JP4194578B2 - 車両の座席の関節機構及びかかる関節機構が備わった車両の座席 - Google Patents
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Description
回転軸を中心として互いとの関係において旋回するように取付けられ、そのうちの1枚が座面上に固定されるようになっており、もう1枚が背もたれ上に固定されるようになっており、又第2の側板には、回転軸上に心出しされた第1の連続する歯が備わっている、第1及び第2の側板;
第2の連続する歯が備わった少なくとも1つの第1の軸受金であって、一方では第1及び第2の側板を互いとの関係において不動化させるべくこの第1の軸受金の第2の連続する歯が第2の側板の第1の連続する歯と連動する活動位置と、他方では第1及び第2の側板の互いとの関係における回転を可能にするべく第1の軸受金の第2の連続する歯が連動していない控え位置との間で、第1の側板上を半径方向に移動可能な形で取付けられている、第1の軸受金;
控え位置か又は活動位置への第1の軸受金の移動を可能にするように適合された制御装置;及び
第1の軸受金)上で軸方向に突出しているピン、及び、一方では前記第1の軸受金をその控え位置に維持するような形で第1の軸受金のピンを連動するように適合されたロック解除用角度領域(C)そして他方では第1の軸受金の移動を許容するような形で第1の軸受金のピンと連動しないように適合されたロック用角度領域(A)を有し該ロック用(A)及びロック解除用(C)の角度領域が互いの間に少なくとも1つの段差を画定している、第2の側板と一体化した段差付きの少なくとも部分的に円形である傾斜路、を含んで成る関節機構に関する。
前記少なくとも1つの不規則性は、第1の軸受金の第2の連続する歯の隣接する2つの歯を分離している円周方向距離以上の円周方向の長さを呈している;
前記少なくとも1つの不規則性は、第1の連続する歯内に作られた中実部分の形を呈しており、この中実部分は、前記第2の連続する歯が該中実部分と接触した場合に第1の連続する歯の噛込みを回避するべく第1の連続する歯の高さ以上の高さを有している;
前記少なくとも1つの不規則性は、回転軸(X)に心出しされた少なくとも1つの円弧を形成し円周方向に第1の連続する歯を画定する中実部分の形を呈し、該中実部分は、前記第2の連続する歯が少なくとも部分的に中実部分と接触した場合に第1の連続する歯内の第2の連続する歯の噛込みを回避するべく第1の連続する歯の高さ以上の高さを有する;
ロック用角度領域及びロック解除用角度領域の間の半径方向距離は、第1の軸受金のピンの半径方向幅よりも小さい;
傾斜路は、第2の側板とモノブロックで作られている;
第1の段差及び第1の軸受金のピンは、それらが互いに対し接触するようになっている場合、互いにほぼ水平である縁部を呈している;
第1の軸受金のものと同一である控え位置と活動位置の間で第1の側板上で半径方向に移動可能な形で取付けられている第2の歯付き軸受金を含んで成り、第2の軸受金にはピンが備わっており、傾斜路が、第2のロック用角度領域をさらに含んでいる。
なお、本発明は同様に、前述の定義通りの関節機構を用いて座部上に旋回するように取付けられている背もたれを含んで成る車両の座席をも目的としている。
以下、本発明にかかる車両の座席の関節機構及びかかる関節機構が備わった車両の座席を図1〜図8に基いて説明する。
座部2の剛性補強材と一体化された金属製の第1の側板7と、
背もたれ4の剛性補強材と一体化され、従って回転軸Xを中心として第1の(固定)側板7との関係において回転する形で取付けられた金属製の第2の側板8と、
第1及び第2の側板7及び8の周囲にはめ込まれこれらと共に閉鎖した円形ケースを画定している金属クラウン9と、
前記の円形ケース内に収納され、取手(制御レバー)6が操作されない限り第1の(固定)側板7に対して、第2の側板8を不動化させるように係合されているロック解除装置10。
制御レバー(取手)6と一体化され、図3に表わされているようなその控え位置からその活動位置に向かっての前記少なくとも第1の軸受金11aの移動を制御するように適合されたカム表面を呈する金属製のカム17;
例えば第1の側板7内でプレス加工された陥凹部の中に取付けられ、カム17が第1の軸受金11aをその活動位置へと押しやるロック位置に向かってレバー6ひいてはカム17に対して第1の角方向19で応力を加える少なくとも1つの中央バネ18(図2)(なおここで、カム17は、軸Xの方向への第1の軸受金11aの半径方向移動を可能にするような形でカム17の表面の控えを可能にするため、バネ18によって加えられる応力に対抗してかつ制御レバー6の作用下で相対する角方向に旋回することができる)、及び
カム17にしっかりと連結されかつ第1の軸受金11aを部分的に被覆しながら前記カム17と第2の側板8の間で半径方向に延びる剛性金属プレートによって形成された制御カバー;
(なおこの制御カバー21は、カム17が角方向20に回転する場合に半径方向内側に向かって第1の軸受金11aを移動させるような形でこの第1の軸受金11aに属するピン23aが中に係合されている少なくとも1つの開口部22aを有している)。
大きい方の直径のロック用角度領域Aがピン15aと向かい合って存在する場合、第1の軸受金11aは、その控え位置とその活動位置の間でその半径方向行程全体を描くことができる。
反対に、小さい方の直径のロック解除用角度領域Cがピン15aと向かい合って存在する場合、図4に表わされているような回転方向20に従った回転軸Xを中心とした傾斜路24の充分な角度的旋回の後、ピン15aは、関節機構5のロック解除に対応する回転軸Xに最も近いその控え位置において傾斜路24によって半径方向にブロックされた状態にある。
13 第1の連続する歯、16 制御装置、15a ピン、15b ピン、24 傾斜路、25 段差、26 不規則性部分(中実部分)、27 変形部、A ロック用角度領域、C ロック解除用角度領域、D 第2のロック用角度領域。
Claims (9)
- 回転軸(X)を中心にした座部(2)との関係における背もたれ(4)の傾斜を調節するための車両の座席の関節機構(5)において、
回転軸(X)を中心として互いの関係において旋回するように取付けられ、そのうちの1枚が座部(2)上に固定されるようになっており、もう1枚が背もたれ(4)上に固定されるようになっており、また第2の側板(8)には、回転軸(X)上に芯出しされた第1の連続する歯(13)が備わっている、第1及び第2の側板(7,8);
第2の連続する歯(12a)が備わった少なくとも1つの第1の軸受金(11a)であって、一方では第1及び第2の側板(7,8)を互いの関係において不動化させるべくこの第1の軸受金(11a)の第2の連続する歯(12a)が第2の側板(8)の第1の連続する歯(13)と連動する活動位置と、他方では第1及び第2の側板(7,8)の互いとの関係における回転を可能にするべく第1の軸受金(11a)の第2の連続する歯(12a)が連動していない控え位置との間で、第1の側板(7)上を半径方向に移動可能な形で取付けられている、第1の軸受金(11a);
控え位置か又は活動位置への第1の軸受金(11a)の移動を可能にするように適合された制御装置(16);及び
第1の軸受金(11a)上で軸方向に突出しているピン(15a)、及び、一方では前記第1の軸受金(11a)をその控え位置に維持するような形で第1の軸受金のピン(15a)と連動するように適合されたロック解除用角度領域(C)そして他方では第1の軸受金(11a)の移動を許容するような形で第1の軸受金(11a)のピン(15a)と連動しないように適合されたロック用角度領域(A)を有し、該ロック用角度領域(A)及びロック解除用角度領域(C)が互いの間に少なくとも1つの段差(25)を画定している、第2の側板(8)と一体化した段差付きの少なくとも部分的に円形である傾斜路(24)、を含んで成る関節機構であって、
第2の側板(8)の第1の連続する歯(13)は、前記第1の軸受金(11a)の第2の連続する歯(12a)の少なくとも部分的な噛込みを回避するために、少なくとも1つの不規則性部分(26)を呈しており、前記第1の軸受金(11a)のピン(15a)が前記第1の段差(25)を通過する際には、前記第2の連続する歯(12a)が、前記不規則性部分(26)のすぐ隣に隣接する前記第1の連続する歯(13)の一部に噛み合い、前記第1の軸受金(11a)のピン(15a)の反復的通過によって前記第1の段差(25)が1つの変形部(27)を呈する場合には、前記不規則性部分(26)によって、前記第2の側板(8)の第1の連続する歯(13)への前記第2の連続する歯(12a)の少なくとも部分的な噛込みが回避されることを特徴とする車両の座席の関節機構。 - 前記少なくとも1つの不規則性部分(26)が、第1の軸受金(11a)の第2の連続する歯(12a)の隣接する2つの歯を分離している円周方向距離以上の円周方向の長さを呈している、請求項1に記載の車両の座席の関節機構。
- 前記少なくとも1つの不規則性部分(26)が第1の連続する歯(13)内に作られた中実部分の形を呈しており、この中実部分(26)は、前記第2の連続する歯(12a)が該中実部分(26)と接触した場合に第1の連続する歯(12a)の噛込みを回避するべく第1の連続する歯(13)の歯の高さ以上の高さを有している、請求項1、2のいずれか1項に記載の車両の座席の関節機構。
- 前記少なくとも1つの不規則性部分(26)が、回転軸(X)に芯出しされた少なくとも1つの円弧を形成し円周方向に第1の連続する歯(13)を画定する中実部分の形を呈し、該中実部分(26)は、前記第2の連続する歯(12a)が少なくとも部分的に中実部分(26)と接触した場合に第1の連続する歯(13)内の第2の連続する歯(12a)の噛込みを回避するべく第1の連続する歯(13)の歯の高さ以上の高さを有する、請求項1、2のいずれか1項に記載の車両の座席の関節機構。
- ロック用角度領域(A)及びロック解除用角度領域(C)の間の半径方向距離が第1の軸受金(11a)のピン(15a)の半径方向幅よりも小さい、請求項1〜4のいずれか1項に記載の車両の座席の関節機構。
- 傾斜路(24)が第2の側板(8)とモノブロックで作られている、請求項1〜5のいずれか1項に記載の車両の座席の関節機構。
- 第1の段差(25)及び第1の軸受金(11a)のピン(15a)は、それらが互いに対し接触するようになっている場合、互いにほぼ水平である縁部を呈している、請求項1〜6のいずれか1項に記載の車両の座席の関節機構。
- 第1の軸受金(11a)のものと同一である控え位置と活動位置の間で第1の側板(7)上で半径方向に移動可能な形で取付けられている第2の歯付き軸受金(11b)を含んで成り、第2の軸受金(11b)にはピン(15b)が備わっており、傾斜路(24)が、第2のロック用角度領域(D)をさらに含んでいる、請求項1〜7のいずれか1項に記載の車両の座席の関節機構。
- 請求項1〜8のいずれか1項に記載の関節機構(5)を用いて座部(2)上に旋回するように取付けられている背もたれ(4)を含んで成る関節機構が備わった車両の座席。
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