JP4260961B2 - 内視鏡の先端部本体の連結構造 - Google Patents

内視鏡の先端部本体の連結構造 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、内視鏡の挿入部の先端に配置された先端部本体の連結構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
内視鏡の挿入部の先端部分には対物光学系等を内蔵した先端部本体が配置されており、多くの場合、内視鏡の先端部本体は、遠隔操作によって屈曲する湾曲部の最先端の節輪にネジ止めされて、分離可能に連結されている。
【0003】
しかし、いわゆる親子式内視鏡のベビースコープ等のような極細の内視鏡においては、湾曲部を設ける余裕のないものや、さらに、先端部本体をネジ止め連結するスペースを設ける余裕のないものが少なくない。
【0004】
そのような内視鏡の場合には、挿入部可撓管の先端に設けられた筒状の接続口金に先端部本体の後寄りの部分を嵌挿し、先端部本体の側面と接続口金とに位置を合わせて穿設された孔にまたがってピンを嵌め込むことにより、分離可能に連結していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、単に側面に形成された孔にピンを嵌め込んだだけではピンが抜け出してしまうので、ピンの抜け止めをする部材が必要である。しかも、組み立て時には、挿入部の外皮チューブが取り付けられていない状態で各種の作業が行われるので、外皮チューブ以外の抜け止め手段を設ける必要がある。
【0006】
そのため従来は、ピンが嵌め込まれた連結部分の外面に網状管や糸状部材等を巻きつけてピンの抜け止めにしており、連結部の外径寸法が太くなって極細内視鏡の挿入性を低下させていた。
【0007】
そこで本発明は、先端部本体を挿入部の先端部分に分離可能に連結し、且つその連結部を細径化して内視鏡の挿入性を向上させることができる内視鏡の先端部本体の連結構造を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本発明の内視鏡の先端部本体の連結構造は、挿入部の先端に配置された先端部本体がその後側に隣接して配置された筒状部材と連結されている内視鏡の先端部本体の連結構造において、上記先端部本体の後寄りの部分を上記筒状部材内に嵌挿し、上記先端部本体の側面と上記筒状部材とに位置を合わせて穿設された孔にまたがってピンを嵌め込むと共に、上記孔に連なる補助孔を上記先端部本体と上記筒状部材とに穿設し、粘着性のある非硬化型のシール剤を上記補助孔内に充填したことを特徴とする。
【0009】
なお、上記孔と補助孔とが、上記孔に嵌め込まれた状態のピンが上記補助孔側に変位不能な形態に形成されているとよい。その場合、上記孔の径より上記補助孔の径の方が小さくてもよく、上記孔の深さより上記補助孔の深さの方が浅くてもよい。
【0010】
また、上記孔の径は、上記先端部本体側の孔の径より上記筒状部材側の孔の径の方が大きく、上記ピンがそれに対応するリベット状に形成されていてもよい。また、上記筒状部材が、遠隔操作によって屈曲する湾曲部を構成する最先端の節輪であってもよく、或いは、上記筒状部材が、外力によって屈曲自在な可撓管の先端部分に取り付けられた接続口金であってもよい。
【0011】
なお、上記シール剤が、シリコンゴム系シール剤であってもよい。
【0012】
【発明の実施の形態】
図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図2は、本発明の第1の実施の形態の内視鏡の挿入部の先端を示しており、図示されていない操作部からの遠隔操作によって任意に屈曲させることができる湾曲部30が設けられている。
【0013】
湾曲部30は、多数(例えば5〜15個程度)の節輪31をリベット32で回動自在に連結して、その外面を柔軟なゴムチューブ等からなる外皮チューブ33で被覆して構成され、図2には示されていない湾曲操作ワイヤが牽引されることによって屈曲する。
【0014】
湾曲部30の最先端の節輪31a(筒状部材)は他の節輪30より軸線方向に長い円筒状に形成されていて、その先側に先端部本体14が連結されている。34、は湾曲操作ワイヤの先端が係止されたワイヤ止め環である。
【0015】
先端部本体14の先端面に形成された観察窓11の奥には、対物レンズ21が内蔵配置されている。そして、先端部本体14に固定されたイメージガイドファイババンドル22の入射端面が、対物レンズ21による被写体の結像位置に配置されている。
【0016】
また、処置具を挿通するために挿入部内に全長にわたって挿通配置された処置具挿通チャンネル13の先端部分が先端部本体14に固着され、先端部本体14の先端面に形成された出口開口13aに真っ直ぐに連通している。
【0017】
なお、先端部本体14の先端面には、被写体を照明するための照明窓等も配置されているが、その図示は省略されいる。照明窓の奥には、ライトガイドファイババンドルの射出端面が配置されている。
【0018】
先端部本体14と最先端の節輪31aとは連結ピン18によって連結されているが、その説明は、湾曲部30に外皮チューブ33が取り付けられる前の状態を示す図1に基づいて説明する。
【0019】
図1及びそのIII−III断面を示す図3に示されるように、先端部本体14の後半部分は最先端の節輪31aの前半部分に嵌挿されており、最先端の節輪31aと先端部本体14とに位置を合わせて穿設された孔15にまたがって、連結ピン18が嵌め込まれている。
【0020】
なお、図1と図3とでは構成部材の配置が合致していないが、図1は、図示の都合上異なる断面にある部材をまとめて表示してあり、図3は実際のレイアウト通りに表示してある。
【0021】
図3に示されるように、連結ピン18による結合部は約120°程度位置をずらして2箇所に設けられている。35は湾曲操作ワイヤ、24はライトガイドファイババンドルである。
【0022】
そのように連結ピン18が通された孔15の径は、先端部本体14に穿設されている部分の径より最先端の節輪31aに穿設されている部分の径の方が大きく、連結ピン18はそれに対応して、円柱状の軸部とそれより大きな径の薄い頭部とからなるリベット状に形成されている。
【0023】
そして、連結ピン18が嵌め込まれた孔15に連なる補助孔19が、先端部本体14と最先端の節輪31aとにまたがって穿設されている。矢視IVを示す図4にも示されるように、孔15に嵌め込まれた状態の連結ピン18が補助孔19側に変位することができないよう、両孔15,19は、1/5〜1/3程度の部分を互いに重複させて形成され、補助孔19の径は連結ピン18が嵌め込まれた孔15の径より小さく、また補助孔19の深さは連結ピン18が嵌め込まれた孔15の深さより浅く形成されている。
【0024】
ただし、要は孔15に嵌め込まれた状態の連結ピン18が補助孔19側に変位することができなければよく、連結ピン18が嵌め込まれた孔15と補助孔19とをそのような形態に連設すればよい。
【0025】
このように形成された補助孔19内には、例えばシリコンゴム系シール剤のような粘着性のある非硬化型のシール剤50が充填されており、連結ピン18の側面の一部にそのシール剤50が粘着している。
【0026】
その結果、外皮チューブ33が取り付けられていない状態においても、連結ピン18は孔15内から飛び出さず、先端部本体14が最先端の節輪31aに連結された状態が安定して保たれるので、外皮チューブ33を取り付ける前の組み立てに必要な各種の作業を行うことができる。
【0027】
また、必要に応じて、図5に示されるように、先の細い工具100を補助孔19内に差し込んで連結ピン18を孔15内からほじくり出すことにより、最先端の節輪31aと先端部本体14とを分離する作業を行うことができる。
【0028】
図6は本発明の第2の実施の形態の内視鏡の挿入部の先端部部分を示しており、本発明を、湾曲部が設けられていない極細径のベビースコープに適用したものである。
【0029】
ベビースコープの挿入部可撓管40は、螺旋管の外面に網状管を被覆して形成された金属製管状体41の外面に、合成樹脂製の可撓性外皮42が被覆されて構成されている。
【0030】
金属製管状体41の先端には、円筒形状の連結筒43が半田付け等によって固着連結されており、その連結筒43と先端部本体14とが第1の実施の形態と同様の構造によって分離可能に連結されている。そして、先端部本体14の外周面から連結筒43の外周面にかけて外装チューブ44が被覆されている。
【0031】
このように、本発明はベビースコープ及びそれ以外の内視鏡のいずれにも適用することができる。
【0032】
【発明の効果】
本発明によれば、先端部本体を筒状部材内に嵌挿し、先端部本体の側面と筒状部材とに位置を合わせて穿設された孔にまたがってピンを嵌め込むと共に、孔に連なって穿設された補助孔に粘着性のある非硬化型のシール剤を充填したことにより、それがピンの抜け止めとして作用するので、連結部を太くすることなく先端部本体を挿入部の先端部分に分離可能に連結することができ、内視鏡としての挿入性の向上を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の内視鏡の先端部分に湾曲部の外被チューブが被覆される前の状態の側面断面図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態の内視鏡の先端部分の側面断面図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態の図1におけるIII−III断面図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態の図3における矢視IVによる平面図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態の内視鏡の先端部分の分離作業を示す略示図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態の内視鏡の先端部分の側面断面図である。
【符号の説明】
14 先端部本体
15 孔
18 連結ピン
19 補助孔
30 湾曲部
31a 最先端の節輪(筒状部材)
33 外皮チューブ
40 挿入部可撓管
43 連結筒(筒状部材)
50 シール剤
100 工具

Claims (5)

  1. 挿入部の先端に配置された先端部本体がその後側に隣接して配置された筒状部材と連結されている内視鏡の先端部本体の連結構造において、
    上記先端部本体の後寄りの部分上記筒状部材内に嵌挿され、上記先端部本体の側面と上記筒状部材とに位置を合わせて穿設された孔にまたがってピン嵌め込まれると共に、上記孔に並列に連なる補助孔上記先端部本体と上記筒状部材とにまたがって穿設されて、粘着性のある非硬化型のシール剤上記補助孔内に充填され
    上記孔の径より上記補助孔の径の方が小さく、且つ上記孔の深さより上記補助孔の深さの方が浅く形成されて、上記孔に嵌め込まれた状態のピンが上記補助孔側に変位不能になっていることを特徴とする内視鏡の先端部本体の連結構造。
  2. 上記孔の径は、上記先端部本体側の孔の径より上記筒状部材側の孔の径の方が大きく、上記ピンがそれに対応するリベット状に形成されている請求項1記載の内視鏡の先端部本体の連結構造。
  3. 上記筒状部材が、遠隔操作によって屈曲する湾曲部を構成する最先端の節輪である請求項1又は2記載の内視鏡の先端部本体の連結構造。
  4. 上記筒状部材が、外力によって屈曲自在な可撓管の先端部分に取り付けられた接続口金である請求項1又は2記載の内視鏡の先端部本体の連結構造。
  5. 上記シール剤が、シリコンゴム系シール剤である請求項1ないしのいずれかの項に記載の内視鏡の先端部本体の連結構造。
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