JPS6041912A - 炊飯器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、鍋内の圧力を上昇して、おいしいご飯を炊く
ために鍋と鍋の上部開口部を覆う外蓋との気密性を保つ
ためのシール構造をもった炊飯器に関するものである。

従来例の構成とその問題点 近年、炊飯器に関するおいしいご飯の炊き方の追求がさ
かんであるが、その一つの方法として、むかしのお釜で
炊く時に木の重い蓋をして炊いていたと同じ効果を出す
為に、鍋内の圧力を上昇させて、炊飯する構成のものが
増加してきている。

これらは、鍋の上部開口部を覆う外蓋の一部に鍋内の圧
力を一定に保つだめの圧力調整構造をもち、しかも鍋と
の気密性を保持するためにシール効果を得るだめの種々
のパツキンを利用した炊飯器になってきた。

以下、図面を参照しながら上述したような従来の炊飯器
について説明を行う。

炊飯器は一般に本体とこの本体内底部に設けたヒータに
よって本体に収納自在な有底筒状銀を加熱させて炊飯を
行ない、鍋の上部開口部は外蓋で覆って外気と遮断する
とともに又外気への蒸気の排出を行なっているが、上述
したような鍋内圧力を上昇させるために、圧力調整装置
を設けるとともに、鍋とのシールを行なう環状パツキン
が外蓋の下面に取付けられていて、鍋の上部開口部のフ
ランジ部に圧接させるようになっている。

第１図は、この従来の環状鍋パツキンと鍋の上部開口部
のフランジ部を示したシール構造である。

第１図において、１は鍋の上部開口部のフランジ部、２
は二重構造としだ外蓋の下面部材の外蓋カバー、３は断
面が下向きに広がった環状鍋パツキンであり、鍋のフラ
ンジ部１に圧接されている。

４は外蓋の下面中火部を１１６成する放熱板であり、外
蓋カバー２に環状鍋パツキン３をはさむ形で固定されて
いる。

以」二の」＝うに構成された炊飯器の外蓋のシール構造
について説明すると、第１図における鍋のフランジ部１
は、本体及び外蓋又鍋等の各部品のバラツキや組立及び
セットバラツキにより、外蓋の環状パツキン３を基準と
した時に、１ａや１ｂのような上下に寸法中を持った位
置関係になることがある。

１ａは、高さ方向に寸法人だけ外蓋と鍋の関係距離が広
がった位置であり、しかも鍋を本体に収納した位置等の
横方向に寸法Ｂだけずれた位置である。１ｂは、高さ方
向に１ａとは反対に寸法Ｃだけ外蓋と鍋の関係距離がせ
まくなった位置である。このように部品のバラツキや組
合せを考慮した時、環状鍋パツキン３と鍋フランジ部１
との内側接点位置は、ｐ＋ｑ＊ｒの位置であり、Ｔ向き
に広がった環状鋼パ、７キン３の鍋とのシール部の先端
部から根元側へ変化することになる。

このようなそれぞれの状態でのシール状態を説明する。

鍋フランジ部１が位置１ａの時には、鍋パツキン３の鍋
フランジ部１ａへの圧接力が非常に少なく又鍋パツキン
３そのものもゴム製の弾性材料を使用するので端部はか
ならずしも水平でなく、波立ちが見られ、部分的に鍋フ
ランジ部１＆に接触しない所が有り、ここから外部に蒸
気もれを起こしたりすることがある。

鍋フランジ部１が図に実線で示した位置１の時には上述
より鍋パツキン３の鍋フランジ部１への圧接力は増加す
るが、最近増加して来ている圧力調整装置を設けた炊飯
器にあっては、矢印で示したか々りの強い内圧がかかる
。もちろんこれは圧力調整装置の内圧の設定値によって
決まって来るものであるが、鍋パツキン３は弾性のある
ゴム製で下向きに広がった形状のため、外蓋開時に鍋パ
ツキン３のシール部を変形させ鍋フランジ部１に圧接さ
せている。との圧接力より高い内圧に設定すれば、鍋パ
ツキン３はその圧力により、より以上の変形をして内部
の蒸気をシールしきれずに蒸気もれを起こしてしまう。

鍋フランジ部１が位置１ｂの時には鍋パツキン３ばかな
り変形することになり、又下向きに広がるシール部の根
元部の垂直部に近い水平方向に押し広げる形となるので
、変形した時の鍋フランジ部１への圧接力は当然増加し
、前述のように内圧の設定も高くすることが可能となる
が、外蓋全体を閉める時の閉時操作圧も増加し、使用者
に対して不具合点となる。

このような、部品のバラツキやセットの仕方による位置
等のちがいによっても、又鍋内圧力を上昇しても蒸気も
れ等の不具合が発生しないで、しかも使用性の良いシー
ル構造の開発が望まれていた。

発明の目的 本発明は、上記欠点に鑑み、確実でしかも使用性の良い
シール構造を得て、鍋内圧力を上昇して炊飯出来る炊飯
器を提供するものである。

発明の構成 この目的を達成するために本発明の炊飯器は、本体とこ
の本体に収納自在な有底筒状な鍋とこの鍋の上部開口部
を覆う外蓋で構成し、この外蓋の下面に外方に凸状に湾
曲した環状鍋パツキンを配置し、外蓋閉時にこの環状鍋
パツキンが本体内部に収納した鍋の上部フランジ部周囲
に圧接するとともに、圧接時に環状鍋パツキンの変形可
能なシール部形状の肉厚を固定部に近い根元部や湾曲部
にくらべ鍋フランジ部に圧接させる環状鍋パツキン端部
を最も厚くした構成としている。

この構成によって、鍋内の蒸気の発生によって内部圧力
が上昇すると鍋フランジ部に圧接している環状鍋パツキ
ンは、外方に凸状に湾曲して接触しているために、環状
鍋パツキン端部は、鍋フランジに押しつけられる方向に
働くために確実表シール効果が得られるとともに、内圧
自身がシール効果を造るために、従来のように鍋フラン
ジ部への圧接力によってシール効果が左右されることが
ないので、固定部に近い根元部や湾曲部の肉厚をうずく
することで外蓋閉時における閉時操作圧を低くすること
が出来るとともに、鍋パツキンの端部を最も厚くするこ
とで、強度を増し、内圧による端部の環状における径の
増加を防止し、より高い内圧のシールをすることが出来
るものである。

実施例の説明 以下本発明の一実施例について、図面を参照しながら説
明する。

第２図は、本発明の一実施例における炊飯器の構成を示
すものである。

第２図において、８は二重構造の本体、９はとの本体８
に収納自在々鍋、１０は鍋９の」一部開口を覆う内蓋、
１１は二重構造の外蓋であり、この下面を構成するリン
ク・・状の外蓋カバー１２と放熱板１３ではさむように
環状鍋パツキン１４が取付けられている。１６はオモリ
で二重構造の外蓋１１に取付自在になっている。

第３図は、環状鍋パツキン１４の外蓋閉時における鍋９
のフランジ部と圧接するシール部の詳細を示すものであ
る。

第３図において、９ａは鍋９の上部開口部におけるフラ
ンジ部であり、１４２Ｌは環状鍋パツキン１４の一部で
下向きに外方に凸状に湾曲したシール部である。又この
鍋パツキン１４のシール部１４＆は鍋９に圧接する端部
１４ｂの肉厚を最大寸法りとし、湾曲部１４１や根元部
１４（１を端部１４ｂよりうす固化（寸法ｎ１．ｎ２）
ｔ、た構成としている。

このように構成された炊飯器について、以下その動作を
説明する。

本体８内底部には、図面に記入されていないがヒータが
配置されており、これにより、本体８内部に収納した鍋
９が加熱する。鍋９内には炊飯に必要な水と米が入れら
れるが、加熱により蒸気が９／−ミ゛ 発生する。この蒸気は内蓋１ｏにあけられた穴から上部
に」二重し、放熱板１３下部の空間１６に達する。この
空間１６に達した蒸気は外蓋１１に取イ４られだオモリ
１６により一定の圧力以上になると蒸気を外気に逃すよ
うな構造にするため鍋９の」二部開口部と外蓋１１間で
蒸気を外気に逃がさない為のシールを行なわなければな
らない。

環状鍋パツキン１４はこのシール効果のだめのものであ
り、シール部１４ａを下方に伸し、しかも鍋９の鍋フラ
ンジ部９ａに圧接するシール部端部１４ｂを内向きに湾
曲した形状としているために空間１６内の圧力蒸気によ
り鍋パツキンのシール部１４ａは矢印入方向、すなわち
、鍋フランジ部９ａへ押しつける方向への力が働くこと
になる。

したがって、従来例での不具合点であった部品や組立の
バラツキによる圧接力の低下やそれによる蒸慨漏れも環
状鍋パツキン１４の下向きシール部１４＋ａを内向きに
湾曲したことで接しておりさえすれば、圧力自身がシー
ル効果をつくり出すことが出来、しかも、湾曲部１４Ｃ
や根元部１４ｄ１０、−５ をうす固化することで、外蓋閉時の閉時圧を低くするこ
とが出来る。さらに、シール部端部１４ｂを他部よシ厚
くすることで、弾力性パンギンにありがちな波立ち現象
も少なく、鍋フランジ部９＆に確実に接触させることが
出来、しかもいたみやすい端部強度の増加をも図ること
が出来ることになる。

以上のように本実施例によれば、本体８内部に形成され
る鍋内空間とそれに類する放熱板下部の空間１６も含め
て外気と確実にシールが出来、これらの空間の内圧を確
実に上昇することが可能となるとともに外蓋１１閉時の
閉時力を低くすることが可能となる。

発明の効果 以上のように本発明は、外蓋下面に取付られた環状鍋パ
ツキンの鍋フランジ部に圧接する下向きシール部を外方
に凸状に湾曲した形とし、しかも鍋フランジ部に接触す
る端部肉厚を固定部に近い根元部や湾曲部にくらべ、厚
くしたととにより鍋とこの上部を覆う外蓋とを確実にシ
ールするとと１１　ベージ もに外蓋の開閉時の操作力を軽減し、使用性を高めるこ
とが出来、その効果は大々るものがある。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の鍋と外蓋のシール構造を示す断面図、第
２図は本発明の一実施例における炊飯器の一部欠截正面
図、第３図は同炊飯器のシール構造を示す拡大断面図で
ある。 ８・・・・・・本体、９・・・・・・鍋、１１・・・・
・・外蓋、１４・・・・・・環状銀ハソギン、１４ｂ・
・・・・・環状鍋パツキン端部、１４０・・・・・・環
状鍋パツキン湾曲部、１４（ｉ・・・・・・環状鍋パツ
キン根元部。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名特開
昭ＧＯ−４１９１２（４） 第２図 第３図 ４

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）本体とこの本体に収納自在な有底筒状の鍋とこの
   鍋の上部開口部を覆う外蓋と、この外蓋と前記鋼の当接
   部に配した外方に凸状に湾曲した可焼性材料よシなる環
   状鍋パツキンとを備え、この環状鍋パツキンは固定部に
   近い根元部や湾曲部にくらべ圧接させる環状鍋パツキン
   端部を最も厚くした炊飯器。 ＠）環状鍋パツキンは外蓋に取付けた特許請求の範囲第
   １項記載の炊飯器。