JP4082340B2 - テープの巻き取り方法及び装置 - Google Patents

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Description

本発明は、テープの巻き取り方法及び装置に係り、特に、高速で磁気テープの巻き取りができ、巻き姿を良好にできるテープの巻き取り方法及び装置に関する。
カセットテープやビデオテープを始めとして、コンピュータのデータバックアップ用にも使用されている各種のいわゆるパンケーキ(巻取ハブに磁気テープを巻回したテープ巻取体)は、ロール状に巻回された幅広な帯状の磁気テープ原反を、送り出し側から引き出して搬送させながら裁断部で複数の幅狭な磁気テープに裁断して、巻き取り側のフランジレス型のハブに巻き取ることにより製造される。
このようなパンケーキは、生産性の点より、巻き取った磁気テープ長さが可能な限り長いものが望まれ、同様の点で、巻き取り速度が可能な限り速い巻き取り方法が望まれている。
このような課題に対応すべく、パンケーキを製造するための、磁気テープの巻き取り方法及び装置として、従来より高速巻き取りを可能とする各種の方式が知られている(特許文献1〜3参照)。
たとえば、特許文献1によれば、パンケーキの直前の位置規制ローラと、パンケーキと接触するエッジ規制ローラと押圧ローラとを組み合わせて磁気テープを巻き取る構成が提案されている。特許文献2によれば、3個以上の規制ローラにより、磁気テープの段落ちや巻き乱れを減少させる構成が提案されている。特許文献3によれば、パンケーキと接触する主タッチローラとその手前に設けたガイドローラとを備えるヘッド部により、高速巻き取りを可能とする構成が提案されている。
特開昭62−31645号公報 特開平5−159284号公報 特開平7−296556号公報
ところで、近年において、磁気テープの用途として、バックアップコンピュータの磁気記録媒体用が主流となっている。このようなバックアップコンピュータの用途の場合、磁気テープの表面にサーボ信号が記録される。この際、サーボ信号を書き込む前のパンケーキの巻き姿が重要になってくる。すなわち、巻き姿が悪ければ、サーボ信号が正確に記録されず、品質上問題となる。また、巻き姿が悪ければ、保管時や輸送時等において磁気テープのエッジ部に損傷を与えやすい。
特に、近年の磁気テープは、薄厚で平滑なテープが多く、従来の磁気テープと比べて巻き取りが難しくなっており、上記欠陥が問題となっている。図15は、磁気テープ1の巻き姿が悪い各例を示す概念図である。同図において、パンケーキ3の断面が示されている。パンケーキ3は巻取ハブ2に磁気テープ1を巻回することにより形成される。各図において、磁気テープ1は、ガイドローラ4、4にガイドされて巻回されている。
図15(a)及び(b)は、スタート時に磁気テープ1をガイドローラ4のフランジで規制できない巻き不良である。このうち、(a)は磁気テープ1を巻取ハブ2に巻き付ける際に、ガイドローラ4のフランジより磁気テープが飛び出した状態5であり、増速時の飛び出し欠陥とも称される。(b)は、磁気テープ1がガイドローラ4のフランジに入っていた状態より、フランジ外に飛び出した状態6である。
図15(c)は、「巻き乱れ」と称されている欠陥のうち「ザラ巻き」と称される欠陥であり、磁気テープ1の端面が揃っていない状態7である。そして、磁気テープ1の端面が揃っていない状態で巻き取られることにより、磁気テープ1の端面がガイドローラ4のフランジで擦られて傷となる「端面擦れ」と称される他の「巻き乱れ」をも生じる。
図15(d)は、「飛び出し」と称されている欠陥であり、磁気テープ1が巻取ハブ2にかなりの長さ巻き付けられた状態で、磁気テープ1がガイドローラ4のフランジに入っていた状態より、フランジ外に飛び出した状態8である。
このように、上記のような欠陥が問題となっているにもかかわらず、従来の技術によっては、現状ではこれらの欠陥を除去できない状態にある。前述した特許文献1〜3においても、巻取ハブ2とガイドローラ4との微妙な位置調整機能を備えていないので、上記のような欠陥には十分な対策とはなっていない。
特に、特許文献1及び2のように、複数個のフランジ付きローラにより磁気テープ1を規制する方式の場合、巻き始めに磁気テープ1をガイドローラ4のフランジで規制できない巻き不良を生じやすい。また、このような方式では、複数個のローラを使用するため、セッティングが難しい。そして、ローラ間の軌道心が一致していなかったり、ローラが傾いてセットされていたり、セッティング精度が悪いと、スタート時に磁気テープ1をガイドローラ4のフランジで規制できない巻き不良が顕著になる。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、巻き始めに磁気テープ1をガイドローラ4のフランジで規制できない巻き不良を防止できるとともに、高速で磁気テープの巻き取りができ、巻き姿を良好にできるテープの巻き取り方法及び装置を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、本発明は、テープを巻取ハブに巻き取るテープの巻き取り方法において、前記巻取ハブの軸心を水平になるように配置し、前記巻取ハブの軸心とその軸心とが略平行になるように、前記巻取ハブのテープ走行方向上流側に設けられた第一のローラにより前記テープの前記巻取ハブへの進入方向を規制し、前記テープが前記巻取ハブに巻き取られてなるテープロールと接するとともに、前記巻取ハブの軸心とその軸心とが略平行になるように設けられた第二のローラにより前記テープの幅方向の位置を規制し、前記巻取ハブの軸心とその軸心とが略平行になるように設けられた第三のローラにより前記テープロールの最外周にある前記テープを押圧し、前記テープロールの最外周における前記第三のローラの下流側において、該テープロールを押圧するとともに、前記巻取ハブの軸心とその軸心とが略平行になるように設けられたフランジ付きの第四のローラを、該第四のローラに対してテープ走行方向上流側に設けられる回動支点によってその基端部が略水平方向に回動自在に支持された支持腕の先端部分で支持し、前記第四のローラの水平方向の位置を前記第二のローラの水平方向の位置に追従させることを特徴とするテープの巻き取り方法、及びこれに使用される装置を提供する。
本発明によれば、巻取ハブを軸心が水平になるように設け、この巻取ハブと軸心が略平行になるように第一〜第四のローラを設け、テープのテープロールへの巻き取りを規制する。そして、テープロールの最外周における第三のローラの下流側に設けられるフランジ付きの第四のローラによりテープを押圧する構成において、第四のローラを、第四のローラに対してテープ走行方向上流側に設けられる回動支点で支持された支持腕の先端部分に設け、この支持腕を回動支点を中心として略水平方向に回動自在とする。これにより、第四のローラによるテープの巻取ハブへの幅方向の押圧が第二のローラに対応して正確に行え、巻き始めに磁気テープをガイドローラのフランジで規制できない巻き不良を防止できるとともに、高速でテープの巻き取りができ、巻き姿を良好にできるテープの巻き取りが可能となる。
以上説明したように、本発明によれば、第四のローラによるテープの巻取ハブへの幅方向の位置規制が第二のローラに対応して正確に行え、巻き始めに磁気テープをガイドローラのフランジで規制できない巻き不良を防止できるとともに、高速でテープの巻き取りができ、巻き姿を良好にできるテープの巻き取りが可能となる。
以下、添付図面にしたがって本発明に係るテープの巻き取り方法及び装置の好ましい実施の形態について、磁気テープを巻き取る場合について詳説する。図1は、本発明が適用されるパンケーキの製造装置10の構成を示す概念図であり、図2は裁断装置14の側面図であり、図3は磁気テープの巻き取り装置15を示す構成図である。
図1に示されるように、このパンケーキの製造装置10は、主として、ロール状に巻回された磁気テープ原反20を送り出す送り出し装置11と、幅広な帯状の磁気テープ原反20を複数の幅狭な磁気テープ1、1…に裁断する裁断装置14と、磁気テープを巻取ハブ2に巻き取る巻き取り装置15、15と、で構成される。
送り出し装置11のハブ12(巻芯)には、ロール状に巻回された磁気テープ原反20が装着される。磁気テープ原反20は、通常、非磁性支持体上に強磁性微粒子を含む磁性層が塗布法や真空蒸着法等により形成され、その磁性層に配向処理、乾燥処理、表面処理等が行われることによって製造される。
裁断装置14は、幅広で帯状の磁気テープ原反20を上下一対の回転刃30、32により複数本の磁気テープ1、1、…に裁断する装置であり、図2に示されるように、受け刃としてローラ状に形成された複数の回転下刃30、30…と、回転下刃30との間で磁気テープ原反20に剪断力を与えて裁断する薄円盤状の複数の回転上刃32、32…とで構成される。
回転下刃30は、下側シャフト34にスペーサ36を介して嵌合固定され、回転上刃32は、下側シャフト34と平行な上側シャフト38にスペーサ40を介して嵌合固定され、回転上刃32と回転下刃30との刃先部分が互いに重なり合うように配置されている。そして、回転上刃32は図示しないバネにより図2の軸方向右側に付勢され、回転上刃32の刃先部分が回転下刃30の刃先部分に当接した状態で位置決めされる。
上側シャフト38と下側シャフト34はそれぞれ回転速度を自由に可変可能なモータ41、43に接続され、回転上刃32と回転下刃30の周速度を個別に可変できるようになっている。
図1において、送り出し装置11と裁断装置14との間には、磁気テープ原反20の搬送路を形成する複数のガイドローラ22、22…と、磁気テープ原反20の搬送速度を規制するグルーブドサクションドラム24が設けられる。グルーブドサクションドラム24は、回転速度を自由に可変可能なモータ(図示せず)に接続され、グルーブドサクションドラム24の周面に磁気テープ原反20を吸着して回転することにより、磁気テープ原反20の搬送速度を任意に可変する。
そして、巻き取り装置15における巻取ハブ2の巻芯18の回転速度は、このグルーブドサクションドラム24の周速度を基準として制御される。なお、磁気テープ原反20の搬送速度を規制する手段としてはグルーブドサクションドラム24に限定されず、磁気テープ原反20を挟持搬送するピンチローラを使用することもできる。
裁断装置14とそれぞれの巻取ハブ2との間にはテンションローラ28が設けられ、裁断時における磁気テープ原反20の搬送方向のテンションが任意に調整される。
図3に示されるように、巻き取り装置15は、巻取ハブ2と、第一のローラである位置規制ローラ50と、第二のローラであるエッジ規制ローラ52と、第三のローラである押圧ローラ54と、第四のローラである補助エッジ規制ローラ56を備えている。
位置規制ローラ50は、下側アーム60の基端部(図の左端部)近傍に軸受51を介して回動自在に支持されている。エッジ規制ローラ52と押圧ローラ54は、第一アーム60の先端部(図の右端部)近傍に設けられる支持プレート58を介して回動自在に支持されている。補助エッジ規制ローラ56は、支持腕62の先端部(図の左端部)近傍に回動自在に支持されている。
なお、本明細書においては、図3における、左右方向をX軸方向と、上下方向をZ軸方向と、紙面に垂直な方向をY軸方向とし、以降の図においても共通して使用する。すなわち、X軸方向及びY軸方向を水平方向と、Z軸方向を鉛直方向とする。
巻取ハブ2は、軸心が水平になるように図示しない装置本体(躯体)に設けられ、矢印で示されるように反時計方向に回転駆動される。この巻取ハブ2に磁気テープ1が巻き取られて、テープロール1’が形成されている。そして、所定長さの磁気テープ1が巻き取られたテープロール1’が、製品としてのパンケーキとなる。
第一のローラである位置規制ローラ50は、巻取ハブ2の上流側に、この巻取ハブ2と軸心が略平行になるように、下側アーム60に設けられるフランジ付きのローラである。図4に示される位置規制ローラ50は、フランジ50B付きのローラであり、ローラ50Aの表面は中高(Crown)をつけて形成されている。この位置規制ローラ50はステンレス鋼による一体物である。ローラ50Aの幅は、磁気テープ1の幅と略同一に形成されている。フランジ50B、50Bは、内径部から外径部に向かって間隔が大きくなるように傾斜したテーパ面50C、50Cを内面に有する。この位置規制ローラ50は、磁気テープ1のテープロール1’への進入方向を規制する。
第二のローラであるエッジ規制ローラ52は、テープロール1’と接するとともに、巻取ハブ2と軸心が略平行になるように下側アーム60に設けられるフランジ付きのローラである。図5は、エッジ規制ローラ52の平面図である。円筒状のローラ52Aの両側にフランジ52B、52Bが設けられており、ローラ52Aとフランジ52B、52Bとはローラ52Aの内部に配されたころがり軸受け52E、52Eを介して連結されている。したがって、フランジ52B、52Bはローラ52Aに対して回動自在となっている。
ローラ52Aの幅は、磁気テープ1の幅より若干小さく形成されている。ローラ52Aはポリアセタールで形成されているが、これ以外の各種樹脂、たとえば各種エンジニアリングプラスチックスで形成されてもよい。フランジ52Bの内側面は、所定の径まではストレート状の内側面52D、52Dに形成され、そこから外径側は外径部に向かって間隔が大きくなるように傾斜したテーパ面52C、52Cに形成されている。フランジ52Bはステンレス鋼で形成されている。フランジ52Bのテーパ面52Cの表面粗さRaは0.15μm以下とすることが好ましい。このような平滑なテーパ面52Cとすることにより、磁気テープ1のエッジ部に欠陥を生じさせなくすることができる。
このエッジ規制ローラ52は、磁気テープ1の幅方向の位置を規制する。すなわち、磁気テープ1のエッジがテーパ面52Cに当接することにより、磁気テープ1の幅方向の位置が規制される。磁気テープ1の幅方向の位置を良好に規制して、巻き姿を良好にするためには、テーパ面52Cの傾斜角度θC を2〜15度の範囲とすることが好ましい。また、ローラ52Aの幅を磁気テープ1の幅の95〜99%の範囲とすることが好ましい。
図5において、エッジ規制ローラ52の軸心CLの水平方向の角度ずれθX を示す。すなわち、エッジ規制ローラ52がZ軸回りにθX 回転した状態を示す。
第三のローラである押圧ローラ54は、テープロール1’の最外周にある磁気テープ1を押圧するとともに、巻取ハブ2と軸心が略平行になるように下側アーム60に設けられる円柱状のローラである。押圧ローラ54はウレタンゴムで形成されているが、これ以外の各種合成ゴム、たとえばシリコンゴム、フッ素ゴム、クロロプレンゴム等で形成することもできる。押圧ローラ54は磁気テープ1を押圧することにより、磁気テープ1とテープロール1’との間の空気を押し出し、巻き姿を良好にするために設けられる。押圧ローラ54の幅は、磁気テープ1の幅より若干小さいことが好ましい。押圧ローラ54の幅が、磁気テープ1の幅より大きいと、押圧ローラ54の表面が凹状に変形し、磁気テープ1の巻き不良となりやすいからである。
エッジ規制ローラ52と押圧ローラ54は、支持プレート58に回動自在に支持されている。支持プレート58は下側アーム60の先端部近傍に設けられた支点60Aを中心として、下側アーム60に回動自在に支持されている。
下側アーム60は、基端部に設けられた支点60Bを中心として、図示しない装置本体(躯体)に回動自在に支持されている。また、下側アーム60は、ばねからなる付勢手段61によりテープロール1’側(反時計方向)に付勢されている。これにより、エッジ規制ローラ52と押圧ローラ54とがテープロール1’に所定圧力で押圧される。この押圧力は、テープロール1’の回転によって、エッジ規制ローラ52及び押圧ローラ54がテープロール1’から離れないような所定の力とすることが好ましい。この押圧力は、磁気テープ1の幅、テープロール1’の回転数、磁気テープ1の材質等に応じて適宜の値が採り得る。なお、付勢手段としては、図示のもの以外に、エアシリンダ等の公知の手段が採用できる。
テープロール1’を挟んで、エッジ規制ローラ52及び押圧ローラ54の反対側には、第四のローラである補助エッジ規制ローラ56が設けられている。すなわち、テープロール1’の最外周における押圧ローラ54の下流側において、テープロール1’と接するとともに、巻取ハブ2と軸心が略平行になるように補助エッジ規制ローラ56が設けられている。
図6は、補助エッジ規制ローラ56の側面図である。この補助エッジ規制ローラ56において、円筒状のローラ56Aの両側にフランジ56B、56Bが設けられており、ローラ56Aとフランジ56B、56Bとはローラ56Aの内部に配されたころがり軸受け56E、56Eを介して連結されている。したがって、フランジ56B、56Bはローラ56Aに対して回動自在となっている。
補助エッジ規制ローラ56は、テープロール1’を支えて、テープロール1’の幅をゆるやかに規制することより、ローラ56Aの幅は、磁気テープ1の幅より若干大きく設けることが好ましい。ローラ56Aはポリアセタールで形成されているが、これ以外の各種樹脂、たとえば各種エンジニアリングプラスチックスで形成されてもよい。フランジ56Bの内側面は、所定の径まではストレート状の内側面56D、56Dに形成され、そこから外径側は外径部に向かって間隔が大きくなるように傾斜したテーパ面56C、56Cに形成されている。フランジ56Bはステンレス鋼で形成されている。
図3に示されるように、補助エッジ規制ローラ56は、支持腕62の先端部近傍に設けられた支点62Aを中心として、支持腕62に回動自在に支持されている。この補助エッジ規制ローラ56は、テープロール1’を支えて、テープロール1’の幅をゆるやかに規制する。したがって、円筒状のローラ(図5のローラ52Aに相当)の幅は、磁気テープ1の幅より若干大きく設けることが好ましい。
支持腕62は、基端部62Bにおいて、回動支点64であるころがり軸受を介して、上側アーム66によって略水平方向に回動自在に支持されている。更に、この上側アーム66は、基端部66Aにおいて、図示しない装置本体(躯体)に略鉛直方向に回動自在に支持されている。また、上側アーム66は、ばねからなる付勢手段66Bによりテープロール1’側(反時計方向)に付勢されている。これにより、補助エッジ規制ローラ56がテープロール1’に所定圧力で押圧される。なお、付勢手段としては、図示のもの以外に、エアシリンダ等の公知の手段が採用できる。この押圧力は、下側アーム60と同様に、磁気テープ1の幅、テープロール1’の回転数、磁気テープ1の材質等に応じて適宜の値が採り得る。
次に、本発明の特徴部分である、補助エッジ規制ローラ56による磁気テープ1の幅方向の位置制御について説明する。図7は、磁気テープ1の巻き取りスタート時に磁気テープ1をガイドローラのフランジで規制できない巻き不良を説明する概念図(斜視図)である。同図は、磁気テープの1を巻取ハブ2に巻き始めた初期の状態のテープロール1’等を示している。同図において、位置規制ローラ50によって、磁気テープ1のテープロール1’への進入方向が規制され、エッジ規制ローラ52によって、磁気テープ1の幅方向の位置が規制され、押圧ローラ54によって、磁気テープ1とテープロール1’との間の空気が押し出され、巻き姿が良好に規制される。しかし、テープロール1’の約180度下流において、補助エッジ規制ローラ56によって、テープロール1’の幅が規制される前に、磁気テープ1がテープロール1’から幅方向にずれる現象、すなわち巻き不良Nを生じている。
この巻き不良Nは、既述の図15(a)及び(b)によって説明した欠陥であり、ガイドローラ4のフランジより磁気テープが飛び出した状態5であったり、磁気テープ1がガイドローラ4のフランジに入っていた状態より、フランジ外に飛び出した状態6であったりする欠陥である。
この巻き不良Nは、エッジ規制ローラ52及び押圧ローラ54と補助エッジ規制ローラ56との軌道心が一致していなかったり、ローラが傾いてセットされていたり、セッティング精度が悪い場合に生じる。また、巻き不良Nは、磁気テープ1の湾曲が大きい場合にも生じる。
以下、巻き不良Nに対処すべく、補助エッジ規制ローラ56により磁気テープ1を幅方向に位置制御する構成について説明する。図8は、図3の部分平面図であり、図9は、図3の左側面図であり、図10は、図3の部分拡大左側面図である。なお、図10において、補助エッジ規制ローラ56の周囲のみが示されている。これらの図は、図7と同様に、磁気テープの1を巻取ハブ2に巻き始めた初期の状態のテープロール1’等を示している。
図8において、既述のように、支持腕62は、基端部62Bにおいて、回動支点64であるころがり軸受を介して、上側アーム66(図3参照)によって略水平方向に回動自在に支持されている。また、図9において、テープロール1’の下側を押圧するエッジ規制ローラ52の軌道心52Kと、テープロール1’の上側を押圧する補助エッジ規制ローラ56の軌道心56Kとがずれた状態が示されている。
このような軌道心同士がずれた状態であっても、支持腕62が図の矢印B方向(又は矢印A方向)に回動することにより、補助エッジ規制ローラ56が適正位置に移動し、これにより、巻き不良Nが解消される。特に、支持腕62が、補正エッジ規制ローラ56に対してテープ走行方向上流側、すなわちテープロール1’を挟んで位置規制ローラ50の反対側に設けられる回動支点64を中心として略水平方向に回動自在に支持されているので、支持腕62は、走行する磁気テープ1の位置に追随し、負荷が最もかからない位置に自動的に落ち着き、巻き不良Nが解消できる。なお、既述の回動支点64は、上記の機能が発揮できれば、ころがり軸受以外の構成であってもよい。
以下に説明した、補助エッジ規制ローラ56により磁気テープ1を幅方向に位置制御する構成において、支持腕62の矢印A方向、又は矢印B方向の移動量は、たとえば±0.5〜2.0mmの範囲であれば好ましく、軌道心同士のずれ量Kは、たとえば±0.15mmの範囲であれば好ましく、支持腕62の長さ62L(補助エッジ規制ローラ56の軸心から回動支点64の軸心までの距離)は、たとえば20〜150mmの範囲であれば好ましい。
次に、上記のように構成されたパンケーキの製造装置10の作用を説明する。先ず、図1において、送り出し装置11のハブ12に巻回されたロール状の磁気テープ原反20は、ハブ12から連続的に引き出され、裁断装置14に搬送される。そして、裁断装置14で複数本の磁気テープ1に裁断されて、巻き取り装置15に搬送され、巻取ハブ2に巻き取られる。これにより、例えば磁気テープ原反20が100〜500本に裁断され、規定の幅寸法(例えば12.65mm、25.4mm、3.81mm等)の磁気テープ1が製造される。
図3において、巻き取り装置15では、位置規制ローラ50によって、磁気テープ1のテープロール1’への進入方向が規制される。次いで、エッジ規制ローラ52によって、磁気テープ1の幅方向の位置が規制される。次いで、押圧ローラ54によって、磁気テープ1とテープロール1’との間の空気が押し出され、巻き姿が良好に規制される。そして、テープロール1’の約180度下流において、補助エッジ規制ローラ56によって、テープロール1’が支持され、テープロール1’の幅がゆるやかに規制される。
この際、エッジ規制ローラ52の軌道心52Kと補助エッジ規制ローラ56の軌道心56Kとがずれた状態であっても、支持腕62が回動することにより、補助エッジ規制ローラ56が適正位置に移動し、これにより、巻き始めの巻き不良N(図7参照)が生じにくい。
この巻き取り装置15において、磁気テープ1の巻き取りが進行し、テープロール1’の外径が増加して行くに従い、下側アーム60は支点60Bを中心として図の矢印方向に回動し、また、エッジ規制ローラ52と押圧ローラ54は、下側アーム60の回動と支持プレート58の支点60Aを中心とした微小な回動により、適切な押圧力でのテープロール1’の押圧を維持する。
同様に、テープロール1’の外径が増加して行くに従い、上側アーム66は支点66Aを中心として図3の矢印方向に回動し、また、補助エッジ規制ローラ56は、上側アーム66の回動により、適切な押圧力でのテープロール1’の押圧を維持する。
以上、本発明に係る磁気テープの巻き取り方法及び装置の実施形態の例について説明したが、本発明は上記実施形態の例に限定されるものではなく、各種の態様が採り得る。
たとえば、本実施形態では、磁気テープ原反20より裁断装置14を経て巻き取り装置15により巻き取られる態様が採られているが、予めスリット処理され、所定幅の磁気テープ1となっている状態から送り出される態様であってもよい。
また、巻き取り装置15の構成も本実施形態に拘束されるものではなく、各種の構成が採用できる。たとえば、本実施形態ではエッジ規制ローラ52と押圧ローラ54とが支持プレート58により支持されているが、これらが個別に下側アーム60により支持される構成であってもよい。
更に、本実施形態の例では、上側アーム66が支点66Aを中心として鉛直方向に回動される構成としているが、支持腕62を水平な状態に維持する必要性が強い場合には、たとえば、上側アームをパンダグラフ機構とし、その先端部に支持腕62を水平方向に回動自在に支持する構成とできる。
図3に示される構成の巻き取り装置15を使用して、磁気テープ1の巻き取り試験を行った。磁気テープ1としては、予めスリット処理され、所定幅の磁気テープ1となっている状態から送り出される態様とした。この磁気テープ1は、幅が12.65mmであり、厚さが8.9μmのポリエステルベースのものである。パンケーキとして、磁気テープ1の巻き取り長さを15000mに設定している。
図11は、実施例の構成を示す部分拡大概念図であり、エッジ規制ローラ52と補助エッジ規制ローラ56等が示されている。エッジ規制ローラ52と補助エッジ規制ローラ56のいずれにおいても、フランジ56B(52B)はローラ56A(52A)に対しガタをもって支持されている。図11に示される幅d1(b1)は、ローラ56A(52A)の幅であり、幅d2(b2)は、ガタを生じたフランジ56B(52B)により規制される幅である。また、図11に示される隙間gは、フランジ52Bの外周縁とローラ52Aの表面との段差である。これらの各寸法が、図12の表に示される。
なお、図5、6に基づく説明にあるように、ローラ56A(52A)の材質はステンレス鋼であり、フランジ56B(52B)の材質はポリアセタールである。
後述する図13及び図14に示される各実施例においては、図3及び図8に示されるように、支持腕62が回動支点64により上側アーム66に回動自在に支持されている。したがって、同図には「自由ローラ」と表示されている。一方、図13及び図14に示される比較例においては、支持腕62が上側アーム66に固定され、水平方向には回動しない。したがって、同図には「固定ローラ」と表示されている。
先ず、エッジ規制ローラ52の軌道心と補助エッジ規制ローラ56の軌道心をずらした状態における巻き不良N(図7参照)の発生率を比較する評価を行った。実施例及び比較例のいずれにおいても、図9に示される軌道心のずれK(「ローラ軌道ズレ」と表示)を0〜1.0mmまで変化させた。各条件において100回繰り返して評価を行い、巻き不良発生率と総合評価(○、×で評価)を図13の表に記載した。
評価結果を比較したところ、実施例では、軌道心のずれが0〜1.0mmのいずれにおいても、巻き不良は生じず、総合評価も○であった。これに対し、比較例の場合、軌道心のずれが0mmでは、巻き不良は生じず、総合評価も○であったが、軌道心のずれが0.3mmでは、巻き不良率が30%であり、総合評価も×であった。そして、軌道心のずれが大きくなるに従い、巻き不良率が増加し、軌道心のずれが1.0mmでは、巻き不良率が100%であり、総合評価も×であった。
次に、エッジ規制ローラ52の軸心を水平方向に傾斜させた状態、すなわち、既述の図5におけるエッジ規制ローラ52の軸心CLが水平方向に角度ずれθX を生じた状態における巻き不良N(図7参照)の発生率を比較する評価を行った。実施例及び比較例のいずれにおいても、軸心の水平方向の傾斜角度θX (「ローラ傾き角」と表示)を0〜2.26度まで変化させた。各条件において100回繰り返して評価を行い、巻き不良発生率と総合評価(○、×で評価)を図14の表に記載した。
評価結果を比較したところ、実施例では、軸心の水平方向の傾斜角度が0〜2.26度のいずれにおいても、巻き不良は生じず、総合評価も○であった。これに対し、比較例の場合、軸心の水平方向の傾斜角度が0度及び0.45度では、巻き不良は生じず、総合評価も○であったが、軸心の水平方向の傾斜角度が1.36度では、巻き不良率が5%であり、総合評価も×であった。そして、軸心の水平方向の傾斜角度が2.26度では、巻き不良率が50%であり、総合評価も×であった。
以上に示した図13、14の結果より、補助エッジ規制ローラ56による磁気テープ1の巻取ハブ1’への幅方向の位置規制をエッジ規制ローラ52に対応させて行うことにより、高速で、巻き姿の良好な磁気テープの巻き取りを可能とできることが確認された。
本発明に適用されるパンケーキの製造装置の構成を示す概念図 裁断装置の構成図 本発明に係る磁気テープの巻き取り装置の構成図 位置規制ローラの構成を示す側面図 エッジ規制ローラの構成を示す側面図 補助エッジ規制ローラの構成を示す側面図 磁気テープの巻き取り時の巻き不良を説明する概念図 図3の部分平面図 図3の左側面図 図3の部分拡大左側面図 実施例の構成を示す部分拡大概念図 図11の各寸法を示す表 実施例の結果を示す表 実施例の結果を示す表 巻き取り不良状態を示すパンケーキの断面図
符号の説明
1…磁気テープ、2…巻取ハブ、3…パンケーキ、10…パンケーキの製造装置、11…送り出し装置、14…裁断装置、15…巻き取り装置、20…磁気テープ原反、50…位置規制ローラ、52…エッジ規制ローラ、54…押圧ローラ、56…補助エッジ規制ローラ、62…支持腕、64…回動支点、66…上側アーム

Claims (2)

  1. テープを巻取ハブに巻き取るテープの巻き取り方法において、
    前記巻取ハブの軸心を水平になるように配置し、
    前記巻取ハブの軸心とその軸心とが略平行になるように、前記巻取ハブのテープ走行方向上流側に設けられた第一のローラにより前記テープの前記巻取ハブへの進入方向を規制し、
    前記テープが前記巻取ハブに巻き取られてなるテープロールと接するとともに、前記巻取ハブの軸心とその軸心とが略平行になるように設けられた第二のローラにより前記テープの幅方向の位置を規制し、
    前記巻取ハブの軸心とその軸心とが略平行になるように設けられた第三のローラにより前記テープロールの最外周にある前記テープを押圧し、
    前記テープロールの最外周における前記第三のローラの下流側において、該テープロールを押圧するとともに、前記巻取ハブの軸心とその軸心とが略平行になるように設けられたフランジ付きの第四のローラを、該第四のローラに対してテープ走行方向上流側に設けられる回動支点によってその基端部が略水平方向に回動自在に支持された支持腕の先端部分で支持し、
    前記第四のローラの水平方向の位置を前記第二のローラの水平方向の位置に追従させることを特徴とするテープの巻き取り方法。
  2. テープを巻取ハブに巻き取るテープの巻き取り装置において、
    軸心が水平になるように配置される前記巻取ハブと、
    前記巻取ハブのテープ走行方向上流側に、前記巻取ハブの軸心とその軸心とが略平行になるように設けられる第一のローラと、
    前記テープが前記巻取ハブに巻き取られてなるテープロールと接するとともに、前記巻取ハブの軸心とその軸心とが略平行になるように設けられるフランジ付きの第二のローラと、
    前記テープロールの最外周にある前記テープを押圧するとともに、前記巻取ハブの軸心とその軸心とが略平行になるように設けられる第三のローラと、
    前記テープロールの最外周における前記第三のローラのテープ走行方向下流側において、該テープロールを押圧するとともに、前記巻取ハブの軸心とその軸心とが略平行になるように設けられるフランジ付きの第四のローラと、を備え、
    前記第四のローラが、該第四のローラに対してテープ走行方向上流側に設けられる回動支点で支持された支持腕の先端部分に設けられ、前記支持腕が前記回動支点を中心として略水平方向に回動自在となっており、前記第四のローラの水平方向の位置が前記第二のローラの水平方向の位置に追従可能であることを特徴とするテープの巻き取り装置。
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