JP4195236B2 - 金属調成形物成形用金属調加飾シート及びその製造方法、並びに、金属調成形物成形用金属調加飾シート中間材 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車内外装、家具、建築材料、鞄、家電製品、オーディオ、パーソナルコンピュータ、携帯電話、PDA(パーソナルデジタルアシスタント)、カメラ、ビデオカメラ、看板、ディスプレイ、ネームプレート、額縁、パチンコ・パチスロ等アミューズメント製品、化粧品ケース、宝飾品、食器、玩具等の樹脂製品、樹脂部品の表面に金属調の外見を付加する金属調加飾シートに関する。
【0002】
【従来の技術】
樹脂成形品の成形にあたって金属調加飾シートを金型に挿入して、成形品表面に金属調の外見を付加した成形品は、高級感を減ずることなく従来の金属材料と置き換えでき、同時に省工程、低コスト、軽量化などを同時に達成することができるため、まさに時代的要求に沿った技術であり、非構造材部品を中心に様々な技術が提案されてきている。
【0003】
本出願人も例えば特願2001−221836、特願2001−309775あるいは特願2001−309775等により、成形性、外見、生産性等における様々な要求に応じた提案を行っている。
【0004】
これら従来技術に係る金属調加飾シートの一般構造をモデル的に図4に示す。
このような従来技術に係る金属調加飾シートは、透明または半透明の熱可塑性樹脂フィルムの片面に金属層を真空蒸着法、スパッタリング法、イオンプレーティング法等の真空応用技術により形成し、この金属層を有するフィルムを接着剤層を介してベースフィルムである熱可塑性樹脂フィルムに貼合せて形成される。
【0005】
ここで透明もしくは半透明の熱可塑性樹脂フィルムは金属層の保護のため、極端に薄いものは用いることができない。
金属調加飾シートの生産コストのうち、金属層形成コストが大きな部分を占める。ここで金属層形成コストについて詳細に検討すると、その大半は「段取り」工程にあることが判った。
【0006】
真空応用技術による金属層形成は、一種のバッチ処理で行われている。
すなわち、原料のフィルム(通常、厚さ:100μm〜200μm)のロール、蒸気源、蒸着済みのフィルムを巻き取るための巻き取り軸を真空容器内にセットし、次いで容器を密閉した後、内部を処理に充分な真空度となるように減圧する前段取り工程、実際にフィルムを送りながらその片面に金属層を形成する金属層形成工程、真空容器内の減圧を解除し、得られた蒸着済みのフィルムロールを取り出し、容器内を清掃する後段取り工程の3つに分けることができる。
【0007】
ここで、第2の金属層形成工程は例えば蒸着の場合、200〜300m/分の速度で行うことができるため、1ロール(1ロールあたりの巻き長さは1000〜2000m)あたり数分〜10分程度で終了する。
【0008】
しかしながら前段取り工程と後段取り工程とを合わせた段取り工程総時間はこれらの数十倍の時間が必要である。特にアルミニウムなどの一般的な金属ではなく、成形時に特に深絞りを可能とするインジウム等の特殊な金属を蒸着する場合、前後の段取り工程に必要な時間はさらに長くなる。
【0009】
これら前後の段取り工程での作業はほとんど人手で行うものが主であるため、金属層形成コストのほとんどを占めるが、これら前後の段取り工程の簡略化、低コスト化は容易ではない。
【0010】
また、現状の金属調加飾シートには、その他の改良、例えば意匠性や耐擦傷性の向上が求められている。
意匠性に対しては金属層を形成する透明または半透明の熱可塑性樹脂フィルムの金属層形成側の面にサンドマット加工、エッチング加工あるいはヘアライン加工などを単独で、あるいは組み合わせて行うことでかなりの自由に賦与することができる。しかしながらこれら加工を行った面に対して金属層を形成するとフィルムとの密着性が低下し、成形時などに金属層の剥離が生じて欠陥品となってしまうことがあった。ここで、金属層を設けない面にこれら加工を行うこともできるが、そのときにはこれら加工効果が摩擦などにより容易に失われてしまう。
【0011】
ここで、透明または半透明の熱可塑性樹脂フィルムとしてアクリル系樹脂フィルムを用いることにより充分な、耐擦傷性賦与効果を得ることができるが、アクリル系樹脂フィルムの場合、引き裂き強度が極めて低いため、取り扱いが困難で、金属層形成時に破断等の事故が発生し安定生産が難しい。
【0012】
さらにアクリル系樹脂フィルムは金属層との密着性が劣り、成形時などに金属層の剥離が生じて欠陥品となってしまうことが多い。ここで、アルミニウムと比べて格段に深絞り成形が可能なことが本発明者等によって見出されたインジウムを金属層を構成する金属として用いると、アクリル系樹脂フィルムとの密着性はアルミニウムに比して著しく劣り、得られる成形品に金属光沢がない不良箇所が多発する。
【0013】
そのため、ポリオレフィン系フィルムやポリエステル系フィルムを用いて一方の面には金属層を形成し、これをベースフィルムと積層した金属調加飾シートについて検討を進めたが、これらポリオレフィン系フィルムやポリエステル系フィルムは耐擦傷性が低く、金属調加飾シートを用いて成形された成形品表面に傷が付きやすい欠点がある。さらに、これらポリオレフィン系フィルムやポリエステル系フィルムを用いた場合、成形性に劣るため、いわゆる「エッジの立った」細部の表現性に優れた成形物が得られない。
【0014】
そこで、成形品、及び、金属調加飾シートを真空成形等の熱成形で成形した中間成形品の金属調表面にハードコート剤によるハードコート層を形成し表面硬度を向上させる対策が講じられてきた。なお、ここで云う中間成形品とは、成形品の射出成形時に金型キャビティ内にインサートとして挿入し、成形品の成形後には成形品と一体となるもので、熱成形法等でキャビティ内壁形状ないしそれに近い形状に予め生成されているものを指し、本発明では成形品及び中間成形品の両者を含めて「成形品」と云う。
【0015】
このようなハードコート層は厚さが数〜数十μmであり、その形成は、ハードコート剤を適当な溶剤に溶解し、あるいはエマルジョンとして成形品あるいは中間成形品表面に、スプレー塗布法、浸漬塗布法などにより塗布し、加熱または紫外線照射などの方法で硬化させて形成される。
【0016】
しかしながら、ハードコート層は以下のような様々な問題を引き起こす。
▲1▼スプレー塗布、浸漬塗布、紫外線照射設備、加熱炉等の設備が必要になる。
▲2▼塗布工程中にごみ、埃が付着しやすく、歩留まりが悪い。あるいはクリーンルームのような特殊で高価な設備が必要になる
【0017】
▲3▼ハードコート処理は連続処理ができず、成形品毎に対して行わなければならなず、その手間が膨大となると共に生産性が低く、同時に、多大な材料ロスが発生する。
【0018】
▲4▼均一なハードコート層の形成が困難で、得られた成形品の表面硬度及び外観に斑が生じやすい。特に成形品のハードコート層形成面の形状が複雑な場合、均一なハードコート層は事実上得られない。
【0019】
▲5▼ハードコート層を施すべき成形品の在庫、搬送、管理に経費がかかる。
▲6▼ハードコート層が不要な箇所(裏面等)にも形成されてしまう。ハードコート層が形成されると不都合が生じる箇所には塗布前にマスキングが必要となり、そのための手間、コストが生じる。
【0020】
▲7▼紫外線硬化タイプのハードコート剤を用いた場合のハードコート層は耐候性に劣り、熱硬化タイプのハードコート剤を用いた場合には乾燥時に成形品の熱変形、反りやねじれが生じる場合があるため、使用目的、形状、使用樹脂などに応じて両者を選択する必要がある。
【0021】
さらに金属調加飾シートには、上記のように、本来の金属調外見賦与効果の他に、耐擦傷向上が求められたり、あるいは、金属調外見賦与にも様々な意匠性(色彩も含め)が同時に求められたりする場合があり、その生産は多品種少量生産とならざるを得ず、在庫の管理、コストの点で問題となっていた。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記した従来の問題点を改善する、すなわち、生産の低コスト化が可能でありながら、成形時に問題が発生せずに比較的大きい深絞りにも対応でき、さらに、意匠性、細部の表現性に優れ、耐擦傷性の賦与にも問題が生じない金属調加飾シートを提供することを目的とする。
【0023】
また、本発明は金属調加飾シートにおける生産上の低コスト化を可能としながら、在庫の管理、コストの問題を解消するための中間材を提供することを特徴とする。
【0024】
【課題を解決するための手段】
本発明の金属調加飾シートは上記課題を解決するため、請求項1に記載の通り、透明あるいは半透明の表面フィルム層、接着剤層、少なくとも片面に金属層を有する金属層保持用フィルム層、接着剤層及びベースフィルム層をこの順で有し、かつ、前記金属層保持用フィルム層が、ベンゼン環とナフタレン環とを主鎖に有するポリエステル系高分子化合物、または、ベンゼン環とシクロヘキサン環とを主鎖に有するポリエステル系高分子化合物からなる金属調成形物成形用金属調加飾シートである。
【0025】
このような構成により、金属調加飾シートの耐擦傷性、意匠性賦与などの成形品表面として求められる性質を表面フィルム層に受け持たせることができ、金属保持用フィルムとしては従来のフィルムに比して極めて薄いものを用いることが可能となり、金属層形成時の段取り工程1回あたりの、真空容器内に入れることができる1ロールあたりの巻き長さを著しく長くすることができ、金属調加飾シート生産コストのうち大きな分野を占める金属層形成コストを1/2〜1/5とすることができる。このため、本発明の金属調加飾シートは、従来技術に係る金属調加飾シートよりフィルム層及び接着剤層がそれぞれ1層ずつ多い構成でありながら、従来の金属調加飾シートよりも生産コストを低くすることが可能となる。
【0026】
さらに、金属層保持用フィルムとして、耐擦傷性等の他の性能をほとんど考慮することなしに、金属との密着性の良好なものを用いることが可能となるため、このとき金属調加飾シートとしての金属との密着性向上が可能となる。また、表面フィルム層として、金属との密着性を考慮することなく、細部の表現性や耐擦傷性に優れたものを、また、意匠性に優れた加工が施されたものを自由に選択することができ、このとき、得られる成形品の細部の表現性や耐擦傷性及び意匠性の向上が図れ、耐擦傷性向上のための高コストのハードコート処理が不要となると共に、絞りの大きい成形を行っても、耐擦傷性に劣る箇所の発生がないので成形の自由度も著しく向上する。
【0027】
本発明の金属調加飾シート中間材は請求項5に記載のように、透明あるいは半透明の金属層保持用フィルム層、金属層、接着剤層及びベースフィルム層をこの順で有し、かつ、前記金属層保持用フィルム層が、ベンゼン環とナフタレン環とを主鎖に有するポリエステル系高分子化合物、または、ベンゼン環とシクロヘキサン環とを主鎖に有するポリエステル系高分子化合物からなる金属調加飾シート中間材であり、この中間材によれば上記本発明に係る金属調加飾シートを容易に作成することが可能である。
【0028】
さらに、この中間材を、予めまとめて生産しておき、その一部を、需要先からの要求に応じた性能(耐擦傷性、意匠、色調)に調整した表面フィルム層に貼合せるだけで対応できるため、従来のように顧客の要求を予測して多種多様な金属調加飾シートを準備しておく必要がなく、在庫管理の手間および在庫コスト、リスクを大幅に解消することが可能となる。
【0029】
【発明の実施の形態】
本発明の金属調加飾シートにおいて、表面フィルム層は熱可塑性樹脂からなり、かつ、下層の金属層を視認できるように透明あるいは半透明であることが必要である。各種色素、顔料等が加えられ、透明度、色調などが調整されていても良く、あるいは、染料によって染色されていても良い。
また、表面フィルム層を形成するための表面フィルムには予め印刷がしてあっても良い。この場合、接着剤層側の面に行うことが印刷の耐久性の点で好ましい。
【0030】
表面フィルムの表面にはサンドマット加工、エッチング加工あるいはヘアライン加工などが単独で、あるいは組み合わせて処理されていても良い。ただし、これら加工の耐久性の点で、接着剤層側に加工されていることが望ましい。
【0031】
このような表面フィルムの材質としては「エッジの立った」表現性に優れた成形品が得られること、及び、耐擦傷性の点でポリメタクリル酸メチル等のアクリル系樹脂フィルムであることが望ましく、そのとき、優れた成形性が得られ、かつ、成形後の最終成形品表面にハードコート層を設けることが不要となり、低コスト化が可能となると共に、ハードコート層の欠点であった多くの問題点も発生せず、絞りの大きい成形物に応用した場合であっても、全表面において高い耐擦傷性が得られる。
【0032】
なお、アクリル樹脂フィルムを用いた場合の上記の効果に加えて、優れた耐候性をも同時に成形品に賦与したい場合には、フッ素樹脂とアクリル系樹脂とのアロイフィルム、あるいは、フッ素樹脂層とアクリル系樹脂層とからなる2層フィルムを用いることで対応することができる。
【0033】
ただし、このようなフッ素樹脂系アロイフィルムを用いた場合には接着性に劣る場合があり、高い接着性を得たい場合には、フッ素樹脂成分の多いフッ素樹脂とアクリル系樹脂とのアロイフィルム層とフッ素樹脂成分の少ないフッ素樹脂とアクリル系樹脂とのアロイフィルム層とからなる複合アロイフィルムを用い、フッ素樹脂成分の少ないフッ素樹脂とアクリル系樹脂とのアロイフィルム層側に接着層を設けることにより、良好な密着性と耐候性とを併せて得ることができるので望ましい。
【0034】
さらにアクリル系樹脂フィルムを表面フィルムとして用いた場合、高い耐擦傷性が得られるため、比較的薄いフィルムを用いることができ、そのとき、曲率半径の小さい、複雑な凹凸がある成形品に対しても対応可能となり、細部の表現性が向上する。
【0035】
この表面フィルム層は耐擦傷性の点で厚さが10μm以上であることが好ましく、より好ましくは25μm以上である。一方、成形性、可撓性、経済性の点で200μm以下であることが好ましく、曲率半径の小さい、複雑な凹凸がある成形品に対応できるよう、より好ましくは100μm以下である。
【0036】
表面フィルム層と金属層保持用フィルム層との間に配される接着剤層は下層の金属層を視認できるように透明ないし半透明であることが必要である。各種色素、顔料等が加えられ、透明度、色調などが調整されていても良い。また、金属粉末、金属箔粉末、マイカなどが添加されていても良い。
【0037】
接着剤層を構成する接着剤としては充分な接着力と必要に応じた耐候性、及び少なくとも成形時の熱に耐えられる耐熱性を有しているものが使用可能であるが、一般にポリウレタン系接着剤などを使用することができる。
【0038】
表面フィルム層と金属層保持用フィルム層との間に配される接着剤層の厚さは通常2μm以上20μm以下である。
【0039】
金属層保持用フィルムに関しては、その少なくとも片面に金属層を有することが必要であり、両面に金属層が配されていても良い。しかし、上記金属層を有する金属層保持用フィルム層が、透明あるいは半透明であり、片面に金属層を有するものであって、かつ、その金属層がベースフィルム層側の面に形成されていると後述する金属調加飾シート中間材を経て作製することができるので、少量ロットへの対応、在庫管理等の点で好ましい。
【0040】
このため、以下、図1に示すような透明あるいは半透明の表面フィルム層、接着剤層、透明あるいは半透明の金属層保持用フィルム層、金属層、接着剤層及びベースフィルム層をこの順で有する金属調加飾シートについて主として述べる。
【0041】
金属層保持用フィルム層としては、金属との密着性に優れ熱可塑性樹脂からなり、かつ、下層の金属層を視認できるように透明ないし半透明であることが必要である。金属層との密着性向上のために、金属保持用フィルムの金属層形成側にはサンドマット加工、エッチング加工、ヘアライン加工は施されていないことが望ましく、このフィルムにこれら加工を単独であるいは組み合わせて施す場合には、表面フィルム側の面に行うことが望ましい。
【0042】
金属層保持用フィルムとしてはポリエステル系フィルムあるいはポリオレフィン系フィルムであることが、金属層との密着性が優れているために好ましい。例えば、予め検討したところ、ポリエチレンテレフタレートフィルムとアルミニウム蒸着層との密着性はポリメタクリル酸メチルとアルミニウム蒸着層との密着性の5倍強であった。
【0043】
金属層保持用フィルムとして用いるポリオレフィン系フィルムを構成するポリオレフィン系樹脂としては、ポリプロピレン、ポリエチレン(低密度、高密度)などが挙げられる。
【0044】
ここで、ポリエステル系フィルムとしては通常のポリエチレンテレフタレート等も用いることができるが、成形性、特に、深絞りの成形物に対応できる点で、アモルファスポリエチレンテレフタレート(いわゆる「APET」)、あるいは、変性ポリエチレンテレフタレート、すなわち、ベンゼン環とナフタレン環とを主鎖に有するポリエステル系高分子化合物、あるいは、ベンゼン環とシクロヘキサン環とを主鎖に有するポリエステル系高分子化合物からなるフィルムであることが望ましい。
【0045】
このようなベンゼン環とシクロヘキサン環とを主鎖に有するポリエステル系高分子化合物の1例を化学式(1)に示した(式中mおよびnは自然数)。このようなベンゼン環とシクロヘキサン環とを主鎖に有するポリエステル系高分子化合物により構成されたフィルムを用いると最終成形品の金属光沢感が特に鮮やかで、かつ、成形品における曲率半径の極めて小さな角部であっても、白化、ぼけなどが生じない。
【0046】
【化1】
【0047】
このようなベンゼン環とシクロヘキサン環とを主鎖に有するポリエステル系高分子化合物からなる透明な熱可塑性樹脂は、ペレット状などの形状のものがイーストマンケミカル社などから入手可能であり、これらをカレンダー法、押し出し法およびその他の公知の方法でフィルム化することにより、ベンゼン環とシクロヘキサン環とを主鎖に有するポリエステル系高分子化合物からなる透明な熱可塑性樹脂フィルムを得ることができる。
【0048】
また、金属層保持用フィルムが、化学式(2)にその一例を示すようなベンゼン環とナフタレン環とを主鎖に有するポリエステル系高分子化合物により構成されていると、優れた金属蒸着性、成形性、耐光性、耐薬品性を併せ持つことができ、特に金属光沢感が鮮やかで、かつ、成形品における曲率半径の極めて小さな角部であっても、白化、ぼけなどが生じないとともに、一般のものよりもフィルム厚さを薄くすることが容易にできるため、生産性が向上し、製造コストが削減できると云う効果をも併せ持つことができ、また、複雑形状表面にも容易に金属光沢を付与することができるようになる。
【0049】
【化2】
【0050】
このようなベンゼン環とナフタレン環とを主鎖に有するポリエステル系高分子化合物からなる透明な熱可塑性樹脂フィルムは、例えば帝人デュポンフィルム(株)商品名テフレックスがある。
【0051】
金属層保持用フィルム層の厚さとしては高い生産性と充分な低コスト効果を得るために、1ロールあたりの巻き長さをできるだけ長くできるよう、可能な限り薄いことが望ましく、100μm以下、好ましくは40μm以下、より好ましくは25μm以下である。厚さの下限としては、金属層形成及びその後の取り扱いに充分であれば良く、3μm以上、好ましくは5μm以上である。
【0052】
金属層は上記金属層保持用フィルムをベースとしてその片面に直接、真空蒸着、スパッタリング、イオンプレーティング、プラズマCVD等の真空技術応用の薄膜形成技術で形成される。
【0053】
金属層を構成する金属は求められる金属調の質感に応じて、アルミニウム、亜鉛、ガリウム、ニッケル、錫、銀、クロム、チタン、白金、パラジウム、ニッケル、インジウム等の単体、アルミニウム系合金、ステンレス、ハステロイ等の合金、あるいはケイ素などから選択できるが、通常はアルミニウム及びその合金が用いられることが一般的である。
【0054】
金属層の厚さは各種加工に耐えられるものであればよく、通常10〜200nm、特に深絞りを行う場合には20〜100nmであることが望ましい。
このように金属層を設けた金属層保持用フィルムの金属層側面には接着剤層を介して熱可塑性樹脂フィルムに貼り合わせられる。
【0055】
このときの接着剤は従来の金属調加飾シートに用いられているものをそのまま使って良いが、最終成形物の質感、色調に影響を及ぼすことがほとんどなく、また表面フィルム層及び金属層保持用フィルム層によって保護されているために耐候性に特に配慮することが求められないため、接着力が強いもの、及び、コストの低いものが選択できる等、比較的選択の自由度が高い。このようなものとして、安価ではあるが従来、本技術分野に用いることが困難であった黄変タイプのウレタン系接着剤が挙げられる。また接着剤層の厚さは、表面フィルム層と金属層保持用フィルム層との間に配される接着剤層と同程度とすることが望ましい。
【0056】
ベースフィルム層としては、従来の金属調加飾シートに用いられているベースフィルム層に用いられているものをそのまま用いても良い。
そのようなものとして、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体、ポリプロピレン、ポリカーボネート、ポリスチレン、ポリ塩化ビニルなどが挙げられ、金属調加飾シートを併用して成形する成形品の樹脂に合わせて適宜選択する。なお、本発明におけるベースフィルム層は通常、シートに分類されるような例えば500μmのような厚いものも含む。
【0057】
上記において金属調加飾シートとして一貫的に生産を行っても良いが、透明あるいは半透明の金属層保持用フィルム層、金属層、接着剤層及びベースフィルム層をこの順で有する金属調加飾シート中間材として生産しておくことで、その一部を、需要先からの要求に応じた性能(耐擦傷性、意匠、色調、模様)に調整した表面フィルム層に貼合せるだけで対応できるため、上記金属調加飾シートの優れた効果を得ることができながら、従来のように顧客の要求を予測して多種多様な金属調加飾シートを準備しておく必要がなく、在庫管理の手間および在庫コスト、リスクを大幅に解消することが可能となるとともに、需要への迅速な対応が可能となり、さらに生産コストの削減が可能となる。なお、この金属調加飾シート中間材において、金属層が金属層保持用フィルム層の表面側に露出していると、取り扱い時に金属層に傷が付いたり、はげたり、変色するなどの問題があるため、透明あるいは半透明の金属層保持用フィルム層、金属層、接着剤層及びベースフィルム層をこの順で有する構成であることが必要である。
【0058】
【実施例】
以下に本発明の金属調加飾シートについて実施例によって具体的に説明する。<本発明に係る金属調加飾シートA>
透明な金属層保持用フィルムとして、厚さが25μmのベンゼン環とナフタレン環とを主鎖に有するポリエステル系高分子化合物からなるフィルム(帝人デュポンフィルム社製テフレックス:以下「変性PET」とも云う)の6000m巻ロールを真空蒸着器にセットして、金属層としてアルミニウムを50nmとなるようにフィルム片面に蒸着し、取り出した。
【0059】
このときのロールの太さ(直径)は約60cmで、その真空蒸着器内にセットできる最大径クラスのものであったが、厚さが125μmのフィルムの場合には1000m巻のロールがその真空蒸着器内にセットできる最大径のロールであった。
【0060】
この蒸着の一連の作業の、前段取り、金属層形成及び後段取りの全工程に必要な時間は従来の125μm厚のフィルムの場合の必要時間に比して1.3倍程度であった。
この金属層を有する金属層保持用フィルムの金属層側にウレタン系接着剤層(厚さ:5μm)を介して、厚さ250μmのベースフィルム層(アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン樹脂(以下「ABS」とも云う)からなるシート)を積層し、本発明に係る金属調加飾シート中間材を得た。
【0061】
この金属調加飾シート中間材の金属層保持用フィルム側の面にウレタン系接着剤層(厚さ:5μm)を介して、厚さ75μmの表面フィルム層(ポリメタクリル酸メチル製(以下「PMMA」とも云う)、硬さ:3H(鉛筆硬度))を積層し、本発明に係る金属調加飾シートAを得た。
【0062】
<本発明に係る金属調加飾シートB〜H>
上記金属調加飾シートAと同様にただし、表面フィルムとして、ポリメタクリル酸メチル製フィルムのかわりにポリメタクリル酸メチル・ポリふっ化ビニリデンアロイフィルム(以下「PMMA・PVDF」とも云う)、あるいは、ゴム含有重合体を配合してなるポリメタクリル酸メチルからなる練り込みつや消し樹脂からなるフィルム(以下「艶消PMMA」と云う。最終成形物にアルマイト調質感を賦与することができる金属調加飾シートが得られる)を表面フィルム層として用い、あるいは、金属層としてアルミニウム層(以下「Al」とも云う)ではなくインジウムからなるインジウム層(以下「In」とも云う)を設け、また、アモルファスポリエチレンテレフタレートからなる金属層保持用フィルムの代わりに無延伸ポリポリプロピレン製フィルム(以下「CPP」とも云う)を用いて、表1にその構成を示すような本発明に係る金属調加飾シートB〜Hを得た。
【0063】
<従来技術に係る金属調加飾シートI>
片面に厚さ50nmのアルミニウム層を有する透明なベンゼン環とナフタレン環とを主鎖に有するポリエステル系高分子化合物からなるフィルム(厚さ:125μm)を金属層を有する表面フィルムとして、そのアルミニウム層側にウレタン系接着剤層(厚さ:5μm)を介して、厚さ250μmのABS製ベースフィルム層を積層して、従来技術に係る金属調加飾シートIを得た。
【0064】
<従来技術に係る金属調加飾シートJ〜N>
上記金属調加飾シートIと同様にただし、金属層を形成する表面フィルムとして、ベンゼン環とナフタレン環とを主鎖に有するポリエステル系高分子化合物からなるフィルムのかわりにポリメタクリル酸メチル、あるいは、厚さ50μm、全光線透過率95%、拡散透過率54%、曇価57%、光沢度18%のポリメタクリル酸メチル(PMMA)製フィルム(フィラーとしてゴム含有重合体を添加してある)の片面にヘアライン加工を施した艶消PMMAフィルム(以下「艶消PMMA」とも云う)、及び、艶消PMMAフィルムをさらに水性分散染料により染色したフィルム(以下「艶消染色PMMA」とも云う)を用い、あるいは、金属層としてアルミニウム層ではなくインジウムからなるインジウム層を設けて、表2にその構成を示すような従来技術に係る金属調加飾シートJ〜Mを得た。なお、艶消PMMAフィルムにはそのヘアライン加工した面に金属を蒸着し金属層を形成した。
【0065】
【表1】
【0066】
【表2】
【0067】
<金属調加飾シートの評価>
上記金属調加飾シートA〜Nについて蒸着された金属層の密着性、成形性、成形後の成形物の外観、耐候性、耐薬品性、表面硬度及び耐スクラッチ性についてそれぞれ評価を行った。
【0068】
[蒸着された金属層の密着性]
金属層の密着性として、その密着力を調べた。すなわち、金属調加飾シートとのベースシートとの界面の接着強度をJIS K 6854に準拠して調べた。このとき、その強度が15N/25mm以上の場合を「◎」、10N/25mm以上15N/25mm未満のときを「○」、5N/25mm以上10N/25mm未満の場合を「△」、5N/25mm未満の場合は「×」として評価した。なお、接着強度が5N/25mm未満の場合には弱すぎて実用できない。
【0069】
[成形性]
成形性評価として、図2(a)と図2(b)及び図3(a)と図3(b)にそれぞれ正面図及び側面図を示す2種類の金型α及びβを用い、上記金属調加飾シートA〜Nを真空成形し、それぞれ成形品を得た。
【0070】
この成形品における成形性について目視で評価をおこなった。すなわち、細部に亘ってそれぞれの金型の形状通りに成形されている場合を「○」、コーナー部のRが再現されていない場合を「△」、金型形状の凹凸が充分に再現されていない場合を不充分として「×」として評価した。
【0071】
[成形品外観]
また、成形品の金属調光沢についても同様に目視で評価した。すなわち、細部に亘って金属光沢が得られている場合を「○」、コーナー部での金属調光沢の低下が見られる場合を「△」、コーナー部で著しい金属光沢の低下が見られる場合を不充分として「×」として評価した。
【0072】
[耐候性]
耐候性はJIS K6732 9.6に準拠して500〜2000時間の耐候性テストを行った成形品に対して目視で評価した。すなわち、2000時間の試験でも変色やフィルムの剥離が見られない場合を「◎」、1000時間までの試験で変色やフィルムの剥離が見られない場合を「○」、500時間までの試験で変色やフィルムの剥離が見られない場合を「△」、500時間までの試験で変色あるいはフィルムの剥離が見られた場合を不充分として「×」として評価した。
【0073】
[耐薬品性]
耐薬品性はJIS K6744 7.5に準拠しておこなった耐薬品性試験で、すべての溶剤に対し変化が見られなかったものを「◎」、一部の溶剤に対して変色、剥離等が見られたものを「○」、半数の溶剤に対して変色、剥離が見られたものを「△」、「△」よりも多くの薬品に対して変色、剥離が見られたものを不充分として「×」として評価した。
【0074】
[表面硬度]
成形品の表面硬度はJIS K5400 8.4に準拠した鉛筆引っかき値で評価した。すなわち、擦り傷の発生が認められない最も固い鉛筆の濃度記号で評価した。このとき成形品の用途にもよるが「HB」以下は不充分な表面硬度であると考えられる。
【0075】
[耐スクラッチ性]
0.5kg荷重下でナイロンブラシ(ポリアミド製ブラシ)により成形品の表面を20往復こすったときの表面の状態を目視で判定した。擦り傷がない場合を「◎」、わずかに擦り傷が生じていた場合を「○」、薄い擦り傷が発生した場合を「△」、顕著な擦り傷が発生した場合を不充分として「×」として評価した。
【0076】
このときの評価結果を表1及び表2に併せて記載した。
これら結果より、本発明に係る金属調加飾シートは蒸着された金属層の密着性、成形性、成形後の成形物の外観、耐候性、耐薬品性、表面硬度及び耐スクラッチ性すべてにおいて優れた金属調加飾シートであることが判る。
【0077】
【発明の効果】
本発明の金属調加飾シートは、生産の低コスト化が可能でありながら、成形時に問題が発生せずに比較的大きい深絞りにも対応でき、さらに、意匠性および耐擦傷性の賦与が容易で、かつ、そのときに生産性、成形性、外観のいずれにも問題が生じない優れた金属調加飾シートである。
【0078】
本発明の金属調加飾シート中間材は、予めまとめて生産しておき、その一部を、需要先からの要求に応じた性能(耐擦傷性、意匠、色調)に調整した表面フィルム層に貼合せるだけで上記の優れた金属調加飾シートがえられるため、従来のように顧客の要求を予測して多種多様な金属調加飾シートを準備しておく必要がなく、在庫管理の手間および在庫コスト、リスクを大幅に解消することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の金属調加飾シートのモデル断面図である。
【図2】実施例で金属調加飾シートの評価のため用いた金型αを示す図である。
(a)上面図
(b)側面図
【図3】実施例で金属調加飾シートの評価のため用いた金型βを示す図である。
(a)上面図
(b)側面図
【図4】従来技術の金属調加飾シートのモデル断面図である。
Claims (6)
- 透明あるいは半透明の表面フィルム層、接着剤層、少なくとも片面に金属層を有する金属層保持用フィルム層、接着剤層及びベースフィルム層をこの順で有し、かつ、
前記金属層保持用フィルム層が、ベンゼン環とナフタレン環とを主鎖に有するポリエステル系高分子化合物、または、ベンゼン環とシクロヘキサン環とを主鎖に有するポリエステル系高分子化合物からなることを特徴とする金属調成形物成形用金属調加飾シート。 - 上記金属層を有する金属層保持用フィルム層が、透明あるいは半透明であり、片面に金属層を有するものであって、かつ、その金属層がベースフィルム層側の面に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の金属調成形物成形用金属調加飾シート。
- 上記金属層保持フィルム層の厚さが40μm以下であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の金属調成形物成形用金属調加飾シート。
- 上記表面フィルム層がアクリル系フィルムからなることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の金属調成形物成形用金属調加飾シート。
- 透明あるいは半透明の金属層保持用フィルム層、金属層、接着剤層及びベースフィルム層をこの順で有し、かつ、
前記金属層保持用フィルム層が、ベンゼン環とナフタレン環とを主鎖に有するポリエステル系高分子化合物、または、ベンゼン環とシクロヘキサン環とを主鎖に有するポリエステル系高分子化合物からなることを特徴とする金属調成形物成形用金属調加飾シート中間材。 - 上記金属層保持フィルム層の厚さが40μm以下であることを特徴とする請求項5に記載の金属調成形物成形用金属調加飾シート中間材。
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