JP3069993B2 - サーボバルブにおけるスプール弁のロック防止装置 - Google Patents

サーボバルブにおけるスプール弁のロック防止装置

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    • B60T8/00Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force
    • B60T8/32Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force responsive to a speed condition, e.g. acceleration or deceleration
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    • B60T8/4072Systems in which a driver input signal is used as a control signal for the additional fluid circuit which is normally used for braking
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、入力に応じた推力を発
生する電気アクチュエータと、油圧供給源に連なる入力
ポート、油圧アクチュエータに連なる出力ポート及びリ
ザーバに連なる排出ポートを有するハウジング、並びに
このハウジングに摺動可能に配設され、電気アクチュエ
ータの発生する推力により、入力ポート及び出力ポート
間を遮断して出力ポート及び排出ポート間を連通する閉
弁位置から、出力ポート及び排出ポート間を遮断して入
力ポート及び出力ポート間を連通する開弁位置へ作動さ
れるスプール弁体を備えるスプール弁とからなるサーボ
バルブにおけるスプール弁のロック防止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】サーボバルブを用いた自動車の油圧制動
装置において、油圧供給源の油圧を極力高圧に設定すれ
ば、比較的コンパクトな油室を持つ車輪ブレーキでも、
大なる制動力を発揮することができるので、車輪ブレー
キのコンパクト化を図ることができる。しかしながら、
油圧供給源の油圧が或る値以上高くなると、サーボバル
ブのスプール弁が閉弁状態でロック現象を起こし易くな
る。即ち、スプール弁の閉弁状態では、高圧の入力ポー
トと低圧の排出ポート間の大なる圧力差によりスプール
弁体の一側で圧油のリークが生じ、これに起因してスプ
ール弁体に大なるサイドスラストが加わり、この状態が
長時間持続するとロック現象が起こることがある。この
ようなロック現象によれば、電気アクチュエータの作動
時にスプール弁は開弁しなかったり、開弁が著しく遅れ
たりする不都合を生じる。
【0003】上記不都合を解消するために、スプール弁
の入力ポートと油圧供給源との連通路に電磁開閉弁を介
装し、この開閉弁を電気アクチュエータの非作動時に閉
じてスプール弁の内部全体を低圧に保持するようにした
ものが従来知られている(特開平4−107369号公
報参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来装置は、入力ポート及び油圧供給源間に介装される
電磁開閉弁が比較的高価であるので、コスト高となるを
免れない。
【0005】本発明は、かゝる事情に鑑みてなされたも
ので、簡単で安価な構成により、スプール弁の閉弁時に
はその内部全体を低圧に保持して、スプール弁のロック
現象を解消し得る前記スプール弁のロック防止装置を提
供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、入力ポートに、その上流側から下流側へ
の油圧伝達を阻止するチェック弁を介装し、このチェッ
ク弁及びスプール弁間には、スプール弁体が閉弁終点か
ら開弁方向へ移動するとき、その移動に連動してチェッ
ク弁をスプール弁の開弁直前で強制開弁する開弁手段を
設けたことを第1の特徴とする。
【0007】また本発明は、上記特徴に加えて、チェッ
ク弁を、入力ポートの中間部に形成された弁座と、この
弁座に入力ポートの上流側から着座し得るチェック弁体
と、このチェック弁体を弁座との着座方向へ付勢する弁
ばねとから構成する一方、開弁手段を、反力ピンと、こ
の反力ピン及びチェック弁体間に配設される開弁棒とで
構成し、スプール弁体が閉弁終点に位置するとき、この
開弁棒はチェック弁体の閉弁を許容するが、スプール弁
体が閉弁終点から開弁開始点に向って所定ストローク移
動したとき、開弁棒が反力ピンと協働してチェック弁体
を押し開けるようにしたことを第2の特徴とする。
【0008】
【実施例】以下、図面により本発明の実施例について説
明する。
【0009】先ず、図1に示す本発明の第1実施例から
説明する。図1は本発明を適用した自動車用制動装置の
全体図である。同図において、ブレーキペダル1にはプ
ッシュロッド2を介してマスタシリンダMのピストン3
が連接される。マスタシリンダMの出力ポート4は電磁
切換弁5の第1入口61 と接続され、同弁5の出口7は
車輪ブレーキB(油圧アクチュエータ)と接続される。
また同弁5の第2入口62 はサーボバルブSの出力ポー
ト9と接続される。電磁切換弁5は、消磁状態では第1
入口61 及び出口7間を連通し、励磁されると第2入口
2 及び出口7間を連通するようになっている。電磁切
換弁5の励磁状態、即ち第1入口61 及び出口7間が遮
断状態にあるときに、マスタシリンダMの出力油圧を蓄
圧してブレーキペダル1の踏込みストロークを確保する
ためのストロークアキュムレータAsが、マスタシリン
ダMの出力ポート4及び電磁切換弁5間に接続される。
【0010】サーボバルブSの入力ポート8には油圧供
給源Pが接続される。この油圧供給源Pは、リザーバ1
1から作動油を汲上げる油圧ポンプ12と、この油圧ポ
ンプ12の吐出側に接続されるアキュムレータ13と、
油圧ポンプ12の作動を制御する圧力スイッチ14とか
らなっている。
【0011】前記プッシュロッド2には、ブレーキペダ
ル1に加えられる踏力の大きさを検出する踏力センサ1
7が設けられ、この踏力センサ17の出力信号は制御ユ
ニット18に入力され、制御ユニット18は、その入力
信号を電気量、例えば電流に変換して前記サーボバルブ
Sに印加する。
【0012】またブレーキペダル1には、その作動状態
を検出するブレーキセンサ19が対設され、このブレー
キセンサ19の出力信号は制御ユニット18に入力され
る。制御ユニット18は、平時、ブレーキセンサ19か
らの信号を受けると、前記電磁切換弁5を励磁させる
が、油圧供給源PやサーボバルブSの故障を検出する故
障センサ20の出力信号を受けると、ブレーキセンサ1
9からの信号を無効化するようになっている。
【0013】前記サーボバルブSは、スプール弁21
と、それの上部に連設されるリニアソレノイド22(電
気アクチュエータ)とからなっている。スプール弁21
は、ハウジング23と、このハウジング23に嵌着され
る弁筒24と、この弁筒24に昇降可能に嵌合されるス
プール弁体25と、このスプール弁体25を上昇方向へ
付勢する戻しばね43とを備えており、ハウジング23
に前記入力ポート8、出力ポート9及び排出ポート10
が設けられている。而して、このスプール弁21は、ス
プール弁体25が上方の閉弁位置を占めるときは、入力
ポート8を遮断して出力ポート9を排出ポート10に開
放するが、スプール弁体25が下降すると、排出ポート
10を遮断して入力ポート8及び出力ポート9間を連通
し、該弁体25の下降が進むにつれてその開度を増すよ
うになっている。
【0014】図2に明示するように、スプール弁21に
おいては、弁筒24の下端に、スプール弁25の下端に
当接する反力ピン37を摺動自在に支承する案内部材3
8が嵌着され、この案内部材38と弁筒24との間に、
スプール弁体25の下端部が臨むばね室39が画成され
る。スプール弁体25の下端部には、サークリップから
なるストッパ部材41が係止され、これがばね室39上
端壁のストッパ部42に当接することによりスプール弁
体25の閉弁終点が規制されるようになっており、この
ストッパ部材41をストッパ部42との当接方向へ付勢
する第1戻しばね43がばね室39に収容される。この
ばね室39は、スプール弁体25のオリフィス付通路4
7を介して前記排出ポート10に連通される。
【0015】前記案内部材38には、反力ピン37の下
端部が臨む反力室45が設けられ、この反力室45は出
力ポート9と連通する。反力ピン37の下端にはリテー
ナ46が付設され、このリテーナ46を介して反力ピン
37をスプール弁体25に向って付勢する第2戻しばね
44が反力室45に収容される。この第2戻しばね44
のセット荷重は、前記第1戻しばね43のそれより遙か
に小さく設定される。
【0016】また前記案内部材38の下端に弁座部材4
8が連設される。この弁座部材48には、大径の入口室
49及び小径の出口室50が設けられると共に、これら
両室49,50間の段部に円錐状の弁座51が形成され
る。両室49,50は前記入力ポート8の途中に介入す
るように配置され、入口室49は入力ポート8の上流側
と、出口室50はその下流側とそれぞれ接続される。そ
して入口室49には、ボール状のチェック弁体52と、
このチェック弁体52を弁座51との着座方向へ付勢す
る弁ばね53とが収納される。而して、弁座51、チェ
ック弁体52及び弁ばね53は、油圧供給源Pの油圧を
受けて入力ポート8を閉鎖するチェック弁Cを構成す
る。
【0017】チェック弁体52と前記反力ピン37との
間には、弁座部材48を摺動自在に貫通する開弁棒54
が同軸上に配設される。この開弁棒54は反力ピン37
より小径に形成される。またこの開弁棒54は、スプー
ル弁体25が閉弁終点に位置するとき、スプール弁体2
5の下端に当接する反力ピン37と閉じ位置のチェック
弁体52との間で軸方向の遊びgを持つように長さが設
定される。こうすることにより、スプール弁体25の閉
弁終点時にチェック弁Cの閉鎖を確実にすることができ
る。
【0018】但し、上記遊びgは、スプール弁体25の
閉弁終点から開弁開始点までの閉弁ストロークLより小
さく設定される。したがって、チェック弁Cは、スプー
ル弁体25が閉弁終点から下降するとき、開弁開始点の
手前でスプール弁体25により反力ピン37及び開弁棒
54を介して強制的に開放される。したがって、開弁棒
54は反力ピン37と共に、チェック弁Cに対する開弁
手段56を構成する。
【0019】弁座部材48には、開弁棒54の外周に密
接して反力室45及び出口室50間をシールするOリン
ク55が装着される。
【0020】次にこの実施例の作用について説明する。
【0021】いま、マスタシリンダMが非作動状態にあ
れば、電磁切換弁5により車輪ブレーキBはマスタシリ
ンダMの油室に連通され、したがって車輪ブレーキの油
室はマスタシリンダMのリザーバに開放されている。
【0022】一方、サーボバルブSにおいては、リニア
ソレノイド22が消磁しているので、図2に示すよう
に、スプール弁21のスプール弁体25は第1及び第2
戻しばね43,44のセット荷重をもって閉弁終点に保
持され、前述のように入、出力ポート8,9間を遮断
し、出力ポート9及び排出ポート10間を連通させてい
る。そして、スプール弁体25が閉弁終点に位置するこ
とから、チェック弁Cは閉弁状態にあり、入力ポート8
を閉鎖している。したがって、油圧供給源Pの油圧がス
プール弁体25の一側に作用することはないから、スプ
ール弁体25の周囲はリザーバ11に連なる排出ポート
10と同等の低圧に保たれ、圧力差が存在しないので、
閉弁状態が長時間持続しても、スプール弁体25に油圧
ロックの現象は生じない。
【0023】こゝで、制動を行うべく、ブレーキペダル
1を踏んでマスタシリンダMを作動させると、制御ユニ
ット18は、先ずブレーキセンサ19からの信号を受け
て電磁切換弁5を励磁し、その切換えによりマスタシリ
ンダM及び車輪ブレーキB間が遮断されると共に、サー
ボバルブSの出力ポート9及び車輪ブレーキB間が連通
される。
【0024】続いて、制御ユニット18は、踏力センサ
17の出力信号に応じた電気量でサーボバルブSのリニ
アソレノイド22を励磁するので、踏力に対応した推力
が発生して作動杆33をスプール弁体25を下方へ押圧
する。すると、前述のようにロック状態にないスプール
弁体25は即座に下降して、先ず反力ピン37及び開弁
棒54を介してチェック弁体52を押し開く。その結
果、油圧供給源Pの油圧が入力ポート8全体に満たされ
る。次いでスプール弁体25が閉弁ストロークLを過ぎ
たところから開弁が始まる。即ち図3に示すように、出
力ポート9及び排出ポート10間が遮断して入、出力ポ
ート8,9間の連通開度がスプール弁体25の下降に応
じて増加するので、その開度増に応じて油圧供給源Pの
油圧が出力ポート9から出力され、車輪ブレーキBに伝
達してそれを作動する。それと同時に出力ポート9の出
力油圧は反力室45にも伝達して反力ピン37に上向き
の推力、即ち反力を及ぼし、これをスプール弁体25に
作用させる。その結果スプール弁体25は、下式に示す
力の釣合い状態を保つように入、出力ポート8,9間の
連通開度を自動的に制御する。
【0025】 F=f1 +f2 +f3 +b・Pi+(a−b)Po 但し、a>b 上式において、 F:リニアソレノイド22の推力 f1 :第1戻しばね43の反発力 f2 :第2戻しばね44の反発力 f3 :弁ばね53の反発力 a:反力ピン37の断面積 b:開弁棒54の断面積 Pi:入力ポート8の油圧 Po:出力ポート9の油圧 こゝで、入力ポート8の油圧Piは、圧力スイッチ14
による油圧ポンプ12の自動制御により常に一定に調整
されるものであるから、出力ポート9の油圧Poは、従
来と同様にリニアソレノイド22の推力に比例すること
になる。
【0026】次にブレーキペダル1から踏力を解放すれ
ば、制御ユニット18は電極切換弁5を原位置に戻すと
共に、サーボバルブSを当初の閉弁状態に復帰させるの
で、出力ポート9を排出ポート10を介してリザーバ1
1に開放し、車輪ブレーキBは非作動状態となる。また
スプール弁体25が閉弁終点に戻ることに伴い反力ピン
37が開弁棒54から離れるため、チェック弁体52
は、弁ばね53及び油圧供給源Pの油圧により当初のよ
うに閉じ、再び入力ポート8を閉鎖状態にし、スプール
弁体25の油圧ロックを防止する。
【0027】油圧供給源PやサーボバルブSが故障した
場合には、制動時でも制御ユニット18は故障センサ2
0からの信号を受けて電磁切換弁5を原位置に保持し続
けるので、マスタシリンダMの出力油圧を電磁切換弁5
を介して車輪ブレーキBに直接伝達させ、それを作動す
ることができる。こうしてフェイルセーフが確保され
る。
【0028】以上、本発明を自動車の油圧制動装置に適
用した場合について説明したが、本発明は、産業用の各
種油圧作動装置にも適用が可能である。
【0029】また本発明における電気アクチュエータ
は、前記リニアソレノイドに限らず、電動モータ等を用
いることもできる。
【0030】さらに上記実施例においては、反力ピン3
7、リテーナ46及び開弁棒54のうちの二者或いは三
者を一体化することもできる。
【0031】
【発明の効果】以上のように本発明の第1の特徴によれ
ば、入力ポートに、その上流側から下流側への油圧伝達
を阻止するチェック弁を介装し、このチェック弁及びス
プール弁間には、スプール弁体が閉弁終点から開弁方向
へ移動するとき、その移動に連動してチェック弁をスプ
ール弁の開弁直前で強制開弁する開弁手段を設けたの
で、スプール弁の閉弁状態では入力ポートをチェック弁
により確実に閉鎖して、スプール弁の内部全体を低圧に
保持して、そのロック現象を防止することができ、また
スプール弁が開弁方向へ移動するときは、その動きを利
用してチェック弁を開いて入力ポート全体を油圧供給源
の油圧で満たし、スプール弁の開弁に備えることがで
き、したがってその構成が簡単で安価に提供することが
できる。
【0032】また本発明の第2の特徴によれば、チェッ
ク弁を、入力ポートの中間部に形成された弁座と、この
弁座に入力ポートの上流側から着座し得るチェック弁体
と、このチェック弁体を弁座との着座方向へ付勢する弁
ばねとから構成する一方、開弁手段を、反力ピンと、こ
の反力ピン及びチェック弁体間に配設される開弁棒とで
構成し、スプール弁体が閉弁終点に位置するとき、この
開弁棒はチェック弁体の閉弁を許容するが、スプール弁
体が閉弁終点から開弁開始点に向って所定ストローク移
動したとき、開弁棒が反力ピンと協働してチェック弁体
を押し開けるようにしたので、反力ピンを開弁手段に利
用できて構成の一層の簡素化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る自動車用制動装置の全
体図
【図2】図1中のサーボバルブにおける閉弁状態のスプ
ール弁部の拡大縦断面図
【図3】同サーボバルブにおける開弁状態のスプール弁
部の拡大縦断面図
【符号の説明】
B 車輪ブレーキ(油圧アクチュエータ) P 油圧供給源 8 入力ポート 9 出力ポート 10 排出ポート 21 スプール弁 22 リニアソレノイド(電気アクチュエータ) 25 スプール弁体 37 反力ピン 51 弁座 52 チェック弁体 53 弁ばね 54 開弁棒 56 開弁手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16K 31/00 - 31/11 F16K 3/00 - 3/36

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力に応じた推力を発生する電気アクチ
    ュエータ(22)と、油圧供給源(P)に連なる入力ポ
    ート(8)、及び油圧アクチュエータ(B)に連なる出
    力ポート(9)及びリザーバ(11)に連なる排出ポー
    ト(10)を有するハウジング(23)、このハウジン
    グ(23)に摺動自在に配設され、電気アクチュエータ
    (22)の推力により、入、出力ポート(8,9)間を
    遮断して出力ポート(9)及び排出ポート(10)間を
    連通する閉弁位置から、出力ポート(9)及び排出ポー
    ト(10)間を遮断して入、出力ポート(8,9)間を
    連通する開弁位置へ作動されるスプール弁体(25)、
    並びに出力ポート(9)の油圧を受けてスプール弁体
    (25)を閉弁方向へ付勢する反力ピン(37)を備え
    るスプール弁(21)とからなるサーボバルブにおい
    て、 入力ポート(8)に、その上流側から下流側への油圧伝
    達を阻止するチェック弁(C)を介装し、このチェック
    弁(C)及びスプール弁(21)間には、スプール弁体
    (25)が閉弁終点から開弁方向へ移動するとき、その
    移動に連動してチェック弁(C)をスプール弁(21)
    の開弁直前で強制開弁する開弁手段(56)を設けたこ
    とを特徴とする、サーボバルブにおけるスプール弁のロ
    ック防止装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のものにおいて、 チェック弁(C)を、入力ポート(8)の中間部に形成
    された弁座(51)と、この弁座(51)に入力ポート
    (8)の上流側から着座し得るチェック弁体(52)
    と、このチェック弁体(52)を弁座(51)との着座
    方向へ付勢する弁ばね(53)とから構成する一方、開
    弁手段(56)を、反力ピン(37)と、この反力ピン
    (37)及びチェック弁体(52)間に配設される開弁
    棒(54)とで構成し、スプール弁体(25)が閉弁終
    点に位置するとき、この開弁棒(54)はチェック弁体
    (52)の閉弁を許容するが、スプール弁体(25)が
    閉弁終点から開弁開始点に向って所定ストローク移動し
    たとき、開弁棒(54)が反力ピン(37)と協働して
    チェック弁体(52)を押し開けるようにしたことを特
    徴とする、サーボバルブにおけるスプール弁のロック防
    止装置。
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