JP2005098871A - 検出センサ - Google Patents

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Hidehisa Koizumi
秀久 小泉
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Abstract

【課題】 検出分解能が大きくなった場合であっても、表示手段が大型化することなく、作業者が検出レベルを適切に確認できるようにする。
【解決手段】 デジタルファイバセンサは、検出信号の検出レベルが5桁である場合に、5桁の検出レベルを5桁目を表す「TEACH」表示灯5bと4桁の数字との組合わせにより表示する。作業者は、「TEACH」表示灯5bが点灯されることにより、検出レベルが5桁である旨を容易に確認でき、5桁の検出レベルを適切に確認できる。この場合、1桁分の7セグメントLEDを追加する必要もないので、第1のデジタル表示部10や第2のデジタル表示部11が大型化することを未然に回避できる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、被検出物の検出状態に応じたレベルの検出信号を出力する検出信号出力手段と、n(nは自然数)桁の7セグメントLEDにより構成された表示手段とを備えた検出センサに関する。
例えばデジタルファイバセンサなどの検出センサにおいては、検出信号の検出レベルがデジタル表示部に表示されるように構成されている(例えば特許文献1参照)。
特開2002−279871号公報
ところで、デジタル表示部が4桁の7セグメントLEDにより構成されている場合では、検出分解能が例えば12ビットであると、検出レベルの範囲が「0[digit]」〜「4,096[digit]」であるので、全ての検出レベルに対応可能であるが、検出分解能が例えば14ビットであると、検出レベルの範囲が「0[digit]」〜「16,384[digit]」となって5桁になるので、全ての検出レベルに対応不可能である。そのため、検出分解能が14ビットである場合に5桁の検出レベルを表示可能となるように、デジタル表示部を5桁の7セグメントLEDにより構成することが考えられるが、これでは、1桁分の7セグメントLEDを追加する必要があるので、デジタル表示部が大型化するという問題がある。
本発明は、上記した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、検出分解能が大きくなった場合であっても、表示手段が大型化することなく、作業者が検出レベルを適切に確認することができる検出センサを提供することにある。
請求項1に記載した検出センサは、
被検出物の検出状態に応じた検出信号を出力する検出信号出力手段と、
n(nは自然数)桁の7セグメントLEDにより構成された表示手段とを備えたものであって、
前記検出信号出力手段から出力された検出信号の検出レベルが(n+1)桁である場合に、(n+1)桁の検出レベルを、(n+1)桁目を表す識別子とn桁の数字との組合わせにより前記表示手段に表示させる表示制御手段を備えて構成したことを特徴とする。
請求項2に記載した検出センサは、
被検出物の検出状態に応じた検出信号を出力する検出信号出力手段と、
n(nは自然数)桁の7セグメントLEDにより構成された表示手段とを備えたものであって、
(n+1)桁の検出レベルをn桁で表示可能となるように検出レベルの範囲を全体的に負側にシフトさせ、前記検出信号出力手段から出力された検出信号の検出レベルを、検出レベルの範囲が全体的に負側にシフトされた旨を表す識別子と負側にシフトされた検出レベルのn桁の数字との組合わせにより前記表示手段に表示させる表示制御手段を備えて構成したことを特徴とする。
請求項3に記載した検出センサは、
請求項1または2に記載したものにおいて、
前記検出信号出力手段は、投光手段から照射された光を受光して受光レベルに応じた検出信号を出力する受光手段により構成したことを特徴とする。
請求項1に記載した発明によれば、検出信号の検出レベルが(n+1)桁であると、(n+1)桁の検出レベルが、(n+1)桁目を表す識別子とn桁の数字との組合わせにより表示されるようになるので、検出分解能が大きくなった場合であっても、作業者は、(n+1)桁目を表す識別子が表示されることにより、検出レベルが(n+1)桁である旨を容易に確認することができ、(n+1)桁の検出レベルを適切に確認することができる。しかも、この場合、1桁分の7セグメントLEDを追加する必要もないので、表示手段が大型化することを未然に回避することができる。
請求項2に記載した発明によれば、(n+1)桁の検出レベルがn桁で表示可能となるように検出レベルの範囲が全体的に負側にシフトされ、検出信号の検出レベルが、検出レベルの範囲が全体的に負側にシフトされた旨を表す識別子と負側にシフトされた検出レベルのn桁の数字との組合わせにより表示されるようになるので、作業者は、検出レベルの範囲が全体的に負側にシフトされた旨を表す識別子が表示されることにより、検出レベルの範囲が全体的に負側にシフトされていることを容易に確認することができ、(n+1)桁の検出レベルを適切に確認することができる。しかも、この場合も、1桁分の7セグメントLEDを追加する必要もないので、表示手段が大型化することを未然に回避することができる。
請求項3に記載した発明によれば、受光状態であるか遮光状態であるかに基づいて被検出物の検出を行う例えばデジタルファイバセンサなどに適用することができる。
以下、本発明の検出センサをデジタルファイバセンサに適用した一実施形態について、図面を参照して説明する。図2は、デジタルファイバセンサの外観斜視図を示している
デジタルファイバセンサ1の筐体2の上面部2aには、動作表示灯3、安定表示灯4、第1のモード表示部5、第2のモード表示部6、表示部7(本発明でいう表示手段)、モードキー8およびジョグスイッチ9が配設されている。
図1に示すように、第1のモード表示部5は、検出モードであるときに点灯する「RUN」表示灯5a、閾値設定モードであるときに点灯する「TEACH」表示灯5bおよび閾値を微調整するモードであるときに点灯する「ADJ」表示灯5cが配列されて構成されている。第2のモード表示部6は、受光時オンか非受光時オンかを設定するときに点灯する「L/D ON」表示灯6a、タイマを使用するか否かを設定するときに点灯する「TIMER」表示灯6bおよびメモリ機能などの高度な機能を設定するときに点灯する「PRO」表示灯6cが配列されて構成されている。
表示部7は、第1のデジタル表示部10と第2のデジタル表示部11とから構成されている。第1のデジタル表示部10は、4桁の7セグメントLED10a〜10dを備え、4桁の表示が可能に構成されている。第2のデジタル表示部11は、4桁の7セグメントLED11a〜11dを備え、4桁の表示が可能に構成されている。モードキー8は、作業者がモードを選択するキーであり、ジョグスイッチ9は、作業者が選択されたモード内の詳細な項目を設定したり数値を変更したりするスイッチである。
筐体2の前面部2bには、投光ヘッド12aが先端部に取付けられている投光用ファイバ12が配設されていると共に、受光ヘッド13aが先端部に取付けられている受光用ファイバ13が配設されている。また、筐体2の両側面部2c,2dには、複数のデジタルファイバセンサが隣接配置されている場合に隣接する他のデジタルファイバセンサとの間で送受信される光信号が通過する光通信用窓14,15が配設されている。
図3は、上記したデジタルファイバセンサ1の電気的な構成を機能ブロック図として示している。デジタルファイバセンサ1は、マイクロコンピュータからなる制御回路16に、各表示灯3,4,5a〜5c,6a〜6cの点灯動作および各デジタル表示部10,11の表示動作を制御する表示制御回路17(本発明でいう表示制御手段)と、投光素子18(本発明でいう投光手段)を駆動する駆動回路19と、受光素子20(本発明でいう検出信号出力手段、受光手段)から出力された検出信号を増幅する増幅回路21と、隣接する他のデジタルファイバセンサとの間で信号を光通信により送受信する光通信回路22と、出力信号を外部に出力する出力回路23とが接続されて構成されている。尚、この場合、検出分解能は、「14ビット」(「0[digit]」〜「16,384[digit]」)に構成されている。
図4は、上記したデジタルファイバセンサ1の使用形態の一例を示している。デジタルファイバセンサ1は、例えば製造ラインの搬送用ローラ24により搬送される被検出物(ワーク)25の検出を行なえるように、投光ヘッド12aおよび受光ヘッド13aが配置される。そして、デジタルファイバセンサ1は、投光素子18から投じられた光が投光用ファイバ12を通じて投光ヘッド12aから出力され、受光ヘッド13aに入力されて受光用ファイバ13を通じて受光素子20に受光されたか否かに応じて被検出物25の検出を行うようになっている。
次に、上記した構成の作用について、図1、図5および図6を参照して説明する。
上記した構成では、検出分解能が「14ビット」であるのにも拘らず、第1のデジタル表示部10および第2のデジタル表示部11の双方が4桁しか表示できない構成であるので、制御回路16は、検出レベルを以下のいずれかの方法により表示する。
(1)「TEACH」表示灯5bを5桁目の識別子として表示する方法
(2)5桁の検出レベルを4桁で表示可能となるように検出レベルの範囲を全体的に負側
にシフトさせ、「TEACH」表示灯5bを検出レベルの範囲が全体的に負側にシ
フトされた旨を表す識別子として表示する方法
以下、各々について順次説明する。
(1)「TEACH」表示灯5bを5桁目の識別子として表示する方法
最初に、「「TEACH」表示灯5bを5桁目の識別子として表示する方法」について、図1(a)および図5を参照して説明する。図5は、制御回路16が行う処理をフローチャートとして示している。制御回路16は、検出動作を開始すると、この場合は、増幅回路21から検出信号が入力される旨を待機する(ステップS1)。次いで、制御回路16は、増幅回路21から検出信号が入力されると(ステップS1にて「YES」)、入力された検出信号の検出レベルが5桁であるか否かを判定する(ステップS2)。
ここで、制御回路16は、入力された検出信号の検出レベルが5桁でなければ(ステップS2にて「NO」)、検出信号レベルを表示制御回路17を通じて第1のデジタル表示部10に表示させる(ステップS3)。
これに対して、制御回路16は、入力された検出信号の検出レベルが5桁であれば(ステップS2にて「YES」)、表示制御回路17を通じて「TEACH」表示灯5bを点灯させると共に、4桁の数字を表示制御回路17を通じて第1のデジタル表示部10に表示させ、検出レベルを「TEACH」表示灯5bと4桁の数字との組合わせにより表示させる(ステップS4)。
これにより、制御回路16は、例えば検出レベルが「12,345[digit]」であると、図1(a)に示すように、表示制御回路17を通じて「TEACH」表示灯5bを点灯させると共に、4桁の「2,345」を表示制御回路17を通じて第1のデジタル表示部10に表示させる。つまり、「TEACH」表示灯5bは、本発明の請求項1でいう「(n+1)桁目を表す識別子」に相当する。尚、「TEACH」表示灯5bを点灯させる代わりに他の表示灯(例えば「RUN」表示灯5aや「ADJ」表示灯5c)を点灯させても良く、また、これらの表示灯を点灯させる代わりに点滅させても良い。
(2)5桁の検出レベルを4桁で表示可能となるように検出レベルの範囲を全体的に負側
にシフトさせ、「TEACH」表示灯5bを検出レベルの範囲が全体的に負側にシ
フトされた旨を表す識別子として表示する方法
次に、「5桁の検出レベルを4桁で表示可能となるように検出レベルの範囲を全体的に負側にシフトさせ、「TEACH」表示灯5bを検出レベルの範囲が全体的に負側にシフトされた旨を表す識別子として表示する方法」について、図1(b)および図6を参照して説明する。図6は、制御回路16が行う処理をフローチャートとして示している。制御回路16は、検出動作を開始すると、この場合は、検出レベルの範囲が「0[digit]」〜「16,384[digit]」であるので、検出レベルの最大値「16,384[digit]」が4桁で表示可能な検出レベルの最大値「9,999[digit]」に変換されるように、検出レベルの範囲を全体的に負側にシフトさせ(ステップS11)、増幅回路21から検出信号が入力される旨を待機する(ステップS12)。
そして、制御回路16は、増幅回路21から検出信号が入力されると(ステップS12にて「YES」)、入力された検出信号の検出レベルを負側にシフトさせ(ステップS13)、表示制御回路17を通じて「TEACH」表示灯5bを点灯させると共に、負側にシフトされた検出レベルの4桁の数字を表示制御回路17を通じて第1のデジタル表示部10に表示させ、検出レベルを「TEACH」表示灯5bと負側にシフトされた検出レベルの4桁の数字との組合わせにより表示させる(ステップS14)。
これにより、制御回路16は、例えば検出レベルが「12,345[digit]」であると、図1(b)に示すように、5桁の検出レベル「12,345[digit]」を4桁の検出レベル「5,960[digit]」に変換させ、表示制御回路17を通じて「TEACH」表示灯5bを点灯させると共に、5桁から4桁に変換された検出レベル「5,960[digit]」を表示制御回路17を通じて第1のデジタル表示部10に表示させる。つまり、「TEACH」表示灯5bは、本発明の請求項2でいう「検出レベルの範囲が全体的に負側にシフトされた旨を表す識別子」に相当する。尚、この場合も、「TEACH」表示灯5bを点灯させる代わりに他の表示灯(例えば「RUN」表示灯5aや「ADJ」表示灯5c)を点灯させても良く、また、これらの表示灯を点灯させる代わりに点滅させても良い。
以上に説明したように本実施形態によれば、デジタルファイバセンサ1において、検出信号の検出レベルが5桁であると、5桁の検出レベルが、5桁目を表す「TEACH」表示灯5bと4桁の数字との組合わせにより表示されるように構成したので、作業者は、「TEACH」表示灯5bが点灯されることにより、検出レベルが5桁である旨を容易に確認することができ、5桁の検出レベルを適切に確認することができ、しかも、この場合、1桁分の7セグメントLEDを追加する必要もないので、第1のデジタル表示部10や第2のデジタル表示部11が大型化することを未然に回避することができる。
また、デジタルファイバセンサ1において、5桁の検出レベルが4桁で表示可能となるように検出レベルの範囲が全体的に負側にシフトされ、検出信号の検出レベルが、検出レベルの範囲が全体的に負側にシフトされた旨を表す「TEACH」表示灯5bと4桁の数字との組合わせにより表示されるように構成したので、作業者は、「TEACH」表示灯5bが点灯されることにより、検出レベルの範囲が全体的に負側にシフトされていることを容易に確認することができ、5桁の検出レベルを適切に確認することができ、しかも、この場合も、1桁分の7セグメントLEDを追加する必要もないので、第1のデジタル表示部10や第2のデジタル表示部11が大型化することを未然に回避することができる。
本発明は、上記した実施形態にのみ限定されるものではなく、以下のように変形または拡張することができる。
検出センサは、デジタルファイバセンサに限らず、他のセンサであっても良い。
複数のデジタルファイバセンサが連結された構成であっても良い。
表示部が1個のデジタル表示部31のみからなり、図7に示すように、デジタル表示部31にマイナス表示灯31aが設けられ、検出レベルが5桁である場合に、5桁の検出信号の検出レベルが、5桁目を表すマイナス表示灯31aと4桁の数字との組合わせにより表示される構成であっても良い。
検出分解能がより大きくなった場合に、例えば「TEACH」表示灯のみが点灯されることにより5桁目が「1」であることが表され、「RUN」表示灯および「TEACH」表示灯の2つの表示灯が点灯されることにより5桁目が「2」であることが表され、「RUN」表示灯、「TEACH」表示灯および「ADJ」表示灯の3つの表示灯が点灯されることにより5桁目が「3」であることが表される構成であっても良い。
本発明の一実施形態の検出レベルが表示される態様の一例を示す図 外観斜視図 機能ブロック図 使用形態の一例を示す図 フローチャート 図5相当図 その他の実施形態を示す図
符号の説明
図面中、1はデジタルファイバセンサ(検出センサ)、7は表示部(表示手段)、17は表示制御回路(表示制御手段)、19は投光素子(投光手段)、21は受光素子(検出信号出力手段、受光手段)、25は被検出物である。

Claims (3)

  1. 被検出物の検出状態に応じた検出信号を出力する検出信号出力手段と、
    n(nは自然数)桁の7セグメントLEDにより構成された表示手段とを備えた検出センサであって、
    前記検出信号出力手段から出力された検出信号の検出レベルが(n+1)桁である場合に、(n+1)桁の検出レベルを、(n+1)桁目を表す識別子とn桁の数字との組合わせにより前記表示手段に表示させる表示制御手段を備えたことを特徴とする検出センサ。
  2. 被検出物の検出状態に応じた検出信号を出力する検出信号出力手段と、
    n(nは自然数)桁の7セグメントLEDにより構成された表示手段とを備えた検出センサであって、
    (n+1)桁の検出レベルをn桁で表示可能となるように検出レベルの範囲を全体的に負側にシフトさせ、前記検出信号出力手段から出力された検出信号の検出レベルを、検出レベルの範囲が全体的に負側にシフトされた旨を表す識別子と負側にシフトされた検出レベルのn桁の数字との組合わせにより前記表示手段に表示させる表示制御手段を備えたことを特徴とする検出センサ。
  3. 請求項1または2に記載した検出センサにおいて、
    前記検出信号出力手段は、投光手段から照射された光を受光して受光レベルに応じた検出信号を出力する受光手段により構成されていることを特徴とする検出センサ。

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007013526A (ja) * 2005-06-30 2007-01-18 Sunx Ltd 検出センサ及び検出センサシステム

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