JP4197853B2 - 外科用処置具 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、術者が挿入部の基端部に設けられた操作部を把持し、先端部の処置部を回動及び開閉して外科手術を行う外科用処置具に関する。
【0002】
【従来の技術】
外科手術を行う外科用処置具は、例えば、USP5、275、608、USP5、702、408、USP5、383、888及びUSP4、763、669等が知られている。
【0003】
USP5、275、608は、シャフトと、このシャフトの先端部に設けられた開閉可能な処置部と、前記シャフトの基端部に設けられたハンドルとから構成されている。処置部は開閉以外にハンドル操作によって一対の処置部を同一平面内で回動できるように構成されている。
【0004】
USP5、702、408は、リンクレバー状の第1のリンクと、第1のリンクに接続された第2及び第3のリンクと、第2及び第3のリンクは互いに内側に移動可能であるとともに、両リンク端部に第4のリンクが接続されている。そして、第1のリンクを第1の方向に回動すると、第4のリンクも第1の方向に回動する平行リンクにより、処置部と操作部が同じ角度になるように構成したものである。
【0005】
USP5、383、888は、シャフトと、このシャフトの先端部に設けられた開閉及び回動可能な処置部と、前記シャフトの基端部に設けられたハンドルとから構成されている。ハンドルによって処置部を開閉するとともに、ハンドル側に設けられたレバーによって操作ワイヤを進退させ、処置部を回動させるように構成したものである。
【0006】
USP4、763、669は、シャフトと、このシャフトの先端部に設けられた開閉及び回動可能な処置部と、前記シャフトの基端部に設けられたハンドルとから構成されている。ハンドルによって処置部を開閉するとともに、ハンドル側に設けられたレバーによってプッシュロッドを進退させ、処置部を回動させるように構成したものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前述した従来の外科用処置具では片手のみの操作によって十分な回動自由度を実現することが不可能であるため、特に組織を縫合・結紮などの複雑な操作を実現させるためには不十分であることが否めない。
【0008】
また、操作部を回動して処置部を目的部位にアプローチする際に、術者が必要以上に操作部を回動させると操作部に過度の付加が印加される虞がある。
【0009】
この発明は、前記事情に着目してなされたもので、その目的とするところは、操作部に片手の親指及び親指以外の指を係合させたまま、その片手のみの操作で処置部を挿入部に対して任意に回動させるとともに、処置部を開閉させることにより、組織の縫合・結紮操作が容易に実行できる操作性を向上でき、さらには、操作部の回動範囲を規制することにより、過度の負荷が印加されることを防止し、結果、耐久性に優れた外科用処置具を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
この発明は前記目的を達成するために、請求項1は、挿入部と、前記挿入部の先端部に設けられ、上下方向に回動させる枢支軸と左右方向に回動させる枢支軸とを有する第1の枢支軸部を備え、姿勢変化可能な処置部と、前記挿入部の基端部に設けられ、上下方向に回動させる枢支軸と左右方向に回動させる枢支軸とを有する第2の枢支軸部を備え、前記枢支軸を軸心として上下方向および左右方向に前記処置部を姿勢変化させるハンドルを備えた操作部と、前記挿入部に軸方向に進退自在に設けられ、前記操作部のハンドルの上下方向および左右方向の回動を前記処置部に連動させ、該処置部を上下方向および左右方向に回動させる連結部材とからなる外科用処置具において、前記操作部は、前記挿入部の基端部に設けられ前記第2の枢支軸部を回動自在に支持する支持部と、この支持部に回動自在に支持され前記ハンドルの回動を前記連結部材に伝達させるリンク類と、前記操作部の第2の枢支軸部近位に設けられ前記ハンドルと連結されて一体的に回動するとともに前記リンク類をカバーするカバー部材とからなり、前記ハンドルの操作時に該ハンドルと一体的に回動する前記カバー部材と前記支持部とで該カバー部材の回動量を規制し、前記処置部の回動量を操作部で規制することを特徴とする。
【0011】
請求項2は、挿入部と、前記挿入部の先端部に上下方向に回動させる枢支軸と左右方向に回動させる枢支軸とを有する第1の枢支軸部を備え、姿勢変化可能な処置部と、前記挿入部の基端部に上下方向に回動させる枢支軸と左右方向に回動させる枢支軸とを有する第2の枢支軸部を備え、前記枢支軸を軸心として上下方向および左右方向に前記処置部を姿勢変化させるハンドルを備えた操作部と、前記挿入部に軸方向に進退自在に設けられ、前記操作部のハンドルの上下方向および左右方向の回動を前記処置部に連動させ、該処置部を上下方向および左右方向に回動させる連結部材とからなる外科用処置具において、前記操作部は、前記挿入部の基端部に設けられ前記第2の枢支軸部を回動自在に支持する支持部と、この支持部に回動自在に支持され前記ハンドルの回動を前記連結部材に伝達させるリンク類と、前記操作部の第2の枢支軸部近位に設けられ前記ハンドルと連結されて一体的に回動するとともに前記リンク類をカバーするカバー部材と、前記支持部の前記第2の枢支軸部を回動自在に枢支する枢支部近傍に設けられ前記カバー部材と当接して該カバー部材の回動量を規制し、前記処置部の回動量を規制する当接部とを具備したことを特徴とする。
【0012】
前記請求項1の構成によれば、操作部の操作によって処置部を任意な方向に姿勢変化することができるとともに、操作部の姿勢変化量をカバー部材によって規制される。従って、操作部を操作して処置部を目的部位にアプローチする際に、術者が誤って操作部を規制範囲以上に操作させることはなく、操作部の破損を防止できる。
前記請求項2の構成によれば、前記効果に加え、操作部の旋回点に近接する位置に操作部の姿勢変化量を規制する規制手段を設けたことにより、操作部の術者が操作するために把持する部分あるいはその近傍に姿勢変化量を規制するストッパ部材を追加する必要がなく、操作部をシンプルな構造にできるため、術者が操作部を把持して操作する際の操作性を向上できる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0014】
図1〜図8は第1の実施形態を示し、図1は外科用処置具の全体構成を示す斜視図である。まず、外科用処置具の概略的構成を説明すると、外科用処置具1は、挿入部2と、挿入部2の先端部に設けられた処置部3と、挿入部2の基端部に設けられた操作部4とから構成されている。
【0015】
次に、図2〜図6に基づいて外科用処置具1の構成を説明する。図2は処置部3を上方から見た斜視図、図3は処置部3を下方から見た斜視図、図4は操作部4を上方から見た斜視図、図5は操作部4のカバーを取り外したところの上方から見た斜視図、図6は操作部4のカバーを取り外したところの下方から見た斜視図である。
【0016】
図2〜図6に示すように、挿入部2は長尺の細径パイプによって構成され、この内部には細径棒からなる開閉リンクを構成する第1の駆動棒5と、回動リンクを構成する第2の駆動棒6及び第3の駆動棒7が平行に挿通されている。第1の駆動棒5は挿入部2の軸心より上側に偏って配置され、第2と第3の駆動棒6,7は挿入部2の軸心より下側で左右対称的に配置され、かつ軸方向に独立して進退自在である。
【0017】
まず、処置部3について説明すると、挿入部2の先端部には前方に向かって突出する剛性を有する支持部8が一体に設けられている。支持部8の先端部にはすり割8aが設けられ、このすり割8aには挿入部2の軸方向と直交する枢支軸9によって左右方向に回動する回動板10が連結されている。この回動板10には枢支軸9と直交する方向に第1の枢支ピン11が固定され、この第1の枢支ピン11には第1処置片12の基端部が回動自在に枢支されている。第1処置片12の基端部には屈曲部12aが設けられ、この屈曲部12aには後述する手段によって第2及び第3の駆動棒6、7が連結されるようになっている。
【0018】
第1処置片12の中間部には第2の枢支ピン13によって第2処置片14が回動自在に連結されており、第1処置片12と第2処置片14は第2の枢支ピン13を支点として回動自在である。第2処置片14の基端部には第1の連結ピン15を介して第1の連結部材16の一端が回動自在に連結され、第1の連結部材16の他端は左右方向の枢支ピン17を介して第2の連結部材18が連結されている。第2の連結部材18の他端は第2の連結ピン19を介して前記第1の駆動棒5の先端部に回動自在に連結されている。
【0019】
また、前記第1処置片12の屈曲部12aには第3の連結ピン20を介して第3の連結部材21が連結されている。この第3の連結部材21の基端側は左右方向に幅広であり、この基端側には第4の連結ピン22と第5の連結ピン23が左右方向に離間して設けられている。そして、第4の連結ピン22は前記第2の駆動棒6と連結され、第5の連結ピン23は第3の駆動棒7と連結されている。
【0020】
前述のように構成された外科用処置具1によれば、第1の駆動棒5を前進させると、第1の連結部材16、第2の連結部材18を介して第2処置片14の基端部を前方に押すため、第2処置片14は第2の枢支ピン13を支点として回動して第1と第2処置片12、14が開く。逆に、第1の駆動棒5を後退させると、第1の連結部材16、第2の連結部材18を介して第2処置片14の基端部を後方へ引っ張るため、第2処置片14は第2の枢支ピン13を支点として回動して第1と第2処置片12、14が閉じる。
【0021】
また、第2及び第3の駆動棒6、7を同時に前進させると、第3の連結部材21を介して第1処置片12の屈曲部12aを前方へ押すため、第1処置片12が第1の枢支ピン11を支点として回動し、第2処置片14は第1の連結ピン15を支点として同方向に回動し、挿入部2の軸に対して第1及び第2処置片12、14を略水平まで回動させることができる。
【0022】
また、この状態から、第1の駆動棒5を前進させると、第1及び第2の連結部材16、18を介して第2処置片14の基端部が前方へ押されるため、第2処置片14は第2の枢支ピン13を支点として回動し、第1と第2処置片12、14が開く。
【0023】
次に、第2の駆動棒6を後退させ、第3の駆動棒7を前進させると、枢支軸9を支点として回動板10が左方向に回動するため、第1と第2処置片12、14は枢支軸9を支点として左方向に回動する。逆に、第2の駆動棒6を前進させ、第3の駆動棒7を後退させると、枢支軸9を支点として回動板10が右方向に回動するため、第1と第2処置片12、14は枢支軸9を支点として右方向に回動する。
【0024】
本実施形態によれば、開閉可能な第1と第2処置片12、14を上下及び左右方向に回動させることができ、第1と第2処置片12、14を目的部位に容易にアプローチでき、処置の自由度を向上させることができる。
【0025】
次に、操作部4について説明する。挿入部2の基端部においても、第1の駆動棒5は挿入部2の軸心より上側に偏って配置され、第2と第3の駆動棒6、7は挿入部2の軸心より下側で左右対称的に配置されている。挿入部2の基端部には後方に向かって突出する剛性を有する支持部31が設けられている。この支持部31の基端部における両側部には基端に向かって支持部31の幅が狭くなるようにテーパ面からなる当接受け面31aが設けられている。さらに、支持部31には上下方向に枢軸32を有する第1の枢支部33が設けられ、この第1の枢支部33には第1の連結部材34が左右方向に回動可能に設けられている。
【0026】
第1の連結部材34には左右方向(横方向)に枢軸35を有する第2の枢支部36が設けられ、この第2の枢支部36には第1操作部としての第1ハンドル37が上下方向に回動可能に設けられている。第1のハンドル37には枢軸38によって第2操作部としての第2ハンドル39が上下方向に回動自在に設けられている。
【0027】
第1ハンドル37には術者が操作時に親指以外の指を掛ける指掛けリング37aが設けられ、第2ハンドル39には術者が操作時に親指を掛ける指掛けリング39aが設けられている。
【0028】
前記第1の駆動棒5の基端部には上下方向に枢軸42が設けられ、この枢軸42には第1の連結部材41が左右方向に回動可能に連結されている。この第1の連結部材41には左右方向に枢軸40が設けられ、この枢軸40には第3の連結部材43の一端部が上下方向に回動可能に連結されている。この第3の連結部材43の他端部は第2ハンドル39に左右方向に設けられた枢軸44に上下方向に回動可能に連結されている。
【0029】
前記第1ハンドル37の枢軸35の下方には左右方向に枢軸45が設けられ、この枢軸45には第2の連結部材46の一端部が上下方向に回動可能に連結されている。第2の連結部材46の他端部の左右両端部には上下方向に枢軸47、48が設けられている。そして、枢軸47、48には前記第2の駆動棒6と第3の駆動棒7が連結されている。
【0030】
従って、挿入部2の基端部に設けられた支持部31に対して第1及び第2ハンドル37、39が枢軸32を支点として左右方向に回動自在であり、枢軸35を支点として上下方向に回動自在に設けられている。
【0031】
さらに、図7及び図8に示すように、前記第1ハンドル37と第2ハンドル39の枢支部周辺には第1の連結部材34及び第2の連結部材46等のリンク類をカバーする第1のカバー部材51と第2のカバー部材52が第1ハンドル37の基端部に固定されている。
【0032】
第1及び第2のカバー部材51,52は、第1ハンドル37を挿入部2の軸線に対して直角に回動したとき、枢軸38より挿入部2の先端方向に向かって突出する第1の突出部53と、枢軸38より下方に向かって突出し、枢軸35を中心とする円弧状部54aを有する第2の突出部54が設けられている。
【0033】
第2の突出部54の円弧状部54aは枢軸35を中心とする曲率に形成されているため、第1ハンドル37を上下方向に回動する回動範囲内において支持部31の当接受け面31aに対して常に一定の距離である。従って、第1ハンドル37の上下方向の回動範囲に対して第1ハンドル37の左右方向の回動範囲は一定に規制されており、第1及び第2のカバー部材51,52と支持部31の当接受け面31aとで協働して規制手段を構成している。
【0034】
次に、前述のように構成された手術用処置具の作用について説明する。
【0035】
操作部4における第1ハンドル37と第2ハンドル39に手指を掛ける。そして、図1の状態から手首を動作して第1ハンドル37と第2ハンドル39を枢軸35を支点として下方へ回動して第1ハンドル37と第2ハンドル39とを水平にすると、第3の連結部材43及び第1の連結部材41を介して第1の駆動棒5が操作部4側に後退する。
【0036】
従って、第1の駆動棒5に連結された処置部3側の第1の連結部材16を介して第1の連結ピン15が操作部4側に引き寄せられるため、第1の枢支ピン11を支点として第1及び第2処置片12、14が閉じた状態で真っ直ぐになる。
【0037】
次に、操作部4における第1ハンドル37及び第2ハンドル39を平行状態のまま一緒に枢軸35を支点として上方へ回動すると、第2の連結部材46を介して第2と第3の駆動棒6、7が同時に挿入部2に沿って後退する。
【0038】
従って、第1の駆動棒5に連結された処置部3側の第1の連結部材16を介して第1の連結ピン15が先端側へ突出されるため、第1の枢支ピン11を支点として第1及び第2処置片12、14が閉じた状態で下向きになる。従って、操作部4側の第1と第2ハンドル37、39を枢軸35を支点として上下方向に回動することにより、処置部3を挿入部2の延長方向に真っ直ぐにしたり、挿入部2に対して角度を持たせることができる。
【0039】
また、第1と第2ハンドル37、39が枢軸35を支点として上下方向に回動する回動範囲は、挿入部2の軸線に対して平行する位置と、図7に示すように、第1と第2ハンドル37、39が挿入部2の軸線に対して直角になる位置の略90°の範囲であるが、図7に示す位置から第1と第2ハンドル37、39を枢軸35を支点として矢印a方向に回動させると、第1と第2のカバー部材51,52の第1の突出部53の下面53bが支持部31の上面に当接する。従って、第1と第2ハンドル37,39を誤って矢印a方向に回動しようとしてもその回動範囲が規制される。
【0040】
また、図7に示す状態から第1と第2ハンドル37、39を枢軸32を支点として横方向、例えば矢印b方向に回動すると、図8に示すように、第1のカバー部材51の第2の突出部54の前面54bが支持部31の当接受け面31aに当接する。従って、第1と第2ハンドル37,39を誤って矢印b方向に回動しようとしてもその回動範囲が規制される。また、第1と第2ハンドル37、39を枢軸32を支点として矢印b方向と逆方向に回動すると、第2のカバー部材52の第2の突出部54の前面54bが支持部31の当接受け面31aに当接するため、第1と第2ハンドル37,39の横方向の回動範囲が規制される。
【0041】
従って、操作部4側の第1と第2ハンドル37、39を枢軸35を支点として上下方向に回動したり、枢軸32を支点として横方向に回動して処置部3を挿入部2の延長方向に真っ直ぐにしたり、挿入部2に対して角度を持たせる際に、第1と第2ハンドル37、39に回動範囲を超えて動かそうとしても第1及び第2のカバー部材51,52と支持部31の当接受け面31aとによって回動範囲が規制されるため、操作部4の破損を防止することができる。
【0042】
図9〜図11は第2の実施形態を示し、第1の実施形態と同一構成部分は同一番号を付して説明を省略する。挿入部2の基端部側に設けられた支持部31の上部には上部ガードハウジング55が、下部には下部ガードハウジング56が、支持部31に着脱・交換可能に取り付けられている。上部ガードハウジング55と下部ガードハウジング56は同一構造であり、上部ガードハウジング55の上面及び側面に当接受け面55a,55bを有している。同様に、下部ガードハウジング56の上面及び側面に当接受け面56a,56bを有している。さらに、上部ガードハウジング55と下部ガードハウジング56は幅方向に2分割され、中央部の段差部55c,56cで係合されている。
【0043】
また、第1のカバー部材51と第2のカバー部材52には第1ハンドル37を挿入部2の軸線に対して直角に回動したとき、挿入部2の軸線に対して直交する第3のカバー部材57が設けられている。この第3のカバー部材57は矩形状の平板によって形成され、下端部は第1のカバー部材51と第2のカバー部材52の第2の突出部54より下方に突出している。
【0044】
前述した第2の実施形態によれば、第1と第2ハンドル37、39を枢軸35を支点として上方へ回動した場合、挿入部2の軸線に対して直角になる位置が回動範囲であるが、第1と第2ハンドル37、39を枢軸35を支点としてさらに矢印c方向に回動させると、図9に示すように、第1と第2のカバー部材51,52の第1の突出部53の下面53bが上部ガードハウジング55の当接受け面55aに当接する。従って、第1と第2ハンドル37,39を誤って矢印c方向に過剰に回動しようとしてもその回動範囲が規制される。
【0045】
また、第1と第2ハンドル37、39を枢軸35を支点として下方へ回動した場合、挿入部2の軸線と平行になる位置が回動範囲であるが、第1と第2ハンドル37、39を枢軸35を支点としてさらに矢印d方向に回動させると、図11に示すように、第3のカバー部材57が下部ガードハウジング56の当接受け面56aに当接する。従って、第1と第2ハンドル37,39を誤って矢印d方向に過剰に回動しようとしてもその回動範囲が規制される。
【0046】
さらに、図9に示す状態から第1と第2ハンドル37、39を枢軸32を支点として矢印e方向に回動すると、第2のカバー部材52の第2の突出部54の前面54bが上部ガードハウジング55の当接受け面55bに当接する。従って、第1と第2ハンドル37,39を誤って矢印e方向に過剰に回動しようとしてもその回動範囲が規制される。また、第1と第2ハンドル37、39を枢軸32を支点として矢印e方向と逆方向に回動すると、第1のカバー部材51の第2の突出部54の前面54bが上部ガードハウジング55の当接受け面55bに当接するため、第1と第2ハンドル37,39の横方向の回動範囲が規制される。
【0047】
従って、操作部4側の第1と第2ハンドル37、39を枢軸35を支点として上下方向に回動したり、枢軸32を支点として横方向に回動して処置部3を挿入部2の延長方向に真っ直ぐにしたり、挿入部2に対して角度を持たせる際に、第1と第2ハンドル37、39に回動範囲を超えて動かそうとしても第1及び第2のカバー部材51,52と上部及び下部のガードハウジング55,56とで協働して回動範囲が規制されるため、操作部4の破損を防止することができる。
【0048】
また、支持部31に上部ガードハウジング55と下部ガードハウジング56を着脱・交換可能に取り付けることにより、取り外して洗滌できるとともに、破損した場合の交換を容易である。
【0049】
図12は第3の実施形態を示し、第1及び第2の実施形態と同一構成部分は同一番号を付して説明を省略する。挿入部2の基端部側に設けられた支持部31の上部には上部ガードハウジング70が、下部には下部ガードハウジング71が支持部31に着脱可能に取り付けられている。
【0050】
上部ガードハウジング70と下部ガードハウジング71は同一構造であり、上部ガードハウジング70と下部ガードハウジング71は上面に中央部が高く、両側部に向かって漸次低くなる円弧状の当接受け面72aを有する第1の部材72と、この第1の部材72を幅方向にスライド自在に支持する第2の部材73とに幅方向に2分割されている。
【0051】
前述した第3の実施形態によれば、上部ガードハウジング70と下部ガードハウジング71の第1の部材72を第2の部材73に対して幅方向にスライドさせることにより、第2のカバー部材52の第1の突出部53の下面53bに対向する当接受け面72aの高さを任意に調整できる。
【0052】
すなわち、第1の部材72を矢印f方向にスライドさせると、当接受け面72aの低い位置がカバー部材52の第1の突出部53の下面53bに対向する。従って、第1と第2ハンドル37、39を枢軸35を支点として回動させる回動規制範囲を広くすることができる。また、第1の部材72を矢印f方向と逆方向にスライドさせると、当接受け面72aの高い位置がカバー部材52の第1の突出部53の下面53bに対向する。従って、第1と第2ハンドル37、39を枢軸38を支点として回動させる回動規制範囲を狭くすることができる。
【0053】
従って、第3の実施形態によれば、第1と第2ハンドル37、39を上下方向に回動する回動範囲が任意に設定できる。
【0054】
図13は第4の実施形態を示し、第1〜第3の実施形態と同一構成部分は同一番号を付して説明を省略する。第1及び第2のカバー部材51,52は、枢軸38より下方に向かって突出する円弧状部74aを有する第2の突出部74が設けられている。円弧状部74aは下方に向かうに従って枢軸35の中心からの距離Lが漸次大きくなるように曲率に形成されている。
【0055】
従って、第1と第2ハンドル37、39を枢軸35を支点として回動させる回動角度に応じて左右方向の回動範囲が規制される。つまり、挿入部2の軸線に対して第1と第2ハンドル37、39の上下方向の回動角度が大きいときには左右方向の回動範囲が大きく規制され、上下方向の回動角度が小さくなるにつれて左右方向の回動範囲が小さく規制される。
【0056】
図14〜図17は第5の実施形態を示し、第1〜第4の実施形態と同一構成部分は同一番号を付して説明を省略する。図14は挿入部2の軸線に対して平行にした第1と第2ハンドル37、39を枢軸32を支点として横方向に回動したときの操作部4の平面図を示し、図15は操作部4を横方向の回動したときの処置部3の平面図である。
【0057】
操作部4の横方向の回動動作範囲Aは第1の実施形態と同様に第1と第2のカバー部材51,52と支持部31の当接受け面31aとによって設定されている。この操作部4の回動動作範囲Aは処置部3が枢支部9を支点として横方向に回動する回動動作可能範囲Bより小さい回動動作範囲A’に規制されている。
【0058】
このように操作部4の回動動作範囲Aを処置部3の回動動作可能範囲Bより小さい回動動作範囲A’に規制することにより、部品の寸法誤差、組立て上の誤差を吸収することができ、操作部4の動作を処置部3に確実に伝達させることができる。
【0059】
図16は挿入部2の軸線に対して平行にした第1と第2ハンドル37、39を枢軸35を支点として直角に回動したときの操作部4の側面図を示し、図17は操作部4を上下方向の回動したときの処置部3の側面図である。
【0060】
操作部4の上下方向の回動動作範囲Cは第2の実施形態と同様に第1と第2のカバー部材51,52と支持部31に設けた上部ガードハウジング55と下部ガードハウジング56の当接受け面55a,56aとによって設定されている。この操作部4の回動動作範囲Cは処置部3が第1の枢支ピン11を支点として上下方向に回動する回動動作可能範囲Dより小さい回動動作範囲C’に規制されている。
【0061】
このように操作部4の回動動作範囲Cを処置部3の回動動作可能範囲Dより小さい回動動作範囲C’に規制することにより、部品の寸法誤差、組立て上の誤差を吸収することができ、操作部4の動作を処置部3に確実に伝達させることができる。
【0062】
次に、手術用処置具を用いて組織の切開部を縫合する方法について説明する。図18(a)は、第1の駆動棒5を前進させ、第1と第2処置片12、14を挿入部2の軸線に対して略直角に回動して下向きにした状態であり、第1と第2処置片12、14によって糸付きの縫合針60を把持した状態を示す。この状態で、組織61の切開部62の近傍に縫合針60を位置して挿入部2の先端部を組織61方向へ押し下げると、縫合針60が組織61に穿刺される。
【0063】
次に、第1の駆動棒5を後退させると、第1処置片12の基端部が引かれるため、第1処置片12及び第2処置片14は第1の枢支ピン11を支点として前方に回動し、図18(b)に示すように、縫合針60が切開部62を有する組織61に穿刺され、縫合針60の先端部が組織61の表層から突出する。このように縫合針60の軸線方向に第1と第2処置片12、14を回動させることができ、縫合針60の穿刺が容易に行うことができる。
【0064】
また、前述したように第1と第2処置片12、14を挿入部2の軸線方向に向けた状態においても、また軸線に対して略直角に下向きに回動変位させた状態においても第1と第2処置片12、14を回動して開閉することができ、目的部位に確実にアプローチでき、また縫合のみならず、組織61の把持したり、剥離することも容易に行うことができる。
【0065】
さらに、例えば、縫合針60を第1と第2処置片12、14によって把持して縫合する際に、第1と第2ハンドル37、39を第1の枢支部32を支点として左右方向に回動することにより、第1と第2処置片12、14を左右方向に回動することができるため、縫合方向が挿入部2の軸線方向から軸線方向に対して角度を持っていても、縫合針60を持ち替えることなく縫合でき、また手術用処置具1を別の方向から挿入し直すという面倒な操作が不要となる。
【0066】
前記実施形態によれば、次のような構成が得られる。
【0067】
(付記1)挿入部と、前記挿入部の先端部に開閉及び挿入部の軸に対して回動可能に設けられた処置部と、前記挿入部の基端部に互いに開閉及び挿入部の軸に対して回動可能な操作部とからなり、前記操作部は、前記処置部の回動操作を実行する第1操作部と、この第1操作部に対する開閉により前記処置部の開閉操作を実行する第2操作部とから構成された外科用処置具において、前記第1操作部の基部は、前記処置部と連動するリンク類と、このリンク類をカバーするカバー部材とからなり、このカバー部材によって前記第1操作部の回動量を規制することを特徴とする外科用処置具。
【0068】
(付記2)挿入部と、前記挿入部の先端部に開閉及び挿入部の軸に対して回動可能に設けられた処置部と、前記挿入部の基端部に互いに開閉及び挿入部の軸に対して回動可能な操作部とからなり、前記操作部は、前記処置部の回動操作を実行する第1操作部と、この第1操作部に対する開閉により前記処置部の開閉操作を実行する第2操作部とから構成された外科用処置具において、前記第1操作部の旋回点に近接する位置に前記第1操作部の回動量を規制する規制手段を設けたことを特徴とする外科用処置具。
【0069】
(付記3)前記操作部の回動旋回軸及び開閉旋回軸は、第1操作部のカバー部材に設けられていることを特徴とする付記1記載の外科用処置具。
【0070】
(付記4)前記第1操作部のカバー部材の少なくとも一対の面または稜線が前記操作部の第一方向または第一方向と垂直な第二方向の回動操作の範囲を規制することを特徴とする付記1または3記載の外科用処置具。
【0071】
(付記5)前記挿入部の基端部に、第1操作部のカバー部材と対向するガードハウジングを備え、操作部の回動操作を前記カバー部材と協働してか移動範囲を規制することを特徴とする付記1,3,4のいずれかに記載の外科用処置具。
【0072】
(付記6)前記操作部の開閉旋回軸は、第1操作部のカバー部材と、前記挿入部の基端部及びガードハウジングとの接触点より基端側に位置することを特徴とする付記1,3,4,5のいずれかに記載の外科用処置具。
【0073】
(付記7)前記操作部の第一方向の回動範囲に対して、第一方向と垂直な第二方向の回動範囲を一定にしたことを特徴とする付記1,3,4,5,6のいずれかに記載の外科用処置具。
【0074】
(付記8)前記操作部の第一方向の回動範囲に対して、第一方向に応じて第二方向の回動範囲が規制されることを特徴とする付記1,3,4,5,6のいずれかに記載の外科用処置具。
【0075】
(付記9)前記操作部の第二方向の回動範囲に対して、第二方向と垂直な第一方向の回動範囲を一定にしたことを特徴とする付記1,3,4,5,6のいずれかに記載の外科用処置具。
【0076】
(付記10)前記操作部の第二方向の回動範囲に対して、第二方向に応じて第一方向の回動範囲が規制されることを特徴とする付記1,3,4,5,6のいずれかに記載の外科用処置具。
【0077】
(付記11)前記ガードハウジングは、着脱・交換可能であることを特徴とする付記5または6記載の外科用処置具。
【0078】
(付記12)前記ガードハウジングは、分割可能であることを特徴とする付記5,6または11記載の外科用処置具。
【0079】
(付記13)前記カバー部材内に設けられるリンク類の旋回軸及びリンク構成部材は、前記処置部に設けられるリンク類の旋回軸及びリンク構成部材より大きい寸法であることを特徴とする付記1記載の外科用処置具。
【0080】
(付記14)前記操作部の回動動作範囲は、前記処置部の回動動作可能な範囲より小さい範囲に規制されていることを特徴とする付記2記載の外科用処置具。
【0081】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、操作部に片手の親指及び親指以外の指を係合させたまま、その片手のみの操作で処置部を挿入部に対して任意に回動させるとともに、処置部を開閉させることにより、組織の縫合・結紮操作が容易に実行することができる。
【0082】
さらに、操作部の回動範囲を規制することにより過度の負荷を防止することができ、結果、耐久性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施形態の外科用処置具の全体構成を示す斜視図。
【図2】同実施形態を示し、処置部を上方から見た斜視図。
【図3】同実施形態を示し、処置部を下方から見た斜視図。
【図4】同実施形態を示し、操作部を上方から見た斜視図。
【図5】同実施形態を示し、操作部のカバーを取り外したところの上方から見た斜視図。
【図6】同実施形態を示し、操作部のカバーを取り外したところの下方から見た斜視図。
【図7】同実施形態を示し、操作部の斜視図。
【図8】同実施形態を示し、横方向の回動が規制された状態の操作部の斜視図。
【図9】この発明の第2の実施形態を示し、上下方向の回動が規制された状態の操作部の斜視図。
【図10】同実施形態を示し、挿入部の基端部の斜視図。
【図11】同実施形態を示し、上下方向の回動が規制された状態の操作部の斜視図。
【図12】この発明の第3の実施形態を示し、挿入部の基端部の斜視図。
【図13】この発明の第4の実施形態を示し、カバー部材の斜視図。
【図14】この発明の第5の実施形態を示し、挿入部の軸線に対して平行にした操作部を横方向に回動したときの操作部の平面図。
【図15】同実施形態の操作部を横方向の回動したときの処置部の平面図。
【図16】同実施形態を示し、挿入部の軸線に対して平行にしたときの操作部の側面図。
【図17】同実施形態を示し、操作部を上下方向の回動したときの処置部の側面図。
【図18】(a)(b)は外科用処置具の使用状態を示す図。
【符号の説明】
1…手術用処置具
2…挿入部
3…処置部
4…操作部
37…第1ハンドル
39…第2ハンドル
51,52…カバー部材
Claims (2)
- 挿入部と、
前記挿入部の先端部に設けられ、上下方向に回動させる枢支軸と左右方向に回動させる枢支軸とを有する第1の枢支軸部を備え、姿勢変化可能な処置部と、
前記挿入部の基端部に設けられ、上下方向に回動させる枢支軸と左右方向に回動させる枢支軸とを有する第2の枢支軸部を備え、前記枢支軸を軸心として上下方向および左右方向に前記処置部を姿勢変化させるハンドルを備えた操作部と、
前記挿入部に軸方向に進退自在に設けられ、前記操作部のハンドルの上下方向および左右方向の回動を前記処置部に連動させ、該処置部を上下方向および左右方向に回動させる連結部材とからなる外科用処置具において、
前記操作部は、前記挿入部の基端部に設けられ前記第2の枢支軸部を回動自在に支持する支持部と、この支持部に回動自在に支持され前記ハンドルの回動を前記連結部材に伝達させるリンク類と、前記操作部の第2の枢支軸部近位に設けられ前記ハンドルと連結されて一体的に回動するとともに前記リンク類をカバーするカバー部材とからなり、
前記ハンドルの操作時に該ハンドルと一体的に回動する前記カバー部材と前記支持部とで該カバー部材の回動量を規制し、前記処置部の回動量を操作部で規制することを特徴とする外科用処置具。 - 挿入部と、
前記挿入部の先端部に上下方向に回動させる枢支軸と左右方向に回動させる枢支軸とを有する第1の枢支軸部を備え、姿勢変化可能な処置部と、
前記挿入部の基端部に上下方向に回動させる枢支軸と左右方向に回動させる枢支軸とを有する第2の枢支軸部を備え、前記枢支軸を軸心として上下方向および左右方向に前記処置部を姿勢変化させるハンドルを備えた操作部と、
前記挿入部に軸方向に進退自在に設けられ、前記操作部のハンドルの上下方向および左右方向の回動を前記処置部に連動させ、該処置部を上下方向および左右方向に回動させる連結部材とからなる外科用処置具において、
前記操作部は、前記挿入部の基端部に設けられ前記第2の枢支軸部を回動自在に支持する支持部と、この支持部に回動自在に支持され前記ハンドルの回動を前記連結部材に伝達させるリンク類と、前記操作部の第2の枢支軸部近位に設けられ前記ハンドルと連結されて一体的に回動するとともに前記リンク類をカバーするカバー部材と、前記支持部の前記第2の枢支軸部を回動自在に枢支する枢支部近傍に設けられ前記カバー部材と当接して該カバー部材の回動量を規制し、前記処置部の回動量を規制する当接部とを具備したことを特徴とする外科用処置具。
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