JPH10154125A - Dmaデータ転送装置および同装置を使用した動画像復号化装置並びにdmaデータ転送制御方法 - Google Patents

Dmaデータ転送装置および同装置を使用した動画像復号化装置並びにdmaデータ転送制御方法

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JPH10154125A
JPH10154125A JP8314844A JP31484496A JPH10154125A JP H10154125 A JPH10154125 A JP H10154125A JP 8314844 A JP8314844 A JP 8314844A JP 31484496 A JP31484496 A JP 31484496A JP H10154125 A JPH10154125 A JP H10154125A
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dma
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transfer
sets
data
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JP8314844A
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English (en)
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Hideki Yagi
秀規 八木
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F13/00Interconnection of, or transfer of information or other signals between, memories, input/output devices or central processing units
    • G06F13/14Handling requests for interconnection or transfer
    • G06F13/20Handling requests for interconnection or transfer for access to input/output bus
    • G06F13/28Handling requests for interconnection or transfer for access to input/output bus using burst mode transfer, e.g. direct memory access DMA, cycle steal

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Abstract

(57)【要約】 【課題】コンピュータシステムにおいて連続したDMA
データ転送を間断無く実行できるようにし、DVDに蓄
積されたMPEG2動画データを効率よくデコーダに転
送する。 【解決手段】メモリ上の複数の領域とDVDデコーダ間
における連続したDMA転送を行うときは、それら複数
の領域それぞれに対応する複数の開始メモリアドレスと
転送カウンタ値との組が、複数組のDMAレジスタセッ
ト301−1〜301−Nにそれぞれ設定される。それ
らDMAレジスタセットの内容が所定の順序で順次読み
込まれ、複数のDMAデータ転送がDMAコントローラ
304によって繰り返し実行される。一回のDMAデー
タ転送が終了すると、すぐに次のDMAレジスタセット
の内容に従った次のDMAデータ転送が開始され、連続
したDMAデータ転送を間断無く実行することが可能と
なる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はコンピュータシス
テムで使用されるDMAデータ転送装置および同装置を
使用した動画像復号化装置並びにDMAデータ転送制御
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、コンピュータ技術の発達に伴い、
いわゆるマルチメディア対応のパーソナルコンピュータ
が種々開発されている。この種のパーソナルコンピュー
タでは、テキストデータやグラフィックスデータの他
に、動画や音声データを再生することができる。
【0003】通常、動画データはMPEG1によって圧
縮符号化されてCD(Compact Disk)など
に記憶されており、その動画データのデコードおよび表
示再生には、専用の拡張ボードが使用されている。動画
データのデコードおよび表示再生を行う拡張ボードとし
ては、例えば、米シグマデザイン社の“REAL Ma
gic”が良く知られている。この“REAL Mag
ic”は、MPEG1の規格に準拠したビデオデコード
機能を有しており、デコードされた動画データは、フィ
ーチャコネクタを介してビデオカードから取り込まれた
VGAグラフィクスと合成されて表示される。
【0004】しかし、MPEG1の規格は、1.5Mb
ps程度のデータ転送速度を持つCDを使用することを
前提とした規格であり、映画などの大量の画像情報を含
む動画データを扱うと、画質の劣化などの問題が生じ
る。
【0005】そこで、最近では、CDの数倍乃至十数倍
程度のデータ転送速度を持つ新世代の蓄積メディアとし
てDVD(Digital Versatile Di
sk)が開発されている。DVDはMPEG2という動
画像符号化を使って、CDと同じ大きさの光ディスク
に、映画などの映像情報を高画質で記録できる新しいビ
デオディスク規格である。DVDの記録再生方法は、画
質と、容量に対する記録時間の双方を確保する観点か
ら、可変レート符号化の考えに基づいている。可変レー
ト符号化データのデータ量は、元の画像の画質に依存
し、動きの激しいシーンほどそのデータ量は増加する。
【0006】このDVDに蓄積された映像情報をパーソ
ナルコンピュータ上で再生する場合には、DVD−RO
Mからコンピュータの主記憶にデータを読み込み、そし
てそれをDVDデコーダに転送することが必要とされ
る。この場合、主記憶からDVDデコーダへのデータ転
送は、CPUの負荷を少なくするために、通常、DMA
(Direct Memory Access)データ
転送方式を用いて行われる。
【0007】DMAデータ転送は、データ転送を行うデ
ータ領域の開始メモリアドレスと、その領域のデータサ
イズを示す転送カウンタ値をDMAコントローラに対し
て設定した後、DMAデータ転送の開始をDMAコント
ローラに指示することによって開始される。DMAデー
タ転送の終了は、CPUへのハードウェア割り込み、も
しくはDMAコントローラの状態変化などに基づいて認
識される。主記憶上の他の領域のDMAデータ転送を連
続して行う場合には、最初のDMAデータ転送の終了が
検出された後、次にデータ転送を行うデータ領域の開始
メモリアドレスと、その領域のデータサイズを示す転送
カウンタ値をDMAコントローラに対して再び設定し、
そしてDMAデータ転送の開始をDMAコントローラに
指示することが必要となる。このようなDMA転送処理
の手順を図10に示す。
【0008】図10から分かるように、連続して複数の
領域のDMAデータ転送を行う場合には、1回のDMA
データ転送が終了してから次のDMAデータ転送が開始
されるまでに必ずいくらかの空白時間が生じてしまう。
図10では、タイミング(3)と(4)との間の時間が
空白時間となる。この空白時間の長さは、DMAデータ
転送が終了してから、CPUがそのDMA転送の終了を
認識して、次のデータ領域の開始メモリアドレスと転送
カウンタ値をDMAコントローラに対して再び設定する
までに要する時間である。
【0009】空白時間の長さは、その時のハードウェア
割り込みの状態やCPUの負荷状態によって一定ではな
く異なってくる。そして、その空白時間の長さによって
は、本来求めていたデータ処理が正常に行えない可能性
がでてくる。例えば、前述したMPEG2動画データの
ような高転送レートが必要なデータをDVDデコーダに
転送する場合には、DVDデコーダへのデータ転送が途
切れることになり、このデータ転送の途切れにより、再
生画像が乱れたり、コマ落ちが発生したり、あるいは復
号処理そのものが続行できなくなるという事態が生じ
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、従来の
DMAデータ転送方式で連続したDMAデータ転送を行
うと、DMAデータ転送が終了してから次のDMAデー
タ転送が開始されるまでに空き時間が生じる。このた
め、DVDに蓄積されたMPEG2動画データのような
高転送レートが必要なデータを従来のDMAデータ転送
方式で転送すると、DVDデコーダへのデータ転送が途
切れることになり、このデータ転送の途切れにより、再
生画像が乱れたり、コマ落ちが発生したり、あるいは復
号処理そのものが続行できなくなるという事態が生じる
という問題があった。
【0011】この発明はこのような点に鑑みてなされた
ものであり、連続したDMAデータ転送を間断無く実行
することが可能なDMAデータ転送装置および同装置を
使用した動画像復号化装置並びにDMAデータ転送制御
方法を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明は、コンピュー
タシステムのI/O装置に設けられ、前記コンピュータ
システムのメモリと前記I/O装置との間のDMAデー
タ転送を行うDMAデータ転送装置において、コンピュ
ータシステムのCPUによってプログラム可能な複数組
のDMA設定レジスタセットであって、各DMA設定レ
ジスタセットには、DMAデータ転送を行うべき開始メ
モリアドレス値およびデータ転送幅を示す転送カウント
値が設定される複数組のDMA設定レジスタセットと、
前記複数組のDMA設定レジスタセットを所定の順序で
順次参照してDMAデータ転送を繰り返し実行するDM
Aデータ転送手段であって、1つのDMA設定レジスタ
セットの内容に従うDMAデータ転送が終了したとき、
次のDMA設定レジスタセットの内容に従うDMAデー
タ転送を開始するDMAデータ転送手段とを具備するこ
とを特徴とする。
【0013】このDMAデータ転送装置はそれが搭載さ
れたI/O装置をバスマスタとして動作させるために使
用されるものであり、コンピュータシステムのメモリと
I/O装置との間のデータ転送をDMAモードで実行す
る。メモリ上の複数の領域とI/O装置間における連続
したDMA転送を行う場合には、それら複数の領域それ
ぞれに対応する複数の開始メモリアドレスと転送カウン
タ値との組が、複数組のDMA設定レジスタセットにそ
れぞれ設定される。そして、複数組のDMA設定レジス
タセットの内容が所定の順序で順次参照され、複数のD
MAデータ転送が繰り返し実行される。一回のDMAデ
ータ転送が終了すると、すぐに次のDMA設定レジスタ
セットの内容に従った次のDMAデータ転送が開始され
る。したがって、DMAデータ転送が終了してから次の
DMAデータ転送が開始されるまでに空き時間が生じる
ことが無くなり、連続したDMAデータ転送を間断無く
実行することが可能となる。
【0014】このため、DVDに蓄積されたMPEG2
動画データのような高転送レートが必要な動画データを
復号する動画像復号化装置に前述のDMAデータ転送装
置を設けて動画像復号化装置をバスマスタとして動作さ
せることにより、メモリからデコーダへのデータ転送が
途切れるといった不具合を解消することができ、動画デ
ータの復号及び再生を効率よく行うことが可能となる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照してこの発明の
実施形態を説明する。図1には、この発明の一実施形態
に係るパーソナルコンピュータのシステム構成が示され
ている。このシステムはデスクトップ型パーソナルコン
ピュータに対応するものであり、図示のように、PCI
バス10、CPU11、主メモリ(MEM)12、HD
D13、ATAPIまたはSCSIインタフェースから
構成されるDVDインターフェース16、オーディオコ
ントローラ17、DVDデコーダ18、マルチメディア
ディスプレイコントローラ19、およびビデオメモリ
(VRAM)20を備えており、MPEG2によって符
号化された動画データなどを格納したDVD−ROMド
ライブ21は、DVDインターフェース16に接続され
ている。
【0016】DVD−ROMドライブ21は、ディスク
両面で10GB程度の記憶容量を持つDVDに蓄積され
たデータストリームを、最大で10.08Mbpsの転
送レートで読み出す。DVDメディア上に記録されたデ
ータストリームには、固定長(2048バイト)のセク
タ毎にその読み出し時刻を示すSCR(システムクロッ
クリファレンス)が書かれており、そのSCRを基にデ
コーダにおけるデコードタイミングが制御される。
【0017】DVD−ROMドライブ21は、クロック
により時刻を計測しながら、そのタイムスタンプで指定
される時刻になったらそのセクタを10.8Mbpsの
転送レートで読み出す。
【0018】DVD−ROMドライブ21は、図2に示
されているように、光ディスクからなるDVDメディア
211と、モータ212と、ピックアップ213と、ピ
ックアップドライブ214と、サーボコントローラ21
5と、エラー検出および訂正のためのECC回路を含む
ドライブコントローラ216とから構成されている。モ
ータ212、ピックアップ213、ピックアップドライ
ブ214、サーボコントローラ215、およびドライブ
コントローラ216は、DVDメディア211を駆動
し、そのDVD2メディア211に記録されたデータを
読み出すためのドライブ装置として機能する。
【0019】DVDメディア211には、例えば、片面
で135分程度の映画を記録させることができる。この
映画の情報には、主映像(ビデオ)、32チャネルまで
の副映像(サブピクチャ)、および8チャネルまでの音
声(オーディオ)を含ませることができる。
【0020】MPEG2規格では、MPEG2で符号化
されたデータに、他の符号化データを含ませることがこ
とができ、それら符号化データは1本のMPEG2プロ
グラムストリーム(デジタルデータ列)として扱われ
る。
【0021】ビデオの符号化にはMPEG2を使用し、
サブピクチャおよびオーディオの符号化にはそれぞれラ
ンレングス符号化およびDOLBY AC3が使用され
る。この場合でも、それら符号化されたビデオ、サブピ
クチャ、およびオーディオは、1本のMPEG2プログ
ラムストリームとして扱われる。
【0022】MPEG2規格の符号化処理は可変レート
符号化であり、単位時間当りに記録/再生する情報量を
異ならせることができる。よって、動きの激しいシーン
ほど、それに対応するフレーム群を構成するMPEGス
トリームの転送レートを高くすることによって、高品質
の動画再生が可能となる。
【0023】このようなMPEG2の特徴を利用するた
めに、この実施形態では、図3に示すようなデータフォ
ーマットを用いて、映画情報をDVDメディア211に
記録している。
【0024】図3に示されているように、1本の映画情
報は、ファイル管理情報部とデータ部とから構成されて
おり、データ部は多数のデータブロック(ブロック#0
〜#n)を含んでいる。各データブロックの先頭にはD
SI(Disk SerhInformation)パ
ックがあり、DSIパックから次のDSIパックまでが
1つのデータブロックとなる。各DSIパックの記憶位
置は、ファイル管理情報部のディスクサーチマップ情報
によって管理されている。
【0025】1つのデータブロックは、ある一定時間例
えば、0.5秒の動画再生に必要な15フレーム分の情
報を構成するものであり、GOP(Group of
picture)に相当する。各データブロックには、
ビデオパック(VIDEOパック)、サブピクチャパッ
ク(S.Pパック)、およびオーディオパック(AUD
IOパック)が多重化されて記録されている。これらビ
デオパック(VIDEOパック)、サブピクチャパック
(S.Pパック)、およびオーディオパック(AUDI
Oパック)は、それぞれ符号化されたビデオ、サブピク
チャ、オーディオのデータ単位である。これらパックの
データサイズは前述のセクタサイズに相当するものであ
り固定であるが、1つのデータブロックに含ませること
ができるパック数は可変である。したがって、動きの激
しいシーンに対応するデータブロックほど、多数のビデ
オパックが含まれることになる。
【0026】ビデオパック、サブピクチャパック、およ
びオーディオパックは、それぞれヘッダ部とパケット部
(ビデオパケット、サブピクチャパケット、オーディオ
パケット)から構成されている。パケット部は、符号化
されたデータそのものである。ヘッダ部は、パックヘッ
ダ、システムヘッダ、パケットヘッダから構成されてお
り、パケットヘッダには、対応するパケットがビデオパ
ケットであるか、他のプライベートパケットであるかを
示すストリームIDが登録されており、プライベートパ
ケットがサブピクチャパケットかオーディオパケットで
あるかは、プライベートパケットの中のサブストリーム
IDによって識別される。
【0027】また、DVDでは、複数のシナリオの中で
ユーザによって指定されたシナリオに対応するシーン群
を選択して再生するマルチストーリー機能、および撮影
アングルが異なる複数の映像の中でユーザによって指定
されたアングルの映像を選択して再生するマルチアング
ル機能も有している。
【0028】これら機能は、マルチストーリーおよびマ
ルチアングルに対応する複数の映像それぞれを例えばデ
ータブロック単位などの単位で多重化しておき、ディス
クサーチマップ情報などによって各ストーリまたはアン
グル別にそのデータブロックの位置及びつながりを管理
することなどによって実現されている。
【0029】次に、図1のシステムの各ユニットについ
て説明する。CPU11は、このシステム全体の動作を
制御するものであり、システムメモリ(MEM)12に
格納されたオペレーティングシステムおよび実行対象の
アプリケーションプログラムを実行する。DVD−RO
Mドライブ21に記録されたデータの読み出し及び再生
は、CPU11にDVD制御ドライバを実行させること
によって実行される。
【0030】DVDインタフェース16は、HDDやC
D−ROMなどの周辺装置をPCIバス10に接続する
ための周辺インタフェースであり、この実施形態では、
DVD−ROMドライブ21との間のデータ転送を行
う。DVDインタフェース16によってDVD−ROM
ドライブ21から読み出されたデータはメモリ12に一
旦格納され、その後DVDデコーダ18に転送される。
【0031】オーディオコントローラ17は、CPU1
1の制御の下にサウンドデータの入出力制御を行うもの
であり、サウンド出力のために、PCM音源171、F
M音源172、マルチプレクサ173、およびD/Aコ
ンバータ174を備えている。マルチプレクサ173に
は、PCM音源171およびFM音源172からの出力
と、DVDデコーダ18から転送されるデジタルオーデ
ィオデータが入力され、それらの1つが選択される。な
お、このオーディオコントローラ17のD/Aコンバー
タに相当する機能はDVDデコーダにも設けられてお
り、オーディオコントローラ17を使用せずに、直接ア
ナログ音声信号を出力することもできる。
【0032】デジタルオーディオデータは、DVD−R
OMドライブ21から読み出されたオーディオデータを
デコードしたものである。DVDデコーダ18からオー
ディオコントローラ17へのデジタルオーディオデータ
の転送には、オーディオバス18aが用いられ、PCI
バス10は使用されない。従って、コンピュータシステ
ムの性能に影響を与えることなくデジタルオーディオデ
ータの高速転送が可能となる。
【0033】DVDデコーダ18は、CPU11の制御
の下に、メモリ12からMPEG22プログラムストリ
ームを読み出し、それをビデオ、サブピクチャ、および
オーディオパケットに分離した後、それらをそれぞれデ
コード処理し同期化して出力する。このDVDデコーダ
18は、例えばこのコンピュータシステムのPCI拡張
スロットに取り外し自在に装着できるPCI拡張カード
として実現されており、図示のように、トランザクショ
ン制御部201、FIFOバッファ202、およびMP
EG2デコーダ203を備えている。トランザクション
制御部201は、DVDデコーダ18をPCIバス10
上にトランザクションを発行するバスマスタ(イニシエ
ータ)として動作させるためのものであり、メモリ12
からのMPEG2プログラムストリームの読み出しをD
MA転送によって実行する。このMPEG2プログラム
ストリームはFIFOバッファ202を介してMPEG
2デコーダ203に送られ、そこで、ビデオ、サブピク
チャ、およびオーディオパケットへの分離と、それらの
デコード処理が行われる。
【0034】デコードされたオーディオデータは、前述
したようにデジタルオーディオデータとしてオーディオ
バス18aを介してオーディオコントローラ18aに転
送されたり、あるいは直接外部のDSPなどに出力され
る。デコードされたビデオおよびサブピクチャは合成さ
れて、デジタルYUVデータとしてディスプレイコント
ローラ19のデジタルYUV入力ポートに送られる。こ
の場合、DVDデコーダ18からディスプレイコントロ
ーラ19へのデジタルYUVデータの転送には、ビデオ
バス18bが用いられ、システムバス10は使用されな
い。従って、デジタルYUVデータの転送についても、
デジタルオーディオデータと同様に、コンピュータシス
テムの性能に影響を与えることなく高速に行うことがで
きる。
【0035】ビデオバス18bとしては、VESA規格
のVAFC(VESA Advanced Featu
re Connector)、VM−Channel
(VESA Media Channel)、またはS
3 LBPのインターフェースなどを利用することがで
きる。
【0036】また、DVDデコーダ18は、デジタルY
UVデータとオーディオデータをNTSC方式のTV信
号に変換してTV受像機の外部ビデオ入力に出力する機
能も有している。DVDデコーダ18からTV受像機へ
のTV信号の送信は、DVDデコーダ18のカードに設
けられたコネクタに、TV受像機への導出ケーブルを接
続することによって容易に行うことができる。
【0037】ディスプレイコントローラ19は、CPU
11の制御の下に、このシステムのディスプレイモニタ
として使用されるCRTディスプレイを制御するもので
あり、VGA仕様のテキストおよびグラフィクス表示の
他、動画表示をサポートする。
【0038】このディスプレイコントローラ19には、
図示のように、グラフィックス表示制御回路(Graphic
s)191、ビデオ表示制御回路192、マルチプレク
サ193、およびD/Aコンバータ194等が設けられ
ている。
【0039】グラフィックス表示制御回路191は、V
GA互換のグラフィックスコントローラであり、ビデオ
メモリ(VRAM)20に描画されたVGAのグラフィ
クスデータをRGBビデオデータに変換して出力する。
ビデオ表示制御回路192は、デジタルYUVデータを
貯えるビデオバッファ、及び同バッファに貯えられたY
UVデータをRGBビデオデータに変換するYUV−R
GB変換回路等をもつ。
【0040】マルチプレクサ193は、グラフィックス
表示制御回路191とビデオ表示制御回路192の出力
データの一方を選択、またはグラフィックス表示制御回
路191からのVGAグラフィクス上にビデオ表示制御
回路192からのビデオ出力を合成してD/Aコンバー
タ194に送る。D/Aコンバータ194は、マルチプ
レクサ194からのビデオデータをアナログRGB信号
に変換して、CRTディスプレイに出力する。
【0041】図4には、MPEG2デコーダ203の具
体的な構成が示されている。このMPEG2デコーダ2
03は、多重化されたビデオ、サブピクチャ、およびオ
ーディオのビットストリームを同期させてデコード再生
するために、ストリーム分離のためのシステムデコーダ
180と、ビデオ、サブピクチャ、およびオーディオに
対応する3つのデコーダ、すなわち、MPEG2ビデオ
デコーダ181、サブピクチャデコーダ182、および
オーディオデコーダ183を備えている。
【0042】MPEG2ビデオデコーダ181およびサ
ブピクチャデコーダ182には、それぞれデコード処理
などに使用されるRAM184,185が設けられてい
る。システムデコーダ180は、図3で説明したストリ
ームIDを利用して、受信したMPEGストリームをパ
ック毎にビデオ、サブピクチャ、およびオーディオに分
離する。MPEG2ビデオデコーダ181は、システム
デコーダ180によってMPEGストリームから取り出
されたビデオデータをデコードする。サブピクチャ、お
よびオーディオパックについては、それぞれサブピクチ
ャデコーダ182およびオーディオデコーダ183に送
られる。
【0043】サブピクチャデコーダ182は、MPEG
2ビデオデコーダ181によって分離されたサブピクチ
ャパックをデコードする。ここで実行されるデコード処
理の種類は、サブピクチャに施されている符号化処理、
つまりランレングス符号化に対応するものである。サブ
ピクチャデコーダ182によりデコードされたサブピク
チャは、MPEG2ビデオデコーダ181でデコードさ
れたビデオデータに合成された後、デジタルYUVデー
タとして出力される。サブピクチャの合成位置は、サブ
ピクチャパケットに付与されているヘッダ部に含まれる
位置情報によって決定される。
【0044】オーディオデコーダ183は、MPEG2
ビデオデコーダ181によって分離されたオーディオパ
ックをデコードする。ここで実行されるデコード処理の
種類は、オーディオデータに施されている符号化処理、
つまりDOLBY AC3に対応するものである。デコ
ードされたオーディオパケットは、デジタルオーディオ
データとして出力される。
【0045】デジタルYUVデータとデジタルオーディ
オデータは前述したようにディスプレイコントローラ1
9およびオーディオコントローラ17に送られ、またデ
ジタルYUVデータについてはNTSCインターフェー
ス186にも送られ、そこでコンポジット信号およびS
端子信号などのTV信号に変換される。
【0046】次に、図5を参照して、トランザクション
制御部201の構成を説明する。トランザクション制御
部201は、メモリ12からMPEG2デコーダ203
へのデータ転送をDMA転送モードによって行うもので
あり、複数組のDMAレジスタセット301−1,30
1−2,……,301−N、データ転送可/不可レジス
タ302、転送管理部303、およびDMAコントロー
ラ304から構成されている。
【0047】複数組のDMAレジスタセット301−
1,301−2,……,301−NはCPU11によっ
てリード/ライト可能なレジスタ群であり、各DMAレ
ジスタセットには、DMA転送のためのセットアップ情
報として、DMAデータ転送を行うべき主メモリ12上
の開始メモリアドレス値およびデータ転送幅を示す転送
カウント値がCPU11によって設定される。例えば、
主メモリ12上の複数の領域についてDMAデータ転送
を連続して行う場合には、それら複数の領域それぞれに
対応する複数組の開始メモリアドレス値および転送カウ
ント値が、DMAレジスタセット301−1,301−
2,……,301−Nにそれぞれ設定されることにな
る。
【0048】ここで、設定される開始メモリアドレス値
は物理メモリアドレスである。また、転送カウント値で
指定可能なデータ転送サイズの最大値は例えば1Mバイ
ト程度である。このデータ転送サイズは、物理的に連続
しているメモリ領域のデータサイズないであればよい。
このため、データ転送サイズをページサイズに対応して
規定することもできる。これは、CPU11は通常ペー
ジングによる仮想記憶をサポートしているためである。
【0049】データ転送可/不可レジスタ302はCP
U11によってリード/ライト可能なレジスタであり、
ここには、DMAレジスタセット301−1,301−
2,……,301−Nそれぞれについてそのレジスタセ
ットの内容に従ったDMAデータ転送の可否を指定する
複数のDMA転送制御ビットが設定される。
【0050】転送管理部303は、DMAデータ転送が
許可されているレジスタセットの内容を順番にDMAコ
ントローラ304に入力してDMAデータ転送を実行さ
せるためのものであり、データ転送可/不可レジスタ3
02の複数のDMA転送制御ビットを参照して、DMA
データ転送が許可されているレジスタセットを順番に選
択する。選択したレジスタセットの内容は最初のDMA
データ転送開始時にまずDMAコントローラ304に入
力され、次いで、そのレジスタセットで指定されたすべ
てのデータ転送が終了したときに、次のレジスタセット
の内容がDMAコントローラ304に入力される。
【0051】DMAコントローラ304は、入力された
レジスタセットの内容で指定される開始メモリアドレス
値と転送カウント値に基づいてメモリリードトランザク
ションを実行する。転送カウント値で指定されるデータ
サイズすべてのDMAデータ転送が完了すると、その状
態が転送管理部303で認識されて、データ転送可/不
可レジスタ302の該当するDMA転送制御ビットが不
可状態にリセットされると共に、CPU11に対するハ
ードウェア割り込みがDVDデコーダ18から出力され
る。
【0052】このトランザクション制御部201を利用
して行われるDMAデータ転送動作は、次の通りであ
る。データ転送を指示するソフトウェアである前述のD
VD制御ドライバは、DVD−ROMドライブ21から
メモリ12上にデータを読み込むと、メモリ12上のデ
ータ転送領域の各々のアドレスとサイズを各レジスタセ
ットに設定すると共に、転送可/不可を示すレジスタの
各セットに対応するビットを転送可に設定する。
【0053】データ転送管理部303は、ある1セット
に設定されている開始メモリアドレスと転送カウント値
をDMAコントローラ304に設定しDMAデータ転送
を開始する。このDMAデータ転送が終了したら次のレ
ジスタセットのアドレスとカウント値をDMAコントロ
ーラ304に対して設定しDMAデータ転送を開始させ
る。このようにして1回のDMAデータ転送が終了する
たびに順次、転送管理部303が次のレジスタセットの
設定をDMAコントローラ304に対して行う。一方、
DVD制御ドライバは、DMAデータデータ転送が終了
したレジスタセットに順次、次のDMAデータ転送をお
こなうデータ領域のアドレスと転送カウント値を設定
し、さらにそのレジスタセットに対応する転送可/不可
を示すレジスタのビットを転送可にする。
【0054】このようにすることによって、あるDMA
データ転送が終了してから次のDMAデータ転送を開始
するまでの時間は、限りなく0に近づくものとなり、デ
ータ転送の空白時間の長さにより発生する不具合を解消
することが可能となる。また、これによりデータ転送が
途切れることが無くなるため、FIFOバッファ202
の容量を小さくすることが可能となる。
【0055】図6には、複数のデータ領域のDMAデー
タ転送を連続的に実行する場合の動作タイミングが示さ
れている。図6において、タイミング(1)では、デー
タ転送すべき複数のデータ領域それぞれの開始メモリア
ドレス、転送カウント値がレジスタセット301−1,
301−2、……に設定される。例えば、ユーザが指定
した特定のアングルについての映像を再生する場合に
は、図6に示されているように、メモリ12上に連続的
に格納されたデータの中で特定のアングル(ここでは、
アングルA)に対応するデータ1,2,3,…の領域に
対応する先頭アドレス(アドレス1,アドレス2、アド
レス3…)とデータサイズ(カウンタ1,カウンタ2,
カウンタ3…)がレジスタセット301−1,301−
2,301−3…に設定される。
【0056】また、タイミング(1)では、データ転送
可/不可レジスタ302に対して、レジスタセット30
1−1,301−2,301−3…それぞれの転送を許
可するビットが設定される。
【0057】タイミング(2)では、レジスタセット3
01−1の内容に従ってアングルAのデータ1について
のDMAデータ転送が実行される。タイミング(3)で
は、アングルAのデータ1についてのデータ転送が終了
され、レジスタセット301−2の内容がDMAコント
ローラ304に入力される。タイミング(4)では、レ
ジスタセット301−2の内容に従ってアングルAのデ
ータ2についてのDMAデータ転送が実行される。
【0058】この後、アングルAのデータ2についての
DMAデータ転送が終了すると、同様にして、レジスタ
セット301−3の内容がDMAコントローラ304に
入力されて、アングルAのデータ3についてのDMAデ
ータ転送が実行されることになる。
【0059】次に、図8および図9を参照して、DVD
制御ドライバによる転送制御動作の手順を説明する。D
VD制御ドライバによる転送制御動作は、最初の転送開
始時に実行されるスタートルーチンと、1回数のDMA
転送が終了する度に実行される割り込みルーチンとによ
って実現されている。
【0060】以下では、トランザクション制御部201
に設けられているレジスタセットが301−1,301
−2の2組である場合を例示する。最初の転送開始時に
は、DVD制御ドライバは、図8のフローチャートに示
されているように、レジスタセット301−1に対する
アドレス、カウンタの設定(ステップS101)、レジ
スタセット301−2に対するアドレス、カウンタの設
定(ステップS102)を行い、この後、レジスタセッ
ト301−1,301−2それぞれに対応するデータ転
送を許可するビットをデータ転送可/不可レジスタ30
2に設定する(ステップS103)。
【0061】これにより、レジスタセット301−1の
内容に従ったDMAデータ転送が開始され、そのDMA
データ転送の終了時にCPU11にハードウェア割り込
みが入力される。そして、図9の割り込みルーチンが起
動される。
【0062】この割り込みルーチンは、まず、レジスタ
セット301−1で指定したDMA転送が終了している
か否かをデータ転送可/不可レジスタ302の該当する
ビットのデータ転送許可/不可の状態を基に判断し(ス
テップS201)、DMA転送が終了している場合に
は、レジスタセット301−1に次の領域のアドレス、
カウンタの設定(ステップS202)を行い、この後、
レジスタセット301−1で指定したDMA転送が終了
したことを示すステータスフラグをメモリ12上の作業
領域に設定する(ステップS203)。
【0063】この後、レジスタセット301−2につい
ても、同様の処理を行う。すなわち、割り込みルーチン
は、レジスタセット301−2で指定したDMA転送が
終了しているか否かをデータ転送可/不可レジスタ30
2の該当するビットのデータ転送許可/不可の状態を基
に判断し(ステップS204)、DMA転送が終了して
いる場合には、レジスタセット301−2に対してさら
に次の領域のアドレス、カウンタの設定(ステップS2
05)を行い、この後、レジスタセット301−2で指
定したDMA転送が終了したことを示すステータスフラ
グをメモリ12上の作業領域に設定する(ステップS2
06)。
【0064】そして、メモリ12上の作業領域に設定し
たレジスタセット301−1,301−2にそれぞれ対
応するステータスフラグの状態に合わせて、DMA転送
が終了しているレジスタセットに対応するDMA転送が
許可されるように、データ転送可/不可レジスタ302
へのビット設定を行う(ステップS207)。
【0065】このように、DVD制御ドライバの割り込
みルーチンはそれが実行される度に2つのレジスタセッ
トについての状態を調べて、それらレジスタセットそれ
ぞれ対する次の設定を行うように構成されている。これ
は、DVDデコーダ18からハードウェア割り込みが発
行されても、そのときのCPU11の負荷状態や他の割
り込みの発生状態などによってDVD制御ドライバの割
り込みルーチンが直ちに実行されるとは限らないので、
DVD制御ドライバの割り込みルーチンが実行された時
にはその時に処理し得るすべての設定を行っておくため
である。
【0066】以上のように、この実施形態においては、
トランザクション制御部201は、DVDデコーダ18
をバスマスタとして動作させるために、コンピュータシ
ステムのメモリ12とDVDデコーダ18との間のデー
タ転送をDMAモードで実行する。このDMAモードの
データ転送では、メモリ12上の複数の領域とDVDデ
コーダ18間における連続したDMA転送を行うとき
は、それら複数の領域それぞれに対応する複数の開始メ
モリアドレスと転送カウンタ値との組が、複数組のDM
Aレジスタセット301−1〜301−Nにそれぞれ設
定される。そして、DMAレジスタセット301−1〜
301−Nの内容が所定の順序で順次読み込まれ、複数
のDMAデータ転送がDMAコントローラ304によっ
て繰り返し実行される。この場合、一回のDMAデータ
転送が終了すると、すぐに次のDMAレジスタセットの
内容に従った次のDMAデータ転送が開始されるので、
DMAデータ転送が終了してから次のDMAデータ転送
が開始されるまでに空き時間が生じることが無くなり、
連続したDMAデータ転送を間断無く実行することが可
能となる。
【0067】このため、DVDに蓄積されたMPEG2
動画データを途切れること無く、DVDデコーダ18に
転送できるようになり、再生画像の乱れ、コマ落ちなど
を防止することができる。なお、図5の転送管理部30
3の機能をDMAコントローラ304自体に設けておく
こともできる。
【0068】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、連続したDMAデータ転送を間断無く実行すること
が可能となり、DVDに蓄積されたMPEG2動画デー
タのような高転送レートが必要なデータの転送を効率よ
く行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態に係るDMAデータ転送
装置を備えたコンピュータシステムの構成を示すブロッ
ク図。
【図2】同実施形態のシステムで使用されるDVD−R
OMドライブの構成を示すブロック図。
【図3】同実施形態のシステムで使用される動画データ
の記録形式の一例を示す図。
【図4】同実施形態のシステムで使用されるDVDデコ
ーダ内部に設けられたMPEG2デコーダの具体的な構
成の一例を示すブロック図。
【図5】同実施形態のシステムで使用されるDVDデコ
ーダ内部に設けられたトランザクション制御部の具体的
な構成の一例を示すブロック図。
【図6】図5のトランザクション制御部によるDMAデ
ータ転送処理動作を示すタイミングチャート。
【図7】図5のトランザクション制御部によって動画デ
ータがDVDデコーダに転送される様子を示す図。
【図8】同実施形態のシステムで使用されるDMAデー
タ転送処理の手順を示すフローチャート。
【図9】同実施形態のシステムで使用されるDMAデー
タ転送処理の手順を示すフローチャート。
【図10】従来のDMAデータ転送処理動作を示すタイ
ミングチャート。
【符号の説明】
10…システムバス、11…CPU、12…システムメ
モリ、16…ATAPIインタフェース、17…オーデ
ィオコントローラ、18…DVDデコーダ、19…マル
チメディアディスプレイコントローラ、20…ビデオメ
モリ、21…DVD−ROMドライブ、201…トラン
ザクション制御部、202…FIFOバッファ、203
…MPEG2デコーダ、301−1〜301−N…DM
Aレジスタセット、302…データ転送可/不可レジス
タ、303…転送管理部、304…DMAコントロー
ラ。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンピュータシステムのI/O装置に設
    けられ、前記コンピュータシステムのメモリと前記I/
    O装置との間のDMAデータ転送を行うDMAデータ転
    送装置において、 コンピュータシステムのCPUによってプログラム可能
    な複数組のDMA設定レジスタセットであって、各DM
    A設定レジスタセットには、DMAデータ転送を行うべ
    き開始メモリアドレス値およびデータ転送幅を示す転送
    カウント値が設定される複数組のDMA設定レジスタセ
    ットと、 前記複数組のDMA設定レジスタセットを所定の順序で
    順次参照してDMAデータ転送を繰り返し実行するDM
    Aデータ転送手段であって、1つのDMA設定レジスタ
    セットの内容に従うDMAデータ転送が終了したとき、
    次のDMA設定レジスタセットの内容に従うDMAデー
    タ転送を開始するDMAデータ転送手段とを具備するこ
    とを特徴とするDMAデータ転送装置。
  2. 【請求項2】 前記コンピュータシステムのCPUによ
    ってプログラム可能に構成され、前記複数組のDMA設
    定レジスタセットそれぞれについてそのレジスタセット
    の内容に従ったDMAデータ転送の可否を指定する複数
    のDMA転送制御情報が設定されるDMA制御レジスタ
    をさらに具備し、 前記DMAデータ転送手段は、 開始メモリアドレスおよび転送カウント値が入力される
    度、その入力された開始メモリアドレスおよび転送カウ
    ント値に従ったDMAデータ転送を実行するDMA実行
    手段と、 前記DMA制御レジスタの複数のDMA転送制御情報を
    順番に参照し、前記DMA実行手段によるDMAデータ
    転送が終了する度、DMAデータ転送が許可されている
    次のレジスタセットの内容を前記DMA実行手段に入力
    してDMAデータ転送を開始させる手段とを具備するこ
    とを特徴とする請求項1記載のDMAデータ転送装置。
  3. 【請求項3】 コンピュータシステムのI/O装置に設
    けられ、前記コンピュータシステムのメモリと前記I/
    O装置との間のDMAデータ転送を行うDMAデータ転
    送装置において、 コンピュータシステムのCPUによってプログラム可能
    な複数組のDMA設定レジスタセットであって、各DM
    A設定レジスタセットには、DMAデータ転送を行うべ
    き開始メモリアドレス値およびデータ転送幅を示す転送
    カウント値が設定される複数組のDMA設定レジスタセ
    ットと、 前記複数組のDMA設定レジスタセットを所定の順序で
    順次参照してDMAデータ転送を繰り返し実行するDM
    Aデータ転送手段であって、1つのDMA設定レジスタ
    セットの内容に従うDMAデータ転送が終了したとき、
    次のDMA設定レジスタセットの内容に従うDMAデー
    タ転送を開始するDMAデータ転送手段とを具備するD
    MAデータ転送装置の制御方法であって、 前記複数組のDMA設定レジスタセットに対して、複数
    組の開始メモリアドレス値および転送カウント値を設定
    し、 前記DMAデータ転送手段によるDMAデータ転送が終
    了したとき、その終了したDMAデータ転送に対応する
    DMA設定レジスタセットに対して新たな開始メモリア
    ドレス値および転送カウント値を設定することを特徴と
    するDMAデータ転送制御方法。
  4. 【請求項4】 コンピュータシステムのI/O装置に設
    けられ、前記コンピュータシステムのメモリと前記I/
    O装置との間のDMAデータ転送を行うDMAデータ転
    送装置において、 コンピュータシステムのCPUによってプログラム可能
    な複数組のDMA設定レジスタセットであって、各DM
    A設定レジスタセットには、DMAデータ転送を行うべ
    き開始メモリアドレス値およびデータ転送幅を示す転送
    カウント値が設定される複数組のDMA設定レジスタセ
    ットと、 前記コンピュータシステムのCPUによってプログラム
    可能に構成され、前記複数組のDMA設定レジスタセッ
    トそれぞれについてそのレジスタセットの内容に従った
    DMAデータ転送の可否を指定する複数のDMA転送制
    御情報が設定されるDMA制御レジスタと、 開始メモリアドレスおよび転送カウント値が入力される
    度、その入力された開始メモリアドレスおよび転送カウ
    ント値に従ったDMAデータ転送を実行するDMA実行
    手段と、 前記DMA制御レジスタの複数のDMA転送制御情報を
    順番に参照し、前記DMA実行手段によるDMAデータ
    転送が終了する度、DMAデータ転送が許可されている
    次のレジスタセットの内容を前記DMA実行手段に入力
    してDMAデータ転送を開始させる手段とを具備するD
    MAデータ転送装置の制御方法であって、 前記複数組のDMA設定レジスタセットに対して、複数
    組の開始メモリアドレス値および転送カウント値を設定
    し、 開始メモリアドレス値および転送カウント値を設定した
    DMA設定レジスタセットに従ったDMAデータ転送の
    許可を示すDMA転送制御情報を、前記DMA制御レジ
    スタに設定し、 前記DMAデータ転送手段によるDMAデータ転送が終
    了したとき、その終了したDMAデータ転送に対応する
    DMA設定レジスタセットに対して新たな開始メモリア
    ドレス値および転送カウント値を設定し、 前記新たな開始メモリアドレス値および転送カウント値
    を設定したDMA設定レジスタセットに従ったDMAデ
    ータ転送の許可を示すDMA転送制御情報を、前記DM
    A制御レジスタに設定することを特徴とするDMAデー
    タ転送制御方法。
  5. 【請求項5】 デジタル圧縮符号化された動画像データ
    を蓄積した蓄積メディアからコンピュータシステムのメ
    モリ上に読み込まれた動画像データを、DMAデータ転
    送によって前記メモリから読み出して復号する動画像復
    号化装置において、 動画像データを復号化するデコーダと、 前記コンピュータシステムのCPUによってプログラム
    可能な複数組のDMA設定レジスタセットであって、各
    DMA設定レジスタセットには、DMAデータ転送を行
    うべき開始メモリアドレス値およびデータ転送幅を示す
    転送カウント値が設定される複数組のDMA設定レジス
    タセットと、 前記複数組のDMA設定レジスタセットを所定の順序で
    順次参照してDMAデータ転送を繰り返し実行し、前記
    メモリ上の動画像データを前記デコーダに転送するDM
    Aデータ転送手段であって、1つのDMA設定レジスタ
    セットの内容に従うDMAデータ転送が終了したとき、
    次のDMA設定レジスタセットの内容に従うDMAデー
    タ転送を開始するDMAデータ転送手段とを具備するこ
    とを特徴とする動画像復号化装置。
  6. 【請求項6】 前記コンピュータシステムのCPUによ
    ってプログラム可能に構成され、前記複数組のDMA設
    定レジスタセットそれぞれについてそのレジスタセット
    の内容に従ったDMAデータ転送の可否を指定する複数
    のDMA転送制御情報が設定されるDMA制御レジスタ
    をさらに具備し、 前記DMAデータ転送手段は、 開始メモリアドレスおよび転送カウント値が入力される
    度、その入力された開始メモリアドレスおよび転送カウ
    ント値に従ったDMAデータ転送を実行するDMA実行
    手段と、 前記DMA制御レジスタの複数のDMA転送制御情報を
    順番に参照し、前記DMA実行手段によるDMAデータ
    転送が終了する度、DMAデータ転送が許可されている
    次のレジスタセットの内容を前記DMA実行手段に入力
    してDMAデータ転送を開始させる手段とを具備するこ
    とを特徴とする請求項5記載の動画像復号化装置。
  7. 【請求項7】 前記蓄積メディアには、互いにアングル
    が異なる複数の映像データが所定のデータブロック単位
    で1つの動画像データストリームに多重化されて蓄積さ
    れており、 前記メモリに読み込まれた動画像データストリームの中
    で、復号化対象の所定のアングルの映像データに関する
    ブロックデータのみが連続して前記デコーダに転送され
    るように、前記メモリ上における前記所定アングルの映
    像データについての各ブロックデータの格納位置に基づ
    いて、前記複数組のDMA設定レジスタセットに対する
    開始メモリアドレスおよび転送カウント値の設定を制御
    する手段とをさらに具備することを特徴とする請求項5
    記載の動画像復号化装置。
JP8314844A 1996-11-26 1996-11-26 Dmaデータ転送装置および同装置を使用した動画像復号化装置並びにdmaデータ転送制御方法 Pending JPH10154125A (ja)

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US08/976,507 US6111592A (en) 1996-11-26 1997-11-24 DMA data transfer apparatus, motion picture decoding apparatus using the same, and DMA data transfer method

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