JP4195355B2 - 検出センサ - Google Patents

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本発明は、被検出物の検出状態に応じた検出信号を出力する検出信号出力手段と、前記検出信号出力手段から出力された検出信号に基づいて被検出物の検出を行う検出手段と、表示手段とを備えた検出センサに関する。
例えばデジタルファイバセンサなどの検出センサにおいては、被検出物(ワーク)を検出しているときの受光レベルと被検出物を検出していないときの受光レベルとの差が検出余裕度として表される。この検出余裕度は、その値が小さい状態で、被検出物を検出しているときの受光レベルと被検出物を検出していないときの受光レベルとが共に小さいと、ノイズの影響を受易くなり、誤検出し易くなる。したがって、ユーザにおいては、検出余裕度を確認しながら、より大きな検出余裕度が得られるように、センサの配置形態や周囲環境などを変更し、より安定した状態で検出を行えるようにするのが一般的である。このような背景から、検出センサでは、検出余裕度を表示する機能が求められている。従来においては、閾値を基準とし、現在の受光量が閾値で割算された割算結果が検出余裕度として表示されるものがある(例えば特許文献1参照)。
特開2002−279871号公報
しかしながら、上記した特許文献1に記載されているように現在の受光量が閾値で割算された割算結果が検出余裕度として表示される構成では、例えば被検出物が次々と搬送されて検出が行われる場合には、現在の受光量が常に変動し、それに伴って、表示される検出余裕度も常に変動することになるので、作業者が検出余裕度を確認することが困難となる。
本発明は、上記した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、作業者が検出余裕度を容易に確認することができる検出センサを提供することにある。
請求項1に記載した検出センサは、
被検出物の検出状態に応じた検出信号を出力する検出信号出力手段と、
前記検出信号出力手段から出力された検出信号に基づいて被検出物の検出を行う検出手段と、
表示手段とを備えたものであって、
前記検出信号出力手段から出力された検出信号の検出レベルの最大値を抽出する最大値抽出手段と、
前記検出信号出力手段から出力された検出信号の検出レベルの最小値を抽出する最小値抽出手段と、
前記最大値抽出手段により抽出された最大値から前記最小値抽出手段により抽出された最小値を減算する減算手段と、
前記減算手段により取得された減算値を前記最大値抽出手段により抽出された最大値で割算する割算手段と、
前記割算手段により取得された割算結果を検出余裕度として前記表示手段に表示させる表示制御手段とを備えて構成したことを特徴とする。
請求項2に記載した検出センサは、
請求項1に記載したものにおいて、
前記表示手段は、第1の表示部と第2の表示部とを備えて構成され、
前記表示制御手段は、前記割算手段により取得された割算結果を前記第1の表示部および前記第2の表示部のうちの一方に表示させると共に、前記検出信号出力手段から出力された検出信号の検出レベルを前記第1の表示部および前記第2の表示部のうちの他方に表示させるように構成したことを特徴とする。
請求項3に記載した検出センサは、
請求項1または2に記載したものにおいて、
前記表示手段は、複数桁の7セグメントLEDにより構成され、
前記表示制御手段は、前記割算手段により取得された割算結果や前記検出信号出力手段から出力された検出信号の検出レベルを数字により前記表示手段に表示させるように構成したことを特徴とする。
請求項4に記載した検出センサは、
請求項1ないし3のいずれかに記載したものにおいて、
前記表示手段は、n(nは自然数)桁の7セグメントLEDにより構成され、
前記表示制御手段は、前記検出信号出力手段から出力された検出信号の検出レベルが(n+1)桁である場合に、(n+1)桁の検出レベルを、(n+1)桁目を表す識別子とn桁の数字との組合わせにより前記表示手段に表示させるように構成したことを特徴とする。
請求項5に記載した検出センサは、
請求項1ないし3のいずれかに記載したものにおいて、
前記表示手段は、n(nは自然数)桁の7セグメントLEDにより構成され、
前記表示制御手段は、(n+1)桁の検出レベルをn桁で表示可能となるように検出レベルの範囲を全体的に負側にシフトさせ、前記検出信号出力手段から出力された検出信号の検出レベルを、検出レベルの範囲が全体的に負側にシフトされた旨を表す識別子と負側にシフトされた検出レベルのn桁の数字との組合わせにより前記表示手段に表示させるように構成したことを特徴とする。
請求項6に記載した検出センサは、
請求項1ないし5のいずれかに記載したものにおいて、
前記検出信号出力手段は、投光手段から照射された光を受光して受光レベルに応じた検出信号を出力する受光手段により構成したことを特徴とする。
請求項1に記載した発明によれば、検出レベルの最大値から検出レベルの最小値が減算され、その減算値が検出レベルの最大値で割算された割算結果、つまり、例えば被検出物の非検出状態で検出信号の検出レベルが最大値となり且つ被検出物の検出状態で検出信号の検出レベルが最小値となる構成では、被検出物の非検出状態での検出レベルから被検出物の検出状態での検出レベルが減算され、その減算値が被検出物の非検出状態での検出レベルで割算された割算結果が検出余裕度として表示されるようになる。したがって、現在の受光量が閾値で割算された割算結果が検出余裕度として表示される従来のものとは異なって、例えば被検出物が次々と搬送されて検出が行われる場合であっても、表示される検出余裕度が変動することがなく、作業者は、検出余裕度を容易に確認することができ、また、被検出物の種類や検出条件が変化した場合であっても、検出余裕度を容易に確認することができる。
尚、被検出物の非検出状態で検出信号の検出レベルが最大値となり且つ被検出物の検出状態で検出信号の検出レベルが最小値となる構成に限らず、これとは反対に、被検出物の非検出状態で検出信号の検出レベルが最小値となり且つ被検出物の検出状態で検出信号の検出レベルが最大値となる構成の場合も、これと同様である。
請求項2に記載した発明によれば、検出余裕度が第1の表示部および第2の表示部のうちの一方に表示されると共に、検出レベルが前記第1の表示部および前記第2の表示部のうちの他方に表示されるようになるので、作業者は、検出余裕度と検出レベルとの双方を同時に確認することができ、例えば検出余裕度が大きい値で表示されているのにも拘らず、検出レベルが小さい値で表示される場合には、検出状態が不安定である旨を容易に確認することができる。
請求項3に記載した発明によれば、割算結果や検出レベルが例えば10進数の数字により表示されるようになるので、作業者は、割算結果や検出レベルを数字により容易に確認することができる。
請求項4に記載した発明によれば、検出信号の検出レベルが(n+1)桁であると、(n+1)桁の検出レベルが、(n+1)桁目を表す識別子とn桁の数字との組合わせにより表示されるようになるので、作業者は、(n+1)桁目を表す識別子が表示されることにより、検出レベルが(n+1)桁である旨を容易に確認することができ、(n+1)桁の検出レベルを適切に確認することができる。
請求項5に記載した発明によれば、(n+1)桁の検出レベルがn桁で表示可能となるように検出レベルの範囲が全体的に負側にシフトされ、検出信号の検出レベルが、検出レベルの範囲が全体的に負側にシフトされた旨を表す識別子と負側にシフトされた検出レベルのn桁の数字との組合わせにより表示されるようになるので、作業者は、検出レベルの範囲が全体的に負側にシフトされた旨を表す識別子が表示されることにより、検出レベルの範囲が全体的に負側にシフトされていることを容易に確認することができ、(n+1)桁の検出レベルを適切に確認することができる。
請求項6に記載した発明によれば、受光状態であるか遮光状態であるかに基づいて被検出物の検出を行う例えばデジタルファイバセンサなどに適用することができる。
以下、本発明の検出センサをデジタルファイバセンサに適用した一実施形態について、図面を参照して説明する。図2は、デジタルファイバセンサの外観斜視図を示している
デジタルファイバセンサ1の筐体2の上面部2aには、動作表示灯3、安定表示灯4、第1のモード表示部5、第2のモード表示部6、表示部7(本発明でいう表示手段)、モードキー8およびジョグスイッチ9が配設されている。
図1に示すように、第1のモード表示部5は、検出モードであるときに点灯する「RUN」表示灯5a、閾値設定モードであるときに点灯する「TEACH」表示灯5bおよび閾値を微調整するモードであるときに点灯する「ADJ」表示灯5cが配列されて構成されている。第2のモード表示部6は、受光時オンか非受光時オンかを設定するときに点灯する「L/D ON」表示灯6a、タイマを使用するか否かを設定するときに点灯する「TIMER」表示灯6bおよびメモリ機能などの高度な機能を設定するときに点灯する「PRO」表示灯6cが配列されて構成されている。
表示部7は、第1のデジタル表示部10(本発明でいう第1の表示部)と第2のデジタル表示部11(本発明でいう第2の表示部)とから構成されている。第1のデジタル表示部10は、4桁の7セグメントLED10a〜10dを備え、4桁の表示が可能に構成されている。第2のデジタル表示部11は、4桁の7セグメントLED11a〜11dを備え、4桁の表示が可能に構成されている。モードキー8は、作業者がモードを選択するキーであり、ジョグスイッチ9は、作業者が選択されたモード内の詳細な項目を設定したり数値を変更したりするスイッチである。
筐体2の前面部2bには、投光ヘッド12aが先端部に取付けられている投光用ファイバ12が配設されていると共に、受光ヘッド13aが先端部に取付けられている受光用ファイバ13が配設されている。また、筐体2の両側面部2c,2dには、複数のデジタルファイバセンサが隣接配置されている場合に隣接する他のデジタルファイバセンサとの間で送受信される光信号が通過する光通信用窓14,15が配設されている。
図3は、上記したデジタルファイバセンサ1の電気的な構成を機能ブロック図として示している。デジタルファイバセンサ1は、マイクロコンピュータからなる制御回路16(本発明でいう検出手段、最大値抽出手段、最小値抽出手段、減算手段、割算手段)に、
各表示灯3,4,5a〜5c,6a〜6cの点灯動作および各デジタル表示部10,11の表示動作を制御する表示制御回路17(本発明でいう表示制御手段)と、投光素子18(本発明でいう投光手段)を駆動する駆動回路19と、受光素子20(本発明でいう検出信号出力手段、受光手段)から出力された検出信号を増幅する増幅回路21と、隣接する他のデジタルファイバセンサとの間で信号を光通信により送受信する光通信回路22と、出力信号を外部に出力する出力回路23とが接続されて構成されている。尚、この場合、検出分解能は、「14ビット」(「0[digit]」〜「16,384[digit]」)に構成されている。
図4は、上記したデジタルファイバセンサ1の使用形態の一例を示している。デジタルファイバセンサ1は、例えば製造ラインの搬送用ローラ24により搬送される被検出物(ワーク)25の検出を行なえるように、投光ヘッド12aおよび受光ヘッド13aが配置される。そして、デジタルファイバセンサ1は、投光素子18から投じられた光が投光用ファイバ12を通じて投光ヘッド12aから出力され、受光ヘッド13aに入力されて受光用ファイバ13を通じて受光素子20に受光されたか否かに応じて被検出物25の検出を行うようになっている。
次に、上記した構成の作用について、図1、図5ないし図8を参照して説明する。ここでは、
(1)検出余裕度を表示する機能
(2)検出レベルを表示する機能
(3)検出状態を表示する機能
(4)検出レベルを拡大して表示する機能
について順次説明する。
(1)検出余裕度を表示する機能
最初に、「検出余裕度を表示する機能」について、図1および図5を参照して説明する。図5は、制御回路16が行う処理をフローチャートとして示している。制御回路16は、検出動作を開始すると、検出レベル最大値および検出レベル最小値を「0」に設定(初期化)し(ステップS1)、増幅回路21から検出信号が入力される旨を待機する(ステップS2)。
さて、制御回路16は、増幅回路21から検出信号が入力されると(ステップS2にて「YES」)、入力された最初の検出信号の検出レベルを検出レベル最大値および検出レベル最小値として設定し(ステップS3)、増幅回路21から検出信号が再度入力される旨を待機すると共に(ステップS4)、検出余裕度の表示タイミングになる旨を待機する(ステップS9)。
次いで、制御回路16は、増幅回路21から検出信号が入力されると(ステップS4にて「YES」)、入力された検出信号の検出レベルが検出レベル最大値よりも大きいか否かを判定し(ステップS5)、入力された検出信号の検出レベルが検出レベル最大値よりも大きい場合であれば(ステップS5にて「YES」)、入力された検出信号の検出レベルを検出レベル最大値として設定し(ステップS6)、上記したステップS4,S9に戻る。
また、制御回路16は、入力された検出信号の検出レベルが検出レベル最大値よりも大きくない場合であれば(ステップS5にて「NO」)、入力された検出信号の検出レベルが検出レベル最小値よりも小さいか否かを判定し(ステップS7)、入力された検出信号の検出レベルが検出レベル最小値よりも小さい場合であれば(ステップS7にて「YES」)、入力された検出信号の検出レベルを検出レベル最小値として設定し(ステップS8)、上記したステップS4,S9に戻る。つまり、制御回路16は、検出余裕度の表示タイミングになるまで、検出レベル最大値および検出レベル信号レベル最小値を更新する。
次いで、制御回路16は、検出余裕度の表示タイミングになると(ステップS9にて「YES」)、その時点での検出レベル最大値から検出レベル最小値を減算して減算値を計算し(ステップS10)、計算された減算値を検出レベル最大値で割算して割算値を計算する(ステップS11)。そして、制御回路16は、計算された割算値を検出余裕度として表示制御回路17を通じて第1のデジタル表示部10に表示させる(ステップS12)。
図1は、上記した処理の一例として、検出レベル最大値が「3,000[digit]」であり且つ検出レベル最小値が「1,000[digit]」である場合に、検出余裕度として「0.66」が第1のデジタル表示部10に表示された場合を示している。尚、この場合、検出余裕度を第1のデジタル表示部10に表示させるのみでも良いし、図1に示すように、検出余裕度を第1のデジタル表示部10に表示させると共に、検出レベル(この場合は例えば「2,134[digit]」)を第2のデジタル表示部11に表示させても良い。また、検出余裕度を第2のデジタル表示部11に表示させると共に、検出レベルを第1のデジタル表示部10に表示させても良い。尚、検出レベルを表示する場合の詳細な内容については、以下に説明する。
(2)検出レベルを表示する機能
次に、「検出レベルを表示する機能」について、図6を参照して説明する。上記した構成では、検出分解能が「14ビット」であるのにも拘らず、第1のデジタル表示部10および第2のデジタル表示部11の双方が4桁しか表示できない構成であるので、制御回路16は、検出レベルを以下のいずれかの方法により表示する。
(2−1)「TEACH」表示灯5bを5桁目の識別子として表示する方法
(2−2)5桁の検出レベルを4桁で表示可能となるように検出レベルの範囲を全体的に
負側にシフトさせ、「TEACH」表示灯5bを検出レベルの範囲が全体的に
負側にシフトされた旨を表す識別子として表示する方法
以下、各々について順次説明する。
(2−1)「TEACH」表示灯5bを5桁目の識別子として表示する方法
最初に、「「TEACH」表示灯5bを5桁目の識別子として表示する方法」について、図6(a)を参照して説明する。この場合、制御回路16は、例えば検出レベルが「12,345[digit]」であると、表示制御回路17を通じて「TEACH」表示灯5bを点灯させると共に、4桁の「2,345」を表示制御回路17を通じて第1のデジタル表示部10に表示させる。つまり、「TEACH」表示灯5bは、本発明の請求項4でいう「(n+1)桁目を表す識別子」に相当する。尚、「TEACH」表示灯5bを点灯させる代わりに他の表示灯(例えば「RUN」表示灯5aや「ADJ」表示灯5c)を点灯させても良く、また、これらの表示灯を点灯させる代わりに点滅させても良い。
(2−2)5桁の検出レベルを4桁で表示可能となるように検出レベルの範囲を全体的に
負側にシフトさせ、「TEACH」表示灯5bを検出レベルの範囲が全体的に
負側にシフトされた旨を表す識別子として表示する方法
次に、「5桁の検出レベルを4桁で表示可能となるように検出レベルの範囲を全体的に負側にシフトさせ、「TEACH」表示灯5bを検出レベルの範囲が全体的に負側にシ
フトされた旨を表す識別子として表示する方法」について、図6(b)を参照して説明する。この場合、制御回路16は、例えば検出レベルが「12,345[digit]」であると、5桁の検出レベル「12,345[digit]」を4桁の検出レベル「5,960[digit]」に変換させ、表示制御回路17を通じて「TEACH」表示灯5bを点灯させると共に、5桁から4桁に変換された検出レベル「5,960[digit]」を表示制御回路17を通じて第1のデジタル表示部10に表示させる。つまり、「TEACH」表示灯5bは、本発明の請求項5でいう「検出レベルの範囲が全体的に負側にシフトされた旨を表す識別子」に相当する。尚、この場合も、「TEACH」表示灯5bを点灯させる代わりに他の表示灯(例えば「RUN」表示灯5aや「ADJ」表示灯5c)を点灯させても良く、また、これらの表示灯を点灯させる代わりに点滅させても良い。
(3)検出状態を表示する機能
次に、「検出状態を表示する機能」について、図7を参照して説明する。制御回路16は、検出を行っている状態(検出オン状態)では、図7(a)に示すように、検出を行っている旨を示す「on」を表示制御回路17を通じて第2のデジタル表示部11に表示させ、これに対して、検出を行っていない状態(検出オフ状態)では、図7(b)に示すように、検出を行っていない旨を示す「oFF」を表示制御回路17を通じて第1のデジタル表示部10に表示させる。尚、この場合、検出を行っている旨を示す「on」を第1のデジタル表示部10に表示させ、検出を行っていない旨を示す「oFF」を第2のデジタル表示部11に表示させても良い。
(4)検出レベルを拡大して表示する機能
次に、「検出レベルを拡大して表示する機能」について、図8を参照して説明する。制御回路16は、増幅回路21から検出信号が入力されると、入力された検出信号の検出レベルを所定倍に変換して表示制御回路17を通じて表示部7に表示させると共に、閾値をも所定倍に変換して検出を行う。具体的に説明すると、図8に示すように、制御回路16は、増幅回路21から入力された検出信号の検出レベルが「400[digit]」であると共に閾値が「200[digit]」である場合には、例えば「2倍」に設定されていると、検出信号の検出レベルを「800[digit]」に変換して表示制御回路17を通じて表示部7に表示させると共に、閾値を「400[digit]」に変換して検出を行う。
また、制御回路16は、これと同様にして、例えば「4倍」に設定されていると、検出信号の検出レベルを「1,600[digit]」に変換して表示制御回路17を通じて表示部7に表示させると共に、閾値を「800[digit]」に変換して検出を行い、さらに、例えば「8倍」に設定されていると、検出信号の検出レベルを「3,200[digit]」に変換して表示制御回路17を通じて表示部7に表示させると共に、閾値を「1,600[digit]」に変換して検出を行う。つまり、この場合、検出信号の検出レベルが所定倍に変換されて表示されるが、閾値も所定倍に変換されるので、S/N比に変化が生じることはない。
以上に説明したように本実施形態によれば、デジタルファイバセンサ1において、検出レベルの最大値から検出レベルの最小値が減算され、その減算値が検出レベルの最大値で割算された割算値が検出余裕度として表示されるように構成したので、現在の受光量が閾値で割算された割算結果が検出余裕度として表示される従来のものとは異なって、例えば被検出物25が次々と搬送されて検出が行われる場合であっても、表示される検出余裕度が変動することがなく、作業者は、検出余裕度を容易に確認することができ、また、被検出物25の種類や検出条件が変化した場合であっても、検出余裕度を容易に確認することができる。
また、デジタルファイバセンサ1において、検出余裕度が第1のデジタル表示部10に表示されると共に、検出レベルが第2のデジタル表示部11に表示されるように構成したので、作業者は、検出余裕度と検出レベルとの双方を同時に確認することができ、例えば検出余裕度が大きい値で表示されているのにも拘らず、検出レベルが小さい値で表示される場合には、検出状態が不安定である旨を容易に確認することができる。
また、デジタルファイバセンサ1において、検出余裕度や検出レベルが10進数の数字により表示されるように構成したので、作業者は、割算結果や検出レベルを数字により容易に確認することができる。
また、デジタルファイバセンサ1において、検出信号の検出レベルが5桁であると、5桁の検出レベルが、5桁目を表す「TEACH」表示灯5bと4桁の数字との組合わせにより表示されるように構成したので、作業者は、「TEACH」表示灯5bが点灯されることにより、検出レベルが5桁である旨を容易に確認することができ、5桁の検出レベルを適切に確認することができる。
さらに、デジタルファイバセンサ1において、5桁の検出レベルが4桁で表示可能となるように検出レベルの範囲が全体的に負側にシフトされ、検出信号の検出レベルが、検出レベルの範囲が全体的に負側にシフトされた旨を表す「TEACH」表示灯5bと負側にシフトされた検出レベルの4桁の数字との組合わせにより表示されるように構成したので、作業者は、「TEACH」表示灯5bが点灯されることにより、検出レベルの範囲が全体的に負側にシフトされていることを容易に確認することができ、この場合も、5桁の検出レベルを適切に確認することができる。
本発明は、上記した実施形態にのみ限定されるものではなく、以下のように変形または拡張することができる。
検出センサは、デジタルファイバセンサに限らず、他のセンサであっても良い。
複数のデジタルファイバセンサが連結された構成であっても良い。
表示部が1個のデジタル表示部31のみからなり、図9(a)に示すように、割算値が検出余裕度として表示される構成であっても良い。また、図9(b)に示すように、デジタル表示部41にマイナス表示灯41aが設けられ、5桁の検出レベルが、5桁目を表す
マイナス表示灯41aと4桁の数字との組合わせにより表示される構成であっても良い。さらに、図9(c)に示すように、検出状態に応じて、検出を行っている旨を示す「on」と検出を行っていない旨を示す「oFF」とが切替えられて表示される構成であっても良い。
検出余裕度が数字ではなく、例えば検出余裕度が「33%」のときにはバーが1本表示され、検出余裕度が「66%」のときにはバーが2本表示されるなど、バーにより表示される構成であっても良い。
本発明の一実施形態の検出余裕度が表示される態様の一例を示す図 外観斜視図 機能ブロック図 使用形態の一例を示す図 フローチャート 検出レベルが表示される態様の一例を示す図 検出状態が表示される態様の一例を示す図 検出レベルおよび閾値が拡大される態様の一例を示す図 その他の実施形態を示す図
符号の説明
図面中、1はデジタルファイバセンサ(検出センサ)、7は表示部(表示手段)、10は第1のデジタル表示部(第1の表示部)、11は第2のデジタル表示部(第2の表示部)、16は制御回路(検出手段、最大値抽出手段、最小値抽出手段、減算手段、割算手段)、17は表示制御回路(表示制御手段)、19は投光素子(投光手段)、21は受光素子(検出信号出力手段、受光手段)、25は被検出物である。

Claims (6)

  1. 被検出物の検出状態に応じた検出信号を出力する検出信号出力手段と、
    前記検出信号出力手段から出力された検出信号に基づいて被検出物の検出を行う検出手段と、
    表示手段とを備えた検出センサであって、
    前記検出信号出力手段から出力された検出信号の検出レベルの最大値を抽出する最大値抽出手段と、
    前記検出信号出力手段から出力された検出信号の検出レベルの最小値を抽出する最小値抽出手段と、
    前記最大値抽出手段により抽出された最大値から前記最小値抽出手段により抽出された最小値を減算する減算手段と、
    前記減算手段により取得された減算値を前記最大値抽出手段により抽出された最大値で割算する割算手段と、
    前記割算手段により取得された割算結果を検出余裕度として前記表示手段に表示させる表示制御手段とを備えたことを特徴とする検出センサ。
  2. 請求項1に記載した検出センサにおいて、
    前記表示手段は、第1の表示部と第2の表示部とを備えて構成され、
    前記表示制御手段は、前記割算手段により取得された割算結果を前記第1の表示部および前記第2の表示部のうちの一方に表示させると共に、前記検出信号出力手段から出力された検出信号の検出レベルを前記第1の表示部および前記第2の表示部のうちの他方に表示させることを特徴とする検出センサ。
  3. 請求項1または2に記載した検出センサにおいて、
    前記表示手段は、複数桁の7セグメントLEDにより構成され、
    前記表示制御手段は、前記割算手段により取得された割算結果や前記検出信号出力手段から出力された検出信号の検出レベルを数字により前記表示手段に表示させることを特徴とする検出センサ。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載した検出センサにおいて、
    前記表示手段は、n(nは自然数)桁の7セグメントLEDにより構成され、
    前記表示制御手段は、前記検出信号出力手段から出力された検出信号の検出レベルが(n+1)桁である場合に、(n+1)桁の検出レベルを、(n+1)桁目を表す識別子とn桁の数字との組合わせにより前記表示手段に表示させることを特徴とする検出センサ。
  5. 請求項1ないし3のいずれかに記載した検出センサにおいて、
    前記表示手段は、n(nは自然数)桁の7セグメントLEDにより構成され、
    前記表示制御手段は、(n+1)桁の検出レベルをn桁で表示可能となるように検出レベルの範囲を全体的に負側にシフトさせ、前記検出信号出力手段から出力された検出信号の検出レベルを、検出レベルの範囲が全体的に負側にシフトされた旨を表す識別子と負側にシフトされた検出レベルのn桁の数字との組合わせにより前記表示手段に表示させることを特徴とする検出センサ。
  6. 請求項1ないし5のいずれかに記載した検出センサにおいて、
    前記検出信号出力手段は、投光手段から照射された光を受光して受光レベルに応じた検出信号を出力する受光手段により構成されていることを特徴とする検出センサ。

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