JP3410625B2 - 炊飯器 - Google Patents

炊飯器

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JP3410625B2
JP3410625B2 JP06434697A JP6434697A JP3410625B2 JP 3410625 B2 JP3410625 B2 JP 3410625B2 JP 06434697 A JP06434697 A JP 06434697A JP 6434697 A JP6434697 A JP 6434697A JP 3410625 B2 JP3410625 B2 JP 3410625B2
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利明 鈴木
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株式会社日立ホームテック
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は炊飯器の、使い勝手
の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の炊飯器は、図4に示すごとく本体
1に着脱自在に内釜2を収納し、本体1及び内釜2の上
部開口を覆う蓋体5を開閉自在に取り付け、蓋体5の内
釜対向面側には内釜内部で発生する蒸気を遮蔽するシー
ルパッキン7を設け、前記内釜2の最上端部に設けたフ
ランジ部3と前記シールパッキン7を当接させていた。
【0003】内釜最上端のフランジ部3は内釜上端端面
の見栄えを良くするとともに、内釜2を本体に着脱する
際の持ち手部分として設けられているため、フランジ部
3は十分指が掛かって持ち運び可能な幅広に設定されて
いた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】シールパッキンは内釜
上端部と一定圧力以上で確実に当接し、内釜内部で発生
する蒸気の漏れを防止する必要がある。かかる従来の構
成では、内釜上端に幅広に設けられたフランジ部にシー
ルパッキンが当接するため、蓋体を閉めたときのパッキ
ンと内釜フランジ部の当接面積が広く、一定圧力以上で
当接させようとすると、広い面積で当接するため大きな
荷重が必要となる。
【0005】この結果、蓋体を閉めるときの力が大きく
必要であり、蓋体を閉める操作に過大な力を必要とし、
使い勝手上の問題を生じていた。また、蓋体を閉めた状
態ではシールパッキンの反発力で常に蓋体を上に(開く
方向に)持ち上げる力が発生してしまう。この結果、炊
飯時の温度上昇などにより蓋体が変形しやすく、本体と
蓋体の隙間が大きくなる問題が生じていた。隙間が大き
くなると外観上の見栄えが悪い問題の他に、本体内部の
蒸気が逃げやすくなり、保温時の性能が悪化したり、過
大な電力を消費するようになるなどの問題があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる従来の問題を解決
するために本発明は、内釜のフランジ部の幅を狭く構成
し、これによりシールパッキンとの当接が最適強固とな
る当接圧力が確保でき、かつ蓋を閉める力とパッキンの
反発力が小さくなるものである。さらに内釜側面上部の
フランジ部下方にリングを設け、このリングはその上端
をフランジと略同一幅とし、下端をそれより広く構成し
て内釜着脱時の持ち手となすか、もしくはリングを上端
から下端までフランジ部と略同一幅として、リングに持
ち手部を径方向に対称箇所に2カ所設ける構成とした。
さらに前記リングを内釜側面上部全周に密着させて設け
ることにより、内釜からの熱放散を防止するようにした
ものである。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明は、フランジ部の幅を狭く
構成するとともに、フランジ部の下方にリングを設け、
このリングを持ち手部となすか、あるいはリングに持ち
手部を設けるようにしたものである。
【0008】前記構成によれば、内釜上方側面にはリン
グが設けられているため内釜着脱時の持ち手となり、着
脱操作性を損なうことがない。加えてリングを樹脂など
の熱伝導性が比較的悪い材質で構成すれば、炊飯や保温
直後の内釜温度が高いときでも持ち手は温度が低く、火
傷等の危険性がない。
【0009】内釜上端のフランジ部は幅が狭く構成され
ているため、シールパッキンとの当接面積を小さくする
ことができ、シールパッキンのつぶし力が小さくて沢山
の量をつぶすことができる。すなわちシールに必要な一
定圧力以上を確保できる。この結果、蓋体を閉めるとき
の力が小さくてすみ、操作性の良好な炊飯器を提供でき
る。また、蓋体を上へ持ち上げようとする反発力も小さ
くてすむため、蓋体の変形で本体と蓋体の隙間が過大に
なり、外観上の問題や、保温性能の悪化,消費電力の無
駄などを防止することができる。特にリングを内釜上端
側面部と密着させて構成した場合には内釜からの熱放散
を少なくでき消費電力の無駄を防ぐ上で有効である。
【0010】
【実施例】以下本発明の一実施例を図面を用いて詳細に
説明する。図1は本発明の一実施例による炊飯器の断面
図。図2は同実施例の内釜の分解構成図。図3は別の実
施例の内釜の分解構成図である。
【0011】図中1は本体、2は内釜、3はフランジ
部、4はリング、5は蓋体、6は蒸気口、7はシールパ
ッキン、8は持ち手部である。
【0012】次にその構成は、本体1には着脱自在に内
釜2が収納される。内釜2上端にはフランジ部3が設け
られ、フランジ部3の下方にはリング4が取り付けられ
ている。リング4は上端をフランジ部3と略同一幅と
し、下端は上端より幅広に構成している。リング4の下
端幅広部は内釜2を本体1に収納したとき本体1と当接
して内釜2を支え、固定する。本体1には開閉自在に蓋
体5が取り付けられ、蓋体5には内釜2内部で発生する
蒸気を外部に放出する蒸気口6が設けられている。蓋体
5の内釜2の対向面にはフランジ部3と対向するシール
パッキン7が円周上に取り付けられている。蓋体5を閉
めるとシールパッキン7とフランジ部3が当接し、シー
ルパッキン7がたわんで一定圧力以上で密着する。
【0013】次に使用時の状態・動作を説明する。使用
者が内釜2に適量の米と水を入れ、本体1の上部開口か
ら挿入すると、リング4下端と本体1の開口部上端とが
当接し内釜2が本体1上に設置される。使用者が蓋体5
を閉めると、蓋体5の内釜2対向面側に設けられたシー
ルパッキン7がフランジ部3と当接しシールパッキン7
がたわんで密着する。この時シールパッキン7はフラン
ジ部3の幅でのみ変形するので、たわむ部位の幅(水平
方向)が小さく、かつたわみ量(垂直方向)は大きく取
ることができる。たわみ幅が小さいので、小さな力でシ
ールパッキン7を垂直方向に大きくたわませることがで
き、蓋体5を小さな力で閉めることができる。
【0014】炊飯が開始され内釜2内部の水が沸騰し始
めると、内釜2内部の圧力が高まり、沸騰によって生じ
る蒸気はフランジ部3とシールパッキン7の密着によっ
て外部に漏れることがなく、蒸気口6から外部に放出さ
れる。このとき蓋体5は蒸気で温度が上昇するが、シー
ルパッキン7は小さな力でたわませているため、蓋体5
を上方へ押し上げようとする反発力すなわちシールパッ
キン7のたわみを開放しようとする力も小さく、蓋体5
を変形させて本体1との隙間を拡大させることがない。
【0015】また、炊飯が終了して内釜2を本体1から
取り出すとき、フランジ部3の幅が狭いため、従来のよ
うにフランジ部3を持って取り出すことは難しいが、リ
ング4の下端が幅広に構成されているため、この幅広部
を持ち手部8となし、ここに手をかけて内釜2を取り出
すことが容易にできる。特にリング4を樹脂などの比較
的熱伝導の悪い材料で構成した場合は内釜2の温度が高
くてもリング4温度は低く、安全に内釜2を着脱でき
る。本実施例ではリング4下端を全周に渡って上端より
幅広にして持ち手部8として使ったが、図3に示す如く
2カ所に持ち手部8を設けたり、本実施例の全周下端を
幅広に構成したものに、図3の如き持ち手部を2カ所設
けても同様の効果が得られる。
【0016】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、フランジ
部の幅はシールパッキンとの当接が最適強固となる当接
圧力が確保でき、かつ蓋を閉める力とパッキンの反発力
が小さくなるようフランジ幅を狭く構成し、内釜側面上
部にはフランジ部下方にリングを設け、リングはその上
端をフランジと略同一幅とし、下端をそれより広く構成
して内釜着脱時の持ち手となすか、もしくはリングを上
端から下端までフランジ部と略同一幅として、リングに
持ち手部を径方向に対称箇所に2カ所設ける構成とした
ので、シールに必要な一定圧力以上を確保し、かつ閉め
るときの力が小さくてすみ、操作性の良好な炊飯器を提
供できる。また、蓋体を上へ持ち上げようとする反発力
も小さくてすむため、蓋体の変形で本体と蓋体の隙間が
過大になり、外観上の問題や、保温性能の悪化,消費電
力の無駄などを防止することができる。特にリングを内
釜上端側面部と密着させて構成した場合には内釜からの
熱放散を少なくでき消費電力の無駄を防ぐこともでき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す炊飯器の断面図であ
る。
【図2】同じく内釜の分解構成図である。
【図3】別の実施例の内釜の分解構成図である。
【図4】従来の炊飯器の断面図である。
【符号の説明】
1…本体、2…内釜、3…フランジ部、4…リング、7
…シールパッキン、8…持ち手部。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体に着脱自在に内釜を収納し、本体及
    び内釜の上部開口を覆う蓋体を本体に開閉自在に取り付
    け、蓋体の内釜対向面側には内釜内部で発生する蒸気を
    遮蔽するシールパッキンを設け、内釜の上端にはフラン
    ジ部を設けてシールパッキンと当接させた炊飯器におい
    て、前記内釜(2)のフランジ部(3)の幅はシールパ
    ッキン(7)との当接が最適強固となるように幅を狭く
    構成し、内釜側面上部にはフランジ部下方にリング
    (4)を設け、リングはその上端はフランジ部と略同一
    幅とし、下端は上端より幅広として内釜を本体に挿入時
    に本体(1)とリングを当接させて内釜を保持するとと
    もに、内釜着脱時の持ち手となしたことを特徴とする炊
    飯器。
  2. 【請求項2】 前記リング(4)は上端から下端までフ
    ランジ部(3)と略同一幅とし、リングの径方向対称箇
    所2カ所に持ち手部(8)を設け、内釜(2)着脱時の
    持ち手となすと同時に、持ち手部を本体(1)と当接さ
    せて内釜を本体に保持する構成とした請求項1記載の炊
    飯器。
  3. 【請求項3】 前記リング(4)を内釜(2)側面上部
    全周に密着させて設けることにより、内釜からの熱放散
    を防止するようにした請求項1または請求項2記載の炊
    飯器。
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