JP4192807B2 - 可変動弁システム - Google Patents

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Description

この発明は、可変動弁システムに係り、特に、制御軸の回転位置に応じて弁体の開弁特性を変化させる可変動弁機構を含む内燃機関の可変動弁システムに関する。
従来、例えば特開2000−234507号公報に開示されるように、制御軸の回転位置に応じて内燃機関の弁体の開弁特性を変更する可変動弁機構を備えるシステムが知られている。このシステムは、モータアクチュエータの出力トルクを制御軸に伝達する機構として、平歯車とウォーム歯車とを含む動力伝達機構を備えている。このような構成によれば、モータアクチュエータに生ずる回転を、大きな減速比で制御軸に伝えることができ、さほど大きな力を要せずに、制御軸に対して確実に所望の回転を与えることができる。
特開2000−234507号公報 特開2000−213317号公報
上述した可変動弁システムは、より具体的には、モータアクチュエータの出力軸と共に回転する第1平歯ギヤと、この第1平歯ギヤと噛み合う第2平歯ギヤとを含む平歯車を備えている。また、第2平歯ギヤと同じ回転軸に固定されたウォームギヤと、このウォームギヤと噛み合うように配置されたウォームホイルとを備えている。つまり、上述した従来のシステムでは、第2平歯ギヤとウォームギヤを同軸上に固定することにより、平歯車とウォーム歯車との間での力の受け渡しを可能としている。
しかしながら、可変動弁システムの動力伝達機構は、内燃機関周辺の小さなスペース内に収めなければならない。このため、その動力伝達機構は、十分に小型化されていることが望ましい。ところが、平歯ギヤとウォームギヤとを同一の軸上に固定する上記の構成によれば、その軸方向には、少なくとも平歯ギヤの厚さと、ウォームギヤの軸長とを合わせた長さが必要となる。このため、上記従来の可変動弁機構は、その軸方向において体格を小型化することが困難であるという特性を有していた。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、動力伝達機構の小型化を実現して内燃機関への搭載性を高めた可変動弁システムを提供することを目的とする。
第1の発明は、上記の目的を達成するため、可変動弁システムであって、
制御軸の回転位置に応じて弁体の開弁特性を変化させる可変動弁機構と、
前記制御軸を回転させるためのアクチュエータと、
前記制御軸と前記アクチュエータとの間に介在する動力伝達機構とを備え、
前記動力伝達機構は、
ウォームホイルと、
中心軸を前記ウォームホイルと共用する平歯ギヤとを備え、
前記ウォームホイルと前記平歯ギヤとは同一平面内に配置されていることを特徴とする。
また、第2の発明は、第1の発明において、
前記アクチュエータは電動モータであり、
前記動力伝達機構は、
前記電動モータの出力軸と共に回転するウォームギヤと、
前記制御軸と共に回転する第2平歯ギヤと、
前記ウォームギヤと前記第2平歯ギヤとの間に配置されるハイブリッドギヤとを備え、
前記ハイブリッドギヤは、
その外周の一部に前記ウォームホイルを備え、その外周の他の部分に前記平歯ギヤを備えることを特徴とする。
また、第3の発明は、第2の発明において、前記第2平歯ギヤは、その外周の一部にのみギヤ歯を備えていることを特徴とする。
また、第4の発明は、第2または第3の発明において、前記ウォームホイルと前記平歯ギヤとは、互いに同心円となるように、かつ、前記ウォームホイルの径が前記平歯ギヤの径に比して大きくなるように形成されていることを特徴とする。
また、第5の発明は、第1乃至第3の発明において、
前記制御軸は、直線上に並んだ複数の気筒を縦断するように配置され、
前記動力伝達機構は、気筒と気筒の間に配置されることを特徴とする。
第1の発明によれば、制御軸とアクチュエータとの間に介在する動力伝達機構に、ウォームホイルと、そのウォームホイルと中心軸を共用する平歯ギヤとを含めている。ここでは、ウォームホイルと平歯ギヤとが同一平面内に配置されているため、それらの配置に必要な軸方向のスペースを十分に小さくすることができる。
第2の発明によれば、ウォームホイルと平歯ギヤをハイブリッドギヤとして一体化することにより、簡単な構造により、それらを同一平面内に配置し、その結果、それらの配置に必要なスペースを小さくすることができる。
第3の発明によれば、平歯ギヤと噛み合う第2平歯ギヤについても、ギヤ歯は、その外周の一部、つまり、動力の伝達に必要な部分にのみ形成される。このような構成によれば、ギヤ歯の存在しない部分における設計の自由度が増し、更なる軽量化を実現することができる。
第4の発明によれば、ウォームホイルが平歯ギヤより大きな径を有しているため、電動モータから制御軸へ、大きな減速比でトルクを伝達することができる。このため、本発明によれば、電動モータの定格を十分に小さくすることができる。
第5の発明によれば、動力伝達機構を気筒間に配置することができる。本発明における動力伝達機構は、十分に小型化されているため、気筒間のスペース内に収めることができる。また、そのような構成によれば、内燃機関の全長を抑えて、内燃機関自身の搭載性を改善することができる。
実施の形態1.
[実施の形態1の全体構成]
図1は、本発明の実施の形態1の可変動弁システムの全体構成を説明するための斜視図である。本実施形態のシステムは、直列4気筒式の内燃機関に組み合わされるものであり、個々に気筒に対応して設けられた4つの可変動弁機構10を有している。可変動弁機構10は、各気筒に配置された吸気弁を、所望の開弁特性を実現しつつ、より具体的には、開弁期間(作用角)およびリフト量を所望の値に変化させつつ、カムの回転に合わせて開閉させるための機構である。
可変動弁機構10は、カムの回転と同期して揺動する揺動アーム12を備えている。揺動アーム12は、後述するように、個々の吸気弁を開弁方向に押圧するための部材である。本実施形態では、内燃機関の個々の気筒に、図示されない吸気弁が2つずつ配置されることから、個々の可変動弁機構10にも、揺動アーム12が2つずつ備えられている。
可変動弁機構10には、2つの揺動アームを貫くように、制御軸(図1には非表示)が貫通している。この制御軸は、4つの可変動弁機構10の全てを同様に貫通して、内燃機関の4つの気筒を全て縦断するように配置されている。4つの可変動弁機構10は、その制御軸が回転自在に保持されることにより、内燃機関のシリンダヘッド14に装着されている。
シリンダヘッド14には、また、4つの気筒を縦断するようにカムシャフト16が配置されている。カムシャフト16には、4つの気筒のそれぞれに対応するカム18が設けられている。可変動弁機構10は、後述するように、そのカムの回転に伴って、所望の揺動範囲において揺動アーム12を揺動させることができる。
また、シリンダヘッド14には、モータアクチュエータ20と、その出力軸に連結する動力伝達機構22とが組み込まれている。動力伝達機構22は、モータアクチュエータ20の出力トルクを、上述した制御軸に伝達するための機構である。制御軸は、その出力トルクの伝達を受けることにより、任意の方向に回転することができる。
可変動弁機構10は、制御軸の回転位置に応じて吸気弁の開弁特性を変化させるように構成されている。このため、本実施形態のシステムによれば、モータアクチュエータ20を回転させて制御軸の回転位置を適当に変化させると、その結果、吸気弁の開弁特性を適当に変化させることができる。
[可変動弁機構の構成および動作]
次に、図2を参照して、可変動弁機構10の構成をより詳細に説明する。図2は、図1中にII矢視で示した仮想平面において可変動弁システムを切断することで得られる可変動弁機構10の側面図である。
図2において、符号24を付して示す部材は、上述した制御軸である。この図に示すように、制御軸24は、可変動弁機構10の中央部を貫通するように設けられている。可変動弁機構10は、制御軸24に固定されるコントロールアーム26を備えている。コントロールアーム26には、回転軸28を介して中間アーム30が連結されている。中間アーム30の端部にはスライドローラ32が装着されている。
既述した通り、可変動弁機構10は、2つの揺動アーム12を備えている。それら2つの揺動アーム12の間にはスライドアーム34が配置されている。揺動アーム12とスライドアーム34は、互いに一体化された状態で、制御軸12の回りを自在に回動することができる。
制御軸24の外周には、ロストモーションスプリング36が装着されている。ロストモーションスプリング36は、その一端が揺動アーム12に掛留められており、揺動アーム12の先端部を図2における時計回り方向に付勢している。揺動アーム12はスライドアーム34と一体化されているため、その付勢力は、スライドアーム34をカム18の方向に押しつける力として作用する。
スライドアーム34は、上記の付勢力を受けて、中間アーム30のスライドローラ32に当接している。また、中間アーム30は、その付勢力を受けて、カム18と当接した状態を維持している。このように、可変動弁機構10においては、ロストモーションスプリング36の発する付勢力により、スライドローラ34とカム18との機械的な当接が常に維持されている。
この状態でカム18が回転し、カムノーズが中間アーム30を押圧し始めると、中間アーム30は、回転軸28を支点として、スライドローラ32を下方へ押し下げるように回動する。この際、スライドローラ32は、スライドアーム34の表面上を転動しながら、スライドアーム34及び揺動アーム12を図2における反時計回り方向に回転させる。
反時計回りの回動は、カム18の作用点がカムノーズのピークに達するまで継続する。そして、カム18の作用点がカムノーズのピークを超えると、中間アーム30が元の位置に戻り始めることにより、スライドアーム34および揺動アーム12の回動方向が、図2における時計回り方向に反転する。カム18の回転中は、以上の動作が繰り返されることにより、その回転と同期した揺動が揺動アーム12に発生する。
揺動アーム12の下方には、ロッカーアーム38が配置されている。ロッカーアーム38の一端は、油圧ラッシュアジャスタ40により支持されている。また、ロッカーアーム38の中央部分には、揺動アーム12と当接するローラ42が設けられている。更に、ロッカーアーム38の他端には、弁軸44が連結されている。
弁軸44は、その下端において吸気弁46に固定されていると共に、図示しないバルブスプリングによって閉弁方向に付勢されている。ロッカーアーム38は、そのバルブスプリングの付勢力により、揺動アーム12と当接する方向に押圧されている。
揺動アーム12には、制御軸24に対して同心円形状に設けられた同心円部分48と、その同心円部分48に隣接する押圧部分50とが設けられている。揺動アーム12は、基準の状態では、同心円部分48をロッカーアーム38に当接させている(図2に示す状態)。この場合、揺動アーム12は、ロッカーアーム38の状態を変えずに回動することができる。
ロッカーアーム38との当接点は、揺動アーム12が図2に示す反時計回り方向に回動するに連れて、同心円部分48と押圧部分50との境界に近づき、やがては押圧部分50に移行する。揺動アーム12が、押圧部分50においてロッカーアーム38と当接する状況下では、揺動アーム12の回転角が増すに連れてロッカーアーム38が開弁方向に押圧される。その結果、吸気弁46に開弁リフトが与えられる。
揺動アーム12は、上述した通り、カム18の回転と同期して揺動する。そして、揺動アーム12が揺動する過程において、押圧部分50がロッカーアーム38に接する領域では、揺動アーム12の回転に伴って吸気弁46に開弁リフトが生ずる。このため、可変動弁機構10によれば、カム18の回転中に、その回転動作と同期した状態で吸気弁40を開閉動作させることができる。
ところで、可変動弁機構10は、制御軸24の回転位置に応じて、揺動アーム12の基準の回転位置を変化させるように構成されている。具体的には、図2に示す状況下で、制御軸24が時計回り方向に回転させられると、カム18による規制を受けながら中間アーム30の姿勢が変化するのに伴い、スライドアーム34および揺動アーム12の姿勢も、時計回り方向に変化する。つまり、揺動アーム12の基準位置が、図2に示す位置より、時計回り方向に所定角度だけ回転した位置に変化する。
揺動アーム12の基準位置がこのように変化すると、ロッカーアーム38が押圧され始めるまでに揺動アーム12に与えるべき回動量は増加する。カム18の回転に伴う揺動アーム12の揺動幅はほぼ一定であるから、上記の回動量が増えれば、現実にロッカーアーム38を押し下げるために利用される回転角は小さくなる。このため、吸気弁46の作用角及びリフト量は、制御軸24が図2における時計回り方向に回動されるほど小さなものとなる。
制御軸24が図2における反時計回り方向に回動されると、上述した現象と逆の現象が生ずる。このため、可変動弁機構10によれば、制御軸24が反時計回り方向に回動されるほど、吸気弁46の作用角及びリフト量が増大する。このように、本実施形態のシステムによれば、制御軸24の回転位置を変化させることにより、吸気弁46の作用角及びリフト量を、自由に増減させることが可能である。
[実施の形態1の特徴]
本実施形態の可変動弁システムは、既述した通り、モータアクチュエータ20を適当に駆動することにより、制御軸24の回転位置を適当に制御することができる。ここで、本実施形態のシステムは、モータアクチュエータ20の出力トルクを制御軸24に伝達するための動力伝達機構22を、十分に薄型化したうえで第2気筒と第3気筒の間のスペース内に収納している(図1参照)点に特徴を有している。
以下、図3を参照して、その特徴点を詳細に説明する。図3は、図1中にIII矢視で示した仮想平面において可変動弁システムを切断することで得られる動力伝達機構の側面図である。図3に示すように、動力伝達機構22は、モータアクチュエータ20の出力軸52と共に回転するウォームギヤ54を有している。ウォームギヤ54は、その軸方向に螺旋状に刻まれたギヤ歯を有しており、ハイブリッドギヤ56と噛み合わされている。
ハイブリッドギヤ56は、その外周の一部にウォームホイル58を備えていると共に、ウォームホイル58と重ならない位置に平歯ギヤ60を備えている。ウォームホイル58には、軸方向に対して斜めに傾斜したギヤ歯が等間隔で複数刻まれている。ハイブリッドギヤ56は、そのウォームホイル58において、上述したウォームギヤ54と連結されている。
ウォームホイル58と平歯ギヤ60とは、互いに同一平面内に配置された同心円となるように形成されている。より具体的には、ウォームホイル58と平歯ギヤ60とは、回転軸62を中心として、同一平面内で一体物として回転するように構成されている。平歯ギヤ60には、第2平歯ギヤ64が噛み合わされている。第2平歯ギヤ64は、制御軸24の周囲に固定されている。このため、動力伝達機構22によれば、モータアクチュエータ20の発生する出力トルクを、ウォームギヤ54、ハイブリッドギヤ56および第2平歯ギヤ64を介して制御軸24に伝達することができる。
以上説明した通り、本実施形態のシステムでは、ウォームホイル58と平歯ギヤ60とが、一体化された状態で、同一平面内に配置されるように構成されている。単一の回転軸回りにウォームホイルと平歯ギヤとを形成する場合は、それらのギヤがそれぞれ準備され、互いに重ね合わされた状態で用いられるのが一般的である。
これに対して、上述した構成によれば、ギヤ歯の重ね合わせが不要となることから、それらを収納するために厚さ方向(軸方向)に確保するべきスペースを、一般的な場合に比して十分に小さく(薄く)することができる。このため、本実施形態のシステムによれば、動力伝達機構22に対して、優れた搭載性を付与することができる。
また、本実施形態のシステムでは、ウォームホイル58の径が平歯ギヤ60の径に比して大きくなるようにハイブリッドギヤ56が形成されている。このような構成によれば、モータアクチュエータ20から制御軸24へ向かう正方向の動力伝達を、大きな減速比で行うことができる。
ウォームギヤ54とウォームホイル58との組み合わせによれば、一般的な特性として、正方向に高い減速比を得ることができる。本実施形態のシステムによれば、そのような減速比に比して、正方向の減速比を更に高めることができる。このため、本実施形態のシステムによれば、モータアクチュエータ20の体格を十分に小型化しつつ、制御軸24の駆動に必要な動力を確保することができる。
また、本実施形態のシステムでは、ウォームホイル58、平歯ギヤ60、および第2平歯ギヤ64を、それぞれ制御軸24の制御に必要な幅だけ設けることとしている。すなわち、本実施形態における制御軸24は、吸気弁46の開弁特性を最大リフト特性と最小リフト特性との間で変化させるのに必要な範囲で回転することができれば十分である。そして、制御軸24をそのような範囲で回転させるうえでは、ウォームホイル58や平歯ギヤ60、更には第2平歯ギヤ64は、360°の全域に設ける必要はない。
そこで、本実施形態では、それらのギヤ歯を動力伝達に必要な角度範囲にのみ設けると共に、ギヤ歯の不要な箇所からは可能な限りギヤ鋼材自体を切削して、動力伝達機構22の軽量化を図ることとした。その結果、本実施形態のシステムでは、十分な軽量化が実現されている。また、このような構成によれば、それぞれのギヤ歯の慣性モーメントが減るため、応答性の向上効果をも得ることができる。
また、本実施形態のシステムでは、上述した通り、ウォームホイル58の回転軸62を制御軸24とは別に設けて、ウォームホイル58と制御軸24の間に平歯ギヤ60と第2平歯ギヤ64とを介在させることとしている。このような構成によれば、ウォームホイル58のサイズや配置に大きな自由度を高めることができる。その結果、カム18との干渉を避けながらウォームホイル58に大きな径を確保することなどが可能となる。また、このような構成によれば、モータアクチュエータ20の搭載位置に関する自由度も高めることができる。
更に、上述した構成によれば、平歯ギヤ60および第2平歯ギヤ64が存在していることにより、ウォームギヤ54とウォームホイル58の間に作用するトルクが減少する。このため、本実施形態のシステムによれば、ウォームギヤ54及びウォームホイル58の摩擦ロスや摩耗を十分に低減することができる。
ところで、上述した実施の形態1においては、動力伝達機構22及びモータアクチュエータ20を、第2気筒と第3気筒の間に配置することとしているが、その搭載位置はこれに限定されるものではない。すなわち、それらの機構は、第1気筒と第2気筒との間、或いは第3気筒と第4気筒との間など、他の気筒間のスペースに配置することとしても、更には、内燃機関の端部に余裕がある場合には、その端部に配置することとしてもよい。
本発明の実施の形態1の可変動弁システムの全体構成を説明するための斜視図である。 図1中にII矢視で示した仮想平面において可変動弁システムを切断することで得られる可変動弁機構の側面図である。 図1中にIII矢視で示した仮想平面において可変動弁システムを切断することで得られる動力伝達機構の側面図である。
符号の説明
10 可変動弁機構
12 揺動アーム
14 シリンダブロック
16 カムシャフト
18 カム
20 モータアクチュエータ
22 動力伝達機構
24 制御軸
26 コントロールアーム
30 中間アーム
34 スライドアーム
38 ロッカーアーム
46 吸気弁
54 ウォームギヤ
56 ハイブリッドギヤ
58 ウォームホイル
60 平歯ギヤ
64 第2平歯ギヤ

Claims (5)

  1. 制御軸の回転位置に応じて弁体の開弁特性を変化させる可変動弁機構と、
    前記制御軸を回転させるためのアクチュエータと、
    前記制御軸と前記アクチュエータとの間に介在する動力伝達機構とを備え、
    前記動力伝達機構は、
    ウォームホイルと、
    中心軸を前記ウォームホイルと共用する平歯ギヤとを備え、
    前記ウォームホイルと前記平歯ギヤとは同一平面内に配置されていることを特徴とする可変動弁システム。
  2. 前記アクチュエータは電動モータであり、
    前記動力伝達機構は、
    前記電動モータの出力軸と共に回転するウォームギヤと、
    前記制御軸と共に回転する第2平歯ギヤと、
    前記ウォームギヤと前記第2平歯ギヤとの間に配置されるハイブリッドギヤとを備え、
    前記ハイブリッドギヤは、
    その外周の一部に前記ウォームホイルを備え、その外周の他の部分に前記平歯ギヤを備えることを特徴とする請求項1記載の可変動弁システム。
  3. 前記第2平歯ギヤは、その外周の一部にのみギヤ歯を備えていることを特徴とする請求項2記載の可変動弁システム。
  4. 前記ウォームホイルと前記平歯ギヤとは、互いに同心円となるように、かつ、前記ウォームホイルの径が前記平歯ギヤの径に比して大きくなるように形成されていることを特徴とする請求項2または3記載の可変動弁システム。
  5. 前記制御軸は、直線上に並んだ複数の気筒を縦断するように配置され、
    前記動力伝達機構は、気筒と気筒の間に配置されることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項記載の可変動弁システム。
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