JP4014419B2 - 外科用処置具 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、体内に挿入される挿入部と、挿入部の基端部に設けられ且つ術者によって把持される操作部と、挿入部の先端に設けられ且つ操作部によって回動および開閉される処置部とを備えた外科用処置具に関する。
【0002】
【従来の技術】
体内に挿入される挿入部と、挿入部の基端部に設けられ且つ術者によって把持される操作部と、挿入部の先端に設けられ且つ操作部によって回動および開閉される処置部とを備えた外科用処置具は、例えば、米国特許第5,314,445号に開示されている。
【0003】
この特許に開示された外科用処置具は、具体的には、先端の処置部と操作部とがケーブルで接続されており、操作部の1平面内の回動操作により処置部が1平面内で回動するとともに、操作部の開閉操作により処置部が開閉するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前記特許に開示された外科用処置具は、操作部の回動角度を複数選択できる位置決め手段を有しており、操作部および処置具が所定の回動位置に固定された状態で使用される(回動操作を規制する手段が定常的に動作するように操作部に与えられている)。すなわち、前記特許の外科用処置具は、その固定される姿勢(回動角度)を選択できるようになっているだけであり、操作部および処置部が使用中に自由に回動できるものではない。そのため、複雑な動作が連続する例えば縫合作業等を効率的且つ簡単に行なうことが難しい。しかも、この特許の外科用処置具にあっては、操作部を回動させる場合、前記位置決め手段を開放する動作を逐一行なう必要があり、また、その開放動作は外科用処置具を保持する片手のみで行なうことが実質的に不可能であるため、操作性に改善の余地がある。
【0005】
本発明は前記事情に着目してなされたものであり、その目的とするところは、使用中に操作部(処置部)を多自由度で回動させることができる一方で、必要に応じてその回動位置を固定できるとともに、片手のみで操作できる外科用処置具を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために、本発明に係る外科手術用処置具は、体内に挿入される挿入部と、前記挿入部の先端に設けられた開閉可能な処置部であって、少なくとも2つの軸を中心に回動可能な処置部と、前記挿入部の基端部に設けられた開閉可能な操作部であって、少なくとも2つの軸を中心に回動可能な操作部と、前記操作部と前記処置部とを連結するとともに、前記操作部の操作力を前記処置部に伝達して処置部を動作させる駆動手段と、を備え、少なくとも2つの平面内で前記操作部および前記処置部が回動可能である。そして、前記挿入部の基端部および前記操作部の間には、前記挿入部に対して前記操作部を少なくとも2つの平面内で回動可能とする第1の状態と、前記挿入部に対して前記操作部を、少なくとも2つの平面内のうち、1つの平面内での回動を規制して、残りの平面内での回動を許容する第2の状態と、前記挿入部に対して前記操作部を固定する第3の状態とを選択可能な回動規制手段が設けられ、前記回動規制手段は、前記操作部に設けられたスライドハウジングと、前記スライドハウジングにスライド可能に配設されたスライドキーと、前記スライドキーの先端を移動自在に配設可能であるとともに前記スライドキーを挿脱可能な凹状の溝と、前記溝に連通しているとともに前記スライドキーの先端に対して前記溝よりも遠位に設けられ前記スライドキーを収容可能な複数のキー収容部とを有し、前記挿入部の基端部に設けられたキー収容ハウジングとを備え、前記スライドキーの少なくとも先端は、前記第3の状態にあるとき前記溝を通してさらに遠位のいずれかのキー収容部に収容され、前記第2の状態にあるとき前記キー収容部から脱した位置にあるとともに前記溝に配設され、前記第1の状態にあるとき前記キー収容部および前記溝から脱した位置にあることを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。
【0009】
(第1の実施形態)
(構成)
図1〜図15は本発明の第1の実施形態を示している。
【0010】
図1に示されるように、本実施形態に係る外科用処置具1は、挿入部2と、挿入部2の先端部に設けられた処置部3と、挿入部2の基端部に設けられた操作部4とから構成されている。
【0011】
図2〜図9に示されるように、挿入部2の内部には細径棒からなる開閉リンク機構を構成する第1の駆動棒5と、回動リンク機構を構成する第2の駆動棒6および第3の駆動棒7とが平行または略平行に挿通されている。第1の駆動棒5は挿入部2の長手中心軸の片側(本実施形態では下側)に偏って配置されている。また、第2および第3の駆動棒6,7は、挿入部2の長手中心軸に対して第1の駆動棒5と反対側に偏って(本実施形態では上側)左右対称的に配置されるとともに、軸方向に独立して進退できる。
【0012】
図2〜図4には、処置部3が詳細に示されている。図示のように、挿入部2の先端部には、前方に向かって突出し且つ剛性を有する第1の支持部8が一体に設けられている。この第1の支持部8の先端部にはすり割部8aが設けられ、このすり割部8aには、挿入部2の軸方向と直交する枢支軸9によって左右方向に回動可能な第1の回動板10が連結されている。この第1の回動板10には枢支軸9と直交する方向に第1の枢支ピン11が固定され、この第1の枢支ピン11には第1の処置片12の基端部が回動自在に枢支されている。また、第1の枢支ピン11の近傍に位置する第1の処置片12の部位は屈曲部12aとして形成されており、この屈曲部12aには後述する手段によって第2および第3の駆動棒6,7が連結されている。
【0013】
第1の処置片12の中間部には第1の開閉枢支ピン13によって第2の処置片14が回動自在に連結されており、これにより、第1の処置片12と第2の処置片14は、第1の開閉枢支ピン13を支点として、互いに回動することができる。第2の処置片14の基端部には、左右方向(挿入部2の軸方向と直交する方向)に延びる第1の連結ピン15を介して、第1の連結部材16の一端が回動自在に連結されており、第1の連結部材16の他端は、挿入部2の軸方向と直交する第2の連結ピン17を介して、第2の連結部材18に連結されている。また、第2の連結部材18の他端は、左右方向に延びる第3の連結ピン19を介して、第1の駆動棒5の先端部に回動自在に連結されている。
【0014】
また、第1の処置片12の屈曲部12aには、左右方向に延びる第2の枢支ピン20を介して、第2の回動板21が連結されている。この第2の回動板21の基端側は左右方向に幅広であり、第2の回動板21の基端側には、挿入部2の軸方向と直交する第1の回動ピン22と第2の回動ピン23とが左右方向に離間して設けられている。そして、第1の回動ピン22は第2の駆動棒6に連結され、第2の回動ピン23は第3の駆動棒7に連結されている。
【0015】
なお、前述した3本の駆動棒5,6,7は、第1の支持部8の基端側に設けられた第1の間隔規制手段(図示せず)および第2の支持部31の先端側に設けられた第2の間隔規制手段(図示せず)により、互いの間隔が一定に規制されており、相互に平行状態を常時保つように構成されている。そのため、各駆動棒5,6,7が平行である部分に気密手段(図示せず)を容易に設置することができ、簡単な構成により、前後に進退する駆動棒を有する外科用処置具の気密を図ることが可能である。
【0016】
また、図4に示されるように、第1の処置片12は把持面12aを有しており、また、第2の処置片14は把持面14aを有している。この場合、これらの把持面12a,14aは、互いに平行に対向して位置しており、協働して把持対象物を把持することができる。なお、これらの把持面12a,14aには、必要に応じて凹凸加工が施されており、これにより、把持対象物である縫合針、縫合糸、生体組織等を確実に把持することができるようになっている。
【0017】
次に、図5〜図9を参照しながら、操作部4について説明する。
【0018】
これらの図から分かるように、挿入部2の基端部においても、第1の駆動棒5はその基端部が挿入部2の長手中心軸より下側に偏って配置され、第2および第3の駆動棒6,7はその基端部が挿入部2の長手中心軸より上側で左右対称的に配置されている。そして、第1の駆動棒5は、後述する構成を介して、第3の連結部材41に接続されるとともに(図9参照)、第2および第3の駆動棒6,7は、後述する構成を介して、第4の回動板46に接続されている(図7参照)。
【0019】
図7および図8に明確に示されるように、挿入部2の基端部には、接続部51を介して、後方(基端側)に向かって突出し且つ剛性を有する第2の支持部31が設けられている。また、図9に明確に示されるように、第2の支持部31には、挿入部2の軸方向と直交する第2の枢支軸32を有する第1の枢支部33が設けられ、この第1の枢支部33には、第2の枢支軸32を中心に左右に回動可能な第3の回動板34が設けられている。
【0020】
また、第3の回動板34には、左右方向に延びる第3の枢支ピン35を有する第2の枢支部36が設けられており、この第2の枢支部36には、第3の枢支ピン35を中心に上下に回動可能な第1の操作部としての第1のハンドル37が連結されている。この第1のハンドル37には、第2の開閉枢支ピン38によって、第2の操作部としての第2のハンドル39が上下に回動自在に連結されている。更に、図1に明確に示されるように、第1のハンドル37には、術者が操作時に親指以外の指を用いて把持する第1のグリップ37aが設けられ、第2のハンドル39には、術者が操作時に親指を用いて操作する第2のグリップ39aが設けられている。
【0021】
図8に明確に示されるように、第1の駆動棒5の基端部は、第2の支持部31に設けられた溝内を前後に進退可能な駒74aの一端に接続されている。駒74aの他端には、駒74aの進退方向と直交する方向(挿入部2の軸方向と直交する方向)に駒ピン75aが設けられており、この駒ピン75aには第4の駆動棒71の先端部71aが回動自在に接続されている。第4の駆動棒71は、前記先端部71aと、第4の駆動棒71の全長を調整するための調整部材76aと、 補強部材77aと、 基端部71bとを有しており、調整部材76aおよび補強部材77aを介して先端部71aと基端部71bとが接続されている。
【0022】
図9に明確に示されるように、第4の駆動棒71の基端部71bには、挿入部2の軸方向と直交する(上下方向に延びる)第4の連結ピン42が設けられており、この第4の連結ピン42には第3の連結部材41が左右方向に回動可能に接続されている。この第3の連結部材41は、第4の連結部材43の一端に設けられた左右方向に延びる第5の連結ピン40を介して第4の連結部材43に連結されており、第5の連結ピン40を中心に上下に回動できる。また、第4連結部材43の他端には、左右方向に延びる第6の連結ピン44を介して、第2のハンドル39が上下に回動可能に接続されている。
【0023】
第1のハンドル37の第3の枢支ピン35の近傍には、左右方向に延びる第4の枢支ピン45が位置されている。この第4の枢支ピン45は第4の回動板46の一端に設けられており、このピン45には、第3の枢支ピン35を中心に上下に回動する第1のハンドル37が回動可能に連結している。第4の回動板46の他端部には、挿入部2の軸方向と直交する(上下方向に延びる)第3の回動ピン47および第4の回動ピン48が左右に離間して設けられている。そして、第3の回動ピン47および第4の回動ピン48にはそれぞれ、互いに左右に位置する第5の駆動棒72の基端部72bおよび第6の駆動棒73の基端部73bが回動自在に連結されている(図7参照)。
【0024】
図7に明確に示されるように、第5の駆動棒72は、先端部72aと、第5の駆動棒72の全長を調整するための調整部材76bと、 補強部材77bと、 基端部72bとを有しており、調整部材76bおよび補強部材77bを介して先端部72aと基端部72bとが接続されている。また、第5の駆動棒72の先端部72aは、第2の支持部31の溝に沿って進退可能な駒74bの一端に接続されている。この場合、第5の駆動棒72の先端部72aと駒74bは、駒74bの進退方向と直交する方向(挿入部2の軸方向と直交する方向)に延びる駒ピン75bを介して回動可能に接続されている。そして、駒74bの他端には、第2の駆動棒6の基端が連結されている。
【0025】
また、同様に、第6の駆動棒73は、先端部73aと、第6の駆動棒73の全長を調整するための調整部材76cと、 補強部材77cと、 基端部73bとを有しており、調整部材76cおよび補強部材77cを介して先端部73aと基端部73bとが接続されている。また、第6の駆動棒73の先端部73aは、第2の支持部31の溝に沿って進退可能な駒74cの一端に接続されている。この場合、第6の駆動棒73の先端部73aと駒74cは、駒74cの進退方向と直交する方向(挿入部2の軸方向と直交する方向)に延びる駒ピン75cを介して回動可能に接続されている。そして、駒74cの他端には、第3の駆動棒7の基端が連結されている。
【0026】
なお、本実施形態において、第3〜第6の駆動棒が位置する接続部51よりも基端側の部分は、ガード56,57によって覆われて保護されている。
【0027】
また、図14および図15に詳しく示されるように、操作部4には、ハンドル37,39の回動を規制(固定)する回動規制手段としてのハンドル固定手段91が設けられている。このハンドル固定手段91は、第1のグリップ37aを有する第1のハンドル37上に設けられたスライドレバー(操作レバー)92と、スライドレバー92に連結されたスライドキー96と、このスライドキー96を前後に進退可能な状態で収容するスライドハウジング94と、スライドハウジング94からスライドレバー92に向けて突設され且つスライドレバー92の移動方向で互いに離間する一対のハウジングピン95a,95bと、スライドレバー92の下面に設けられ且つハウジングピン95a、bと係脱可能に係合する1つのレバー溝93と、スライドハウジング94の先端側でガード56上(挿入部2の基端側)に固定的に設けられたキー収容ハウジング97と、このキー収容ハウジング97の基端側に設けられ且つスライドキー96の先端部を収容するキー収容部98とから構成されている。
【0028】
(作用)
次に、前述のように構成された外科用処置具1の動作について説明する。図2および図3に示される状態から、第2および第3の駆動棒6,7を同時に前進させると、第2の回動板21を介して第1の処置片12の屈曲部12aが前方に押し出されるため、第1の開閉枢支ピン13を介して第1の処置片12と連結する第2の処置片14も、第1の処置片12と同一の方向に回動する。その結果、第1および第2の処置片12,14は、挿入部2の長手中心軸と直交する第1の枢支ピン11を中心として略水平まで回動することができる。
【0029】
次に、第2の駆動棒6を後退させて第3の駆動棒7を前進させると、第1の枢支軸9を支点として第1の回動板10が右方向(操作部4側から見て)に回動するため、第1および第2の処置片12,14(処置部3全体)が第1の枢支軸9を支点として右向に回動する。
【0030】
逆に、第2の駆動棒6を前進させて第3の駆動棒7を後退させると、第1の枢支軸9を支点として第1の回動板10が左方向(操作部4側から見て)に回動するため、第1および第2の処置片12,14(処置部3全体)が第1の枢支軸9を支点として左方向に回動する。
【0031】
また、いずれの回動状態においても、第1の駆動棒5を前進させると、第1の連結部材16および第2の連結部材18を介して、第2の処置片14の基端部が前方に押されるため、第1の処置片12に対して第2の処置片14が第1の開閉枢支ピン13を支点として回動され、これによって、処置部3が開かれる。逆に、この開放状態から第1の駆動棒5を後退させると、第1の連結部材16および第2の連結部材18を介して、第2の処置片14の基端部が後方へ引き戻されるため、第1の処置片12に対して第2の処置片14が第1の開閉枢支ピン13を支点として回動され、処置部3が閉じる。
【0032】
このように、本実施形態によれば、開閉可能な第1および第2の処置片12,14を備えた処置部3全体を上下方向および左右方向に回動させることができるため、第1および第2の処置片12,14を目的部位に容易にアプローチすることができ、処置の自由度を向上させることができる。
【0033】
実際の操作においては、まず、図1に示される操作部4の第1のハンドル37の第1グリップ37aを親指以外のいずれかの指を用いて把持するとともに、第2のハンドル39の第2のグリップ39aを親指で把持する。そして、図10および図11に示される水平状態から、操作部4の第1のハンドル37および第2のハンドル39を第3の枢支ピン35を支点として同時に下方へ90°回動すると、第4の回動板46と第5および第6の駆動棒72,73とを介して第2および第3の駆動棒6,7が同時に挿入部2に沿って後退するとともに、これに連動するように、第4の連結部材43と第3の連結部材41と第4の駆動棒71とを介して第1の駆動棒5が処置部3側に前進する。したがって、第1の駆動棒5に連結された処置部3側の第1の連結部材16を介して第1の連結ピン15が先端側へ突出されるとともに、第2の回動板21を介して第1の処置片12の屈曲部12aが後方に引き戻されるため、第1および第2の処置片12,14は、相対的に回動することなく、閉じた状態を維持したまま、第1の枢支ピン11を支点として90°上向きになるまで回動する。その状態が図12に示されている。
【0034】
また、逆に、図12に示す状態から、第1のハンドル37および第2のハンドル39を第3の枢支ピン35を支点として上方へ回動させ、第1のハンドル37および第2のハンドル39を水平にすると、第4の連結部材43と第3の連結部材41と第4の駆動棒71とを介して第1の駆動棒5が操作部4側に後退するとともに、第4の回動板46と第5および第6の駆動棒72,73とを介して第2および第3の駆動棒6,7が同時に挿入部2に沿って前進する。したがって、第1の駆動棒5に連結された処置部3側の第1の連結部材16を介して第1の連結ピン15が操作部4側に引き寄せられるとともに、第2の回動板21を介して第1の処置片12の屈曲部12aが前方に押し出されるため、第1および第2の処置片12,14は、相対的に回動することなく、閉じた状態を維持したまま、第1の枢支ピン11を支点として略水平まで回動する(真っ直ぐになる)。その状態が図10および図11に示されている。
【0035】
このように、本実施形態の外科用処置具1では、操作部4側の第1および第2のハンドル37,39を第3の枢支ピン35を支点として上下方向に回動することにより、処置部3を挿入部2の軸方向に沿って真っ直ぐに位置させたり、あるいは、挿入部2の軸に対して角度を持たせることができる。
【0036】
また、第1の操作ハンドル37と第2の操作ハンドル39とを相対的に回動させれば、第1および第2の処置片12,14が相対的に回動して、処置部3を開くことができる。すなわち、第1のハンドル37に対し第2のハンドル39を第2の開閉枢支ピン38を支点として回動させると(第1のハンドル37と第2のハンドル39とを開くと)、第4の連結部材43および第3の連結部材41を介して第1の駆動棒5が前後に進退する。したがって、 第1の駆動棒5に連結された処置部3側の第1の連結部材16を介して第1の連結ピン15が前後に移動するため、第1の開閉枢支ピン13を支点として第2の処置片14が第1の処置片12に対して回動し、 処置部3が開閉する。
【0037】
図13は、第1のハンドル37および第2のハンドル39を共に左横方向(操作部4側から見て)へ60°回動した状態を示している。この状態では、第1のハンドル37および第2のハンドル39の回動に伴って、第1および第2の処置片12,14も閉じた状態で右横方向へ60°回動される。すなわち、第1のハンドル37と第2のハンドル39とを同時に第2の枢支軸32を支点として左方向に回動すると、第4の回動板46を介して第2の駆動棒6が後退し、第3の駆動棒7が前進する。したがって、処置部3における第1の回動ピン22が後退し、第2の回動ピン23が前進するため、第2の回動板21を介して第1の処置片12が第1の枢支軸9を支点として右方向に回動し、その結果、処置部3全体が右方向に回動する。
【0038】
逆に、第1のハンドル37および第2のハンドル39を同時に第2の枢支軸32を支点として右方向に回動すると、第4の回動板46を介して第2の駆動棒6が前進し、第3の駆動棒7が後退する。したがって、処置部3における第1の回動ピン22が前進し、第2の回動ピン23が後退するため、第2の回動板21を介して第1の処置片12が枢支軸9を支点として左方向に回動し、その結果、処置部3全体が左方向に回動する。
【0039】
このように、本実施形態の外科用処置具1では、第1および第2のハンドル37,39の右方向の回動に連動して第1および第2の処置片12,14がハンドル37,39と略平行状態を保ったまま左方向に回動し、また、第1および第2のハンドル37,39の左方向の回動に連動して第1および第2の処置片12,14がハンドル37,39と略平行状態を保ったまま右方向に回動する。すなわち、第1および第2のハンドル37,39の上下左右の回動操作によって処置部3を任意の方向に向けることができる。
【0040】
なお、以上のような回動および開閉操作において、各駆動棒5,6,7は、第1の支持部8の基端側および第2の支持部31の先端側にそれぞれ設けられた前記間隔規制手段により、相互の間隔が常時規制されているため、その間においては、常に平行関係を保った状態で、相互に進退動作される。
【0041】
次に、ハンドル37,39の回動を規制するハンドル固定手段91の作用について説明する。
【0042】
図14は、外科用処置具1が図10および図11に示される回動状態、すなわち、処置部3が水平で且つ左右中立方向に方向付けられた状態を示している。この時、スライドキー96はスライドキー収容部98に収容され、また、スライドキー96は、それが連結するスライドレバー92のレバー溝93が先端側のハウジングピン95aと係合することにより、前後の進退が固定されている。そのため、第1のハンドル37は、上下左右共に、その回動動作が規制され、実質的に固定された状態となる。
【0043】
この固定状態は、処置部3が回動しない通常の外科用処置具の状態と同等となり、実際の外科手技において処置部3の回動自由度を必要としない場合や、当該外科用処置具を生体内腔に挿脱操作するためにトロッカーに挿通させる場合、および、使用後の洗浄・滅菌等のメンテナンス工程において処置部3や操作部4の不用意な回動による破損防止を嵩じる場合等に用いることができる。
【0044】
また、図15は、図14に対してスライドレバー92が基端側に移動するとともに、レバー溝93が基端側のハウジングピン95bと係合し、スライドレバー92の前後の進退が固定された状態を示している。すなわち、スライドキー96は、スライドハウジング94の内部に収容されており、キー収容部98から完全に離脱している。そのため、第1のハンドル37は自在な回動操作を実行可能である。この状態は、実際の外科手技において本来の回動自由度を必要とする場合に用いることができる。
【0045】
さらに、スライドレバー92は、第1のハンドル37上に設置されているとともに、操作部4を操作する手の指で操作可能な位置、例えば開閉操作用の第2ハンドル39および第2グリップ39aの前方近位(ハンドル37,39の外形の略延長線上)に配置されているため、通常、第2のグリップ39aを操作する親指によって簡単に操作できる。そのため、外科用処置具1の回動操作、開閉操作、回動規制およびその規制解除操作(開放操作)を全て片手によって実行することができ、操作性の高い構成となる。
【0046】
(効果)
以上説明したように、本実施形態の外科用処置具1は、少なくとも2つの平面内で操作部4および処置部3が回動可能であるとともに、挿入部3の基端側と操作部4との凹凸係合によって操作部4の少なくとも1平面内での回動を規制する回動規制手段91を備え、これにより、少なくとも2つの平面内で前記操作部および前記処置部の回動が許容される第1の状態と、前記回動規制手段によって前記操作部および前記処置部の少なくとも1平面内での回動が規制される第2の状態とに切換え可能となっている。したがって、本実施形態の外科用処置具1は、通常の使用状態においては、操作部4(したがって処置部3)を自由に上下左右に回動操作することが可能であり、また、必要に応じて回動規制手段を稼動させることができるため、本来有する操作の自由度が損なわれることはない。すなわち、使用中に操作部4(処置部3)を多自由度で回動させることができる一方で、必要に応じてその回動位置を固定できるため、操作性が非常に良好であり、複雑な動作が連続する例えば縫合作業等を効率的且つ簡単に行なうことができる。
【0047】
また、本実施形態の外科用処置具1は、回動規制手段91を操作する操作レバー92を備え、この操作レバー92は、操作部4を操作する手の指で操作可能な位置に設けられている。したがって、回動規制手段91の稼動操作およびその稼動解除操作を、外科用処置具1を保持する片手のみで十分に実行可能であり、操作性が非常に良好である。
【0048】
(第2の実施形態)
(構成)
図16〜図19は本発明の第2の実施形態を示している。なお、本実施形態において、第1の実施形態と共通する構成部分については、以下、同一符号を付してその説明を省略する。
【0049】
図16に示されるように、本実施形態の外科用処置具1の操作部4上には、第1の実施形態と異なる形態のハンドル固定手段(回動規制手段)191が設けられている。図17〜図19に詳しく示されるように、この回動規制手段191は、スライドハウジング94上にそれぞれ設けられ且つ互いにスライドレバー92の移動方向に沿って離間して先端側、中間、基端側に位置するハウジングピン195a,195b,195cと、スライドハウジング94の先端側のガード56上(挿入部2の基端側)から基端側上方に向かってアーチ状に延びるキー収容ハウジング197と、キー収容ハウジング197に形成され且つキー収容ハウジング197の延在方向に沿って互いに所定間隔で離間する複数のキー収容部198a〜198fと、キー収容ハウジング197の内縁側壁に沿って形成された凹状の溝199とから構成されている。
【0050】
複数のキー収容部198a〜198fおよびキー収容部98は、第3の枢支ピン35を中心とする第1のハンドル37の上下方向の回動経路に沿って15度のピッチで水平状態から90度の状態まで設けられている。これらの収容部のピッチおよび収容部が配置される角度範囲は、これに限定されず、任意に設定しても良い。なお、その他の構成は第1の実施形態と同じである。
【0051】
(作用)
次に、上記構成のハンドル固定手段191の作用について説明する。
【0052】
図17は、外科用処置具1が図12に示される回動状態、すなわち、処置部3が90度上方で且つ左右中立に方向付けられた状態である。この時、スライドキー96はキー収容ハウジング197の最も基端側のスライドキー収容部198fに収容され、また、スライドキー96は、これが連結するスライドレバー92のレバー溝93が先端側のハウジングピン195aと係合することにより、前後の進退が固定されている。そのため、第1のハンドル37は、上下左右共に、その回動動作が規制され、実質的に固定された状態となる。同様に、スライドキー96は、キー収容部198e,198d,198c,198b,198a,98と係合固定することが可能であるため、それぞれ第3の枢支ピン35を中心とする対応する角度位置で第1のハンドル37を固定することができる。これらの各固定状態は、実際の外科手技において処置部3の回動自由度を必要としない場合や、使用後の洗浄・滅菌等のメンテナンス工程において処置部3や操作部4の不用意な回動による破損防止を嵩じる場合等に用いることができる。
【0053】
また、図18において、スライドキー96は、これが連結するスライドレバー92のレバー溝93が中間のハウジングピン195bと係合することにより、前後の進退が固定されている。そのため、スライドキー96の先端部は、キー収容部198a〜198fおよびキー収容部98から離脱しているものの、キー収容ハウジング197の内縁側壁に沿って形成された凹状の溝199内に収容されている。すなわち、第1のハンドル37は、左右回動が規制されるものの、上下回動は規制されない半開放状態となる。この状態は、実際の外科手技において処置部3の回動自由度の一部を必要としない場面等において用いることができる。
【0054】
また、図19において、スライドキー96は、これが連結するスライドレバー92のレバー溝93が基端側のハウジングピン195cと係合することにより、前後の進退が固定されている。そのため、スライドキー96の先端部は、キー収容部198a〜198fおよびキー収容部98から離脱するのみならず、キー収容ハウジング197の内縁側壁に沿って形成された凹状の溝199内からも完全に離脱している。すなわち、第1のハンドル37は、上下左右共に回動規制されない開放状態となる。この状態は、実際の外科手技において本来の回動自由度を必要とする場合において用いることができる。
【0055】
(効果)
以上説明したように、本実施例によれば、比較的簡単な操作により回動ハンドルの固定、半開放、および開放が可能であるため、実際の使用における操作性の更なる向上を図ることが可能である。
【0056】
(付記)
なお、以上説明してきた技術内容によれば、以下に示されるような各種の構成が得られる。
【0057】
1.挿入部と、
前記挿入部の先端部に備えられ、挿入部の軸に対して回動可能及び相互に開閉可能な処置部と、
前記挿入部の基端部に備えられ、挿入部の軸に対して回動可能及び相互に開閉可能な操作部と、
前記処置部と前記操作部とを連結する駆動手段と、
からなる外科用処置具において、
操作部に備えられた回動ハンドル上に設置された凸没手段と、
挿入部の基端側に設置された該凸没手段の収容手段と、
を有することを特徴とする外科用処置具。
【0058】
2.前記凸没手段は、第1位置である回動固定位置と、第2位置である回動開放位置とをとり得る第1項に記載の外科用処置具。
【0059】
3.前記凸没手段の収容手段は、第1収容部と第2収容部とを備え、
前記凸没手段は、第1位置である第1収容部に収容される回動固定位置と、第2位置である第2収容部に収容される第1回動開放位置と、第3位置である収容手段から離脱した第2回動開放位置とをとり得る第1項に記載の外科用処置具。
【0060】
4.前記凸没手段は、操作部に備えられた開閉ハンドル外形の略延長線上に配置されている第1項ないし第3項のいずれか1項に記載の外科用処置具。
【0061】
5.前記駆動手段が複数の駆動棒からなり、
少なくとも2本の前記駆動棒と前記処置部及び前記操作部によって構成される平行リンク機構と、
少なくとも1本の前記駆動棒と前記処置部及び前記操作部によって構成される開閉リンク機構と、
を含む第1項ないし第4項のいずれか1項に記載の外科用処置具。
【0062】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、使用中に操作部(処置部)を多自由度で回動させることができる一方で、必要に応じてその回動位置を固定できるとともに、片手のみで操作できる外科用処置具を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る外科用処置具の全体構成を示す斜視図。
【図2】図1の外科用処置具の処置部を上方から見た斜視図。
【図3】図1の外科用処置具の処置部を下方から見た斜視図。
【図4】図1の外科用処置具の開放状態の処置部を上方から見た斜視図。
【図5】図1の外科用処置具の操作部を上方から見た斜視図。
【図6】ハンドルのカバーの一部を外した状態で、図1の外科用処置具の操作部を上方から見た斜視図。
【図7】操作部のガードを取り外した状態で、図1の外科用処置具の操作部を上方から見た斜視図。
【図8】操作部のガードおよびグリップを外した状態で、図1の外科用処置具の操作部を下方から見た斜視図。
【図9】操作部のガードを取り外した状態で、図1の外科用処置具の操作部を下方から見た斜視図。
【図10】処置部を水平にした状態の図1の外科用処置具の側面図。
【図11】処置部を水平にした状態の図1の外科用処置具の平面図。
【図12】処置部を上方に上げた状態の図1の外科用処置具の側面図。
【図13】処置部を水平にして左右に回動させた状態の図1の外科用処置具の平面図。
【図14】(a)は操作部のハンドル固定手段のロック状態での平面図、(b)は(a)のハンドル固定手段の側面図
【図15】(a)は操作部のハンドル固定手段の開放状態での平面図、(b)は(a)のハンドル固定手段の側面図。
【図16】本発明の第2の実施形態に係る外科用処置具の全体構成を示す斜視図。
【図17】図16の外科用処置具の操作部のハンドル固定手段のロック状態での側面図。
【図18】図16の外科用処置具の操作部のハンドル固定手段の半開放状態での側面図。
【図19】図16の外科用処置具の操作部のハンドル固定手段の開放状態での側面図。
【符号の説明】
1・・・外科用処置具
2・・・挿入部
3・・・処置部
4・・・操作部
5,6,7・・・駆動棒
91,191・・・ハンドル固定手段(回動規制手段)
92・・・スライドレバー(操作レバー)
94・・・スライドハウジング
96・・・スライドキー(凸)
97・,197・・キー収容ハウジング
98・,198a〜198f・・キー収容部(凹)
Claims (1)
- 体内に挿入される挿入部と、
前記挿入部の先端に設けられた開閉可能な処置部であって、少なくとも2つの軸を中心に回動可能な処置部と、
前記挿入部の基端部に設けられた開閉可能な操作部であって、少なくとも2つの軸を中心に回動可能な操作部と、
前記操作部と前記処置部とを連結するとともに、前記操作部の操作力を前記処置部に伝達して処置部を動作させる駆動手段と、
を備え、少なくとも2つの平面内で前記操作部および前記処置部が回動可能な外科用処置具において、
前記挿入部の基端部および前記操作部の間には、
前記挿入部に対して前記操作部を少なくとも2つの平面内で回動可能とする第1の状態と、
前記挿入部に対して前記操作部を、少なくとも2つの平面内のうち、1つの平面内での回動を規制して、残りの平面内での回動を許容する第2の状態と、
前記挿入部に対して前記操作部を固定する第3の状態と、
を選択可能な回動規制手段が設けられ、
前記回動規制手段は、
前記操作部に設けられたスライドハウジングと、
前記スライドハウジングにスライド可能に配設されたスライドキーと、
前記スライドキーの先端を移動自在に配設可能であるとともに前記スライドキーを挿脱可能な凹状の溝と、前記溝に連通しているとともに前記スライドキーの先端に対して前記溝よりも遠位に設けられ前記スライドキーを収容可能な複数のキー収容部とを有し、前記挿入部の基端部に設けられたキー収容ハウジングと、
を備え、
前記スライドキーの少なくとも先端は、前記第3の状態にあるとき前記溝を通してさらに遠位のいずれかのキー収容部に収容され、前記第2の状態にあるとき前記キー収容部から脱した位置にあるとともに前記溝に移動可能に配設され、前記第1の状態にあるとき前記キー収容部および前記溝から脱した位置にあることを特徴とする外科手術用処置具。
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