JP4195162B2 - 多層プリント配線板及びその製造方法 - Google Patents

多層プリント配線板及びその製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4195162B2
JP4195162B2 JP36279399A JP36279399A JP4195162B2 JP 4195162 B2 JP4195162 B2 JP 4195162B2 JP 36279399 A JP36279399 A JP 36279399A JP 36279399 A JP36279399 A JP 36279399A JP 4195162 B2 JP4195162 B2 JP 4195162B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
copper
wiring board
printed wiring
multilayer printed
foil material
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP36279399A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2001177240A (ja
Inventor
謹二 西條
真司 大澤
浩明 岡本
一雄 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyo Kohan Co Ltd
Original Assignee
Toyo Kohan Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyo Kohan Co Ltd filed Critical Toyo Kohan Co Ltd
Priority to JP36279399A priority Critical patent/JP4195162B2/ja
Publication of JP2001177240A publication Critical patent/JP2001177240A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4195162B2 publication Critical patent/JP4195162B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Production Of Multi-Layered Print Wiring Board (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は多層プリント配線板の構造、それに使用するクラッド板及び該構造を有する多層プリント配線板の製造方法に関し、特にコネクターピン等の電気回路コネクターに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、電子機器の小型化、高性能化が進んできた状況には、半導体デバイスの高集積化、高速化によるところが大きい。この中でも特に電子機器の高速化が今後とも急速に発展すると考えられるが、50MHzを超える高周波回路では、配線の電気的特性に起因する種々の問題が生じてきている。
【0003】
例えば、高周波回路の配線構造として、従来はマイクロストリップ構造が広く使用されてきた。しかし、近年、電子機器の小型化、高性能化に伴い配線パターン幅が減少し、マイクロストリップ構造では配線間に発生するクロストークノイズの抑制が困難となりつつある。また、信号の高速化がクロストークノイズ量の増加を助長し、マイクロストリップ配線構造におけるクロストークノイズの抑制はますます困難な方向へ向かいつつあった。
【0004】
このような問題の解決を目指すものして、特開平9−283930号公報の提案がある。この提案は、アース回路導体が形成された銅張積層板とアース回路導体および信号回路導体が形成されたフィルム状銅張積層板とが積層構成されたフィルム接着基材とスルーホール穴とからなる多層プリント配線板であって、該配線板上に同軸回路構造を形成するものである。このような構成とすることにより、信号回路導体が完全にアース回路導体で覆われたストリップ構造の同軸回路が形成でき、放射ノイズ、クロストークノイズの影響がない、高速信号伝送線路としての多層プリント配線板が得られるというものである。
【0005】
この特開平9−283930号公報の多層プリント配線基板の製造にあたっては、まず、アース回路導体が形成された銅張積層板と、アース回路導体および信号回路導体が形成されたフィルム状銅張積層板とが個別に作成される。これら2枚の積層板を仮積層し、一体化して位置ずれ等を修正した上で、接着剤を使用して本積層化して同軸構造の一体型回路構造体としたのち表層に回路を形成して、多層プリント配線板が完成する。
【0006】
しかしながら、このように予め作成した2枚の積層板を張り合わせて積層して製造する場合、積層工程が複雑かつ煩雑であるという問題があり、製造原価を押し上げる原因にもなっている。
また、この従来技術では分岐を多数有するような複雑な回路を形成することは困難であり、新たな方法の開発が待たれていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記従来技術のように製造にあたり複雑かつ煩雑な工程を経ることなく、経済的で量産に対応可能であり、しかもクロストークノイズを効果的に抑制可能な多層プリント配線板を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、上記目的を達成すべく鋭意検討の結果、予め作成した二層の基板を積層するのではなく、連続したエッチング処理によって全体の配線基板を製作する方法を採用することが最も好ましいという結論に達して本発明に至った。
【0009】
すなわち、請求項1に記載の多層プリント配線板の製造方法は、銅箔材とニッケル箔材とを0.1〜3%の圧下率で圧接して製造された多層プリント配線板用クラッド板の片面の銅層に回路シールド壁形成用のレジストパターンを形成した後、銅の選択的エッチングを行い回路シールド壁を形成し、ニッケル層を除去し、続いてエッチング面に絶縁樹脂を塗布後、該クラッド板の裏面の銅層に回路シールド壁形成用のレジストパターンを形成した後、銅の選択的エッチングを行い回路シールド壁を形成し、次に回路をエッチングで形成し、エッチング面に絶縁樹脂を塗布後、両面に銅めっきを施すことによりシールド壁を形成することを特徴とする。
請求項2に記載の多層プリント配線板の製造方法は、請求項1において、前記多層プリント配線板用クラッド板が、銅/ニッケル/銅/ニッケル/銅の5層からなることを特徴とする。
請求項3に記載の多層プリント配線板の製造方法は、請求項1または2において、前記多層プリント配線板用クラッド板が、片面又は両面にニッケルめっきを具備する銅箔材と他の銅箔材又は片面にニッケルめっきを具備する銅箔材とを0.1〜3%の圧下率で圧接して製造されたものであることを特徴とする。
請求項4に記載の多層プリント配線板の製造方法は、銅箔材と銀箔材とを0.1〜3%の圧下率で圧接して製造された多層プリント配線板用クラッド板の片面の銅層に回路シールド壁形成用のレジストパターンを形成した後、銅の選択的エッチングを行い回路シールド壁を形成し、続いてエッチング面に絶縁樹脂を塗布後、該クラッド板の裏面の銅層に回路シールド壁形成用のレジストパターンを形成した後、銅の選択的エッチングを行い回路シールド壁を形成し、中間層の銀のエッチングを行い回路を形成し、エッチング面に絶縁樹脂を塗布後、両面に銅めっきを施すことによりシールド壁を形成することを特徴とする。請求項5に記載の多層プリント配線板の製造方法は、請求項4において、前記多層プリント配線板用クラッド板が、銅/銀/銅の3層からなることを特徴とする。
請求項6に記載の多層プリント配線板の製造方法は、請求項4又は5において、前記多層プリント配線板用クラッド板が、片面に銀めっきを具備する銅箔材と他の銅箔材とを0.1〜3%の圧下率で圧接して製造されたものであることを特徴とする。
請求項7に記載の多層プリント配線板の製造方法は、請求項1〜6のいずれかにおいて、
信号回路導体が分岐形状を含む形状となるようにすることを特徴とする。
本発明の方法によれば、仮積層品を必要数、重ね合わせて本積層を行って一体化するという複雑な処理を必要としないため大量の製品を寸法の再現性良く、容易に処理することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明は、内部に信号回路導体を有し、該信号回路導体が完全にアース回路で覆われたことを特徴とする多層プリント配線板を提供するものであり、該配線板は以下のようにして製造することができる。
本発明の多層プリント配線板の製造の材料としては、プリント配線板用クラッド板が用いられる。
プリント配線板用クラッド板としては、銅(Cu)箔材とニッケル(Ni)箔材との組合せからなるクラッド板があり、例えば、Cu/Ni/Cu/Ni/Cuの5層からなるものがあげられる。
【0011】
また、前記のほか、銅箔材と銀(Ag)箔材とからなるクラッド板もある。この組み合わせの例としては、例えば請求項5記載の本発明のごとく、Cu/Ag/Cuからなるものがあげられる。前記銅箔材には、あらかじめ銀めっきを施したものも用いることができる。この場合、Cu/Ag/Cu/Ag/Cuの5層になる。
【0012】
なお、説明の便宜上、前者の銅箔材とニッケル箔材との組合せからなるクラッド板を材料として製造される多層プリント配線板を本発明の第一の形態、後者の銅箔材と銀箔材とからなるクラッド板から構成される多層プリント配線板を本発明の第二の形態と呼ぶことにする。
両者は製造方法の点では基本的に共通であるので、基本的には本発明の第一の態様について説明した上で、本発明の第二の態様については相違点のみをあげることにする。
【0013】
本発明の第一の実施形態に係る多層プリント配線クラッド板の構造例について、図1を参照して説明すると、銅箔からなる配線層(厚み10〜100μmが好ましい )となる銅層14の両面には、ニッケルめっき(厚み0.5〜3μmが好ましい)若しくはニッケル箔(厚さ5〜10μm)からなるエッチングストッパー層11、12が接合され、ベースのコアを形成している。
【0014】
また、両エッチングストッパー層の外側には、さらに銅箔材(厚み10〜100μmが好ましい )層10、13が形成される。これらは、シールド壁を形成するための層である。
【0015】
この本発明の第一の実施形態に係る多層プリント配線板の製造方法について説明する。
まず、多層プリント配線板を製造した際に内部導体層となる銅層14の両面に、エッチングストッパー層11、12となるニッケルめっき層又はニッケル箔層を施してニッケル層付銅箔材を製造する。なお、以下の記載では説明の便宜上、ニッケルめっき層とした場合を挙げて説明するが、代わりにニッケル箔を使用する場合も同様に行うことができる。
【0016】
本発明の第一の形態に係る多層プリント用配線板は、基本的には、導体層等を形成する銅箔材とエッチングストップ層を形成するニッケル箔材又はニッケルめっき積層体と共に0.1〜3%の圧下率で冷間圧接して作製することができる。
【0017】
圧接にあたっては、予め各材料につき活性化処理を行う。活性化処理は、本出願人が先に特開平1−224184号公報で開示したように、(1)1.33×10〜1.33×10−2 Paの極低圧不活性ガス雰囲気中で、(2)接合面を有する前記銅箔と前記ニッケル層又は前記銅箔と前記銀層をそれぞれアース接地した一方の電極Aとし、絶縁支持された他の電極Bとの間に1〜50 MHzの交流を印加してグロー放電を行わせ、(3)かつ、前記グロー放電によって生じたプラズマ中に露出される電極の面積が、電極Bの面積の1/3以下で、(4)スパッタエッチング処理することによって行うことができる。
実際には例えば、ニッケルめっき銅箔材を、図20に示すクラッド板製造装置における巻戻しリール23に巻き付ける。また、柱状導体17となる銅箔材10を巻戻しリール25に巻き付ける。巻戻しリール23、25からニッケルめっき銅箔材11、12と銅箔材14を同時に巻戻し、その一部をエッチングチャンバ26内に突出した電極ロール27、28に巻付け、エッチングチャンバ26内において、スパッタエッチング処理して活性化する。
【0018】
その後、真空槽29内に設けた圧延ユニット30によって冷間圧接し、3層構造を有する半導体パッケージユニット用クラッド板31を巻き取りロール32に巻き取る。
次に、この3層構造を有する半導体パッケージユニット用クラッド板31を再度巻き戻しリール23に巻き付ける。また、シールド壁18となる銅箔材33(図1参照)を巻戻しリール25に巻き付ける。巻き戻しリール23、25からクラッド板31と銅箔材33をそれぞれ巻き戻し、その一部をエッチングチャンバ26内に突出した電極ロール27、28に巻き付け、エッチングチャンバ26内において、スパッタエッチング処理され活性化する。
【0019】
この場合も、活性化処理は、前記と同様の条件下で行う。
こうして図1に示すように、本発明の第一の形態に係る5層構造を有するプリント配線板用クラッド板34が得られる。
【0020】
また、上記設備を使用して圧接を繰返し行うことにより、銅/ニッケル/銅/ニッケル/銅という順番で、銅層を表裏層に設け、中間層にニッケル層を介した多層のクラッド板を製造することができる。
さらに、上記巻戻しリールを3台以上設け、これらのリールに銅箔材やニッケル箔材などを設置し、3台以上のリールから箔材の供給を同時に受けることにより、1回の圧接で多層構造のクラッド板を製造することができる。
【0021】
また、本発明の第二の態様である銅箔材と銀箔材からなるプリント配線板用クラッド板は、図11に銅/銀/銅の3層からなるものの例が示されている。これも、導体層等を形成する銅箔材と銀箔材叉は銀めっき積層体と共に0.1〜3%の圧下率で冷間圧接して作製したものであるが、前記第一の態様に係るクラッド板と同様にして製造することができる。
【0022】
このようにして作成した多層プリント配線板用クラッド板は、所望の大きさに切断された後、銅の選択的にエッチングされることにより、内部に完全にアース回路で覆われた信号回路導体を有する多層プリント配線板とされる。
選択的エッチングは、所望の回路が形成されるように行うことができる。したがって、直線の回路形成はもちろん、複雑な分岐を有する回路を形成したものとすることも可能である。
【0023】
本発明の第一の実施形態の多層プリント用配線基板の場合、すなわち、図1の銅、ニッケル、銅、ニッケル、銅材の5層のクラッド板を原料として使用する場合について説明する。
【0024】
まず、銅箔材10の選択エッチングを行い、銅箔材10を柱状導体17を残して溶解、除去する。次いで、エッチング液をニッケルエッチング液に変更してニッケル層11を除去する。除去後の状態を図3に示す。なお、この時点で残った柱状導体17がアース回路になる。
銅箔材のエッチング液としては硫酸+過酸化水素水溶液又は過硫酸水素アンモニウム水溶液を使用することが好ましく、また、ニッケルエッチング液としては、例えば市販メルテックス社メルストリップN−950等を使用することが好ましい。
【0025】
なお、エッチング処理はエッチング水溶液中に被処理体を浸漬して行うが、エッチング水溶液をスプレー噴霧、叉は被エッチング面上に滴下して行っても良い。スプレー噴霧、滴下の場合にはレジスト処理は最上層のみをスピナーコート等の方法で実施すれば十分である。エッチング液中に浸漬してエッチング処理する場合には50℃のエッチング液浴中に1〜10分間程度浸漬エッチングするが、個々の浴温度、浸漬時間については作業量、時間等によって最適条件を定めることができる。
【0026】
次に、エッチング処理後の空隙に絶縁樹脂を塗布して絶縁樹脂層18を形成し、その表面を研磨し柱状導体層17の表面を露出させる(図4)。この場合の絶縁樹脂としてはエポキシ樹脂、ポリイミド樹脂等が使用できる。
【0027】
一方、銅箔材10があったのとは反対側の片面の銅箔材13の表面に前記と同様のフォトレジストを塗布して(図5)、銅箔材13の選択エッチングを行い、銅箔材を柱状導体層17を残して溶解、除去し、さらにエッチング液を変更してニッケル層12も除去する(図6)。この場合の柱状導体17も最終的にアース回路を形成することになる(図10の符号20および21参照)。なお、エッチング液としては前回と同様のものが使用可能である。
【0028】
次に図7に示すように、もう一度フォトレジストを塗布して、露光、現像し、その後、図8に記すように中間銅層14を選択エッチング除去し、信号回路を形成する。この場合のエッチング液も前記と同様である。
【0029】
中間銅層の選択エッチングが終了したら、エッチング後の空隙に、前回同様のエポキシ樹脂、ポリイミド樹脂等からなる絶縁樹脂を充填して、樹脂層18を形成し(図9)、ついで表面研磨を行って柱状導体17の表面を露出させる。
【0030】
次に、図10に示すようにこの素子全体に無電解銅めっきを施して全体を無電解銅めっき層19で被覆して、シールド壁とする。こうして、内部に完全にアース回路で覆われた信号回路導体が形成された多層プリント配線板が完成する。
【0031】
次に本発明の第二の実施形態に係る三層の基板の場合について説明する。
基本的には、クラッド板が3層であることを除けば第一の実施形態の場合と同様に銅の選択的エッチングを行うことにより、内部に完全にアース回路で覆われた信号回路導体が形成された多層プリント配線板を製造することができる。
3層基板の処理操作は、基本的には前記第一の実施形態の5層基板の場合と同じであるが、エッチングストッパー層が存在しないために、エッチングストッパー層を除去する工程が省ける。
【0032】
まず、図11に示すような3層構造のクラッド板を用意しておいて、図12に示すように銅箔材10の表面にフォトレジスト膜16を形成した後、露光、現像する。
【0033】
次に、銅箔材10の選択エッチングを行い、銅箔材10を柱状導体17を残して溶解、除去する。次いで、エッチング処理後の空隙に絶縁樹脂を塗布、充填して絶縁層18を形成し、さらに表面を研磨して柱状導体17の表面を露出させる。この状態を図13に示した。絶縁樹脂としては前回同様エポキシ樹脂、ポリイミド樹脂等を使用する。
【0034】
その後、別の片面の銅箔材13の表面に前記と同様のフォトレジスト16を塗布して(図13)、銅箔材13の選択エッチングを行って柱状導体を形成し、次いで銀箔材15の選択エッチングを、エッチング液に硝酸第二鉄水溶液を使用して行い、信号回路を形成する(図14)。
【0035】
最後に、図7に示すようにエッチング後の空隙に、前回同様のエポキシ樹脂又はポリイミド樹脂からなる絶縁樹脂を充填して、絶縁樹脂層18を形成し(図15)、この素子全体に無電解銅めっきを施して信号回路形成部分を残して全体を銅材で被覆して、シールド壁とする(図15)。
このようにして本発明の多層プリント用配線板が製造される。
なお、分岐形状の信号配線用としたい場合は、所望の配線形状に合わせて上記製造工程中のレジストパターンを描くこととなる。例えば、T字型の配線用としたい場合は、銅箔材上に図16のようなレジストパターンを描いた後、選択的エッチングを行うことにより、図17のごときシールド壁が得られる。そして順次工程を進めていくと、所望のT字型の信号回路が形成される(図18、19)。この原理により、T字型回路のみならず複雑な回路であっても容易に形成することができることになる。
【0036】
【発明の効果】
以上、説明したようにこの発明の特徴は加圧接合して得た複数層のクラッド板を使用してエッチング処理の繰り返しという単純な方法で多層プリント用配線板を容易に作製することができるので、大量の製品を寸法の再現性良く、容易に処理することができる。特に、複雑な回路構造を有する多層プリント用配線板であっても容易に製造することができることから、産業上有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第一の実施形態に係る多層プリント配線板の製造方法の工程説明図である(配線板用クラッド材の断面図)。
【図2】本発明の第一の実施形態に係る多層プリント配線基板の製造方法の工程説明図である(レジスト塗布時の断面図)。
【図3】本発明の第一の実施形態に係る多層プリント配線基板の製造方法の工程説明図である(エッチング後の断面図)。
【図4】本発明の第一の実施形態に係る多層プリント配線基板の製造方法の工程説明図である(絶縁樹脂塗布後の断面図)。
【図5】本発明の第一の実施形態に係る多層プリント配線基板の製造方法の工程説明図である(レジスト塗布時の断面図)。
【図6】本発明の第一の実施形態に係る多層プリント配線基板の製造方法の工程説明図である(エッチング後の断面図)。
【図7】本発明の第一の実施形態に係る多層プリント配線基板の製造方法の工程説明図である(レジスト塗布時の断面図)。
【図8】本発明の第一の実施形態に係る多層プリント配線基板の製造方法の工程説明図である(エッチング後の断面図)。
【図9】本発明の第一の実施形態に係る多層プリント配線基板の製造方法の工程説明図である(絶縁樹脂塗布後の断面図)。
【図10】本発明の第一の実施形態に係る多層プリント配線基板の製造方法の工程説明図である(無電解銅めっき後の断面図)。
【図11】本発明の第二の実施形態に係る多層プリント配線基板の製造方法の工程説明図である(配線板用クラッド材の断面図)。
【図12】本発明の第二の実施形態に係る多層プリント配線基板の製造方法の工程説明図である(レジスト塗布後の断面図)。
【図13】本発明の第二の実施形態に係る多層プリント配線基板の製造方法の工程説明図である(エッチングおよび絶縁樹脂塗布後の断面図))。
【図14】本発明の第二の実施形態に係る多層プリント配線基板の製造方法の工程説明図である(エッチング後の断面図)。
【図15】本発明の第二の実施形態に係る多層プリント配線基板の製造方法の工程説明図である(エッチング及び信号回路形成後の断面図)。
【図16】本発明の多層プリント配線基板において分岐した配線基板を形成したい場合のレジストパターンを示す平面図である。
【図17】本発明の多層プリント配線基板において分岐した配線基板を形成したい場合のエッチング後の状態を示す立体図である。
【図18】本発明の多層プリント配線基板における分岐した配線基板の信号回路の一例を示す立体図である。
【図19】本発明の多層プリント配線基板における分岐した配線基板の信号回路の一例を示す平面図である。
【図20】本発明のクラッド金属板の製造装置の正面断面図である。
【符号の説明】
10、13、14 銅箔材
11、12 ニッケル箔材又はニッケルめっき層
15 銀箔材又は銀めっき層
16 フォトレジスト
17 柱状導体
18 絶縁樹脂層
19 無電解銅めっき層(シールド層)
20 信号回路
21 アース回路
22 シールド壁
23、25 巻戻しリール
24 柱状導体となる銅箔材
26 エッチングチャンバー
27、28 電極ロール
29 真空槽
30 圧延ユニット
31、34 クラッド板
32 巻取りロール

Claims (7)

  1. 銅箔材とニッケル箔材とを0.1〜3%の圧下率で圧接して製造された多層プリント配線板用クラッド板の片面の銅層に回路シールド壁形成用のレジストパターンを形成した後、銅の選択的エッチングを行い回路シールド壁を形成し、ニッケル層を除去し、
    続いてエッチング面に絶縁樹脂を塗布後、
    該クラッド板の裏面の銅層に回路シールド壁形成用のレジストパターンを形成した後、
    銅の選択的エッチングを行い回路シールド壁を形成し、
    次に回路をエッチングで形成し、
    エッチング面に絶縁樹脂を塗布後、両面に銅めっきを施すことによりシールド壁を形成することを特徴とする多層プリント配線板の製造方法。
  2. 前記多層プリント配線板用クラッド板が、
    銅/ニッケル/銅/ニッケル/銅の5層からなる請求項1記載の多層プリント配線板の製造方法。
  3. 前記多層プリント配線板用クラッド板が、
    片面又は両面にニッケルめっきを具備する銅箔材と他の銅箔材又は片面にニッケルめっきを具備する銅箔材とを0.1〜3%の圧下率で圧接して製造されたものである請求項1または2記載の多層プリント配線板の製造方法。
  4. 銅箔材と銀箔材とを0.1〜3%の圧下率で圧接して製造された多層プリント配線板用クラッド板の片面の銅層に回路シールド壁形成用のレジストパターンを形成した後、
    銅の選択的エッチングを行い回路シールド壁を形成し、
    続いてエッチング面に絶縁樹脂を塗布後、
    該クラッド板の裏面の銅層に回路シールド壁形成用のレジストパターンを形成した後、
    銅の選択的エッチングを行い回路シールド壁を形成し、
    中間層の銀のエッチングを行い回路を形成し、
    エッチング面に絶縁樹脂を塗布後、両面に銅めっきを施すことによりシールド壁を形成することを特徴とする多層プリント配線板の製造方法。
  5. 前記多層プリント配線板用クラッド板が、
    銅/銀/銅の3層からなる請求項4記載の多層プリント配線板の製造方法。
  6. 前記多層プリント配線板用クラッド板が、
    片面に銀めっきを具備する銅箔材と他の銅箔材とを0.1〜3%の圧下率で圧接して製造されたものである請求項4又は5記載の多層プリント配線板の製造方法。
  7. 信号回路導体が分岐形状を含む形状となるようにする請求項1〜6のいずれかに記載の多層プリント配線板の製造方法。
JP36279399A 1999-12-21 1999-12-21 多層プリント配線板及びその製造方法 Expired - Fee Related JP4195162B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP36279399A JP4195162B2 (ja) 1999-12-21 1999-12-21 多層プリント配線板及びその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP36279399A JP4195162B2 (ja) 1999-12-21 1999-12-21 多層プリント配線板及びその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001177240A JP2001177240A (ja) 2001-06-29
JP4195162B2 true JP4195162B2 (ja) 2008-12-10

Family

ID=18477746

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP36279399A Expired - Fee Related JP4195162B2 (ja) 1999-12-21 1999-12-21 多層プリント配線板及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4195162B2 (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100722741B1 (ko) 2005-12-07 2007-05-30 삼성전기주식회사 다층 인쇄회로기판 및 그 제작방법
TWI542264B (zh) * 2010-12-24 2016-07-11 Lg伊諾特股份有限公司 印刷電路板及其製造方法
KR101231273B1 (ko) * 2010-12-24 2013-02-07 엘지이노텍 주식회사 인쇄회로기판 및 그의 제조 방법
KR101231525B1 (ko) * 2010-12-24 2013-02-07 엘지이노텍 주식회사 인쇄회로기판 및 그의 제조 방법
TWI617225B (zh) 2010-12-24 2018-03-01 Lg伊諾特股份有限公司 印刷電路板及其製造方法
KR101262513B1 (ko) 2010-12-24 2013-05-08 엘지이노텍 주식회사 인쇄회로기판 및 그의 제조 방법
TWI542260B (zh) 2010-12-24 2016-07-11 Lg伊諾特股份有限公司 印刷電路板及其製造方法
KR101251749B1 (ko) 2010-12-24 2013-04-05 엘지이노텍 주식회사 인쇄회로기판 및 그의 제조 방법

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0755384B2 (ja) * 1988-03-02 1995-06-14 東洋鋼板株式会社 クラッド金属板の製造法及びその装置
JPH0786814A (ja) * 1993-09-10 1995-03-31 Murata Mfg Co Ltd 平行ストリップラインケーブルの製造方法
JPH08125412A (ja) * 1994-10-19 1996-05-17 Mitsubishi Electric Corp 伝送線路,及びその製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2001177240A (ja) 2001-06-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7284320B2 (en) Multilayer printed wiring board and method of manufacturing the same
KR100615382B1 (ko) 프린트회로기판용 클래드판, 이를 사용한 다층프린트회로기판 및 그의 제조방법
US20200337156A1 (en) Multilayer printed wiring board and method of manufacturing the same
JP4195162B2 (ja) 多層プリント配線板及びその製造方法
WO2001052322A1 (fr) Dispositif semi-conducteur, plaque metallique stratifiee pour fabriquer un circuit sur semi-conducteur, et procede de fabrication de circuit
KR20010089283A (ko) 리드프레임용 클래드판, 그것을 이용한 리드프레임 및 그제조방법
JP2982193B2 (ja) 高周波コイルの製造方法
KR100711539B1 (ko) 반도체장치용 인터포저 형성용 클래드판, 반도체장치용인터포저 및 그 제조방법
KR20000074048A (ko) 인쇄회로기판 및 그 제조방법
JPH1051137A (ja) プリント配線板の製造方法
JPH0341803A (ja) 信号線相互間のクロストークノイズを低減した配線板およびその製造法
WO2000076279A1 (en) Process for producing printed wiring board, ic card and printed wiring substrate
JP5105625B2 (ja) 半導体パッケージユニットの製造方法
JP2007235176A (ja) 多層配線基板とそれを用いた半導体装置
JP3641986B2 (ja) 金属張り積層板用金属箔及び金属張り積層板用金属箔の製造方法並びにそれを用いた印刷配線板の製造方法
JPH04268783A (ja) 複合回路基板
JP2774183B2 (ja) 電磁シールドプリント基板の製造方法
JPH06252529A (ja) プリント配線板の製造方法
WO2000078108A1 (en) Mounting material, mounting circuit using it and printed wiring board using it
JP2001189536A (ja) 配線基板
CN116581087A (zh) 一种高频高速半导体器件结构及其制备方法
JPH1032281A (ja) 抵抗内蔵半導体回路基板
JPH06177278A (ja) 半導体装置の製造方法
JP2004087886A (ja) 多層配線板の製造方法及び多層配線板
JP2004119589A (ja) プリント配線板及びその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050801

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070828

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080130

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20080324

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20080327

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080428

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080918

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080925

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111003

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121003

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121003

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131003

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees