JP2006233929A - 燃料遮断弁 - Google Patents
燃料遮断弁 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2006233929A JP2006233929A JP2005053026A JP2005053026A JP2006233929A JP 2006233929 A JP2006233929 A JP 2006233929A JP 2005053026 A JP2005053026 A JP 2005053026A JP 2005053026 A JP2005053026 A JP 2005053026A JP 2006233929 A JP2006233929 A JP 2006233929A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fuel
- float
- valve
- seal portion
- fuel tank
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Self-Closing Valves And Venting Or Aerating Valves (AREA)
- Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
Abstract
【解決手段】 燃料遮断弁10は、弁室30Sと外部とを接続する接続通路32aを有するケーシング20と、燃料タンクFT内の燃料液位に応じて昇降するフロート50と、フロート50の上部に装着され1枚の可撓性を有するシートで形成されシート面56aを有するシート部材55とを有する弁機構40とを備えている。燃料タンクFT内の燃料液位が所定燃料液位を越えたときにフロート50が上昇すると、シート部材55は、シート面56aでシール部32bにより押されてシール部32bとフロート50の上部との空隙(凹所53)に向けて弾性変形して接続通路32aを閉じる。
【選択図】 図1
Description
しかし、ロールオーバーバルブのように小さい通路面積を遮断する場合には、ゴム弁体の外周部を十分に撓ませることが難しく、高いシール性を得ることができない。しかも、小さい接続通路を開閉するためにゴム弁体が接続通路から剥がれ難く、再開弁特性がよくないという問題もあった。
燃料タンクの上部に装着され、該燃料タンク内と外部とを連通遮断する燃料遮断弁において、
上記燃料タンク内に連通する弁室と、該弁室と外部とを接続する接続通路と、該接続通路の開口周縁部であって上記弁室側に向けて突設されたシール部と、を有するケーシングと、
上記弁室内に収納され、上記燃料タンク内の燃料液位に応じて昇降するフロートと、該フロートの上部に装着され可撓性を有するシートで形成されシート面を有するシート部材と、を有する弁機構と、
を備え、
上記フロートの上面と上記シート部材との間に、上記シール部の外径より内径の大きい空隙を設け、
上記シート部材は、該シート部材の周縁部の1箇所で上記フロートの上面で支持され、上記燃料液位が所定燃料液位を越えたときに上記フロートの上昇により上記シール部で押されることで上記空隙側に弾性変形して上記接続通路を閉じるように構成したこと、を特徴とする。
図1は本発明の一実施例にかかる燃料タンクFTに取り付けた燃料遮断弁10を示す断面図である。燃料タンクFTは、金属製の上半部と下半部との2分割体で形成されており、これらを互いに接合することにより構成されている。燃料遮断弁10は、車両の傾斜や揺動時に燃料タンクFT内の燃料が所定の液位まで上昇したときに、外部へ燃料の流出を規制するものである。燃料遮断弁10は、タンク上壁FTaにブラケットFTbを介して取り付けられている。
図2は燃料遮断弁10を分解して示す断面図である。燃料遮断弁10は、ケーシング20と、ケーシング20の弁室30Sに収納された弁機構40と、弁機構40に付勢するスプリング60とを主要な構成として備えている。
次に、第1燃料遮断弁の動作について説明する。図1において、車両の傾斜などにより、燃料タンクFT内の燃料液位が上昇すると、燃料タンクFT内の上部に溜まっていた燃料蒸気は、通気孔33a、連通孔38aを通じて弁室30S内に入り、弁室30Sから、接続通路32a、蓋通路35aを通じて、キャニスタ側へ逃がされる。そして、燃料タンクFT内の燃料液位が所定の燃料液位に達すると、燃料は、底蓋38の連通孔38aを通じて弁室30Sに流入する。これにより、フロート50の浮力およびスプリング60の荷重による上方への力と、フロート50およびシート部材55の自重による下方への力との釣り合いによって、前者が後者を上回ったときにフロート50とシート部材55とが一体になって上昇する。フロート50の浮力が増大すると、図4に示すようにシート部材55がシール部32bによって押された状態にて、シート面56aがシール部32bに着座して、接続通路32aを閉じる。このようにシート部材55は、シール部32bに押されると、フロート50の上部中央部にシール部32bの外径より大きな外径を有する凹所53内に向けて弾性変形する。このとき、凹所53がシール部32bより大きな外径であるから、シート部材55の弾性変形を妨げることがない。したがって、図5に示すようにフロート50が傾いて上昇しても、シート部材55がシール部32bに沿って弾性変形するから、シール部32bとの間に間隙を生じることなく、高いシール性を得ることができる。
また、図10はさらに他の実施例にかかるシート部材を示す断面図である。図8および図9の実施例では、フロートの上面に支持突部を形成したが、これに限らず、図10に示すようにシート部材55Cの外周部に支持突部55Caを形成し、フロートの上面との間で空隙を形成するように構成してもよい。
また、上記実施例で説明した図3において、シート部材55の裏面にシボ加工により粗面やスリットを形成したり、フロート50の上面であってシート部材55が接触する凹所53の外周面にシボ加工による粗面やスリットなどの凹凸を形成してもよい。このような凹凸によりシート部材55がフロート50の上面に貼り付くのを防止することができる。
さらに、上記実施例の燃料遮断弁は、燃料タンク内に取り付けたインタンク式の構成について説明したが、これに限らず、燃料タンクの上壁の外面にネジ止めや溶着によって取り付けて、その一部を燃料タンク内に突入させる構成であってもよい。
20...ケーシング
30...ケーシング本体
30S...弁室
32...天井壁
32a...接続通路
32b...シール部
33...側壁
33a...通気孔
35...管体部
35a...蓋通路
38...底蓋
38a...連通孔
38b...スプリング支持部
40...弁機構
50...フロート
51...フロート本体
51a...浮力室
51b...ガイド突条
52...装着孔
53...凹所
54...溝
55...シート部材
56...円板部
56a...シート面
57...弁取付部
57a...抜止部
60...スプリング
FT...燃料タンク
FTa...タンク上壁
FTb...ブラケット
32Ba...接続通路
50B...フロート
52B...装着孔
53B...空隙
54B...支持突部
55B...シート部材
55C...シート部材
55Ca...支持突部
Claims (4)
- 燃料タンク(FT)の上部に装着され、該燃料タンク(FT)内と外部とを連通遮断する燃料遮断弁において、
上記燃料タンク内に連通する弁室(30S)と、該弁室(30S)と外部とを接続する接続通路(32a)と、該接続通路(32a)の開口周縁部であって上記弁室(30S)側に向けて突設されたシール部(32b)と、を有するケーシング(20)と、
上記弁室(30S)内に収納され、上記燃料タンク内の燃料液位に応じて昇降するフロート(50)と、該フロート(50)の上部に装着され可撓性を有するシートで形成されシート面(56a)を有するシート部材(55)と、を有する弁機構(40)と、
を備え、
上記フロート(50)の上面と上記シート部材(55)との間に、上記シール部(32b)の外径より内径の大きい空隙を設け、
上記シート部材(55)は、該シート部材(55)の周縁部の1箇所で上記フロート(50)の上面で支持され、上記燃料液位が所定燃料液位を越えたときに上記フロート(50)の上昇により上記シール部(32b)で押されることで上記空隙側に弾性変形して上記接続通路(32a)を閉じるように構成したこと、を特徴とする燃料遮断弁。 - 請求項1に記載の燃料遮断弁において、
上記空隙は、上記フロート50の上部に形成された凹所(53)で形成されている燃料遮断弁。 - 請求項1に記載の燃料遮断弁において、
上記空隙は、上記フロート(50B)の上部から上記シート部材(55B)の周縁部を支持するように突設された支持突部(54B)により構成されている燃料遮断弁。 - 請求項3に記載の燃料遮断弁において、
上記空隙は、上記シート部材(55C)の外周部に形成された支持突部(55Ca)から形成されている燃料遮断弁。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005053026A JP4407534B2 (ja) | 2005-02-28 | 2005-02-28 | 燃料遮断弁 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005053026A JP4407534B2 (ja) | 2005-02-28 | 2005-02-28 | 燃料遮断弁 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006233929A true JP2006233929A (ja) | 2006-09-07 |
JP4407534B2 JP4407534B2 (ja) | 2010-02-03 |
Family
ID=37041857
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005053026A Expired - Fee Related JP4407534B2 (ja) | 2005-02-28 | 2005-02-28 | 燃料遮断弁 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4407534B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010095247A (ja) * | 2008-09-17 | 2010-04-30 | Toyoda Gosei Co Ltd | 燃料遮断弁 |
US20150144204A1 (en) * | 2012-12-24 | 2015-05-28 | Eaton Corporation | Valve assembly for a tank of a vehicle |
-
2005
- 2005-02-28 JP JP2005053026A patent/JP4407534B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010095247A (ja) * | 2008-09-17 | 2010-04-30 | Toyoda Gosei Co Ltd | 燃料遮断弁 |
US20150144204A1 (en) * | 2012-12-24 | 2015-05-28 | Eaton Corporation | Valve assembly for a tank of a vehicle |
US10041450B2 (en) * | 2012-12-24 | 2018-08-07 | Eaton Intelligent Power Limited | Valve assembly for a tank of a vehicle |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4407534B2 (ja) | 2010-02-03 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4742994B2 (ja) | 燃料遮断弁 | |
JP4730218B2 (ja) | 燃料遮断弁 | |
JP5091689B2 (ja) | フロート弁装置 | |
US20090236350A1 (en) | Ventilating device for fuel tank | |
JP2006266265A (ja) | 逆向きに流通させる性能を備えた、低めの輪郭のオーバフィル制限装置 | |
US7963296B2 (en) | Fuel cutoff valve | |
JP2010095247A (ja) | 燃料遮断弁 | |
US20190113149A1 (en) | Valve device for fuel tank | |
JP2006290085A (ja) | フロートバルブのシール構造 | |
JP4407534B2 (ja) | 燃料遮断弁 | |
JP4556825B2 (ja) | 燃料遮断弁 | |
JP2009279981A (ja) | 燃料遮断弁 | |
JP2008075596A (ja) | 燃料遮断弁 | |
JP2007177701A (ja) | 燃料遮断弁 | |
JP2008184093A (ja) | 燃料遮断弁 | |
JP4923782B2 (ja) | 燃料遮断弁 | |
JP2010173397A (ja) | 燃料遮断弁 | |
JP2008274922A (ja) | 燃料遮断弁 | |
JP4487915B2 (ja) | 燃料遮断弁 | |
JP2007261384A (ja) | 燃料遮断弁 | |
JP4635886B2 (ja) | 燃料遮断弁 | |
JP2005297787A (ja) | 燃料遮断弁 | |
JP2009078647A (ja) | 燃料遮断弁 | |
JP4432890B2 (ja) | タンク用流路構造体 | |
JP2008080945A (ja) | 燃料遮断弁 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20070328 |
|
A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20090618 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090623 |
|
A521 | Written amendment |
Effective date: 20090820 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Effective date: 20091020 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Effective date: 20091102 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 |
|
R150 | Certificate of patent (=grant) or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 3 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121120 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |