JP4195355B2 - 検出センサ - Google Patents
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被検出物の検出状態に応じた検出信号を出力する検出信号出力手段と、
前記検出信号出力手段から出力された検出信号に基づいて被検出物の検出を行う検出手段と、
表示手段とを備えたものであって、
前記検出信号出力手段から出力された検出信号の検出レベルの最大値を抽出する最大値抽出手段と、
前記検出信号出力手段から出力された検出信号の検出レベルの最小値を抽出する最小値抽出手段と、
前記最大値抽出手段により抽出された最大値から前記最小値抽出手段により抽出された最小値を減算する減算手段と、
前記減算手段により取得された減算値を前記最大値抽出手段により抽出された最大値で割算する割算手段と、
前記割算手段により取得された割算結果を検出余裕度として前記表示手段に表示させる表示制御手段とを備えて構成したことを特徴とする。
請求項1に記載したものにおいて、
前記表示手段は、第1の表示部と第2の表示部とを備えて構成され、
前記表示制御手段は、前記割算手段により取得された割算結果を前記第1の表示部および前記第2の表示部のうちの一方に表示させると共に、前記検出信号出力手段から出力された検出信号の検出レベルを前記第1の表示部および前記第2の表示部のうちの他方に表示させるように構成したことを特徴とする。
請求項1または2に記載したものにおいて、
前記表示手段は、複数桁の7セグメントLEDにより構成され、
前記表示制御手段は、前記割算手段により取得された割算結果や前記検出信号出力手段から出力された検出信号の検出レベルを数字により前記表示手段に表示させるように構成したことを特徴とする。
請求項1ないし3のいずれかに記載したものにおいて、
前記表示手段は、n(nは自然数)桁の7セグメントLEDにより構成され、
前記表示制御手段は、前記検出信号出力手段から出力された検出信号の検出レベルが(n+1)桁である場合に、(n+1)桁の検出レベルを、(n+1)桁目を表す識別子とn桁の数字との組合わせにより前記表示手段に表示させるように構成したことを特徴とする。
請求項1ないし3のいずれかに記載したものにおいて、
前記表示手段は、n(nは自然数)桁の7セグメントLEDにより構成され、
前記表示制御手段は、(n+1)桁の検出レベルをn桁で表示可能となるように検出レベルの範囲を全体的に負側にシフトさせ、前記検出信号出力手段から出力された検出信号の検出レベルを、検出レベルの範囲が全体的に負側にシフトされた旨を表す識別子と負側にシフトされた検出レベルのn桁の数字との組合わせにより前記表示手段に表示させるように構成したことを特徴とする。
請求項1ないし5のいずれかに記載したものにおいて、
前記検出信号出力手段は、投光手段から照射された光を受光して受光レベルに応じた検出信号を出力する受光手段により構成したことを特徴とする。
請求項4に記載した発明によれば、検出信号の検出レベルが(n+1)桁であると、(n+1)桁の検出レベルが、(n+1)桁目を表す識別子とn桁の数字との組合わせにより表示されるようになるので、作業者は、(n+1)桁目を表す識別子が表示されることにより、検出レベルが(n+1)桁である旨を容易に確認することができ、(n+1)桁の検出レベルを適切に確認することができる。
デジタルファイバセンサ1の筐体2の上面部2aには、動作表示灯3、安定表示灯4、第1のモード表示部5、第2のモード表示部6、表示部7(本発明でいう表示手段)、モードキー8およびジョグスイッチ9が配設されている。
各表示灯3,4,5a〜5c,6a〜6cの点灯動作および各デジタル表示部10,11の表示動作を制御する表示制御回路17(本発明でいう表示制御手段)と、投光素子18(本発明でいう投光手段)を駆動する駆動回路19と、受光素子20(本発明でいう検出信号出力手段、受光手段)から出力された検出信号を増幅する増幅回路21と、隣接する他のデジタルファイバセンサとの間で信号を光通信により送受信する光通信回路22と、出力信号を外部に出力する出力回路23とが接続されて構成されている。尚、この場合、検出分解能は、「14ビット」(「0[digit]」〜「16,384[digit]」)に構成されている。
(1)検出余裕度を表示する機能
(2)検出レベルを表示する機能
(3)検出状態を表示する機能
(4)検出レベルを拡大して表示する機能
について順次説明する。
最初に、「検出余裕度を表示する機能」について、図1および図5を参照して説明する。図5は、制御回路16が行う処理をフローチャートとして示している。制御回路16は、検出動作を開始すると、検出レベル最大値および検出レベル最小値を「0」に設定(初期化)し(ステップS1)、増幅回路21から検出信号が入力される旨を待機する(ステップS2)。
次に、「検出レベルを表示する機能」について、図6を参照して説明する。上記した構成では、検出分解能が「14ビット」であるのにも拘らず、第1のデジタル表示部10および第2のデジタル表示部11の双方が4桁しか表示できない構成であるので、制御回路16は、検出レベルを以下のいずれかの方法により表示する。
(2−2)5桁の検出レベルを4桁で表示可能となるように検出レベルの範囲を全体的に
負側にシフトさせ、「TEACH」表示灯5bを検出レベルの範囲が全体的に
負側にシフトされた旨を表す識別子として表示する方法
以下、各々について順次説明する。
最初に、「「TEACH」表示灯5bを5桁目の識別子として表示する方法」について、図6(a)を参照して説明する。この場合、制御回路16は、例えば検出レベルが「12,345[digit]」であると、表示制御回路17を通じて「TEACH」表示灯5bを点灯させると共に、4桁の「2,345」を表示制御回路17を通じて第1のデジタル表示部10に表示させる。つまり、「TEACH」表示灯5bは、本発明の請求項4でいう「(n+1)桁目を表す識別子」に相当する。尚、「TEACH」表示灯5bを点灯させる代わりに他の表示灯(例えば「RUN」表示灯5aや「ADJ」表示灯5c)を点灯させても良く、また、これらの表示灯を点灯させる代わりに点滅させても良い。
負側にシフトさせ、「TEACH」表示灯5bを検出レベルの範囲が全体的に
負側にシフトされた旨を表す識別子として表示する方法
次に、「5桁の検出レベルを4桁で表示可能となるように検出レベルの範囲を全体的に負側にシフトさせ、「TEACH」表示灯5bを検出レベルの範囲が全体的に負側にシ
フトされた旨を表す識別子として表示する方法」について、図6(b)を参照して説明する。この場合、制御回路16は、例えば検出レベルが「12,345[digit]」であると、5桁の検出レベル「12,345[digit]」を4桁の検出レベル「5,960[digit]」に変換させ、表示制御回路17を通じて「TEACH」表示灯5bを点灯させると共に、5桁から4桁に変換された検出レベル「5,960[digit]」を表示制御回路17を通じて第1のデジタル表示部10に表示させる。つまり、「TEACH」表示灯5bは、本発明の請求項5でいう「検出レベルの範囲が全体的に負側にシフトされた旨を表す識別子」に相当する。尚、この場合も、「TEACH」表示灯5bを点灯させる代わりに他の表示灯(例えば「RUN」表示灯5aや「ADJ」表示灯5c)を点灯させても良く、また、これらの表示灯を点灯させる代わりに点滅させても良い。
次に、「検出状態を表示する機能」について、図7を参照して説明する。制御回路16は、検出を行っている状態(検出オン状態)では、図7(a)に示すように、検出を行っている旨を示す「on」を表示制御回路17を通じて第2のデジタル表示部11に表示させ、これに対して、検出を行っていない状態(検出オフ状態)では、図7(b)に示すように、検出を行っていない旨を示す「oFF」を表示制御回路17を通じて第1のデジタル表示部10に表示させる。尚、この場合、検出を行っている旨を示す「on」を第1のデジタル表示部10に表示させ、検出を行っていない旨を示す「oFF」を第2のデジタル表示部11に表示させても良い。
次に、「検出レベルを拡大して表示する機能」について、図8を参照して説明する。制御回路16は、増幅回路21から検出信号が入力されると、入力された検出信号の検出レベルを所定倍に変換して表示制御回路17を通じて表示部7に表示させると共に、閾値をも所定倍に変換して検出を行う。具体的に説明すると、図8に示すように、制御回路16は、増幅回路21から入力された検出信号の検出レベルが「400[digit]」であると共に閾値が「200[digit]」である場合には、例えば「2倍」に設定されていると、検出信号の検出レベルを「800[digit]」に変換して表示制御回路17を通じて表示部7に表示させると共に、閾値を「400[digit]」に変換して検出を行う。
また、デジタルファイバセンサ1において、検出信号の検出レベルが5桁であると、5桁の検出レベルが、5桁目を表す「TEACH」表示灯5bと4桁の数字との組合わせにより表示されるように構成したので、作業者は、「TEACH」表示灯5bが点灯されることにより、検出レベルが5桁である旨を容易に確認することができ、5桁の検出レベルを適切に確認することができる。
検出センサは、デジタルファイバセンサに限らず、他のセンサであっても良い。
複数のデジタルファイバセンサが連結された構成であっても良い。
表示部が1個のデジタル表示部31のみからなり、図9(a)に示すように、割算値が検出余裕度として表示される構成であっても良い。また、図9(b)に示すように、デジタル表示部41にマイナス表示灯41aが設けられ、5桁の検出レベルが、5桁目を表す
マイナス表示灯41aと4桁の数字との組合わせにより表示される構成であっても良い。さらに、図9(c)に示すように、検出状態に応じて、検出を行っている旨を示す「on」と検出を行っていない旨を示す「oFF」とが切替えられて表示される構成であっても良い。
検出余裕度が数字ではなく、例えば検出余裕度が「33%」のときにはバーが1本表示され、検出余裕度が「66%」のときにはバーが2本表示されるなど、バーにより表示される構成であっても良い。
Claims (6)
- 被検出物の検出状態に応じた検出信号を出力する検出信号出力手段と、
前記検出信号出力手段から出力された検出信号に基づいて被検出物の検出を行う検出手段と、
表示手段とを備えた検出センサであって、
前記検出信号出力手段から出力された検出信号の検出レベルの最大値を抽出する最大値抽出手段と、
前記検出信号出力手段から出力された検出信号の検出レベルの最小値を抽出する最小値抽出手段と、
前記最大値抽出手段により抽出された最大値から前記最小値抽出手段により抽出された最小値を減算する減算手段と、
前記減算手段により取得された減算値を前記最大値抽出手段により抽出された最大値で割算する割算手段と、
前記割算手段により取得された割算結果を検出余裕度として前記表示手段に表示させる表示制御手段とを備えたことを特徴とする検出センサ。 - 請求項1に記載した検出センサにおいて、
前記表示手段は、第1の表示部と第2の表示部とを備えて構成され、
前記表示制御手段は、前記割算手段により取得された割算結果を前記第1の表示部および前記第2の表示部のうちの一方に表示させると共に、前記検出信号出力手段から出力された検出信号の検出レベルを前記第1の表示部および前記第2の表示部のうちの他方に表示させることを特徴とする検出センサ。 - 請求項1または2に記載した検出センサにおいて、
前記表示手段は、複数桁の7セグメントLEDにより構成され、
前記表示制御手段は、前記割算手段により取得された割算結果や前記検出信号出力手段から出力された検出信号の検出レベルを数字により前記表示手段に表示させることを特徴とする検出センサ。 - 請求項1ないし3のいずれかに記載した検出センサにおいて、
前記表示手段は、n(nは自然数)桁の7セグメントLEDにより構成され、
前記表示制御手段は、前記検出信号出力手段から出力された検出信号の検出レベルが(n+1)桁である場合に、(n+1)桁の検出レベルを、(n+1)桁目を表す識別子とn桁の数字との組合わせにより前記表示手段に表示させることを特徴とする検出センサ。 - 請求項1ないし3のいずれかに記載した検出センサにおいて、
前記表示手段は、n(nは自然数)桁の7セグメントLEDにより構成され、
前記表示制御手段は、(n+1)桁の検出レベルをn桁で表示可能となるように検出レベルの範囲を全体的に負側にシフトさせ、前記検出信号出力手段から出力された検出信号の検出レベルを、検出レベルの範囲が全体的に負側にシフトされた旨を表す識別子と負側にシフトされた検出レベルのn桁の数字との組合わせにより前記表示手段に表示させることを特徴とする検出センサ。 - 請求項1ないし5のいずれかに記載した検出センサにおいて、
前記検出信号出力手段は、投光手段から照射された光を受光して受光レベルに応じた検出信号を出力する受光手段により構成されていることを特徴とする検出センサ。
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