JP7263999B2 - 固定治具 - Google Patents

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本発明は、例えば自動車の組み立て時に用いられる固定治具に関する。
自動車は、多数のユニットがネジによる締結などにより連結されて組み立てられる。この組み立ては、オートメーション化されているものもあれば、手作業により行われるものもある。従来、自動車の組み立て時に用いられる治具として、例えば特許文献1で開示された自動車ボディー組立用治具など、様々なものが提案され実用化されている。
特開昭62-184975号公報 特開2013-145042号公報
例えば、アクスルケースへブレーキユニットを手作業で組み付ける際には、作業者は、アクスルケースを組み立てベース(ワークスタンドと言ってもよい)上に載置し、アクスルケースとブレーキユニットを連結するネジをトルクレンチで締結する。
この締結作業時において、ネジの回転方向には大きなトルクが生じるので、その回転トルクによって組み立てベースからアクスルケースが起き上がってしまう(浮き上がってしまう)おそれがあり、さらには組み立てベースからアクスルケースが落下するおそれもある。
本発明は、以上の点を考慮してなされたものであり、回転トルクに起因する組み立てベースからの組み立て対象物の位置ずれや落下を、簡単な操作で防止し得る固定治具を提供する。
本発明の固定治具の一つの態様は、
組み立てベースに接続される接続部と、
前記組み立てベース上に載置された組み立て対象物を把持する把持部と、
前記接続部と前記把持部とを連結し、かつ、移動により前記接続部と前記把持部との相対位置を変更する、移動部と、
前記移動部の移動を許容及び禁止する移動規制部と、
を備える。
本発明によれば、回転トルクに起因する組み立てベースからの組み立て対象物の位置ずれや落下を、簡単な操作で防止し得る。
実施の形態に係る固定治具の構成を示す側面図 固定治具の移動部の動作の説明に供する側面図 固定治具の移動部の動作の説明に供する側面図 固定治具の使用の様子を示す斜視図 固定治具の使用の様子を示す斜視図
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る固定治具100の構成を示す側面図である。
図4及び図5は、固定治具100の使用の様子を示す斜視図である。本実施の形態の場合、固定治具100は、アクスルケース200を固定するために用いられる。図から分かるように、組み立て時において、アクスルケース200は、組み立てベース400上に載置される。この載置状態において、アクスルケース200の車軸方向にブレーキユニット300がネジの締結により組み付けられる。
図1に示したように、固定治具100は、組み立てベース400に接続される接続部としてのフック110を有する。具体的には、フック110が組み立てベース400に設けられたアイボルト401に引っ掛けられ、これにより、組み立てベース400と固定治具100が接続される。
また、固定治具100は、アクスルケース200を把持する把持部120を有する。把持部120は、鉛直方向の下方が開口された断面コ字状の形状を有する。具体的には、把持部120は、上片部121と、上片部121から下方に延在する一対の側片部122a、122bとを有する。これにより、把持部120は、アクスルケース200に上方から係合する。より具体的には、把持部120は、車軸を覆っているアクセルケース200のくびれ部分に上方から係合する。係合状態において、アクスルケース200は、側片部122a、122bによって回転方向の移動が規制される。なお、本実施の形態の場合、把持部121の内側には、ゴムなどの緩衝部材123が設けられており、これにより係合時における把持部121のガタツキやアクスルケース200の損傷が防止される。
また、固定治具100は、把持部120から側方に延在する連結部130を有する。
連結部130には、上下方向に移動可能に棒状の移動部140が取り付けられている。移動部140の上端にはフランジ141が設けられ、これにより作業者はフランジ141を掴んで移動部140を上方向に引っ張り上げることができる。移動部140の下端には棒状の移動部140の軸回り方向に回転自在のアイボルト142が取り付けられている。アイボルト142にはフック110が取り付けられている。これにより、フック110は、アイボルト142を介して移動部140の軸回り方向に回転させることができる。
ここで、換言すれば、移動部140は、接続部であるフック110と把持部120とを連結し、かつ、移動によりフック110と把持部120との相対位置を変更する機能を有する。
さらに、固定治具100は、移動部140の移動を許容及び禁止する移動規制部151を有する。本実施の形態の場合、移動規制部151として、例えば特許文献2に開示されているように、移動部140の一方向(本実施の形態の場合、下方向)の相対移動を阻止し(禁止し)かつ他方向(本実施の形態の場合、上方向)の相対移動は許容するクランプ機構と、当該クランプ機構の前記一方向(本実施の形態の場合、下方向)の相対移動を阻止(禁止)する機能を無効にするアンクランプ機構と、を備えたものが用いられる。
連結部130には、アンクランプ操作板161が取り付けられている。作業者が連結部130及びアンクランプ操作板161の先端をまとめて手で握ると、アンクランプ操作板161が上に持ち上げられる。このとき、アンクランプ操作板161の上面が移動規制部151の規制を解除するための規制解除部材162に当接してこれを押し上げる。この結果、移動部140の下方向へのロックが解除され、移動部140は下方向に移動可能とされる。
また、把持部120の上部には、作業者が固定治具100全体を持ち上げるための取っ手部170が設けられている。
図2及び図3を用いて、固定治具100の移動部140の動作について詳しく説明する。
移動部140は、作業者により規制解除部材162が操作されていない状態において、図2の矢印aで示した上方向への移動が許容され(つまり移動可能とされ)、かつ、下方向への移動が禁止されている(つまり移動不可能とされている)。よって、作業者は、フランジ141を掴んで移動部140を上方向に移動させることができる。
これに対して、移動部140は、作業者により規制解除部材162が操作されている状態(作業者により握られてアンクランプ操作板161が上方に偏移された状態)において、図3の矢印bで示した下方向への移動が許容される(つまり移動可能とされる)。よって、作業者は、フランジ141を下方向に押し込んで移動部140を下方向に移動させることができる。
次に、図4及び図5を用いて、固定治具100のアクスルケース200への取り付けについて説明する。
先ず、作業者は、組み立てベース400上に載置されたアクスルケース200に固定治具100を取り付ける。このとき、作業者は、取っ手部170を持って固定治具100をアクスルケース200の所定の取り付け位置まで持っていき、把持部120をアクスルケース200の上方から差し込む。
次に、作業者は、組み立てベース400のアイボルト401にフック110を引っ掛ける。次に、作業者は、移動部140を上方に引っ張り上げる。これにより、アクスルケース200が固定治具100を介して組み立てベース400に固定される。特に、アクスルケース200が、図5の矢印R1で示した回転方向に浮き上がることが固定治具100によって防止される。
具体的に説明すると、作業者は、固定治具100をアクスルケース200に取り付け、移動部140の移動位置を調整した後に、ボルト500をトルクレンチ(図示せず)で回すことによりアクスルケース200にブレーキユニット300を締結する。このとき、作業者がトルクレンチによってボルト500を矢印R1の方向に回転させると、アクスルケース200には、矢印R1の方向に230Nm程度の回転トルクが付与される。もしもアクスルケース200に固定治具100が取り付けられていなければ、この回転トルクによってアクスルケース200が組み立てベース400から浮き上がるおそれがあり、場合によっては組み立てベース400から落下するおそれがある。
しかし、本実施の形態の場合には、アクスルケース200が固定治具100によって矢印R1の方向に回転しないように組み立てベース400に係合固定されているので、ボルト500の締結時における、組み立てベース400からのアクスルケース200の浮き上がり及び落下を防止できる。
作業者は、締結作業を終了すると、アンクランプ操作板161を持ち上げることで移動規制部151をアンクランプ状態(つまり移動部140の下方向への移動禁止を解除した状態)とする。このアンクランプ状態において、作業者は、移動部140を下方向に移動させる。次に、作業者は、アイボルト401からフック110を外す。次に、作業者は、取っ手部170を持って固定治具100を上方に持ち上げることで、固定治具100をアクスルケース200から取り外す。
以上説明したように、本実施の形態によれば、固定治具100が、組み立てベース400に接続される接続部としてのフック110と、組み立てベース400上に載置された固定対象物としてのアクスルケース200を把持する把持部120と、フック110と把持部120とを連結し、かつ、移動によりフック110と把持部120との相対位置を変更する移動部140と、移動部140の移動を許容及び禁止する移動規制部151と、を有するので、簡単な操作で、組み立てベース400からの組み立て対象ユニット(アクスルケース200)の位置ずれや落下を防止し得る固定治具100を実現できる。
また、把持部120は、鉛直方向下方が開口した形状となっているので、作業者は、把持部120をアクスルケース200の上方からアクスルケース200に差し込むことで、把持部120をアクスルケース200に簡単に装着できる。
また、移動部140とフック110を、移動部140の軸回り方向に回転自在の回転部材(実施の形態の場合にはアイボルト142)を介して連結したことにより、フック110の向きを自由に変えることができるので、組み立てベース400のアイボルト401の向きにかかわらず、容易にアイボルト401にフック110を引っ掛けることができる。
また、移動規制部151による移動部140の移動禁止動作を解除する解除部としてのアンクランプ操作板161を有することにより、作業者は、解除部を操作するだけで容易に移動部140を鉛直方向下方に移動可能な状態とすることができ、組み立てベース400から容易に固定治具100を取り外すことができるようになる。
上述の実施の形態は、本発明を実施するにあたっての具体化の一例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその要旨、またはその主要な特徴から逸脱することの無い範囲で、様々な形で実施することができる。
上述の実施の形態では、組み立て対象物がアクスルケース200である場合について述べたが、本発明の固定治具が適用可能な組み立て対象物はアクスルケースに限らない。本発明の固定治具は、組み立て時又は分解時に大きな回転トルクが発生する対象物を組み立てベースに容易に固定する固定治具として広く適用可能である。
本発明は、回転トルクに起因する組み立てベースからの組み立て対象物の位置ずれや落下を、簡単な操作で防止し得るといった効果を有し、例えば自動車の組み立て時に用いて有用である。
100 固定治具
110 フック
120 把持部
130 連結部
140 移動部
141 フランジ
142、401 アイボルト
151 移動規制部
161 アンクランプ操作板
162 規制解除部材
170 取っ手部
200 アクスルケース
300 ブレーキユニット
400 組み立てベース(ワークスタンド)

Claims (3)

  1. 組み立てベースに接続される接続部と、
    前記組み立てベース上に載置された組み立て対象物を把持する把持部と、
    前記接続部と前記把持部とを連結し、かつ、移動により前記接続部と前記把持部との相対位置を変更する、移動部と、
    前記移動部の移動を許容及び禁止する移動規制部と、
    を備え
    前記移動部は、鉛直方向に延在する棒状の部材であり、
    前記移動部と前記接続部は、前記移動部の軸回り方向に回転自在の回転部材を介して連結されている、
    固定治具。
  2. 前記把持部は、鉛直方向下方が開口した形状である、
    請求項1に記載の固定治具。
  3. 前記移動規制部による前記移動部の移動禁止動作を解除する解除部を、さらに備える、
    請求項1又は2に記載の固定治具。
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