JP5175603B2 - コンテンツ再生装置、及び電子機器 - Google Patents

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Description

本発明は、コンテンツ再生装置、及び電子機器に関する。
映像や音声等のコンテンツを取り扱う映像音響機器は、コンテンツの再生機能や録画機能のみならず、通信機能や著作権管理機能等の多種多様な機能が求められている。例えば、青紫色半導体レーザーを使用する光ディスクの規格であるブルーレイディスク(Blu-ray Disc:登録商標)を再生するブルーレイディスクプレイヤーは、対話型のインタラクティブ機能等を実現するため、BD−J(Blu-ray Disc Java)等を搭載することが義務付
けられている。このようなソフトウェアを実行する環境を提供するものとして、ネットワーク等の各種コンポーネントが豊富に用意されているオープンソースのOSであるLinux(登録商標)等がある。なお、OSを実行する技術として、複数のOSを一台のコンピュータで実行する技術が提案されている(特許文献1や2を参照)。
特開平5−53833号公報 特開2004−46474号公報
組み込みOS(Embedded Operating System)で動作する電子機器は、内蔵されている
マイクロコンピュータが情報を一定時間内に処理し、動作することが求められる。これを実現するためのリアルタイムOSとして、例えば、ITRON(Industrial TRON)の仕
様に準拠したOS等が用いられている。
ここで、Linux等のオープンソースのOSを組み込みOSとして用いる場合、既に用意されている豊富なコンポーネントの活用による開発工数の大幅な削減等が期待できる半面、演算量の増加により起動開始から起動完了までの所要時間の増大等が懸念される。このような懸念は、車両に搭載される電子機器においても同様に発生し得る。他方、リアルタイムOSを映像音響機器の組み込みOSとして用いる場合、このような懸念はないものの、多種多様な機能を実現するためのコンポーネントを全て開発、改良等する必要があり、急速に発展する情報処理技術に追従することが困難である。家庭用電子機器であれば、電源がオフされてもメモリ等に電流を流し続けることでデータを保持し、電源がオンされた際の起動時間を短縮することが可能であるが、車両に搭載される電子機器の場合、車載バッテリの容量が有限であるため、待機時に電力を消費することは好ましくない。しかし、車両に搭載される電子機器の場合、コンビニエンスストアや銀行等に立ち寄ることにより車の電源がオンオフされ、家庭用電子機器よりも起動停止が頻繁に行われるため、その度に莫大な起動処理の待ち時間が発生することは煩わしい。
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、起動時の応答性を低下させることなく様々な情報処理への適応性を高めることが可能な技術を提供することを課題とする。
本発明は、上記課題を解決するため、少なくとも2つのプロセッサを設け、うち一つのプロセッサについては起動時間の早いオペレーティングシステムで動作するようにハードウェアを構成することにした。
詳細には、車両に搭載されるコンテンツ再生装置であって、コンテンツが記録された記録媒体のデータを読み取って処理するデバイス部と、コンピュータプログラムを実行する
ことで前記デバイス部の動作の制御と該デバイス部が読み取るデータの処理とを実行するプロセッサ部と、を備え、前記プロセッサ部は、前記デバイス部が読み取ったデータを処理するコンピュータプログラムを実行可能な第一のオペレーティングシステムが動作する第一のプロセッサと、前記デバイス部を起動するコンピュータプログラムを実行可能な第二のオペレーティングシステムが動作する第二のプロセッサであって、前記第一のプロセッサが前記第一のオペレーティングシステムの起動に要する時間よりも短い時間で該第二のオペレーティングシステムを起動する第二のプロセッサと、を有する。
車両に搭載される電子機器は、家庭等で用いられる電子機器よりも頻繁な起動停止がなされるため、起動時の即応性が求められる。ここで、記録媒体に記録されたデータを基にコンテンツを再生する場合、処理するデータの内容や処理方法の内容如何で処理に要する時間が変化する。このような処理時間の変化は、記録媒体に記録されるコンテンツデータの量やデータ処理を行うプログラムの規模等に起因するものであり、コンテンツの内容やバージョンアップされるコンピュータプログラムの内容如何で変動するものであるため、このような処理を司るプロセッサに時間的な予測可能性を求めることは難しい。しかしながら、このような処理を司るプロセッサは、時間的な予測可能性を供することは困難である反面、タスクの処理時間の拘束が無いため、様々な処理に柔軟に対応することが可能である。換言すると、情報処理の適応性を高めることが可能である。上記第一のプロセッサは、このような要求を実現するために設けられており、記録媒体によって内容が異なる様々なコンテンツのデータの処理を司る。第一のプロセッサは、このようなコンテンツのデータを処理する様々なコンピュータプログラムを実行可能な第一のオペレーティングシステムが動作するプロセッサである。なお、本発明でいうコンテンツとは、ユーザへ享受可能なあらゆる情報を示すものであり、例えば、映像や音声、ゲーム等である。また、上記デバイス部は、コンテンツが記録された記録媒体のデータを読み取って処理する単一のデバイス、または複数のデバイスを示すものであり、光ディスクを読み取る光ディスクドライブや通信インターフェース、コーデック等あらゆるデバイスを例示できる。なお、上記コンテンツ再生装置におけるデバイス部は、コンテンツが記録された記録媒体のデータを読み取って処理するものに限定しているが、本願でいうデバイス部とは、このような機能を実現するものに限定されるものでなく、プロセッサを含む電子機器において、プロセッサ以外の構成要素を示すものとしてデバイス部という文言を用いている。すなわち、本願でいうデバイス部とは、電子機器の構成要素のうちプロセッサ以外のものをいう。なお、本願においてプロセッサとは、コンピュータプログラムを実行可能なあらゆる電子回路を含む。
ところで、車両に搭載される電子機器は、起動停止が頻繁になされるために即応性が求められるところ、上記第一のプロセッサに起動時の即応性を要求することは情報処理の適応性を阻害する。すなわち、様々な情報処理に対応可能な第一のオペレーティングシステムは一般的にシステムが複雑な故、オペレーティングシステムを起動するのに多大な時間を要する。システムに起動時の即応性を要求する場合、このようなオペレーティングシステムの使用は好ましくないが、短時間で起動可能な簡素なオペレーティングシステムが多様な情報処理に対応することは難しい。そこで、上記コンテンツ再生装置は、このような要求を満たすため、第一のオペレーティングシステムよりも短い時間で起動できる第二のオペレーティングシステムが動作する第二のプロセッサを備える。このプロセッサは、デバイス部を短時間で起動するためのものであり、このような機能は、例えば、リアルタイムオペレーティングシステムの下で動作する第二のプロセッサでデバイス部の起動処理に係るコンピュータプログラムを実行することにより実現させることが可能である。これにより、いわゆる組み込みオペレーティングシステムの下で動作する電子機器のデバイスの制御に係る処理のうち、起動に係る処理に要する時間を短くすることが可能となり、起動時の応答性を低下させることなく様々な情報処理への適応性を高めることが可能となる。
また、前記第二のプロセッサは、前記第一のオペレーティングシステムよりも前記第二のオペレーティングシステムの方が起動に要する処理量が少ないことにより、前記第一のプロセッサが該第一のオペレーティングシステムの起動に要する時間よりも短い時間で該第二のオペレーティングシステムを起動するようにしてもよい。第一のオペレーティングシステムよりも第二のオペレーティングシステムの方が起動に要する処理量が少ないことにより、第二のプロセッサが第一のプロセッサよりも短時間でオペレーティングシステムを起動することが可能になる。
また、前記第一のプロセッサは、前記コンテンツ再生装置の電源がオンになると前記第一のオペレーティングシステムを起動したのち、前記デバイス部が読み取ったデータを処理するコンピュータプログラムを実行し、前記第二のプロセッサは、前記コンテンツ再生装置の電源がオンになると前記第二のオペレーティングシステムを起動したのち、前記デバイス部を起動するコンピュータプログラムを実行するようにしてもよい。これにより、デバイス部を制御するコンピュータプログラムが優先して実行されるため、デバイス部が読み取ったデータを処理するコンピュータプログラムが起動までに多大な時間を要するものであってもデバイス部を速やかに動作させることが可能となる。
また、前記第二のプロセッサは、前記第一のプロセッサが前記第一のオペレーティングシステムの起動を完了するよりも前に、前記第二のオペレーティングシステムを起動して前記デバイス部を起動するコンピュータプログラムを実行するようにしてもよい。これにより、デバイス部が読み取ったデータを処理するコンピュータプログラムが実行された際に記録媒体のデータの処理を速やかに開始することが可能になる。
ここで、前記デバイス部は、前記記録媒体のデータを読み取る読取装置を有し、前記第二のプロセッサは、前記コンテンツ再生装置の電源がオンになると前記第二のオペレーティングシステムを起動したのち、前記読取装置を起動するコンピュータプログラムを実行するようにしてもよい。
記録媒体のデータを読み取る読取装置は、データを読み取るための駆動機構類を要するため、係る駆動機構類の起動は速やかに行われる必要がある。データの処理の開始が遅延するからである。そこで、このようなコンテンツ再生装置としての起動速度に大きく影響を与える読取装置の起動処理を前記第二のプロセッサが実行することにより、いわゆる組み込みオペレーティングシステムの下で動作するコンテンツ再生装置の起動に要する時間を短くすることが可能となる。
また、前記デバイス部は、前記第一のプロセッサが処理したデータに基づいて前記コンテンツを再生する映像音響機器と通信する通信インターフェースを有し、前記第二のプロセッサは、前記コンテンツ再生装置の電源がオンになると前記第二のオペレーティングシステムを起動したのち、前記通信インターフェースを起動するコンピュータプログラムを実行するようにしてもよい。
車両に搭載されるコンテンツ再生装置は、操作面の面積等に制約があるため、車室内に設置される他の電子機器と操作部を共有することが多い。そこで、このような周辺装置である映像音響機器と通信インターフェースを介して協働する場合に、これら映像音響機器と通信するための通信インターフェースを速やかに起動することにより、これら映像音響機器との間における通信に齟齬が生じることを防ぐことが可能となる。なお、映像音響機器とは、上記コンテンツ再生装置と協働することで該コンテンツ再生装置がデータを処理したコンテンツを共有資源として活用することが可能な機器であり、例えば、コンテンツ再生装置の通信インターフェースとの間で一定時間内に通信回線が確立されることを要求する電子機器である。
また、前記第二のオペレーティングシステムは、リアルタイムオペレーティングシステムであってもよい。ここで、リアルタイムオペレーティングシステムとは、電子機器を構成する構成要素であるデバイスを制御する演算処理装置用のオペレーティングシステムのうちタスクを一定の時間内に処理するものをいう。このようなオペレーティングシステムの下で第二のプロセッサがタスクを実行することにより、起動処理に要する処理時間の予測可能性を供することが可能となる。
また、本発明は、所定の処理を実行するデバイス部と、コンピュータプログラムを実行することで前記デバイス部が実行する処理を制御するプロセッサ部と、を備え、前記プロセッサ部は、前記デバイス部が実行する処理を制御するコンピュータプログラムを実行可能な第一のオペレーティングシステムが動作する第一のプロセッサと、前記デバイス部を起動するためのコンピュータプログラムを実行可能な第二のオペレーティングシステムが動作する第二のプロセッサであって、前記第一のプロセッサが前記第一のオペレーティングシステムの起動に要する時間よりも短い時間で該第二のオペレーティングシステムを起動する第二のプロセッサと、を有する電子機器であってもよい。また、上記各コンテンツ再生装置の説明において記載の構成要素を適宜組み合わせても良い。
電子機器を構成する一または複数のデバイスの制御がプロセッサによって実行される場合に、様々な情報処理に柔軟に適応可能な第一のプロセッサと、起動時間の早いオペレーティングシステムで動作する第二のプロセッサとが協働してこれらデバイスの制御を司ることで、起動時の応答性を低下させることなく様々な情報処理への適応性を高めることが可能となる。
起動時の応答性を低下させることなく様々な情報処理への適応性を高めることが可能となる。
以下、この発明を実施するための最良の形態を例示的に説明する。以下に示す実施形態は例示であり、本発明はこれらに限定されない。
<システム構成>
図1は、本発明の一実施形態に係るコンテンツ再生装置を適用したBDプレイヤーシステム1(BD:Blu-ray Disc(登録商標))の概略構成を示す図である。図1に示すように、BDプレイヤーシステム1は、車両2に搭載されており、ホスト3とデッキ4で構成されている。ホスト3及びデッキ4は、車両2の電源と接続されており、ユーザ(乗員)が車両2のキースイッチ(アクセサリー電源スイッチ)をオンにすることにより電力が供給される。
ホスト3は、カーナビゲーション機能や映像音響機能をユーザに提供するメインユニットであり、図示しないディスプレイユニットやテレビアンテナ、スピーカ、GPSアンテナ(GPS:Global Positioning System)等に接続されている。また、ホスト3は、C
Dチェンジャ(CD:Compact Disc)や携帯式音楽プレイヤー等の周辺装置を接続可能なインターフェースを備えている。ホスト3は、ディスプレイユニットに各種操作画面を表示することでユーザ操作を受け付けることで、カーナビゲーション機能や映像音響機能の他、インターフェースに接続された各周辺装置の操作を受け付ける。
デッキ4は、映像や音響等のコンテンツを記録した記録媒体である光ディスクを再生するBDプレイヤーであり、ホスト3のインターフェースと接続されている。図1に示すよ
うに、デッキ4は、2つのCPU5A,B(Central Processing Unit)、メモリ、ホス
ト3と接続するための通信インターフェース6、BDやCD、DVD等の光ディスクを読み取り可能な光ディスクドライブ7を備える。
CPU5A,Bは、メモリに記録されたコンピュータプログラムを実行することにより、光ディスクドライブ7や通信インターフェース6といったデッキ4を構成する各デバイスを制御すると共に、光ディスクに記録されたデータの処理等を司る電子回路である。CPU5は、ユーザが車両2のキースイッチをオンにすると、CPU5内やメモリ等に記録された基本ソフトウェアであるOS(Operating System)のプログラムを読み込み、各デバイスの制御やデータの処理を実行するためのアプリケーションプログラムを実行する環境を構築する。なお、2つのCPU5A,Bは、それぞれ異なるOSのプログラムを読み込むように構成されており、CPU5Aが汎用OSであるLinux(登録商標)を、CPU5BがITRONに準拠したOSを読み込む。Linuxは、オープンソースのOSであり、インターネット等において提供されている豊富なコンポーネントプログラムをコンパイルすることにより、様々な機能を実現することが可能である。例えば、BDの規格であるBlu−rayでは、対話型のコンテンツを実現するためBD−J(BD−Java)(Java:登録商標)の実装を義務付けており、Linuxは、このようなプログラムの実行を可能にする。一方、ITRONは、タスクを規定の時間内に処理可能な、処理時間の予測可能性を提供することを主眼とするOS(以下、単にITRONという)の規格であり、タスクが規定の処理時間を守ることを最優先にするようにスケジューリング規則が定義されている。ITRONはLinuxよりもオペレーティングシステムの構成が簡素であり、起動に要する処理量が少ないことが特徴である。換言すると、起動時間が短いOSといえる。CPU5Bは、このような規格に準拠したITRONで動作することにより、CPU5Aよりも短時間で起動することが可能である。
通信インターフェース6は、ホスト3のインターフェースと通信回線で接続し、ホスト3とデッキ4との間でデータを交換する装置である。通信インターフェース6は、CPU5A,Bによって通信データのパケットの流れや通信回線の同期等が制御される。なお、CPU5A,Bが通信インターフェースの制御を実行する際のコンポーネントプログラム等はメモリに予め格納されている。
光ディスクドライブ7は、記録媒体であるBDやDVD、CD等の光ディスクに記録されたデータを読み取り可能な装置であり、光ディスクを回転させるスピンドルモータや光ピックアップを動かすアクチュエータ等の駆動機構類、光ピックアップで読み取った反射光を電気信号にするAFE(Analog Front End)、AFEのアナログ信号をデジタル信号に変換するDSP(Digital Signal Processor)等で構成される。光ディスクドライブ7は、CPU5A,Bによって制御される。なお、CPU5A,Bが光ディスクドライブ7の制御を実行するためのミドルウェア等はメモリに予め格納されている。なお、図2は、従来例のBDプレイヤーシステムの構成図である。図2に示すように、従来例に係るBDプレイヤーシステムでは、一つのCPUによってデッキが構成されている。
<処理フロー>
次に、デッキ4の処理フローについて説明する。図3はデッキ4を起動すると各CPU5で実行される処理のフロー図であり、図4は情報の流れを示すラダーシーケンスである。以下、図3及び4に基づいてデッキ4の処理フローについて説明する。なお、図3においては、従来例との起動時間の違いを判りやすく説明するため、従来例の処理の流れと併記するように処理フローを図示している。
(ステップS101)ユーザが車両2のキースイッチをオンにし、BDプレイヤーシステム1への電力の供給が開始されると、ホスト3とデッキ4は起動処理をそれぞれ開始す
る。すなわち、ユーザ操作によって電力の供給が開始されたデッキ4では、CPU5A、Bがメモリに記録されているアプリケーション(OSやミドルウェア等)の読み込みを開始する。これにより、CPU5AではLinuxの起動処理が開始され、CPU5BではITRONの起動処理が開始される。ここで、ITRONは、元々工業用途に限定して開発されたものであるためにLinuxよりも立ち上がり時間が早く、約500msec以内に立ち上がる。一方、Linuxは、汎用OSであるためにITRONよりも立ち上がり時間が遅く、起動を開始してからOSが立ち上がるまでに数秒ないし数十、あるいは数百秒の時間を要する。
(ステップS102)速やかにITRONが立ち上がったCPU5Bでは、次のような処理が実行される。なお、このとき、CPU5AではLinuxの起動処理がまだ実行されている。ITRONが立ち上がったCPU5Bは、メモリに格納されている通信インターフェース6の動作制御プログラムを読み込んで実行し、通信インターフェース6の起動処理を開始する。なお、このプログラムには目標とする処理時間が予め規定されており、CPU5Bは係る規定処理時間内に処理が完了するようにタスクをスケジューリングする。CPU5Bが通信インターフェース6の動作制御プログラムのタスクを完了すると、デッキ4の上位装置であるホスト3と通信インターフェース6との間で通信回線が確立される。これにより、ホスト3からの指令の受け付け等が可能な状態となり、各種コマンドやディスク情報の通知等が可能な状態となる。ホスト3と通信インターフェース6との間で通信回線が確立されたら、CPU5Bは、ホスト3に対してその旨を通知する。
(ステップS103)ホスト3との間で通信回線を確立したCPU5Bは、ホスト3側から送られるコマンド等の受け付けを開始すると共に、メモリに格納されている光ディスクドライブ7のミドルウェア等を読み込んで実行し、光ディスクドライブ7の初期化(例えば、スピンドルモータの起動開始や光ピックアップの位置の調整等)を開始する。なお、この時点でCPU5AのLinuxはまだ立ち上がっていないものとする。また、このプログラムには目標とする処理時間が予め規定されており、CPU5Bは係る規定処理時間内に処理が完了するようにタスクをスケジューリングする。CPU5Bが光ディスクドライブ7の制御プログラムのタスクを完了すると、光ディスクドライブ7における光ディスクの読み取り動作が可能な状態となる。
(ステップS104)光ディスクドライブ7の初期化を完了したCPU5Bは、メモリに格納されている光ディスクの位置情報や光ディスクの種類の判別を行うプログラムを読み込んで実行し、光ディスクドライブ7に挿入されているディスクの位置や種類の情報を取得する。CPU5Bは、取得した情報を通信インターフェース6を介してホスト3へ伝える。これにより、デッキ4を起動した際、速やかに処理を完了することが望ましいタスク(すなわち、通信インターフェースの起動処理や光ディスクドライブ7の起動処理等)の処理が迅速に行われる。
(ステップS105)CPU5Aは、Linuxの起動が完了したら、BDのコンテンツのデータを再生処理するアプリケーションを実行したり、BD−J等のアプリケーションを実行したりすることにより、BDのインタラクティブ機能等を実現する。なお、図5は、ホスト3から送られたコマンドの処理の流れを示すブロック図である。本ステップS105の処理が完了し、CPU5A,Bの両方のOSが立ち上がると、図5の実線で示すようなコマンドの流れが確立される。なお、CPU5AのOSが立ち上がるまでは図5の破線で示すように、コマンドの流れがバイパス制御される。ホスト3から光ディスクの再生等に係るコマンドを受けたらこれに係るミドルウェアで光ディスクドライブ7を制御する。例えば、図5に示すように、CPUに与える負荷が大きいBlu系の処理(すなわち、BD等、短波長で読みとる光ディスクの再生処理)をCPU5Aが、CPUに与える負荷が少ないRed系の処理(すなわち、CDやDVD等、長波長で読みとる光ディスクの
再生処理)をCPU5Bが司るように割り当てられている場合であって、ドライブ制御のミドルウェア管理をCPU5Aが行うことが前提となっている場合であっても、CPU5BがCPU5AのOSの立ち上がりを待たずしてRed系ミドルウェアを実行し、ドライブを制御することにより、CPU5AのOSの起動完了を待たずにディスクドライブの状態取得や通信路の確保が可能となる。なお、例えば、図6に示すように、ドライブ制御のミドルウェア管理をCPU5A,Bがそれぞれ独立して行うことが前提となっている場合、Red系ミドルウェアを管理するプログラムが直ちに実行されることにより、CPU5AのOSの起動完了を待つことなく、CDやDVDの再生等が可能である。また、例えば、図7に示すように、光ディスクドライブ7の制御等を司るアプリケーションと、ホスト3との通信を実行するアプリケーションとが別々のCPUで実行されるようにしても、Red系やBlu系のミドルウェアの起動完了を待つことなくホスト3との通信を行うことが可能である。
<効果>
以上、上記デッキ4によれば、Linuxのような汎用OSを電子機器の組み込みOSとして用いる場合であって、システムを構成するデッキ4以外の機器との間における早期の通信の確保等、ユニットの起動後所定時間内に直ちに既定の処理を完了する必要があるような場合に、ユニット起動時の応答性を低下させることなく、汎用OSを用いることによる開発工数の削減や改良等、情報処理の内容の変化に対する適応性を高めることが可能となる。すなわち、Linuxのような汎用OSで既に用いられているミドルウェア等のソフトウェア資源を有効活用可能にすることで、Blu−rayの仕様において搭載が義務付けられているインタラクティブ機能や通信機能等を容易に実現可能となる。また、ITRONのように起動時間が早く、また処理時間の予測可能性が高いOS上で、一定時間内の完了を要する処理が規定時間内に処理されることにより、操作性の向上やシステムを構成する他の機器との連携性を向上させることが可能となる。例えば、上位装置であるホスト3等、システムを構成する他の周辺機器類が、所定時間内に起動等の処理の応答を要求しているような場合に、組み込みOSの立ち上がり処理の遅延によるこれら他の周辺機器類との間の通信の齟齬を無くすことが可能となる。これにより、起動時間短縮等の観点から搭載されなかったアプリケーションを従来以上に多く搭載することが可能となり、より高度な機能を実現可能な電子機器を提供することが可能になる。このような効果は、頻繁に電源のオンオフが繰り返される機器に有効であり、特に車載環境へ適用される電子機器において極めて有用である。特に車載環境の場合、待機時に消費可能な電力が家庭用の民生機器に比べて大幅に制限される。このような、スタンバイモードにおいてCPUの完全な停止が求められるような使用環境に用いられる電子機器(例えば、ホスト3等)に本発明を適用すると、上記効果が極めて有効に発揮される。
<その他の適用例>
上記実施形態は、本発明をBDプレイヤーに適用した場合について説明したものである。しかし、本発明はこのような実施形態に限定されるものでなく、起動処理に即応性を要求されるあらゆる電子機器、例えば、ブレーキ操作等が行われた場合にアクチュエータを速やかに動作させる必要がある自動車等の輸送機器の動作を数値制御するコントロールユニット、アプリケーションのバージョンアップを実行中であっても所定の時間が経過したら炊飯釜のヒータをオフする必要がある炊飯ジャー、電子番組表(EPG)のデータを受信処理していても表示中の動画や音声の滑らかさが要求されるデジタルテレビジョン装置やBDレコーダ、HDDレコーダ、ゲームソフトや音楽再生ソフトを実行しつつも通信回線と定期的に接続して着信の有無を確認する必要がある携帯電話等に適用可能である。上記実施形態では、デッキ4を起動する際の処理を中心に説明していたが、一定時間内に処理を要するタスクはこのような起動処理に係るタスクに限られるものではなく、専用OSであるITRONの下で動作する上記CPU5Bは、通信インターフェース6や光ディスクドライブ7の起動処理の他、例えば、受信次第直ちにユーザに提供することが望ましい
緊急地震速報といった防災放送等に関する受信データの表示処理に係るタスクを処理するようにしてもよい。
BDプレイヤーシステムの概略構成図。 BDプレイヤーシステムの概略構成図(従来例)。 デッキ起動時の処理フロー図。 デッキ起動時の情報の流れを示すラダーシーケンス図。 コマンドの処理の流れを示すブロック図。 コマンドの処理の流れを示すブロック図。 コマンドの処理の流れを示すブロック図。
符号の説明
1・・・・・BDプレイヤーシステム
2・・・・・車両
3・・・・・ホスト
4・・・・・デッキ
5A,B・・CPU
6・・・・・通信インターフェース
7・・・・・光ディスクドライブ

Claims (8)

  1. 車両に搭載されるコンテンツ再生装置であって、
    コンテンツが記録された記録媒体のデータを読み取って処理するデバイス部と、
    コンピュータプログラムを実行することで前記デバイス部の動作の制御と該デバイス部が読み取るデータの処理とを実行するプロセッサ部と、
    通信回線を介して上位装置であるホストに接続して通信を行う通信インターフェースと、を備え、
    前記プロセッサ部は、
    前記デバイス部が読み取ったデータを処理するコンピュータプログラムを実行可能な第一のオペレーティングシステムが動作する第一のプロセッサと、
    前記デバイス部を起動するコンピュータプログラムを実行可能な第二のオペレーティングシステムが動作する第二のプロセッサであって、前記第一のプロセッサが前記第一のオペレーティングシステムの起動に要する時間よりも短い時間で該第二のオペレーティングシステムを起動する第二のプロセッサと、を有し、
    前記第二のプロセッサが、前記第二のオペレーティングシステムの起動後、前記第一のオペレーティングシステムの起動前に、前記通信インターフェースを制御して前記ホストとの通信回線を確立させ、前記ホストからの指令の受付及び前記ホストへの通知を可能とし、前記デバイス部の初期化処理を行わせ、前記デバイス部の初期化後、前記デバイス部から前記記録媒体の種類の情報を読み出し、前記通信インターフェースを介して前記ホストへ通知する、
    コンテンツ再生装置。
  2. 前記第二のプロセッサは、前記第一のオペレーティングシステムよりも前記第二のオペレーティングシステムの方が起動に要する処理量が少ないことにより、前記第一のプロセッサが該第一のオペレーティングシステムの起動に要する時間よりも短い時間で該第二のオペレーティングシステムを起動する、
    請求項1に記載のコンテンツ再生装置。
  3. 前記第一のプロセッサは、前記コンテンツ再生装置の電源がオンになると前記第一のオペレーティングシステムを起動したのち、前記デバイス部が読み取ったデータを処理するコンピュータプログラムを実行し、
    前記第二のプロセッサは、前記コンテンツ再生装置の電源がオンになると前記第二のオペレーティングシステムを起動したのち、前記デバイス部を起動するコンピュータプログラムを実行する、
    請求項1または2に記載のコンテンツ再生装置。
  4. 前記第二のプロセッサは、前記第一のプロセッサが前記第一のオペレーティングシステムの起動を完了するよりも前に、前記第二のオペレーティングシステムを起動して前記デバイス部を起動するコンピュータプログラムを実行する、
    請求項1から3の何れか一項に記載のコンテンツ再生装置。
  5. 前記デバイス部は、前記記録媒体のデータを読み取る読取装置を有し、
    前記第二のプロセッサは、前記コンテンツ再生装置の電源がオンになると前記第二のオペレーティングシステムを起動したのち、前記読取装置を起動するコンピュータプログラムを実行する、
    請求項1から4の何れか一項に記載のコンテンツ再生装置。
  6. 前記デバイス部は、前記第一のプロセッサが処理したデータに基づいて前記コンテンツを再生する映像音響機器と通信する通信インターフェースを有し、
    前記第二のプロセッサは、前記コンテンツ再生装置の電源がオンになると前記第二のオペレーティングシステムを起動したのち、前記通信インターフェースを起動するコンピュータプログラムを実行する、
    請求項1から5の何れか一項に記載のコンテンツ再生装置。
  7. 前記第二のオペレーティングシステムは、リアルタイムオペレーティングシステムである、
    請求項1から6の何れか一項に記載のコンテンツ再生装置。
  8. 記録媒体のデータを読み取って処理を実行するデバイス部と、
    コンピュータプログラムを実行することで前記デバイス部が実行する処理を制御するプロセッサ部と、
    通信回線を介して上位装置であるホストに接続して通信を行う通信インターフェースと、を備え、
    前記プロセッサ部は、
    前記デバイス部が実行する処理を制御するコンピュータプログラムを実行可能な第一のオペレーティングシステムが動作する第一のプロセッサと、
    前記デバイス部を起動するためのコンピュータプログラムを実行可能な第二のオペレーティングシステムが動作する第二のプロセッサであって、前記第一のプロセッサが前記第一のオペレーティングシステムの起動に要する時間よりも短い時間で該第二のオペレーティングシステムを起動する第二のプロセッサと、を有し、
    前記第二のプロセッサが、前記第二のオペレーティングシステムの起動後、前記第一のオペレーティングシステムの起動前に、前記通信インターフェースを制御して前記ホストとの通信回線を確立させ、前記ホストからの指令の受付及び前記ホストへの通知を可能とし、前記デバイス部の初期化処理を行わせ、前記デバイス部の初期化後、前記デバイス部から前記記録媒体の種類の情報を読み出し、前記通信インターフェースを介して前記ホストへ通知する、
    電子機器。
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