JP4194779B2 - 移載設備 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、運搬車両の荷台に積まれて搬入されるパレット等の物品支持体を上記荷台から自動的に移載する移載設備に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば物品を入荷する場合、上記物品をパレットに載せ、このパレットをトラックの荷台に積み込み、上記トラックを走行させて入荷場まで運搬していた。上記入荷場において、作業者がフォークリフトを運転し、フォークリフトを用いて上記パレットを物品と共にトラックの荷台から降ろしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記の従来形式では、作業者がフォークリフトを運転してパレットをトラックの荷台から降ろす(移載する)ため、労力を要するといった問題がある。
【0004】
本発明は、物品支持体(パレット等)を自動的に運搬車両(トラック等)の荷台から移載することが可能な移載設備を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本第1発明は、側面に差込部を有する物品支持体を運搬車両の荷台から自動的に移載する移載設備であって、
移載位置に停止する運搬車両に対して物品支持体の移載を行う移載手段と、上記運搬車両の荷台上に載置される物品支持体の座標位置を検出する検出手段とが具備され、
上記移載手段は、X軸方向である前後方向と,Y軸方向である左右方向と,Z軸方向である上下方向とへ移動自在でかつ上記物品支持体の差込部に対して挿脱自在な差込部材を有し、
上記検出手段によって検出される物品支持体の座標位置に基づいて、上記移載手段の差込部材を移動させる制御手段が設けられ
検出手段は上記運搬車両の側部および物品支持体の差込部の位置を検出する前後複数の側部位置検出装置を有し、
各側部位置検出装置は、移載手段とは別にX軸方向へ移動自在であるとともに、Y軸方向に向いており、且つ、Z軸方向に走査可能であり、
上記側部位置検出装置をX軸方向へ移動させ且つZ軸方向へ走査させて上記各位置検出装置で検出される検出データに基づいて物品支持体の差込部のX,Y,Z軸方向の座標を確定する位置確定部が制御手段に設けられているものである。
【0006】
これによると、荷台に物品支持体を積んだ運搬車両を移載位置に停止させ、その後、位置確定部が、各位置検出装置で検出された検出データに基づいて物品支持体の差込部のX,Y,Z軸方向の座標を確定する。そして、制御手段は、上記確定された差込部のX,Y,Z軸方向の座標に基づいて、移載手段の差込部材をX,Y,Z軸方向へ移動させて上記物品支持体の差込部の位置に合わせ、上記差込部材を差込部へ差し込んで物品支持体を掬い上げる。これにより、上記物品支持体を自動的に運搬車両の荷台から移載することができる。
【0007】
また、本第2発明は、検出手段は移載位置に停止する運搬車両の後端部および物品支持体の後端部の位置を検出する後部位置検出装置を有し、
位置確定部は、
(1)後部位置検出装置によって検出される運搬車両の後端部の1点のX,Y座標と、側部位置検出装置によって検出される運搬車両の側端部の異なる2点のX,Y座標とに基づいて、運搬車両のX軸に対するY軸方向の傾きθと、運搬車両の後端部と側端部との角に位置する基準点SのX,Y座標とを求め、
(2)上記(1)で求められる運搬車両の傾きθと基準点SのX,Y座標とに基づいて、運搬車両上の物品支持体の差込部のX,Y座標を推定し、
(3)側部位置検出装置を上記(2)で推定される差込部のX座標まで移動し、この位置で側部位置検出装置により差込部の実際のY,Z座標を検出し、
(4)上記(3)で検出される差込部の実際のZ座標に基づいて、物品支持体の後端部のX,Y座標を上記後部位置検出装置によって実際に検出し、上記実際に検出された物品支持体の後端部のX座標に基づいて、上記(2)で推定される差込部のX座標を補正し、上記差込部のX,Y,Z座標を確定するものである。
【0008】
これによると、位置確定部は上記(1)〜(4)の手順で差込部のX,Y,Z座標を確定し、そして、制御手段は、上記確定された差込部のX,Y,Z軸方向の座標に基づいて、移載手段の差込部材をX,Y,Z軸方向へ移動させて上記物品支持体の差込部の位置に合わせる。
【0009】
また、本第3発明は、制御手段は、側部位置検出装置で検出される検出データに基づいて荷台の前後方向における傾きを求め、求められた傾きに合わせて差込部材を傾斜させるものである。
【0011】
また、本第4発明は、物品支持体は両側面に差込部を有し、
移載手段は左右一対の差込部材を有し、
制御手段は、荷台が左右方向において傾いている場合、側部位置検出装置で検出される検出データに基づいて左右一方の差込部材の高さと他方の差込部材の高さとを個別に調整するものである。
【0013】
また、本第5発明は、上記第1発明から第4発明のいずれかにあって、運搬車両の荷台は前後に所定数量の物品支持体を積載可能に構成され、
移載手段は前後複数の差込部材を有し、
上記荷台に積載されている物品支持体の前後の数量が上記所定数量よりも少ない場合、上記物品支持体の前後方向の位置ずれを検出する位置ずれ検出手段が設けられ
位置ずれ検出手段によって検出された物品支持体の位置ずれが許容量以上である場合、制御手段が移載手段による移載を中止するものである。
【0014】
これによると、荷台に積載されている物品支持体の前後の数量が上記所定数量よりも少ない場合、上記物品支持体が前後方向へ許容量以上に位置ずれしている可能性があるため、上記位置ずれ検出手段によって、荷台上の物品支持体の位置ずれが検出される。検出された位置ずれが許容量以上である場合、移載手段による物品支持体の掬い上げ動作を中止する。
【0015】
また、本第6発明は、上記第1発明から第5発明のいずれかにあって、移載位置の前後に車両進入部と車両退出部とが設けられ、
運搬車両を車両進入部から移載位置を経て車両退出部へ搬送する車両搬送手段が設けられているものである。
【0016】
これによると、運搬車両を車両進入部に乗り入れて停止させ、車両搬送手段を駆動させることにより、上記運搬車両が車両搬送手段によって車両進入部から移載位置まで搬送される。上記運搬車両が移載位置に達すると、車両搬送手段を停止させ、移載位置において物品支持体が自動的に運搬車両から移載される。その後、車両搬送手段を再び駆動させることにより、空になった運搬車両が移載位置から車両退出部まで搬送され、車両退出部から退出する。
【0017】
また、本第7発明は、上記第1発明から第6発明のいずれかにあって、検出手段は、対象物にレーザー光線を照射して上下方向に走査し、上記対象物までの距離を測定するものである。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明における第1の実施の形態を図1〜図22に基づいて説明する。図6に示すように、1は物品の一例であるみかんを処理する処理設備であり、トラック2(運搬車両の一例)により運搬されて入荷部3に入荷されたみかんは、選果部4で選別された後、出荷部5から出荷される。すなわち、図5に示すように、上記みかんはコンテナ6(容器)に収納され、これら複数のコンテナ6が上下に段積みされた状態でパレット7(物品支持体の一例)に載せられ、コンテナ6を段積したパレット7を上記トラック2で入荷部3へ搬入している。
【0019】
上記入荷部3と選果部4と出荷部5はそれぞれ下記のように構成されている。[入荷部]
図7に示すように、入荷部3には、トラック2とパレット7およびコンテナ6の受け渡しを行う受け渡し部70と、みかんが収納されたコンテナ6(実コンテナ)が段積みされたパレット(以下、実パレットと称す)7を保管するパレット保管部71と、実パレット7からコンテナ6を切り出し、コンテナ単位で選果部4へ搬送するデパレタイズ部72と、選果部4から搬出された空コンテナ6を保管し、あるいは洗浄・乾燥して保管し、搬出する空コンテナ保管部73とが設けられ、さらに、これら受け渡し部70とパレット保管部71とデパレタイズ部72との間で実パレット7等の搬送を行う自走搬送台車74(図8参照)が設けられている。
【0020】
また、上記受け渡し部70には、かみんを収納したコンテナ6を段積みしたパレット7(実パレット)を自動的にトラック2の荷台11から降ろす自動荷降し部12と、生産者がフォークリフト13(荷役車両)を用いて上記パレット7をトラック2の荷台11から降ろす荷役車両用荷降し部14と、生産者が手作業でコンテナ6をトラック2の荷台11から降ろす(パレット7はトラック2に残しておく)手動用荷降し部15とが設けられている。
[選果部]
選果部4には、上記入荷部3のデパレタイズ部72から搬送されてきたコンテナ6よりみかんを取り出し、各みかん毎に選果し、その選果の結果により一定重量毎にダンボール箱(以下、「ダンボール」と略称する)に収納し、ダンボール単位で出荷部5へ搬出する選果装置87が備えられている。上記選果部4では、各みかん毎に、重量、大きさ、形状等により階級が判定され、糖度、熟度、色、傷の有無等により等級が判定される。これら階級と等級の判定結果とに基づいて選果結果別に一定重量毎にダンボールに詰められる。このダンボールには、上記階級と等級を示すバーコードが付されており、コンベヤにより出荷部5へ搬送される。
[出荷部]
出荷部5には、選果部4から搬送されてきたダンボールを出荷用のパレットに段積みして搬出する第1パレタイズ部77と、ダンボールが段積みされたパレット(以下、実パレットと称す)を保管する出荷用保管部78と、選果部4から搬送されてきたダンボールを一旦保管する流動棚からなる第1保管部79と、選果部4から搬送されてきたダンボールを一旦保管しかつダンボールを1の単位で入出庫可能な第2保管部80と、第1保管部79に保管されたダンボールをパレットに段積みして搬出する第2パレタイズ部81と、第2保管部80に保管されたダンボールをパレットに段積みして搬出する第3パレタイズ部82と、実パレットなどを出荷する出荷積付部83とが設けられ、さらに、選果部4から搬送されてきたダンボールを第1パレタイズ部77と第1保管部79と第2保管部80に分岐する分岐装置84と、第1パレタイズ部77と第2パレタイズ部81と第3パレタイズ部82と出荷用保管部78と出荷積付部83との間で実パレット等の搬送を行う自走搬送台車(図示せず)とが設けられている。また、出荷積付部83には、平置き場85と手積みステーション86とが設けられている。尚、上記平置き場85には、第2および第3パレタイズ部81,82から搬送された端数パレット(パレット上に正規の数量のダンボールが積載されていないパレット)や混載パレット(パレット上に複数の階級又は等級のダンボールが混載されているパレット)が保管され、上記端数パレットや混載パレットは平置き場85から出荷される。また、上記手積みステーション86には、第2保管部80から搬送されたダンボールが保管され、上記ダンボールは手積みステーション86から出荷される。
【0021】
次に、上記トラック2と上記入荷部3に入荷されるパレット7との詳細な構成を説明する。すなわち、図3に示すように、上記パレット7の一対の両側面にはそれぞれ、前後一対のフォーク差込口9a,9b,10a,10b(差込部の一例)が形成されている。また、図4に示すように、上記トラック2の荷台11には、前後に2枚(所定数量)のパレット7が積載可能となっている。
【0022】
尚、図3に示すように、パレット7の一辺と他辺との寸法をそれぞれA=1500mm(一定値),B=1500mm(一定値)とし、パレット7の一端面から上記各フォーク差込口9a,9b,10a,10bの中心までの寸法をそれぞれC=400mm(一定値)とし、フォーク差込口9a,9bとフォーク差込口10a,10bとの中心間の間隔をD=700mm(一定値)とする。
【0023】
また、図4,図5に示すように、上記トラック2の荷台11の後端と左右両側端には、荷台11に積まれたパレット7の脱落を防止するための後部あおり55と側部あおり56a,56bとが設けられている。これら後部および側部あおり55,56a,56bはそれぞれ、平板状に形成され、上下に回動して開閉できるように構成されている。また、荷台11の前端部には鳥居57(隔壁に相当するもの)が設けられている。
【0024】
図5の仮想線で示すように、上記後部および側部あおり55,56a,56bを上向きに回動して閉じることにより、荷台11の後方と左右両側方とが上記各あおり55,56a,56bで囲まれる。また、パレット7を荷台11から降ろす場合、邪魔にならないように、図5の実線で示すように、上記各あおり55,56a,56bを、下向きに回動して開き、荷台11から垂下させる。尚、図4に示すように、上記荷台11の前後の長さをL=3120mm(一定値)とし左右の幅をW=1625mm(一定値)とする。
【0025】
また、上記荷台11には基準位置が設定されており、前後両パレット7が荷台11の基準位置に置かれた場合、図4に示すように、荷台11の後端と後側のパレット7の後端面との前後間に一定の隙間E=50mmが形成され、かつ、前後両パレット7間に一定の隙間F=50mmが形成され、さらに、荷台11の左右両側端とパレット7との左右間に一定の隙間Kが形成される。この際、パレット7は荷台11の幅方向の中央部に位置しており、隙間K=(W−A)/2=(1625−1500)/2=62.5mmとなる。
【0026】
図8に示すように、上記入荷部3の自動荷降し部12には、入荷されたパレット7(実パレット)を自動的にトラック2の荷台11から降ろす移載設備17が設けられている。上記移載設備17の構成を以下に説明する。
【0027】
図1に示すように、上記移載設備17には移載位置18が設定され、この移載位置18の手前側に車両進入部19が形成され、奥側に車両退出部20が形成されている。また、移載設備17の床には、上記トラック2を車両進入部19から移載位置18を経て車両退出部20へ搬送する車両搬送手段21が設置されている。上記車両搬送手段21は、車両進入部19に設置された前部コンベヤ21aと、移載位置18に設置された中間部コンベヤ21bと、車両退出部20に設置された後部コンベヤ21cとに3分割されており、上記各コンベヤ21a〜21cには例えばローラコンベヤやスラットコンベヤ等が使用されている。
【0028】
また、移載設備17には、移載位置18に停止するトラック2に対してパレット7の移載を行う移載手段22と、移載手段22によってトラック2から降ろされたパレット7を自動荷降し部12から排出して上記自走搬送台車74へ搬送する排出用コンベヤ23と、後部位置検出装置24(検出手段の一例)と、複数の側部位置検出装置25a,25b,26a,26b(検出手段の一例)と、位置ずれ検出手段27とが設けられている。
【0029】
図2に示すように、前後方向をX軸方向、左右方向をY軸方向、上下方向をZ軸方向とすると、上記移載手段22は、図9〜図11に示すように、左右一対の前後レール29に支持案内されてX軸方向へ移動自在な天井フレーム体30と、この天井フレーム体30に設けられた前後一対の左右レール31と、両左右レール31に支持案内されてY軸方向へ移動自在な左右一対のサイドフレーム体32a,32bと、両サイドフレーム体32a,32bに支持案内されてZ軸方向へ移動自在な昇降フレーム33a,33bと、これら昇降フレーム33a,33bに設けられたブラケット34a,34bと、これらブラケット34a,34bに前後複数本(図9では4本)ずつ設けられたフォーク35a,35b〜38a,38b(差込部材の一例)とで構成されている。
【0030】
上記天井フレーム体30は第1の駆動装置39によってX軸方向へ移動し、上記両サイドフレーム体32a,32bはそれぞれ第2の駆動装置40a,40bによって個別にY軸方向へ移動し、上記両昇降フレーム33a,33bはそれぞれ第3の駆動装置41a,41bによって個別にZ軸方向へ移動する。尚、上記天井フレーム体30のX軸方向への移動によって、上記フォーク35a,35b〜38a,38bがX軸方向へ移動し、上記両サイドフレーム体32a,32bのY軸方向への移動によって、上記フォーク35a,35b〜38a,38bがY軸方向へ移動し、上記両昇降フレーム33a,33bのZ軸方向への移動によって、上記フォーク35a,35b〜38a,38bがZ軸方向へ移動する。
【0031】
また、上記両左右レール31は、回転体43を介して天井フレーム体30に設けられ、回転用駆動装置44(シリンダ装置等)で上記回転体43を回転することによって、回転体43を中心として一定範囲内で水平に回転可能に構成されている。これにより、図9に示すように、上記フォーク35a,35b〜38a,38bが回転体43を中心としてX−Y平面に沿って水平に一定範囲回転する。
【0032】
また、上記ブラケット34a,34bはそれぞれ、横軸45を介して昇降フレーム33a,33bに設けられ、揺動用駆動装置46a,46b(シリンダ装置等)によって、上記横軸45を中心として一定範囲内で上下に揺動可能に構成されている。これにより、図11に示すように、上記フォーク35a,35b〜38a,38bは、横軸45を中心として、X−Z平面に沿って上下に一定範囲揺動する。
【0033】
また、上記フォーク35a,35b〜38a,38bは、トラック2の荷台11上のパレット7のフォーク差込口9a,9b,10a,10bに対して、左右両側方から挿脱自在となる。
【0034】
さらに、上記移載手段22は、前後一対の天井レール48に支持案内されており、図10に示すように、上記移載位置18と上記排出用コンベヤ23の上方位置49との間をY軸方向へ移動自在に構成されている。尚、上記移載手段22のY軸方向への移動は第4の駆動装置42によって行われる。
【0035】
図1,図5に示すように、上記後部位置検出装置24は、移載位置18に停止したトラック2の後端部やパレット7の後端部の位置を検出するものであり、中間部コンベヤ21bの前端部の左右一側方に設置されている。尚、上記後部位置検出装置24には、トラック2の後端部(対象物に相当)およびパレット7の後端部(対象物に相当)にレーザー光線を照射しながら上下方向に走査(スキャン)し、反射光の位相差に基づいて上記トラック2の後端部やパレット7の後端部までの距離を測定するレーザー距離センサが用いられている。これによると、上記対象物までの距離は上下方向において微小角度毎にに検出されるため、後部位置検出装置24から見た対象物の表面形状が判別できる。図2に示すように、上記後部位置検出装置24の向きはX,Y軸に対して一定角度で固定されており、上記対象物までの測定距離とX,Y,Z軸に対するレーザー光線の角度とに基づいて、上記トラック2の後端部やパレット7の後端部のX,Y,Z座標が検出される。この際、上記後部位置検出装置24の位置をX,Y,Z座標の原点としている。
【0036】
図1に示すように、上記側部位置検出装置25a,26aは、トラック2の一側部やパレット7のフォーク差込口9a,10aの位置を検出するものであり、中間部コンベヤ21bの一側方に前後一対設けられている。さらに、上記側部位置検出装置25b,26bは、トラック2の他側部やパレット7のフォーク差込口9b,10bの位置を検出するものであり、中間部コンベヤ21bの他側方に前後一対設けられている。図2に示すように、上記各側部位置検出装置25a,25b,26a,26bはそれぞれ、X軸方向へ一定範囲だけ移動可能で、かつ、床から一定高さに設定された検出位置とこの検出位置よりも下方に設定された退避位置との間を昇降可能に構成されている。尚、各側部位置検出装置25a,25b,26a,26bのX軸方向の位置は、図示しない位置検出装置(エンコーダー等)で検出される。
【0037】
また、上記各側部位置検出装置25a,25b,26a,26bには、トラック2の側部(対象物に相当)およびフォーク差込口9a,9b,10a,10b(対象物に相当)にレーザー光線を照射しながら上下方向に走査(スキャン)し、反射光の位相差に基づいて上記トラック2の側部やフォーク差込口9a,9b,10a,10bまでの距離を測定するレーザー距離センサが用いられている。これによると、上記対象物までの距離は上下方向において微小角度毎に検出されるため、各側部位置検出装置25a,25b,26a,26bから見た対象物の表面形状が判別できる。上記各側部位置検出装置25a,25b,26a,26bの向きはY軸方向に固定されており、上記対象物までの測定距離とX軸方向の位置とレーザー光線のZ軸方向の角度とに基づいて、上記トラック2の側部やフォーク差込口9a,9b,10a,10bのX,Y,Z座標が検出される。
【0038】
図1,図12に示すように、上記位置ずれ検出手段27は、トラック2の荷台11の前部のみに1枚のパレット7を積んでいる場合、上記1枚のパレット7のX軸方向の位置ずれを検出するものであり、中間部コンベヤ21bの前端部の上方天井部に設けられている。上記位置ずれ検出手段27には、移載位置18に停止したトラック2の荷台11に対して後方の斜め上方からレーザー光線を照射しながらX軸方向に走査(スキャン)し、反射光の位相差に基づいて荷台11までの距離を測定するレーザー距離センサが用いられている。これによると、上記荷台11までの距離はX軸方向において微小角度毎に検出されるため、位置ずれ検出手段27から見た荷台11上面の形状が判別でき、これに基づいて、荷台11上に積まれた1枚のパレット7のX軸方向への位置ずれが検出される。
【0039】
図13に示すように、移載設備17の制御手段51には、上記後部位置検出装置24と各側部位置検出装置25a,25b,26a,26bとで検出される座標位置データ(検出データ)に基づいて、荷台11上に積まれたパレット7の各フォーク差込口9a,9b,10a,10bのX,Y,Z座標を確定する位置確定部52が設けられている。上記制御手段51は、位置確定部52によって確定された座標に基づいて、第1〜第4の駆動装置39,40a,40b,41a,41b,42と回転用駆動装置44と揺動用駆動装置46a,46bとを制御する。
【0040】
また、図1に示すように、上記前部コンベヤ21aの左右一側方には、荷台11上に積まれたパレット7の枚数が1枚であることを入力するための1枚パレット用スイッチ58と、スタートスイッチ59とが設けられている。また、移載位置18の左右両側部には、左右両フォーク35a,35b〜38a,38bが開いた状態で待機するホームポジションHPが設定されている。
【0041】
以下、入荷されたパレット7を自動的にトラック2から降ろす手順を説明する。
図1に示すように、みかんを収納したコンテナ6をパレット7に載せ、このパレット7をトラック2の荷台11に前後2枚積み込んだ状態で、生産者は、トラック2を運転して入荷部3へ進入させ、自動荷降し部12の前部コンベヤ21a上に乗り込ませて停止させる。この際、左右両フォーク35a,35b〜38a,38bは開いた状態でホームポジションHPに待機している。
【0042】
その後、生産者は、トラック2の後部および側部あおり55,56を下向きに回動して開き、荷台11から垂下させる。その後、スタートスイッチ59を押すことにより、前部コンベヤ21aと中間部コンベヤ21bとが駆動し、トラック2が車両進入部19から移載位置18まで搬送され、移載位置18にて停止する。この際、図2に示すように、トラック2のX軸に対するY軸方向の傾きをθとする。
【0043】
その後、各位置検出装置24,25a,25b,26a,26bによって各座標位置を検出し、これら検出された座標位置データに基づき、位置確定部52において、上記荷台11に積まれている2枚のパレット7のフォーク差込口9a,9b,10a,10bの座標を確定する。この座標の確定は、上記位置確定部52によって以下▲1▼〜▲9▼のように行われる。
【0044】
▲1▼先ず、図14に示すように、後部位置検出装置24によって、荷台11から垂下した後部あおり55を検出し、この後部あおり55の1点PaのX,Y座標(X1,Y1)を検出する。
【0045】
▲2▼次に、前後両パレット7は荷台11の基準位置に置かれていると想定し、これにより、一定の隙間E=50mm、F=50mmが形成されていると仮定する。また、後部あおり55の厚さをG=50mmと仮定し、さらに、トラック2は、実際には上記傾きθで傾いて停止しているが、現時点では、X軸に平行(すなわちθ=0)に停止していると仮定する。上記のような仮定に基づいて、後側のパレット7のフォーク差込口9aの中心位置PbのX座標(X2)と、前側のパレット7のフォーク差込口10aの中心位置PcのX座標(X3)と、後側のパレット7のフォーク差込口9bの中心位置PdのX座標(X4)と、前側のパレット7のフォーク差込口10bの中心位置PeのX座標(X5)とを以下の式で算出する。
Figure 0004194779
尚、上記X1の値は上記▲1▼において実際に検出された値である。また、上記X2,X3,X4,X5は、仮定値E,F,Gを用いて求められた推定値である。
【0046】
▲3▼各側部位置検出装置25a,26aをそれぞれX軸方向に移動させ、側部位置検出装置25aを上記▲2▼で推定したX2の位置に停止させ、側部位置検出装置26aを上記▲2▼で推定したX3の位置に停止させる。その後、上記両側部位置検出装置25a,26aを退避位置から検出位置まで上昇させ、両側部位置検出装置25a,26aを用いて上下方向の走査(スキャン)を行って一方の側部あおり56aを検出し、この側部あおり56aの異なる2点Pf,PgのX,Y座標を検出する。検出された座標に基づいて、上記2点Pf,Pg間のX軸方向の距離HとY軸方向の距離Iとが求められ、これら距離H,Iに基づいて以下の式により、トラック2の傾きθを求める。
θ=tan-1(I/H)
さらに、上記一方の側部あおり56a上の2点Pf,Pgを通る第1の直線イと、上記▲1▼において検出された後部あおり55上の1点Paを通りかつ上記第1の直線イに対して直交する第2の直線ロとを特定し、さらに、上記両直線イ,ロの交点SのX,Y座標(X6,Y6)を算出する。尚、上記交点Sは、トラック2の後端部と左側端部との角に位置する基準点に相当している。上記▲1▼〜▲3▼により、トラック2の荷台11の左側辺と後側辺との位置が特定される。
【0047】
▲4▼上記▲3▼で求められた傾きθと基準点に相当する交点S(X6,Y6)とを用い、かつ上記▲2▼で仮定した両パレット7の位置に従って、再度、各フォーク差込口9a,9b,10a,10bの中心位置Pb,Pc,Pd,PeのX,Y座標(X2,Y2)(X3,Y3)(X4,Y4)(X5,Y5)を下記の式により算出する。
【0048】
尚、この際、図15に示すように、各側部あおり56a,56bの厚さをJ=50mmと仮定する。さらに、パレット7は荷台11の幅方向の中央部に位置していると想定し、荷台11の左右両側端とパレット7との左右間に、一定の隙間K=(W−A)/2=62.5mmが形成されていると仮定する。
Figure 0004194779
尚、上記各式により求められた座標X2〜X5,Y2〜Y5は、推定値であるが、実際に検出された傾きθと交点S(X6,Y6)とを用いて求められた値であるため、上記▲2▼において求められた値よりも正確なものとなる。
【0049】
▲5▼その後、図16に示すように、各側部位置検出装置25a,25b,26a,26bをそれぞれX軸方向に移動させ、側部位置検出装置25aを上記▲4▼で推定したX2の位置に停止させ、側部位置検出装置26aを上記▲4▼で推定したX3の位置に停止させ、側部位置検出装置25bを上記▲4▼で推定したX4の位置に停止させ、側部位置検出装置26bを上記▲4▼で推定したX5の位置に停止させる。その後、上記各側部位置検出装置25a,25b,26a,26bを退避位置から検出位置まで上昇させ、各側部位置検出装置25a,25b,26a,26bを用いて上下方向の走査(スキャン)を行って、各フォーク差込口9a,9b,10a,10bの実際のY座標Y2’〜Y5’と実際のZ座標Z2’〜Z5’とをそれぞれ検出する。
【0050】
▲6▼上記▲5▼において実際に検出されたY座標Y2’〜Y5’と上記▲4▼において推定されたY座標Y2〜Y5とを比較し、これらY座標Y2’〜Y5’とY座標Y2〜Y5との差が規定値以上の場合は、異常とみなして、その後の自動降し動作を中止する。また、Y座標Y2’〜Y5’とY座標Y2〜Y5との差が規定値よりも小さい場合、上記▲4▼において推定されたX座標X2〜X5と上記▲5▼において実際に検出されたY座標Y2’〜Y5’およびZ座標Z2’〜Z5’とを組み合わせ、各フォーク差込口9a,9b,10a,10bの中心位置Pb,Pc,Pd,Peの座標をPb(X2,Y2’,Z2’)、Pc(X3,Y3’,Z3’)、Pd(X4,Y4’,Z4’)、Pe(X5,Y5’,Z5’)とする。
【0051】
▲7▼図16に示すように、上記▲6▼における各点Pb,Pc,Pd,PeのX座標X2〜X5は、上記▲2▼において、荷台11の後端と後側のパレット7の後端面との前後間に一定の隙間E=50mmが形成され、かつ後部あおり55の厚さがG=50mmであるといった仮定に基づいて求められた値であり、実際には、後部あおり55から後側のパレット7の後端面までの距離がE+G=100mmと異なっている可能性がある。したがって、上記上記▲6▼において求められた点PbのZ2’の値と点PdのZ4’の値とに基づいて後側のパレット7の高さ(=Z座標)を特定し、特定された後側のパレット7の高さを基準として、後部位置検出装置24で後側のパレット7の後端面の1点PhのX,Y座標(X7,Y7)を検出する。
【0052】
上記E+G=100mmと想定した場合のX軸成分の仮定の距離と、図14に示した上記▲1▼で求められた後部あおり55の1点PaのX座標(X1)から図16に示した上記後側のパレット7の後端面の1点PhのX座標(X7)までの実際の距離とを下記の式で比較して、X座標に対する補正値Mを求める。
(E+G)cosθ−(X7−X1)=100cosθ−(X7−X1)=M
上記▲6▼で求められた各点Pb,Pc,Pd,PeのX座標X2〜X5を上記補正値Mで以下のように補正する。
X2’=X2−M
X3’=X3−M
X4’=X4−M
X5’=X5−M
これにより、上記各フォーク差込口9a,9b,10a,10bの中心位置Pb,Pc,Pd,Peの座標をPb(X2’,Y2’,Z2’)、Pc(X3’,Y3’,Z3’)、Pd(X4’,Y4’,Z4’)、Pe(X5’,Y5’,Z5’)とする。
【0053】
▲8▼上記▲7▼で求められた4点Pb,Pc,Pd,Peの座標は、検出誤差等が全く無い場合は全て同一平面上に存在するのであるが、実際には検出誤差等を含んでいるため、4点全てが同一平面上に存在することはほとんどない。したがって、上記4点Pb,Pc,Pd,Peの座標からのずれ量が最小となる一つの平面を演算して求め、上記4点Pb,Pc,Pd,Peの座標を上記演算で求められた平面上に存在するように補正し、補正した座標を図17に示すようにPb(X2f,Y2f,Z2f)、Pc(X3f,Y3f,Z3f)、Pd(X4f,Y4f,Z4f)、Pe(X5f,Y5f,Z5f)とすることにより、上記4点Pb,Pc,Pd,Peの座標を確定する。
【0054】
▲9▼パレット7の各寸法に基づいて、上記▲8▼で確定された各フォーク差込口9a,9b,10a,10bの中心位置Pb,Pc,Pd,Peの座標(X2f,Y2f,Z2f),(X3f,Y3f,Z3f),(X4f,Y4f,Z4f),(X5f,Y5f,Z5f)を、前後両パレット7の左右両側面の前後方向における中心点P2,P3,P4,P5の座標(X2t,Y2t,Z2t)、(X3t,Y3t,Z3t)、(X4t,Y4t,Z4t)、(X5t,Y5t,Z5t)に変換する。
【0055】
以上▲1▼〜▲9▼によって、前後両パレット7の位置(=フォーク差込口9a,9b,10a,10bの位置)が確定される。
尚、上記▲1▼〜▲9▼において、先ず、各フォーク差込口9a,9b,10a,10bのX座標を推定し、推定された各X座標の位置において各側部位置検出装置25a,25b,26a,26bで上下に走査(スキャン)することにより、確実にパレット7のフォーク差込口9a,9b,10a,10bを検出することができ、上記各側部位置検出装置25a,25b,26a,26bの位置がX軸方向において各フォーク差込口9a,9b,10a,10bから外れてしまうことを防止することができる。これに対して、最初にX座標を推定せずに各側部位置検出装置25a,25b,26a,26bで上下に走査(スキャン)した場合、各側部位置検出装置25a,25b,26a,26bの位置がX軸方向において各フォーク差込口9a,9b,10a,10bから外れてしまう恐れがある。この場合、各側部位置検出装置25a,25b,26a,26bによって荷台11の側面とパレット7の側面とが検出されるのであるが、フォーク差込口9a,9b,10a,10bから外れているため、荷台11の側面とパレット7の側面との判別が困難であり、正確な検出が行えない。
【0056】
上記▲1▼〜▲9▼の後、上記▲9▼で求められた各中心点P2,P3,P4,P5の座標(X2t,Y2t,Z2t)、(X3t,Y3t,Z3t)、(X4t,Y4t,Z4t)、(X5t,Y5t,Z5t)に基づいて、上記制御手段51は、以下(A)〜(H)のようにして各駆動装置39,40a,40b,41a,41b,42,44,46a,46bを制御し、両パレット7を荷台11から排出用コンベヤ23へ降ろす。
【0057】
(A)検出された両パレット7の各中心点P2,P3,P4,P5の座標に応じて、図9〜図11に示すように、第1の駆動装置39によって天井フレーム体30を移動させることにより各フォーク35a,35b〜38a,38bをX軸方向へ移動させ、また、第2の駆動装置40a,40bによってサイドフレーム体32a,32bを移動させることにより各フォーク35a,35b〜38a,38bをY軸方向へ移動させ、さらに、第3の駆動装置41a,41bによって昇降フレーム33a,33bを移動させることにより各フォーク35a,35b〜38a,38bをZ軸方向へ移動させる。これにより、図18(イ)に示すように、各フォーク35a,35b〜38a,38bが前後両パレット7のフォーク差込口9a,9b,10a,10bに対して位置合わせされる。
【0058】
この際、図17に示すように、トラック2がX軸に対してY軸方向へ傾いている場合、検出されたトラック2の傾きθに基づいて、図9の仮想線で示すように、回転駆動装置44によって回転体43を回転することにより、各フォーク35a,35b〜38a,38bを上記傾きθに合わせてX−Y平面に沿って水平回転させトラック2の側面に対して直交させる(図18(ロ)参照)。
【0059】
また、図20に示すように、トラック2の荷台11が前後方向において傾いている場合、検出された上記中心点P2,P4のZ座標(Z2t,Z4t)と中心点P3,P5のZ座標(Z3t,Z5t)との差に基づいて上記荷台11の前後方向における傾きαが求められ、この傾きαに応じて、図11の仮想線で示すように揺動用駆動装置46a,46bによって横軸45を中心にブラケット34a,34bを揺動することにより、図20の仮想線で示すように各フォーク35a,35b〜38a,38bを上記傾きαに合わせてX−Z平面に沿って上下に傾斜させる。
【0060】
さらに、図21に示すように、トラック2の荷台11が左右方向において傾いている場合、検出された上記各中心点P2,P3,P4,P5のZ座標(Z2t,Z3t,Z4t,Z5t)に基き、上記第3の駆動装置41a,41bによって左右一方のフォーク35a〜38aの高さと他方のフォーク35b〜38bの高さとを個別に調整することにより、上記左右方向における傾きβに対応する。
【0061】
(B)その後、第2の駆動装置40a,40bによって各フォーク35a,35b〜38a,38bをY軸方向へ互いに接近移動させて閉じることにより、図18(ハ)に示すように、各フォーク35a,35b〜38a,38bを前後両パレット7のフォーク差込口9a,9b,10a,10bへ差し込む。
【0062】
(C)そして、第3の駆動装置41a,41bによって各フォーク35a,35b〜38a,38bをZ軸方向へ上限位置まで上昇させる。これにより、前後両パレット7は、各フォーク35a,35b〜38a,38bによって掬い上げられて、上限位置で支持されるため、パレット7の左右方向の傾きβが解消される。また、図11の実線で示すように、揺動用駆動装置46a,46bによってブラケット34a,34bを水平姿勢に戻すことにより、各フォーク35a,35b〜38a,38bの前後方向の傾きαが解消される。これにより、両パレット7は、上限位置において、X−Y平面に対して水平姿勢に修正される。
【0063】
(D)さらに、図9の実線で示すように、回転駆動装置44によって回転体43を逆回転することにより、各フォーク35a,35b〜38a,38bのX−Y平面に沿った傾きθを解消する。これにより、図18(ニ)に示すように、両パレット7は、上限位置において、X軸に対してY軸方向へ傾くことはなく、X軸方向に沿って真直ぐに向くように修正される。また、第1の駆動装置39によって天井フレーム体30を後方へ移動させることにより各フォーク35a,35b〜38a,38bをX軸方向の後方限位置まで移動させる。
【0064】
(E)次に、図9の仮想線および図19(ホ)に示すように、第4の駆動装置42によって移載手段22を移載位置18上から排出用コンベヤ23の上方位置49までY軸方向へ移動する。その後、第3の駆動装置41a,41bによって各フォーク35a,35b〜38a,38bをZ軸方向へ下降させ、両パレット7を排出用コンベヤ23上へ降ろす。
【0065】
(F)第2の駆動装置40a,40bによって各フォーク35a,35b〜38a,38bをY軸方向へ互いに離間移動させて開くことにより、図19(へ)に示すように、各フォーク35a,35b〜38a,38bを両パレット7のフォーク差込口9a,9b,10a,10bから脱抜する。
【0066】
(G)その後、図19(ト)に示すように、第3の駆動装置41a,41bによって各フォーク35a,35b〜38a,38bをZ軸方向へ上限位置まで上昇させるとともに、排出用コンベヤ23を駆動させて両パレット7を自動荷降し部12から選果部4へ向けて搬送し、さらに、中間部コンベヤ21bと後部コンベヤ21cとを駆動させて、空になったトラック2を移載位置18から車両退出部20まで搬送する。トラック2が車両退出部20まで搬送されると、生産者はトラック2を運転して後部コンベヤ21c上から退出し、入荷を完了する。
【0067】
(H)その後、図19(チ)に示すように、第4の駆動装置42によって移載手段22を排出用コンベヤ23の上方位置49から移載位置18上までY軸方向へ移動し、さらに、第1〜第3の駆動装置39,40a,40b,41a,41bによって各フォーク35a,35b〜38a,38bをX,Y,Z軸方向へ移動してホームポジションHPに戻す。
【0068】
上記(A)〜(H)によって、前後両パレット7をトラック2から排出用コンベヤ23上へ自動的に降ろすことができるため、従来に比べて労力を要しない。上記▲1▼〜▲9▼および(A)〜(H)は、トラック2の荷台11に積まれた前後2枚(所定数量)のパレット7を自動的に降ろす場合の説明であるが、図12に示すように、上記荷台11に、パレット7を1枚のみ前詰めして積んだ場合でも、このパレット7を以下のようにして自動的に降ろすことができる。
【0069】
すなわち、生産者は、トラック2を前部コンベヤ21a上に乗り込ませて停止させた後、1枚パレット用スイッチ58を押す。これにより、制御手段51は、トラック2の荷台11に積まれたパレット7が1枚であることを認識する。
【0070】
その後、上記パレット7のフォーク差込口10a,10bの座標を確定する。この場合、実際には前側のパレット7のみ存在しており後側のパレット7は存在しないが、ここでは、先ず、前後両パレット7がそれぞれ荷台11の基準位置に置かれていると想定し、同様に上記▲1▼〜▲4▼によって、各フォーク差込口9a,9b,10a,10bの中心位置Pb,Pc,Pd,PeのX,Y座標(X2,Y2)(X3,Y3)(X4,Y4)(X5,Y5)を算出する。
【0071】
▲5▼その後、側部位置検出装置25aを上記▲4▼で推定したX2の位置に停止させ、側部位置検出装置26aを上記▲4▼で推定したX3の位置に停止させ、側部位置検出装置25bを上記▲4▼で推定したX4の位置に停止させ、側部位置検出装置26bを上記▲4▼で推定したX5の位置に停止させ、各側部位置検出装置25a,25b,26a,26bを用いて上下方向の走査(スキャン)を行う。
【0072】
これにより、側部位置検出装置26a,26bによって、前側のパレット7のフォーク差込口10a,10bの実際のY座標Y3’,Y5’と実際のZ座標Z3’,Z5’とが検出される。また、後側のパレット7は実際には存在しないため、側部位置検出装置25a,25bによって、荷台11の側面の実際のY座標とZ座標とが検出される。
【0073】
▲6▼上記▲5▼において実際に検出されたY座標Y3’,Y5’と上記▲4▼において推定されたY座標Y3,Y5とを比較し、これらY座標Y3’,Y5’とY座標Y3,Y5との差が規定値以上の場合は、異常とみなして、その後の自動降し動作を中止する。また、図22に示すように、上記規定値よりも小さい場合、上記▲4▼において推定されたX座標X3,X5と上記▲5▼において実際に検出されたY座標Y3’,Y5’およびZ座標Z3’,Z5’とを組み合わせ、前側のパレット7のフォーク差込口10a,10bの中心位置Pc,Peの座標をPc(X3,Y3’,Z3’)、Pe(X5,Y5’,Z5’)とする。
【0074】
▲7▼後側のパレット7が存在すると仮定し(実際には存在しない)、上記▲5▼において側部位置検出装置25a,25bにより実際に検出された荷台11の側面のZ座標(高さ)に基づいて、上記仮想の後側のパレット7のフォーク差込口9a,9bの中心位置Pb,PdのZ座標(Z2)(Z4)を下記の式より算出する。
Z2=側部位置検出装置25aにより検出された荷台11の一側面のZ座標+パレット7の厚さ/2
Z4=側部位置検出装置25bにより検出された荷台11の他側面のZ座標+パレット7の厚さ/2
そして、上記算出した中心位置Pb,PdのZ座標(Z2)(Z4)と上記▲4▼において算出した中心位置Pb,PdのX,Y座標(X2,Y2)(X4,Y4)とを組み合わせて、仮想の後側のパレット7(実際には存在しない)のフォーク差込口9a,9bの中心位置Pb,PdのX,Y,Z座標(X2,Y2,Z2)(X4,Y4,Z4)とする。
【0075】
▲8▼上記▲6▼で求められたPc,Peの座標と上記▲7▼で求められたPb,Pdの座標とからのずれ量が最小となる一つの平面を演算して求め、上記4点Pb,Pc,Pd,Peの座標を上記演算で求められた平面上に存在するように補正し、補正した座標をPb(X2f,Y2f,Z2f)、Pc(X3f,Y3f,Z3f)、Pd(X4f,Y4f,Z4f)、Pe(X5f,Y5f,Z5f)とすることにより、上記4点Pb,Pc,Pd,Peの座標を確定する。
【0076】
▲9▼パレット7の各寸法に基づいて、上記▲8▼で確定された各フォーク差込口9a,9b,10a,10bの中心位置Pb,Pc,Pd,Peの座標(X2f,Y2f,Z2f),(X3f,Y3f,Z3f),(X4f,Y4f,Z4f),(X5f,Y5f,Z5f)を、前後両パレット7の左右両側面の前後方向における中心点P2,P3,P4,P5の座標(X2t,Y2t,Z2t)、(X3t,Y3t,Z3t)、(X4t,Y4t,Z4t)、(X5t,Y5t,Z5t)に変換する。この際、上記P2(X2t,Y2t,Z2t)とP4(X4t,Y4t,Z4t)とは後側のパレット7(実際には存在しない)が荷台11の基準位置に置かれていると仮定した場合の座標である。また、上記P3(X3t,Y3t,Z3t)とP5(X5t,Y5t,Z5t)とは実際に存在する前側のパレット7の座標である。
【0077】
尚、その後、図12に示すように、位置ずれ検出手段27によって荷台11に積まれた1枚のパレット7のX軸方向への位置ずれが検出される。
以上▲1▼〜▲9▼によって、前側のパレット7の位置(=フォーク差込口10a,10bの位置)が確定され、その後、上記▲9▼で求められた各中心点P2,P3,P4,P5の座標(X2t,Y2t,Z2t)、(X3t,Y3t,Z3t)、(X4t,Y4t,Z4t)、(X5t,Y5t,Z5t)に基づいて、上記(A)〜(H)により、前側のパレット7をトラック2から排出用コンベヤ23上へ自動的に降ろすことができる。
【0078】
尚、上記のように荷台11上に1枚のパレット7を前詰めして積み込んだ場合、後側のパレット7は存在しないため、上記前側のパレット7が荷台11上を後方へ許容量以上に位置ずれする可能性がある。したがって、上記▲9▼において、位置ずれ検出手段27によって検出されたパレット7のX軸方向への位置ずれが許容量以上である場合、異常状態と判断して、上記(A)〜(H)の動作を中止する。
【0079】
尚、図2に示したトラック2の傾きθの許容角度は±4°以内に設定され、また、図20に示した荷台11の傾きαの許容角度は0〜1.6°以内に設定され、図21に示した荷台11の傾きβの許容角度は±1.1°以内に設定されている。
【0080】
上記第1の実施の形態では、図1に示すように、車両搬送手段21を用いてトラック2を車両進入部19から車両退出部20まで搬送しているが、第2の実施の形態として、図23に示すように、上記車両搬送手段21を設けず、トラック2を車両進入部19から車両退出部20まで自走させてもよい。尚、車両進入部19と車両退出部20とにはそれぞれ、開閉自在な進入ゲート62と退出ゲート63とが設けられている。
【0081】
これによると、移載位置18に停止したトラック2からパレット7を自動的に降ろしている際、上記進入ゲート62と退出ゲート63とを閉めておくことにより、他のトラック2が不用意に移載位置18へ進入するといったミスを防止することができ、安全性が向上する。
【0082】
上記各実施の形態では、パレット7やトラック2の荷台11に関する種々の寸法として実際の数値を挙げたが、これら数値は一例であって限定されるものではなく、パレット7やトラック2の種類等によって変化するものである。
【0083】
上記各実施の形態では、図1に示すように、フォーク35a,35b〜38a,38bを左右一対設けているが、左右いずれか片方のみ設けてもよい。
上記各実施の形態では、トラック2の荷台11に前後2枚(又は1枚)のパレット7を積み込み、移載手段22で上記2枚のパレット7を荷台11から自動的に降ろしているが、3枚以上のパレット7を自動的に降ろしてもよい。この場合、フォーク35a,35b〜38a,38bは前後に4本ずつ設けられているが、パレット7の枚数に合わせて上記フォークの数を増減すればよい。
【0084】
上記各実施の形態では、移載手段22を用いてパレット7をトラック2の荷台11から降ろしているが、移載手段22を用いてパレット7を上記荷台11に積み込んでもよい。
【0085】
上記各実施の形態では、運搬車両の一例としてトラック2を用いたが、トラック2に限定されるものではなく、無人搬送車等を用いてもよい。
上記各実施の形態では、各位置検出装置24,25a,25b,26a,26bおよび位置ずれ検出手段27にそれぞれレーザ距離センサを用いているが、レーザ距離センサに限定されるものではなく、例えば超音波センサ等を用いてもよい。
【0086】
上記各実施の形態では、トラック2から掬い上げたパレット7を排出用コンベヤ23に降ろしているが、排出用コンベヤ23を設けず、上記パレット7を床等に降ろしてもよい。
【0087】
上記各実施の形態では、移載設備17を、入荷部3内に設置して入荷時に使用しているが、入荷部3に限定されるものではなく、例えば出荷時やそれ以外の場合に使用してもよい。また、使用する場所も入荷部3に限定されることはない。
【0088】
上記各実施の形態では、図5に示すように、フォーク差込口9a,9b,10a,10bは、パレット7の両側面に開口しているが、パレット7の両側面と下面とに開口した溝状のものであってもよい。
【0089】
上記各実施の形態では、トラック2の側方からフォーク35a,35b〜38a,38bをパレット7に差し込んでいるが、トラック2の後方から差し込んでもよい。
【0090】
【発明の効果】
以上のように本第1発明によると、荷台に物品支持体を積んだ運搬車両を移載位置に停止させた後、位置確定部は、各位置検出装置で検出された検出データに基づいて物品支持体の差込部のX,Y,Z軸方向の座標を確定する。そして、制御手段は、上記確定された差込部のX,Y,Z軸方向の座標に基づいて、移載手段の差込部材をX,Y,Z軸方向へ移動させて上記物品支持体の差込部の位置に合わせ、上記差込部材を差込部へ差し込んで物品支持体を掬い上げる。これにより、物品支持体を自動的に運搬車両の荷台から移載することができる。
【0091】
また、本第2発明によると、位置確定部は上記(1)〜(4)の手順で差込部のX,Y,Z座標を確定し、そして、制御手段は、上記確定された差込部のX,Y,Z軸方向の座標に基づいて、移載手段の差込部材をX,Y,Z軸方向へ移動させて上記物品支持体の差込部の位置に合わせる。
【0094】
また、本第5発明によると、荷台に積載されている物品支持体の前後の数量が所定数量よりも少ない場合、上記物品支持体が前後方向へ許容量以上に位置ずれしている可能性があるため、位置ずれ検出手段によって、荷台上の物品支持体の位置ずれが検出される。検出された位置ずれが許容量以上である場合、移載手段による物品支持体の掬い上げ動作を中止する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における移載設備の概略平面図である。
【図2】同、移載設備の移載位置の概略平面図である。
【図3】同、移載設備で使用されるパレットの一部切欠き平面図である。
【図4】同、移載設備で使用されるトラックの平面図であり、前後2枚のパレットを荷台の基準位置に積んだ状態を示す。
【図5】同、移載設備で使用されるトラックの側面図であり、後部あおりと側部あおりとを下方へ開いた状態を示す。
【図6】同、移載設備を備えた処理設備の模式図である。
【図7】同、移載設備を備えた処理設備の全体構成図である。
【図8】同、移載設備を有する入荷部の平面図である。
【図9】同、移載設備の移載手段の平面図である。
【図10】図9におけるV−V矢視図である。
【図11】図9におけるW−W矢視図である。
【図12】同、移載設備の位置ずれ検出手段による検出を説明するための側面図である。
【図13】同、移載設備の制御系のブロック図である。
【図14】同、移載設備の位置確定部によってパレットの座標位置を確定する手順を説明するための概略平面図である。
【図15】同、移載設備の位置確定部によってパレットの座標位置を確定する手順を説明するための概略平面図である。
【図16】同、移載設備の位置確定部によってパレットの座標位置を確定する手順を説明するための概略平面図である。
【図17】同、移載設備の位置確定部によってパレットの座標位置を確定する手順を説明するための概略平面図である。
【図18】同、移載設備の移載手段によってパレットをトラックから降ろす際の手順を示す概略平面図である。
【図19】同、移載設備の移載手段によってパレットをトラックから降ろす際の手順を示す概略平面図である。
【図20】同、移載設備で使用されるトラックの側面図であり、荷台が前後方向において傾いている状態を示す。
【図21】同、移載設備で使用されるトラックの後面図であり、荷台が左右方向において傾いている状態を示す。
【図22】同、移載設備の位置確定部によってパレットの座標位置を確定する手順を説明するための概略平面図であり、荷台上に1枚のパレットしか存在しない場合を示す。
【図23】本発明の第2の実施の形態における移載設備の概略平面図である。
【符号の説明】
2 トラック(運搬車両)
7 パレット(物品支持体)
9a,9b,10a,10b フォーク差込口(差込部)
11 荷台
17 移載設備
18 移載位置
19 車両進入部
20 車両退出部
21 車両搬送手段
22 移載手段
24 後部位置検出装置(検出手段)
25a,25b,26a,26b 側部位置検出装置(検出手段)
27 位置ずれ検出手段
35a,35b,36a,36b,37a,37b,38a,38b フォーク(差込部材)
51 制御手段
52 位置確定部
S 交点(基準点)
θ 傾き

Claims (7)

  1. 側面に差込部を有する物品支持体を運搬車両の荷台から自動的に移載する移載設備であって、
    移載位置に停止する運搬車両に対して物品支持体の移載を行う移載手段と、上記運搬車両の荷台上に載置される物品支持体の座標位置を検出する検出手段とが具備され、
    上記移載手段は、X軸方向である前後方向と,Y軸方向である左右方向と,Z軸方向である上下方向とへ移動自在でかつ上記物品支持体の差込部に対して挿脱自在な差込部材を有し、
    上記検出手段によって検出される物品支持体の座標位置に基づいて、上記移載手段の差込部材を移動させる制御手段が設けられ
    検出手段は上記運搬車両の側部および物品支持体の差込部の位置を検出する前後複数の側部位置検出装置を有し、
    各側部位置検出装置は、移載手段とは別にX軸方向へ移動自在であるとともに、Y軸方向に向いており、且つ、Z軸方向に走査可能であり、
    上記側部位置検出装置をX軸方向へ移動させ且つZ軸方向へ走査させて上記各位置検出装置で検出される検出データに基づいて物品支持体の差込部のX,Y,Z軸方向の座標を確定する位置確定部が制御手段に設けられていることを特徴とする移載設備。
  2. 検出手段は移載位置に停止する運搬車両の後端部および物品支持体の後端部の位置を検出する後部位置検出装置を有し、
    位置確定部は、
    (1)後部位置検出装置によって検出される運搬車両の後端部の1点のX,Y座標と、側部位置検出装置によって検出される運搬車両の側端部の異なる2点のX,Y座標とに基づいて、運搬車両のX軸に対するY軸方向の傾きθと、運搬車両の後端部と側端部との角に位置する基準点SのX,Y座標とを求め、
    (2)上記(1)で求められる運搬車両の傾きθと基準点SのX,Y座標とに基づいて、運搬車両上の物品支持体の差込部のX,Y座標を推定し、
    (3)側部位置検出装置を上記(2)で推定される差込部のX座標まで移動し、この位置で側部位置検出装置により差込部の実際のY,Z座標を検出し、
    (4)上記(3)で検出される差込部の実際のZ座標に基づいて、物品支持体の後端部のX,Y座標を上記後部位置検出装置によって実際に検出し、上記実際に検出された物品支持体の後端部のX座標に基づいて、上記(2)で推定される差込部のX座標を補正し、上記差込部のX,Y,Z座標を確定することを特徴とする請求項1記載の移載設備。
  3. 制御手段は、側部位置検出装置で検出される検出データに基づいて荷台の前後方向における傾きを求め、求められた傾きに合わせて差込部材を傾斜させることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の移載設備。
  4. 物品支持体は両側面に差込部を有し、
    移載手段は左右一対の差込部材を有し、
    制御手段は、荷台が左右方向において傾いている場合、側部位置検出装置で検出される検出データに基づいて左右一方の差込部材の高さと他方の差込部材の高さとを個別に調整することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の移載設備。
  5. 運搬車両の荷台は前後に所定数量の物品支持体を積載可能に構成され、
    移載手段は前後複数の差込部材を有し、
    上記荷台に積載されている物品支持体の前後の数量が上記所定数量よりも少ない場合、上記物品支持体の前後方向の位置ずれを検出する位置ずれ検出手段が設けられ
    位置ずれ検出手段によって検出された物品支持体の位置ずれが許容量以上である場合、制御手段が移載手段による移載を中止することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の移載設備。
  6. 移載位置の前後に車両進入部と車両退出部とが設けられ、
    運搬車両を車両進入部から移載位置を経て車両退出部へ搬送する車両搬送手段が設けられていることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の移載設備。
  7. 検出手段は、対象物にレーザー光線を照射して上下方向に走査し、上記対象物までの距離を測定するものであることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の移載設備。
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