JP4187674B2 - 車載機器、車載機器の制御方法、車載機器の制御プログラム及び記録媒体 - Google Patents

車載機器、車載機器の制御方法、車載機器の制御プログラム及び記録媒体 Download PDF

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Description

車載機器、車載機器の制御方法、車載機器の制御プログラム及び記録媒体に関する。
従来、デバイスをホストコントローラにバス接続し、このホストコントローラによりデバイスのデータの読出し或いはデータの書き込み等のデータの転送制御を行うデータ転送装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。このデータ転送装置のホストコントローラには、データ転送装置全体を制御するマイクロコンピュータが接続されている。
このデータ転送装置に用いられるデバイスとして、例えば、DVD(Digital Versatile Disk)ドライブ装置等がある。このDVDドライブ装置は、DVD−ROMやDVD−Video等のディスクに記録された複数のデータ形式のデータを読み出し可能とするものである。そして、上記ホストコントローラ及びデバイスは、ATAPI(AT Attachment Packet Interface)の規格に対応したものが知られており、このホストコントローラには、バスに2台までデバイスを接続することができる。例えば、このホストコントローラには、DVDドライブ装置のほかにHDD(Hard Disk Drive)装置等のデバイスを接続することができる。
特開2002−245714号公報
ところで、上記デバイスとしてのDVDドライブ装置は、複数のデータ形式のデータを読み出し可能とするものの、ホストコントローラは、特定のデータ形式のデータ以外のデータを処理できない場合がある。例えば、ホストコントローラにおいてデバイスに読み出されたDVD−ROMのデータを処理することが可能であっても、DVD−Videoのデータを処理(例えば、デコード処理)できない場合がある。また、ホストコントローラにおいてDVD−Videoのデータを処理することが可能であっても、DVD−ROMのデータを処理できない場合がある。
このようにデバイスにより読み出されたデータがホストコントローラにおいて処理できない場合、マイクロコンピュータにおいて処理することは可能であるが、マイクロコンピュータにおいてデータの処理負担が増大してしまうという問題がある。
例えば、マイクロコンピュータにおいてDVD−Videoの映像データのデコード処理を行いながら、他の処理を行う場合、マイクロコンピュータに高負荷がかかり、映像のこま落ちが生じてしまうばかりでなく、他の処理も遅くなるという問題がある。
そこで本発明の目的は、上述した従来の技術が有する課題を解消し、デバイスから読み出したデータを滞りなく処理することができる車載機器、車載機器の制御方法、車載機器の制御プログラム及び記録媒体を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明は、HDD装置とDVDドライブ装置とがバスを介して接続され、これらに記録された動画データ以外のデータを処理し、ナビゲーション機能またはオーディオ再生機能を実現する第1ホストコントローラと、動画データを処理し、動画再生機能を実現する第2ホストコントローラと、前記DVDドライブ装置に装着されたDVDのフォーマットが前記動画データを有するDVD−Videoである場合には、前記DVDドライブ装置と前記第1ホストコントローラとのバス接続を解除し、前記第2ホストコントローラにバス接続を変更する制御手段と、を有することを特徴とするものである。
この車載機器において、前記制御手段は、前記DVD−VideoのフォーマットのDVDの再生が終了した場合には、前記DVDドライブ装置と前記第2ホストコントローラとのバス接続を解除し、前記第1ホストコントローラにバス接続を戻すようにしてもよい。
また、上記記載の車載機器において、前記DVDドライブ装置に装着されたDVDのフォーマットがDVD−Videoであるか否かを判断する判断手段を有し、
前記制御手段は、前記判断手段によって前記DVDドライブ装置に装着されたDVDのフォーマットがDVD−Videoであると判断された場合には、前記DVDドライブ装置と前記第1ホストコントローラとのバス接続を解除し、前記第2ホストコントローラにバス接続を変更するようにしてもよい。
また、HDD装置とDVDドライブ装置とがバスを介して接続され、これらに記録された動画データ以外のデータを処理し、ナビゲーション機能またはオーディオ再生機能を実現する第1ホストコントローラと、動画データを処理し、動画再生機能を実現する第2ホストコントローラと、を備えた車載機器の制御方法であって、
前記DVDドライブ装置に装着されたDVDのフォーマットが前記動画データを有するDVD−Videoである場合には、前記DVDドライブ装置と前記第1ホストコントローラとのバス接続を解除し、前記第2ホストコントローラにバス接続を変更するものである。
また、HDD装置とDVDドライブ装置とがバスを介して接続され、これらに記録された動画データ以外のデータを処理し、ナビゲーション機能またはオーディオ再生機能を実現する第1ホストコントローラと、動画データを処理し、動画再生機能を実現する第2ホストコントローラと、を備えた車載機器の制御プログラムであって、
前記DVDドライブ装置に装着されたDVDのフォーマットが前記動画データを有するDVD−Videoである場合には、前記DVDドライブ装置と前記第1ホストコントローラとのバス接続を解除し、前記第2ホストコントローラにバス接続を変更することを特徴とするものである。
この制御プログラムにおいて、前記制御手段は、前記フォーマットがDVD−VideoであるDVDの再生が終了した場合には、前記DVDドライブ装置と前記第2ホストコントローラとのバス接続を解除し、前記第1ホストコントローラにバス接続を戻すようにしてもよい。
また、上記制御プログラムにおいて、DVDドライブ装置に装着されたDVDのフォーマットがDVD−Videoであるか否かを判断する判断手段を有し、
前記制御手段は、前記判断手段によって前記DVDドライブ装置に装着されたDVDのフォーマットがDVD−Videoであると判断された場合には、前記DVDドライブ装置と前記第1ホストコントローラとのバス接続を解除し、前記第2ホストコントローラにバス接続を変更するようにしてもよい。
また、コンピュータ読取可能な記録媒体が、上記制御プログラムを記録したことを特徴とするものである。
本発明によれば、デバイスから読み出したデータを滞りなく処理することができる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明に係るデータ転送装置10におけるシステムバス側の機能的構成を示すブロック図である。また、図2は、データ転送装置10におけるATAPIバス側の機能的構成を示すブロック図である。本実施形態において、データ転送装置10は、車両に搭載される。また、データ転送装置10は、例えば、カーナビゲーション装置としての機能や、DVD−Videoを再生する再生装置としての機能等を備えているものである。
データ転送装置10は、図1に示すように、マイクロコンピュータ11(以下、「マイコン」という)を備え、このマイコン11にシステムバス12を介して接続されるATAPIの規格に対応した複数台(例えば、2台)のホストコントローラ13A,13B(以下、「ATAPIホスト」という)を備えている。このマイコン11は、データ転送装置10全体を制御するものである。
ATAPIホスト13A,13Bは、それぞれATAPIの規格に対応した2台のデバイス(ATAPIデバイス)を各ATAPIバスを介して接続することが可能とするものである。
マイコン11は、各種の制御プログラムを実行するCPU15と、制御プログラムが格納されたROM16と、CPU15によりROM16から読み出された制御プログラムや各種データなどを一時的に格納するRAM17とを有し、これらがシステムバス12に互いに接続されている。
さらに、システムバス12には、各種の操作を行う操作部18と、オーディオデータに基いて音を出力する音出力部19と、映像データを含む画像データに基いて画像を表示する液晶ディスプレイや有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ等を備えた表示部20とが接続されている。また、システムバス12には、GPS衛星からの電波を受信する受信装置21が接続されており、この受信装置21は、受信した受信信号をマイコン11に転送する。
ATAPIホスト13AとATAPIホスト13Bは、複数のデータ形式のデータの内、互いに異なるデータ形式のデータを処理可能とするものである。具体的には、ATAPIホスト13Aは、例えばHDD装置やDVD−ROMにおけるデータ形式のデータを処理可能とするホストコントローラであり、ATAPIホスト13Bは、例えばDVD−Videoにおけるデータ形式のデータを処理可能とするホストコントローラである。
つまり、このATAPIホスト13Aは、汎用のマイクロコンピュータ等からなる汎用のホストコントローラである。また、ATAPIホスト13Bは、汎用のマイクロコンピュータでは処理できない機能を有する機能の特化したコントローラであり、本実施形態では、DVD−Videoをデコードする機能を有するものである。なお、ATAPIホスト13Bは、他の特化した機能として、DSP(Digital signal Processor)等の機能を有する場合であってもよい。
ATAPIホスト13Aには、図2に示すように、ATAPIバス14Aを介して第1のATAPIデバイスとしてのHDD装置22が接続されるとともに、このATAPIバス14Aに、バススイッチ25を介して第2のATAPIデバイスとしてのディスクドライブ装置23が接続される。
ここで、ディスクドライブ装置23は、ATAPI規格におけるマスターに設定されており、HDD装置22は、ATAPI規格におけるスレーブに設定されている。
また、ATAPIホスト13Bとディスクドライブ装置23は、上記ATAPIバス14Aとは異なるATAPIバス14Bによりバススイッチ26を介して接続される。
つまり、各ATAPIホスト13A,13Bに、それぞれ独立したATAPIバス14A,14Bを接続し、各ATAPIバス14A,14Bに、それぞれバススイッチ25,26を介してディスクドライブ装置23を接続している。
HDD装置22には、OS(operating system)やカーナビゲーション用の地図データ、圧縮されたオーディオデータ等が記録されている。
また、ディスクドライブ装置23は、例えば、DVDドライブ装置である。このDVDドライブ装置は、セットされたDVD−ROMやDVD−Video等のDVDに記録された複数のデータ形式のデータを読み出すことが可能である。ここで、DVD−ROMには、例えば、カーナビゲーション用の地図データ等の各種データが記録されており、DVD−Videoには、例えばMPEG方式でエンコードされた映画等の圧縮された動画データが記録されている。
これらバススイッチ25,26は、マイコン11のCPU15により制御される。つまり、バススイッチ25,26は、マイコン11のCPU15により出力されるバススイッチイネーブル信号に応じてハイインピーダンス、或いはローインピーダンスの状態に設定される。ここで、バススイッチ25,26がハイインピーダンスの状態のときはオフ状態であり、ディスクドライブ装置23がATAPIバス14A,14Bから切り離されることとなる。
また、バススイッチ25,26がローインピーダンスの状態のときはオン状態であり、ディスクドライブ装置23がATAPIバス14A,14Bに接続されることとなる。ここで、バススイッチ25,26は、いずれかのバススイッチ25(又は26)がローインピーダンス状態に設定されているとき、残りのバススイッチ26(又は25)がハイインピーダンス状態に設定される。つまり、2つのバススイッチ25,26のうち、1つのバススイッチ25(又は26)がローインピーダンス状態に設定され、残りのバススイッチ26(又は25)がハイインピーダンス状態に設定される。
ATAPIホスト13Aは、ATAPIバス14Aを介してHDD装置22やディスクドライブ装置23に接続されるインターフェース部31を備えており、このインターフェース部31には、マイコン11の制御の下、インターフェース部31を介してHDD装置22或いはディスクドライブ装置23からデータを読み出したり書き込んだりするデータ転送の処理を行う制御部32が接続されている。例えば、制御部32は、HDD装置22から地図データを読み出して、マイコン11に転送する制御や、HDD装置22から圧縮されたオーディオデータを読み出して、マイコン11に転送する制御、ディスクドライブ装置23にDVD−ROMがセットされている場合に、DVD−ROMからデータ(例えば、地図データ)を読み出して、HDD装置22にこの読み出したデータを書き込む(例えば、HDD装置22に記録されている地図データを更新する)制御等を行う。
ATAPIホスト13Bは、ATAPIバス14Bを介してディスクドライブ装置23に接続されるインターフェース部41を備えており、このインターフェース部41には、ディスクドライブ装置23から読み出されたDVD−Videoの圧縮された映像データを一時的に記憶するバッファ部42が接続される。このバッファ部42には、バッファ部42に送られた圧縮された映像データをデコードするデコーダ部43が接続される。このデコーダ部43には、マイコン11の制御の下、インターフェース部31を介してディスクドライブ装置23を制御するとともに、デコーダ部43によりデコードされた映像データを表示部20に転送する制御を行う制御部44が接続されている。
次に、データ転送装置10がカーナビゲーション装置として機能する場合について説明する。
この場合、マイコン11のCPU15は、ATAPIホスト13A,13Bのうち、ATAPIホスト13Aにディスクドライブ装置23を接続するように、各バススイッチ25,26を制御する。
CPU15は、まず、受信装置21からのデータに基いて自車両位置を判別する。また、CPU15は、ATAPIホスト13Aの制御部32に読み出しの要求を示す制御信号を送出する。ATAPIホスト13Aの制御部32は、HDD装置22を制御し、HDD装置22から地図データを読み出し、マイコン11のRAM17に転送するデータ処理を行う。
そして、CPU15は、RAM17に格納された地図データを処理し、システムバス12を介して表示部20に転送する。これによって、表示部20には、自車両位置を含む地図が表示される。
また、HDD装置22に記録されている地図データを更新する場合、制御部32は、ディスクドライブ装置23にセットされたDVD−ROMから地図データを読み出す制御を行い、ATAPIバス14Aを介してHDD装置22に転送し、HDD装置22に記録されている地図データを更新する制御を行う。
また、データ転送装置10がオーディオ装置として機能する場合について説明する。
マイコン11のCPU15は、カーナビゲーション装置として機能する場合と同様に、ATAPIホスト13A,13Bのうち、ATAPIホスト13Aにディスクドライブ装置23を接続するように、各バススイッチ25,26を制御する。
CPU15は、ATAPIホスト13Aの制御部32に読み出しの要求を示す制御信号を送出する。ATAPIホスト13Aの制御部32は、HDD装置22を制御し、HDD装置22からオーディオデータを読み出し、マイコン11のRAM17に転送するデータ処理を行う。
そして、CPU15は、RAM17に格納されたオーディオデータを処理し、システムバス12を介して音出力部19に転送する。これによって、音出力部19からは、オーディオデータに応じた音が出力される。
次に、データ転送装置10が、DVD−Videoを再生する再生装置として機能する場合について説明する。
この場合、マイコン11のCPU15は、ATAPIホスト13A,13Bのうち、ATAPIホスト13Bにディスクドライブ装置23を接続するように、各バススイッチ25,26を制御する。
CPU15は、ATAPIホスト13Bの制御部44に読み出しの要求を示す制御信号を送出する。ATAPIホスト13Bの制御部44は、ディスクドライブ装置23を制御し、ディスクドライブ装置23にセットされたDVD−Videoから動画データを読み出す制御を行う。
ディスクドライブ装置23によって読み出された動画データは、インターフェース部41を介してバッファ部42に一時的に記憶される。次いで、デコーダ部43は、このバッファ部43に記憶されている映像データをデコード処理し、制御部44は、このデコード処理された映像データを、システムバス12を介して表示部20に転送する。これによって、表示部20には、DVD−Videoに記録された映像が再生されることとなる。
ところで、本実施形態では、ディスクドライブ装置23をいずれか1台のATAPIホスト13A,13Bに択一的に接続するようにしている。つまり、操作部18によって、ディスクドライブ装置23を接続するいずれかのATAPIホスト13A,13Bを選択できるように構成されている(選択手段)。
例えば、DVD−ROMからデータを読み出し可能とする機能(カーナビゲーション装置としての機能、或いはオーディオ装置としての機能)と、DVD−Videoからデータを読み出して再生可能とする機能(再生装置としての機能)のうち、いずれかの機能を、操作部18により選択できるように構成されており、操作部18によりDVD−ROMからデータを読み出し可能とする機能が選択された場合には、CPU15は、ディスクドライブ装置23をATAPIホスト13Aに接続するようにバススイッチ25,26を制御し、DVD−Videoを再生可能とする機能が選択された場合には、CPU15は、ディスクドライブ装置23をATAPIホスト13Bに接続するようにバススイッチ25,26を制御する。
本実施形態では、マイコン11のCPU15は、ディスクドライブ装置23においていずれかのデータ形式のデータを読み出す際に、この読み出すデータの処理が可能なATAPIホスト13A,13Bにディスクドライブ装置23を接続するように、各バススイッチ25,26を制御する。具体的には、CPU15は、DVD−ROMのデータ形式のデータを読み出し可能とする際には、ATAPIホスト13Aにディスクドライブ装置23を接続するように各バススイッチ25,26を制御し、DVD−Videoのデータ形式のデータを読み出し可能とする際には、ATAPIホスト13Bにディスクドライブ装置23を接続するように各バススイッチ25,26を制御している。
以下、ROM16に記憶された制御プログラムに基くマイコン11及びATAPIホスト13A,13Bの制御動作について図3に示すフローチャートを参照しながら説明する。
まず、データ転送装置10の電源が投入された場合、マイコン11のCPU15は、ディスクドライブ装置23を予めATAPIバス14A(つまり、ATAPIホスト13A)に接続するとともに、ディスクドライブ装置23を残りのATAPIバス14B(つまり、ATAPIホスト13B)から切り離すように、各バススイッチ25,26を設定しておく(ステップS1)。例えば、データ転送装置10がカーナビゲーション装置として機能するように予め設定しておく。
具体的に説明すると、ディスクドライブ装置23をATAPIバス14Aに接続すべく、バススイッチ25を有効(ローインピーダンス状態)にするとともに、ディスクドライブ装置23をATAPIバス14Bから切り離すべく、バススイッチ26を無効(ハイインピーダンス状態)にする。
つまり、CPU15は、予め特定のデータ形式(本実施形態では、DVD−ROMのデータ形式)のデータの処理が可能な特定のATAPIホスト13Aにディスクドライブ装置23を接続するように各バススイッチ25,26を設定している。
これによって、通常は、DVD−ROMのデータの処理を行う特定のATAPIホスト13Aにディスクドライブ装置23が接続されることとなる。
次に、CPU15は、操作部18によって、DVD−Videoを再生する再生装置として機能するように選択された否かを判断する(ステップS2)。即ち、CPU15は、ディスクドライブ装置23において読み出すデータが、ATAPIホスト13Aで処理できないデータ形式を有するか否かを判断している。
DVD−Videoを再生する再生装置として機能するように選択されなかった場合(例えば、カーナビゲーション装置として機能するように選択された場合、或いは、オーディオ装置として機能するように選択された場合)、つまり、ATAPIホスト13Aで処理できるデータ形式の場合(ステップS2;No)、ディスクドライブ装置23がATAPIホスト13Aに接続されているので、ステップS1における初期状態からバススイッチ25,26の状態を変更する必要がない。従って、バススイッチ25,26をステップS1で設定した状態に保持しながら、ATAPIホスト13Aは、HDD装置22及びディスクドライブ装置23と通信でき、ディスクドライブ装置23を制御してDVD−ROMからデータを読み出したり、この読み出したデータをHDD装置22に書き込んだり、HDD装置22からデータ(例えば、地図データ、或いはオーディオデータ)を読み出したりする機能を実行することが可能となる(ステップS3)。そして、再びステップS2の判断に移行する。
DVD−Videoを再生する機能が選択された場合、つまり、ATAPIホスト13Aで処理できないデータ形式の場合(ステップS2;Yes)、CPU15は、当該データ形式のデータの処理が可能な他のホストコントローラであるATAPIホスト13Bにディスクドライブ装置23を接続するように各バススイッチ25,26を切り替える制御を行う。具体的には、マイコン11のCPU15は、ATAPIホスト13Aに対応するバススイッチ25を無効にするとともに、ATAPIホスト13Bに対応するバススイッチ26を有効にする制御を行う(ステップS4)。
次いで、ATAPIホスト13Bは、ディスクドライブ装置23を、ATAPIホスト13Bと通信可能となるように初期化する(ステップS5)。
そして、ATAPIホスト13Bは、ディスクドライブ装置23と通信可能となり、ディスクドライブ装置23にセットされたDVD−Videoを再生可能となるとともに、ATAPIホスト13Aは、HDD装置22と通信可能となり、HDD装置22からデータを読み出し可能となる(ステップS6)。
つまり、本実施形態によれば、ATAPIバス14A,14Bにバススイッチ25,26を介してディスクドライブ装置23を接続し、いずれか1つのバススイッチを有効にし、他のバススイッチを無効にする制御だけで、ディスクドライブ装置23を、いずれかのATAPIホスト13A,13Bに接続することができるので、例えば、それぞれのATAPIホスト13A,13Bに対応した台数のデバイス(ディスクドライブ装置)を接続する必要がなく、1台のディスクドライブ装置23を有効に活用することができる。そして、それぞれのATAPIホスト13A,13Bに対応した台数のデバイス(ディスクドライブ装置)を接続する必要がないので、省スペース化を図ることができ、データ転送装置10本体を小型化することができる。
また、DVD−Videoから読み出された圧縮された映像データをデコードする処理を、ATAPIホスト13Bのデコーダ部43により行うようにしたので、マイコン11のCPU15は、映像データをデコードする必要がなく、単にバススイッチ25,26を切り替えるだけでよい。そして、ATAPIホスト13Bの制御部44により、直接表示部20にデコードした映像データが転送されるので、マイコン11のCPU15にかかるデータ処理の負荷を低減することができる。従って、マイコン11のCPU15は、他のデータの処理速度が向上する。
更に、ATAPIホスト13Bにおいても、DVD−Videoの再生にかかるデータ処理以外のデータ処理を行う必要がないので、再生する映像のこま落ち等を抑制することができ、このATAPIホスト13Bにおいてディスクドライブ装置23から読み出したデータを滞りなく処理することができる。
次に、操作部18による選択が解除される場合として、ATAPIホスト13Bがディスクドライブ装置23より読み出した映像データの処理を終了した場合、つまり、DVD−Videoの再生が終了した場合、マイコン11のCPU15は、ディスクドライブ装置23を再びATAPIホスト13Aに接続するように各バススイッチ25,26を切り替える制御を行う。具体的には、マイコン11のCPU15は、ATAPIホスト13Aに対応するバススイッチ25を有効にし、ATAPIホスト13Bに対応するバススイッチ26を無効にする(ステップS7)。このとき、ATAPIホスト13Aは、ディスクドライブ装置23を、ATAPIホスト13Aと通信可能となるように初期化する。そして、ステップS2の処理に移行する。これによって、ディスクドライブ装置23は、再び特定のATAPIホスト13Aに接続されることとなる。
以上、一実施形態に基づいて本発明を説明したが、本発明は、これに限定されるものではない。
例えば、上記実施形態では、ステップS2における判断は、操作部18の操作によって、DVD−Videoを再生する再生装置として機能するように選択された否かを判断する場合について説明したが、これに限るものではなく、例えば、マイコン11のCPU15が、ディスクドライブ装置23にセットされたメディアがDVD−Videoであるか否かを判断するようにしてもよい。これによって、ユーザによる誤設定を回避することができる。
また、上記実施形態では、ステップS7において、自動的に選択が解除される場合について説明したが、これに限るものではなく、例えば、操作部18の操作によって選択が解除される場合であってもよい。
また、上記実施形態では、データ転送装置の制御プログラムをROM16に記憶している場合について説明したが、各種磁気ディスク、光ディスク、メモリカードなどの記録媒体に制御プログラムを予め記録し、これらの記録媒体から読み込み、インストールするように構成することも可能である。また、通信インターフェースを設け、インターネット、LANなどのネットワークを介して制御プログラムをダウンロードし、インストールして実行するように構成することも可能である。
また、上記実施形態では、データ転送装置が車両に搭載される場合について説明したが、これに限るものではなく、例えば、パーソナルコンピュータに搭載される場合であってもよい。
また、上記実施形態では、ホストコントローラとしてのATAPIホストが、2台の場合について説明したが、これに限るものではなく、3台以上であってもよい。
本発明に係るデータ転送装置におけるシステムバス側の機能的構成を示すブロック図である。 本発明に係るデータ転送装置におけるATAPIバス側の機能的構成を示すブロック図である。 マイクロコンピュータ及びATAPIホストの制御動作を示すフローチャートである。
符号の説明
10 データ転送装置
11 マイクロコンピュータ
13A,13B ATAPIホスト(ホストコントローラ)
14A,14B ATAPIバス(バス)
15 CPU(制御手段)
16 ROM
17 RAM
23 ディスクドライブ装置(デバイス)
25,26 バススイッチ

Claims (8)

  1. HDD装置とDVDドライブ装置とがバスを介して接続され、これらに記録された動画データ以外のデータを処理し、ナビゲーション機能またはオーディオ再生機能を実現する第1ホストコントローラと、
    動画データを処理し、動画再生機能を実現する第2ホストコントローラと、
    前記DVDドライブ装置に装着されたDVDのフォーマットが前記動画データを有するDVD−Videoである場合には、前記DVDドライブ装置と前記第1ホストコントローラとのバス接続を解除し、前記第2ホストコントローラにバス接続を変更する制御手段と、
    を有することを特徴とする車載機器。
  2. 請求項1に記載の車載機器において、
    前記制御手段は、前記DVD−VideoのフォーマットのDVDの再生が終了した場合には、前記DVDドライブ装置と前記第2ホストコントローラとのバス接続を解除し、前記第1ホストコントローラにバス接続を戻す、
    ことを特徴とする車載機器。
  3. 請求項1または2に記載の車載機器において、
    前記DVDドライブ装置に装着されたDVDのフォーマットがDVD−Videoであるか否かを判断する判断手段を有し、
    前記制御手段は、前記判断手段によって前記DVDドライブ装置に装着されたDVDのフォーマットがDVD−Videoであると判断された場合には、前記DVDドライブ装置と前記第1ホストコントローラとのバス接続を解除し、前記第2ホストコントローラにバス接続を変更する、
    ことを特徴とする車載機器。
  4. HDD装置とDVDドライブ装置とがバスを介して接続され、これらに記録された動画データ以外のデータを処理し、ナビゲーション機能またはオーディオ再生機能を実現する第1ホストコントローラと、動画データを処理し、動画再生機能を実現する第2ホストコントローラと、を備えた車載機器の制御方法であって、
    前記DVDドライブ装置に装着されたDVDのフォーマットが前記動画データを有するDVD−Videoである場合には、前記DVDドライブ装置と前記第1ホストコントローラとのバス接続を解除し、前記第2ホストコントローラにバス接続を変更する、
    ことを特徴とする車載機器の制御方法。
  5. HDD装置とDVDドライブ装置とがバスを介して接続され、これらに記録された動画データ以外のデータを処理し、ナビゲーション機能またはオーディオ再生機能を実現する第1ホストコントローラと、動画データを処理し、動画再生機能を実現する第2ホストコントローラと、を備えた車載機器の制御プログラムであって、
    前記DVDドライブ装置に装着されたDVDのフォーマットが前記動画データを有するDVD−Videoである場合には、前記DVDドライブ装置と前記第1ホストコントローラとのバス接続を解除し、前記第2ホストコントローラにバス接続を変更する、
    ことを特徴とする車載機器の制御プログラム。
  6. 請求項5に記載の車載機器の制御プログラムにおいて、
    前記制御手段は、前記フォーマットがDVD−VideoであるDVDの再生が終了した場合には、前記DVDドライブ装置と前記第2ホストコントローラとのバス接続を解除し、前記第1ホストコントローラにバス接続を戻す、
    ことを特徴とする車載機器の制御プログラム。
  7. 請求項5または6に記載の車載機器の制御プログラムにおいて、
    DVDドライブ装置に装着されたDVDのフォーマットがDVD−Videoであるか否かを判断する判断手段を有し、
    前記制御手段は、前記判断手段によって前記DVDドライブ装置に装着されたDVDのフォーマットがDVD−Videoであると判断された場合には、前記DVDドライブ装置と前記第1ホストコントローラとのバス接続を解除し、前記第2ホストコントローラにバス接続を変更する、
    ことを特徴とする車載機器の制御プログラム。
  8. 請求項5乃至7のいずれか1項に記載の制御プログラムを記録したことを特徴とするコンピュータ読取可能な記録媒体。
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