JP4151364B2 - ケース体保管方法およびケース体保管設備 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、たとえば食品の生産ラインに直結されて、食品を収納した容器(物品)を積め込んだケース体群をパレットに段積みしたのち、パレット単位で保管するときなどに採用されるケース体保管方法およびケース体保管設備に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のものとしては、次のような構成が提供されている。すなわち、物品搬送ライン上の物品を、物品移載手段(ロボット)によってパレット上に複数段に段積みするに際し、各段において複数個の物品を設定配置パターン(数)に並べている。そして最上段に配置する物品の数が、設定配置パターンに並べるに要する物品数よりも少ない端数の場合には、この端数の物品の重心をパレットの中心位置に近付けた端数用の配置パターンにて、最上段に移載している(たとえば、特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特許第2856269号公報(第1−2頁、図1、図7)
【0004】
【特許文献2】
特開平11−59909号公報(第2頁、図4)
【0005】
【特許文献3】
特許第2765362号公報(第1−2頁、図1、図5)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし上記した従来構成によると、通常においては、パレット単位で出荷する際に運搬時の安定性を考慮して行われるものであり、たとえば生産設備における生産ラインでパレットに段積みしたのち、パレット単位で保管装置に入庫して保管する場合には、常に端数の生じない段積み形態、すなわち最上段に配置する物品の数が、設定配置パターンに並べるに要する物品数に同等とした段積み形態として、品種や数の管理を容易化している。
【0007】
しかし生産ラインにおいては、ロッドエンド(生産品目が変わったり、賞味期限=生産日が変わったり)のときに、段積みの箇所において端数が生じることがある。この場合に、端数を最上段の上に段積みしたとき、保管装置における出し入れ手段(クレーン)による入出庫時の大きな振動などに対して、荷姿が不安定となり、また端数の有無によってパレット単位での管理は容易に行えない。そのために、端数の物品は人手作業によりラインから取り出し、別保管・別管理していたのであり、この場合にも保管・管理を容易に行えないことになる。
【0008】
そこで本発明の請求項1記載の発明は、端数が生じたときにでも保管・管理を容易に行えるケース体保管方法を提供することを目的としたものである。
また請求項3記載の発明は、請求項1記載の発明を好適に実現し得るケース体保管設備を提供することを目的としたものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前述した目的を達成するために、本発明の請求項1記載のケース体保管方法は、段積み手段によって、搬送されてきたケース体の複数個を並べて配置することを1段として、パレット上に複数段を段積みし、所定の複数段を段積みした段積みパレットは、段積み手段から第1搬送手段を介してパレット単位の第1保管装置に搬送したのち、この第1保管装置に入庫し、段積み手段において、段形成に必要な数よりも少ない端数のケース体が生じたとき、段積み手段への搬送経路中において端数のケース体の存在を確認し、この端数のケース体は、段積み手段を通過させたのち第2搬送手段に搬入し、この第2搬送手段を介してケース体単位の第2保管装置に搬送したのち、この第2保管装置に入庫することを特徴としたものである。
【0010】
したがって請求項1の発明によると、段積み手段によってケース体を、複数個を並べて配置することを1段としてパレット上に複数段を段積みすることで、その最上段に配置する物品の数を、設定配置パターンに並べるに要する物品数に同等とした段積み形態とし得、この段積み形成した段積みパレットを第1保管装置に入庫して、品種や数の保管・管理を行える。そしてロットエンドなどにより、段積みの箇所において生じた端数のケース体は、段積み手段を通過させて第2搬送手段に搬入したのち、この第2搬送手段を介して第2保管装置に入庫して、品種や数の保管・管理を行える。
【0012】
そして本発明の請求項2記載のケース体保管方法は、上記した請求項1記載の構成において、段積み手段では、搬送されてきたケース体を整列用ストッパー手段により受け止めることによって、複数個のケース体を並べて配置して1段とし、端数のケース体は、整列用ストッパー手段の開動によって第2搬送手段に搬入されることを特徴としたものである。
【0013】
したがって請求項2の発明によると、ケース体を整列用ストッパー手段により受け止めることによって、段積み手段での段積みは、各段毎にケース体群を整列させて行え、また端数のケース体は、整列用ストッパー手段を開動させることによって第2搬送手段に対して搬入し得る。
【0014】
さらに本発明の請求項3記載のケース体保管設備は、複数個のケース体を並べて配置することを1段として、パレット上に複数段を段積みする段積み手段と、この段積み手段からの段積みパレットを受け入れる第1搬送手段と、この第1搬送手段からの段積みパレットを入庫するパレット単位の第1保管装置と、段形成に必要な数よりも少ない端数のケース体を前記段積み手段から受け入れる第2搬送手段と、この第2搬送手段からのケース体を入庫するケース体単位の第2保管装置とからなり、前記段積み手段には整列用ストッパー手段が開閉自在に設けられ、この整列用ストッパー手段の閉動によって、搬送されてきたケース体を受け止めることによって複数個のケース体を並べて配置して1段とし、端数のケース体は整列用ストッパー手段の開動によって、前記段積み手段から第2搬送手段に搬入されるように構成したことを特徴としたものである。
【0016】
したがって請求項3の発明によると、整列用ストッパー手段の閉動によって、各段毎にケース体群を整列させて段積みを行え、また整列用ストッパー手段の開動によって、端数のケース体を第2搬送手段に対して搬入し得るなど、各手段や各装置を作動制御することによって、請求項1記載の発明を好適に実現し得る。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態を、たとえば食品の生産ラインに直結されて、食品を収納した容器を積め込んだケース体を取り扱う状態として、図に基づいて説明する。
【0018】
図1〜図5に示すように、建屋1内は、中間床部2によって下層階3と上層階4とに区画されている。上層階4では、生産ライン(図示せず。)からのケース体6が、チェーン形式やローラ形式などからなる搬入コンベヤ装置(搬入手段の一例)10によって搬送されている。なおケース体6には、たとえば食品の生産ラインにおいて生産された所定本数の容器(物品の一例)7が積め込まれている(図11参照)。
【0019】
前記搬入コンベヤ装置10の終端に接続されて振り分けコンベヤ装置(振り分け手段の一例)11が配設され、以て搬入コンベヤ装置10からのケース体6を左右方向(コンベヤ幅方向)において2列や3列(複数列)に振り分けるように構成されている。前記振り分けコンベヤ装置11の終端に接続されて中継コンベヤ装置12が配設され、この中継コンベヤ装置12の中間部分にはストレージ用ストッパー手段13が設けられている。
【0020】
図1、図4〜図7に示すように、前記中継コンベヤ装置12の終端に接続されて、昇降装置21と可動コンベヤ装置29などからなる段積み手段20が設けられ、ここで段積み手段20は下層階3から上層階4に亘って配設されている。そして段積み手段20によって、同一状の平面(パレット上面や各段の上面)に[14個](複数個)のケース体6を並べて配置することを1段として、搬送されてきたケース体6群がパレット8上に[11段](複数段)で段積されるように構成されている。
【0021】
すなわち前記昇降装置21には、上下方向のガイド体22に案内されて昇降可能な昇降体23が設けられ、そして昇降駆動装置24に連動される駆動歯輪25に掛けられたチェーン26の一端が前記昇降体23に連結されるとともに、他端にカウンターウエイト27が連結されている。前記昇降体23には二股フォーク状の昇降部28が設けられている。また可動コンベヤ装置29は、中継コンベヤ装置12に接続される前進位置と後退位置との間で横方向に移動自在に構成されている。以上の21〜29などによって段積み手段20の一例が構成される。
【0022】
そして、段積み手段20を挟んで下層階3内には、この段積み手段20に空のパレット8を搬入させる搬入コンベヤ装置44と、段積み手段20からの段積みパレット(実のパレット)9を受け入れる搬出コンベヤ装置45とが配設されるとともに、この搬出コンベヤ装置45を介して前記段積み手段20からの段積みパレット9を受け入れる搬送台車装置(第1搬送手段の一例)46が設けられている。
【0023】
ここで搬入コンベヤ装置44や搬出コンベヤ装置45はチェーン形式やローラ形式などからなる。また前記搬送台車装置46は、無端状の走行経路47上で自動走行可能な自走台車48を有し、この自走台車48には、前記搬出コンベヤ装置45や、第1保管装置(後述する。)などとの間で段積みパレット9などを受け渡し可能な受け渡し部49が設けられている。なお受け渡し部49は、コンベヤ形式やフォーク形式などからなる。
【0024】
図1、図8〜図10に示すように、前記段積み手段20の部分には、整列用ストッパー手段50が開閉自在に設けられている。すなわち整列用ストッパー手段50は、機枠51と、この機枠51に設けられたガイドレール52に支持案内されて前記中継コンベヤ装置12の搬送方向に移動可能な可動体53と、この可動体53を正逆移動させる移動装置54と、前記可動体53に設けられた下向きのシリンダー装置55に連動される昇降体56と、可動体53と昇降体56との間に設けられた昇降ガイド部57と、前記可動体53の前面側に前向きのシリンダー装置58を介して設けられたストッパー体59などにより構成されている。
【0025】
ここで移動装置54は、モータ54A、伝動チェーン54B、共通の駆動軸54C、伝動チェーン54Dなどにより構成されている。またストッパー体59はコンベヤ幅方向において3個(複数個)に分割され、それぞれに対応してシリンダー装置58が設けられている。以上の51〜59などにより整列用ストッパー手段50の一例が構成される。
【0026】
図1〜図3に示すように、前記下層階3から上層階4に亘って、前記搬送台車装置46からの段積みパレット9を入庫するパレット単位の第1自動倉庫(第1保管装置の一例)60が配設されている。この第1自動倉庫60は、一対の棚装置61と、この棚装置61の端部に対応して配設された入庫装置68ならびに出庫装置69と、これら入庫装置68ならびに出庫装置69と前記棚装置61の格納空間62との間で、段積みパレット9を受け渡し可能な出し入れ手段64などにより構成されている。
【0027】
すなわち、一対の棚装置61は通路を置いて併設され、この通路内には前記出し入れ手段64が配設されている。この出し入れ手段64は、床側レールや天井側レール(いずれも図示せず。)に支持案内されて通路内の一定経路63上で往復走行可能な走行機体65と、この走行機体65側に案内される昇降台66と、この昇降台66上に配設される出し入れ体67などにより構成されている。そして出し入れ体67は、前記格納空間62や入庫装置68ならびに出庫装置69に作用可能(出し入れ動)に構成されている。前記棚装置61には、空のパレット8や段積みパレット9などを格納可能な格納空間62が上下複数段にかつ左右複数列に形成されている。以上の61〜69などにより第1自動倉庫60の一例が構成される。
【0028】
前記上層階4内には、段形成に必要な数よりも少ない端数のケース体6を前記段積み手段20から受け入れる搬送コンベヤ装置(第2搬送手段の一例)70が配設され、また下層階3から上層階4に亘って、前記搬送コンベヤ装置70からのケース体6を入庫するケース体単位の第2自動倉庫(第2保管装置の一例)80が配設されている。
【0029】
前記搬送コンベヤ装置70は、チェーン形式やローラ形式などからなるもので、前記整列用ストッパー手段50の下手において左右方向の一方側に位置される取り出しコンベヤ部71と、この取り出しコンベヤ部71に連続される合流コンベヤ部72と、この合流コンベヤ部72が合流される送りコンベヤ部73などから構成されている。
【0030】
また前記第2自動倉庫80は、一対の棚装置81と、この棚装置81の端部に対応して配設された入出庫装置88と、この入出庫装置88と前記棚装置81の格納空間82との間で、ケース体6を受け渡し可能な出し入れ手段84などにより構成されている。
【0031】
すなわち、一対の棚装置81は通路を置いて併設され、この通路内には前記出し入れ手段84が配設されている。この出し入れ手段84は、床側レールや天井側レール(いずれも図示せず。)に支持案内されて通路内の一定経路83上で往復走行可能な走行機体85と、この走行機体85側に案内される昇降台86と、この昇降台86上に配設される出し入れ体87などにより構成されている。そして出し入れ体87は、前記格納空間82や入出庫装置88に作用可能(出し入れ動)に構成されている。
【0032】
前記棚装置81には、ケース体6を格納可能な格納空間82が上下複数段にかつ左右複数列に形成されている。また前記入出庫装置88は、その正逆動作によってケース体6を入庫または出庫させる形式や、入庫装置と出庫装置とを上下に振り分けて配設した形式などが採用される。そして入出庫装置88の搬送経路部には、ケース体6の形状に応じて、このケース体6の向きを変えるための転倒装置(図示せず。)が組み込まれている。以上の81〜89などにより第2自動倉庫80の一例が構成される。
【0033】
なお前記搬送台車装置46の部分には、自走台車48上から段積みパレット9を降ろしたのち、この段積みパレット9を再び自走台車48上に積み付ける作業経路90が形成されている。この作業経路90には、荷姿検出手段91や結束手段92が設けられている。ここで荷姿検出手段91は、パレット8上にケース体6群が正しく段積みされているか否か、すなわち段積みパレット9の荷姿が正しいか否かの検出を行い、正しくないと判断されたときに荷姿修正が行われる。また結束手段92は、パレット8に対してケース体6群が固定状となるように結束すべく構成されている。
【0034】
以下に、上記した実施の形態における作用を説明する。
生産ラインにおいて生産された容器7は、図11の(b)に示すように、所定本数がケース体6に積め込まれ、そしてケース体6は図1、図4、図5に示すように、搬入コンベヤ装置10を介して振り分けコンベヤ装置11に供給される。この振り分けコンベヤ装置11においてケース体6は、左右方向において3列(複数列)に振り分けられたのち中継コンベヤ装置12に供給され、この中継コンベヤ装置12により搬送される。そして搬送中において、各列の先頭のケース体6はストレージ用ストッパー手段13に当接して停止され、また後続のケース体6は停止しているケース体6に当接して停止される。
【0035】
その際にケース体6は、振り分けコンベヤ装置11に供給される前に、適宜の向き変更手段(図示せず。)によって、搬送方向に対して、その長さ方向を沿わせた向きと、その長さ方向を直交状とした向きとに、向き変更されている。したがって各列では、向きが異なる状態で振り分けられることになる。
【0036】
このようにして、各列においてそれぞれ所定個数のケース体6がストレージ状態になったことを検出して、ストレージ用ストッパー手段13を開放動させる。これにより各列のケース体6群、すなわち1段分のケース体6群が、中継コンベヤ装置12によって列車状で可動コンベヤ装置29上に搬送され、そして段積み手段20の部分で、図8の仮想線に示すように、整列用ストッパー手段50のストッパー体59に受け止められることで、図5、図6に示すように、合計[14個]のケース体6を並べて配置して1段として整列される。その際にストッパー体59は、シリンダー装置58により前後位置が調整されており、以てケース体6やパレット8の寸法や形状に応じて受け止め位置が調整されている。
【0037】
このとき段積み手段20においては、可動コンベヤ装置(日積み付け場所)29の下に空のパレット8を位置させている。すなわち、昇降装置21の昇降体23を下降動させ、最初のパレット8を搬入コンベヤ装置44によって昇降部28の上方に搬入させている。この状態で、昇降部28を上昇動させて搬入コンベヤ装置44上のパレット8を持ち上げ、以てパレット8を積み付け場所に位置させる。
【0038】
このようにして積み付け場所に位置させている空のパレット8の上面(平面)に対して、前述した可動コンベヤ装置29上の1段分のケース体6群が、この可動コンベヤ装置29を後退動させることによって落下状に供給され、以て最下段の積み付けを行う。そして、昇降部28の下降によってパレット8を所定量下降させたのち、上述と同様にして、2段目のケース体6群が、中継コンベヤ装置12を介して供給され、以て1段目のケース体6群の上面(平面)に対して2段目の積み付け(段積み)を行う。
【0039】
上述した作用の繰り返しによって、段積み手段20によって、同一状の平面に[14個]のケース体6を並べて配置することを1段として、ケース体6群がパレット8上に[11段]で段積みされることで、図11の(c〜f)に示すように、段積みパレット9が形成される。そして段積みパレット9を形成したのち、主昇降装置21の主昇降体23を下降動させる。この下降が所定の位置にまで行われたのち、段積みパレット9は図5に示すように、主昇降部28から搬出コンベヤ装置45に移され、そして次のパレット8を搬入コンベヤ装置44によって昇降部28の上方に搬入させ、以て昇降部28は上昇可能となる。
【0040】
この搬出コンベヤ装置45上の段積みパレット9は、図2、図3に示すように、前記搬送台車装置46の自走台車48に受け渡し部49を介して受け取られ、そして自走台車48は、走行経路47上で自動走行されて、第1自動倉庫60における目的とする棚装置61の入庫装置68に対向して停止されたのち、この入庫装置68に渡される。次いで、出し入れ手段64における走行機体65の往復走行動と、昇降台66の昇降動と、出し入れ体67の出退動との組み合わせ動作などによって、段積みパレット9は、目的とする棚装置61の目的とする格納空間62に入庫され、保管管理される。
【0041】
前述したように、自走台車48によって入庫装置68にまで搬送する途中において、全てまたは必要とする段積みパレット9は、一旦作業経路90に降ろされ、ここで荷姿検出手段91により荷姿が正しいか否かの検出を行い、正しくないと判断されたときに荷姿修正が行われ、その後に自走台車48に積み付けられる。また必要とする段積みパレット9は、入庫装置68にまで搬送する途中において、あるいは入庫後で出荷のために出庫した時(後述する。)に、一旦作業経路90に降ろされ、ここで結束手段92によって、パレット8に対してケース体6群が固定状となるように結束が行われ、その後に自走台車48に積み付けられる。
【0042】
なお、作業経路90に降ろされた段積みパレット9に対して、荷姿検出手段91により荷姿の検出を行ったのち、引き続いて結束手段92により結束を行ってもよい。
【0043】
前記第1自動倉庫60からの段積みパレット9の出庫は、出し入れ手段64を上述とは逆動作させることにより、目的とする棚装置61の目的とする格納空間62から取り出して、出庫装置69に渡すことで行える。そして出庫装置69に出庫された段積みパレット9は、前記搬送台車装置46の自走台車48に受け取られて出荷エリア(トラックヤードなど)などに搬送されたのち、適宜の出荷手段(図示せず。)に渡される。
【0044】
上述したようにして、生産ラインからのケース体6群を、[14個]を1段として、パレット8上に[11段]で段積することで段積みパレット9を形成したのち、この段積みパレット9を第1自動倉庫60の目的とする格納空間62に入庫し得る。その際に生産ラインにおいては、たとえばロットエンド(生産品目が変わったり、賞味期限=生産日が変わったり)のときに段積み手段20の箇所において、段形成に必要な数よりも少ない端数が生じることになる(なお、たまには端数が生じないこともある。)。
【0045】
この場合に端数のケース体6の存在は、振り分けコンベヤ装置11までの搬送経路中において適宜の手段によって確認され、以て端数のケース体6は、振り分けコンベヤ装置11において左右方向において一方の1列側にのみ振り分けられて中継コンベヤ装置12に供給される。そして端数のケース体6は、中継コンベヤ装置12により可動コンベヤ装置29上に搬送され、段積み手段20の部分に供給されて整列用ストッパー手段50のストッパー体59に受け止められる。
【0046】
このとき、端数の確認(検出)に基づいて、整列用ストッパー手段50のシリンダー装置55が収縮動されてストッパー体59が上昇動(開動)され、以て端数のケース体6は搬送コンベヤ装置70に搬出される。すなわち図1に示すように、端数のケース体6は、整列用ストッパー手段50の開動によって、段積み手段20の部分では一定の経路部分を通過されたのち、この段積み手段20から搬送コンベヤ装置70に搬入されることになる。
【0047】
この搬送コンベヤ装置70において端数のケース体6は、取り出しコンベヤ部71、合流コンベヤ部72、送りコンベヤ部73を順次搬送されて、目的とする第2自動倉庫80の入出庫装置88に渡される。そして入出庫装置88の部分において端数のケース体6は、その形状に応じて(必要に応じて)、転倒装置によって向きが変えられる。次いで端数のケース体6は、出し入れ手段84における走行機体85往復走行動と、昇降台86の昇降動と、出し入れ体87の出退動との組み合わせ動作などによって、目的とする棚装置81の目的とする格納空間82に入庫され、保管管理される。
【0048】
なお端数のケース体6の出庫は、出し入れ手段84を上述とは逆動作させることにより、目的とする棚装置81の目的とする格納空間82から取り出して、入出庫装置88に渡すことで行える。そして、入出庫装置88に出庫されたケース体6は、適宜の搬送手段を介して目的とする箇所に供給される。
【0049】
上記した実施の形態では、段積み手段が複数設けられるとともに、その周辺の搬送手段も複数配設されており、これによると、異なる物品(各種の壜、ペットボトル、缶など)が積め込まれた異なるケース体を同様にして取り扱えるものである。勿論、全ての段積み手段や搬送手段によって、容器7が積め込まれたケース体6を取り扱うようにしてもよい。
【0050】
上記した実施の形態では、第1自動倉庫60により段積みパレット9を格納保管し、第2自動倉庫80によりケース体6を格納保管しているが、第1自動倉庫60においては、生産などに必要な各種材料などをパレット単位で格納保管してもよく、また第2自動倉庫80においては、生産などに必要な各種材料などをケース体単位で格納保管してもよい。これらの場合、その入出庫のための搬送は、段積みパレット9やケース体6の搬送経路を利用してもよく、または別の搬送経路を利用してもよい。
【0051】
上記した実施の形態では、ケース体6群を、[14個]を1段として[11段]で段積することで段積みパレット9を形成しているが、1段の個数や段数は任意であり、また各段におけるケース体6群の配置(配列)も任意である。
【0052】
上記した実施の形態では、第1搬送手段として搬送台車装置46が示されているが、これは搬送コンベヤ形式などであってもよい。また、第2搬送手段として搬送コンベヤ装置70が示されているが、これは搬送台車形式などであってもよい。
【0053】
上記した実施の形態では、第2保管装置として第2自動倉庫80が示されているが、この場合には小形、軽量のケース体6を取り扱うことから、小形、軽量の出し入れ手段84を組み込んだ形式である。また、第2自動倉庫(第2保管装置)80として、一対の棚装置81と、両棚装置81間に位置されて床側レール3や天井側レールに案内されて走行可能な出し入れ手段84とからなる形式が示されているが、第2保管装置の出し入れ手段としては、レール体を棚装置の前面側で昇降自在とし、このレール体に対して左右方向に移動自在とした可動台に出し入れ体が設けられた形式などであってもよい。
【0054】
【発明の効果】
上記した本発明の請求項1によると、段積み手段によってケース体を、複数個を並べて配置することを1段としてパレット上に複数段を段積みすることで、その最上段に配置する物品の数を、設定配置パターンに並べるに要する物品数に同等とした段積み形態にでき、この段積み形成した段積みパレットを第1保管装置に入庫することで、品種や数の保管・管理を容易化できる。そしてロットエンドなどにより、段積みの箇所において生じた端数のケース体は、段積み手段を通過させて、第2搬送手段に確実に搬入できるとともに、この第2搬送手段を介して第2保管装置に入庫することで、品種や数の保管・管理を容易化できる。
【0055】
そして上記した本発明の請求項2によると、ケース体を整列用ストッパー手段により受け止めることによって、段積み手段での段積みは、各段毎にケース体群を常に好適に整列させて行うことができ、また端数のケース体は、整列用ストッパー手段を開動させることによって、第2搬送手段に対して自動的に確実に搬入できる。
【0056】
さらに上記した本発明の請求項3によると、整列用ストッパー手段の閉動によって、各段毎にケース体群を常に好適に整列させて段積みを行うことができ、また整列用ストッパー手段の開動によって、端数のケース体を第2搬送手段に対して、自動的に確実に搬入できるなど、各手段や各装置を作動制御することによって、請求項1記載の発明を好適に実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例を示し、ケース体保管設備における上層階部分の要部の平面図である。
【図2】同ケース体保管設備における下層階部分の平面図である。
【図3】同ケース体保管設備における下層階部分の要部の平面図である。
【図4】同ケース体保管設備における段積み手段付近の平面図である。
【図5】同ケース体保管設備における段積み手段付近の側面図である。
【図6】同ケース体保管設備における段積み手段の正面図である。
【図7】同ケース体保管設備における段積み手段の側面図である。
【図8】同ケース体保管設備における整列用ストッパー手段の縦断側面図である。
【図9】同ケース体保管設備における整列用ストッパー手段の正面図である。
【図10】同ケース体保管設備における整列用ストッパー手段の平面図である。
【図11】同ケース体保管設備におけるパレットとケース体とを示し、(a)はパレットの斜視図、(b)はケース体の斜視図、(c)は段積みパレットの正面図、(d)は段積みパレットの側面図、(e)は段積みパレットの平面図、(f)は段積みパレットの中間平面図である。
【符号の説明】
6 ケース体
8 パレット
9 段積みパレット
10 搬入コンベヤ装置(搬入手段)
20 段積み手段
21 昇降装置
23 昇降体
28 昇降部
29 可動コンベヤ装置
46 搬送台車装置(第1搬送手段)
48 自走台車
50 整列用ストッパー手段
56 昇降体
59 ストッパー体
60 第1自動倉庫(第1保管装置)
61 棚装置
62 格納空間
64 出し入れ手段
68 入庫装置
69 出庫装置
70 搬送コンベヤ装置(第2搬送手段)
71 取り出しコンベヤ部
72 合流コンベヤ部
73 送りコンベヤ部
80 第2自動倉庫(第2保管装置)
81 棚装置
82 格納空間
84 出し入れ手段
88 入出庫装置
90 作業経路
91 荷姿検出手段
92 結束手段

Claims (3)

  1. 段積み手段によって、搬送されてきたケース体の複数個を並べて配置することを1段として、パレット上に複数段を段積みし、所定の複数段を段積みした段積みパレットは、段積み手段から第1搬送手段を介してパレット単位の第1保管装置に搬送したのち、この第1保管装置に入庫し、段積み手段において、段形成に必要な数よりも少ない端数のケース体が生じたとき、段積み手段への搬送経路中において端数のケース体の存在を確認し、この端数のケース体は、段積み手段を通過させたのち第2搬送手段に搬入し、この第2搬送手段を介してケース体単位の第2保管装置に搬送したのち、この第2保管装置に入庫することを特徴とするケース体保管方法。
  2. 段積み手段では、搬送されてきたケース体を閉動した整列用ストッパー手段により受け止めることによって、複数個のケース体を並べて配置して1段とし、端数のケース体は、整列用ストッパー手段の開動によって第2搬送手段に搬入されることを特徴とする請求項1記載のケース体保管方法。
  3. 複数個のケース体を並べて配置することを1段として、パレット上に複数段を段積みする段積み手段と、この段積み手段からの段積みパレットを受け入れる第1搬送手段と、この第1搬送手段からの段積みパレットを入庫するパレット単位の第1保管装置と、段形成に必要な数よりも少ない端数のケース体を前記段積み手段から受け入れる第2搬送手段と、この第2搬送手段からのケース体を入庫するケース体単位の第2保管装置とからなり、前記段積み手段には整列用ストッパー手段が開閉自在に設けられ、この整列用ストッパー手段の閉動によって、搬送されてきたケース体を受け止めることによって複数個のケース体を並べて配置して1段とし、端数のケース体は整列用ストッパー手段の開動によって、前記段積み手段から第2搬送手段に搬入されるように構成したことを特徴とするケース体保管設備。
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