JP4197506B2 - カットバルブ - Google Patents

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Description

本発明は、自動車等の燃料タンクに取付けられ、燃料タンク内の燃料液面が上昇したときに、燃料タンク内と外部との通気路を遮断して、外部への漏れを防止するカットバルブに関する。
自動車の燃料タンクには、内圧が所定値を超えたときに、カットバルブやチェックバルブを通して、燃料蒸気をキャニスタに排出する燃料蒸気配管が設けられている。そして、カットバルブは、自動車が旋回したり傾いたりしたときに、燃料タンク内の燃料が上記燃料蒸気配管を通して外部に漏れたりするのを防止するために設けられている。すなわち、カットバルブは、その内部にフロート弁を有し、燃料液面が上昇したときにフロート弁が上昇して、燃料蒸気配管に連通する通気路を遮断するようになっている。
下記特許文献1には、そのようなフューエルカットオフバルブ(以下、カットバルブという)の製造方法が開示されており、その実施形態には、外部に開放する連通路を有し、一端が閉塞するとともに、他端が開口する略円筒形状のバルブ本体内部に、前記連通路とバルブ本体内部とを連通する第1通孔(弁座)を開閉可能な突起部(弁体)を有するフロートを配設し、前記他端側を孔を有する蓋部材で閉塞して組み立てるカットバルブが記載されている。
特許第2972385号公報
しかしながら、上記従来のカットバルブにおいては、自動車が大きく旋回したり傾いたり、或いは横転したり、凹凸の大きな路面等を走行したりすると、燃料タンク内の燃料が大きく揺れ動くため、燃料の揺れ動きにフロートが追随せず、前記通気路を通して蒸気配管側に燃料が漏れることを完全には阻止できなかった。
したがって、本発明の目的は、自動車の旋回や傾き等によって燃料タンク内の燃料が大きく揺れ動いても、燃料が外部に漏れることをより確実に防止できるようにしたカットバルブを提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の第1は、燃料タンクに取付けられ、燃料タンク内の燃料液面が上昇したときに、燃料タンク内と外部との通気路を遮断するカットバルブにおいて、
外部配管に接続される導出管を有する蓋体と、この蓋体の下面に接続されて前記導出管に連通する通気孔を有する天井部が設けられた筒体と、この筒体の下面を閉塞する底部とを有するハウジングと、
前記ハウジング内にスライド可能に収容され、前記天井部の通気孔周縁に設けられた弁座に接離して、前記通気孔を開閉するフロート弁とを備え、
前記フロート弁の外周には、軸方向に沿ってリブが形成され、かつ、このリブは前記フロート弁の上面よりも突出しており、
前記ハウジングの前記天井部の中央には、前記フロート弁側に突出した隆起部が形成され、該隆起部の外周には、前記フロート弁のリブの突出部が収容される凹部が形成されていることを特徴とするカットバルブを提供するものである。
上記第1の発明によれば、燃料タンク内の燃料が傾いたり揺れ動いたりして、燃料液面が上昇し、フロート弁が燃料に浸漬すると、フロート弁が燃料に対する浮力によって浮き上がって通気孔周縁の弁座に当接し、該通気孔を閉塞して、燃料が外部へ漏れるのを防止する。
その場合、筒体の天井部の中央には、フロート弁側に突出した隆起部が形成され、この隆起部の外周には、フロート弁の突出したリブが収容される凹部が形成されているので、フロート弁が浮き上がって通気孔を閉塞したときの、フロート弁の上面と筒体の天井部との間隔を小さくすることができる。フロート弁が燃料に浸漬されて浮き上がりハウジングの天井部の通気孔を閉じたとき、フロート弁の上面と筒体の天井部との間隔にも燃料が侵入するが、フロート弁が下降して通気孔が再び開いたときに、圧力差等によって上記間隔に溜まった燃料が通気孔に吸い込まれて外部に漏れることがあった。しかし、上記間隔を狭くすることにより、上記燃料の漏れをできる限り少なくすることが可能となった。また、フロート弁の外周のリブを上面よりも突出させることにより、フロート弁の摺動ガイド性を良好にし、フロート弁を傾かせることなく昇降させることができる。
本発明の好ましい態様において、ハウジングにおけるフロート弁が摺動時に接触する部分及びフロート弁の少なくとも一方は、摺動グレードの樹脂材料で形成した場合には、摩擦係数が小さくなり、燃料がフロート弁に浸漬して浮力が加わると、フロート弁がスムーズに摺動して浮き上がるようになる。
そのため、自動車の旋回や傾き等によって、燃料タンク内にて、燃料が大きく、激しく揺れ動いても、フロート弁がスムーズに摺動するので、燃料タンク内と外部との通気路の開閉動作を確実に行うことができる。
更に、摺動グレードの樹脂材料を用いることにより、耐摩耗性が向上し、フロート弁の弁頭部及びそれに当接する弁座の磨耗量が低下する。そのため、カットバルブを長期間使用した場合でも、フロート弁と弁座との間に隙間が生じにくく、フロート弁と弁座とのシール性の低下を抑えることができる。
前記摺動グレードの樹脂材料としては、ポリブチレンテレフタート(PBT)、ポリフェニレンサルファイド(PPS)、ポリアミド(PA)、ポリオキシメチレン(POM)、ポリカーボネート(PC)から選ばれた樹脂に、シリコーン系、パラフィン系、脂肪酸エステル系、二酸化モリブデンから選ばれた潤滑材を添加したものが好ましく用いられる。
摺動グレードの樹脂材料として上記のものを用いることにより、摩擦係数、磨耗量が低下するだけでなく、使用目的、用途に応じて材料を選択することにより、高強度、耐熱性、寸法安定性、耐溶剤性、耐燃料透過性等の特性を付加した、カットバルブを得ることができる。
本発明の第2は、上記第1の発明において、前記弁座内周は、前記通気孔の軸心に対し31〜34度の角度で、前記フロート弁側が次第に拡径したテーパー形状をなすカットバルブを提供するものである。
上記第2の発明によれば、弁座内周は、通気孔の軸心に対し31〜34度の角度で、フロート弁側が次第に拡径したテーパー形状をなすので、フロート弁の弁頭部が弁座内周に密接しやすくなり、シール性を向上させる。また、フロート弁が弁座内周に嵌り込んで抜けにくくなるということも防止できる。
本発明の第3は、上記第1又は2の発明において、前記フロート弁が浮き上がって前記通気孔を閉塞したときの該フロート弁の上面と、前記筒体の前記隆起部との間隔は、2〜3mmであるカットバルブを提供するものである。
上記第3の発明によれば、上記間隔を2〜3mmとしたことにより、上記間隔に溜まる燃料を少なくして、フロート弁が開くときに燃料が外部に漏れることをより効果的に防止できると共に、燃料が下降したときにはフロート弁がハウジングの天井部から速やかに離れるようにすることができる。
本発明のカットバルブによれば、燃料タンク内の燃料が傾いた場合等に、燃料液面が上昇すると、フロート弁が浮き上がり弁座に当接し通気孔を閉塞して、燃料漏れを防止するとともに、ハウジングにおけるフロート弁が摺動時に接触する部分、又はフロート弁の少なくとも一方は、摺動グレードの樹脂材料で形成したので、摩擦係数が小さくフロート弁がスムーズに摺動し、燃料が大きく傾いたりした場合でも、燃料タンク内と外部との通気路の開閉動作を確実に行うことができる。また、摺動グレードの樹脂材料で形成されるので、耐摩耗性が向上し、長期間使用した場合でも、フロート弁と弁座とのシール性の低下を抑え、かつ、弁座内周は、通気孔の軸心に対し31〜34度の角度で、開口部方向に次第に拡径したテーパー形状をなしているので、フロート弁が弁座内周から抜けにくくなることはなく、フロート弁は弁座内周に適度な接触面積で当接するので、フロート弁と弁座とのシール性を十分に確保可能となる。
以下、図1〜4を参照して、本発明のカットバルブの一実施形態を説明する。
図1に示すように、このカットバルブ10は、主としてハウジング20と、ハウジング20に収容されたフロート弁60とで構成されている。
図2を併せて参照すると、ハウジング20は、一端に天井部33、他端に開口部32を有する筒体30と、筒体30の天井部33上方に接続される蓋体40と、筒体30の開口部32を閉塞する底部50とを有している。
筒体30は、円筒状の周壁31を有しており、この周壁31の上方には、天井部33が周壁31と一体成形されている。この天井部33の周縁部には、周方向に所定間隔をおいて立設されたリブ31aを介して、フランジ部31bが形成されている。更に、リブ31aの間隔には、後述する蓋体40の係合片45が挿入される差し込み孔31cが形成されている。差し込み孔31cの下方には、周壁31から突出する蓋体用爪部31dが形成されており、蓋体40の係合片45が係合するようになる。また、周壁31には複数の透孔31eが形成されており、燃料蒸気及び燃料の通過孔となる。
周壁31の下方の開口部32には、底部50が嵌着されるようになっている。また、周壁31の下縁部には底部用爪部31fが周方向に所定間隔をおいて複数形成されており、後述する底部50の係合孔52aに係合するようになっている。
天井部33は、天井部33の中央から所定径にてフロート弁60側に膨出して形成された隆起部34を有している。この隆起部34の外周には、凹部39が形成されており、後述するフロート弁60のリブ62が収容されるようになっている。
また、隆起部34は、その中央に通気孔35を有している。この通気孔35周縁には、弁座36が形成されており、燃料液面上昇時に、フロート弁60の頭部61が当接するようになっている。
弁座36は、フロート弁60とは反対方向に立設した直管部36aと、フロート弁60方向に次第に拡径したテーパー形状をなすシール部36bとを有している。直管部36aは、後述する蓋体40の導出管42内に挿入されて、通気孔35と導出管42内部の通気路を連通するようになる。
そして、弁座36内周のシール部36bは、より具体的には、図3、4に示されるように、通気孔35の軸心に対し、θ=31〜34度の角度で、フロート弁60方向に次第に拡径したテーパー形状をなしている。このように、弁座36内周のシール部36bを上記角度のテーパー面とすることにより、燃料液面の上昇に伴いフロート弁60が上昇して、その頭部61がシール部36bに当接したとき、頭部61とシール部36bとが密接しやすくなり、弁閉時のシール性を向上させることができる。また、燃料液面が下がったときには、フロート弁60の頭部61が迅速にシール部36bから離れて、弁を開くようにして応答性を向上させることができる。
なお、上記角度θが31度未満の場合には、フロート弁60の頭部61が弁座36のシール部36b内周に強く嵌り込んで抜けにくくなり、燃料液面が下がったときの弁の応答性が低下する恐れがある。特に、フロート弁60が燃料の浸漬により膨潤しやすい材料である場合、その傾向は顕著である。また、上記角度θが34度を超えると、フロート弁60の頭部61がシール部36b内周に当接したときのシール性が低下すると共に、急激な燃料液面の上昇時に燃料が外部に漏れやすくなる。
また、筒体30の天井部の上面中央には、上記弁座36から所定間隔をおいて弁座36を囲むように、環状のリブ38が立設されている。このリブ38の内周には段部38aが形成されており、この段部38a上にシールリング71が装着されるようになっている。
蓋体40は、略円形状のプレート部41を有しており、このプレート部41周縁から、下方に延出した環状リブ41aが形成されている。この環状リブ41aは、図2に示されるように、本発明のカットバルブ10を燃料タンク80に取付ける際に、燃料タンク80に形成された取付け孔81周縁に当接して、溶着される部分である。
また、蓋体40の中央には、前記プレート部41を貫通して、導出管42が逆L字状に形成されている。この導出管42は、内部に通気路が形成され、燃料蒸気を外部へ排出可能となっており、その外部には外部配管等が接続されて、図示しないキャニスター等に連結されるようになっている。
導出管42の基端部は、プレート部41の下面中央から内方に延出されており、その周縁に段部43が形成されている。また、プレート部41の下面から延出された導出管42の外周に、所定間隔をあけて、環状周壁44が形成されている。更に、環状周壁44の外周には、所定間隔をおいて係合片45が延出している。この係合片45は、筒体30に形成された複数の差し込み孔31cに挿入されて、筒体30の蓋体用爪部31dに係合して、蓋体40を筒体30に嵌着させる。
この蓋体40を筒体30に嵌着すると、導出管42の基端部内周に、弁座36の直管部36aが挿入されるとともに、天井部33のリブ38が、蓋体40の段部43と環状周壁44との間に差し込まれるので、図2に示されるように、リブ38内周の段部38aに装着されたシールリング71によって、蓋体40と筒体30との間が気密的にシールされることとなる。
底部50は、略円形状の底壁51と、この底壁51周縁から立設した周壁52とからなる。底壁51には燃料及び燃料蒸気を通過可能な透孔51aを有している。また、周壁52には、係合孔52aが形成されており、底部50を筒体30の周壁31下面に被せたとき、係合孔52aに底部用爪部31fが嵌合して、底部50が筒体30の下面に嵌着される。
筒体30の内部には、フロート弁60が、筒体30の周壁31に対して摺動可能に収容され、かつ、筒体30の天井部33に形成された弁座36に接離するように配置されている。このフロート弁60は、ほぼ円柱状の形状をなし、その上面中心部に頭部61が突設されている。また、フロート弁60の外周には、軸方向に沿って、所定間隔でリブ62が形成されており、更に、このリブ62は、フロート弁60の上面よりも突出している。
そして前述したように、筒体30には、天井部33の中央に形成された隆起部34と、この隆起部34外周に形成された凹部39とが併せて形成されているので、フロート弁60が浮き上がって弁座36のシール部36bに当接して、通気孔35を閉塞したときの、フロート弁60の上面と、筒体30の天井部33との間隔をなるべく小さくすることができる。
これによって、燃料タンク80内の燃料が傾きや揺れ動きにより、燃料液面が上昇し、フロート弁60が浮き上がったときに、燃料がフロート弁60と筒体30の天井部33との間の空間へ流入しにくくなると共にその流入量も少なくなる。このため、燃料液面が下降し、フロート弁60が下降して通気孔35が開くときに、圧力差等によって通気孔35へ燃料が吸い込まれることによる燃料漏れを抑制することができる。
なお、フロート弁60が浮き上がって、通気孔35を閉塞したときにおける、フロート弁60の上面と、筒体30の隆起部34との間隔Aは、2〜3mmであることが好ましい(図4参照)。これによれば、フロート弁60と筒体30の天井部33との間の空間に流入した燃料の外部への漏れを抑制すると共に、フロート弁60が下降するときの応答性も良好に維持することができる。
なお、上記間隔Aが2mmより小さいと、フロート弁60と筒体30の天井部33とで形成された空間が、極めて小さな容積となる。こうすると、燃料液面が下降してフロート弁60が下降する際に、フロート弁60が天井部33から離れにくくなり、弁が開くときの応答性が悪くなる。また、上記間隔Aが3mmより大きいと、フロート弁60と筒体30の天井部33との間に燃料が流入しやすくなるので、弁開閉時における筒体30の通気孔35からの燃料漏れが多くなり好ましくない。
筒体30の内部には、上記フロート弁60の他に、スプリング70が収容されるようになっている。このスプリング70は、フロート弁60と底部50との間に介装され、フロート弁60に上向きの付勢力を与える。また、フロート弁60は、燃料に浸漬されない状態では、その自重によりスプリング70を圧縮させて、底部50上に載置された状態となる。そして、燃料タンク80内の燃料が傾いたり揺れ動いたりして燃料液面FLが上昇して、フロート弁60が燃料に浸漬されると、フロート弁60の浮力と上記スプリング70の付勢力によって、フロート弁60が上昇する(図3参照)。その結果、フロート弁60の頭部61が、筒体30に形成された弁座36のシール部36bに当接して、通気孔35を閉塞し、燃料が燃料タンク80の外部へ漏れるのを防止する。
なお、図2に示されるように、燃料タンク80内の燃料が揺れ動かず、燃料液面FLが水平であるような場合には、燃料タンク80内にて発生した燃料蒸気により燃料タンク80内の圧力が所定値を超えると、該燃料蒸気を、底部50の透孔51a、フロート弁60と天井部33とで形成された空間、及び、導出管42の通気路を介して、外部に連結した図示しないチェックバルブやキャニスターへ排出する。
ところで、この実施形態の場合、樹脂タンク用のカットバルブに適用されるため、蓋体40は、ポリエチレン等で形成された樹脂製の燃料タンクに溶着可能なように、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン等のオレフィン系の樹脂等で構成されている。また、底部50は、燃料蒸気が透過しにくい耐燃料透過性の樹脂材料、例えばポリアセタール(POM)や、ポリアミド(PA)等の樹脂が用いられる。
そして、本発明のカットバルブ10においては、ハウジング20におけるフロート弁60が摺動時に接触する部分、すなわち、筒体30の周壁31及び弁座36、又は、フロート弁60の少なくとも一方は、摺動グレードの樹脂材料で形成されている。ここでいう摺動グレードとは、樹脂材料の中でも、特に耐摩擦性、耐磨耗性が付与された材料を意味し、例えば、ギア、軸受け等に使用されているものである。
このような摺動グレートの樹脂材料を上記の部分に用いたので、筒体30の周壁31及びフロート弁60の摩擦係数が小さくなり、燃料がフロート弁60に浸漬して浮力が加わるようになると、フロート弁60はスムーズに摺動して浮き上がるようになる。そのため、本発明のカットバルブ10は、自動車の旋回や傾き等の動作が大きく、燃料タンク80内にて燃料が大きく傾いたり、或いは燃料が大きく揺れ動いたり、又は燃料の揺れ動きのピッチが速くなったりしても、フロート弁60がスムーズに摺動するので、燃料タンク80内と外部との通気路の開閉動作を確実に行うことができる。
また、筒体30に設けられた弁座36、又はフロート弁60の少なくとも一方は、摺動グレードの樹脂材料で形成されるので、耐摩耗性が向上し、フロート弁60の頭部61、若しくはそれに当接する弁座36のシール部36bの磨耗量が低下する。そのため、カットバルブ10を長期間使用した場合でも、フロート弁60と弁座36との間に隙間が生じにくく、フロート弁60と弁座36とのシール性の低下を抑えることができる。
なお、摺動グレードの樹脂材料は、筒体30の周壁31及び弁座36、又は、フロート弁60のどちらに用いてもよいが、フロート弁60に用いると使用材料が増加するので、筒体30の成形に用いた方が製造コストは低減できる。
摺動グレードの樹脂材料としては、ポリブチレンテレフタート(PBT)、ポリフェニレンサルファイド(PPS)、ポリアミド(PA)、ポリオキシメチレン(POM)、ポリカーボネート(PC)の摺動グレードから選ばれた材料からなるものであることが好ましい。上記の樹脂材料を用いることにより、摩擦係数、磨耗量が低下するだけでなく、使用目的、用途に応じて、高強度、耐熱性、寸法安定性、耐溶剤性、耐燃料透過性等の特性を付加した、カットバルブ10を得ることができる。
また、前記摺動グレードの樹脂材料は、上記のような樹脂材料に、シリコーン系、パラフィン系、脂肪酸エステル系、二酸化モリブデン系等の潤滑材を添加したものであることがより好ましい。これによれば、樹脂材料に、上記のような潤滑材を添加したので、ハウジング20におけるフロート弁が摺動時に接触する部分である、筒体30の周壁31及び弁座36、又は、フロート弁60に、グリース等の潤滑材を塗布する必要がなく、燃料に浸漬しても摺動性能を維持でき、燃料タンク80内において好適に使用可能な、カットバルブ10が得られる。
また、摺動グレードの樹脂材料としては、例えば筒体30の弁座36又はフロート弁60の少なくとも一方の表面上に、炭素が主成分で摩擦係数が低いダイアモンドライクカーボン(DLC)のコーティングを施したり、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、黒鉛、セラミックス等のコーティングを施したり、又は窒化チタン、アルミニウム等のイオンコーティングを施したりして、摺動性を向上させたものを用いてもよく、本発明における摺動グレードの樹脂材料とは、このように表面のコーティング膜によって摺動性をもたせた樹脂材料も含むものとする。更に、樹脂材料は、ガラス繊維等を含有させたものであってもよい。
なお、摺動グレードの樹脂材料は、例えば、ポリカーボネートの摺動グレードである「CSシリーズ」(商品名、住友ダウ製)、ポリアセタールの摺動グレードである「テナック−C LZ750」(商品名、旭化成製)、ポリアミドの摺動グレードである「MCナイロンMC703HL」(商品名、日本ポリペンコ製)など、各社から市販されており、本発明では、これらの市販品を用いることもできる。
本発明のカットバルブ10の諸性能を試験した。
まず、実施例及び比較例1〜3のカットバルブを下記のように作製した。
実施例
図1に示されるカットバルブを作製した。この際、ポリオキシメチレン(POM)系の摺動グレードの樹脂材料を用いて、筒体30を成形した。更に、筒体30の通気孔35の軸心に対する、弁座36のシール部36bの角度θを、33.5°で形成した。また、蓋体40はポリエチレンで形成し、フロート弁60及び底部50は、摺動グレードではない通常のポリオキシメチレン(POM)で形成した。なお、フロート弁60を上方へ摺動させて、頭部61を、弁座36のシール部36bに当接させて通気孔35を閉塞した際の、フロート弁60の上面と、筒体30の隆起部34との間隔Aは、2.4mmであった。
比較例A
前記角度θを28.0°とした以外は、実施例と同様のカットバルブを作製した。
比較例B
前記角度θを39.7°とした以外は、実施例と同様のカットバルブを作製した。
比較例C
筒体30を摺動グレードではなく、通常のポリオキシメチレン(POM)で形成した以外は、実施例と同様のカットバルブを作製した。
比較例D
前記間隔Aを4.4mmとした以外は、実施例と同様のカットバルブを作製した。
比較例E
前記間隔Aを1.0mmとした以外は、実施例と同様のカットバルブを作製した。
なお、上述の実施例及び比較例A〜Eにおける摺動グレードの樹脂材料の使用有無、角度θ、間隔Aの関係は、表1のようになる。


Figure 0004197506
以上の実施例及び比較例のカットバルブを用いて、カットバルブの諸性能を試験した。
試験1
上記比較例A〜C及び実施例のカットバルブについて、カットバルブを傾けたときの、フロート弁と弁座とのシール性を試験した。
燃料タンク内に燃料を充填し、上記カットバルブを、燃料タンク上壁に取付けた。その際に、図5(a)、(b)に示されるように、カットバルブ底面から燃料液面FLまでの距離をDとした。
そして、前記距離Dを−16mm〜20mmに設定し(なお、距離Dにおける「−」符号は、カットバルブ底面が燃料液面FLに浸っていない状態を意味する,図5(a)参照)、燃料タンクに、モータ等を備える回転駆動装置を備え付けて、次のサイクルで回転させた。すなわち、図5(b)に示されるように、30度/分の速度で右回りに回転させて、初期位置から90度回転させたら、その位置で5分停止させ、次いで同速度で右回転させ、初期位置から180度回転させたら5分停止させ、更に、同速度で右回転させて、初期位置から270度傾いたら5分停止させる。そうして、270度回転させたら、今度は左回りに、上記サイクルで回転させ初期位置まで戻す。
上記サイクルを、各カットバルブについて各液面について3回ずつ行って、その際の弁座36からの燃料の漏れ量を測定した。それぞれの燃料の漏れ量の平均を表2に示す。









Figure 0004197506
上記表2より、実施例のカットバルブにおいては、距離Dが13mmの場合にのみ、0.1ccの燃料が漏れており、比較例A〜Cに比べて、フロート弁60と弁座36とのシール性が向上しているのが分かる。
試験2
上記比較例C及び実施例のカットバルブについて、フロート弁60の摺動しやすさを試験した。
燃料液面FLを上昇させ、燃料液面FLがどの程度の高さとなったときに、フロート弁60が浮き上がって、弁座36のシール部36bと当接するかを、比較例C及び実施例のカットバルブに対して、カットバルブの取付け角度を、それぞれ0°、8°、17°と変えて測定した。
なお、上記取付け角度とは、燃料液面FLの垂直方向に対する通気孔35の軸心の角度Bを意味する(図6参照)。また、高さとは、図6に示されるように、フロート弁60が浮き上がって、弁座36のシール部36bと当接した際の、その当接した部分と燃料液面FLとの高さCである。その結果を、表3に示す。












Figure 0004197506
上記表3より、実施例のカットバルブにおいては、前記高さCが小さく、燃料液面FLの上昇に速やかに反応して、フロート弁60がスムーズに摺動していることが分かる。
試験3
上記比較例A、比較例B、及び実施例のカットバルブについて、フロート弁60が弁座
36に当接した後に、元の位置に復帰するかどうかの、フロート弁60の通気孔35の開閉動作の確実性を試験した。
燃料が充填されていない空の燃料タンクの上壁に、カットバルブを取付け、燃料タンクを反転させ、弁座36のシール部36bに当接させ通気孔35を閉塞させた後、燃料タンクにエアーを入れ、その圧力を30kPaにした。その後、燃料タンクを元の状態に戻しエアーの圧力を降下させ、その圧力が22kPaに達するまでに、フロート弁60が元の位置にまで下降するかどうかを、比較例A、比較例B、及び実施例のカットバルブについて試験した。その結果を、表4に示す。なお、表中の○は、フロート弁60が弁座36に当接後、圧力を30kPaから22kPaまで降下させる間に、元の位置にまでしっかりと下降した場合である。一方、表中の×は、フロート弁60が弁座36に当接後、圧力付加を終えても、フロート弁60の頭部61が、弁座36に嵌り込んでしまって、元の位置にまで下降しなかった場合である。
Figure 0004197506
上記表4より、実施例のカットバルブにおいては、フロート弁60の浮き上がりや、下降の動作が確実になされ、燃料タンク内と外部との通気路の開閉動作が確実であることが分かる。
試験4
上記比較例C及び実施例のカットバルブについて、磨耗試験を行った。
カットバルブを加振試験機に取付けて、まず、上下方向に20Hzの振動数、1.8Gの加速度で40万回振動させ、次に、左右方向に20Hzの振動数、0.9Gの加速度で40万回振動させた。そして、フロート弁60の頭部61、及び、弁座36のシール部36の磨耗深さ(試験前の寸法と、試験後の寸法との差)を測定した。その結果を、表5に示す。
Figure 0004197506
上記表5より、実施例のカットバルブにおいては、フロート弁60の頭部61及び弁座
36のシール部36bの磨耗深さが小さく、これらの耐磨耗性が向上しているのが分かる。
試験5
上記比較例D、比較例E、及び実施例のカットバルブについて、燃料タンク内の燃料が揺れ動く場合の、フロート弁60と弁座36とのシール性を試験した。
燃料タンク上壁にカットバルブを取付け、図7(a)に示されるように、この燃料タンク80を、燃料液面FLに対して17°傾けて、その際に、カットバルブの最下部が、燃料に接触する量の燃料を、燃料タンク80内に充填した。
更に燃料タンク80を、モータ等を備える回転駆動装置を取付けた。また、燃料タンク80上壁にはエアー吹き込み用の管部82を設けた(図8(a)参照)。
そして図8(a)に示されるように、エアー吹き込み用の管部82から、エアーを3kPaの圧力で燃料タンク80内に吹き込みつつ、図7(b)で示すサイクルで燃料タンク80を回転させた。
すなわち、図8(b)で示されるように、まず左回りに1秒にて、燃料液面FLに対して40°となるように燃料タンク80を回転させる。その状態で3秒保持し、更に1.5秒で燃料液面FLに対して、水平状態となるように燃料タンク80を右回転させ3秒保持する。この動作を右回りでも繰り返す(図7(b)参照)。これを1サイクルとし、このサイクルを20分繰り返した。
上記動作を、各カットバルブについて行って、その際の弁座36からの燃料の漏れ量を測定した。その際の1サイクルでの、結果を図9に示す。
図9によれば、フロート弁60が通気孔35を閉塞した後、下降する際の漏れ量が、比較例Dでは3.5cc、比較例Eでは2.9ccであるのに対し、実施例では1.0ccとなっており、比較例D及びEに比べて、実施例におけるフロート弁60と弁座36とのシール性が向上しているのが分かる。
また、上記サイクルを20分繰り返した場合、比較例Dでは4.1cc、比較例Eでは3.5ccの漏れ量が測定されたのに対し、実施例では、僅か1.4ccの漏れ量であった。したがって、比較例D及びEに比べて、時間経過に比例して、実施例のカットバルブにおけるフロート弁60と弁座36とのシール性が向上しているのが理解できる。
以上の試験1〜5の結果をまとめると、本発明のカットバルブ10によれば、筒体30に設けられた弁座36、又はフロート弁60の少なくとも一方に、摺動グレードの樹脂材料を用い、しかも、弁座36のシール部36bを、通気孔35の軸心に対し31〜34度の角度で、フロート弁60方向に次第に拡径したテーパー形状とすることにより、これらが相乗的に作用して、燃料タンク内と外部との通気路の開閉動作を確実に行うことができ、しかも、フロート弁60と弁座36とのシール性も十分に確保可能であることが実証された。
本発明は、自動車等の燃料タンクに取付けられ、燃料タンク内の燃料液面が上昇したときに、燃料タンク内と外部との通気路を遮断して、外部への漏れを防止するカットバルブとして利用することができる。
本発明の一実施形態によるカットバルブを示す分解斜視図である。 同カットバルブを燃料タンクに取付けた場合で、フロート弁が浮き上がっていない状態を示す断面図である。 同カットバルブを燃料タンクに取付けた場合で、フロート弁が浮き上がって通気孔を閉塞した状態を示す断面図である。 同カットバルブのフロート弁浮き上がり時の、弁座周辺の部分拡大図である。 同カットバルブを傾けたときの、フロート弁と弁座とのシール性試験を示しており、(a)は燃料液面が水平状態である場合の説明図、(b)は燃料タンクを右回りに傾けた場合の説明図である。 同カットバルブを傾けてフロート弁の摺動しやすさを確認する試験において、フロート弁が浮き上がってシール部と当接した際の、その当接した部分と燃料液面との高さを説明する断面図である。 同カットバルブについて、燃料タンク内の燃料が揺れ動く場合の、フロート弁と弁座とのシール性試験を示しており、(a)は燃料タンクを燃料液面に対して17°傾けた場合の説明図、(b)は同シール性試験のサイクルを示す説明図である。 同カットバルブについて、燃料タンク内の燃料が揺れ動く場合の、フロート弁と弁座とのシール性試験を示しており、(a)は燃料液面が水平状態である場合の説明図、(b)は燃料タンクを燃料液面に対して40°傾けた場合の説明図である。 同カットバルブについて、燃料タンク内の燃料が揺れ動く場合の、フロート弁と弁座とのシール性試験の、1サイクル後の結果を示す説明図である。
符号の説明
10 カットバルブ
20 ハウジング
30 筒体
33 天井部
34 隆起部
35 通気孔
36 弁座
36a 直管部
36b シール部
39 凹部
40 蓋体
41 プレート部
42 導出管
50 底部
60 フロート弁
61 弁体
62 リブ
70 スプリング
71 シールリング
80 燃料タンク
81 取付け孔

Claims (3)

  1. 燃料タンクに取付けられ、燃料タンク内の燃料液面が上昇したときに、燃料タンク内と外部との通気路を遮断するカットバルブにおいて、
    外部配管に接続される導出管を有する蓋体と、この蓋体の下面に接続されて前記導出管に連通する通気孔を有する天井部が設けられた筒体と、この筒体の下面を閉塞する底部とを有するハウジングと、
    前記ハウジング内にスライド可能に収容され、前記天井部の通気孔周縁に設けられた弁座に接離して、前記通気孔を開閉するフロート弁とを備え、
    前記フロート弁の外周には、軸方向に沿ってリブが形成され、かつ、このリブは前記フロート弁の上面よりも突出しており、
    前記ハウジングの前記天井部の中央には、前記フロート弁側に突出した隆起部が形成され、該隆起部の外周には、前記フロート弁のリブの突出部が収容される凹部が形成されていることを特徴とするカットバルブ。
  2. 前記弁座内周は、前記通気孔の軸心に対し31〜34度の角度で、前記フロート弁側が次第に拡径したテーパー形状をなす請求項1記載のカットバルブ。
  3. 前記フロート弁が浮き上がって前記通気口を閉塞した状態での該フロート弁の上面と前記筒体の前記隆起部との間隔は、2〜3mmである請求項1又は2記載のカットバルブ。
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