JP2003104685A - 移載設備 - Google Patents

移載設備

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JP2003104685A
JP2003104685A JP2001298798A JP2001298798A JP2003104685A JP 2003104685 A JP2003104685 A JP 2003104685A JP 2001298798 A JP2001298798 A JP 2001298798A JP 2001298798 A JP2001298798 A JP 2001298798A JP 2003104685 A JP2003104685 A JP 2003104685A
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勝弘 笠原
Shigeru Sugano
茂 菅野
Fumiaki Tatsumi
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パレットを自動的にトラックの荷台から降ろ
すことが可能な移載設備を提供する。 【解決手段】 両側面に差込口9a,9b,10a,1
0bを有するパレット7をトラック2の荷台11から自
動的に降ろす移載設備17であって、移載位置18に停
止したトラック2からパレット7を掬い上げる移載手段
22と、荷台11上に載置されたパレット7の前後,左
右,上下方向の座標位置を検出する複数の位置検出装置
24,25a,25b,26a,26bとが具備され、
移載手段22は、前後,左右,上下方向へ移動自在でか
つパレット7の差込口9a〜10bに対して挿脱自在な
複数本のフォーク35a,35b〜38a,38bを有
し、位置検出装置24〜26bによって検出されるパレ
ット7の座標位置に基づいて、フォーク35a〜38b
を移動させる制御手段が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、運搬車両の荷台に
積まれて搬入されるパレット等の物品支持体を上記荷台
から自動的に移載する移載設備に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば物品を入荷する場合、上記
物品をパレットに載せ、このパレットをトラックの荷台
に積み込み、上記トラックを走行させて入荷場まで運搬
していた。上記入荷場において、作業者がフォークリフ
トを運転し、フォークリフトを用いて上記パレットを物
品と共にトラックの荷台から降ろしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来形式では、作業者がフォークリフトを運転してパレッ
トをトラックの荷台から降ろす(移載する)ため、労力
を要するといった問題がある。
【0004】本発明は、物品支持体(パレット等)を自
動的に運搬車両(トラック等)の荷台から移載すること
が可能な移載設備を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本第1発明は、側面に差込部を有する物品支持体を運
搬車両の荷台から自動的に移載する移載設備であって、
移載位置に停止する運搬車両に対して物品支持体の移載
を行う移載手段と、上記運搬車両の荷台上に載置される
物品支持体の前後,左右方向の座標位置を検出する検出
手段とが具備され、上記移載手段は、前後,左右,上下
方向へ移動自在でかつ上記物品支持体の差込部に対して
挿脱自在な差込部材を有し、上記検出手段によって検出
される物品支持体の座標位置に基づいて、上記移載手段
の差込部材を移動させる制御手段が設けられているもの
である。
【0006】これによると、荷台に物品支持体を積んだ
運搬車両を移載位置に停止させ、その後、検出手段によ
って、上記荷台に積まれた物品支持体の前後,左右方向
の座標位置が検出される。制御手段は、検出された物品
支持体の座標位置に基づいて、移載手段の差込部材を前
後,左右,上下方向へ移動させて上記物品支持体の差込
部の位置に合わせ、上記差込部材を差込部へ差し込んで
物品支持体を掬い上げる。これにより、上記物品支持体
を自動的に運搬車両の荷台から移載することができる。
【0007】また、本第2発明は、上記第1発明にあっ
て、検出手段は、運搬車両の荷台上に載置された物品支
持体の前後,左右,上下方向の座標位置を検出するもの
である。
【0008】これによると、荷台に物品支持体を積んだ
運搬車両を移載位置に停止させた後、検出手段によっ
て、上記荷台に積まれた物品支持体の前後,左右,上下
方向の座標位置が検出される。
【0009】また、本第3発明は、上記第1発明又は第
2発明にあって、前後方向をX軸方向,左右方向をY軸
方向,上下方向をZ軸方向とし、検出手段は、移載位置
に停止する運搬車両の後端部および物品支持体の後端部
の位置を検出する後部位置検出装置と、X軸方向へ移動
自在でかつ上記運搬車両の側部および物品支持体の差込
部の位置を検出する前後複数の側部位置検出装置とで構
成され、上記側部位置検出装置をX軸方向へ移動させか
つ上記各位置検出装置で検出される検出データに基づい
て物品支持体の差込部のX,Y,Z軸方向の座標を確定
する位置確定部が制御手段に設けられているものであ
る。
【0010】これによると、位置確定部は、各位置検出
装置で検出された検出データに基づいて物品支持体の差
込部のX,Y,Z軸方向の座標を確定する。そして、制
御手段は、上記確定された差込部のX,Y,Z軸方向の
座標に基づいて、移載手段の差込部材をX,Y,Z軸方
向へ移動させて上記物品支持体の差込部の位置に合わ
せ、上記差込部材を差込部へ差し込んで物品支持体を掬
い上げる。
【0011】また、本第4発明は、上記第3発明にあっ
て、位置確定部は、 後部位置検出装置によって検出される運搬車両の後端
部の1点のX,Y座標と、側部位置検出装置によって検
出される運搬車両の側端部の異なる2点のX,Y座標と
に基づいて、運搬車両のX軸に対するY軸方向の傾きθ
と、運搬車両の後端部と側端部との角に位置する基準点
SのX,Y座標とを求め、 上記で求められる運搬車両の傾きθと基準点Sの
X,Y座標とに基づいて、運搬車両上の物品支持体の差
込部のX,Y座標を推定し、 側部位置検出装置を上記で推定される差込部のX座
標まで移動し、この位置で側部位置検出装置により差込
部の実際のY,Z座標を検出し、 上記で検出される差込部の実際のZ座標に基づい
て、物品支持体の後端部のX,Y座標を上記後部位置検
出装置によって実際に検出し、上記実際に検出された物
品支持体の後端部のX座標に基づいて、上記で推定さ
れる差込部のX座標を補正し、上記差込部のX,Y,Z
座標を確定するものである。
【0012】これによると、位置確定部は上記〜の
手順で差込部のX,Y,Z座標を確定し、そして、制御
手段は、上記確定された差込部のX,Y,Z軸方向の座
標に基づいて、移載手段の差込部材をX,Y,Z軸方向
へ移動させて上記物品支持体の差込部の位置に合わせ
る。
【0013】また、本第5発明は、上記第1発明から第
4発明のいずれかにあって、運搬車両の荷台は前後に所
定数量の物品支持体を積載可能に構成され、移載手段は
前後複数の差込部材を有し、上記荷台に積載されている
物品支持体の前後の数量が上記所定数量よりも少ない場
合、上記物品支持体の前後方向の位置ずれを検出する位
置ずれ検出手段が設けられているものである。
【0014】これによると、荷台に積載されている物品
支持体の前後の数量が上記所定数量よりも少ない場合、
上記物品支持体が前後方向へ許容量以上に位置ずれして
いる可能性があるため、上記位置ずれ検出手段によっ
て、荷台上の物品支持体の位置ずれが検出される。検出
された位置ずれが許容量以上である場合、移載手段によ
る物品支持体の掬い上げ動作を中止する。
【0015】また、本第6発明は、上記第1発明から第
5発明のいずれかにあって、移載位置の前後に車両進入
部と車両退出部とが設けられ、運搬車両を車両進入部か
ら移載位置を経て車両退出部へ搬送する車両搬送手段が
設けられているものである。
【0016】これによると、運搬車両を車両進入部に乗
り入れて停止させ、車両搬送手段を駆動させることによ
り、上記運搬車両が車両搬送手段によって車両進入部か
ら移載位置まで搬送される。上記運搬車両が移載位置に
達すると、車両搬送手段を停止させ、移載位置において
物品支持体が自動的に運搬車両から移載される。その
後、車両搬送手段を再び駆動させることにより、空にな
った運搬車両が移載位置から車両退出部まで搬送され、
車両退出部から退出する。
【0017】また、本第7発明は、上記第1発明から第
6発明のいずれかにあって、検出手段は、対象物にレー
ザー光線を照射して上下方向に走査し、上記対象物まで
の距離を測定するものである。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明における第1の実施
の形態を図1〜図22に基づいて説明する。図6に示す
ように、1は物品の一例であるみかんを処理する処理設
備であり、トラック2(運搬車両の一例)により運搬さ
れて入荷部3に入荷されたみかんは、選果部4で選別さ
れた後、出荷部5から出荷される。すなわち、図5に示
すように、上記みかんはコンテナ6(容器)に収納さ
れ、これら複数のコンテナ6が上下に段積みされた状態
でパレット7(物品支持体の一例)に載せられ、コンテ
ナ6を段積したパレット7を上記トラック2で入荷部3
へ搬入している。
【0019】上記入荷部3と選果部4と出荷部5はそれ
ぞれ下記のように構成されている。 [入荷部]図7に示すように、入荷部3には、トラック
2とパレット7およびコンテナ6の受け渡しを行う受け
渡し部70と、みかんが収納されたコンテナ6(実コン
テナ)が段積みされたパレット(以下、実パレットと称
す)7を保管するパレット保管部71と、実パレット7
からコンテナ6を切り出し、コンテナ単位で選果部4へ
搬送するデパレタイズ部72と、選果部4から搬出され
た空コンテナ6を保管し、あるいは洗浄・乾燥して保管
し、搬出する空コンテナ保管部73とが設けられ、さら
に、これら受け渡し部70とパレット保管部71とデパ
レタイズ部72との間で実パレット7等の搬送を行う自
走搬送台車74(図8参照)が設けられている。
【0020】また、上記受け渡し部70には、かみんを
収納したコンテナ6を段積みしたパレット7(実パレッ
ト)を自動的にトラック2の荷台11から降ろす自動荷
降し部12と、生産者がフォークリフト13(荷役車
両)を用いて上記パレット7をトラック2の荷台11か
ら降ろす荷役車両用荷降し部14と、生産者が手作業で
コンテナ6をトラック2の荷台11から降ろす(パレッ
ト7はトラック2に残しておく)手動用荷降し部15と
が設けられている。 [選果部]選果部4には、上記入荷部3のデパレタイズ
部72から搬送されてきたコンテナ6よりみかんを取り
出し、各みかん毎に選果し、その選果の結果により一定
重量毎にダンボール箱(以下、「ダンボール」と略称す
る)に収納し、ダンボール単位で出荷部5へ搬出する選
果装置87が備えられている。上記選果部4では、各み
かん毎に、重量、大きさ、形状等により階級が判定さ
れ、糖度、熟度、色、傷の有無等により等級が判定され
る。これら階級と等級の判定結果とに基づいて選果結果
別に一定重量毎にダンボールに詰められる。このダンボ
ールには、上記階級と等級を示すバーコードが付されて
おり、コンベヤにより出荷部5へ搬送される。 [出荷部]出荷部5には、選果部4から搬送されてきた
ダンボールを出荷用のパレットに段積みして搬出する第
1パレタイズ部77と、ダンボールが段積みされたパレ
ット(以下、実パレットと称す)を保管する出荷用保管
部78と、選果部4から搬送されてきたダンボールを一
旦保管する流動棚からなる第1保管部79と、選果部4
から搬送されてきたダンボールを一旦保管しかつダンボ
ールを1の単位で入出庫可能な第2保管部80と、第1
保管部79に保管されたダンボールをパレットに段積み
して搬出する第2パレタイズ部81と、第2保管部80
に保管されたダンボールをパレットに段積みして搬出す
る第3パレタイズ部82と、実パレットなどを出荷する
出荷積付部83とが設けられ、さらに、選果部4から搬
送されてきたダンボールを第1パレタイズ部77と第1
保管部79と第2保管部80に分岐する分岐装置84
と、第1パレタイズ部77と第2パレタイズ部81と第
3パレタイズ部82と出荷用保管部78と出荷積付部8
3との間で実パレット等の搬送を行う自走搬送台車(図
示せず)とが設けられている。また、出荷積付部83に
は、平置き場85と手積みステーション86とが設けら
れている。尚、上記平置き場85には、第2および第3
パレタイズ部81,82から搬送された端数パレット
(パレット上に正規の数量のダンボールが積載されてい
ないパレット)や混載パレット(パレット上に複数の階
級又は等級のダンボールが混載されているパレット)が
保管され、上記端数パレットや混載パレットは平置き場
85から出荷される。また、上記手積みステーション8
6には、第2保管部80から搬送されたダンボールが保
管され、上記ダンボールは手積みステーション86から
出荷される。
【0021】次に、上記トラック2と上記入荷部3に入
荷されるパレット7との詳細な構成を説明する。すなわ
ち、図3に示すように、上記パレット7の一対の両側面
にはそれぞれ、前後一対のフォーク差込口9a,9b,
10a,10b(差込部の一例)が形成されている。ま
た、図4に示すように、上記トラック2の荷台11に
は、前後に2枚(所定数量)のパレット7が積載可能と
なっている。
【0022】尚、図3に示すように、パレット7の一辺
と他辺との寸法をそれぞれA=1500mm(一定
値),B=1500mm(一定値)とし、パレット7の
一端面から上記各フォーク差込口9a,9b,10a,
10bの中心までの寸法をそれぞれC=400mm(一
定値)とし、フォーク差込口9a,9bとフォーク差込
口10a,10bとの中心間の間隔をD=700mm
(一定値)とする。
【0023】また、図4,図5に示すように、上記トラ
ック2の荷台11の後端と左右両側端には、荷台11に
積まれたパレット7の脱落を防止するための後部あおり
55と側部あおり56a,56bとが設けられている。
これら後部および側部あおり55,56a,56bはそ
れぞれ、平板状に形成され、上下に回動して開閉できる
ように構成されている。また、荷台11の前端部には鳥
居57(隔壁に相当するもの)が設けられている。
【0024】図5の仮想線で示すように、上記後部およ
び側部あおり55,56a,56bを上向きに回動して
閉じることにより、荷台11の後方と左右両側方とが上
記各あおり55,56a,56bで囲まれる。また、パ
レット7を荷台11から降ろす場合、邪魔にならないよ
うに、図5の実線で示すように、上記各あおり55,5
6a,56bを、下向きに回動して開き、荷台11から
垂下させる。尚、図4に示すように、上記荷台11の前
後の長さをL=3120mm(一定値)とし左右の幅を
W=1625mm(一定値)とする。
【0025】また、上記荷台11には基準位置が設定さ
れており、前後両パレット7が荷台11の基準位置に置
かれた場合、図4に示すように、荷台11の後端と後側
のパレット7の後端面との前後間に一定の隙間E=50
mmが形成され、かつ、前後両パレット7間に一定の隙
間F=50mmが形成され、さらに、荷台11の左右両
側端とパレット7との左右間に一定の隙間Kが形成され
る。この際、パレット7は荷台11の幅方向の中央部に
位置しており、隙間K=(W−A)/2=(1625−
1500)/2=62.5mmとなる。
【0026】図8に示すように、上記入荷部3の自動荷
降し部12には、入荷されたパレット7(実パレット)
を自動的にトラック2の荷台11から降ろす移載設備1
7が設けられている。上記移載設備17の構成を以下に
説明する。
【0027】図1に示すように、上記移載設備17には
移載位置18が設定され、この移載位置18の手前側に
車両進入部19が形成され、奥側に車両退出部20が形
成されている。また、移載設備17の床には、上記トラ
ック2を車両進入部19から移載位置18を経て車両退
出部20へ搬送する車両搬送手段21が設置されてい
る。上記車両搬送手段21は、車両進入部19に設置さ
れた前部コンベヤ21aと、移載位置18に設置された
中間部コンベヤ21bと、車両退出部20に設置された
後部コンベヤ21cとに3分割されており、上記各コン
ベヤ21a〜21cには例えばローラコンベヤやスラッ
トコンベヤ等が使用されている。
【0028】また、移載設備17には、移載位置18に
停止するトラック2に対してパレット7の移載を行う移
載手段22と、移載手段22によってトラック2から降
ろされたパレット7を自動荷降し部12から排出して上
記自走搬送台車74へ搬送する排出用コンベヤ23と、
後部位置検出装置24(検出手段の一例)と、複数の側
部位置検出装置25a,25b,26a,26b(検出
手段の一例)と、位置ずれ検出手段27とが設けられて
いる。
【0029】図2に示すように、前後方向をX軸方向、
左右方向をY軸方向、上下方向をZ軸方向とすると、上
記移載手段22は、図9〜図11に示すように、左右一
対の前後レール29に支持案内されてX軸方向へ移動自
在な天井フレーム体30と、この天井フレーム体30に
設けられた前後一対の左右レール31と、両左右レール
31に支持案内されてY軸方向へ移動自在な左右一対の
サイドフレーム体32a,32bと、両サイドフレーム
体32a,32bに支持案内されてZ軸方向へ移動自在
な昇降フレーム33a,33bと、これら昇降フレーム
33a,33bに設けられたブラケット34a,34b
と、これらブラケット34a,34bに前後複数本(図
9では4本)ずつ設けられたフォーク35a,35b〜
38a,38b(差込部材の一例)とで構成されてい
る。
【0030】上記天井フレーム体30は第1の駆動装置
39によってX軸方向へ移動し、上記両サイドフレーム
体32a,32bはそれぞれ第2の駆動装置40a,4
0bによって個別にY軸方向へ移動し、上記両昇降フレ
ーム33a,33bはそれぞれ第3の駆動装置41a,
41bによって個別にZ軸方向へ移動する。尚、上記天
井フレーム体30のX軸方向への移動によって、上記フ
ォーク35a,35b〜38a,38bがX軸方向へ移
動し、上記両サイドフレーム体32a,32bのY軸方
向への移動によって、上記フォーク35a,35b〜3
8a,38bがY軸方向へ移動し、上記両昇降フレーム
33a,33bのZ軸方向への移動によって、上記フォ
ーク35a,35b〜38a,38bがZ軸方向へ移動
する。
【0031】また、上記両左右レール31は、回転体4
3を介して天井フレーム体30に設けられ、回転用駆動
装置44(シリンダ装置等)で上記回転体43を回転す
ることによって、回転体43を中心として一定範囲内で
水平に回転可能に構成されている。これにより、図9に
示すように、上記フォーク35a,35b〜38a,3
8bが回転体43を中心としてX−Y平面に沿って水平
に一定範囲回転する。
【0032】また、上記ブラケット34a,34bはそ
れぞれ、横軸45を介して昇降フレーム33a,33b
に設けられ、揺動用駆動装置46a,46b(シリンダ
装置等)によって、上記横軸45を中心として一定範囲
内で上下に揺動可能に構成されている。これにより、図
11に示すように、上記フォーク35a,35b〜38
a,38bは、横軸45を中心として、X−Z平面に沿
って上下に一定範囲揺動する。
【0033】また、上記フォーク35a,35b〜38
a,38bは、トラック2の荷台11上のパレット7の
フォーク差込口9a,9b,10a,10bに対して、
左右両側方から挿脱自在となる。
【0034】さらに、上記移載手段22は、前後一対の
天井レール48に支持案内されており、図10に示すよ
うに、上記移載位置18と上記排出用コンベヤ23の上
方位置49との間をY軸方向へ移動自在に構成されてい
る。尚、上記移載手段22のY軸方向への移動は第4の
駆動装置42によって行われる。
【0035】図1,図5に示すように、上記後部位置検
出装置24は、移載位置18に停止したトラック2の後
端部やパレット7の後端部の位置を検出するものであ
り、中間部コンベヤ21bの前端部の左右一側方に設置
されている。尚、上記後部位置検出装置24には、トラ
ック2の後端部(対象物に相当)およびパレット7の後
端部(対象物に相当)にレーザー光線を照射しながら上
下方向に走査(スキャン)し、反射光の位相差に基づい
て上記トラック2の後端部やパレット7の後端部までの
距離を測定するレーザー距離センサが用いられている。
これによると、上記対象物までの距離は上下方向におい
て微小角度毎にに検出されるため、後部位置検出装置2
4から見た対象物の表面形状が判別できる。図2に示す
ように、上記後部位置検出装置24の向きはX,Y軸に
対して一定角度で固定されており、上記対象物までの測
定距離とX,Y,Z軸に対するレーザー光線の角度とに
基づいて、上記トラック2の後端部やパレット7の後端
部のX,Y,Z座標が検出される。この際、上記後部位
置検出装置24の位置をX,Y,Z座標の原点としてい
る。
【0036】図1に示すように、上記側部位置検出装置
25a,26aは、トラック2の一側部やパレット7の
フォーク差込口9a,10aの位置を検出するものであ
り、中間部コンベヤ21bの一側方に前後一対設けられ
ている。さらに、上記側部位置検出装置25b,26b
は、トラック2の他側部やパレット7のフォーク差込口
9b,10bの位置を検出するものであり、中間部コン
ベヤ21bの他側方に前後一対設けられている。図2に
示すように、上記各側部位置検出装置25a,25b,
26a,26bはそれぞれ、X軸方向へ一定範囲だけ移
動可能で、かつ、床から一定高さに設定された検出位置
とこの検出位置よりも下方に設定された退避位置との間
を昇降可能に構成されている。尚、各側部位置検出装置
25a,25b,26a,26bのX軸方向の位置は、
図示しない位置検出装置(エンコーダー等)で検出され
る。
【0037】また、上記各側部位置検出装置25a,2
5b,26a,26bには、トラック2の側部(対象物
に相当)およびフォーク差込口9a,9b,10a,1
0b(対象物に相当)にレーザー光線を照射しながら上
下方向に走査(スキャン)し、反射光の位相差に基づい
て上記トラック2の側部やフォーク差込口9a,9b,
10a,10bまでの距離を測定するレーザー距離セン
サが用いられている。これによると、上記対象物までの
距離は上下方向において微小角度毎に検出されるため、
各側部位置検出装置25a,25b,26a,26bか
ら見た対象物の表面形状が判別できる。上記各側部位置
検出装置25a,25b,26a,26bの向きはY軸
方向に固定されており、上記対象物までの測定距離とX
軸方向の位置とレーザー光線のZ軸方向の角度とに基づ
いて、上記トラック2の側部やフォーク差込口9a,9
b,10a,10bのX,Y,Z座標が検出される。
【0038】図1,図12に示すように、上記位置ずれ
検出手段27は、トラック2の荷台11の前部のみに1
枚のパレット7を積んでいる場合、上記1枚のパレット
7のX軸方向の位置ずれを検出するものであり、中間部
コンベヤ21bの前端部の上方天井部に設けられてい
る。上記位置ずれ検出手段27には、移載位置18に停
止したトラック2の荷台11に対して後方の斜め上方か
らレーザー光線を照射しながらX軸方向に走査(スキャ
ン)し、反射光の位相差に基づいて荷台11までの距離
を測定するレーザー距離センサが用いられている。これ
によると、上記荷台11までの距離はX軸方向において
微小角度毎に検出されるため、位置ずれ検出手段27か
ら見た荷台11上面の形状が判別でき、これに基づい
て、荷台11上に積まれた1枚のパレット7のX軸方向
への位置ずれが検出される。
【0039】図13に示すように、移載設備17の制御
手段51には、上記後部位置検出装置24と各側部位置
検出装置25a,25b,26a,26bとで検出され
る座標位置データ(検出データ)に基づいて、荷台11
上に積まれたパレット7の各フォーク差込口9a,9
b,10a,10bのX,Y,Z座標を確定する位置確
定部52が設けられている。上記制御手段51は、位置
確定部52によって確定された座標に基づいて、第1〜
第4の駆動装置39,40a,40b,41a,41
b,42と回転用駆動装置44と揺動用駆動装置46
a,46bとを制御する。
【0040】また、図1に示すように、上記前部コンベ
ヤ21aの左右一側方には、荷台11上に積まれたパレ
ット7の枚数が1枚であることを入力するための1枚パ
レット用スイッチ58と、スタートスイッチ59とが設
けられている。また、移載位置18の左右両側部には、
左右両フォーク35a,35b〜38a,38bが開い
た状態で待機するホームポジションHPが設定されてい
る。
【0041】以下、入荷されたパレット7を自動的にト
ラック2から降ろす手順を説明する。図1に示すよう
に、みかんを収納したコンテナ6をパレット7に載せ、
このパレット7をトラック2の荷台11に前後2枚積み
込んだ状態で、生産者は、トラック2を運転して入荷部
3へ進入させ、自動荷降し部12の前部コンベヤ21a
上に乗り込ませて停止させる。この際、左右両フォーク
35a,35b〜38a,38bは開いた状態でホーム
ポジションHPに待機している。
【0042】その後、生産者は、トラック2の後部およ
び側部あおり55,56を下向きに回動して開き、荷台
11から垂下させる。その後、スタートスイッチ59を
押すことにより、前部コンベヤ21aと中間部コンベヤ
21bとが駆動し、トラック2が車両進入部19から移
載位置18まで搬送され、移載位置18にて停止する。
この際、図2に示すように、トラック2のX軸に対する
Y軸方向の傾きをθとする。
【0043】その後、各位置検出装置24,25a,2
5b,26a,26bによって各座標位置を検出し、こ
れら検出された座標位置データに基づき、位置確定部5
2において、上記荷台11に積まれている2枚のパレッ
ト7のフォーク差込口9a,9b,10a,10bの座
標を確定する。この座標の確定は、上記位置確定部52
によって以下〜のように行われる。
【0044】先ず、図14に示すように、後部位置検
出装置24によって、荷台11から垂下した後部あおり
55を検出し、この後部あおり55の1点PaのX,Y
座標(X1,Y1)を検出する。
【0045】次に、前後両パレット7は荷台11の基
準位置に置かれていると想定し、これにより、一定の隙
間E=50mm、F=50mmが形成されていると仮定
する。また、後部あおり55の厚さをG=50mmと仮
定し、さらに、トラック2は、実際には上記傾きθで傾
いて停止しているが、現時点では、X軸に平行(すなわ
ちθ=0)に停止していると仮定する。上記のような仮
定に基づいて、後側のパレット7のフォーク差込口9a
の中心位置PbのX座標(X2)と、前側のパレット7
のフォーク差込口10aの中心位置PcのX座標(X
3)と、後側のパレット7のフォーク差込口9bの中心
位置PdのX座標(X4)と、前側のパレット7のフォ
ーク差込口10bの中心位置PeのX座標(X5)とを
以下の式で算出する。 X2=X4=X1+G+E+C=X1+50+50+4
00=X1+500 X3=X5=X1+G+E+B+F+B−C=X1+G
+E+2B+F−C=X1+50+50+3000+5
0−400=X1+2750 尚、上記X1の値は上記において実際に検出された値
である。また、上記X2,X3,X4,X5は、仮定値
E,F,Gを用いて求められた推定値である。
【0046】各側部位置検出装置25a,26aをそ
れぞれX軸方向に移動させ、側部位置検出装置25aを
上記で推定したX2の位置に停止させ、側部位置検出
装置26aを上記で推定したX3の位置に停止させ
る。その後、上記両側部位置検出装置25a,26aを
退避位置から検出位置まで上昇させ、両側部位置検出装
置25a,26aを用いて上下方向の走査(スキャン)
を行って一方の側部あおり56aを検出し、この側部あ
おり56aの異なる2点Pf,PgのX,Y座標を検出
する。検出された座標に基づいて、上記2点Pf,Pg
間のX軸方向の距離HとY軸方向の距離Iとが求めら
れ、これら距離H,Iに基づいて以下の式により、トラ
ック2の傾きθを求める。 θ=tan-1(I/H) さらに、上記一方の側部あおり56a上の2点Pf,P
gを通る第1の直線イと、上記において検出された後
部あおり55上の1点Paを通りかつ上記第1の直線イ
に対して直交する第2の直線ロとを特定し、さらに、上
記両直線イ,ロの交点SのX,Y座標(X6,Y6)を
算出する。尚、上記交点Sは、トラック2の後端部と左
側端部との角に位置する基準点に相当している。上記
〜により、トラック2の荷台11の左側辺と後側辺と
の位置が特定される。
【0047】上記で求められた傾きθと基準点に相
当する交点S(X6,Y6)とを用い、かつ上記で仮
定した両パレット7の位置に従って、再度、各フォーク
差込口9a,9b,10a,10bの中心位置Pb,P
c,Pd,PeのX,Y座標(X2,Y2)(X3,Y
3)(X4,Y4)(X5,Y5)を下記の式により算
出する。
【0048】尚、この際、図15に示すように、各側部
あおり56a,56bの厚さをJ=50mmと仮定す
る。さらに、パレット7は荷台11の幅方向の中央部に
位置していると想定し、荷台11の左右両側端とパレッ
ト7との左右間に、一定の隙間K=(W−A)/2=6
2.5mmが形成されていると仮定する。 X2=X6−(J+K)sinθ+(G+E+C)cosθ =X6−112.5sinθ+500cosθ X3=X6−(J+K)sinθ+(G+E+B+F+B−C)cosθ =X6−112.5sinθ+2750cosθ X4=X6−(J+K+A)sinθ+(G+E+C)cosθ =X6−(112.5+1500)sinθ+500cosθ X5=X6−(J+K+A)sinθ+(G+E+B+F+B−C)cosθ =X6−(112.5+1500)sinθ+2750cosθ Y2=Y6+(J+K)cosθ+(G+E+C)sinθ =Y6+112.5cosθ+500sinθ Y3=Y6+(J+K)cosθ+(G+E+B+F+B−C)sinθ =Y6+112.5cosθ+2750sinθ Y4=Y6+(J+K+A)cosθ+(G+E+C)sinθ =Y6+(112.5+1500)cosθ+500sinθ Y5=Y6+(J+K+A)cosθ+(G+E+B+F+B−C)sinθ =Y6+(112.5+1500)cosθ+2750sinθ 尚、上記各式により求められた座標X2〜X5,Y2〜
Y5は、推定値であるが、実際に検出された傾きθと交
点S(X6,Y6)とを用いて求められた値であるた
め、上記において求められた値よりも正確なものとな
る。
【0049】その後、図16に示すように、各側部位
置検出装置25a,25b,26a,26bをそれぞれ
X軸方向に移動させ、側部位置検出装置25aを上記
で推定したX2の位置に停止させ、側部位置検出装置2
6aを上記で推定したX3の位置に停止させ、側部位
置検出装置25bを上記で推定したX4の位置に停止
させ、側部位置検出装置26bを上記で推定したX5
の位置に停止させる。その後、上記各側部位置検出装置
25a,25b,26a,26bを退避位置から検出位
置まで上昇させ、各側部位置検出装置25a,25b,
26a,26bを用いて上下方向の走査(スキャン)を
行って、各フォーク差込口9a,9b,10a,10b
の実際のY座標Y2’〜Y5’と実際のZ座標Z2’〜
Z5’とをそれぞれ検出する。
【0050】上記において実際に検出されたY座標
Y2’〜Y5’と上記において推定されたY座標Y2
〜Y5とを比較し、これらY座標Y2’〜Y5’とY座
標Y2〜Y5との差が規定値以上の場合は、異常とみな
して、その後の自動降し動作を中止する。また、Y座標
Y2’〜Y5’とY座標Y2〜Y5との差が規定値より
も小さい場合、上記において推定されたX座標X2〜
X5と上記において実際に検出されたY座標Y2’〜
Y5’およびZ座標Z2’〜Z5’とを組み合わせ、各
フォーク差込口9a,9b,10a,10bの中心位置
Pb,Pc,Pd,Peの座標をPb(X2,Y2’,
Z2’)、Pc(X3,Y3’,Z3’)、Pd(X
4,Y4’,Z4’)、Pe(X5,Y5’,Z5’)
とする。
【0051】図16に示すように、上記における各
点Pb,Pc,Pd,PeのX座標X2〜X5は、上記
において、荷台11の後端と後側のパレット7の後端
面との前後間に一定の隙間E=50mmが形成され、か
つ後部あおり55の厚さがG=50mmであるといった
仮定に基づいて求められた値であり、実際には、後部あ
おり55から後側のパレット7の後端面までの距離がE
+G=100mmと異なっている可能性がある。したが
って、上記上記において求められた点PbのZ2’の
値と点PdのZ4’の値とに基づいて後側のパレット7
の高さ(=Z座標)を特定し、特定された後側のパレッ
ト7の高さを基準として、後部位置検出装置24で後側
のパレット7の後端面の1点PhのX,Y座標(X7,
Y7)を検出する。
【0052】上記E+G=100mmと想定した場合の
X軸成分の仮定の距離と、図14に示した上記で求め
られた後部あおり55の1点PaのX座標(X1)から
図16に示した上記後側のパレット7の後端面の1点P
hのX座標(X7)までの実際の距離とを下記の式で比
較して、X座標に対する補正値Mを求める。(E+G)
cosθ−(X7−X1)=100cosθ−(X7−
X1)=M上記で求められた各点Pb,Pc,Pd,
PeのX座標X2〜X5を上記補正値Mで以下のように
補正する。 X2’=X2−M X3’=X3−M X4’=X4−M X5’=X5−M これにより、上記各フォーク差込口9a,9b,10
a,10bの中心位置Pb,Pc,Pd,Peの座標を
Pb(X2’,Y2’,Z2’)、Pc(X3’,Y
3’,Z3’)、Pd(X4’,Y4’,Z4’)、P
e(X5’,Y5’,Z5’)とする。
【0053】上記で求められた4点Pb,Pc,P
d,Peの座標は、検出誤差等が全く無い場合は全て同
一平面上に存在するのであるが、実際には検出誤差等を
含んでいるため、4点全てが同一平面上に存在すること
はほとんどない。したがって、上記4点Pb,Pc,P
d,Peの座標からのずれ量が最小となる一つの平面を
演算して求め、上記4点Pb,Pc,Pd,Peの座標
を上記演算で求められた平面上に存在するように補正
し、補正した座標を図17に示すようにPb(X2f,
Y2f,Z2f)、Pc(X3f,Y3f,Z3f)、
Pd(X4f,Y4f,Z4f)、Pe(X5f,Y5
f,Z5f)とすることにより、上記4点Pb,Pc,
Pd,Peの座標を確定する。
【0054】パレット7の各寸法に基づいて、上記
で確定された各フォーク差込口9a,9b,10a,1
0bの中心位置Pb,Pc,Pd,Peの座標(X2
f,Y2f,Z2f),(X3f,Y3f,Z3f),
(X4f,Y4f,Z4f),(X5f,Y5f,Z5
f)を、前後両パレット7の左右両側面の前後方向にお
ける中心点P2,P3,P4,P5の座標(X2t,Y
2t,Z2t)、(X3t,Y3t,Z3t)、(X4
t,Y4t,Z4t)、(X5t,Y5t,Z5t)に
変換する。
【0055】以上〜によって、前後両パレット7の
位置(=フォーク差込口9a,9b,10a,10bの
位置)が確定される。尚、上記〜において、先ず、
各フォーク差込口9a,9b,10a,10bのX座標
を推定し、推定された各X座標の位置において各側部位
置検出装置25a,25b,26a,26bで上下に走
査(スキャン)することにより、確実にパレット7のフ
ォーク差込口9a,9b,10a,10bを検出するこ
とができ、上記各側部位置検出装置25a,25b,2
6a,26bの位置がX軸方向において各フォーク差込
口9a,9b,10a,10bから外れてしまうことを
防止することができる。これに対して、最初にX座標を
推定せずに各側部位置検出装置25a,25b,26
a,26bで上下に走査(スキャン)した場合、各側部
位置検出装置25a,25b,26a,26bの位置が
X軸方向において各フォーク差込口9a,9b,10
a,10bから外れてしまう恐れがある。この場合、各
側部位置検出装置25a,25b,26a,26bによ
って荷台11の側面とパレット7の側面とが検出される
のであるが、フォーク差込口9a,9b,10a,10
bから外れているため、荷台11の側面とパレット7の
側面との判別が困難であり、正確な検出が行えない。
【0056】上記〜の後、上記で求められた各中
心点P2,P3,P4,P5の座標(X2t,Y2t,
Z2t)、(X3t,Y3t,Z3t)、(X4t,Y
4t,Z4t)、(X5t,Y5t,Z5t)に基づい
て、上記制御手段51は、以下(A)〜(H)のように
して各駆動装置39,40a,40b,41a,41
b,42,44,46a,46bを制御し、両パレット
7を荷台11から排出用コンベヤ23へ降ろす。
【0057】(A)検出された両パレット7の各中心点
P2,P3,P4,P5の座標に応じて、図9〜図11
に示すように、第1の駆動装置39によって天井フレー
ム体30を移動させることにより各フォーク35a,3
5b〜38a,38bをX軸方向へ移動させ、また、第
2の駆動装置40a,40bによってサイドフレーム体
32a,32bを移動させることにより各フォーク35
a,35b〜38a,38bをY軸方向へ移動させ、さ
らに、第3の駆動装置41a,41bによって昇降フレ
ーム33a,33bを移動させることにより各フォーク
35a,35b〜38a,38bをZ軸方向へ移動させ
る。これにより、図18(イ)に示すように、各フォー
ク35a,35b〜38a,38bが前後両パレット7
のフォーク差込口9a,9b,10a,10bに対して
位置合わせされる。
【0058】この際、図17に示すように、トラック2
がX軸に対してY軸方向へ傾いている場合、検出された
トラック2の傾きθに基づいて、図9の仮想線で示すよ
うに、回転駆動装置44によって回転体43を回転する
ことにより、各フォーク35a,35b〜38a,38
bを上記傾きθに合わせてX−Y平面に沿って水平回転
させトラック2の側面に対して直交させる(図18
(ロ)参照)。
【0059】また、図20に示すように、トラック2の
荷台11が前後方向において傾いている場合、検出され
た上記中心点P2,P4のZ座標(Z2t,Z4t)と
中心点P3,P5のZ座標(Z3t,Z5t)との差に
基づいて上記荷台11の前後方向における傾きαが求め
られ、この傾きαに応じて、図11の仮想線で示すよう
に揺動用駆動装置46a,46bによって横軸45を中
心にブラケット34a,34bを揺動することにより、
図20の仮想線で示すように各フォーク35a,35b
〜38a,38bを上記傾きαに合わせてX−Z平面に
沿って上下に傾斜させる。
【0060】さらに、図21に示すように、トラック2
の荷台11が左右方向において傾いている場合、検出さ
れた上記各中心点P2,P3,P4,P5のZ座標(Z
2t,Z3t,Z4t,Z5t)に基き、上記第3の駆
動装置41a,41bによって左右一方のフォーク35
a〜38aの高さと他方のフォーク35b〜38bの高
さとを個別に調整することにより、上記左右方向におけ
る傾きβに対応する。
【0061】(B)その後、第2の駆動装置40a,4
0bによって各フォーク35a,35b〜38a,38
bをY軸方向へ互いに接近移動させて閉じることによ
り、図18(ハ)に示すように、各フォーク35a,3
5b〜38a,38bを前後両パレット7のフォーク差
込口9a,9b,10a,10bへ差し込む。
【0062】(C)そして、第3の駆動装置41a,4
1bによって各フォーク35a,35b〜38a,38
bをZ軸方向へ上限位置まで上昇させる。これにより、
前後両パレット7は、各フォーク35a,35b〜38
a,38bによって掬い上げられて、上限位置で支持さ
れるため、パレット7の左右方向の傾きβが解消され
る。また、図11の実線で示すように、揺動用駆動装置
46a,46bによってブラケット34a,34bを水
平姿勢に戻すことにより、各フォーク35a,35b〜
38a,38bの前後方向の傾きαが解消される。これ
により、両パレット7は、上限位置において、X−Y平
面に対して水平姿勢に修正される。
【0063】(D)さらに、図9の実線で示すように、
回転駆動装置44によって回転体43を逆回転すること
により、各フォーク35a,35b〜38a,38bの
X−Y平面に沿った傾きθを解消する。これにより、図
18(ニ)に示すように、両パレット7は、上限位置に
おいて、X軸に対してY軸方向へ傾くことはなく、X軸
方向に沿って真直ぐに向くように修正される。また、第
1の駆動装置39によって天井フレーム体30を後方へ
移動させることにより各フォーク35a,35b〜38
a,38bをX軸方向の後方限位置まで移動させる。
【0064】(E)次に、図9の仮想線および図19
(ホ)に示すように、第4の駆動装置42によって移載
手段22を移載位置18上から排出用コンベヤ23の上
方位置49までY軸方向へ移動する。その後、第3の駆
動装置41a,41bによって各フォーク35a,35
b〜38a,38bをZ軸方向へ下降させ、両パレット
7を排出用コンベヤ23上へ降ろす。
【0065】(F)第2の駆動装置40a,40bによ
って各フォーク35a,35b〜38a,38bをY軸
方向へ互いに離間移動させて開くことにより、図19
(へ)に示すように、各フォーク35a,35b〜38
a,38bを両パレット7のフォーク差込口9a,9
b,10a,10bから脱抜する。
【0066】(G)その後、図19(ト)に示すよう
に、第3の駆動装置41a,41bによって各フォーク
35a,35b〜38a,38bをZ軸方向へ上限位置
まで上昇させるとともに、排出用コンベヤ23を駆動さ
せて両パレット7を自動荷降し部12から選果部4へ向
けて搬送し、さらに、中間部コンベヤ21bと後部コン
ベヤ21cとを駆動させて、空になったトラック2を移
載位置18から車両退出部20まで搬送する。トラック
2が車両退出部20まで搬送されると、生産者はトラッ
ク2を運転して後部コンベヤ21c上から退出し、入荷
を完了する。
【0067】(H)その後、図19(チ)に示すよう
に、第4の駆動装置42によって移載手段22を排出用
コンベヤ23の上方位置49から移載位置18上までY
軸方向へ移動し、さらに、第1〜第3の駆動装置39,
40a,40b,41a,41bによって各フォーク3
5a,35b〜38a,38bをX,Y,Z軸方向へ移
動してホームポジションHPに戻す。
【0068】上記(A)〜(H)によって、前後両パレ
ット7をトラック2から排出用コンベヤ23上へ自動的
に降ろすことができるため、従来に比べて労力を要しな
い。上記〜および(A)〜(H)は、トラック2の
荷台11に積まれた前後2枚(所定数量)のパレット7
を自動的に降ろす場合の説明であるが、図12に示すよ
うに、上記荷台11に、パレット7を1枚のみ前詰めし
て積んだ場合でも、このパレット7を以下のようにして
自動的に降ろすことができる。
【0069】すなわち、生産者は、トラック2を前部コ
ンベヤ21a上に乗り込ませて停止させた後、1枚パレ
ット用スイッチ58を押す。これにより、制御手段51
は、トラック2の荷台11に積まれたパレット7が1枚
であることを認識する。
【0070】その後、上記パレット7のフォーク差込口
10a,10bの座標を確定する。この場合、実際には
前側のパレット7のみ存在しており後側のパレット7は
存在しないが、ここでは、先ず、前後両パレット7がそ
れぞれ荷台11の基準位置に置かれていると想定し、同
様に上記〜によって、各フォーク差込口9a,9
b,10a,10bの中心位置Pb,Pc,Pd,Pe
のX,Y座標(X2,Y2)(X3,Y3)(X4,Y
4)(X5,Y5)を算出する。
【0071】その後、側部位置検出装置25aを上記
で推定したX2の位置に停止させ、側部位置検出装置
26aを上記で推定したX3の位置に停止させ、側部
位置検出装置25bを上記で推定したX4の位置に停
止させ、側部位置検出装置26bを上記で推定したX
5の位置に停止させ、各側部位置検出装置25a,25
b,26a,26bを用いて上下方向の走査(スキャ
ン)を行う。
【0072】これにより、側部位置検出装置26a,2
6bによって、前側のパレット7のフォーク差込口10
a,10bの実際のY座標Y3’,Y5’と実際のZ座
標Z3’,Z5’とが検出される。また、後側のパレッ
ト7は実際には存在しないため、側部位置検出装置25
a,25bによって、荷台11の側面の実際のY座標と
Z座標とが検出される。
【0073】上記において実際に検出されたY座標
Y3’,Y5’と上記において推定されたY座標Y
3,Y5とを比較し、これらY座標Y3’,Y5’とY
座標Y3,Y5との差が規定値以上の場合は、異常とみ
なして、その後の自動降し動作を中止する。また、図2
2に示すように、上記規定値よりも小さい場合、上記
において推定されたX座標X3,X5と上記において
実際に検出されたY座標Y3’,Y5’およびZ座標Z
3’,Z5’とを組み合わせ、前側のパレット7のフォ
ーク差込口10a,10bの中心位置Pc,Peの座標
をPc(X3,Y3’,Z3’)、Pe(X5,Y
5’,Z5’)とする。
【0074】後側のパレット7が存在すると仮定し
(実際には存在しない)、上記において側部位置検出
装置25a,25bにより実際に検出された荷台11の
側面のZ座標(高さ)に基づいて、上記仮想の後側のパ
レット7のフォーク差込口9a,9bの中心位置Pb,
PdのZ座標(Z2)(Z4)を下記の式より算出す
る。 Z2=側部位置検出装置25aにより検出された荷台1
1の一側面のZ座標+パレット7の厚さ/2 Z4=側部位置検出装置25bにより検出された荷台1
1の他側面のZ座標+パレット7の厚さ/2 そして、上記算出した中心位置Pb,PdのZ座標(Z
2)(Z4)と上記において算出した中心位置Pb,
PdのX,Y座標(X2,Y2)(X4,Y4)とを組
み合わせて、仮想の後側のパレット7(実際には存在し
ない)のフォーク差込口9a,9bの中心位置Pb,P
dのX,Y,Z座標(X2,Y2,Z2)(X4,Y
4,Z4)とする。
【0075】上記で求められたPc,Peの座標と
上記で求められたPb,Pdの座標とからのずれ量が
最小となる一つの平面を演算して求め、上記4点Pb,
Pc,Pd,Peの座標を上記演算で求められた平面上
に存在するように補正し、補正した座標をPb(X2
f,Y2f,Z2f)、Pc(X3f,Y3f,Z3
f)、Pd(X4f,Y4f,Z4f)、Pe(X5
f,Y5f,Z5f)とすることにより、上記4点P
b,Pc,Pd,Peの座標を確定する。
【0076】パレット7の各寸法に基づいて、上記
で確定された各フォーク差込口9a,9b,10a,1
0bの中心位置Pb,Pc,Pd,Peの座標(X2
f,Y2f,Z2f),(X3f,Y3f,Z3f),
(X4f,Y4f,Z4f),(X5f,Y5f,Z5
f)を、前後両パレット7の左右両側面の前後方向にお
ける中心点P2,P3,P4,P5の座標(X2t,Y
2t,Z2t)、(X3t,Y3t,Z3t)、(X4
t,Y4t,Z4t)、(X5t,Y5t,Z5t)に
変換する。この際、上記P2(X2t,Y2t,Z2
t)とP4(X4t,Y4t,Z4t)とは後側のパレ
ット7(実際には存在しない)が荷台11の基準位置に
置かれていると仮定した場合の座標である。また、上記
P3(X3t,Y3t,Z3t)とP5(X5t,Y5
t,Z5t)とは実際に存在する前側のパレット7の座
標である。
【0077】尚、その後、図12に示すように、位置ず
れ検出手段27によって荷台11に積まれた1枚のパレ
ット7のX軸方向への位置ずれが検出される。以上〜
によって、前側のパレット7の位置(=フォーク差込
口10a,10bの位置)が確定され、その後、上記
で求められた各中心点P2,P3,P4,P5の座標
(X2t,Y2t,Z2t)、(X3t,Y3t,Z3
t)、(X4t,Y4t,Z4t)、(X5t,Y5
t,Z5t)に基づいて、上記(A)〜(H)により、
前側のパレット7をトラック2から排出用コンベヤ23
上へ自動的に降ろすことができる。
【0078】尚、上記のように荷台11上に1枚のパレ
ット7を前詰めして積み込んだ場合、後側のパレット7
は存在しないため、上記前側のパレット7が荷台11上
を後方へ許容量以上に位置ずれする可能性がある。した
がって、上記において、位置ずれ検出手段27によっ
て検出されたパレット7のX軸方向への位置ずれが許容
量以上である場合、異常状態と判断して、上記(A)〜
(H)の動作を中止する。
【0079】尚、図2に示したトラック2の傾きθの許
容角度は±4°以内に設定され、また、図20に示した
荷台11の傾きαの許容角度は0〜1.6°以内に設定
され、図21に示した荷台11の傾きβの許容角度は±
1.1°以内に設定されている。
【0080】上記第1の実施の形態では、図1に示すよ
うに、車両搬送手段21を用いてトラック2を車両進入
部19から車両退出部20まで搬送しているが、第2の
実施の形態として、図23に示すように、上記車両搬送
手段21を設けず、トラック2を車両進入部19から車
両退出部20まで自走させてもよい。尚、車両進入部1
9と車両退出部20とにはそれぞれ、開閉自在な進入ゲ
ート62と退出ゲート63とが設けられている。
【0081】これによると、移載位置18に停止したト
ラック2からパレット7を自動的に降ろしている際、上
記進入ゲート62と退出ゲート63とを閉めておくこと
により、他のトラック2が不用意に移載位置18へ進入
するといったミスを防止することができ、安全性が向上
する。
【0082】上記各実施の形態では、パレット7やトラ
ック2の荷台11に関する種々の寸法として実際の数値
を挙げたが、これら数値は一例であって限定されるもの
ではなく、パレット7やトラック2の種類等によって変
化するものである。
【0083】上記各実施の形態では、図1に示すよう
に、フォーク35a,35b〜38a,38bを左右一
対設けているが、左右いずれか片方のみ設けてもよい。
上記各実施の形態では、トラック2の荷台11に前後2
枚(又は1枚)のパレット7を積み込み、移載手段22
で上記2枚のパレット7を荷台11から自動的に降ろし
ているが、3枚以上のパレット7を自動的に降ろしても
よい。この場合、フォーク35a,35b〜38a,3
8bは前後に4本ずつ設けられているが、パレット7の
枚数に合わせて上記フォークの数を増減すればよい。
【0084】上記各実施の形態では、移載手段22を用
いてパレット7をトラック2の荷台11から降ろしてい
るが、移載手段22を用いてパレット7を上記荷台11
に積み込んでもよい。
【0085】上記各実施の形態では、運搬車両の一例と
してトラック2を用いたが、トラック2に限定されるも
のではなく、無人搬送車等を用いてもよい。上記各実施
の形態では、各位置検出装置24,25a,25b,2
6a,26bおよび位置ずれ検出手段27にそれぞれレ
ーザ距離センサを用いているが、レーザ距離センサに限
定されるものではなく、例えば超音波センサ等を用いて
もよい。
【0086】上記各実施の形態では、トラック2から掬
い上げたパレット7を排出用コンベヤ23に降ろしてい
るが、排出用コンベヤ23を設けず、上記パレット7を
床等に降ろしてもよい。
【0087】上記各実施の形態では、移載設備17を、
入荷部3内に設置して入荷時に使用しているが、入荷部
3に限定されるものではなく、例えば出荷時やそれ以外
の場合に使用してもよい。また、使用する場所も入荷部
3に限定されることはない。
【0088】上記各実施の形態では、図5に示すよう
に、フォーク差込口9a,9b,10a,10bは、パ
レット7の両側面に開口しているが、パレット7の両側
面と下面とに開口した溝状のものであってもよい。
【0089】上記各実施の形態では、トラック2の側方
からフォーク35a,35b〜38a,38bをパレッ
ト7に差し込んでいるが、トラック2の後方から差し込
んでもよい。
【0090】
【発明の効果】以上のように本第1発明によると、上記
物品支持体を自動的に運搬車両の荷台から移載すること
ができる。
【0091】また、本第2発明によると、荷台に物品支
持体を積んだ運搬車両を移載位置に停止させた後、検出
手段によって、上記荷台に積まれた物品支持体の前後,
左右,上下方向の座標位置が検出される。
【0092】また、本第3発明によると、位置確定部
は、各位置検出装置で検出された検出データに基づいて
物品支持体の差込部のX,Y,Z軸方向の座標を確定す
る。そして、制御手段は、上記確定された差込部のX,
Y,Z軸方向の座標に基づいて、移載手段の差込部材を
X,Y,Z軸方向へ移動させて上記物品支持体の差込部
の位置に合わせ、上記差込部材を差込部へ差し込んで物
品支持体を掬い上げる。これにより、物品支持体を自動
的に運搬車両の荷台から移載することができる。
【0093】また、本第4発明によると、位置確定部は
上記〜の手順で差込部のX,Y,Z座標を確定し、
そして、制御手段は、上記確定された差込部のX,Y,
Z軸方向の座標に基づいて、移載手段の差込部材をX,
Y,Z軸方向へ移動させて上記物品支持体の差込部の位
置に合わせる。
【0094】また、本第5発明によると、荷台に積載さ
れている物品支持体の前後の数量が所定数量よりも少な
い場合、上記物品支持体が前後方向へ許容量以上に位置
ずれしている可能性があるため、位置ずれ検出手段によ
って、荷台上の物品支持体の位置ずれが検出される。検
出された位置ずれが許容量以上である場合、移載手段に
よる物品支持体の掬い上げ動作を中止する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における移載設備の
概略平面図である。
【図2】同、移載設備の移載位置の概略平面図である。
【図3】同、移載設備で使用されるパレットの一部切欠
き平面図である。
【図4】同、移載設備で使用されるトラックの平面図で
あり、前後2枚のパレットを荷台の基準位置に積んだ状
態を示す。
【図5】同、移載設備で使用されるトラックの側面図で
あり、後部あおりと側部あおりとを下方へ開いた状態を
示す。
【図6】同、移載設備を備えた処理設備の模式図であ
る。
【図7】同、移載設備を備えた処理設備の全体構成図で
ある。
【図8】同、移載設備を有する入荷部の平面図である。
【図9】同、移載設備の移載手段の平面図である。
【図10】図9におけるV−V矢視図である。
【図11】図9におけるW−W矢視図である。
【図12】同、移載設備の位置ずれ検出手段による検出
を説明するための側面図である。
【図13】同、移載設備の制御系のブロック図である。
【図14】同、移載設備の位置確定部によってパレット
の座標位置を確定する手順を説明するための概略平面図
である。
【図15】同、移載設備の位置確定部によってパレット
の座標位置を確定する手順を説明するための概略平面図
である。
【図16】同、移載設備の位置確定部によってパレット
の座標位置を確定する手順を説明するための概略平面図
である。
【図17】同、移載設備の位置確定部によってパレット
の座標位置を確定する手順を説明するための概略平面図
である。
【図18】同、移載設備の移載手段によってパレットを
トラックから降ろす際の手順を示す概略平面図である。
【図19】同、移載設備の移載手段によってパレットを
トラックから降ろす際の手順を示す概略平面図である。
【図20】同、移載設備で使用されるトラックの側面図
であり、荷台が前後方向において傾いている状態を示
す。
【図21】同、移載設備で使用されるトラックの後面図
であり、荷台が左右方向において傾いている状態を示
す。
【図22】同、移載設備の位置確定部によってパレット
の座標位置を確定する手順を説明するための概略平面図
であり、荷台上に1枚のパレットしか存在しない場合を
示す。
【図23】本発明の第2の実施の形態における移載設備
の概略平面図である。
【符号の説明】
2 トラック(運搬車両) 7 パレット(物品支持体) 9a,9b,10a,10b フォーク差込口(差込
部) 11 荷台 17 移載設備 18 移載位置 19 車両進入部 20 車両退出部 21 車両搬送手段 22 移載手段 24 後部位置検出装置(検出手段) 25a,25b,26a,26b 側部位置検出装置
(検出手段) 27 位置ずれ検出手段 35a,35b,36a,36b,37a,37b,3
8a,38b フォーク(差込部材) 51 制御手段 52 位置確定部 S 交点(基準点) θ 傾き
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 笠原 勝弘 静岡県浜松市篠ヶ瀬町630番地 株式会社 マキ製作所内 (72)発明者 菅野 茂 大阪府大阪市西淀川区御幣島3丁目2番11 号 株式会社ダイフク内 (72)発明者 立見 文明 大阪府大阪市西淀川区御幣島3丁目2番11 号 株式会社ダイフク内 Fターム(参考) 3F076 AA02 CA02 CA07 DA12 DB11 EA08 EA09 FA02 FA04 GA05 3F204 AA03 BA05 CA01 DB06 DB09 DE06

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 側面に差込部を有する物品支持体を運搬
    車両の荷台から自動的に移載する移載設備であって、移
    載位置に停止する運搬車両に対して物品支持体の移載を
    行う移載手段と、上記運搬車両の荷台上に載置される物
    品支持体の前後,左右方向の座標位置を検出する検出手
    段とが具備され、上記移載手段は、前後,左右,上下方
    向へ移動自在でかつ上記物品支持体の差込部に対して挿
    脱自在な差込部材を有し、上記検出手段によって検出さ
    れる物品支持体の座標位置に基づいて、上記移載手段の
    差込部材を移動させる制御手段が設けられていることを
    特徴とする移載設備。
  2. 【請求項2】 検出手段は、運搬車両の荷台上に載置さ
    れた物品支持体の前後,左右,上下方向の座標位置を検
    出することを特徴とする請求項1記載の移載設備。
  3. 【請求項3】 前後方向をX軸方向,左右方向をY軸方
    向,上下方向をZ軸方向とし、検出手段は、移載位置に
    停止する運搬車両の後端部および物品支持体の後端部の
    位置を検出する後部位置検出装置と、X軸方向へ移動自
    在でかつ上記運搬車両の側部および物品支持体の差込部
    の位置を検出する前後複数の側部位置検出装置とで構成
    され、上記側部位置検出装置をX軸方向へ移動させかつ
    上記各位置検出装置で検出される検出データに基づいて
    物品支持体の差込部のX,Y,Z軸方向の座標を確定す
    る位置確定部が制御手段に設けられていることを特徴と
    する請求項1または請求項2記載の移載設備。
  4. 【請求項4】 位置確定部は、 後部位置検出装置によって検出される運搬車両の後端
    部の1点のX,Y座標と、側部位置検出装置によって検
    出される運搬車両の側端部の異なる2点のX,Y座標と
    に基づいて、運搬車両のX軸に対するY軸方向の傾きθ
    と、運搬車両の後端部と側端部との角に位置する基準点
    SのX,Y座標とを求め、 上記で求められる運搬車両の傾きθと基準点Sの
    X,Y座標とに基づいて、運搬車両上の物品支持体の差
    込部のX,Y座標を推定し、 側部位置検出装置を上記で推定される差込部のX座
    標まで移動し、この位置で側部位置検出装置により差込
    部の実際のY,Z座標を検出し、 上記で検出される差込部の実際のZ座標に基づい
    て、物品支持体の後端部のX,Y座標を上記後部位置検
    出装置によって実際に検出し、上記実際に検出された物
    品支持体の後端部のX座標に基づいて、上記で推定さ
    れる差込部のX座標を補正し、上記差込部のX,Y,Z
    座標を確定することを特徴とする請求項3記載の移載設
    備。
  5. 【請求項5】 運搬車両の荷台は前後に所定数量の物品
    支持体を積載可能に構成され、移載手段は前後複数の差
    込部材を有し、上記荷台に積載されている物品支持体の
    前後の数量が上記所定数量よりも少ない場合、上記物品
    支持体の前後方向の位置ずれを検出する位置ずれ検出手
    段が設けられていることを特徴とする請求項1から請求
    項4のいずれかに記載の移載設備。
  6. 【請求項6】 移載位置の前後に車両進入部と車両退出
    部とが設けられ、運搬車両を車両進入部から移載位置を
    経て車両退出部へ搬送する車両搬送手段が設けられてい
    ることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに
    記載の移載設備。
  7. 【請求項7】 検出手段は、対象物にレーザー光線を照
    射して上下方向に走査し、上記対象物までの距離を測定
    するものであることを特徴とする請求項1から請求項6
    のいずれかに記載の移載設備。
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