JP4187818B2 - 溶接状態の検査方法 - Google Patents

溶接状態の検査方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4187818B2
JP4187818B2 JP04383698A JP4383698A JP4187818B2 JP 4187818 B2 JP4187818 B2 JP 4187818B2 JP 04383698 A JP04383698 A JP 04383698A JP 4383698 A JP4383698 A JP 4383698A JP 4187818 B2 JP4187818 B2 JP 4187818B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bead
welded
width
shape curve
workpieces
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP04383698A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH10296481A (ja
Inventor
弘一 石原
利雄 小播
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Machine Works Ltd
Original Assignee
Sanyo Machine Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Machine Works Ltd filed Critical Sanyo Machine Works Ltd
Priority to JP04383698A priority Critical patent/JP4187818B2/ja
Publication of JPH10296481A publication Critical patent/JPH10296481A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4187818B2 publication Critical patent/JP4187818B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Investigating Materials By The Use Of Optical Means Adapted For Particular Applications (AREA)
  • Laser Beam Processing (AREA)
  • Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)

Description

【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、レーザ溶接やアーク溶接により板状の材料を突合せ溶接したときの溶接部の状態を検査する方法に関する。より詳しくは、溶込み等の溶接状態の良否を判定する目安となるべき溶接方向に直交する断面における溶接ビードの有効な幅寸法を求める方法を提供する。
【0002】
【従来の技術】
一対のワークをレーザ溶接法やアーク溶接法で突合せ溶接したときに形成されるビードの形状から溶接状態の良否を判定するための項目には様々なものがあるが、最も良く知られているものはビード裏側の状態を観察するものである。これは板状の材料の突合せ溶接においては、溶接状態の良否を決める特性の最重要なものの一つにビードの溶け込み深さがあり、板厚方向への貫通状況を裏面のビードの幅を目視あるいは何らかの方法で観察をして判定しようとするものである。しかし、突合せ溶接においては通常は板状のワークを裏面側からクランプして溶接することから、ビードの裏面を観察することは同一の工程においては困難な場合が多い。多くの場合にビードの溶込み深さはビードの幅と正の相関関係を示すことが知られており、ビードの幅を管理することができれば溶込みの異常を検知することが可能であることが類推される。
【0003】
例えば、溶接にレーザを用いる場合、レーザ出力が適正値より低出力であるとビードの溶込み深さが不十分となるが、この場合にはビードの幅が小さくなることが多く、更にはレーザ出力以外にも、レーザ溶接時に発生するプラズマの影響によるエネルギー損失やトーチ角度の不正等による溶接不良などもビードの幅に影響を及ぼすことが経験的に分かっている。
【0004】
ビード幅の測定にはいろいろな方法が考えられるが、正確にその値を出すことは容易ではない。例えば、目視観察や撮影された画像のコントラストによりビード幅を得ようとしても、溶接部周辺は変色やスス、微細粒子等の付着により母材と溶接部の境界が明らかではない。よって、断面の形状プロファイルを用いて何らかの値を得ようとする試みがなされている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ビードの溶接方向に直交する断面の形状は、ビードにスリット光を照射してその反射光を観察する光切断法(特開昭49−39445号等)や、スポット光をビードに直角方向に走査させて距離センサで計測する方法等によって測定することが可能である。しかし、このようにして測定されたビードの断面形状から、溶込みと相関関係を持った値としてのビード幅を正確に割り出すことは難しい。
【0006】
すなわち、ワークの表面に形成されたビードの表面は不定形な曲面であって、母材と溶接部の境界が必ずしも明確ではなく、そのため、ビード幅の両端の位置を特定することが容易ではなく、ビードの断面形状を光学的に測定した測定データからビード幅を正確に求めることが非常に難しい。板厚の異なるワーク同士を突合せ溶接したときに形成されるビードの表面は、厚板ワークの側から薄板ワークの側へと傾斜する曲面となって、とくにビードの端に近づくに従って傾斜が緩やかになるためにビード幅の両端とワークとの境界が非常に不明確となり、正確なビード幅を求めることが容易でない場合が多い。そのため、板厚差のあるワーク同士の突合せ溶接の場合、ビードの溶込み深さ等の溶接状態の良否判定をビード幅測定によって行うことには、その信頼性に問題が残されていた。
【0007】
そこで、本発明の一つの目的は、一対のワークを突合せ溶接したときの溶接部について、ビードの幅に基づき溶接状態の良否を高い信頼度で判定することのできる検査方法を提供することにある。
【000
【課題を解決するための手段】
本発明は、一対のワークを突合せ溶接したときの溶接方向に直交する断面におけるビードの幅と溶込みが正の相関関係にあることを前提として、ビードの幅に基づいて溶接状態の良否を判定する検査方法であって、溶接部の溶接方向に直交する断面の形状プロファイルを測定し、ワークの上面を含む平面の座標データと、ビードの表面を表す形状曲線の座標データとに基づいて、溶込みに対応する有効なビード幅を数値演算処理により算出するようにしたものである。
【000
具体的には、ビードの断面形状に応じて溶込みに対応する有効ビード幅を次のように定義付けする。これらの3つの定義付けは、材料や溶接条件によって決まるビードの形状に応じて使い分けてもよく、あるいは、形状データから判断してその場合に最も適した方法を自動的に選ぶようなソフトウエアを検査装置内に導入することもできる。
【0010
(1)各ワークの上面からビード側に所定のマージン分だけ離れた位置に各ワークの上面と平行な仮想平面を設定し、各仮想平面とビードの表面を表す形状曲線との交点を有効ビード幅の両端とする。
【0011
(2)ビードの形状曲線が厚板ワーク側で最も大きく変化する点(変曲点)と薄板ワーク側で最も大きく変化する点(変曲点)とを結ぶ直線の延長線が、各ワークの上面を含む平面と交わる点を有効ビード幅の両端とする。
【0012
(3)ビードの形状曲線の傾きが厚板ワーク側で最も大きく変化する点(変曲点)に接する直線と厚板ワーク上面を含む平面との交点と、ビードの形状曲線の傾きが薄板ワーク側で最も大きく変化する点(変曲点)に接する直線と薄板ワーク上面を含む平面との交点を有効ビード幅の両端とする。
【0013
上の(2)(3)において、変曲点は形状曲線の二次微分が0となる点として求めることができる。ただし、実際の溶接では、突合せギャップの大きさにより時として薄板側にアンダーフィルが生じることがある。その場合には薄板寄りの変曲点を取るよりもアンダーフィルの最下点すなわち形状曲線の一次微分が0となる点を採用した方が実際のビード幅に近いことがある。それゆえ、薄板側に関しては、アンダーフィルの有無および程度に応じて、上記変曲点を用いて得られた交点か、アンダーフィルの最下点かを、選択的に採用するようにしてもよい。かかる選択は、制御プログラムのソフトウエア上の処理として自動的に実行できる事項である。
【0014
このような定義付けに従う有効ビード幅は、実際のビード幅より若干小さくなるのが通常であるが、実際のビード幅と正の相関関係にある。したがって、この有効ビード幅から溶込み等の溶接状態の良否を高い信頼度でもって判定することができる。
【0015
【発明の実施の形態】
図1に、厚さの異なる一対の板状のワーク1,2を突合せ溶接したときのビード3を含む溶接部の断面を示す。この場合、ワーク1,2の上面1a,2a側から例えばレーザ溶接により突合せ溶接したもので、溶接方向は紙面に垂直な方向である。符号Tは板厚差を表している。ビード3の紙面の上側の表面は厚板ワーク1側から薄板ワーク2側に向かって下り勾配の不定形な曲面を呈しており、ビード3の実際の幅を特定することが難しい。
【0016
そこで、光切断法等によりビード3を含む溶接部の断面プロファイルを測定して各ワーク1,2の上面1a,2aを含む平面の座標データと、ビード表面の形状曲線の座標データを得、これらの座標データに基づいて数値演算処理により仮想的な有効ビード幅を算出する。その際、溶接部の断面プロファイルの大まかな特徴によって上述の3通りの定義付けのうち適当なものを選択して適用する。すなわち、ビード3の表面の断面形状は、例えばレーザ溶接の場合には溶接の熱源であるレーザ光等の入熱量やワーク材質、板厚差Tの大小等の様々な溶接条件で変わり、通常、図2に示すようにビード断面の傾斜部分がやや直線的になる傾向のものと、図3や図4に示すようにビード断面の傾斜部分が直線的でなく上部と下部で大きく変化する傾向のものに大別される。図2のような断面形状の場合には(1)の定義付けに従い有効ビード幅を求め、図3、図4のような断面形状の場合には(2)または(3)の定義付けに従って有効ビード幅を求める。
【0017
図2はワーク1,2の上面1a,2aと平行な方向すなわちビード3の幅方向をY軸、上面1a,2aに垂直な方向すなわちビードの深さ方向をZ軸として溶接部の断面プロファイルを図示したものである。同図において、ビード3の表面を表す形状曲線Aは、厚板ワーク1側から薄板ワーク2側にやや直線的に傾斜している。断面プロファイルがこのような傾向を示すビード3に対しては、ワーク1,2の上面1a,2aを含む平面A1 ,A2 からビード3側に所定のマージンm,m’分だけ離れた位置に各上面1a,2aと平行な仮想平面A3 ,A4 を設定し、形状曲線Aの直線的な傾斜部分と仮想平面A3 ,A4 との交点P1 ,P2 間のY軸方向の距離Waを有効ビード幅として測定する。有効ビード幅Waは、溶接部の断面プロファイルを光切断法等で測定してその座標データを得、数値演算処理を行うことによって算出することができる。仮想平面A3 ,A4 を求めるために予め設定したマージンm,m’は、板厚差Tの3〜10%、好ましくは5から7%程度が適当である。
【0018
このようにして算出された有効ビード幅Waは、ビード3の形状曲線Aの傾斜部分が直線的である場合において、実際のビード幅よりやや小さいものの、実際のビード幅と正の相関関係にあることが実験により確認されている。したがって、有効ビード幅Waの値からビード3の溶込み等の溶接状態の良否を判断することが可能であり、この判断は信頼に足るものであることが分かっている。
【0019
図3(A)に示される溶接部の断面プロファイルでは、ビード3の表面を表す形状曲線Bが、厚板ワーク1側から薄板ワーク2側に向かって下り勾配となった傾斜部分の上部と下部で大きく変化している。形状曲線がこのような傾向を示すビード3の場合、厚板ワーク1側で形状曲線Bが最も大きく変化する点すなわち変曲点Q1 と、薄板ワーク2側で形状曲線Bが最も大きく変化する点すなわち変曲点Q2 とを結ぶ直線Lを求める。そして、図2の場合と同様にしてワーク1,2の上面1a,2aを含む平面A1 ,A2 と直線Lの延長線との交点Q3 ,Q4 を求め、交点Q3 ,Q4 間のY軸方向の距離を有効ビード幅Wbとして測定する。有効ビード幅Wbは図2の場合と同様に光切断法等により溶接部の断面プロファイルを測定して得た座標データを数値演算処理することによって算出することができる。たとえば、変曲点Q1 ,Q2 は形状曲線Bの二次微分が0となる点として数値演算で求められ、直線Lの方程式も数値演算で求められる。交点Q3 ,Q4 間の距離もそれらのY軸座標値から求められる。
【0020
図3(B)に示すように、薄板側にアンダーフィルが生じた場合には、薄板ワーク側の有効ビード幅の端として、上に述べた薄板寄りの変曲点Q2 に代えてアンダーフィルの最下点すなわち形状曲線Bの一次微分が0となる点Q'2を採用してもよい。そこで、プロファイルを測定した後、薄板側に関してはアンダーフィルの有無あるいはその程度に応じて、アンダーフィルがないか、あっても設定値より小さいときは近傍の変曲点Q2 を、逆に設定値を越えるアンダーフィルがあるときはその最下点Q'2を、選択的に採用するように制御プログラムを組むことも可能である。
【0021
このようにして算出された有効ビード幅Wbにおいても実際のビード幅と正の相関関係が認められ、有効ビード幅Wbの値からビード3の溶込み等の溶接状態に良否を高い信頼度で判断することが可能であることが分かっている。なお、図3のような形状曲線Bのビードについて、図2のものに適用した(1)の定義付けを適用することも可能であるが、図3の場合は形状曲線の傾斜部分が比較的大きく変化するがゆえに、形状曲線の傾斜部分がほぼ直線的であるようなビードに適する(1)の定義付けを採用するときは多少の補正が必要となる。
【0022
図4(A)に示されるビード3の形状曲線Cは、図3の形状曲線Bと同様なものであるが、ここでは、形状曲線Cの傾きが厚板ワーク1側で大きく変化する点すなわち変曲点Q1 に接する直線Laと、形状曲線Cの傾きが薄板ワーク2側で大きく変化する点すなわち変曲点Q2 に接する直線Lbを求める。そして、厚板ワーク1の上面1aを含む平面A1 と直線Laとの交点R1 、および、薄板ワーク2の上面2aを含む平面A2 と直線Lbとの交点R2 を求めて、これらの交点R1 ,R2 間のY軸方向の距離Wcを有効ビード幅として測定する。
【0023
変曲点Q1 ,Q2 は形状曲線Cの二次微分が0となる点として求められるが、図4(B)に示すように、薄板側にアンダーフィルが生じた場合には、有効ビード幅Wcを測定するにあたり、上に述べた薄板寄りの変曲点Q2 に代えてアンダーフィルの最下点すなわち形状曲線Cの一次微分が0となる点Q'2を採用してもよい。そこで、プロファイルを測定した後、薄板側に関してはアンダーフィルの有無あるいはその程度に応じて、アンダーフィルがないか、あっても設定値より小さいときは近傍の変曲点Q2 を、逆に設定値を越えるアンダーフィルがあるときはその最下点Q'2を、選択的に採用するように制御プログラムを組むことも可能である。
【0024
さらにはアンダーフィル幅が大きい場合には、図5に示すようにアンダーフィルの最下点より薄板ワーク側の上面2aに向かって傾きが大きくなるが、その曲面の変曲点、すなわち図5における紙面に対して右側の変曲点Q"2と薄板ワーク上面2aを含む平面A2 との交点R"2を有効ビード幅Wcの薄板側の端として採用することもできる。
【0025
この有効ビード幅Wcにおいても実際のビード幅と正の相関関係にあって、有効ビード幅Wcの値からビード3の溶込み等の溶接状態の良否が高信頼度で判断できることが分かっている。
【0026
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、突合せ溶接したワークの溶接部の断面プロファイルを測定して得た座標データから実際のビード幅と正の相関関係にある仮想的な有効ビード幅を求めることにより、この有効ビード幅に基づいてビードの溶込み等の溶接状態を高い信頼度で判定することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 板材を突合せ溶接したときの溶接部の横断面図である。
【図2】 溶接部の断面プロファイルを示す線図である。
【図3】 (A)は溶接部の断面プロファイルを示す線図、(B)はその変形例を示す線図である。
【図4】 (A)は溶接部の断面プロファイルを示す線図、(B)はその変形例を示す線図である。
【図5】 図4(B)のさらなる変形例を示す線図である。
【符号の説明】
1 ワーク(厚板ワーク)
2 ワーク(薄板ワーク)
3 ビード
4 レーザ光
5 スリット光
6 測定装置
T 板厚差

Claims (4)

  1. 厚さの異なる一対の板状のワーク(1)、(2)を板厚差(T)のある上面(1a)、(2a)側から突合せ溶接したときのビード(3)を含む溶接部の溶接状態の良否を、溶接方向に直交する前記溶接部の断面におけるビード(3)の幅に基づいて判定するにあたり、前記溶接部の断面プロファイルを測定して各ワーク(1)、(2)の上面(1a)、(2a)を含む平面の座標データとビード(3)の前記厚板ワーク(1)側から前記薄板ワーク(2)側に向かって下り勾配の曲面を呈する表面の形状曲線の座標データを求め、これらの座標データから数値演算処理により有効ビード幅を算出し、
    前記厚板ワーク(1)の上面(1a)を含む平面(A1)から前記ビード(3)の深さ方向側に前記板厚差(T)の3〜10%の所定のマージン分だけ離れた位置に前記平面(A1)と平行な仮想平面(A3)を設定し、前記薄板ワーク(2)の上面(2a)を含む平面(A2)から前記ビード(3)の深さ方向と逆方向側に前記板厚差(T)の3〜10%の所定のマージン分だけ離れた位置に前記平面(A2)と平行な仮想平面(A4)を設定し、前記仮想平面(A3)、(A4)のそれぞれとビード(3)の表面の形状曲線との交点を前記有効ビード幅の両端としたことを特徴とする溶接状態の検査方法。
  2. 厚さの異なる一対の板状のワーク(1)、(2)を板厚差(T)のある上面(1a)、(2a)側から突合せ溶接したときのビード(3)を含む溶接部の溶接状態の良否を、溶接方向に直交する前記溶接部の断面におけるビード(3)の幅に基づいて判定するにあたり、前記溶接部の断面プロファイルを測定して各ワーク(1)、(2)の上面(1a)、(2a)を含む平面の座標データとビード(3)の前記厚板ワーク(1)側から前記薄板ワーク(2)側に向かって下り勾配の曲面を呈する表面の形状曲線の座標データを求め、これらの座標データから数値演算処理により有効ビード幅を算出し、
    前記形状曲線の前記厚板ワーク(1)の上面(1a)寄りの変曲点(Q1)と前記形状曲線の前記薄板ワーク(2)の上面(2a)寄りの変曲点(Q2)とを結ぶ直線の延長線が、各ワーク(1)、(2)の上面(1a)、(2a)を含む平面(A1)、(A2)と交わる点を前記有効ビード幅の両端としたことを特徴とする溶接状態の検査方法。
  3. 厚さの異なる一対の板状のワーク(1)、(2)を板厚差(T)のある上面(1a)、(2a)側から突合せ溶接したときのビード(3)を含む溶接部の溶接状態の良否を、溶接方向に直交する前記溶接部の断面におけるビード(3)の幅に基づいて判定するにあたり、前記溶接部の断面プロファイルを測定して各ワーク(1)、(2)の上面(1a)、(2a)を含む平面の座標データとビード(3)の前記厚板ワーク(1)側から前記薄板ワーク(2)側に向かって下り勾配の曲面を呈する表面の形状曲線の座標データを求め、これらの座標データから数値演算処理により有効ビード幅を算出し、
    前記形状曲線の前記厚板ワーク(1)の上面(1a)寄りの変曲点に接する直線と、前記形状曲線の前記薄板ワーク(2)の上面(2a)寄りの変曲点に接する直線が、各ワーク(1)、(2)の上面(1a)、(2a)を含む平面(A1)、(A2)と交わる点を前記有効ビード幅の両端としたことを特徴とする溶接状態の検査方法。
  4. 前記形状曲線の前記薄板ワーク(2)の上面寄りの変曲点に代えて前記形状曲線の一次微分が0となる点を採用したことを特徴とする請求項2または3の溶接状態の検査方法。
JP04383698A 1997-02-25 1998-02-25 溶接状態の検査方法 Expired - Lifetime JP4187818B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP04383698A JP4187818B2 (ja) 1997-02-25 1998-02-25 溶接状態の検査方法

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9-41007 1997-02-25
JP4100797 1997-02-25
JP04383698A JP4187818B2 (ja) 1997-02-25 1998-02-25 溶接状態の検査方法

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008036080A Division JP4813505B2 (ja) 1997-02-25 2008-02-18 溶接状態の検査方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10296481A JPH10296481A (ja) 1998-11-10
JP4187818B2 true JP4187818B2 (ja) 2008-11-26

Family

ID=26380531

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP04383698A Expired - Lifetime JP4187818B2 (ja) 1997-02-25 1998-02-25 溶接状態の検査方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4187818B2 (ja)

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
SE521787C2 (sv) * 2002-04-05 2003-12-09 Volvo Aero Corp Anordning och förfarande för kontroll av ett svetsområde, inrättning och förfarande för styrning av en svetsoperation, datorprogram och datorprogramprodukt
JP4403904B2 (ja) * 2004-07-22 2010-01-27 株式会社Ihi 溶接部可視化方法及び装置
JP4837402B2 (ja) * 2006-03-08 2011-12-14 アスモ株式会社 接合部品及びその製造方法
JP5200402B2 (ja) * 2007-03-29 2013-06-05 株式会社Ihi レーザ溶接装置およびレーザ溶接方法
KR101236847B1 (ko) 2010-12-24 2013-02-25 삼성중공업 주식회사 용접 비드 검사 장치 및 그 방법
JP5847209B2 (ja) * 2014-01-21 2016-01-20 株式会社神戸製鋼所 異種金属接合体及び異種金属接合体の製造方法
JP6470600B2 (ja) * 2015-03-12 2019-02-13 株式会社ワイテック 溶接部の検査装置
JP7173065B2 (ja) * 2020-02-19 2022-11-16 株式会社村田製作所 インダクタ部品
JP7176544B2 (ja) * 2020-02-19 2022-11-22 株式会社村田製作所 インダクタ部品およびその製造方法
CN115980092B (zh) * 2023-03-20 2023-06-23 宁波吉宁汽车零部件有限公司 一种焊接件检测设备

Also Published As

Publication number Publication date
JPH10296481A (ja) 1998-11-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101361013B1 (ko) 재료 이음부의 자동 검사 방법
KR100420722B1 (ko) 소재상에서의가공을위한빔또는제트를모니터하고위치결정하기위한방법및장치
KR100333820B1 (ko) 프로세스파라미터모니터링및용접품질관리와관련하여적어도2개의고온계를사용하여레이저용접시임상에서의동시온도측정
JP4187818B2 (ja) 溶接状態の検査方法
JP5393150B2 (ja) レーザビームのフォーカス位置の決定方法
JP2008543572A5 (ja)
TWI713763B (zh) 焊接鋼管的對接部的形狀檢測方法及使用其之焊接鋼管的品質管理方法以及裝置
CN111207986B (zh) 未熔合缺陷的无损检测方法、检测标准件及其制造方法
KR101026720B1 (ko) 고속 레이저 비전 센서 시스템, 이를 이용한 고속 이미지프로세싱 방법 및 용접부 외관 검사방법
KR102299184B1 (ko) 광간섭 단층촬영장치를 활용한 레이저 용접 모니터링 시스템
JPH06241740A (ja) 電縫管溶接ビード切削不良・欠陥検出方法
JP2008212944A (ja) 突き合わせ溶接の良否判定方法および装置
JP3015877B2 (ja) 溶接部の動的ひずみ測定方法
JP4396352B2 (ja) 溶接状態の検査方法と検査装置
JP3573222B2 (ja) 突き合わせ溶接のワーク突き合わせ位置検出方法
US6822188B1 (en) Method for shaping materials with plasma-inducing high-energy radiation
JPH1177363A (ja) すみ肉溶接部の検査方法及び該方法に使用する装置
CA2322531A1 (en) Testing a weld seam
JP2000015474A (ja) 溶接管の溶接部検査方法
JPH11138291A (ja) 溶接装置における溶接品質判定装置
JP2000167678A (ja) レ―ザ溶接方法
KR102666005B1 (ko) 저항 점 용접의 용접 표면 형상 기반 품질 예측 방법 및 시스템
JPH08215868A (ja) 溶接モニタリング方法および溶接モニタリング装置
JP3204587B2 (ja) 位置検出装置
JP2617545B2 (ja) 消耗電極式アーク溶接方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050222

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20071212

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071218

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080218

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080313

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080509

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080604

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080723

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080829

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080910

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110919

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140919

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term