JP4196404B2 - パンケーキの製造装置 - Google Patents

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Description

本発明はパンケーキ(テープハブにテープを巻回したテープ巻取体)の製造装置に係り、特に、カセットテープやビデオテープを始めとして、コンピュータのデータバックアップ用の磁気テープを巻回したパンケーキとして好適なパンケーキの製造装置に関する。
カセットテープやビデオテープを始めとして、コンピュータのデータバックアップ用にも使用されている各種のパンケーキ(テープハブに磁気テープを巻回したテープ巻取体)は、ロール状に巻回された幅広な帯状の磁気テープ原反を、送り出し側から引き出して搬送させながら裁断装置で複数の幅狭な磁気テープに裁断して、巻き取り側のフランジレス型のテープハブに巻き取ることにより製造される。
このようなテープハブに磁気テープを巻回したテープ巻取体は、業界内では一般に前記したようにパンケーキと称呼されている。このパンケーキは、種々の処理がなされるため、何回か巻き返しが行なわれ、最終出荷形態としてカセットに巻き込まれて出荷されることが多い。
このようなパンケーキの製造に関しては、従来より各種の改良技術の提案がなされている(たとえば、特許文献1参照。)。この提案は、巻取軸(ハブに相当する)の一端側から他端側へ軸径の異なるテーパ状の巻取面を形成して、パンケーキの巻き姿を良くすることを図っている。
特開平9−138945号公報
このようなパンケーキでは、カセットに巻き取られた形態での磁気テープの巻き姿が良くないと、輸送中に磁気テープのエッジが折れたり、磁気再生装置等で磁気テープを使用する際に磁気テープの走行性が悪くなったりするという問題がある。すなわち、カセットに巻き込まれた形態での磁気テープの巻き姿は、磁気テープ製造過程での巻き姿の影響を受ける。
裁断装置で裁断された磁気テープは巻取ハブに高速で巻き取られ、しかも一度に複数本巻き取らなくてはならないことから巻取りの機械精度を出しにくい。このため、裁断装置の巻取り側の巻芯に巻き取られた磁気テープの巻き面がきれいに巻かれずに、微小にズレた状態で重ね巻きされ易いので、巻き癖がついていることが多い。
また、裁断装置で裁断される磁気テープ原反は、磁気テープ原反を製造する巻取工程での巻き品質を良くするために、ロール両端部の厚さよりもロール中央部の厚さが厚い中高ロール形状に巻回されており、裁断された磁気テープには、図10(a)、(b)に示されるように、長手方向に沿って湾曲癖がつき易い。
図示のように、磁気テープを平坦面上に置いたときの所定直線長さLに対する湾曲幅Dで湾曲程度が表される。この湾曲は、最終出荷形態としてカセットに巻き込まれた状態で、磁気テープ巻回体が上に凸状を呈するものが+と、上に凹状を呈するものが−と称されている。
中高ロール形状の磁気テープ原反から裁断された磁気テープ1は、採取する磁気テープ原反の幅方向部位により湾曲形状が異なる。そして、図10(a)に示される+方向への湾曲が、最終出荷形態としてカセットに巻き込まれた状態で良いとされ、図10(b)に示される−方向への湾曲、及び湾曲がほとんどないものは悪いとされている。
湾曲癖のある磁気テープ1をハブ2に巻き取ってパンケーキ3を製造した場合、カセット4に巻き込まれた状態では、+方向への湾曲を有する磁気テープ1は図11(a)に示される形状となり、−方向への湾曲を有する磁気テープ1は図11(b)に示される形状となる。
このように、磁気テープ原反の中高ロール形状等に起因して、+方向への湾曲、−方向への湾曲、及び磁気テープ原反の幅方向中央部近傍より採取された湾曲のないものが生じる。これらは中高ロール形状や磁気テープベースの厚さムラ等に起因してほぼ一定確率で生じ、好ましいとされる+方向への湾曲のものだけを製造する訳にはいかない。そのため、+方向への湾曲のものだけを製造するには、選別工程や巻き返し工程が必要となる。
このような好ましい+方向への湾曲のものだけを製造する技術として、たとえば、既述の特許文献1に開示されているように、巻取軸(ハブに相当する)の一端側から他端側へ軸径の異なるテーパ状の巻取面を形成して対処する手段が提案されている。
しかし、この手段では、テーパ状の巻取面を使用するため、巻き付け時に巻き付け不良が発生しやすく、生産性が悪い。また、巻取軸が高価になるという問題もある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、磁気テープ原反から裁断された全ての磁気テープを、出荷用カセットのハブに巻き姿良く巻き込むことができ、生産性や製品歩留りを顕著に向上させることができるパンケーキの製造装置を提供することを目的とする。
本発明は、前記目的を達成するために、裁断装置により裁断された複数本のテープをテープ供給部を介してそれぞれ巻き取り部の複数のハブに巻き取るパンケーキの製造装置において、前記巻き取り部は、裁断された本数のテープに対応する数の前記ハブが同一の駆動軸に所定間隔をもって軸支され、回転駆動可能となっており、前記テープ供給部は、前記巻き取り部の駆動軸と略平行に配置され、その両端が装置本体に支持された梁状のテープ供給機構支持部材と、裁断された本数のテープに対応する数のテープ供給機構であって、それぞれが前記テープ供給機構支持部材に所定間隔をもって固定され、前記テープ供給機構支持部材に固定される基部と、該基部にその一端部が回動自在に支持され、その他端部に円筒面が設けられる腕状部材とよりなり、前記テープが前記ハブに巻き取られてなるテープロールと前記円筒面とが接するように前記腕状部材が付勢され、前記テープを前記円筒面に巻き掛けながら前記巻き取り部に供給するテープ供給機構と、を備え、前記駆動軸の軸心と前記テープ供給機構支持部材の軸心とが0.02〜1.0度の交差角度をもって交わるように調整可能であり、前記円筒面は、該駆動軸の軸心と該円筒面の軸心が該交差角度と同じ角度の交点を有するように駆動軸の軸心に対して傾斜して配置され、前記パンケーキのテープ部に湾曲癖を付けることが可能となっていることを特徴とするパンケーキの製造装置を提供する。
本発明によれば、ハブの軸心(駆動軸の軸心)とその軸心とが交差角度をもって交わるように設けられた腕状部材の円筒面により、テープは+方向への湾曲を有するようにテンションが加えられながらハブに巻き取られる。したがって、テープが+方向への湾曲を有するもの、−方向への湾曲を有するもの、及び湾曲のないもののいずれであっても、強制的に+方向への湾曲を有するよう巻き取られる。また、裁断された本数のテープに対応する数のテープ供給機構により、多数本のテープが同様な状態で同時に巻き取られる。これにより、出荷用カセットのハブに巻き姿良く巻き込むことができ、生産性及び製品歩留りを顕著に向上させることができる。
ここで、ハブの軸心と、腕状部材の端部に設けられる円筒面の軸心とを所定の角度をもって交わらせて配置する構成について説明する。機構学のころがり接触による伝動の理論において、二つの回転体は、(1)2軸の軸心が平行となる場合(図12(a)に示され、主に円筒車の伝動に適用される)、(2)2軸の軸心が相交わる場合(図12(b)に示され、主に円錐車の伝動に適用される)、(3)2軸の軸心が平行でもなく相交わりもしない場合(図12(c)に示され、主に双曲線回転体の伝動に適用される)、のいずれかとなる。
すなわち、本発明においては、図13(a)に示されるような円錐車の伝動の際の2軸の軸心が相交わる状態を、円筒車の伝動に適用するものである。図12(a)に示されるような2軸の軸心が平行な状態の円筒車の伝動ではテープに湾曲を与えるようなテンションが加えられないが、図13(b)に示されるように2軸の軸心が相交わる状態にすればテープに湾曲を与えるようなテンションが加えられることとなる。
なお、図13(a)に示される円錐車の伝動の際の2軸の軸心の交差角度はα+βとなるが、図13(b)に示される円筒車の伝動の際の2軸の軸心の交差角度はθとなる。
本発明において、前記テープ供給機構支持部材の一端部及び/又は他端部と装置本体との間に距離調整部材が設けられていることが好ましい。このように、テープ供給機構支持部材の端部と装置本体との間に距離調整部材が設けられていれば、ハブの軸心(駆動軸の軸心)と腕状部材の円筒面の軸心の交差角度の調整が容易となる。
このような距離調整部としては、ヤング率10GPa以下のスペーサ部材が採用できる。また、距離調整部として、1軸駆動装置も採用できる。これらの詳細については後述する。
また、本発明において、前記テープ供給機構支持部材の、前記テープ供給機構の基部を支持する面の長手方向真直度が、装置の運転状態での撓みが100μm/m以下となるようにオフセット形状に加工されていることが好ましい。このように、両端支持のテープ供給機構支持部材には多数のテープ供給機構が固定され、同時に運転されることより、下方への撓みを生じやすい。そして、この撓みが所定以上になった場合、所定箇所のテープ供給機構においては、円筒面の軸心とハブの軸心との交差角度に誤差を生じてしまう。このような場合に対処すべく、テープ供給機構支持部材のテープ供給機構の基部を支持する面の長手方向真直度をオフセット形状に加工しておけば、装置の運転状態で良好な真直度が得られ、上記のような交差角度誤差は生じない。
また、本発明において、前記円筒面が半径50〜500mmの中高に形成されていることが好ましい。このように、円筒面が所定の中高(Crown )に形成されていれば、2軸の軸心に交差角度を設ける構成とあいまって、所望の湾曲を有するようにテープにテンションを加えられる。
また、本発明において、それぞれの前記テープ供給機構において、前記駆動軸の軸心と前記円筒面の軸心との交差角度を調整できる交差角度調整機構を備えてなることが好ましい。距離調整部材によりテープ供給機構支持部材の傾斜角度の調整ができるので、多数のテープ供給機構の傾斜角度が同時に調整できるが、このように、それぞれのテープ供給機構に交差角度調整機構を備えていれば、個別の調整ができ便利である。
以上説明したように、本発明によれば、テープは+方向への湾曲を有するようにテンションが加えられながらハブに巻き取られる。したがって、テープが+方向への湾曲を有するもの、−方向への湾曲を有するもの、及び湾曲のないもののいずれであっても、強制的に+方向への湾曲を有するよう巻き取られる。また、裁断された本数のテープに対応する数のテープ供給機構により、多数本のテープが同様な状態で同時に巻き取られる。これにより、出荷用カセットのハブに巻き姿良く巻き込むことができ、生産性及び製品歩留りを顕著に向上させることができる。
以下、添付図面にしたがって本発明に係るパンケーキの製造装置の好ましい実施の形態について詳説する。
図1はパンケーキの製造装置10の一例を示す概略図である。図1に示されるように、本発明のパンケーキの製造装置10は、主として、ロール状に巻回された幅広な帯状の磁気テープ原反を送り出す送り出し部11と、この幅広な帯状の磁気テープ原反を複数の幅狭な磁気テープに裁断する裁断装置14と、磁気テープをハブ2に巻き取る巻取り装置50とで構成される。図2は裁断装置14の側面図であり、図3は巻取り装置50の一例を示す概略図である。
送り出し部11のハブ12(巻芯)には、ロール状に巻回された磁気テープ原反20が装着される。磁気テープ原反20は、通常、非磁性支持体上に強磁性微粒子を含む磁性層が塗布法や真空蒸着法等により形成され、その磁性層に配向処理、乾燥処理、表面処理等が行われることによって製造される。
裁断装置14は、幅広で帯状の磁気テープ原反20を上下一対の回転刃30、32により複数本の磁気テープ1、1、…に裁断する装置であり、図2に示されるように、受け刃としてローラ状に形成された複数の回転下刃30、30…と、回転下刃30との間で磁気テープ原反20に剪断力を与えて裁断する薄円盤状の複数の回転上刃32、32…とで構成される。
回転下刃30は、下側シャフト34にスペーサ36を介して嵌合固定され、回転上刃32は、下側シャフト34と平行な上側シャフト38にスペーサ40を介して嵌合固定され、回転上刃32と回転下刃30との刃先部分が互いに重なり合うように配置されている。そして、回転上刃32は図示しないバネにより図2の軸方向右側に付勢され、回転上刃32の刃先部分が回転下刃30の刃先部分に当接した状態で位置決めされる。
上側シャフト38と下側シャフト34はそれぞれ回転速度を自由に可変可能なモータ41、43に接続され、回転上刃32と回転下刃30の周速度を個別に可変できるようになっている。
送り出し部11と裁断装置14との間には、磁気テープ原反20の搬送路を形成する複数のガイドローラ22、22、…と、磁気テープ原反20の搬送速度を規制するグランドサクションドラム24が設けられる。グランドサクションドラム24は、回転速度を自由に可変可能なモータ(図示せず)に接続され、グランドサクションドラム24の周面に磁気テープ原反20を吸着して回転することにより、磁気テープ原反20の搬送速度を任意に可変する。
そして、巻き取り装置50におけるハブ2の回転速度は、このグランドサクションドラム24の周速度を基準として制御される。磁気テープ原反20の搬送速度を規制する手段としてはグランドサクションドラム24に限定されず、磁気テープ原反20を挟持搬送するピンチローラを使用することもできる。
裁断装置14と巻取り装置50のそれぞれのハブ2との間にはテンションローラ28が設けられ、裁断時における磁気テープ原反20の搬送方向のテンションが任意に調整される。
次に、巻取り装置50について説明する。巻取り装置50は、複数個のテープ供給機構70とこれを支持するテープ供給機構支持部材80の組み合わせよりなるテープ供給部と、裁断された本数のテープ1に対応する数のハブ2が同一の駆動軸68に所定間隔をもって軸支され、回転駆動可能となっている巻き取り部90とで構成される。
先ず、1個のテープ供給機構70と、これに対応する1個のハブ2との組み合わせについて説明する。図3(a)は巻取り装置50の正面図であり、(b)は側面図である。なお、図3(b)において、説明の便宜のため、磁気テープ1の図示は省略してある。
図3に示されるように、テープ供給機構70は、腕状部材であるアーム52と、アーム52の先端に回動自在に設けられ、ハブ2に磁気テープ1を供給する円筒面であるタッチローラ54と、アーム52の中央部に回動自在に設けられ、磁気テープ1をタッチローラ54に供給するガイドローラ56と、アーム52の基端に設けられ、基部51(図4参照)に固定されている軸60に回動自在に嵌着される軸受部58等より構成される。
図3(b)に示されるように、巻取り装置50において、ハブ2の軸心C1と円筒面であるタッチローラ54の軸心C2とは所定の交差角度θをもって対向するように配されている。なお、同図では理解の容易のため、交差角度θは実際より強調して図示されている。両者を交差角度θをもって対向させるには、ハブ2の軸心(駆動軸68の軸心)が水平にセットされ、タッチローラ54の軸心が水平に対し交差角度θをもってセットされるのであっても、この逆の関係であってもよい。
駆動軸68に軸支されるハブ2は、既述のように図示しない駆動手段によって図3(a)の矢示の方向に回転駆動される。アーム52は軸60を中心に図示しない付勢手段によって図3(a)のA方向に付勢されることにより、タッチローラ54が磁気テープ1を介してハブ2に押付けられている。ハブ2に巻き取られる磁気テープ1の量が増えるにつれて、外径は増大していく。したがって、それに伴い、アーム52は軸60を中心に図3(a)のB方向に移動していく。
タッチローラ54には独立の駆動手段は設けられておらず、タッチローラ54は磁気テープ1の搬送に伴い矢示の方向につれ回りする。
タッチローラ54は、磁気テープ1がハブ2に巻き取られてなるテープロール1’に所定タッチ圧で押し付けられる。このタッチローラ54は、フランジなしの円柱状のローラであり、外周面が半径50〜500mmの中高に形成されている。このような範囲の中高(Crown )形状とすることにより、既述した2軸の軸心に交差角度を設ける構成とあいまって、所望の湾曲を有するように磁気テープ1にテンションを加えられる。タッチローラ54のローラ面の材質は、ゴム硬度(JIS K6301Aで規定する硬度)が20〜80度のコルク粉末含有ゴムである。このような材質とすることにより、磁気テープ1に傷等の欠陥を生じさせずにテンションを加えられる。
次に、テープ供給機構70とテープ供給機構支持部材80とよりなるテープ供給部の全体構成について説明する。図4は、巻取り装置50の拡大図であり、1個のテープ供給機構70と、テープ供給機構支持部材80と、巻き取り部90の1個のハブ2との位置関係を示す。図5は、巻取り装置50の側面図であり、テープ供給機構支持部材80と、巻き取り部90との位置関係を示す。この図5において、テープ供給機構70の図示は省略されている。
テープ供給機構支持部材であるアングルバー80は、断面が横向きL字状の長尺部材(アングル材)であり、巻き取り部90の駆動軸68と略平行に配置される。図5において、アングルバー80の右端部は、装置本体(躯体)Bに固着された受け部材82に回動自在に支持され、アングルバー80の左端部は、装置本体(躯体)Bに固着された受け部材82に距離調整部材であるスペーサ部材84を介して支持されている。このように、所定厚さのスペーサ部材84を一端部(左端部)にのみ配することにより、駆動軸68の軸心とアングルバー80の軸心とがなす交差角度θを所望の値に設定できる。
図6は、距離調整部材であるスペーサ部材84周辺部の拡大構成図である。受け部材82にはねじ孔82A、82Aが形成されており、スペーサ部材84の対応する部分には、貫通孔84A、84Aが形成されており、アングルバー80の左右片の対応する部分には、座ぐり部付きの貫通孔80A、80Aが形成されている。したがって、キャップスクリュー86を、貫通孔80Aおよび貫通孔84Aを貫通させてねじ孔82Aに螺合させれば、アングルバー80を受け部材82に固定できる。
この際、スペーサ部材84をヤング率10GPa以下の部材(たとえば、各種樹脂材)とすることが好ましい。このようなスペーサ部材84を使用し、左右のキャップスクリュー86、86の締め込み具合に差を設けることにより、図6に示されるように、アングルバー80の中央部のみならず左端部近傍においても、アングルバー80の軸心と駆動軸68の軸心とがなす交差角度を略θにできるという利点が得られる。
なお、図5及び図6に示される交差角度θは、理解の容易のため、実際の状態より強調されて図示されており、実際に好まし交差角度は、0.02〜1.0度の範囲である。したがって、図5に示される各テープ供給機構70のテープ軌道中心70A、70A…も、テープロール1’(ハブ2)の接線とθの交差角度をなしている。したがって、磁気テープ1に湾曲を与えるようなテンションが加えられることとなる。
裁断された本数のテープ1、1…に対応する数のテープ供給機構70、70…は、所定間隔をもってアングルバー80に固定されている。この固定方法は、下部の形状が横向きコ字状である基部51をアングルバー80の上下片に嵌合させ、更にボルト部材94(図7(a)参照)を締め込むことにより行っている。
アングルバー80に対するテープ供給機構70、70…の上下方向の位置を規制するのは、アングルバー80の上下片の端面(上面)80Bである。したがって、この端面80Bの長手方向の加工精度(真直度)は、テープ供給機構70、70…の上下方向の位置精度を維持する上で重要である。
ところで、アングルバー80は撓みが小さくなるような、断面二次モーメントの大きい断面形状に設計されているが、多数のテープ供給機構70、70…が固定され、同時に運転されることより、下方への撓みは避け難い。したがって、無負荷状態で長手方向の真直度が良好となるように加工するよりも、装置の運転状態での撓みが小さくなるように(たとえば、この撓みが100μm/m以下となる範囲が好ましい)オフセット形状に加工されていることが好ましい。すなわち、上方に凸状の弓形の形状とすることが好ましい。
端面80Bの長手方向をこのような形状に加工するには、たとえば、アングルバー80の両端部を支持した状態で、装置の運転状態となる負荷をかけ(たとえば、複数の箇所に重りを吊るし)、その状態を維持したまま、アングルバー80の周辺に石膏を塗って固定する。そして、石膏で固定されたアングルバー80を工作機械(たとえば、マシニングセンタ)のベットに固定し、端面80Bを、その長手方向の撓みが小さくなるように(たとえば、この撓みが100μm/m以下)機械加工する。加工後に石膏での固定を解除すれば、望ましいオフセット形状が得られる。
アングルバー80に固定するテープ供給機構70、70…の個数は、磁気テープ原反20より裁断される磁気テープ1、1、…の本数に対応するが、たとえば20〜100個とできる。
図1に示されるように、本実施形態のパンケーキの製造装置10は、巻取り装置50を2台配置しており、磁気テープ原反20より裁断された磁気テープ1、1、…を交互に上下の巻取り装置50に振り分けている。したがって、アングルバー80に固定されるテープ供給機構70、70…の個数は、裁断された磁気テープ1、1、…の本数の半分であり、アングルバー80に固定されるテープ供給機構70、70…の配列ピッチは裁断された磁気テープ1、1、…の幅の2倍となっている。
なお、テープ供給機構70幅が大きく、アングルバー80に固定する際に、磁気テープ1、1、…の幅の2倍の配列ピッチとできない場合には、たとえば、巻取り装置50を3台配置し、アングルバー80に固定するテープ供給機構70、70…の配列ピッチを裁断された磁気テープ1、1、…の幅の3倍とすればよい。
次に、それぞれのテープ供給機構70、70…において、駆動軸68の軸心とタッチローラ54の軸心との交差角度を調整する交差角度調整機構について説明する。図7は、交差角度調整機構98の構成図である。このうち(a)は、図4の部分拡大断面図であり、(b)は、図4の部分拡大左側面図である。
既述したように、テープ供給機構70のアングルバー80への固定は、テープ供給機構70の基部51の下部(横向きコ字状部)をアングルバー80の上下片に嵌合させ、更にボルト部材94を締め込むことにより行うが、この固定前に交差角度調整機構98により駆動軸68の軸心とタッチローラ54の軸心との交差角度を調整できる。
交差角度調整機構98の具体的な構成は、基部51の下部(横向きコ字状部)の水平片の右側(図7(b)における)に設けられた貫通ねじ孔51Aとこれに螺合する調整ボルト99との組み合わせよりなる。
基部51の下部の内部(横向きコ字状の内部)を加工する際に、テープ供給機構70をアングルバー80へ嵌合させた状態でテープ供給機構70が右側(図7(b)における)に若干傾斜するように加工しておく。このようにすれば、交差角度調整機構98において、調整ボルト99を締め込まず、調整ボルト99の先端が端面(上面)80Bに当接しない状態では、テープ供給機構70は右側(図7(b)における)に若干傾斜した状態にある。そして、調整ボルト99を締め込むに従い、調整ボルト99の先端が端面(上面)80Bに当接し、テープ供給機構70は直立状態(図7(b)における)になっていく。更に、調整ボルト99を締め込むに従い、テープ供給機構70は直立状態(図7(b)における)を過ぎて、左側に若干傾斜した状態となっていく。
したがって、交差角度調整機構98によれば、それぞれのテープ供給機構70、70…において、駆動軸68の軸心とタッチローラ54の軸心との交差角度を調整できる。
本実施形態のパンケーキの製造装置10においては、距離調整部材であるスペーサ部材84によりアングルバー80の傾斜角度の調整ができるので、多数のテープ供給機構70、70…の傾斜角度が同時に調整できるが、このように、それぞれのテープ供給機構に交差角度調整機構98を備えていれば、個別の調整ができ非常に便利である。
次に、距離調整部材としてスペーサ部材84以外の実施態様について説明する。図8は、距離調整部材の他の構成例を示す構成図である。この距離調整部材は、ステッピングモータ102と、ボールねじ104等より構成される。
ステッピングモータ102は装置本体(躯体)Bに固着された受け部材82の下面に固着されている。ステッピングモータ102の回転軸にはボールねじ104が連結されており、このボールねじは受け部材82の貫通孔82Bを貫通して上方に向かい、ボールねじ104のヘッド部106がアングルバー80の左端部下面に回動自在に支持されている。
この構成の距離調整部材によれば、ステッピングモータ102を駆動することにより、ボールねじ104が回転し、ボールねじ104のヘッド部106が上下動する。これにより、アングルバー80の左端部を高精度で(たとえば、μm単位で)上下動制御でき、交差角度θの制御も高精度で行える。
次に、上記のように構成されたパンケーキの製造装置10の作用を説明する。
まず、図1における送り出し部11のハブ12に巻回されたロール状の磁気テープ原反20は、ハブ12から連続的に引き出され、裁断装置14に搬送される。そして、裁断装置14で複数本の磁気テープ1に裁断されてハブ2に巻き取られる。これにより、たとえば磁気テープ原反20が50〜500本に裁断され、規定の幅寸法(たとえば、3.81mm、12.65mm、25.4mm等)の磁気テープ1が製造される。
図9は、パンケーキ(ハブに磁気テープを巻回したテープ巻取体)3の断面形状を示し、(a)は製造中の形状を示し、(b)は製造後、所定時間のエージングを経たときの形状を示す。
ハブ2の軸心C1とタッチローラ54の軸心C2との交差角度θは0.02〜2度の範囲であれば、有意差のある結果が得られている。また、交差角度θが0.1〜1.0度の範囲であれば、より良好な結果が得られている。この範囲は磁気テープ1の幅、厚さ等、条件により多少の変動があるが、上記範囲であれば有意差のある結果が得られることが確認されている。
ここで、磁気テープ1の湾曲方向を巻き込み規制方向に一致させることで、湾曲癖のある磁気テープ1をカセット4にきれいに巻き込むことができる理由を説明する。
湾曲癖が、図10(a)の+方向、(b)の−方向の一方向のみにあるような静的な湾曲癖の磁気テープ1を長手方向に伸ばすと、湾曲した+方向又は−方向の一方向のみに付勢力が働く。ちなみに、静的な湾曲の反対の動的な湾曲とは、磁気テープ1を走行させたときの湾曲であり、静的な湾曲より短波長のものをいう。
一方、磁気テープ1を巻取り装置50でハブ2に巻き込む場合には、ハブ2側面に磁気テープ幅方向の一端側が当接して位置決めされることにより、磁気テープ1の巻き込み規制がなされる。
したがって、磁気テープ1の湾曲方向、すなわち付勢力の方向が、巻き込み規制方向に一致するように磁気テープ1を巻き込めば、磁気テープ1がカセット4の面又はハブ2側面に位置決めされながら巻き込まれるので、巻き姿を良くすることができる。
逆に、磁気テープ1の湾曲方向が巻き込み規制方向とは反対になるように磁気テープ1を巻き込めば、磁気テープ1はカセット4の面又はハブ2側面から離れる方向に付勢されているので、磁気テープ1がカセット4の面又はハブ2側面に位置決めされにくくなり、巻き姿が悪くなる。
以上、本発明に係るパンケーキの製造装置の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、各種の態様が採り得る。
たとえば、本実施形態ではローラ部材であるタッチローラ54を使用したが、回転しない円筒面である先端部形状であってもよい。また、この円筒形状も厳密なものではなく、たとえば、断面方物線形状、断面双曲線形状又は断面楕円形状であってもよい。この場合、焦点等を通る心が円筒面の軸心に該当することになる。
また、本実施形態ではテープ供給機構支持部材としてアングルバー80を採用しているが、これ以外の断面形状のもので断面二次モーメントの大きいもの、たとえばH形鋼を採用することもできる
また、本発明に以下の付加工程を加えることも可能である。すなわち、磁気テープ1の材質によっては縦弾性係数(ヤング率)が高く通常の状態では湾曲癖をつけにくいものがある。このような磁気テープ1に対して、ハブ2に巻き込む直前に加熱処理を施す工程を導入する。このようにすれば、湾曲癖をつけやすくできる。
また、本実施形態では、磁気テープ原反20より裁断装置14を経て巻取り装置50により巻き取られる態様が採られているが、予めスリット処理され、所定幅の磁気テープ1となっている状態から送り出される態様であってもよい。また、巻取り装置50の構成も本実施形態に拘束されるものではなく、各種の構成が採用できる。
本発明のパンケーキの製造装置の構成図 裁断装置の側面図 巻取り装置の構成図 巻取り装置の拡大図 巻取り装置の側面図 距離調整部材の構成図 交差角度調整機構の構成図 距離調整部材の構成図 パンケーキの断面図 磁気テープの湾曲方向を説明する説明図 パンケーキをケースに収納した状態の断面図 ころがり接触による伝動の理論を説明する概念図 回転体の交差角度を説明する概念図
符号の説明
1…磁気テープ、1’…テープロール、2…ハブ、3…パンケーキ(ハブに磁気テープを巻回したテープ巻取体)、4…カセット、10…パンケーキの製造装置、11…送り出し部、14…裁断装置、20…磁気テープ原反、50…巻取り装置、54…タッチローラ、56…ガイドローラ、70…テープ供給機構、80…アングルバー(テープ供給機構支持部材)

Claims (7)

  1. 裁断装置により裁断された複数本のテープをテープ供給部を介してそれぞれ巻き取り部の複数のハブに巻き取るパンケーキの製造装置において、
    前記巻き取り部は、裁断された本数のテープに対応する数の前記ハブが同一の駆動軸に所定間隔をもって軸支され、回転駆動可能となっており、
    前記テープ供給部は、
    前記巻き取り部の駆動軸と略平行に配置され、その両端が装置本体に支持された梁状のテープ供給機構支持部材と、
    裁断された本数のテープに対応する数のテープ供給機構であって、それぞれが前記テープ供給機構支持部材に所定間隔をもって固定され、前記テープ供給機構支持部材に固定される基部と、該基部にその一端部が回動自在に支持され、その他端部に円筒面が設けられる腕状部材とよりなり、前記テープが前記ハブに巻き取られてなるテープロールと前記円筒面とが接するように前記腕状部材が付勢され、前記テープを前記円筒面に巻き掛けながら前記巻き取り部に供給するテープ供給機構と、を備え、
    前記駆動軸の軸心と前記テープ供給機構支持部材の軸心とが0.02〜1.0度の交差角度をもって交わるように調整可能であり、前記円筒面は、該駆動軸の軸心と該円筒面の軸心が該交差角度と同じ角度の交点を有するように駆動軸の軸心に対して傾斜して配置され、前記パンケーキのテープ部に湾曲癖を付けることが可能となっていることを特徴とするパンケーキの製造装置。
  2. 前記テープ供給機構支持部材の一端部及び/又は他端部と装置本体との間に距離調整部材が設けられている請求項1に記載のパンケーキの製造装置。
  3. 前記距離調整部材がヤング率10GPa以下のスペーサ部材である請求項2に記載のパンケーキの製造装置。
  4. 前記距離調整部材が1軸駆動装置である請求項2に記載のパンケーキの製造装置。
  5. 前記テープ供給機構支持部材の、前記テープ供給機構の基部を支持する面の長手方向真直度が、装置の運転状態での撓みが100μm/m以下となるようにオフセット形状に加工されている請求項1〜4のいずれか1項に記載のパンケーキの製造装置。
  6. 前記円筒面が半径50〜500mmの中高に形成されている請求項1〜5のいずれか1項に記載のパンケーキの製造装置。
  7. それぞれの前記テープ供給機構において、前記駆動軸の軸心と前記円筒面の軸心との交差角度を調整できる交差角度調整機構を備えてなる請求項1〜6のいずれか1項に記載のパンケーキの製造装置。
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