JP4046077B2 - 内燃機関の動弁装置 - Google Patents

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Description

本発明は、内燃機関の動弁装置に関する。
一般の内燃機関の吸気弁及び排気弁は、内燃機関のクランク軸から取り出された動力によって開閉駆動されている。近年では電動機によって吸気弁や排気弁を開閉駆動することが試みられている。例えば、カム軸をステッピングモータで回転駆動して吸気弁を開閉させる動弁装置が提案されている(特許文献1)。その他に、本発明に関する先行技術文献として特許文献2が存在する。
特開平8−177536号公報 特開昭59−68509号公報
カム機構を電動機で駆動して吸気弁や排気弁を開閉する場合、各弁に設けられたバルブスプリングの反発力によってカム機構に付加されるトルク(以下、バルブスプリングトルクと呼ぶ。)に抗する駆動力を電動機から出力する必要がある。このため、バルブスプリングトルクが大きくなると、消費電力の増加や電動機定格の増大を招く。
そこで、本発明は、カム機構を駆動するための電動機に要求される定格出力やその消費電力を抑えることが可能な内燃機関の動弁装置を提供することを目的とする。
本発明の内燃機関の動弁装置は、電動機の回転運動をカム機構により直線運動に変換して、シリンダ開閉用の弁手段をバルブスプリングに抗して駆動する内燃機関の動弁装置において、前記弁手段を駆動する際に前記バルブスプリングから前記カム機構へ付加されるトルクを低減するように作用する反トルクを前記カム機構に付加するトルク低減機構を備え、前記トルク低減機構は、前記カム機構のカムの回転速度に対して1/N倍(但し、Nは整数)の回転速度で連動して回転し、表面にカム面が形成された反位相カムと、前記カム面に接触するカム押え部材と、前記カム押え部材を前記反位相カムのカム面に向かって付勢する付勢部材とを具備し、前記反位相カムの前記カム面の輪郭は、前記バルブスプリングの反力によって前記カム機構に付加されるバルブスプリングトルクと前記弁手段の運動に伴って前記カム機構に付加される慣性トルクとを合成した合成トルクを相殺する反トルクが前記付勢部材から前記反位相カムに付加されるように設定されていることにより、上述した課題を解決する(請求項1)。
本発明の動弁装置においては、カム機構がバルブスプリングの反力に抗して弁手段を開閉する際に、弁の開閉運動に同期して周期的に変動するトルクがカム機構に付加される。このトルクを相殺する反トルクをトルク低減機構がカム機構に付加することにより、電動機に負荷として作用するトルクを減少させ、かつその変動も抑えることができる。また、慣性トルクも考慮して反トルクが設定されるので、電動機に負荷として作用するトルクの変動をより小さく抑えることができる。これにより、特に慣性トルクが大きくなる内燃機関の高回転時に弁手段の制御精度を向上させ、内燃機関の吸気又は排気特性を目標とする特性に精度よく制御することができる。低回転時においても吸気弁又は排気弁の動作特性をより開く方向に変化させることができ、それにより低回転時における吸気効率や排気効率を十分に向上させることができる。
本発明の動弁装置において、トルク低減機構の反位相カムに設けられるべきカム面は、本発明によって付加される反トルクの変化特性によって特徴付けることができる。すなわち、前記カム機構が前記弁手段に対して最大リフト量を与えるときの前記カム機構のカムの周方向の位置を境として、前記カム機構のカムが前記バルブスプリングの反力により回転方向と逆方向に押し戻される側に位置している間は前記付勢部材から付加される反トルクが前記反位相カムを前記回転方向に押し出す方向に作用し、前記カム機構のカムが前記バルブスプリングの反力により回転方向に押し出される側に位置している間は前記反トルクが前記反位相カムを前記回転方向と逆方向に押し戻す方向に作用するとともに、前記カム機構が前記弁手段に対して最大リフト速度を与える位置を境として、前記リフト速度が増加する範囲に前記カム機構のカムが位置している間は前記バルブスプリングトルクのみを相殺するために必要な反トルクよりも相対的に大きな反トルクが前記反位相カムに作用し、前記リフト速度が減少する範囲に前記カム機構のカムが位置している間は前記バルブスプリングトルクのみを相殺するために必要な反トルクよりも相対的に小さな反トルクが前記反位相カムに作用するように、前記反位相カムのカム面の輪郭が設定されてもよい。
本発明の上記態様において、「相殺」の概念はカム機構に作用するトルクを反トルクによって低減する場合、及びそのトルクを完全に解消することのいずれの場合も含む。
本発明によれば、バルブスプリングからカム機構に作用するトルクをトルク低減機構がカム機構に付加する反トルクによって低減することができるので、電動機に負荷として作用するトルクを減少させ、かつそのトルクの変動も抑えることができる。従って、カム機構を駆動するために電動機に対して要求される出力を小さくでき、電動機の消費電力を抑え、電動機に要求される定格出力を低下させることができる。これにより、トルク低減機構が省略される場合と比較して小型の電動機を使用することが可能となる。
(参考例)
図1は本発明の理解を助ける参考例に係る動弁装置を示している。図1の動弁装置11A、11Bは多気筒レシプロ式の内燃機関に組み込まれる。この内燃機関において、一つのシリンダ1の2本の吸気弁(弁手段)2が一つの動弁装置11Aにて駆動され、同一シリンダ1の2本の排気弁(弁手段)3が別の動弁装置11Bにて開閉駆動される。図示を省略した他のシリンダに関しても同様に吸気弁及び排気弁が互いに異なる動弁装置11A、11Bにて開閉駆動される。吸気側の動弁装置11Aと排気側の動弁装置11Bとは基本的に同一の構成を有しており、以下では吸気側の動弁装置11Aについて説明する。
吸気側の動弁装置11Aは、駆動源としての電動機(以下、モータと呼ぶ。)12と、モータ12の回転運動を伝達する伝達機構としてのギア列13と、ギア列13から伝達された回転運動を吸気弁2の直線的な開閉運動に変換するカム機構14とを備えている。モータ12には、回転速度の制御が可能なDCブラシレスモータ等が使用される。モータ12には、その回転位置を検出するためのレゾルバ、ロータリエンコーダ等の位置検出センサ(不図示)が内蔵されている。ギア列13は、モータ12の出力軸(不図示)に取り付けられたモータギア15の回転を中間ギア16を介してカム駆動ギア17に伝達する。ギア列13はモータギア15とカム駆動ギア17とが互いに等しい速度で回転するように構成されてもよいし、モータギア15に対してカム駆動ギア17を増速又は減速させるように構成されてもよい。
図2にも示したように、カム機構14は、カム駆動ギア17と同軸かつ一体回転可能に設けられたカム軸20と、カム軸20に一体回転可能に設けられた二つのカム21と、各カム21に対応してロッカーアーム軸23の回りに揺動可能に支持された一対のロッカーアーム24とを備えている。カム21はカム軸20と同軸の円弧状のベース円21bの一部を半径方向外側に向かって膨らませてノーズ21aを形成した板カムの一種として形成されている。カム21のプロファイルはその全周に亘って負の曲率が生じないように、つまり半径方向外側に向かって凸曲面を描くように設定されている。
各カム21はロッカーアーム24の一端部24aと対向する。各吸気弁2はバルブスプリング28の圧縮反力によってロッカーアーム24側に付勢され、それにより吸気ポートのバルブシート(不図示)に吸気弁2が密着して吸気ポートが閉じられる。ロッカーアーム24の他端部24bはアジャスター29と接している。アジャスター29がロッカーアーム24の他端部24bを押し上げることにより、ロッカーアーム24はその一端部24aが吸気弁2の上端部と接触した状態に保たれる。
以上のカム機構14においては、モータ12の回転運動がギア列13を介してカム軸20に伝達されると、カム軸20と一体にカム21が回転し、ノーズ21aがロッカーアーム24を乗り越える間にロッカーアーム24がロッカーアーム軸23の回りに一定範囲で揺動する。これにより、ロッカーアーム24の一端部24aが押し下げられ、吸気弁2がバルブスプリング28に抗して開閉駆動される。
図1に示すように、動弁装置11Aにはトルク低減機構30が設けられている。トルク低減機構30はバルブスプリング28が吸気弁2を閉方向に押し戻す力に基づいてカム機構14に作用するトルク(バルブスプリングトルクと呼ぶ。)を低減するために設けられている。図3に詳しく示すように、トルク低減機構30は、カム軸20と一体に回転可能な反位相カム31と、その反位相カム31と対向して配置されたトルク付加装置32とを備えている。反位相カム31の外周面はカム面31aとして構成されている。トルク付加装置32は、ハウジング33と、そのハウジング33から反位相カム31に向かって突出可能な状態でハウジング33に収容された押え部材としてのリフタ34と、リフタ34とハウジング33との間に圧縮状態で装着されてリフタ34を反位相カム31のカム面31aに押し付ける付勢部材としてのスプリング35とを備えている。
図4に実線で示すように、反位相カム31のカム面31aは、カム軸20と同軸の一定半径の円弧(これをベース円と呼ぶ。)を描いて延びる円弧部31bと、その円弧部31bよりも中心側に後退した後退部31cとを備えている。このようなカム面31aの形状(カムプロファイル)はバルブスプリングトルクに基づいて設定される。以下、カム面31aの設計について説明する。
バルブスプリングトルクTv(N・m)は、バルブスプリング28の圧縮反力をFs(N)、カム軸20が単位角度回転するときの吸気弁2のリフト速度をVv(m/rad)としたときに下式(1)から算出される。
〔数1〕
Tv=Fs×Vv …(1)
なお、リフト速度Vvについては内燃機関の回転速度によって異なるため、いずれかの回転速度におけるリフト速度Vvを代表して使用する必要がある。リフト速度Vvが大きいほどバルブスプリングトルクTvも増加するため、モータ12の絶対的な負荷を減らすためには内燃機関がなるべく高い速度で回転している時のリフト速度Vvを用いることが望ましく、最適には内燃機関において許容されている最高回転数のときのリフト速度Vvを用いるとよい。
圧縮反力Fs及びリフト速度Vvと、カム21の位相(カム角)との間には例えば図5に示すような相関関係がある。この例において、圧縮反力Fsに関しては吸気弁2を閉位置へ押し戻す方向を正方向にとり、リフト速度Vvは吸気弁2が開く方向へ動作する方向への速度を正方向にとっている。また、バルブスプリングトルクはカム21をモータ12による回転方向と逆方向に押し戻す方向のトルクを正方向にとっている。図5に示すように、吸気弁2のリフト速度Vvはリフト(開動作)が開始される位置P1から上昇を開始し、リフト途中でピークを迎える。そして、吸気弁2の最大リフト量が得られる図5の縦軸位置P2、つまりカム21のノーズ21aの先端がカムフォロア25との接触点に達する位置にてリフト速度Vvは零に復帰し、その後は吸気弁2が閉じる途中にリフト速度Vvが負方向のピークを迎え、吸気弁2が完全に閉じる位置P3でリフト速度Vvが零に戻る。なお、リフト速度Vvの変化は2本の吸気弁2において互いに等しいものとする。
一方、バルブスプリング28は吸気弁2が完全に閉じている初期状態においても幾らか圧縮されているため、その圧縮反力Fsは初期状態において正方向に一定の初期値を持っている。吸気弁2が開く位置P1からは圧縮反力Fsが初期値よりも徐々に上昇し、最大リフト位置P2にて圧縮反力Fsはピークに達する。最大リフト位置P2から吸気弁2が完全に閉じる位置P3までの間は圧縮反力Fsが初期値に向かって徐々に減少する。このようなリフト速度Vvと圧縮反力Fsとを乗算すれば図5に実線で示したようなバルブスプリングトルクTvが得られる。バルブスプリングトルクTvの波形はリフト速度Vvの波形と比較して正負のそれぞれのピークが最大リフト位置P2に偏ったような波形である。
カム機構14に作用するバルブスプリングトルクTvを相殺するためには、トルク低減機構30から図5の破線で示したようなバルブスプリングトルクTvと逆位相で相補的な反トルクをカム軸20に付加すればよい。そのような反トルクは、カム機構14が吸気弁2に対して最大リフト量を与えるカム21の位置P2を境として、カム21がバルブスプリング28の反力により回転方向と逆方向に押し戻される側に位置している間(P1〜P2)は反位相カム31をその回転方向に押し出す方向に作用し、カム21がバルブスプリング28の反力により回転方向に押し出される側に位置している間(P2〜P3)は反位相カム31を回転方向と逆方向に押し戻す方向に作用することになる。
トルク低減機構30が付加する反トルクは、スプリング35の圧縮反力とリフタ34のリフト速度との積によって与えられるから、まずスプリング35の圧縮反力(ばね力)を適宜に設定し、図5に示した逆位相のトルクをそのスプリング35の圧縮反力で除することにより、反位相カム31によるリフタ34のリフト速度を求めることができる。そして、求めたリフト速度を積分すればカム21の位相に対する反位相カム31のリフト量が取得でき、取得したリフト量から反位相カム31のカム面31aの形状(プロファイル)を決定することができる。図4に実線で示すカム面31aのプロファイルはこのような手順により得られたものである。
さらに、反位相カム31をカム軸20に取り付ける際には、吸気弁2のリフト量が最大になるときにリフタ34がカム面31aの後退部31cの最も低い位置にあるように反位相カム31を周方向に位置決めすればよい。以上のように反位相カム31のプロファイル、及びカム軸20に対する周方向の取付位置を設定することにより、バルブスプリングトルクTvを相殺するトルクをトルク低減機構30からカム機構14に付加することができる。これによりモータ12に要求される出力を減少させ、モータ12の消費電力を抑え、定格出力が小さいコンパクトなモータ12を使用することが可能となる。
以上に説明した動弁装置11Aでは二つの吸気弁2のバルブスプリング28のそれぞれから付加されるバルブスプリングトルクを単一の反位相カム31に付加されるトルクにて打ち消すものである。従って、反位相カム31のカム面31aを設計する際には、二本のバルブスプリング28のそれぞれの圧縮反力の和を圧縮反力Fsとして使用することになる。
以上では吸気弁2を駆動するための動弁装置11Aについて説明したが、排気弁3を駆動するための動弁装置11Bについても同様にしてトルク低減機構30を設けることができる。なお、一つのカム軸20に複数のカム21が設けられる場合において、カム軸20には単一の反位相カム31を設けてもよいし、カム21と同数の反位相カム31を設けてもよい。動弁装置11Bにおいて、複数のカム21に対して反位相カム31を一つだけ設ける場合には上記と同様に各バルブスプリング28の圧縮反力の和を圧縮反力Fsとしてカム面31aのプロファイルを設計すればよい。カム21と同数の反位相カム31をカム軸20上に設ける場合には、各反位相カム31のカム面31aのプロファイルを、その反位相カム31で相殺すべきバルブスプリングトルクを発生するバルブスプリング28の圧縮反力と排気弁3のリフト速度とに基づいて設計すればよい。
次に、図6〜図8を参照して本発明の実施形態を説明する。形態は、吸気弁2又は排気弁3が開閉駆動される際の往復運動部品の慣性力を考慮して反位相カム31のカムプロファイルを設計するものである。なお、動弁装置11A、11Bの機械的構成は参考例と同様である。
カム機構14を介して吸気弁2又は排気弁3を開閉させる場合、これらの弁2、3に伴ってロッカーアーム24やバルブスプリング28等が往復運動することにより慣性力が発生し、カム機構14にはバルブスプリングトルクに加えて慣性トルクが作用する。内燃機関の回転速度が低い場合にはバルブスプリング28の圧縮反力に基づくバルブスプリングトルクと比較して慣性トルクが十分に小さいが、特に高回転域では慣性トルクの影響が比較的大きくなり、吸気弁2や排気弁3の動弁特性に無視し得ない影響を与えることがある。そこで、この形態では慣性トルクを考慮して反位相カム31のカム面31aの形状を設計している。
慣性トルクの影響を考慮した反位相カム31のカム面31aは、バルブスプリングトルクと慣性トルクとに基づいて、例えば図3に破線で示すようなプロファイルに設定される。慣性トルクTa(N・m)は、慣性力をFa(N)及びカム21のリフト速度をVv(m/rad)としたときに下式(2)から算出される。
〔数2〕
Ta=Fa×Vv …(2)
慣性力Faは、バルブ側等価質量をWe(kg)、吸気弁2又は排気弁3の加速度(バルブ加速度)をVa(m/s2)としたときに下式(3)から算出される。なお、バルブ加速度は内燃機関の回転数によって異なるため、ここでは内燃機関の最高回転数(例えば6000r.p.m.)のときの加速度を使用する。回転数が高いほど慣性トルクの影響が大きく現れるためである。
〔数3〕
Fa=We×Va …(3)
バルブ側等価質量Weは、カム機構14によって往復駆動される部品の合計質量であり、図1の動弁装置11Aにおいては、吸気弁2、バルブスプリング28及びロッカーアーム24等の各質量の和である。排気側の動弁装置11Bにおいても同様である。
慣性トルクTaと、慣性力Faの影響を考慮していないバルブスプリングトルクTv(図5に示したものと同じ)とを重ね合わせることにより、図6(a)に示すような合成トルクTの波形が得られる。図6(a)において位置P1〜P3は図5と同じであり、位置Paは吸気弁2又は排気弁3に開方向の最大リフト速度が与えられる位置を、位置Pbは吸気弁2又は排気弁3に閉方向の最大リフト速度が与えられる位置をそれぞれ示している。合成トルクTは、バルブスプリングトルクTvの波形に対して、位置P1〜Pa間の領域A、及び位置P2〜Pb間の領域Cにおいて正(+)方向の慣性トルクTaを、位置Pa〜P2間の領域B、及び位置Pb〜P3間の領域Dにおいて負(−)方向の慣性トルクTbをそれぞれ重ね合わせた波形となる。
(2)式及び(3)式より明らかなように、慣性トルクTaの向きは、リフト速度Vvとバルブ加速度Vaとの積によって定まる。リフト速度Vv(不図示)は、図6(a)の領域A、Bの境界(図中の左側の破線)で極大値、領域B、Cの境界(図中の縦軸)でほぼ0、領域C、Dの境界(図中の右側の破線)で極小値となる一方、リフト速度Vvを微分して得られるバルブ加速度Va(不図示)は、領域A、Dで正の値、領域B、Cで負の値となる。従って、リフト速度Vvとバルブ加速度Vaとの積は、領域A、Cで正の値、領域B、Dで負の値となり、図6(a)のような合成トルクTが得られる。
図6(a)に示した合成トルクTを打ち消すためには、同図(b)に示した逆位相の反トルクをトルク低減機構30からカム軸20に付加すればよい。このような反トルクは、上述したバルブスプリングトルクTvのみを相殺するために必要な反トルク(図5の破線参照)と比較して次のような特徴を有している。すなわち、図6(b)の反トルクは、カム機構14が吸気弁2又は排気弁3に対して最大リフト速度を与える位置(図6(a)の位置Pa、Pb)を境として、リフト速度が増加する範囲(P1〜Pa、Pb〜P3)にカム21が位置している間はバルブスプリングトルクのみを相殺するために必要な反トルクよりも相対的に大きく、リフト速度が減少する範囲(Pa〜P2、P2〜Pb)にカム21が位置している間はバルブスプリングトルクTvのみを相殺するために必要な反トルクよりも相対的に小さくなる。
図6(b)の反トルクから反位相カム31のカム面31aのプロファイルを決定するためには、参考例と同様にスプリング35の圧縮反力を適宜に設定し、図6(b)に示した逆位相トルクを設定した圧縮反力で除することにより、反位相カム31によるリフタ34のリフト速度が得られる。このリフト速度を積分すればカム21の各位相に対応した反位相カム31のリフト量が取得され、反位相カム31のプロファイルを決定できる。
以上のように、慣性トルクを考慮して反位相カム31のプロファイルを設計した場合、図7(a)、(b)に示すような吸気弁2又は排気弁3のリフト特性が得られる。リフト形状の横軸はクランク角、縦軸はリフト量をそれぞれ示している。図7(a)は内燃機関の高速回転域におけるリフト特性を、図7(b)は低速回転域におけるリフト特性をそれぞれ示している。また、図7(a)、(b)において、実線は合成トルクTを考慮した反位相カム31による吸気弁2又は排気弁3のリフト特性を、破線は慣性トルクを考慮しない反位相カム31による吸気弁2又は排気弁3のリフト特性をそれぞれ示している。
図7(a)の破線で示したように、バルブスプリングトルクTvのみを考慮した反位相カム31では、トルク低減機構30からカム軸20に付加するトルクが不足するためにモータ12の回転が遅れてリフト量の立ち上がりが遅れる傾向にある。これに対して慣性トルクTaを考慮した反位相カム31によればリフト量の立ち上がりの遅れを解消できる(図7(a)の実線)。これにより、リフト形状と横軸とで囲まれた面積、いわゆる時間面積を大きくすることができ、吸気弁2や排気弁3を意図した通りの特性で動作させてこれらの制御精度を向上させることができる。また、図7(b)に実線で示したように、慣性トルクTaを考慮した反位相カム31によれば、低速回転域においてもモータトルクを付加することにより時間面積を大きくでき、吸気弁2又は排気弁3から十分に吸気又は排気することができる。
なお、内燃機関が最高回転数で運転されているときの慣性トルクに合わせて反位相カム31を設計した場合、カム角(位相)の変化に対するトルク変動が大きくなり、反位相カム31のカム面31aの曲率半径が小さくなる傾向がある。しかしながら、設計上の制約からそのような曲率半径の小さいカム面31aを形成できないことがある。この場合には、合成トルクT(図8の破線)と、バルブスプリングトルクTv(図8の一点鎖線)との中間のトルク特性(図8の実線)に基づいて反位相カム31のプロファイルを設定してもよい。これにより、反位相カム31のプロファイルの曲率半径が極端に小さくなることを回避できるので、慣性トルクTaを考慮しつつ設計上の制約を満足することができる。
本発明は上述した形態に限定されることなく、種々の形態にて実施してよい。トルク低減機構30の構成は一例であり、種々の変形が可能である。トルク低減機構30は、カム軸20と同軸上に配置される形態に限定されず、モータ12からカム軸20までの回転伝達経路のいずれかの位置にてトルクを付加できればよい。例えば、モータギア15と駆動ギア17との間に設けられた中間ギア16と同軸上に反位相カム31を設けてもよい。あるいは、モータ12からカム軸20までの回転伝達経路外に、カム軸20と噛み合って回転する軸をさらに追加し、その軸に反位相カム31を設けてもよい。但し、トルク低減機構30の反位相カム31が設けられるべき軸は、カム軸20の回転速度に対して1/N(但し、Nは整数)の回転速度で回転している必要がある。カム軸20に作用するバルブスプリングトルクや慣性トルクの周期はカム軸20の開閉運動と同一周期で変動するため、それらのトルクと同一の周期でトルク低減機構30からの反位相トルクを変化させるためには反位相カム31に対してカム軸20が整数倍の速度で回転している関係が成立する必要がある。なお、反位相カム31がカム軸20と等速で回転する場合には反位相カム31の一周をカム21の一周と対応付けてカム面31aのプロファイルを設定すればよいが、反位相カム31がカム軸20よりも遅い速度で回転する場合、つまりN≧2の場合には反位相カム31の1/N周をカム21の一周と対応付けて反位相カム31のプロファイルを決定すればよい。例えばN=3の場合、反位相カム31には図5又は図6(b)に示した反トルクに対応するプロファイルが周方向に3回繰り返し設けられることになる。
図2では一つのシリンダ1の2本の吸気弁2に対して一つのトルク低減機構30が設けられているが、トルク低減機構30を吸気弁2毎に分けて設けてもよい。排気側の動弁装置11Bのように複数の排気弁又は吸気弁を互いに異なる複数のカムにて個別に駆動する場合においても、図9に示すように二つのカム21に対して一つのトルク低減機構30を設けてもよい。このようにトルク低減機構30を複数のカム間で共用すれば、カム毎にトルク低減機構を設ける場合と比べてカム軸20の軸線方向に関する長さを短縮でき、動弁装置11A、11Bの設置スペースに対する制限を緩和できる。
なお、複数のカム21に対して一つのトルク低減機構30を設ける場合、図10に示すようにトルク低減機構30の反位相カム31をカム21同士の間に配置してもよい。この場合、図9の構成と比較してトルク低減機構30とカム21との間でカム軸20が負担するトルクを減少させてカム軸20の軸径を小さくできる。カム軸20の軸径が小さくなればカム軸20の慣性モーメントも減少し、モータ12の応答性が改善される。
本発明はシリンダ1毎に動弁装置11A、11Bを設ける例に限らない。複数のシリンダ1間でカム軸20を共用し、一本のカム軸20に対して一つのトルク低減機構30を設けてもよい。但し、複数のシリンダに跨ってカム軸20を設ける場合には、シリンダ1毎にカム21の位相がずれているため、カム軸20に作用するシリンダ毎のバルブスプリングトルクや慣性トルクを合成したトルクに基づいて反位相カム31のカムプロファイルを決定する必要がある。例えば、等間隔爆発を実現した4気筒の内燃機関において全てのシリンダ1間でカム軸20を共用する場合には、図11(a)に示すように各シリンダ1に対応するトルクがクランク角で180°ずれながらカム軸20に付加されるので、これらの波形を合成した図11(b)に示す合成トルクに基づいて反位相カム31のプロファイルを設定すればよい。
また、複数の吸気弁2又は排気弁3に対して一つのトルク低減機構30を設ける場合、トルク低減機構30のスプリング35の圧縮反力は、1本のバルブスプリング28の圧縮反力と吸気弁2又は排気弁3の本数との積に等しくすることが望ましい。トルク低減機構30のスプリング35の圧縮反力をこのように設定することにより、反位相カム31とカム21による吸気弁2又は排気弁3のリフト特性とを互いに一致させることができる。これにより、カム21が有している滑らかなプロファイルに基づいて反位相カム31のプロファイルを設定できるので、反位相カム31のプロファイルの曲率半径が極端に減少するおそれがない。
本発明の参考例に係る動弁装置を示す斜視図。 カム機構を示す斜視図。 図1の動弁装置に設けられるトルク低減機構の詳細を示す図。 図3の反位相カムのプロファイルを示す図。 カム角とバルブスプリングトルクとの相関関係の一例を示す図。 慣性トルクを考慮した場合のカム角と合成トルクとの相関関係の一例を示す図。 慣性トルクを考慮して反位相トルクを付加した場合におけるクランク角と吸気弁又は排気弁のリフト量との相関関係の一例を示す図。 反位相トルクをバルブスプリングトルクと合成トルクとの中間的な値に設定した場合のカム角とトルクとの相関関係の一例を示す図。 反位相カムの配置例を示す図。 反位相カムの他の配置例を示す図。 カム軸を複数のシリンダで共用した場合の合成トルクの波形を示す図。
符号の説明
1 シリンダ
2 吸気弁(弁手段)
3 排気弁(弁手段)
11A、11B 動弁装置
12 モータ(電動機)
13 ギア列
14 カム機構
20 カム軸
21 カム
24 ロッカーアーム
28 バルブスプリング
30 トルク低減機構
31 反位相カム
32 トルク付加装置
34 リフタ(押え部材)
35 スプリング(付勢部材)
T 合成トルク
Ta、Tb 慣性トルク
Tv バルブスプリングトルク
Vv リフト速度

Claims (2)

  1. 電動機の回転運動をカム機構により直線運動に変換して、シリンダ開閉用の弁手段をバルブスプリングに抗して駆動する内燃機関の動弁装置において、
    前記弁手段を駆動する際に前記バルブスプリングから前記カム機構へ付加されるトルクを低減するように作用する反トルクを前記カム機構に付加するトルク低減機構を備え
    前記トルク低減機構は、前記カム機構のカムの回転速度に対して1/N倍(但し、Nは整数)の回転速度で連動して回転し、表面にカム面が形成された反位相カムと、前記カム面に接触するカム押え部材と、前記カム押え部材を前記反位相カムのカム面に向かって付勢する付勢部材とを具備し、前記反位相カムの前記カム面の輪郭は、前記バルブスプリングの反力によって前記カム機構に付加されるバルブスプリングトルクと前記弁手段の運動に伴って前記カム機構に付加される慣性トルクとを合成した合成トルクを相殺する反トルクが前記付勢部材から前記反位相カムに付加されるように設定されていることを特徴とする内燃機関の動弁装置。
  2. 前記カム機構が前記弁手段に対して最大リフト量を与えるときの前記カム機構のカムの周方向の位置を境として、前記カム機構のカムが前記バルブスプリングの反力により回転方向と逆方向に押し戻される側に位置している間は前記付勢部材から付加される反トルクが前記反位相カムを前記回転方向に押し出す方向に作用し、前記カム機構のカムが前記バルブスプリングの反力により回転方向に押し出される側に位置している間は前記反トルクが前記反位相カムを前記回転方向と逆方向に押し戻す方向に作用するとともに、前記カム機構が前記弁手段に対して最大リフト速度を与える位置を境として、前記リフト速度が増加する範囲に前記カム機構のカムが位置している間は前記バルブスプリングトルクのみを相殺するために必要な反トルクよりも相対的に大きな反トルクが前記反位相カムに作用し、前記リフト速度が減少する範囲に前記カム機構のカムが位置している間は前記バルブスプリングトルクのみを相殺するために必要な反トルクよりも相対的に小さな反トルクが前記反位相カムに作用するように、前記反位相カムのカム面の輪郭が設定されていることを特徴とする請求項に記載の動弁装置。
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