JP4200205B2 - 圧延ロール - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、金属材料を圧延させて棒状等に加工する圧延ロールに係り、特に、シャフトの外周に圧延リングを装着させ、この圧延リングを押圧固定手段によりシャフトの軸方向片側に設けられた止め部材側に押し付けて固定させるようにした圧延ロールにおいて、押圧固定手段が破損することなく、圧延リングが確実に固定されるようにした点に特徴を有するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、金属材料を圧延させて棒状等に加工するのに、シャフトの外周に圧延リングを装着させた圧延ロールが使用されていた。
【0003】
ここで、上記のようにシャフトの外周に圧延リングを装着させるにあたり、この圧延リングをシャフトの軸方向片側に設けられた止め部材側に押し付けて固定させるようにしたものが広く使用されており、このように圧延リングを止め部材側に押し付けて固定させる押圧固定手段として、従来より様々な方法が用いられていた。
【0004】
しかし、従来一般に使用されている押圧固定手段においては、圧延ロールを十分に止め部材側に押し付けて固定させることができなかったり、また圧延リングを止め部材側に押し付けて固定させる際に、押圧固定手段に破損等が発生するという問題があった。
【0005】
例えば、特開平10−5822号公報に示されるものにおいては、圧延リングを止め部材側に押し付けて固定させるにあたり、シャフトの外周に設けられたネジ部にシャフトの軸方向に移動可能な可動スリーブを密封形状に配した内ナットを取り付け、可動スリーブと内ナットの間に油等の加圧流体を導入し、この加圧流体の圧力により可動スリーブを圧延リング側に移動させ、これにより圧延リングを止め部材側に押し付け、その後、この状態で締め付けナットを締め付けて可動スリーブが圧延リングと逆方向に移動するのを防止するようにしていた。
【0006】
しかし、この公報に示されるように、シャフトの外周に設けられたネジ部に内ナットを取り付ける場合、内ナットをシャフトの外周に設けられたネジ部にネジ込むために、内ナットの内周側のネジ部とシャフトの外周におけるネジ部との間に若干の隙間が必要になると共に、内ナットの内周側にネジ部を設けるため、この内ナットの厚みがネジ部の分だけ薄くなり、上記のように可動スリーブと内ナットとの間に加圧流体を導入させ、可動スリーブを圧延リング側に移動させて圧延リングを強く固定させる場合、この内ナットの部分が加圧流体の圧力により破損するという問題があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
この発明は、シャフトの外周に圧延リングを装着させ、この圧延リングを押圧固定手段によりシャフトの軸方向片側に設けられた止め部材側に押し付けて固定させるようにした圧延ロールにおける上記のような問題を解決することを課題とするものである。
【0008】
すなわち、この発明においては、圧延リングを押圧固定手段によりシャフトの軸方向片側に設けられた止め部材側に押し付けて固定させるにあたり、押圧固定手段が破損することなく、圧延リングを確実に固定できるようにすることを課題とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この発明においては、上記のような課題を解決するため、シャフト10の外周に圧延リング20を装着させ、この圧延リング20を押圧固定手段30によりシャフト10の軸方向片側に設けられた止め部材11側に押し付けて固定させるようにした圧延ロールにおいて、上記の押圧固定手段30が、シャフト10の外周に密接して設けられる内リング31と、この内リング31との間に加圧用流体が導入されて圧延リング20側に移動する可動スリーブ32と、上記の内リング31が圧延リング20と反対側に移動するのを抑止する第1抑止部材33と、上記の可動スリーブ32が圧延リング20と反対側に移動するのを抑止する第2抑止部材34とを有するようにしたのである。
【0010】
ここで、この発明における圧延ロールにおいて、上記の押圧固定手段30により圧延リング20をシャフトの軸方向片側に設けられた止め部材11側に押し付けて固定させるにあたっては、シャフト10の外周に密接して設けられる内リング31を適当な位置において上記の第1抑止部材33により圧延リング20と反対側に移動するのを抑制させ、この状態でこの内リング31と可動スリーブ32との間に加圧用流体を導入させる。
【0011】
そして、この加圧用流体の圧力により可動スリーブ32を圧延リング20側に移動させ、この可動スリーブ32により圧延リング20をシャフト10の軸方向片側に設けられた止め部材11側に強く押し付け、この状態で、上記の第2抑止部材34により可動スリーブ32が圧延リング20と反対側に移動するのを抑制させて、圧延リング20を固定させるようにする。
【0012】
ここで、この発明における圧延ロールにおいては、上記のように内リング31をシャフト10の外周に密接して設けるようにしており、内ナットをシャフトの外周に設けられたネジ部に取り付ける前記の特開平10−5822号公報の場合のように、内リング31とシャフト10の外周との間に隙間が生じるということがなく、またこの内リング31の内周側にネジを設けないため、この内リング31を厚くすることができ、上記のように内リング31と可動スリーブ32との間に加圧用流体を導入させて可動スリーブ32を移動させ、この可動スリーブ32により圧延リング20を止め部材11側に強く押し付ける場合において、上記の内リング31が加圧用流体の圧力によって破損したりするのが防止され、圧延リング20を止め部材11側に強く押し付けて固定させる操作が安全かつ確実に行えるようになる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施形態に係る圧延ロールを添付図面に基いて具体的に説明する。
【0014】
この実施形態における圧延ロールにおいては、図1に示すように、鋼等で構成されてその軸方向片側に鍔状に突出した止め部材11が設けられたシャフト10を用いている。
【0015】
そして、このシャフト10の止め部材11側にバネ受け12を介して皿バネ13を装着させ、次いで、この皿バネ13の外周を覆うようにしてリング状になった連結材14を設けると共に、この皿バネ13に片側のスペーサー部材15が当接するようにして、両側にスペーサー部材15,16が設けられた圧延リング20をシャフト10に装着させるようにする。なお、上記の圧延リング20には、超硬合金,セラミック等の耐摩耗性に優れた材料が用いられる。
【0016】
また、上記の連結材14において軸方向両側に突出した各凸部14a,14bを、それぞれバネ受け12の外周部に設けられた凹部12aと、皿バネ13に当接する片側のスペーサー部材15の外周部に設けられた凹部15aとに嵌め合わせ、この連結材14によってバネ受け12と皿バネ13に当接する片側のスペーサー部材15とを連結させる。
【0017】
そして、上記の皿バネ13と反対側において圧延リング20と接触するスペーサー部材16を介して、この圧延リング20をシャフト10の止め部材11側に押し付けて固定させる押圧固定手段30を設けるようにしている。
【0018】
ここで、この実施形態における圧延ロールにおいては、上記の押圧固定手段30として、内リング31の外周側において可動スリーブ32が圧延リング20側に移動できるようにして、内リング31をシャフト10の外周に密接するように設け、この内リング31及び可動スリーブ32よりも圧延リング20から離れた位置において、上記の内リング31が圧延リング20と反対側に移動するのを抑止する内ナット(第1抑止部材)33と、上記の可動スリーブ32が圧延リング20と反対側に移動するのを抑止する外ナット(第2抑止部材)34とを設け、この外ナット34を内ナット33の外周側にネジ込むようにしている。
【0019】
また、上記の内リング31と可動スリーブ32との間から加圧流体が漏れるのを抑制するため、内リング31と可動スリーブ32とが接触する部分において、Oリングからなるパッキン35を設けている。
【0020】
そして、この実施形態における圧延ロールにおいて、上記の押圧固定手段30により圧延リング20をシャフト10の軸方向片側に設けられた上記の止め部材11側に押し付けて固定させるにあたっては、シャフト10の外周に密接して設けられた内リング31を適当な位置において上記の内ナット33により圧延リング20と反対側に移動するのを抑止し、この状態で、上記の可動スリーブ32に設けられた流路32aを通して、油等の加圧用流体を内リング31と可動スリーブ32との間に導入し、この加圧用流体の圧力によって可動スリーブ32を圧延リング20側に移動させるようにする。
【0021】
そして、この可動スリーブ32によりスペーサー部材16を介して圧延リング20をシャフト10の軸方向片側に設けられた止め部材11側に強く押して、上記の皿バネ13を変形させ、上記の連結材14における各凸部14a,14bが、それぞれバネ受け12の外周部に設けられた凹部12aと、皿バネ13に当接する片側のスペーサー部材15の外周部に設けられた凹部15aとに当たって停止するまで、可動スリーブ32を圧延リング20側に移動させるようにする。
【0022】
次いで、このように圧延リング20を可動スリーブ32により止め部材11側に強く押し付けた状態で、上記の外ナット34を移動させて可動スリーブ32に押し当て、可動スリーブ32が圧延リング20と反対側に移動するのを抑制させて、圧延リング20を固定させるようにする。
【0023】
ここで、上記のように連結材14における各凸部14a,14bが、バネ受け12の外周部に設けられた凹部12aと、皿バネ13に当接する片側のスペーサー部材15の外周部に設けられた凹部15aとに当たって停止するまで、可動スリーブ32を圧延リング20側に移動させると、皿バネ13の変形量が一定した適切な状態となり、この皿バネ13の復帰力により圧延リング20が常に一定した状態で安定して固定されるようになる。
【0024】
また、この実施形態における圧延ロールにおいては、シャフト10の止め部材11とバネ受け12との間、皿バネ13と反対側において圧延リング20に接触するスペーサー部材16と可動スリーブ32との間、可動スリーブ32と外ナット34との間に、それぞれキー40を設け、これらがシャフト10と一緒に回転するようにしている。
【0025】
【発明の効果】
以上詳述したように、この発明における圧延ロールにおいては、シャフトの外周に圧延リングを装着させ、この圧延リングを押圧固定手段によりシャフトの軸方向片側に設けられた止め部材側に押し付けて固定させるにあたり、シャフトの外周に密接して設けられる内リングをシャフトの適当な位置において第1抑止部材により圧延リングと反対側に移動するのを抑制させ、この状態で、この内リングと可動スリーブとの間に加圧用流体を導入し、この加圧用流体の圧力によって可動スリーブを圧延リング側に移動させ、この可動スリーブにより圧延リングをシャフトの軸方向片側に設けられた止め部材側に強く押し付け、この状態で、第2抑止部材により可動スリーブが圧延リングと反対側に移動するのを抑制させて圧延リングを固定させるようにした。
【0026】
この結果、この発明における圧延ロールにおいては、内ナットをシャフトの外周に設けられたネジ部に取り付ける前記の特開平10−5822号公報の場合のように、内リングとシャフトの外周との間に隙間が生じるということがなく、またこの内リングの内周側にネジを設けないため、この内リングを厚くすることができ、上記のように内リングと可動スリーブとの間に加圧用流体を導入させて可動スリーブを移動させ、この可動スリーブにより圧延リングを止め部材側に強く押し付ける場合において、内リングが加圧用流体の圧力によって破損したりするのが防止され、圧延リングを止め部材側に強く押し付けて固定させる操作が安全かつ確実に行えるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態における圧延ロールを部分的に断面した概略説明図である。
【図2】同実施形態における圧延ロールに用いた押圧固定手段を示した断面説明図である。
【符号の説明】
10 シャフト
11 止め部材
20 圧延リング
30 押圧固定手段
31 内リング
32 可動スリーブ
33 第1抑止部材(内ナット)
34 第2抑止部材(外ナット)
Claims (1)
- シャフト10の外周に圧延リング20を装着させ、この圧延リング20を押圧固定手段30によりシャフト10の軸方向片側に設けられた止め部材11側に押し付けて固定させるようにした圧延ロールにおいて、上記の押圧固定手段30が、シャフト10の外周に密接して設けられる内リング31と、この内リング31との間に加圧用流体が導入されて圧延リング20側に移動する可動スリーブ32と、上記の内リング31が圧延リング20と反対側に移動するのを抑止する第1抑止部材33と、上記の可動スリーブ32が圧延リング20と反対側に移動するのを抑止する第2抑止部材34とを有することを特徴とする圧延ロール。
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1999
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