JP4201864B2 - トグル機構を備えたクランプ器具 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、トグル機構を備えたクランプ器具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のトグル機構を備えたクランプ器具は、工作機械の加工テーブルにおいて、例えばドリルにより孔開け加工するワークを加工テーブルに固定するために用いられる。このクランプ器具は構成が比較的簡素で安価に入手できるので、汎用性があり、図14及び図15に示すようなものが提案されている。このクランプ器具は、長方形状の取付基板21の上面に対し支持体22が一体的に形成され、該支持体22にはクランプレバー23の基端部が第1連結ピン24により回動可能に連結され、該クランプレバー23の中間部には操作レバー32の先端部が第2連結ピン33により回動可能に連結されている。又、前記支持体22にはトグル機構Kを構成する連結リンク34の一端が第3連結ピン36により回動可能に連結され、該連結リンク34の他端部は前記操作レバー32の前記第2連結ピン33寄り中間部に対し第4連結ピン37により回動可能に連結され、前記クランプレバー23の先端部には被クランプ体を押圧するクランプボルト29が該クランプレバー23の長手方向の位置調節可能に、かつレバー23と直交する押圧方向の高さ調節可能に支持されている。
【0003】
前記取付基板21には工作機械の加工テーブル11への取付用の孔21bが四箇所に形成されている。図15に示すように、この孔21bにボルト61a,61bをそれぞれ貫通し、取付基板21を加工テーブル11に締め付け固定するようになっている。そして、クランプ器具を加工テーブル11に取り付けた状態で、操作レバー32を第2連結ピン33を中心に時計回り方向に回動すると、連結リンク34が第3連結ピン36を中心に反時計回り方向に回動され、クランプレバー23が第1連結ピン24を中心に反時計回り方向に回動され、クランプボルト29によりワークWが加工テーブル11の上面に押圧される。この状態は第4連結ピン37が第2、3の連結ピン33,36の中心を結ぶデットポイントDを越えることにより保持される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記のようにワークWが加工テーブル11に押圧される過程では、クランプボルト29が受ける反力により取付基板21は図15においてその右端縁の接触点Oを中心として時計回り方向の回転モーメントを受ける。このモーメントは前記ボルト61a,61bにより受け止められる。このとき、前後各一対のボルト61a,61bのうち後側に位置する一対のボルト61bには前記回転モーメントによる持ち上げ力がそれほど作用しない。しかし、前側に位置するボルト61aの前記接触点Oからの距離は、該接触点Oからボルト61bの距離よりも長いので、大きな持ち上げ力が作用する。つまり、後側の締付ボルト61bは殆ど遊び状態となっており、締付ボルト61bを使用しなくてもそれほど問題がないともいえる。それにも拘わらず、従来は前記遊び状態となっている締付ボルト61bを含めて合計四本のボルト61a,61bを使用してクランプ器具の取付作業を行っていたので、部品点数が多くなるばかりでなく、取付作業が非常に面倒であるという問題があった。
【0005】
ところで、本願出願人は、ワークWを加工テーブル11上の所定位置に位置決め固着するための固着治具を提案している。この治具は図16に示すように、上下方向に貫通するネジ孔14aを有する基台部材14と、前記基台部材14のネジ孔14aに対しその高さ方向への移動調節可能に螺合される雄ネジ15aを有する筒状の調節部材15とを備えている。又、この治具は前記調節部材15に設けた上下方向に貫通する孔15b及び基台部材14のネジ孔14aを貫通し、加工テーブル11に前記調節部材15及び基台部材14を固着する締付ボルト16及びナット17を備えている。さらに、この治具は前記ボルト16及びナット17で固着された状態の調節部材15及び基台部材14を利用してワークWの位置を決める。そして、前記調節部材15のフランジ部15cの上面とワークWとに逆U字状のクランプ部材62を載置し、クランプ部材62を貫通するボルト63を調節部材15に螺合することによりクランプ部材62を前記調節部材15とワークWに押圧して、ワークWをテーブル11の上面に固定するようにしている。
【0006】
上記の固着治具によりワークWを簡単にクランプすることが可能になったが、この治具と前記トグル機構Kを備えたクランプ器具を併用する場合には、調節部材15の上面に締付ボルト16が突出しているので、固着治具を改造する必要があった。即ち、前記締付ボルト16及びナット17を調節部材15の上面から突出しないようにするとともに、調節部材15の上面に対し前記ボルト61a,61bを螺合する四つのネジ孔を形成する必要があった。又、四つのネジ孔の間隔と、前記取付基板21のボルト挿通孔21bとの芯出し加工が面倒で、規格の異なる取付基板21を有するクランプ器具の取り付けができないという問題もあった。さらに、調節部材15に対する取付基板21の締め付け箇所が四箇所となり、取付作業が面倒であるという問題もあった。加えて、前記ボルト63をスパナ等の工具で回動操作する必要があるため、ワークWのクランプ作動が面倒であった。
【0007】
本発明は、上記従来の技術に存在する問題点に着目してなされたものであって、その目的は、加工テーブルや固着治具等の被取付体に対する取付作業を容易に行うことができるとともに、取付用の部品点数を少なくすることができ、さらにワークのクランプを容易に行うことができるトグル機構を備えたクランプ器具を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明では、テーブルあるいは固着治具等の被取付体に取り付けられる取付基板の上面に支持体を前後方向に指向するように連結し、該支持体の前端部に対し、治具あるいは被加工ワーク等の被クランプ体をクランプするクランプレバーの後端部を第1連結ピンにより回動可能に、かつ前方に指向するように連結するとともに、前記クランプレバーの中間部に対し操作レバーの前端部を第2連結ピンにより回動可能に連結し、前記支持体の後端部に対し連結リンクの後端部を第3連結ピンにより回動可能に連結し、前記連結リンクの前端部を第4連結ピンにより前記操作レバーの先端寄りの中間部に連結してトグル機構を構成し、該トグル機構を前記操作レバーにより作動して前記クランプレバーにより前記被クランプ体を押圧するように構成したクランプ器具において、前記取付基板を前記支持体の前端からクランプレバーによる被クランプ体の押圧位置に接近する前方向に延長してその延長部に対し前記被取付体に該延長部をボルト等の締付具により固定するための取付孔又は取付凹部を設け、前記操作レバーによる被クランプ体の押圧時に、その反力により前記取付孔又は取付凹部よりも後方の前記取付基板の下面が前記被取付体に押圧されるように構成している。
【0009】
請求項2に記載の発明では、テーブルあるいは固着治具等の被取付体に取り付けられる取付基板の上面に支持体を前後方向に指向するように連結し、該支持体の前端部に対し、治具あるいは被加工ワーク等の被クランプ体をクランプするクランプロッドの後端部を支持筒により前後方向の往復動可能に、かつ前方に指向するように支持するとともに、前記クランプロッドの後端部に対し第1連結ピンにより第1連結リンクの前端部を回動可能に連結し、前記支持体の後端部に対し第2連結リンクの後端部を第2連結ピンにより回動可能に連結し、前記第2連結リンクの前端部を第3連結ピンにより前記第1連結リンクの後端部に回動可能に連結し、前記第2連結リンクに対し操作レバーの先端部を連結してトグル機構を構成し、該トグル機構を前記操作レバーにより作動して前記クランプロッドにより前記被クランプ体を押圧するように構成したクランプ器具において、前記取付基板を前記支持体の前端から前記クランプロッドによる被クランプ体の押圧位置に接近する前方向に延長してその延長部に対し前記被取付体に該延長部をボルト等の締付具により固定するための取付孔又は取付凹部を設け、前記操作レバーによる被クランプ体の押圧時に、その反力により前記取付孔又は取付凹部よりも後方の前記取付基板の下面が前記被取付体に押圧されるように構成している。
請求項3に記載の発明では、請求項1又は2において、前記取付凹部は前記延長部の側方から中央に向かって形成されている。
請求項4に記載の発明では、請求項1又は2において、前記取付孔又は取付凹部は前後方向の縦長に形成されている。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を具体化した第1実施形態を図1〜図4に基づいて説明する。
この第1実施形態では工作機械の加工テーブル11の上面にワークWの位置決め固着治具12が装着されている。又、この固着治具12にはトグル機構Kを備えたクランプ器具13が装着されている。そして、前記加工テーブル11の上面に載置された被加工ワークWを前記クランプ器具13により所定位置に押圧するようにしている。
【0011】
前記固着治具12を構成する筒状の基台部材14の中心部にはネジ孔14aが形成され、外周面には前記ワークWの位置を決めるための基準部Sが四箇所に形成されている。前記固着治具12のネジ孔14aには、筒状の調節部材15の外周面に形成された雄ネジ部15aが螺合されている。前記調節部材15の中心部には締付ボルト16を貫通する孔15bが縦方向に形成されている。このボルト16の頭部16aは加工テーブル11の取付溝11aに係合され、上端部の雄ネジ部にナット17を螺合することにより後述するクランプ器具13の取付基板21を締め付け固定するようにしている。
【0012】
次に、クランプ器具13について説明すると、取付基板21の中央部上面には支持体としての支持板22が一体的に形成されている。この支持板22の前端部にはクランプレバー23の基端部が第1連結ピン24により上下方向の回動可能に連結されている。このクランプレバー23は左右一対の互いに平行なレバー片25,26と、両レバー片25,26の先端部上下に当接した上下一対の取付板27,28と、両取付板27,28を貫通して上下に挿通したクランプボルト29と、このクランプボルト29を前記両取付板27,28に対し前記両取付板27,28とともに一対のレバー片25,26に締付固定するナット30,31とにより構成されている。
【0013】
前記クランプレバー23の基端上部には操作レバー32の先端部が第2連結ピン33により上下方向の回動可能に連結されている。トグル機構Kを構成する一対の連結リンク34,35の基端部は前記支持板22の後端部に第3連結ピン36を介して上下方向の回動可能に連結され、この連結リンク34,35の先端部は前記操作レバー32の中間部に第4連結ピン37により相対回動可能に連結されている。
【0014】
前記取付基板21は、図4に示すように前方、つまりクランプボルト29側に延長され、該延長部21aの中央部には、前記固着治具12を構成する締付ボルト16が挿通可能なボルト挿通孔21bが一箇所に形成されている。
【0015】
次に、前記のように構成した固着治具12及びクランプ器具13を用いて、加工テーブル11の上面に載置されたワークWを所定位置にクランプする動作を説明する。
【0016】
図2に示すように加工テーブル11の上面に締付ボルト16の下端部に形成された頭部16aをテーブル11の取付溝11aに係止し、ボルト16をテーブル11の上面から上方に立設する。この状態で、基台部材14のネジ孔14aに調節部材15の雄ネジ部15aを螺合した状態で、調節部材15のボルト挿通孔15bに前記締付ボルト16を挿通するようにして基台部材14の下面を加工テーブル11の上面に載置し、締付ボルト16の上端部を調節部材15の上端面から上方に突出する。
【0017】
次に、締付ボルト16の上端部に対しクランプ器具13の取付基板21の延長部21aに形成されたボルト挿通孔21bを嵌合し、取付基板21を調節部材15の上面に載置する。そして、締付ボルト16にナット17を螺合し座金18を介して取付基板21の延長部21aを調節部材15の上面に締付固定する。この状態においては、基台部材14、調節部材15及び取付基板21が加工テーブル11の上面に対し締付ボルト16とナット17により締付固定される。この結果、クランプ器具13は固着治具12とともに加工テーブル11に取り付け固定される。
【0018】
次に、加工テーブル11の上面のワークWを基台部材14の外周面に形成された平面状の基準部Sに当接し、所望する位置に位置決めする。
その後、クランプ器具13の操作レバー32を図2のクランプ器具13の組み付け状態において時計回り方向に回動すると、クランプ器具13のクランプレバー23が第1連結ピン24を中心に図2の反時計回り方向に回動されるとともに、連結リンク34,35が第3連結ピン36を中心にして、反時計回り方向に回動され、第4連結ピン37は、第2連結ピン33の中心O1と連結ピン36の中心O2とを直線で結ぶデッドポイントDに向かって移動される。そして、第4連結ピン37の中心O3が前記デッドポイントDに接近した状態でクランプボルト29の下端部に形成した頭部29aがワークWの上面に接触する。この状態でさらに操作レバー32を時計回り方向に押圧回動すると、図1に示すように、第4連結ピン37の中心O3がデッドポイントDを越えて下方に移動され、この時クランプボルト29の頭部29aによりワークWの上面が押圧され、ワークWは加工テーブル11上面にクランプ保持される。
【0019】
なお、前記操作レバー32によるワークWのクランプ動作において、クランプボルト29が受ける上方への反力は、クランプレバー23、支持板22及び取付基板21に伝達され、取付基板21の下面中間部と、調節部材15のフランジ部15cの上面に作用する。この時フランジ部15cの右側エッジ部と取付基板21の下面との接触点Pを中心として取付基板21が時計回り方向に回転モーメントを受けるので、延長部21aはフランジ部15cの上面から上方に浮き上がろうとするが、ボルト16及びナット17により阻止される。
【0020】
次に、前記のように構成したクランプ器具13の効果を構成とともに列記する。
(1)前記実施形態においては、クランプ器具13の取付基板21の前端部をクランプボルト29側に延長した延長部21aに対し締付ボルト16のボルト挿通孔21bを形成し、かつ挿通孔21bを延長部21aの中央部に設定したので、締付ボルト16を挿通してナット17により取付基板21を固着治具12に締め付けすることができ、固着治具12に対するクランプ器具13の取付作業を簡単な構成により容易に行うことができる。
【0021】
(2)前記実施形態においては固着治具12とクランプ器具13とを組み合わせてワークWを加工テーブル11の上面に押圧保持するようにしたので、クランプ器具13によるワークWのクランプ高さの自由度を大きくすることができる。
【0022】
(3)前記実施形態においては、取付基板21に対し一体的に延長部21aを突出形成し、その中央部にボルト16の挿通孔21bを一箇所に形成したので、固着治具を締め付ける機能を兼用する一本の締付ボルト16及びナット17によりクランプ器具13を固着治具12に容易に取り付けることができ、部品点数を少なくすることができる。
【0023】
次に、この発明を具体化した第2実施形態を図5に基づいて説明する。
この第2実施形態においては、固着治具12を構成する基台部材14の底部中央にネジ孔14bを形成してボルト41の上端部を螺入し、基台部材14に形成したネジ孔14cに螺合されたセットボルト42によりボルト41を所定位置に固定している。又、ボルト41を加工テーブル11のネジ孔11bに螺合することにより基台部材14を加工テーブル11に固定する。
【0024】
次に、基台部材14のネジ孔14aに調節部材15の雄ネジ部15aを螺合するとともに、該雄ネジ部にロックナット43を螺合し調節部材15の高さを調節した後、該ロックナット43により基台部材14と調節部材15を固定する。さらに、調節部材15のフランジ部15cの上面にクランプ器具13の取付基板21を載置し締付ボルト44により該基板21を調節部材15に締付固定する。
【0025】
この第2実施形態においては、固着治具12をテーブル11に取り付ける専用のボルト41の他に、クランプ器具13を固着治具12に取り付ける専用のボルト44を用いる。前記締付ボルト16を使用する第1実施形態では、調節部材15の高さが変化すると、それに応じてボルト16の高さも変更しなければならないが、この第2実施形態では、一種類の締付ボルト44を用意すれば良いので、調節部材15に対するクランプ器具13の取付作業に必要な部品を少なくして、取付作業を容易に行うことができる。この第2実施形態のその他の効果は、前述した第1実施形態の効果(1),(2),(3)と同様である。
【0026】
次に、図6に基づいてこの発明の第3実施形態を説明する。
この第3実施形態においては、固着治具12の構成が第1実施形態と異なり、調節部材15のフランジ部15cの中央部にネジ孔15dを形成し、そのネジ孔15dの下部に凹部15eを形成し、締付ボルト16を挿通孔15bから下方に挿入し、加工テーブル11に設けたネジ孔11bに螺合し、ボルト16の頭部16aを前記凹部15eに収容して、フランジ部15cの上面から突出しないようにしている。又、クランプ器具13の取付基板21は調節部材15のフランジ部15cの上面に載置され、締付ボルト44を挿通孔21bを貫通して前記ネジ孔15dに螺合し、クランプ器具13を固着治具12に固定する。
【0027】
この第3実施形態においては、固着治具12が専用の締付ボルト16により加工テーブル11に固定されるとともに、クランプ器具13は専用の締付ボルト44により調節部材15に固着される。
【0028】
この第3実施形態においても、一種類の締付ボルト44を用意すれば良いので、調節部材15に対するクランプ器具13の取付作業に必要な部品を少なくして、取付作業を容易に行うことができる。この第3実施形態のその他の効果は、前述した第1実施形態の作用効果(1),(2),(3)と同様である。
【0029】
次に、この発明の第4実施形態を図7,図8に基づいて説明する。
この実施形態においては図7に示すように調節部材15の外周側面に対しクランプ器具13の取付基板21を当接し、ボルト44を調節部材15に形成したネジ孔15fに螺合して該基板21を調節部材15に固定している。そして、クランプボルト29によりワークWの垂直面を左方に押圧し、図示しないワークWの左方に設けた固着治具12との間でワークWをクランプするようにしている。又、この実施形態では図8に示すように、基台部材14と調節部材15とにそれぞれ切欠凹部14dと15gを形成し、固着治具12を締付ボルト16をテーブル11の上面に突出した状態で側方から組み付けるようになっている。
【0030】
この第4実施形態においても、前述した第1実施形態と同様の作用効果(1),(2),(3)を奏する。
次に、この発明の第5実施形態を図9に基づいて説明する。
【0031】
この第5実施形態においては、クランプ器具13の取付基板21がクランプレバー23とほぼ直交するようになっていて、該取付基板21を調節部材15のフランジ部15cの外周面に対しスペーサ45を介してボルト44により締付固定している。そして、調節部材15の上面に支持したワークWをクランプボルト29により調節部材15の上面にクランプするようにしている。
【0032】
この第5実施形態においても、前述した第1実施形態と同様の作用効果(1),(2),(3)を奏する。
次に、この発明の第6実施形態を図10及び図11に基づいて説明する。
【0033】
この第6実施形態のクランプ器具13は前述した第1〜第5実施形態のクランプ器具13と異なり、支持板22の一端部に支持筒51を固着し、該支持筒51にはクランプロッド52を直線往復運動可能に支持している。又、クランプロッド52の基端部には第1連結リンク53が第1連結ピン54により回動可能に連結されている。第2連結リンク55の基端部は前記支持板22に対し第2連結ピン56により回動可能に連結され、中間部は前記第1連結リンク53の他端部に第3連結ピン57により回動可能に連結されている。さらに、第2連結リンク55には、操作レバー32がビス58により固定されている。そして、操作レバー32を図10において反時計回り方向に回動操作すると、クランプロッド52が前進(図10において左方)へ移動され、ワークWを押圧するようにしている。
【0034】
前記基台部材14の底部にはボルト16の下端部に形成した円柱状部16cを嵌合する孔14eが形成されている。そして、クランプ器具13によるワークWの押圧時に固着治具12がテーブル11の上面で水平方向に移動しないようにしている。
【0035】
なお、前記クランプロッド52が最も後退された状態で締付ボルト16を上方から延長部21aの孔21bに挿入することができるように各部の寸法を設定している。
【0036】
この第6実施形態においても、取付基板21の延長部21aが締付ボルト16の頭部16aによって調節部材15の上面に固着され、クランプ器具13の固着治具12に対する取付作業を容易に行うことができる。
【0037】
なお、本発明の実施形態は以下のように変更してもよい。
・図12(a)に示すように取付基板21の延長部21aに形成したボルト挿通孔21bを前後方向の縦長の長孔とすること。
【0038】
この別例では、固着治具12に対するクランプ器具13の取付基板21の前後方向の位置調節を容易に行うことができる。
・図12(b)に示すように延長部21aに対し側方より凹部21cを形成すること。又、この実施形態において、凹部21cの内端部に後方に指向する凹部21dを形成すること。
【0039】
この別例では、締付ボルト16に対する延長部21aの係合動作を水平方向から容易に行うことができる。又、この別例は図10に示す実施形態に適用するとクランプ器具13の締付ボルト16と凹部21cの係合が簡単となる。
【0040】
・図12(c)に示す別例は、前記凹部21cを延長部21aの前端部から切欠形成して前後方向に長い凹部としている。
この別例では、固着治具12に対するクランプ器具13の取付基板21の前後方向の位置調節を容易に行うことができる。
【0041】
・図12(d)に示す別例は、延長部21aに対しネジ孔21eを形成している。
従って、この別例においては締付ボルト16をネジ孔21eに螺合することによりクランプ器具13を固着治具12に取り付けることができる。
【0042】
・図13に示すように取付基板21と支持板22を左右一対のプレス成形されたプレートを重ね合わせて構成すること。
この別例では、取付基板21及び支持板22を板材により容易に製造することができる。
【0043】
・図示しないが、固着治具12の上面に対し傾斜面を有する取付部材を介在し、該取付部材の上面にクランプ器具13の取付基板21を傾斜状態で支持すること。この別例においては、ワークWが傾斜面を有する場合にその傾斜を安定してクランプすることができる。
【0044】
・図1に示す実施形態において、操作レバー32を反時計回り方向に回動したとき、クランプレバー23によりワークWをクランプするようができるようなトグル機構を有するクランプ器具に具体化すること。
【0045】
・前記各実施形態において、前記操作レバー32の手動操作部を省力するとともに、レバー32を電動モータの回転運動、電磁ソレノイドにより駆動されるアクチュエータの運動、油圧又はエアのシリンダのロッド等により作動するように構成すること。
【0046】
・前記延長部21aに対し挿通孔21bを前後方向に複数箇所に形成すること。この場合には、クランプ器具13の前後方向への取付位置を調節することができる。
【0047】
次に、前記各実施形態及び別例から把握できる請求項に記載した発明以外の技術的思想について、それらの効果とともに以下に記載する。
(a)請求項1において、前記取付孔はネジ孔であるトグル機構を備えたクランプ器具。
【0048】
上記(a)に記載のトグル機構を備えたクランプ器具によれば、請求項1に記載の効果に加えて、ナットを省略して、部品点数を低減することができる。
(b)請求項1,2,3,上記(a)のいずれか一つにおいて、前記支持体にはクランプ部材としてのクランプレバーの基端部が第1連結ピンにより回動可能に連結され、該クランプレバーの中間部には操作レバーの先端部が第2連結ピンにより回動可能に連結され、前記支持体にはトグル機構を構成する連結リンクの一端が第3連結ピンにより回動可能に連結され、該連結リンクの他端部は前記操作レバーの第2連結ピン寄り中間部に対し第4連結ピンにより回動可能に連結され、前記クランプレバーの先端部には前記操作レバーの回動により被クランプ体を押圧する押圧部材が該クランプレバーの長手方向の位置調節可能に、かつ押圧部材が該レバーと直交する押圧方向に長さ調節可能に支持されているトグル機構を備えたクランプ器具。
【0049】
上記(b)に記載のトグル機構を備えたクランプ器具によれば、請求項1,2,3又は(a)に記載の効果に加えて、被クランプ体を適正にクランプすることができる。
【0050】
(c) 下方向に貫通するネジ孔を有する基台部材と、
前記基台部材のネジ孔に対しその高さ方向への移動調節可能に螺合され、上下方向に貫通する孔を有する筒状の調節部材と、
前記調節部材の孔及び基台部材のネジ孔を挿通し、加工テーブル等の作業台に前記調節部材及び基台部材を固着する締付ボルト及びナットと
を備えた固着治具と、
前記締付ボルト及びナットにより調節部材の上面に締め付け固定される請求項1記載のトグル機構を備えたクランプ器具と
から構成されたワーククランプ装置。
【0051】
このワーククランプ装置は、ワークの高さが変化した場合に、調節部材の高さを調節してワークを容易にクランプすることができる。
(d) 加工テーブル等の作業台にボルトにより固定される基台部材と、
前記基台部材に形成したネジ孔に対しその高さ方向への移動調節可能に螺合される調節部材と、
前記調節部材に形成したネジ孔に螺合される締付ボルトと
を備えた固着治具と、
前記締付ボルトにより調節部材の上面に締め付け固定される請求項1記載のトグル機構を備えたクランプ器具と
から構成されたワーククランプ装置。
【0052】
このワーククランプ装置も上記(c)のワーククランプ装置と同様の効果を奏する。
【0053】
【発明の効果】
請求項1又は2記載の発明は、加工テーブルや固着治具等の被取付体に対する取付作業を容易に行うことができるとともに、取付用の部品点数を少なくすることができる効果を奏する。
【0054】
請求項3に記載の発明によれば、請求項1又は2記載の発明の効果である被取付体に対する取付作業をさらに容易に行うことができる。
請求項4に記載の発明によれば、請求項1又は2に記載の効果に加えて、被取付体に対する取付位置の調整を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明を具体化した第1実施形態のクランプ器具の取り付け状態を示す正断面図。
【図2】 第1実施形態のクランプ器具の取り付け動作を示す正断面図。
【図3】 図1のクランプ器具の取り付け状態を示す平面図。
【図4】 固着治具及びクランプ器具の斜視図。
【図5】 この発明の第2実施形態のクランプ器具の取り付け状態を示す正断面図。
【図6】 この発明の第3実施形態のクランプ器具の取り付け状態を示す正断面図。
【図7】 この発明の第4実施形態のクランプ器具の取り付け状態を示す正断面図。
【図8】 第4実施形態の部分横断面図。
【図9】 この発明の第5実施形態のクランプ器具の取り付け状態を示す正断面図。
【図10】 この発明の第6実施形態のクランプ器具の取り付け状態を示す正断面図。
【図11】 図10のクランプ器具の平面図。
【図12】 この発明の別例を示す取付基板の部分斜視図。
【図13】 この発明の別例を示す取付基板及び支持板を示す斜視図。
【図14】 従来のクランプ器具を示す斜視図。
【図15】 従来のクランプ器具の使用状態を示す正断面図。
【図16】 固着治具を示す正断面図。
【符号の説明】
11…加工テーブル、11a…取付溝、11b…ネジ孔、12…固着治具、13…クランプ器具、14…基台部材、15…調節部材、16…締付ボルト、17…ナット、21…取付基板、21a…延長部、21b…ボルト挿通孔、21c…凹部、21d…湾曲凹部、21e…ネジ孔、22…支持体としての支持板、23…クランプレバー、24…第1連結ピン、25,26…レバー片、27,28…取付板、29…クランプボルト、30,31…ナット、32…操作レバー、33…第2連結ピン、34,35…連結リンク、36…第3連結ピン、37…第4連結ピン、44…締付ボルト、45…スペーサ、51…支持筒、52…クランプロッド、53…第1連結リンク、54…第1連結ピン、55…第2連結リンク、56…第2連結ピン、57…第3連結ピン。
Claims (4)
- テーブルあるいは固着治具等の被取付体に取り付けられる取付基板の上面に支持体を前後方向に指向するように連結し、該支持体の前端部に対し、治具あるいは被加工ワーク等の被クランプ体をクランプするクランプレバーの後端部を第1連結ピンにより回動可能に、かつ前方に指向するように連結するとともに、前記クランプレバーの中間部に対し操作レバーの前端部を第2連結ピンにより回動可能に連結し、前記支持体の後端部に対し連結リンクの後端部を第3連結ピンにより回動可能に連結し、前記連結リンクの前端部を第4連結ピンにより前記操作レバーの先端寄りの中間部に連結してトグル機構を構成し、該トグル機構を前記操作レバーにより作動して前記クランプレバーにより前記被クランプ体を押圧するように構成したクランプ器具において、
前記取付基板を前記支持体の前端からクランプレバーによる被クランプ体の押圧位置に接近する前方向に延長してその延長部に対し前記被取付体に該延長部をボルト等の締付具により固定するための取付孔又は取付凹部を設け、前記操作レバーによる被クランプ体の押圧時に、その反力により前記取付孔又は取付凹部よりも後方の前記取付基板の下面が前記被取付体に押圧されるように構成したことを特徴とするトグル機構を備えたクランプ器具。 - テーブルあるいは固着治具等の被取付体に取り付けられる取付基板の上面に支持体を前後方向に指向するように連結し、該支持体の前端部に対し、治具あるいは被加工ワーク等の被クランプ体をクランプするクランプロッドの後端部を支持筒により前後方向の往復動可能に、かつ前方に指向するように支持するとともに、前記クランプロッドの後端部に対し第1連結ピンにより第1連結リンクの前端部を回動可能に連結し、前記支持体の後端部に対し第2連結リンクの後端部を第2連結ピンにより回動可能に連結し、前記第2連結リンクの前端部を第3連結ピンにより前記第1連結リンクの後端部に回動可能に連結し、前記第2連結リンクに対し操作レバーの先端部を連結してトグル機構を構成し、該トグル機構を前記操作レバーにより作動して前記クランプロッドにより前記被クランプ体を押圧するように構成したクランプ器具において、
前記取付基板を前記支持体の前端から前記クランプロッドによる被クランプ体の押圧位置に接近する前方向に延長してその延長部に対し前記被取付体に該延長部をボルト等の締付具により固定するための取付孔又は取付凹部を設け、前記操作レバーによる被クランプ体の押圧時に、その反力により前記取付孔又は取付凹部よりも後方の前記取付基板の下面が前記被取付体に押圧されるように構成したことを特徴とするトグル機構を備えたクランプ器具。 - 請求項1又は2において、前記取付凹部は前記延長部の側方から中央に向かって形成されているトグル機構を備えたクランプ器具。
- 請求項1又は2において、前記取付孔又は取付凹部は前後方向の縦長に形成されているトグル機構を備えたクランプ器具。
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