに電磁常閉弁79,80が閉じられ、さらにポンプ20が駆動されることで、リザーバ50に貯留されていたブレーキ液がポンプ20でホイールシリンダ18,19に導入されてホイールシリンダ18,19を増圧する。
【0042】
ここで、ポンプ20の吐出側とマスタシリンダ15との間に電磁常開弁83が設けられているため、ポンプ20の通常作動時ではなくABSの増圧時に電磁常開弁83を閉弁状態とすることによりマスタシリンダ15側へのポンプ20の吐出圧力脈動を遮断することができる。
したがって、ABSの増圧時においてマスタシリンダ15側に伝達されるポンプ20の吐出圧力脈動を無くすことになり、ABSの増圧時においても、良好なブレーキペダル11のペダルフィーリングを得ることができ、かつ作動音を低減させることができる。
ここで、ブレーキペダル11が戻された場合、これを検知して電磁常開弁83を即座に開弁させることになる。
勿論、電磁弁83を脈動低減のために作動させない場合でも、切換弁40のみの作動により脈動低減効果を得ることができる。
【0043】
なお、電磁常開弁83に代えてオリフィスを設けても、ABSの増圧時においてマスタシリンダ15側に伝達されるポンプ20の吐出圧力脈動を低減することができ、ABSの増圧時においても、良好なブレーキペダル11のペダルフィーリングを得ることができ、かつ作動音を低減させることができることになる。
【0044】
また、弁体56のケーシング54との隙間をシールするシール部材57をカップシールにすれば、弁体56とシール部材57との摺動抵抗を低減することができる。
さらに、弁体56のケーシング54との隙間をシールするシール部材57を弁体56の外周部に設けてコンパクト化を図ることもできる。
【0045】
加えて、リザーバピストン59のストロークを検知し、リザーバピストン59が所定値ストロークした場合にポンプ20を駆動させるようにすることもでき、このようにすれば、カット弁51のシール失陥時等に、リザーバ50がマスタシリンダ圧によりストロークしてしまい、液量を消費してペダルフィーリングを悪化させることを防止できる。また、この場合のポンプ作動を、ブレーキランプスイッチがONとなっている場合に限定すれば、不要なときや、スイッチの失陥時にポンプ20が駆動することを防止することができる。
【0046】
参考技術のブレーキシステムを図5を参照して以下に第4の実施の形態との相違部分を中心に説明する。なお、第4の実施の形態と同様の部分には同一の符号を付しその説明は略すものとする。
【0047】
参考技術のブレーキシステムは、第4の実施の形態に対し、切換弁40が設けられておらず、電磁常開弁83のみでポンプ20の脈動を防止する点と、リリーフ弁の構成と、リザーバ50とマスタシリンダ15との連通を遮断するカット弁51の一部構成とが相違している。
【0048】
カット弁51は、弁体56の内部に連通路88が形成されており、弁座55のシート径と同径の端部にマスタシリンダ15側の圧力がかかるようになっている。これにより、カット弁51は、リザーバ50側圧力が弁体56の両側に略均等にかかり該マスタシリンダ圧に影響を受けずにほぼ一定荷重で弁体56が移動し開弁するように構成されている。
【0049】
リリーフ弁89は、ケーシング90と、該ケーシング90内に摺動可能に設けられたピン91と、該ピン91を一方向に付勢するピンスプリング92と、ピン91のピンスプリング92による付勢方向側に直列に配置されるとともにケーシング90に形成された弁座93に対し離着座する、ピン91とは別体の弁体94と、該弁体94とピン91とを互いに離間する方向でありかつ弁体94を弁座93に着座させる方向に付勢する弁体スプリング95と、ピン91とケーシング90との隙間に配置されたカップシール96とを有している。
【0050】
ケーシング90の弁体94のピン91に対し反対側には、接続点82すなわちポンプ20の吐出側に経路97を介して連通される導入ポート98が配置されており、これにより弁体94にはポンプ20の吐出圧が弁座93から離座する開弁方向に作用するようになっている。また、ケーシング90には、経路23におけるリザーバ50とポンプ20との間の接続点すなわちポンプ20の吸入側の接続点99に経路100を介して連通される排出ポート101が形成されており、該排出ポート101は、弁体94が弁座93から離座し開弁すると導入ポート98と連通するようになっている。さらに、ピン91の弁体94に対し反対側には、接続経路28における液圧制御弁21と電磁常開弁83との間の接続点102に経路103を介して接続されるモニタポート104が設けられており、このモニタポート104を介して、液圧制御弁21の制御圧がモニタ圧としてピン91に作用するようになっている。
なお、ピン91の液圧が作用する径は、弁座93のシート径と略同径とされている。
【0051】
このような構成の参考技術のブレーキシステムによれば、ABSの増圧時に電磁常開弁83を閉弁状態とすることによりマスタシリンダ15側へのポンプ20の吐出圧力脈動を遮断することができる。
したがって、ABSの増圧時におけるマスタシリンダ15側に伝達されるポンプ20の吐出圧力脈動を無くすことになり、ABSの増圧時においても、良好なブレーキペダル11のペダルフィーリングを得ることができ、かつ作動音を低減させることができる。
【0052】
しかも、ABSの増圧時に電磁常開弁83を閉弁状態とすることによりマスタシリンダ15側へのポンプ20の吐出圧力脈動を遮断する際に、瞬間的に大きくなったポンプ20の吐出圧を弁体94の弁座93からの離座によりリリーフ弁89がポンプ20の吸入側に逃がすことになる。
したがって、ポンプ20の吐出圧が異常に高くなることを防止することができる。
【0053】
ここで、リリーフ弁89には、ピン91に液圧制御弁21と電磁常開弁83との間の液圧が作用しており、ピン91と弁体94とが接触すると、液圧制御弁21と閉状態の電磁常開弁83との間のブレーキ液圧に対して、ポンプ20の吐出圧が脈動により瞬間的に所定値高くなると、ポンプ20の吸入側にこの余剰圧力を逃がすことになる。
【0054】
また、トラクションコントロールや車両の姿勢制御等のためにマスタシリンダ圧に無関係にホイールシリンダ圧をポンプ20により増圧させる場合、電磁常開弁83を閉状態としても、リリーフ弁89によりポンプ20の吐出圧が異常に高くなることを防止することができる。
さらに、ピン91とケーシング90との隙間を閉塞させるためカップシール96を用いているため、ピン91とカップシール96との摺動抵抗を小さくすることができる。
【0055】
カット弁51において、マスタシリンダ圧が弁体56の両側に略均等にかかり該マスタシリンダ圧に影響を受けずに略一定圧力で弁体56が移動し開弁するように構成されているため、ピストンスプリング61の付勢力を大きくしたり、リザーバピストン59の断面積を大きくする等して、カット弁51の開弁のための荷重を大きくする必要がない。よって、設計の自由度が大きく、減圧性能を犠牲にすることなく、外形寸法を小さくすることができる。
【0056】
なお、リリーフ弁89の開弁圧を、液圧制御弁21のポンプ吐出側の圧力すなわちモニタ圧と略同じとしたり、モニタ圧+所定値としたりでき、さらには、リリーフ弁89を所定値以下では開弁しないようにしたりすることができる。
【0057】
本発明の第5の実施の形態のブレーキシステムを図6を参照して以下に参考技術との相違部分を中心に説明する。なお、参考技術と同様の部分には同一の符号を付しその説明は略すものとする。
【0058】
第5の実施の形態のブレーキシステムは、参考技術に対し、2位置の電磁常開弁83に代えて、3位置の電磁切換弁106を設けた点が相違している。
【0059】
この電磁切換弁106は、3位置の切換弁であり、第1の位置には、接続経路28と同じ流路断面積の基本連通路107が、第2の位置には、接続経路28より流路断面積が小さいオリフィス108が、第3の位置には、接続経路28を遮断するシャッタ109がそれぞれ設けられている。
【0060】
そして、電磁切換弁106は、ポンプ20の通常作動時には、第2の位置すなわち接続経路28上にオリフィス108を配置させて、マスタシリンダ15側へ伝達されるポンプ脈動をオリフィス108およびリリーフ弁89の作用で低減させ、ポンプ20が非作動状態にありその吐出圧が所定圧以下の状態では、第1の位置すなわち接続経路28上に基本連通路107を配置させてオリフィスによる応答性悪化の可能性を排除し、さらにマスタシリンダ圧に無関係にホイールシリンダ圧をポンプ20により増圧させる場合、第3の位置すなわち接続経路28を遮断させてマスタシリンダ15側へ伝達されるポンプ脈動を遮断するように切り換えられる。
なお、ポンプ20の通常作動時には、電磁切換弁106を、第2の位置すなわち接続経路28上にオリフィス108を配置させるだけで、ポンプ脈動を低減することになり、ブレーキペダル11の戻りを検知して解除する等の制御を行う必要がなくなる。
【0061】
本発明の第6の実施の形態のブレーキシステムを図7を参照して以下に第1の実施の形態との相違部分を中心に説明する。なお、第1の実施の形態と同様の部分には同一の符号を付しその説明は略すものとする。
【0062】
第6の実施の形態のブレーキシステムは、第1の実施の形態に対し、経路23の接続点27とポンプ20との間(すなわちマスタシリンダ15とポンプ20の吸入側との間)に開閉切換弁111を設けた点が相違している。
【0063】
この開閉切換弁111は、経路23におけるポンプ20と分岐点24との間の接続点112に経路113を介して接続されており、該経路113を介して導入されるポンプ20の吐出圧をモニタして作動するようになっている。すなわち、ポンプ20の吐出圧が予め定められた所定圧以下の場合は開状態とされ、ポンプ20の吐出圧が予め定められた所定圧を超えると閉弁されるようになっている。
【0064】
これにより、ブレーキペダル11が大きく踏み込まれ、マスタシリンダ圧およびホイールシリンダ圧が増大し、ホイールシリンダ圧が所定値を超えると、開閉切換弁111が閉弁して経路23を遮断し、その結果、ポンプ20へのブレーキ液供給が断たれて該ポンプ20による増圧を制限することになる。
したがって、ホイールシリンダ圧が過大になってしまうことを防止でき、機器の損傷を防止することができる。
【0065】
なお、上記開閉切換弁111を、導入されたポンプ吐出圧で切り換えられるものではなく、ポンプ吐出圧を検出するセンサを別途設け、該センサの検出によって電気的に切り換えられるものとすることも可能である。
また、開閉切換弁111を作動させるために、ホイールシリンダ圧、マスタシリンダ圧あるいはブレーキペダル11の操作量をモニタするようにしてもよい。
【0066】
本発明の第7の実施の形態のブレーキシステムを図8を参照して以下に第4の実施の形態との相違部分を中心に説明する。なお、第4の実施の形態と同様の部分には同一の符号を付しその説明は略すものとする。
【0067】
第7の実施の形態のブレーキシステムは、第4の実施の形態に対し、切換弁40に代えてオリフィス38を設けた点と、経路23の接続点27とカット弁51との間(すなわちマスタシリンダ15とポンプ20の吸入側との間)に、開閉切換弁115を設けた点と、さらにモニタ用逆止弁46を排除した点とが相違している。
【0068】
開閉切換弁115は、第6の実施の形態と同様のもので、ポンプ20と電磁常開弁83との間の接続点82に経路117を介して接続されており、該経路117を介して導入されるポンプ20の吐出圧をモニタして作動するようになっている。すなわち、ポンプ20の吐出圧が予め定められた所定圧以下の場合は開状態とされ、ポンプ20の吐出圧が予め定められた所定圧を超えると閉弁されるようになっている。
これにより、第6の実施の形態と同様の効果を奏することになる。
なお、上記開閉切換弁115は、第6の実施の形態の開閉切換弁111と同様の変更が可能である。
【0069】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明の請求項1記載のブレーキシステムによれば、ポンプの吐出側とマスタシリンダとの間にオリフィスが設けられているため、該オリフィスによりマスタシリンダ側に伝達されるポンプの吐出圧力脈動を低減することができる。
したがって、マスタシリンダ側に伝達されるポンプの吐出圧力脈動を低減することになり、良好なブレーキペダルのペダルフィーリングを得ることができ、かつ作動音を低減させることができる。
【0070】
本発明の請求項2記載のブレーキシステムによれば、オリフィスによりマスタシリンダ側に伝達されるポンプの吐出圧力脈動を低減する際に、瞬間的に大きくなったポンプ吐出圧をリリーフ弁がポンプの吸入側に逃がすことになる。
したがって、ポンプ吐出圧が異常に高くなることを防止することができる。
【0071】
本発明の請求項3記載のブレーキシステムによれば、マスタシリンダとポンプの吸入側との間に開閉弁が設けられているため、この開閉弁を開弁させることでポンプによる増圧を制限することができる。
したがって、ホイールシリンダ圧が過大になってしまうことを防止でき、機器の損傷を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態のブレーキシステムを示す液圧回路図である。
【図2】 本発明の第2の実施の形態のブレーキシステムを示す液圧回路図である。
【図3】 本発明の第3の実施の形態のブレーキシステムを示す液圧回路図である。
【図4】 本発明の第4の実施の形態のブレーキシステムを示す液圧回路図である。
【図5】 参考技術のブレーキシステムを示す液圧回路図である。
【図6】 本発明の第5の実施の形態のブレーキシステムを示す液圧回路図である。
【図7】 本発明の第6の実施の形態のブレーキシステムを示す液圧回路図である。
【図8】 本発明の第7の実施の形態のブレーキシステムを示す液圧回路図である。
【符号の説明】
11 ブレーキペダル
15 マスタシリンダ
18,19 ホイールシリンダ
20 ポンプ
21 液圧制御弁
38 オリフィス
83 電磁常開弁(開閉弁)
89 リリーフ弁
108 オリフィス
111 開閉弁
Claims (3)
- ブレーキペダルの操作によりブレーキ液圧を発生させるマスタシリンダと、
導入されたブレーキ液圧により制動力を発生させるホイールシリンダと、
前記マスタシリンダに吸入側が接続されるとともに吐出側が前記ホイールシリンダに接続されたポンプと、
該ポンプの吐出側と前記マスタシリンダとの間に設けられて、前記マスタシリンダ側のブレーキ液圧と前記ポンプの吐出側のブレーキ液圧との差圧を前記マスタシリンダ側のブレーキ液圧に応じて制御する液圧制御弁とを有するブレーキシステムにおいて、
前記ポンプの吐出側と前記マスタシリンダとの間であって前記液圧制御弁と前記マスタシリンダとの間にオリフィスを具備することを特徴とするブレーキシステム。 - 前記オリフィスは、前記ポンプの吐出側と前記液圧制御弁との間に設けられており、
前記ポンプの吐出側と前記オリフィスとの間のブレーキ液圧が所定値を超えると開弁してブレーキ液圧を前記ポンプの吸入側に逃がすリリーフ弁が設けられていることを特徴とする請求項1記載のブレーキシステム。 - 前記マスタシリンダと前記ポンプの吸入側との間に開閉切換弁が設けられていることを特徴とする請求項1記載のブレーキシステム。
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