JP4200894B2 - 露光装置、デバイスの製造方法、及び保守方法 - Google Patents

露光装置、デバイスの製造方法、及び保守方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4200894B2
JP4200894B2 JP2003423210A JP2003423210A JP4200894B2 JP 4200894 B2 JP4200894 B2 JP 4200894B2 JP 2003423210 A JP2003423210 A JP 2003423210A JP 2003423210 A JP2003423210 A JP 2003423210A JP 4200894 B2 JP4200894 B2 JP 4200894B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
support
exposure apparatus
support structure
optical system
projection optical
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2003423210A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005183710A (ja
Inventor
直彦 岩田
雅弥 岩崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nikon Corp filed Critical Nikon Corp
Priority to JP2003423210A priority Critical patent/JP4200894B2/ja
Publication of JP2005183710A publication Critical patent/JP2005183710A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4200894B2 publication Critical patent/JP4200894B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Description

本発明は、高集積半導体回路素子の製造のためのリソグラフィ工程のうち、転写工程で用いられる露光装置に関する技術である。
半導体素子等を製造するリソグラフィ工程では、種々の露光装置が用いられおり、ステップ・アンド・リピート方式の縮小投影露光装置(いわゆるステッパ)や、ステップ・アンド・スキャン方式の走査型投影露光装置(いわゆるスキャニング・ステッパ)などの逐次移動型の投影露光装置が主流となっている。
このような露光装置においては、半導体メモリの大容量化やCPUプロセッサの高速化・大集積化の進展とともにウエハ上に形成されるレジストパターンの微細化の要求が高まっており、高い露光精度が要求されている。また、露光装置は、デバイスの量産に用いられるものであることから、高いスループットも必然的に要求される。このため、露光波長の短波長化及び投影光学系の開口数(NA:Numerical Aperture)の増大による解像力向上やウエハの大判化(直径300mm,16インチ等)等によって、露光精度並びにスループットの向上が図られている。これに伴い、投影光学系やステージ装置等を支持するフレーム類が大型化する傾向にある。
特開2002−305140号公報
しかしながら、投影光学系やステージ装置等を支持するフレーム類が大型化すると、露光装置の重量が増大し、メンテナンス等の作業性が悪化するという問題がある。すなわち、例えば、投影光学系のメンテナンス等を行う際には、投影光学系の上方に配置されるユニット(マスクステージ等)をフォークリフト等で持ち上げて、露光装置から取り外すことが必要となる場合があるが、フレーム類が大型化・重量化しているため大型フォークリフトが必要となる。このため、露光装置が設置されるクリーンルーム等のように、天井までの高さが十分に確保できない場所での分解作業は、事実上不可能であるという問題がある。また、精密機械である露光装置をフォークリフトで持ち上げるので、フォークリフトの操作に細心の注意を払う必要があり、非常に作業効率が悪いという問題がある。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたもので、露光装置の分解作業等を補助する支持部材を露光装置に設けることにより、メンテナンスの作業性を向上させることができる露光装置を提供することを第1の目的とする。また、該露光装置を用いて、効率よくデバイスを製造することができるデバイス製造装置を提供することを第2の目的とする。また、露光装置の分解作業を容易にし、メンテナンス作業を効率よく行うことができる露光装置の保守方法を提供することを第3の目的とする。
本発明に係る露光装置、デバイスの製造方法、及び保守方法では、上記課題を解決するために以下の手段を採用した。
第1の発明に係る露光装置は、マスク(R)から射出された露光光(EL)を基板(W)上に照射する投影光学系(30)を支持する第1支持構造体(110)と、第1支持構造体上に立設して第1支持構造体によって支持され、マスクを保持するマスクステージ(20)を支持する第2支持構造体(120)とを備える露光装置(EX)において、第1支持構造体による支持を解き、第2支持構造体を第1支持構造体から鉛直方向に離間させて支持するために第2支持構造体と当接する支持部材(300)を備えるようにした。
この発明によれば、第2支持構造体を第1支持構造体から鉛直方向に離間させる際に、第2支持構造体を支持部材で支持することができる。
また、支持部材(300)が、第1支持構造体(110)を防振装置(150)を介して支持するベース構造体(200)上に配置されるものでは、支持部材をベース構造体上に配置する構造とすることにより、支持部材によって第2支持構造体を安定して支持することができる。
また、支持部材(300)を鉛直方向に移動させるアクチュエータ(410)が支持材に着脱可能に連結されるものでは、アクチュエータを必要としない場合には、アクチュエータを外しておくことができる。
また、支持部材(300)が、第2支持構造体(120)を第1支持構造体(110)に対して水平移動させるスライド機構(320)を備えるものでは、第2支持構造体を支持構造体で支持したまま、容易に水平移動することができる。
また、スライド機構(320)による第2支持構造体(120)の水平移動を補助する補助装置(421,422)が支持部材(300)に着脱可能に連結されるものでは、小さな力で第2支持構造体を水平移動することができる。更に、補助装置を必要としない場合には、補助装置を外しておくことができる。
また、支持部材(300)が、第1支持構造体(110)及び/又は第2支持構造体(120)に向けて敷設される配線(361)を収納して引き回す収納部(330)を備えるものでは、配線を外部から露光装置の各ユニットに接続する場合に、一旦、収納部を経由して這わせることにより、配線を整然と整列させることができる。
また、支持部材(300)が、配線(361)が連結される電気基板(362)を収納する筐体(330)を支持するものでは、電気基板の発生する熱が熱伝導により第1構造体又は第2構造体に流入するのを回避することができる。
また、筐体(330)が、収納した電気基板(362)から発生する熱を排出する排出装置(353)を有するものでは、筐体の温度上昇が抑えられ、露光装置の温度変化を抑えることができる。
また、筐体(330)が、第1支持構造体(110)及び/又は第2支持構造体(120)と対向する領域(351)に、断熱部材(352)を備えるものでは、筐体から露光装置への輻射等による熱伝達が抑えられる。
マスク(R)から射出された露光光(EL)を基板(W)上に照射する投影光学系(30)を支持する第1支持構造体(110)と、マスクステージ(20)を戴置し、第1支持構造体に支持される第2支持構造体(120)と、第1支持構造体を防振装置(150)を介して支持するベース構造体(200)と、を備える露光装置(EX)において、ベース構造体と第2支持構造体との間に配置され、第2支持構造体と当接することにより第1支持構造体に替わって第2支持構造体をベース構造体に対して支持可能である支持部材(300)を備えるようにした。この発明によれば、第1支持構造体に替わって支持部材により第2支持構造体を安定してベース構造体に対して支持することができる。
また、支持部材(300)が、第2支持構造体(120)をベース構造体(200)に対して支持する支持力を発生するアクチュエータ(410)が脱着可能に取り付けられるものでは、アクチュエータを必要としない場合には、アクチュエータを外しておくことができる。
また、支持部材(300)が、支持している第2支持構造体を水平方向にスライドさせるスライド機構(320)を有するものでは、第2支持構造体を容易に水平移動することができる。
第2の発明に係るデバイス製造方法は、リソグラフィ工程を含むデバイスの製造方法において、リソグラフィ工程において第1の発明の露光装置(EX)を用いるようにした。この発明によれば、配線を介して外部の振動が伝わりづらく、また、分解作業等のメンテナンスが行いやすくなる。
第3の発明に係る保守方法は、マスク(R)に形成されたパターンを投影する投影光学系(30)と、その投影光学系を支持する第1支持構造体(110)と、その第1支持構造体上に立設してマスクを投影光学系に対して支持する第2支持構造体(120)と、第1支持構造体を支持するベース構造体(200)とを有する露光装置(EX)の保守方法であって、第1構造体と第2構造体とを離間させ、第2構造体を第1構造体とは異なる支持部材(300)を介してベース構造体上で支持する工程と、ベース構造体で支持している前記第2構造体をベース構造体とは異なる支持台(500)に受け渡す工程とを有することを特徴とする。これによれば、支持部材を介してベース構造体上で第2構造体を支持し、第1構造体と第2構造体とを離間させることができる。
この場合において、投影光学系を第1構造体から分離する起重装置(620)を第1構造体上に戴置する工程と、投影光学系をその起重装置を用いて第1構造体から分離するとともに投影光学系をその起重装置で保持する工程と、投影光学系を保持したその起重装置を第1構造体から退避させる工程とを更に有する保守方法とすることができる。これにより、第2構造体が取り除かれた露光装置の第1構造体から投影光学系を容易に分離することができる。
第4の発明に係る保守方法は、マスク(R)に形成されたパターンを投影する投影光学系(30)と、投影光学系を支持する第1構造体(110)とを有する露光装置(EX)の保守方法であって、投影光学系を第1構造体から分離する起重装置(620)を第1構造体上に戴置する工程と、投影光学系をその起重装置を用いて第1構造体から分離するとともに投影光学系をその起重装置で保持する工程と、投影光学系を保持したその起重装置を第1構造体から退避させる工程とを有することを特徴とするものである。これによれば、投影光学系を第1構造体から容易に分離することができる。
本発明によれば以下の効果を得ることができる。
第1の発明は、マスクから射出された露光光を基板上に照射する投影光学系を支持する第1支持構造体と、第1支持構造体上に立設して、マスクを保持するマスクステージを支持する第2支持構造体とを備える露光装置において、第2支持構造体を第1支持構造体から鉛直方向に離間させて支持するために第2支持構造体と当接する支持部材を備えるようにした。これにより、第2支持構造体を第1支持構造体から鉛直方向に離間させる際に、支持部材によって第2支持構造体を支持することができるので、メンテナンス性を向上させることができる。
また、支持部材が、第1支持構造体を防振装置を介して支持するベース構造体上に配置されるようにしたので、支持部材によって第2支持構造体を安定してベース構造体上に支持することができる。
また、支持部材を鉛直方向に移動させるアクチュエータが支持材に着脱可能に連結されるようにしたので、アクチュエータを使用しない場合には外しておくことができ、また、アクチュエータを複数の露光装置で使いまわすことができるので、メンテナンスのための設備費を最小限に抑えることができる。
また、支持部材が、第2支持構造体を第1支持構造体に対して水平移動させるスライド機構を備えるようにしたので、第2支持構造体を容易に水平移動することができ、投影光学系等のメンテナンススペースを確保することができる。
また、スライド機構による第2支持構造体の水平移動を補助する補助装置が支持部材に着脱可能に連結されるようにしたので、小さな力で第2支持構造体を水平移動することができる。また、補助装置を複数の露光装置で使いまわすことができ、メンテナンスのための設備費を最小限に抑えることができる。
また、支持部材が、第1支持構造体及び/又は第2支持構造体に向けて敷設される配線を収納して引き回す収納部を備えるようにしたので、配線を整然と整列させることができ、しかも、配線が収納部を経由するので、外部からの振動が配線を介して露光装置(正確には、本体フレーム)に伝わることを抑制できる。
また、支持部材が、配線が連結される電気基板を収納する筐体を支持するものでは、より配線を整然と整理することができ、また、電気基板の発生する熱が熱伝導により本体フレームに流入するのを回避することができる。
また、筐体が、収納した電気基板から発生する熱を排出する排出装置を有するものでは、筐体の温度上昇が抑えられ、露光装置の温度変化を抑えることができるので、微細なパターンを安定して転写することができる。更に、過熱による電気基板の性能低下を抑えることができる。
また、筐体が、第1支持構造体及び/又は第2支持構造体と対向する領域に、断熱部材を備えるものでは、筐体から露光装置への熱伝達が抑えられるので、微細なパターンを安定して転写することができる。
マスクから射出された露光光を基板上に照射する投影光学系を支持する第1支持構造体と、マスクステージを戴置し、第1支持構造体に支持される第2支持構造体と、第1支持構造体を防振装置を介して支持するベース構造体と、を備える露光装置において、ベース構造体と第2支持構造体との間に配置され、第2支持構造体と当接することにより第1支持構造体に替わって第2支持構造体をベース構造体に対して支持可能である支持部材を備えるようにした。これにより、第2支持構造体を支持部材によってベース構造体に対して支持することができるので、第1支持構造体と第2支持構造体とを分離して支持することができる。
また、支持部材が、第2支持構造体をベース構造体に対して支持する支持力を発生するアクチュエータが脱着可能に取り付けられるものでは、アクチュエータを必要としない場合には、アクチュエータを外しておくことができ、更に、アクチュエータを複数の露光装置で使いまわすことができるので、メンテナンスのための設備費を最小限に抑えることができる。
また、支持部材が、支持している第2支持構造体を水平方向にスライドさせるスライド機構を有するものでは、第2支持構造体を水平移動することができるので、投影光学系等のメンテナンススペースを容易に確保することができる。
第2の発明は、リソグラフィ工程を含むデバイスの製造方法において、リソグラフィ工程において第1の発明の露光装置を用いるようにした。これにより、配線を介して外部の振動が伝わりづらいので、微細なパターンを備えたデバイスを製造することができる。また、メンテナンス作業を行いやすくなるので、露光装置のダウンタイムを最小限に抑えることができ、間接的にデバイスの生産性を向上させることができる。
第3の発明に係る保守方法は、マスクに形成されたパターンを投影する投影光学系と、その投影光学系を支持する第1支持構造体と、その第1支持構造体上に立設してマスクを投影光学系に対して支持する第2支持構造体と、第1支持構造体を支持するベース構造体とを有する露光装置の保守方法であって、第1構造体と第2構造体とを離間させ、第2構造体を第1構造体とは異なる支持部材を介してベース構造体上で支持する工程と、ベース構造体で支持している前記第2構造体をベース構造体とは異なる支持台に受け渡す工程とを有することを特徴とする。これによれば、支持部材を介してベース構造体上で第2構造体を支持し、第1構造体と第2構造体とを離間させることができる。
この場合において、投影光学系を第1構造体から分離する起重装置を第1構造体上に戴置する工程と、投影光学系をその起重装置を用いて第1構造体から分離するとともに投影光学系をその起重装置で保持する工程と、投影光学系を保持したその起重装置を第1構造体から退避させる工程とを更に有する保守方法とすることができる。これにより、第2構造体が取り除かれた露光装置の第1構造体から投影光学系を容易に分離することができる。
第4の発明に係る保守方法は、マスクに形成されたパターンを投影する投影光学系と、投影光学系を支持する第1構造体とを有する露光装置の保守方法であって、投影光学系を第1構造体から分離する起重装置を第1構造体上に戴置する工程と、投影光学系をその起重装置を用いて第1構造体から分離するとともに投影光学系をその起重装置で保持する工程と、投影光学系を保持したその起重装置を第1構造体から退避させる工程とを有することを特徴とするものである。これによれば、投影光学系を第1構造体から容易に分離することができる。
以下、本発明の露光装置及びデバイスの製造方法の実施形態について図を参照して説明する。図1は、露光装置EXの構成を表す模式図、図2は露光装置EXの斜視図、図3は露光装置EXの分解斜視図である。
露光装置EXは、レチクル(マスク)Rとウエハ(基板)Wとを一次元方向(ここでは、図1における紙面内左右方向であるY軸方向とする)に同期移動しつつ、レチクルに形成された回路パターンを投影光学系30を介してウエハ上の各ショット領域に転写する、ステップ・アンド・スキャン方式の走査型露光装置、すなわちいわゆるスキャニング・ステッパである。
なお、以下の説明において、投影光学系30の光軸AXと一致する方向をZ軸方向、Z軸方向に垂直な平面内でレチクルRとウエハWとの同期移動方向(走査方向)をY軸方向、Z軸方向及びY軸方向に垂直な方向(非走査方向)をX軸方向とする。更に、X軸、Y軸、及びZ軸まわり方向をそれぞれ、θX、θY、及びθZ方向とする。
露光装置EXは、光源5からの照明光によりレチクルを照明する照明光学系10、レチクルを保持するレチクルステージ20、レチクルから射出される照明光をウエハ上に投射する投影光学系30、ウエハを保持するウエハステージシステム40、レチクルステージ20と投影光学系30等を保持する本体フレーム100、本体フレーム100及びウエハステージシステム40を支持する基礎フレーム200等を備える。
また、基礎フレーム200の上端には、レチクルステージ20等に接続する電気ケーブル等を収容するとともに、露光装置EXのメンテナンス(分解作業)時には本体フレーム100の分解作業(第1架台110から第2架台120をZ方向に離間させる作業)を補助する支持部材300が配置される。
照明光学系10は、ハウジング11と、その内部に所定の位置関係で配置されたリレーレンズ系、光路折り曲げ用ミラー、コンデンサレンズ系等から成る光学部品を備える。また、露光装置EX本体の後部(図1の右側)には、露光装置EX本体と分離されて、振動の伝達がないように設置された光源5と照明光学系分離部6が配置される。そして、光源5から射出されたレーザビームは、照明光学系分離部6を介して照明光学系10に入射され、レーザビームの断面形状が整形されるとともに照度分布がほぼ均一な照明光(露光光EL)となってレチクル上に照射される。
この照明光学系10は、本体フレーム100を構成する第2架台120の上面に固定された照明系支持部材12によって支持される。
レチクルステージ(マスクステージ)20は、レチクルRを保持するレチクル微動ステージと、レチクル微動ステージと一体に走査方向であるY軸方向に所定ストロークで移動するレチクル粗動ステージと、これらを移動させるリニアモータ等を備える。そして、レチクル微動ステージには、矩形開口が形成されており、開口周辺部に設けられたレチクル吸着機構によりレチクルが真空吸着等により保持される。また、レチクル微動ステージの2次元的な位置及び回転角、並びにレチクル粗動ステージのY軸方向の位置は、不図示のレーザ干渉計により高精度に計測され、この計測結果に基づいてレチクルRの位置及び速度が制御される。
このレチクルステージ20は、本体フレーム100を構成する第2架台120の上面に不図示の非接触ベアリング(例えば気体静圧軸受)を介して浮上支持される。
投影光学系30は、物体面側(レチクルR側)と像面側(ウエハW側)の両方がテレセントリックであり、所定の投影倍率β(βは、例えば1/4)で縮小する縮小系が用いられる。このため、レチクルRに照明光学系10から照明光(紫外パルス光)が照射されると、レチクルR上に形成されたパターン領域のうちの紫外パルス光によって照明された部分からの結像光束が投影光学系30に入射し、そのパターンの部分倒立像が紫外パルス光の各パルス照射の度に投影光学系30の像面側の視野中央にY軸方向に細長いスリット状又は矩形状(多角形)に制限されて結像される。これにより、投影されたパターンの部分倒立像は、投影光学系30の結像面に配置されたウエハW上の複数のショット領域のうちの1つのショット領域表面のレジスト層に縮小転写される。
この投影光学系30は、本体フレーム100を構成する第1架台110に設けられた穴部113に挿入されて、投影光学系30の外周に形成されたフランジ31を介して支持される。なお、投影光学系30と第1架台110の間には、キネマティックマウント(不図示)が設けられ、投影光学系30のあおり角を調整することができる。
ウエハステージシステム40は、ウエハを保持するウエハホルダと、ウエハホルダと一体にリニアモータ等によりX方向に走査移動するとともにY方向にステップ移動し、更にθZ方向に微少移動可能なウエハステージ41と、ウエハステージ41を支持する定盤45とを備える。また、ウエハステージ41は、ウエハWのレベリング及びフォーカシングを行うためにZ軸方向、θX方向、及びθY方向の3方向の微少移動が可能であり、全体として6自由度を有する。また、ウエハステージシステム40は、ウエハステージ41の駆動時に発生する反力をキャンセルするため、ウエハステージ41とは反対方向に移動するカウンタマス42(図1には不図示、図2参照)をウエハステージ41のX方向側面に備える。
ウエハステージ41のXY方向位置及びθX方向、θY方向、θZ方向の回転角は、不図示のレーザ干渉計により高精度に計測され、この計測結果に基づいてウエハステージ41、ひいてはウエハWの位置及び速度が制御される。
ウエハステージシステム40が備える定盤45は、防振ユニット160によって支持される。防振ユニット160は、定盤45を支持するエアマウントと定盤45を非接触で駆動するアクチュエータとを備える。そして、防振ユニット160は、定盤45に取り付けられた加速度計と定盤45の位置を非接触で検出する位置センサ(いずれも不図示)と共に、床振動を遮断しつつ定盤45の位置を制御するアクティブ防振台を構成している。これにより、ウエハステージ41は基礎フレーム200から振動的に分離され、能動的に防振支持される。
本体フレーム100は、図1等に示すように、投影光学系30等を支持する第1架台110と、投影光学系30の上方に配置されるレチクルステージ20等を支持する第2架台120とから構成される。
第1架台(第1支持構造体)110は、円筒状の投影光学系30の外径よりもやや大きく形成された穴部113を備える鏡筒支持盤111と、鏡筒支持盤111の外周部に鏡筒支持盤111よりも上方に形成されて、基礎フレーム200及び第2架台120と接続する第1架台接続部112とから構成される。第1架台接続部112は、第1架台110の安定性を考慮すると3箇所であることが望ましいが、これに限るのもではない。また、鏡筒支持盤111と第1架台接続部112とは、締結手段等で連結するのではなく、一体に形成される。
そして、鏡筒支持盤111の穴部113には、投影光学系30が挿入されて、投影光学系のフランジ31が鏡筒支持盤111の上面に支持される。
したがって、第1架台110は、露光装置EXの横側面方向(図1の紙面方向)から見ると、逆アーチ形に形成されて、投影光学系30を支持する。
第2架台(第2支持構造体)120は、レチクルステージ20を戴置する支持盤121と、支持盤121の外周部の下面から下方に伸びて、第1架台110と連結される第2架台接続部122とから構成される。第2架台接続部122は、第2架台120の安定性を考慮すると3箇所であることが望ましいが、これに限るものではない。また、支持盤121と第2架台接続部122とは、締結手段等で連結されるのではなく、一体に形成される。したがって、第2架台120は、第1架台110とは対称的にアーチ形に形成される。また、支持盤121のY方向の両端には、後述する支持部材300と当接するためにY方向に突出する係合部123,124が形成される。本例では、係合部123,124は第2架台120と一体的に形成されているが、脱着可能な別部材としえ構成しても構わない。
そして、第2架台接続部122は、第1架台110の第1架台接続部112とボルト等を用いて締結される。なお、第2架台接続部と第1架台接続部とは、第1架台110に支持される投影光学系30と第2架台120に支持されるレチクルステージ20とが所定の位置関係となるように調整されて締結される。
そして、逆アーチ形に形成された第1架台110とアーチ形に形成された第2架台120とを連結して本体フレーム100を構成することにより、従来に比べて本体フレーム100を高剛性に構成させることができる。すなわち、従来の本体フレームは、2枚の平板の間に複数の支柱を配置してボルト等によって連結する構造であり、振動に伴う応力が集中する位置に剛性の低い連結部分が配置されるため、全体としては剛性が低くなる。一方、本体フレーム100は、逆アーチ形に形成された第1架台110とアーチ形に形成された第2架台120とを連結して構成するため、振動に伴う応力が集中しやすい位置には連続した構造体が配置され、剛性の低い連結部分は応力が集中しづらい位置に配置される。
これにより、本体フレーム100により体積及び重量が大きな投影光学系30を戴置することができる。なお、本体フレーム100は、基礎フレーム200上に防振ユニット(防振装置)150(150A〜150C、図3参照)を介して支持される。
防振ユニット150は、本体フレーム100を支持するエアマウントと本体フレーム100を非接触で駆動するアクチュエータとを備える。そして、防振ユニット150は、本体フレーム100に取り付けられた加速度計と本体フレーム100の位置を非接触で検出する位置センサ(いずれも不図示)と共に、床振動を遮断しつつ本体フレーム100の位置を制御するアクティブ防振台を構成している。これにより、本体フレーム100は基礎フレーム200から振動的に分離され、能動的に防振支持される。
基礎フレーム(ベース構造体)200は、図1等に示すように、ウエハステージシステム40を戴置するとともに、クリーンルームの床面F上に足部213を介して略水平に設置される下部フレーム210と、本体フレーム100を支持する上部フレーム220とから構成される。
下部フレーム210は、ウエハステージシステム40を戴置する床部211と、床部211の上面から上方に所定の長さで伸びる3本の支柱212とを備える。床部211と3本の支柱212とは、締結手段等で連結される構造ではなく、一体に形成される。
上部フレーム220は、梁部221と3本の支柱222とを備え、梁部221が3本の支柱222同士をそれらの上端において連結するように構成される。なお、梁部221と3本の支柱222とは、締結手段等で連結される構造ではなく、一体に形成される。
そして、支柱212,222のそれぞれが、ボルト等により締結される。これにより、基礎フレーム200は、いやゆるラーメン構造(図3参照)となり、従来に比べて、高剛性に構成される。
なお、基礎フレーム200を下部フレーム210と上部フレーム220との上下二分割構造とするのは、基礎フレーム200の加工上の制約からであり、上下二分割にすることにより、下部フレーム210、上部フレーム220の加工(特に内面側の加工)が容易となるからである。また、下部フレーム210と上部フレーム220とを一体として形成(鋳造等)した後に上下二分割に切断してもよく、また、それぞれを別々に形成してもよい。
また、支柱212,222とは、略同一長さに形成されて締結されるので、露光装置EXの振動に伴う応力が集中しやすい部分(各支柱212,222の根元部分)には連続した構造体が配置され、剛性の低い連結部分は応力が集中しづらい位置に配置される。
これにより、より体積及び重量が大きなウエハステージシステム40を戴置するとともに、より体積及び重量が大きな投影光学系30を含む本体フレーム100を支持することが可能となる。すなわち、開口数NAの大型化による微細パターンの形成と、ウエハWの大判化によるスループットの向上を実現することができる。
基礎フレーム200の上面には、支持部材300が戴置される。支持部材300は、露光装置EXのメンテナンス(分解作業)時に、第2架台120における係合部123,124と当接し、更に第2架台120を押し上げることにより、第2架台120を第1架台110から離間させて本体フレーム100の分解作業を補助する部材である。
支持部材300は、露光装置EXの第2架台120を取り囲む略四角形の枠形部材(320,330)と、その枠形部材を支持する4本の脚部310とから構成される。具体的には、4本の脚部310が基礎フレーム200の上面のY方向の両端にそれぞれ2本づつ配置され、その2本の脚部310がX方向に平行に並ぶように立設する。そして、X方向に並ぶ2つの脚部310の上面には、X方向に平行に配置される2つの梁状のスライダ320が設けられ、更に2つのスライダ320の上面両端部にはY方向に伸びる2つのケーブルトレー部330(図1には不図示、図2参照)が連結される。
また、2つのスライダ320は、それぞれ第2架台120の係合部123,124の下方(−Z方向)に所定の隙間を開けて位置するように配置される。すなわち、通常時には、支持部材300と本体フレーム100とは離間しており、支持部材300を介して基礎フレーム200からの振動が本体フレーム100に伝わることがない。
図4は、脚部310及びスライダ320を示す斜視図及び断面図である。
脚部310は、図4(a),(b)に示すように、断面コの字状の部材からなり、その上端及び1つの側面に開口部311が形成される。そして、開口部311が露光装置EXの外周側を向くように配置される。そして、開口部311から脚部310の内部にジャッキ410を挿入できるようになっている。このジャッキ(アクチュエータ)410は、手動式或いは電動式であってもよく、また機械式、油圧式等であってもよい。そして、例えば、油圧式の場合には、ジャッキ410を動作させると、油圧シリンダがZ方向に上昇し、脚部310の上部の開口部311において、脚部310上に配置されたスライダ320と当接する。更に油圧シリンダを伸ばすと、スライダ320をZ方向に押し上げて、脚部310から離間させることができる。
2つのスライダ(スライド機構)320は、それぞれ上下2つの部材からなり、かつ2つの部材がX方向に沿って相対移動可能に構成される。具体的には、図4(c)に示すように、断面形状が逆凹形の上部材321と、断面形状が凹形でかつその幅寸法が上部材321よりも狭く、上部材321と略同一長さの下部材322とから構成される。そして、上部材321に下部材322を嵌め合わせることにより、下部材322を上部材321に沿って移動させることが可能となる。なお、スライダ320は、通常時には、図2に示すように、最も縮んだ状態で保持され、露光装置EXのメンテナンス(分解作業)時にのみ上部材321を下部材322に沿って移動させる。
そして、上部材321を下部材322に沿って移動させる際には、上部材321と下部材322との接触部に圧縮空気を供給することにより空気軸受を構成し、上部材321に対する下部材322の移動が円滑になるようにしてもよい。或いは、スライダ320の両端に形成される開口323からスライダ320の内部に取り外し可能なエアボールリフタ422を挿入し、上部材321に対する下部材322の移動が円滑になるようにしてもよい。すなわち、必要時にのみ、上部材321と下部材322との間に空気を供給(空気軸受(補助装置)421を形成)したり、エアボールリフタ(補助装置)422を取り付けたりすることで、スライダ320の移動動作を補助する。
なお、エアボールリフタ422とは、高精度加工されたボールトランスファにエアシリンダを組み合わせ、搬送物を空気圧で持ち上げ、水平方向に移動させることができる装置であり、エアボールリフタ422をスライダ320の内部に配置した後に空気を供給供給することにより、下部材322上に上部材321を浮上支持するものである。
以下の説明では、エアボールリフタ422を用いた場合について述べる。
図2に戻り、2つのケーブルトレー部(収納部)330は、露光装置EXの各ユニット(レチクルステージ20等)に電力或いは圧縮空気等を供給する電気ケーブル、空圧配管、液体配管等の配線361を収容する。露光装置EXの高性能化に伴い電気制御を行うユニットが増加し、また高出力化も進んでいる。これにより、電気ケーブル及び空圧配管の数、径が増大傾向にある。また、露光装置EXに要求される精度が厳しくなっているため、各ユニットの厳密な温度管理が必要となってきており、温調用流体を供給する液体配管の数も増大傾向にある。これら電気ケーブル、空圧配管、液体配管等の配線361を露光装置EXの外部から各ユニットに接続する場合に、一旦、ケーブルトレー部330を経由して這わせることにより、配線361を整然と整列させることが可能となる。また、配線361がケーブルトレー部330を経由するように這わされるので、外部からの振動が配線361を介して露光装置EX(正確には、本体フレーム100)に伝わることが抑制できる。なお、支持部材300及び支持部材300を支持する基礎フレーム200は、振動的には、床面Fと同等として扱われているため、外部からの振動が配線361を介して基礎フレーム200に伝わることは問題とならない。
図5は、支持部材300に取り付けられた筐体350を示す図である。
ケーブルトレー部330には、図5に示すように、電気基板362等を収容する筐体350が取り付けられる。この電気基板362は、露光装置EXの各ユニットを駆動或いは制御等するものであり、ケーブルトレー部330に収容されて引き回される配線361のうちの電気ケーブルが主に接続される。
筐体350の下面には、内部に収容した電気基板362から発生する熱を排出する排出装置353が設けられ、筐体350内の熱を露光装置EXを覆うチャンバ(不図示)の外に排出する。なお、筐体350の上面には、通気孔と空気導入ダクト(いずれも不図示)とが設けられており、チャンバ外の空気を取り入れ可能としている。
更に、筐体350における露光装置EXと対向する対向領域351には、断熱部材352が設けられ、筐体350から露光装置EXへの熱伝達を抑えている。断熱部材352としては、発泡材をアルミニウム等の金属で包囲した断熱板や内部に真空空間を形成した真空断熱板の他、内部に流路を形成し、その流路に温調液体を流動させる温調パネルを用いることができる。
なお、ケーブルトレー部330と筐体350とは、蝶番354を介して連結され、投影光学系30のメンテナンス時等には、図5において破線で示すように、筐体350を露光装置EXの側面から移動させることにより、露光装置EXの側面から投影光学系30にアクセスする作業領域を確保できるようにしている。
続いて、以上のような構成を備えた露光装置EX、特に支持部材300の作用について説明する。
まず、通常時には、露光装置EXは、照明光のもとでレチクルRの照明領域内のパターンの像を投影光学系30を介して投影倍率βで表面にレジストが塗布されたウエハW上のスリット状の露光領域(照明領域に共役な領域)に投影する。この状態でレチクルRとウエハWとを同期して所定の走査方向(Y軸方向)に移動することで、ウエハW上の一つのショット領域にレチクルRのパターンを転写する。
この際、上述したように、配線361がケーブルトレー部330を経由して這わされているので、配線361の振動が露光装置EXに伝わりづらくなっている。これにより微細なパターンを安定して転写することが可能となる。
また、支持部材300に取り付けた筐体350には、筐体350内の熱を排出する排出装置353が設けられているので、筐体350の温度上昇が抑えられ、露光装置EXの温度変化を抑えることができるとともに、露光装置EXが収容されるチャンバ内の温度変化を略一定に維持することが可能となる。これにより、微細なパターンを安定して転写することができ、また、過熱による電気基板362の性能低下を抑えることができる。
更に、筐体350における支持部材300との対向面側の領域351には、断熱部材352が設けられるので、筐体350から露光装置EXへの熱伝達が抑えられ、微細なパターンを安定して転写することができる。
次に、露光装置EXのメンテナンス作業時において、第1架台110と第2架台120とを分離する分解作業を行う場合について、図5及び図6を参照して説明する。
まず、前準備として、露光装置EXの分解作業に支障が出ないように、支持部材300から電気ケーブル、空圧配管等の配線361を取り外す。また、第1架台110の第1架台接続部112と第2架台120の第2架台接続部122とを締結するボルト等を取り外し、第1架台110と第2架台120との接合を解除する。
そして、支持部材300の4本の脚部310の内部に開口部311からジャッキ410を入れる。更に、2つのスライダ320の内部に開口323からエアボールリフタ422を挿入する。すなわち、4つのジャッキ410と2つのエアボールリフタ422を支持部材300に取り付ける。
次いで、4本の脚部310にそれぞれ挿入したジャッキ410を略同時に動作させ、ジャッキ410のシリンダをZ方向に伸ばし、脚部310上に配置されたスライダ320と当接させ、更に脚部310から離間させる。
そして、引き続きシリンダをZ方向に伸ばしてスライダ320を押し上げ、スライダ320の上部材321を第2架台120の係合部123,124に当接させる。更にシリンダをZ方向に伸ばして、図6に示すように、第2架台120を第1架台110からZ方向に離間させる。
このようにして、4つのジャッキ410を支持部材300に取り付けることにより、フォークリフトやクレーン等の重機を用いることなく容易に第2架台120を持ち上げて、第1架台110から分離させることができる。
次いで、2つのスライダ320にそれぞれ挿入したエアボールリフタ422に圧縮空気を供給して、略同時に動作させる。これにより、下部材322上に上部材321が水平移動可能に支持されるので、第2架台120を軽くX方向に押圧することにより、図7に示すように、第2架台120を容易に投影光学系30の上方から、露光装置EXの側部側に移動(退避)させることができ、投影光学系30の周囲にメンテナンス用の作業空間を確保することができる。
次に、第1架台110と第2架台120との分離作業に引き続き、投影光学系30を交換する場合について、図8及び図9を参照して説明する。図8(a)〜(c)は第2架台120を基礎フレーム200から分離する手順を示す模式図である。
投影光学系30を交換する場合、第2架台120は、投影光学系30の上方から完全に退避する必要があるので、図8(a)及び(b)に示すように、基礎フレーム200に替わって第2架台120を支持する支持台としての第2架台支持工具(支持台)500が露光装置EXの側部に配置される。なお、第2架台支持工具は、キャスターを有しており、床面F上を移動可能である。
投影光学系30の交換作業にあたり、まず、第2架台120はジャッキ410によって持ち上げられた支持部材300と当接し、X方向に移動しても投影光学系30と干渉しない高さで支持される(図8(a))。そして、支持部材300が備えるスライダ320により第2架台120を露光装置EXのX方向側部に移動する(図8(b))。ここまでの手順は、上述した分解作業と同様である。
第2架台支持工具500は、支持部材300のスライダ320の上部材321と係合可能なローラー部510を有している。このローラー部510はをジャッキ410によって持ち上げられたスライダ320の下部材322と一直線になるように配置することにより第2架台120を上部材321と共に基礎フレーム200から第2架台支持工具500へと移動させることができる。そして、第2架台120は、基礎フレーム200から第2架台支持工具500へと受け渡され、第2架台支持工具500上で支持される(図8(c))。
これによれば、簡単な工具で第2架台120を露光装置EXから容易に分離することができる。また、投影光学系30の上方空間が開放されるので、投影光学系30の交換に必要な作業空間を確保することができる。
図9は、投影光学系30を第1架台110から分離する手順を模式的に示した図である。投影光学系30の交換は、第2架台120が基礎フレーム200から第2架台支持工具500に受け渡された後に行われる。そして、投影光学系30の分離作業には、図9(a)〜(c)に示す投影光学系交換工具600が用いられる。投影光学系交換工具600は、キャスターを有し床面F場を移動可能な本体部610と、投影光学系30を引き上げる起重装置620とを有しており、起重装置620は本体部610上に戴置される。
まず、投影光学系交換工具600は第2架台支持工具500とは反対側の露光装置EXの側部に配置され、本体部610が第1架台110とガイドレール630を介して連結される(図9(a))。ガイドレール630は、投影光学系30の前後に2本配置される。そして、起重装置620は、このガイドレール630に沿って移動して本体部610から第1架台110へと移載され、第1架台110上で固定される。起重装置620は、モータ621によって投影光学系30を吊り上げて第1架台110から引き抜き(図9(b))、投影光学系30を保持したまま本体部610へ移動する(図9(c))。
このようにして、比較的小さくて簡便な工具で投影光学系30を第1架台110から容易に分離することができる。そして、その後、新たな投影光学系30を上述とは逆の手順で第1架台110へ搭載し、投影光学系30の交換作業が完了する。
以上説明したように、本発明によれば、露光装置EXに支持部材300を設けることにより、第2架台120を第1架台110から分離して支持部材300で支持することができる。そして、ジャッキ410やエアボールリフタ422を用いることにより、フォークリフトやクレーン等の重機を用いることなく、容易に第2架台120を投影光学系30の上方から退避させることができる。
また、ジャッキ410及びエアボールリフタ422が支持部材300に脱着可能に取り付けられているので、ジャッキ410及びエアボールリフタ422を露光装置EX毎に用意する必要がなく、複数の露光装置EXで使いまわすことができるので、メンテナンスのための設備費を最小限に抑えることができる。更に、露光装置EXが設置されるクリーンルーム等のように、天井までの高さが十分に確保できない場所においても、第1架台110と第2架台120とを分離させて、露光装置EXから投影光学系30を取り外すことが可能となる。これにより、メンテナンス時間及び露光装置EXのダウンタイムを短縮することができる。
なお、分解作業の完了後に露光装置の組立作業を行う場合には、上述した作業を逆戻りする手順とすることにより、容易かつ安定して組立作業を行うことができる。
なお、上述した実施の形態において示した動作手順、あるいは各構成部材の諸形状や組み合わせ等は一例であって、本発明の主旨から逸脱しない範囲においてプロセス条件や設計要求等に基づき種々変更可能である。本発明は、例えば以下のような変更をも含むものとする。
上述した実施形態においては、本体フレーム100を逆アーチ形の第1架台110とアーチ形の第2架台120で構成する場合について説明したが、これに限らない。従来の本体フレームのように、平板形の第1架台、第2架台と複数の支柱で構成される場合であってもよい。
また、基礎フレーム200が上下分割構造の場合について説明したが、これに限らない。従来の基礎フレームのように、平板形の床部上に複数の支柱が配置される構成であってもよい。
レチクルステージとしては、本実施形態のように、1枚のレチクルを用いるシングルホルダ方式のレチクルステージに限らず、1つの可動ステージ上で2枚のレチクルを保持するダブルホルダ方式のレチクルステージや、2枚のレチクルを互いに独立の可動ステージ上に載置するダブル・レチクルステージとしても良い。
また、本発明が適用される露光装置として、マスクと基板とを静止した状態でマスクのパターンを露光し、基板を順次ステップ移動させるステップ・アンド・リピート型の露光装置を用いてもよい。
また、本発明が適用される露光装置として、投影光学系を用いることなくマスクと基板とを密接させてマスクのパターンを露光するプロキシミティ露光装置を用いてもよい。
また、露光装置の用途としては半導体デバイス製造用の露光装置に限定されることなく、例えば、角型のガラスプレートに液晶表示素子パターンを露光する液晶用の露光装置や、薄膜磁気ヘッドを製造するための露光装置にも広く適当できる。
また、本発明が適用される露光装置の光源は、g線(436nm)、i線(365nm)、KrFエキシマレーザ(248nm)、ArFエキシマレーザ(193nm)、F2レーザ(157nm)のみならず、X線や電子線などの荷電粒子線を用いることができる。例えば、電子線を用いる場合には電子銃として、熱電子放射型のランタンヘキサボライト(LaB6)、タンタル(Ta)を用いることができる。さらに、電子線を用いる場合、マスクを用いる構成としてもよいし、マスクを用いずに直接基板上にパターンを形成する構成としてもよい。さらに、投影光学系の倍率は縮小系のみならず等倍および拡大系のいずれでもよい。
また、投影光学系としては、エキシマレーザなどの遠紫外線を用いる場合は硝材として石英や蛍石などの遠紫外線を透過する材料を用い、F2レーザやX線を用いる場合は反射屈折系または屈折系の光学系にし(このとき、レチクルも反射型タイプのものを用いる)、また、電子線を用いる場合には光学系として電子レンズおよび偏向器からなる電子光学系を用いればよい。なお、電子線が通過する光路は真空状態にすることはいうまでもない。
また、ウエハステージやレチクルステージにリニアモータを用いる場合は、エアベアリングを用いたエア浮上型およびローレンツ力またはリアクタンス力を用いた磁気浮上型のどちらを用いてもいい。また、ステージは、ガイドに沿って移動するタイプでもいいし、ガイドを設けないガイドレスタイプでもよい。さらに、ステージの駆動装置として平面モ−タを用いる場合、磁石ユニット(永久磁石)と電機子ユニットのいずれか一方をステージに接続し、磁石ユニットと電機子ユニットの他方をステージの移動面側(ベース)に設ければよい。
ウエハステージの移動により発生する反力は、特開平8−166475号公報に記載されているように、フレーム部材を用いて機械的に床(大地)に逃がしてもよい。
レチクルステージの移動により発生する反力は、特開平8−330224号公報に記載されているように、フレーム部材を用いて機械的に床(大地)に逃がしてもよい。
また、本発明が適用される露光装置は、本願特許請求の範囲に挙げられた各構成要素を含む各種サブシステムを、所定の機械的精度、電気的精度、光学的精度を保つように、組み立てることで製造される。これら各種精度を確保するために、この組み立ての前後には、各種光学系については光学的精度を達成するための調整、各種機械系については機械的精度を達成するための調整、各種電気系については電気的精度を達成するための調整が行われる。各種サブシステムから露光装置への組み立て工程は、各種サブシステム相互の、機械的接続、電気回路の配線接続、気圧回路の配管接続等が含まれる。この各種サブシステムから露光装置への組み立て工程の前に、各サブシステム個々の組み立て工程があることはいうまでもない。各種サブシステムの露光装置への組み立て工程が終了したら、総合調整が行われ、露光装置全体としての各種精度が確保される。なお、露光装置の製造は温度およびクリーン度等が管理されたクリーンルームで行うことが望ましい。
また、半導体デバイスは、デバイスの機能・性能設計を行う工程、この設計ステップに基づいたマスク(レチクル)を製作する工程、シリコン材料からウエハを製造する工程、前述した実施形態の露光装置によりレチクルのパターンをウエハに露光するウエハ処理工程、デバイス組み立て工程(ダイシング工程、ボンディング工程、パッケージ工程を含む)、検査工程等を経て製造される。
露光装置EXの構成を表した模式図 露光装置EXの斜視図 露光装置EXの分解斜視図 脚部310及びスライダ320を示す斜視図及び断面図 筐体350を示す図 本体フレーム100の分解作業を示す図 図6に続く分解作業図 第2架台120を基礎フレーム200から分離する手順を示す図 投影光学系30を第1架台110から分離する手順を示す図
符号の説明
20 レチクルステージ(マスクステージ)
30 投影光学系
110 第1架台(第1支持構造体)
120 第2架台(第2支持構造体)
150 防振ユニット(防振装置)
200 基礎フレーム(ベース構造体)
300 支持部材
320 スライダ(スライド機構)
330 ケーブルトレー部(収納部)
350 筐体
351 領域
352 断熱部材
353 排出装置
361 配線
362 電気基板
410 ジャッキ(アクチュエータ)
421 空気軸受(補助装置)
422 エアボールリフタ(補助装置)
500 第2架台支持工具(支持台)
620 起重装置
R レチクル(マスク)
W ウエハ(基板)
EL 露光光
EX 露光装置

Claims (16)

  1. マスクから射出された露光光を基板上に照射する投影光学系を支持する第1支持構造体と、前記第1支持構造体上に立設して前記第1支持構造体によって支持され、前記マスクを保持するマスクステージを支持する第2支持構造体と、を備える露光装置において、
    前記第1支持構造体による支持を解き、前記第2支持構造体を前記第1支持構造体から鉛直方向に離間させて支持するために前記第2支持構造体と当接する支持部材を備えることを特徴とする露光装置。
  2. 前記支持部材は、前記第1支持構造体を防振装置を介して支持するベース構造体上に配置されることを特徴とする請求項1に記載の露光装置。
  3. 前記支持部材を鉛直方向に移動させるアクチュエータが前記支持部材に着脱可能に連結されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の露光装置。
  4. 前記支持部材は、前記第2支持構造体を前記第1支持構造体に対して水平移動させるスライド機構を備えることを特徴とする請求項1から請求項3のうちいずれか一項に記載の露光装置。
  5. 前記スライド機構による前記第2支持構造体の水平移動を補助する補助装置が前記支持部材に着脱可能に連結されることを特徴とする請求項1から請求項4のうちいずれか一項に記載の露光装置。
  6. 前記支持部材は、前記第1支持構造体及び/又は前記第2支持構造体に向けて敷設される配線を収納して引き回す収納部を備えることを特徴とする請求項1から請求項5のうちいずれか一項に記載の露光装置。
  7. 前記支持部材は、前記配線が連結される電気基板を収納する筐体を支持することを特徴とする請求項6に記載の露光装置。
  8. 前記筐体は、収納した前記電気基板から発生する熱を排出する排出装置を有することを特徴とする請求項7に記載の露光装置。
  9. 前記筐体は、前記第1支持構造体及び/又は前記第2支持構造体と対向する領域に、断熱部材を備えることを特徴とする請求項7又は請求項8に記載の露光装置。
  10. マスクから射出された露光光を基板上に照射する投影光学系を支持する第1支持構造体と、マスクステージを戴置し、前記第1支持構造体に支持される第2支持構造体と、前記第1支持構造体を防振装置を介して支持するベース構造体と、を備える露光装置において、
    前記ベース構造体と前記第2支持構造体との間に配置され、前記第2支持構造体と当接することにより前記第1支持構造体に替わって前記第2支持構造体を前記ベース構造体に対して支持可能である支持部材を備えることを特徴とする露光装置。
  11. 前記支持部材は、前記第2支持構造体を前記ベース構造体に対して支持する支持力を発生するアクチュエータが脱着可能に取り付けられることを特徴とする請求項10に記載の露光装置。
  12. 前記支持部材は、支持している前記第2支持構造体を水平方向にスライドさせるスライド機構を有することを特徴とする請求項10又は請求項11に記載の露光装置。
  13. リソグラフィ工程を含むデバイスの製造方法において、前記リソグラフィ工程において請求項1から請求項12のうちいずれか一項に記載の露光装置を用いることを特徴とするデバイスの製造方法。
  14. マスクに形成されたパターンを投影する投影光学系と、前記投影光学系を支持する第1支持構造体と、前記第1支持構造体上に立設して前記マスクを前記投影光学系に対して支持する第2支持構造体と、前記第1支持構造体を支持するベース構造体とを有する露光装置の保守方法であって、
    前記第1構造体と前記第2構造体とを離間させ、前記第2構造体を前記第1構造体とは異なる支持部材を介して前記ベース構造体上で支持する工程と、
    前記ベース構造体で支持している前記第2構造体を前記ベース構造体とは異なる支持台に受け渡す工程とを有することを特徴とする保守方法。
  15. 前記投影光学系を前記第1構造体から分離する起重装置を前記第1構造体上に戴置する工程と、
    前記投影光学系を前記起重装置を用いて前記第1構造体から分離するとともに前記投影光学系を前記起重装置で保持する工程と、
    前記投影光学系を保持した前記起重装置を前記第1構造体から退避させる工程とを有することを特徴とする請求項14に記載の保守方法。
  16. マスクに形成されたパターンを投影する投影光学系と、前記投影光学系を支持する第1構造体とを有する露光装置の保守方法であって、
    前記投影光学系を前記第1構造体から分離する起重装置を前記第1構造体上に戴置する工程と、
    前記投影光学系を前記起重装置を用いて前記第1構造体から分離するとともに前記投影光学系を前記起重装置で保持する工程と、
    前記投影光学系を保持した前記起重装置を前記第1構造体から退避させる工程とを有することを特徴とする保守方法。


JP2003423210A 2003-12-19 2003-12-19 露光装置、デバイスの製造方法、及び保守方法 Expired - Lifetime JP4200894B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003423210A JP4200894B2 (ja) 2003-12-19 2003-12-19 露光装置、デバイスの製造方法、及び保守方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003423210A JP4200894B2 (ja) 2003-12-19 2003-12-19 露光装置、デバイスの製造方法、及び保守方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005183710A JP2005183710A (ja) 2005-07-07
JP4200894B2 true JP4200894B2 (ja) 2008-12-24

Family

ID=34783820

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003423210A Expired - Lifetime JP4200894B2 (ja) 2003-12-19 2003-12-19 露光装置、デバイスの製造方法、及び保守方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4200894B2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5474522B2 (ja) * 2009-01-14 2014-04-16 ギガフォトン株式会社 極端紫外光源システム
JP5936003B2 (ja) * 2013-03-27 2016-06-15 Ckd株式会社 Ptp包装機
WO2017118508A1 (en) 2016-01-07 2017-07-13 Asml Netherlands B.V. Lithographic apparatus and device manufacturing method
KR20190062607A (ko) * 2016-10-24 2019-06-05 에이에스엠엘 네델란즈 비.브이. 하우징 내부 및/또는 외부로 대상물을 이동시키는 장치
KR102599805B1 (ko) * 2023-04-18 2023-11-08 주식회사 미래보 연결배관 내 반응부산물 생성을 방지하고 교체가 용이한 구조를 가지는 협소공간용 반응부산물 포집시스템
KR102634912B1 (ko) * 2023-08-04 2024-02-08 주식회사 엠엠티 반도체 공정시 발생하는 부산물 포집장치

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005183710A (ja) 2005-07-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6708222B2 (ja) 露光装置、フラットパネルディスプレイの製造方法、並びにデバイス製造方法
JP4710611B2 (ja) 露光装置及びデバイスの製造方法並びに露光方法
JP2019049694A (ja) 露光方法及び露光装置、並びにデバイス製造方法及びフラットパネルディスプレイの製造方法
US20200124988A1 (en) Movable body apparatus, exposure apparatus, manufacturing method of flat panel display, and device manufacturing method
JP4360064B2 (ja) ステージ装置および露光装置
US7397534B2 (en) Exposure apparatus and device manufacturing method
JPWO2003063212A1 (ja) ステージ装置および露光装置
JP2005005295A (ja) ステージ装置及び露光装置
JP2003031492A (ja) 露光装置のための支持装置
JP4200894B2 (ja) 露光装置、デバイスの製造方法、及び保守方法
JP2004111569A (ja) 露光装置及び露光装置の製造方法
TWI635371B (zh) 移動體裝置、曝光裝置、平板顯示器之製造方法、及元件製造方法
JP7472958B2 (ja) 移動体装置、露光装置、及びデバイス製造方法
KR101763859B1 (ko) 노광 장치와 그 조립 방법, 및 디바이스 제조 방법
JP5772196B2 (ja) 移動体装置、露光装置、フラットパネルディスプレイの製造方法、デバイス製造方法、及び移動体装置の組立方法。
JP2011100947A (ja) 防振装置とその制御方法及びステージ装置並びに露光装置
JP2004235461A (ja) 露光システム
JP2003031646A (ja) ステージ装置および露光装置
JP2005167063A (ja) 露光装置及びデバイスの製造方法
JP2005032812A (ja) ステージ装置及び露光装置
JP2003068623A (ja) ステージ装置およびステージ駆動方法並びに露光装置
JP2003007804A (ja) 位置計測装置および露光装置
JP2011133735A (ja) 移動体装置のメンテナンス方法、移動体装置、露光装置、及びデバイス製造方法
JP2011060844A (ja) ステージ装置、露光装置、露光方法及びデバイスの製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060608

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080402

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080603

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080728

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080916

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080929

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4200894

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111017

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111017

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141017

Year of fee payment: 6

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141017

Year of fee payment: 6

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141017

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250