JP4195996B2 - 炊飯器 - Google Patents

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本発明は、炊飯器本体の開口部を開閉する外蓋に蒸気筒を装着した炊飯器に関するものである。
従来、この種の炊飯器は図5に示すように構成していた。以下、その構成について説明する。
図5に示すように、鍋41は、炊飯器本体42内に着脱自在に収納し、炊飯器本体42の開口部を外蓋43により覆っている。加熱手段44は鍋41を加熱するものである。外
蓋43に蒸気筒45を着脱自在に装着しており、蒸気筒45は、上ケース46と下ケース47とで構成し、下ケース47の周壁48の一方の側に係止部49を配設するとともに、他方の側にロック機構50を配設し、上ケース46の周壁51の一方の側に係止部49と係合する係合部52を配設するとともに、他方の側にロック機構50により係止される係止部53を配設している。
上ケースの周壁48の内側には溝部54を配設し、溝部54には、弾性を有する中空の環状パッキン55を配設し、この環状パッキン55は、上ケース46と下ケース47とで狭持されている。ここで、環状パッキン55により、炊飯中に発生した蒸気やおねばが蒸気筒45の内部に入ったとしても蒸気やおねばの漏れを防止することができる(例えば、特許文献1参照)。
特開平10−207342号公報
しかしながら、このような従来の構成の炊飯器では、炊飯中および炊飯直後においては、蒸気筒45の内部の温度が高いため、環状パッキン55は収縮しないが、炊飯終了後から30分経過すると、環状パッキン55が外気により急激に冷やされ収縮する。その状態で、外蓋43を開成されると、炊飯中に溜まった蒸気筒45の内部の露が蒸気筒45外部へ漏れてしまい、床面に露が落ち不衛生になってしまう。また、環状パッキン55が収縮した状態で炊飯されると、炊飯中において蒸気筒45から蒸気やおねばが漏れる現象も発生し易い。
本発明は上記従来の課題を解決するもので、炊飯直後から時間が経過しても、環状パッキンが収縮しないようにし、外蓋の開成時に蒸気筒に溜まった露が外部へ漏れるのを防止し、また、連続に炊飯しても炊飯中に蒸気筒から蒸気やおねばの漏れの発生を防止することを目的としている。
本発明は上記目的を達成するために、加熱手段により加熱される鍋を炊飯器本体内に着脱自在に収納し、炊飯器本体の開口部を外蓋により開閉し、外蓋に蒸気筒を着脱可能に装着し、蒸気筒は、外周部に溝部を配設し溝部にディップを配設した上ケースと外周部にディップを配設した下ケースを備え、上ケースの溝部には環状パッキンを配設し、環状パッキンは、上ケースと下ケースのディップにより上下の締め代が設けられ、かつ前記環状パッキンの内面の片面から対面までつながらない複数本のビードを配設し、中央部には空隙を設け、環状パッキンの上下の締め代は、空隙と上ケースと下ケースの使用での変形寸法の和より大きいものである。
これにより、炊飯直後から時間が経過しても、環状パッキンが収縮しないようにでき、外蓋の開成時に蒸気筒に溜まった露が外部へ漏れるのを防止することができ、また、連続に炊飯しても炊飯中に蒸気筒から蒸気やおねばの漏れの発生を防止することができる。
本発明の炊飯器は、炊飯直後から時間が経過しても、環状パッキンが収縮しないようにでき、外蓋の開成時に、蒸気筒に溜まった露が外部へ漏れるのを防止し、また、連続に炊飯しても炊飯中に蒸気筒から蒸気やおねばの漏れの発生を防止することができる。
第1の発明は、鍋を着脱自在に収納する炊飯器本体と、前記炊飯器本体の開口部を開閉する外蓋と、前記鍋を加熱する加熱手段と、前記外蓋に装着される蒸気筒とを備え、前記
蒸気筒は、外周部に溝部を配設し前記溝部にディップを配設した上ケースと外周部にディップを配設した下ケースを備え、前記上ケースの溝部には環状パッキンを配設し、前記環状パッキンは、前記上ケースと前記下ケースのディップにより上下の締め代が設けられ、かつ前記環状パッキンの内面の片面から対面までつながらない複数本のビードを配設し、中央部には空隙を設け、前記環状パッキンの上下の締め代は、前記空隙と前記上ケースと前記下ケースの使用での変形寸法の和より大きいものであり、炊飯直後から蒸気筒が外気により冷やされ、環状パッキンが冷やされて収縮しだしたとしても、複数のビードの先端相互間またはビードと環状パッキンの内面との間に空隙を形成することができるため、ビードどうしが干渉しあい、上記空隙以上の収縮は発生しない。よって、上ケースと下ケースの間のシールを確保するための環状パッキンの締め代を、環状パッキンの収縮寸法より大きく設定することにより、環状パッキンが冷やされても収縮することがなく、炊飯直後から外蓋を開成し、その状態で放置されたとしても、炊飯中に発生し蒸気筒内に溜まった露は、蒸気筒の外部へ漏れることがなくなる。また、環状パッキンが冷やされても収縮しにくい構成であるため、炊飯直後から連続で炊飯をなされたとしても、炊飯中において、蒸気筒内部からの蒸気やおねばの漏れを防止することができる。
第2の発明は、上記第1の発明において、環状パッキンは、断面形状を中空とし、内面より面に向かって複数本のビードを配設し、前記ビードは、対面との間に空隙を形成したものであり、炊飯直後から蒸気筒が外気により冷やされ、環状パッキンが冷やされて収縮しだしたとしても、ビードと環状パッキンの対面との間に空隙を形成しているため、ビードと環状パッキンの内面が干渉しあい、空隙以上の収縮は発生しない。よって、環状パッキンの締め代を環状パッキンの収縮寸法より大きく設定することにより、環状パッキンが冷やされても収縮することがなく、炊飯直後から外蓋を開成し、その状態で放置されたとしても炊飯中に発生し蒸気筒内に溜まった露は、蒸気筒の外部へ漏れることがなくなる。また、環状パッキンが冷やされても収縮しにくい構成であるため、炊飯直後から連続で炊飯をなされたとしても、炊飯中において、蒸気筒内部からの蒸気やおねばの漏れを防止することができる。また、第2の発明と同様に、環状パッキン内部のビードの本数を少なくすることで、シール性を確保しようと環状パッキンの締め代寸法を大きく設定したとしても、上ケースと下ケースの嵌合する回転力をより低減することができ、顧客に対する使い勝手と手入れ性を向上することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1の炊飯器の縦断面図、図2(a)は環状パッキンの拡大断面図、図2(b)は要部拡大断面図である。
図1に示すように、炊飯器本体1は、外蓋2により開口部を覆い、この炊飯器本体1に鍋3を着脱自在に収納している。加熱手段4は鍋3を電磁誘導加熱するもので加熱制御基板5により電流制御するようにし、この加熱制御基板5は操作基板6により制御される。操作基板6の上方部には、炊飯器を操作するための操作パネル7を配設しており、操作パネル7のボタン8を操作することで、操作基板6を介して、加熱制御基板5に情報が流れ、加熱手段4に電流が供給されることで、鍋3が電磁誘導加熱され、鍋3内の調理物9が調理できるようになる。
外蓋2に蒸気筒10を配設し、炊飯中に発生するおねばと蒸気を分離し、蒸気のみを外部へ放出するようにしている。この蒸気筒10を着脱自在に収納するための凹部11を外蓋2に配設している。
蒸気筒10は上ケース12と下ケース13とで構成し、下ケース13には、炊飯中に発生する蒸気やおねばを蒸気筒10内部に取り込む通過孔14を配設しており、炊飯中に発生したおねばをおねば溜め部15に溜めるようにしている。逆止弁16は炊飯中に発生したおねばを加熱手段4の電流オフ時に鍋3内に還流させるものである。上ケース12には、炊飯中に発生し、下ケース13で分離された蒸気を外部へ放出するための排気孔17を設けている。
ここで、蒸気筒10を構成する上ケース12と下ケース13の嵌合方法について説明する。
上ケース12に外周壁18を配設し、この外周壁18に、図2(b)に示すように、凹部19を数箇所配設している。また、下ケース13に外周壁20を配設しており、この外周壁20には数箇所の凸部21を配設している。
このような構成で、上ケース12の凹部19に下ケース13の凸部21をはめ込み回転により嵌合することができる。この構成においては、上ケース12の凹部19及び下ケース13の凸部21は、外周全周部に配設しても、同様の嵌合を行なうことができる。
つぎに、上ケース12と下ケース13の嵌合シール部分について説明する。
上ケース12の外周壁18の内側に溝部22を配設し、溝部22の巾方向中央部に上ディップ23を配設している。下ケース13の外周壁20の上面部の巾方向中央部に下ディップ24を配設している。上ケース12の溝部22には、ゴム部材で構成したシール用の環状パッキン25を配設している。ここで、環状パッキン25は、環状形状である。26は、上ケース12の上ディップ23と下ケース13の下ディップ24により構成される上下方向でシールするための環状パッキン25の締め代である。
環状パッキン25は、図2(a)に示すように、断面形状を中空とし、環状パッキン25の内面の片面から対面までつながらない複数本のビード27を配設し、環状パッキン25の中央部に空隙28を形成し、ビード27は空隙28までの構成となっている。ここで、環状パッキン25の基本断面形状は円であるが、四角形状でも問題ない。
上記構成において動作、作用を説明する。炊飯が終了し時間が経過すると、蒸気筒10が冷やされ、蒸気筒10の内部の温度が低下し、環状パッキン25が冷やされる。環状パッキン25は中空であるために、急激に温度が低下すると、環状パッキン25内の空気が収縮され、環状パッキン25の外形が収縮してくる。この収縮寸法は、環状パッキン25の中央部に形成している空隙28以上に収縮することはない。
また、炊飯および保温を繰り返すと、上ケース12および下ケース13が熱収縮し、実使用での変形が発生してくるが、環状パッキン25の締め代26は、空隙28と使用での変形寸法の和より大きく設定することで、環状パッキン25が冷やされ収縮したとしても、締め代26は確保することができるので、炊飯終了後に外蓋2を開成し、その状態で放置したとしても、炊飯中に発生した蒸気筒10内部の露は外部に漏れるのを防止することができる。
また、環状パッキン25が冷やされたとしても、締め代26が確保できることから、炊飯終了し、外蓋2を開成されて、環状パッキン25が収縮した状態で炊飯を行われたとしても、環状パッキン25の締め代26は確保できていることから、炊飯中における蒸気筒10内にある蒸気やおねばを外部への漏れを防止することができる。
また、上ケース12と下ケース13の嵌合時においての操作力は、締め代26に影響されるが、環状パッキン25の中央部に空隙28を形成しているため、ビード27が干渉しあい変形しやすいので、操作力を軽くすることができる。
以上のように、本実施の形態においては、外蓋2に着脱可能に蒸気筒10を装着し、この蒸気筒10は、上ケース12と、この上ケース12に回転嵌合し環状パッキン25によりシールした下ケース13とで構成し、環状パッキン25は、断面形状を中空とし、環状パッキン25の内面の片面から対面までつながらない複数本のビード27を配設したので、炊飯直後から蒸気筒10が外気により冷やされ、環状パッキン25が冷やされて収縮しだしたとしても、複数のビード27の先端相互間の間に空隙28を形成することができるため、ビード27どうしが干渉しあい、空隙28以上の収縮は発生しない。
よって、上ケース12と下ケース13の間のシールを確保するための環状パッキン25の締め代26を、環状パッキン25の収縮寸法より大きく設定することにより、環状パッキン25が冷やされても収縮することがなく、炊飯直後から外蓋2を開成し、その状態で放置されたとしても、炊飯中に発生し蒸気筒10内に溜まった露は、蒸気筒10の外部へ漏れることがなくなる。また、環状パッキン25が冷やされても収縮しにくい構成であるため、炊飯直後から連続で炊飯をなされたとしても、炊飯中において、蒸気筒10内部からの蒸気やおねばの漏れを防止することができる。
また、環状パッキン25は、内面より中心に向かって複数本のビード27を配設し、ビード27は環状パッキン25の中心付近で空隙28を形成するようにしたので、炊飯直後から蒸気筒10が外気により冷やされ、環状パッキン25が冷やされて収縮しだしたとしても、環状パッキン25の中心部に空隙28を形成しているため、ビード27どうしが干渉しあい空隙28以上の収縮は発生しない。よって、上ケース12と下ケース13の間のシールを確保するための環状パッキン25の締め代を環状パッキン25の収縮寸法より大きく設定することにより、環状パッキン25が冷やされても収縮することがなくなる。
(実施の形態2)
図3(a)は、本発明の実施の形態2の炊飯器の環状パッキンの断面図、図3(b)は要部断面図である。
図3(a)に示すように、環状パッキン25aは、ゴム部材で構成して断面形状を中空とし、4本のビード27を環状パッキン25aの中心方向に配設しており、中心部分には空隙28を形成している。ここで、ビード27は4本であるため、空隙28は、上記実施の形態1より小さい寸法に構成することができる。この環状パッキン25aを、図3(b)に示すように、上記実施の形態1と同様に、上ケース12の溝部22に配設している。他の構成は上記実施の形態1と同じである。
ここで、環状パッキン25aの基本断面形状は円であるが、四角形状でも問題ない。また、環状パッキンは環状形状である。
上記構成において動作、作用を説明する。炊飯および保温を繰り返すと、上ケース12および下ケース13が熱収縮し、実使用での変形が発生してくるが、環状パッキン25aの締め代26は、空隙28と使用での変形寸法の和より大きく設定することで、環状パッキン25aが冷やされ収縮したとしても、締め代26は確保することができるので、炊飯終了後に外蓋2を開成し、その状態で放置したとしても、炊飯中に発生した蒸気筒10内部の露は外部に漏れるのを防止することができる。
また、ビード27が4本であるために、ビード27間に空隙29を形成することができ
るため、上ケース12と下ケース13の嵌合時にビード27どうしが干渉したとしても、空隙29にビード27が逃げることができるため、上ケース12と下ケース13の嵌合時の操作力を上記実施の形態1より軽くすることができる。
以上のように、本実施の形態においては、環状パッキン25aは、断面形状を中空とし、内面より中心に向かって複数本のビード27を配設し、ビード27は、環状パッキン25aの中心付近で空隙28を形成するようにしたので、炊飯直後から蒸気筒10が外気により冷やされ、環状パッキン25aが冷やされて収縮しだしたとしても、環状パッキン25aの中心部に空隙28を形成しているため、ビード27どうしが干渉しあい空隙28以上の収縮は発生しない。よって、シールを確保するための環状パッキン25aの締め代を環状パッキン25aの収縮寸法より大きく設定することにより、環状パッキン25aが冷やされても収縮することがなく、炊飯直後から外蓋2を開成し、その状態で放置されたとしても炊飯中に発生し蒸気筒10内に溜まった露は、蒸気筒10の外部へ漏れることがなくなる。また、環状パッキン25aが冷やされても収縮しにくい構成であるため、炊飯直後から連続で炊飯をなされたとしても、炊飯中において、蒸気筒10内部からの蒸気やおねばの漏れを防止することができる。
また、環状パッキン内部のビードの本数を少なくすることで、シール性を確保しようとして、環状パッキン25aの締め代寸法を、上記実施の形態1より大きく設定したとしても、上ケース12と下ケース13を嵌合する回転力を上記実施の形態1より低減することができ、顧客に対する使い勝手と手入れ性を向上することができる。
(実施の形態3)
図4(a)は、本発明の実施の形態3の炊飯器の環状パッキンの断面図、図4(b)は要部断面図である。
図4(a)に示すように、環状パッキン25bは、ゴム部材で構成して断面形状を中空とし、2本のビード27を環状パッキン25bの内面の片側から対面に向かって配設しており、ビード27は対面とはつながらず空隙30を形成している。この環状パッキン25bを、図4(b)に示すように、上記実施の形態1と同様に、上ケース12の溝部22に配設している。他の構成は上記実施の形態1と同じである。
ここで、環状パッキン25bの基本断面形状は円であるが、四角形状でも問題ない。また、環状パッキンは環状形状である。
上記構成において動作、作用を説明する。炊飯および保温を繰り返すと、上ケース12および下ケース13が熱収縮し、実使用での変形が発生してくるが、上記実施の形態2と同様に、蒸気筒10から外部への露漏れを防止することができる。また、環状パッキン25bの内部のビード27が2本であるので、ビード27間の空隙31を設けることができるので、上ケース12と下ケース13の嵌合時にビード27どうしが干渉したとしても、空隙31にビード27が逃げることができるため、実施の形態2と同様の効果を得ることができる。
以上のように、本実施の形態においては、環状パッキン25bは、断面形状を中空とし、内面より対面に向かって2本のビード27を配設し、ビード27は、対面との間に空隙30を形成したので、炊飯直後から蒸気筒が外気により冷やされ、環状パッキン25bが冷やされて収縮しだしたとしても、ビード27と環状パッキン25bの対面との間に空隙を形成しているため、ビード27と環状パッキン25bの内面が干渉しあい、空隙30以上の収縮は発生しない。
よって、環状パッキン25bの締め代を環状パッキン25bの収縮寸法より大きく設定することにより、環状パッキン25bが冷やされても収縮することがなく、炊飯直後から外蓋2を開成し、その状態で放置されたとしても炊飯中に発生し蒸気筒10内に溜まった露は、蒸気筒10の外部へ漏れることがなくなる。
また、上記実施の形態2と同様に、環状パッキン25b内部のビード27の本数を少なくすることで、シール性を確保しようと環状パッキン25bの締め代寸法を大きく設定したとしても、上ケースと下ケースの嵌合する回転力をより低減することができ、顧客に対する使い勝手と手入れ性を向上することができる。
以上のように、本発明にかかる炊飯器は、炊飯直後から時間が経過しても、環状パッキンが収縮しないようにでき、外蓋の開成時に、蒸気筒に溜まった露が外部へ漏れるのを防止し、また、連続に炊飯しても炊飯中に蒸気筒から蒸気やおねばの漏れの発生を防止することができるので、炊飯器本体の開口部を開閉する外蓋に蒸気筒を装着した炊飯器として有用である。
本発明の実施の形態1における炊飯器の縦断面図 (a)同炊飯器の環状パッキンの拡大断面図(b)同炊飯器の要部拡大断面図 (a)本発明の実施の形態2における炊飯器の環状パッキンの断面図(b)同炊飯器の要部断面図 (a)本発明の実施の形態3における炊飯器の環状パッキンの断面図(b)同炊飯器の要部断面図 従来の炊飯器の縦断面図
符号の説明
1 炊飯器本体
2 外蓋
3 鍋
4 加熱手段
10 蒸気筒
12 上ケース
13 下ケース
25 環状パッキン
27 ビード

Claims (2)

  1. 鍋を着脱自在に収納する炊飯器本体と、前記炊飯器本体の開口部を開閉する外蓋と、前記鍋を加熱する加熱手段と、前記外蓋に装着される蒸気筒とを備え、前記蒸気筒は、外周部に溝部を配設し前記溝部にディップを配設した上ケースと外周部にディップを配設した下ケースを備え、前記上ケースの溝部には環状パッキンを配設し、前記環状パッキンは、前記上ケースと前記下ケースのディップにより上下の締め代が設けられ、かつ前記環状パッキンの内面の片面から対面までつながらない複数本のビードを配設し、中央部には空隙を設け、前記環状パッキンの上下の締め代は、前記空隙と前記上ケースと前記下ケースの使用での変形寸法の和より大きいことを特徴とした炊飯器。
  2. 環状パッキンは、断面形状を中空とし、内面より対面に向かって複数本のビードを配設し、前記ビードは、対面との間に空隙を形成した請求項1記載の炊飯器。
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