JP4190069B2 - 内視鏡の先端部の組立方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は内視鏡の先端部の組立方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
可撓性の内視鏡挿入部の先端に配置された先端部本体に後方から穿設された孔には、挿入部内に全長にわたって挿通された光学繊維束やチューブ類等のような長尺の内蔵物の先端部分が差し込まれて接着固定されている。
【0003】
そのような内蔵物には、挿入部に形成された湾曲部が屈曲操作される等、挿入部が曲げたり伸ばしたりされる際に、軸線方向に引っ張り及び押し込みの大きな力が作用する。
【0004】
そのため、内視鏡を繰り返し使用しているうちに、先端部本体に対する内蔵物の接着固定部が外れたりぐらつきが出て、オーバーホールを必要とする重大故障が発生する場合がある。
【0005】
それを防止するために、先端部本体に形成された孔と内蔵物との接触面だけでなく、内蔵物が先端部本体の後端から出てきている表面部分にも接着剤を盛りつけて強度を補強していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、先端部本体の後端部分は、組立時に内蔵物の先端が接合された後で、挿入部を外装する管状部材の先端に設けられた接続管(一般に、湾曲部を構成する最先端の節輪)に着脱可能に嵌挿連結される。
【0007】
そのため、内蔵物が先端部本体の後端から出てきている表面部分に補強接着剤を盛りつける際には、補強接着剤が接続管と干渉しない程度に加減して盛りつけを行わなければならず、十分な補強強度を得ることができなかった。
【0008】
そこで本発明は、内蔵物が先端部本体の後端から出てきている表面部分に、挿入部外装管状部材の接続管と干渉しないように補強接着剤を十分に盛りつけて、長期の使用においても先端部本体から内蔵物先端が外れないだけの接合強度を確保することができる内視鏡の先端部の組立方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本発明の内視鏡の先端部の組立方法は、可撓性の内視鏡挿入部の先端に配置された先端部本体に、上記内視鏡の挿入部内に全長にわたって挿通された長尺の内蔵物の先端部分が接合され、上記挿入部を外装する管状部材の先端に設けられた接続管に上記先端部本体の後端部分が着脱可能に嵌挿連結された内視鏡の先端部の組立方法において、上記先端部本体に上記長尺の内蔵物の先端部分を接合し、上記先端部本体の後端部の外縁から後方に突出する状態に仮り止めテープを巻き付けて、その仮り止めテープ内に補強接着剤を充填した後、上記仮り止めテープを取り外して上記先端部本体と上記接続管を接続するようにしたことを特徴とする。
【0010】
なお、上記補強接着剤が、柔軟性を有する非硬化型の接着剤であってもよい。
【0011】
【発明の実施の形態】
図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図4は、内視鏡の全体構成を略示しており、可撓性の挿入部1の基端が操作部2に連結されている。
【0012】
挿入部1は、外力によって柔軟に曲がる可撓管3と、操作部2からの遠隔操作によって任意の方向に任意の角度曲げることができるように可撓管3の先端に連結された湾曲管4とからなる可撓性のある管状部材によって外装されていて、対物光学系6等を内蔵した先端部本体5が湾曲管4の先端に連結されている。
【0013】
対物光学系6による被写体の結像位置には固体撮像素子7が配置されていて、撮像信号を伝送するための信号ケーブル11が挿入部1内を通過する状態に配置されている。
【0014】
挿入部1内には、信号ケーブル11の他にも、後述する光学繊維束やチューブ類等の可撓性のある長尺な内蔵物が全長にわたって挿通配置されて、それらはいずれも操作部2内に達している。
【0015】
図3は、挿入部1の先端部分を示している。
対物光学系6と固体撮像素子7とが取り付けられた対物枠8は、先端部本体5に軸線と平行方向に形成された孔内に接合されており、その後端から信号ケーブル11が挿入部1内に引き通されている。
【0016】
12は、先端部本体5の先端面に配置されたノズル9に操作部2側から空気や水等を送るための複数のチューブであり、先端部本体5に後端側から穿設された孔内に、先端部分が差し込まれて接合固定されている。
【0017】
また、13は、被写体を照明する照明光を伝達するための照明用光学繊維束であり、その先端部分が先端部本体5に軸線と平行方向に形成された孔(図示せず)内に接合されている。
【0018】
41は、湾曲管4を構成する多数の節輪の中の最先端の節輪であり、隣り合う節輪どうしが回動自在にリベットで連結されて、湾曲管4が全体として任意の方向に屈曲可能に形成されている。
【0019】
節輪の外周面には網状管42が被覆され、さらにその外周面には弾力性のあるゴムチューブ等からなる外皮43が被覆されている。44は、操作部2から牽引操作される操作ワイヤの先端部分である。
【0020】
最先端の節輪41は、湾曲管4を先端部本体5と接続する接続管でもあり、最先端の節輪41の前半部分は先端部本体5の後端外周面5aに嵌合している(先端部本体5の後端外周面5aが、最先端の節輪41の前半部分に嵌挿されている)。
【0021】
そして、先端部本体5側に側面から嵌め込まれている雌ねじ駒46にねじ込まれた接続固定ネジ45によって、最先端の節輪41が先端部本体5から抜けないように連結固定されている。
【0022】
最先端の節輪41の内側の空間には、例えばシリコン系接着剤などのような柔軟性を有する非硬化型の補強接着剤20が、先端部本体5の後端面に密着し、最先端の節輪41内からはみ出さない状態に充填されていて、先端が先端部本体5に接合された内蔵物11,12,13…の表面部分に盛りつけられて、先端部本体5に対する接続強度を補強している。
【0023】
図1は、挿入部1を組み立てる際に補強接着剤20を充填する際の工程を示しており、挿入部1内に全長にわったって挿通配置される内蔵物(信号ケーブル11、チューブ12、照明用光学繊維束13の他、処置具挿通チャンネル14等)の先端部分はすでに先端部本体5に接合されている。
【0024】
そして、後で最先端の節輪41が嵌合する先端部本体5の後端外周面5a部分に、例えば粘着力の弱い粘着テープ等からなる仮り止めテープ21が後方に突出する状態に全周にわたって貼り付けられており、この仮り止めテープ21の内側に補強接着剤20が充填される。
【0025】
このとき、先端部本体5の後端面から後方への仮り止めテープ21の突出量を最先端の節輪41より小さくしておけば、その内側に充填される補強接着剤20が必ず最先端の節輪41の内側に納まる。
【0026】
このようにして、仮り止めテープ21の内側の空間内に補強接着剤20を充填してから仮り止めテープ21を剥がすと、図2に示されるように、内側の補強接着剤20がそのまま残された状態で、仮り止めテープ21だけを取り外すことができる。
【0027】
その結果、次の工程で最先端の節輪41を先端部本体5の後端外周面5aに被嵌させる際に補強接着剤20が全く障害にならないので、先端部本体5と最先端の節輪41とを自由に組み付けることができ、しかも各内蔵物11,12,13,14は先端部本体5に対する接続強度が十分に補強され、長期間使用が繰り返されても内蔵物11,12,13,14の脱落やぐらつき等が発生しない。
【0028】
なお、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、例えば内視鏡観察像を像伝達用光学繊維束で伝達する光学式の内視鏡に本発明を適用してもよい。
【0029】
【発明の効果】
本発明によれば、先端部本体に長尺の内蔵物の先端部分を接合し、先端部本体の後端部の外縁から後方に突出する状態に巻き付けた仮り止めテープ内の空間に、先端部本体から内蔵物先端が外れないようにするだけの十分な量の補強接着剤を充填し、その後で仮り止めテープだけを取り外すことにより、挿入部外装管状部材の接続管を補強接着剤と干渉することなく先端部本体の後端部に嵌合させて接続し、円滑に組み立てることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の補強接着剤充填前の工程を示す斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態の補強接着剤充填後の工程を示す斜視図である。
【図3】本発明の実施の形態の内視鏡の挿入部先端を示す側面断面図である。
【図4】本発明の実施の形態の内視鏡の全体構成を示す略示図である。
【符号の説明】
1 挿入部
2 操作部
3 可撓管(管状部材)
4 湾曲管(管状部材)
5 先端部本体
11 信号ケーブル(内蔵物)
12 チューブ(内蔵物)
13 照明用光学繊維束(内蔵物)
14 処置具挿通チャンネル(内蔵物)
20 補強接着剤
21 仮り止めテープ
41 最先端の節輪

Claims (2)

  1. 可撓性の内視鏡挿入部の先端に配置された先端部本体に、上記内視鏡の挿入部内に全長にわたって挿通された長尺の内蔵物の先端部分が接合され、上記挿入部を外装する管状部材の先端に設けられた接続管に上記先端部本体の後端部分が着脱可能に嵌挿連結された内視鏡の先端部の組立方法において、
    上記先端部本体に上記長尺の内蔵物の先端部分を接合し、上記先端部本体の後端部の外縁から後方に突出する状態に仮り止めテープを巻き付けて、その仮り止めテープ内に補強接着剤を充填した後、上記仮り止めテープを取り外して上記先端部本体と上記接続管を接続するようにしたことを特徴とする内視鏡の先端部の組立方法。
  2. 上記補強接着剤が、柔軟性を有する非硬化型の接着剤である請求項1記載の内視鏡の先端部の組立方法。
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